JPH1031597A - ソフトウェア試験装置 - Google Patents

ソフトウェア試験装置

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JPH1031597A
JPH1031597A JP8186319A JP18631996A JPH1031597A JP H1031597 A JPH1031597 A JP H1031597A JP 8186319 A JP8186319 A JP 8186319A JP 18631996 A JP18631996 A JP 18631996A JP H1031597 A JPH1031597 A JP H1031597A
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process number
order display
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JP8186319A
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Inventor
Naonori Kato
尚玄 加藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ソフトウェアの実行結果をソフトウェアの仕
様と比較して検証する際、実行結果を直感的に認識する
のが難しく作業効率が低かった。 【構成】 ソフトウェアの実行結果を表す全順序表示の
メッセージシーケンスを、半順序表示のメッセージシー
ケンスに変換する機能を設けたことにより、作成された
ソフトウェアが仕様通りに実行されたか否かを同形式の
メッセージシーケンスとして比較することが可能にな
り、直感的な検証作業を実現できる作業効率に優れたソ
フトウェア試験装置を得ることができる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、作成されたソフト
ウェアの機能確認及び問題解析に用いて好適なソフトウ
ェア試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実際に作成されたソフトウェアが
仕様通りに作成されているか否かを確認する方法として
次のものが知られている。この方法は、ソフトウェアの
プロセス動作に着目し、プロセス間で送受されるメッセ
ージ信号の送受信時刻の関係を時系列にモニタ画面上に
表示するものである。以下、複数のメッセージ信号の送
受信を時系列で表したものをメッセージシーケンスと呼
ぶことにする。
【0003】図2に、かかるメッセージシーケンスの一
例を示す。ソフトウェアのあるプロセスから他のプロセ
スに対するメッセージ信号の送信指示が出された場合、
ソフトウェアは、他のプロセスに対して当該送信処理を
行うと共に、メッセージ信号の送出時刻とメッセージ信
号の受信時刻のメッセージシーケンスへの割り付け処理
を行う。
【0004】これを視覚的に表したのがメッセージシー
ケンス図であり、ソフトウェアはこれをモニタ画面上に
表示する。なお、作成されたメッセージシーケンスは全
てのメッセージの送受信時刻の関係を表したものであ
り、以下、これを全順序表示のメッセージシーケンスと
呼ぶ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】問題は、ソフトウェア
の仕様を記述したメッセージシーケンスと、ソフトウェ
アの実行結果を表示するメッセージシーケンスとでは、
その表示方法が異なる点である。なお、前者の表示を半
順序表示と呼び、後者の表示を全順序表示と呼ぶ。
【0006】すなわち、全順序表示では、前述したよう
に、メッセージシーケンスに割り付けたメッセージ信号
の送出時刻とメッセージ信号の受信時刻とに基づいて、
全てのメッセージの送受信時刻の関係が表示されるのに
対し、半順序表示では、単一プロセスのメッセージ信号
の送受信時刻の関係とメッセージ信号の受信時刻は同じ
メッセージ信号の送信時刻より後であるという関係しか
表示されない。
【0007】両者の違いを、図3を例に説明する。図3
(a)は、ソフトウェア作成前のソフトウェアの仕様を
表した半順序表示のメッセージシーケンスである。ま
た、図3(b)、(c)、(d)は、ソフトウェア作成
後のソフトウェアを実行した結果、プロセス間で送受さ
れるメッセージ信号に実際の時刻を割り当てて全順序表
示したメッセージシーケンスを表している。なお、図3
(b)、(c)、(d)は、図としてはそれぞれ異って
いるが、いずれも図3(a)に示す半順序表示のメッセ
ージシーケンスに適合するものである。
【0008】この違いを、送出時刻と受信時刻の関係式
で説明する。なお、メッセージmiの出力時刻をo(m
i)、入力時刻をi(mi)という記法で書くものとす
る。このとき、図3(a)の関係は、o(m1)<i
(m1)、o(m1)<o(m2)、o(m2)<i
(m2)を表しているにすぎない。
【0009】ここで、プロセスA、B、C(proc_A,pro
c_B,proc_C)に共通な時間軸を導入したとすると、図3
(a)は、実時間で次の3つの場合となる。すなわち、
図3(b)、(c)、(d)においては、図3(a)の
関係式と同じ、o(m1)<i(m1)、o(m1)<
o(m2)、o(m2)<i(m2)が成り立つのに加
え、更に、次の関係が成り立つことになる。
【0010】まず、図3(b)の場合は、i(m1)<
o(m2)が成り立つ。また同じく、図3(c)の場合
は、i(m1)>o(m2)、i(m1)<i(m2)
が成り立つ。さらに、図3(d)の場合は、i(m1)
>o(m2)、i(m1)>i(m2)が成り立つ。
【0011】ここで、図3(b)に着目すると、その関
係式より、例えば、i(m1)<o(m2)、かつ、o
(m2)<i(m2)ならばi(m1)<i(m2)が
分かり、∀a、b∈Rに対して、aRb∪bRa(a、
bはメッセージの送受信時刻、Rは大小関係)が分か
る。このように、全てのプロセスに共通な時間軸を導入
して全順序表示を行うと、全てのメッセージ送受信時刻
の前後関係が明確になり、全てのメッセージ送受信時刻
が全順序関係となる。
【0012】ところが、図3(d)の様な表示の場合に
は、かかる全順序表示のメッセージシーケンスが、図3
(a)に示すソフトウェア仕様の半順序表示のメッセー
ジシーケンスに対応するものであることを直観的に認識
することが難しく、両メッセージシーケンスの対応付け
作業が非効率にならざるを得なかった。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来システムに比して、ソフトウェアの機能確認や
問題解析を効率的に行うことができるソフトウェア試験
方法及びシステムを提案しようとものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明においては、(1) ソフトウェアの実行時、あ
るプロセスから他のプロセスに対して送出されたメッセ
ージ信号の送出時刻と受信時刻をメッセージシーケンス
に割り付けて格納する機能と、(2) 複数のメッセージ信
号について得た送受信時刻の関係から全順序表示のメッ
セージシーケンスを生成する機能と、(3) 全順序表示の
メッセージシーケンスを、半順序表示のメッセージシー
ケンスに変換する機能とを、ソフトウェア試験装置に設
ける。
【0015】本発明のソフトウェア試験装置において
は、ソフトウェアの実行結果が全順序表示のメッセージ
シーケンスだけでなく、半順序表示のメッセージシーケ
ンスとしても確認できるようになるので、作成されたソ
フトウェアが仕様通りに実行されたか否かを同形式のメ
ッセージシーケンスとして比較することができ、直感的
な検証作業を進めることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(A)第1〜第4の実施形態に共通の基本概念 本実施形態に係るソフトウェア試験システムは、作成し
たソフトウェアの実行結果を、全順序表示のメッセージ
シーケンスから半順序表示のメッセージシーケンスに変
換して表示できるようにする。
【0017】かかる機能により、作業者による、同一表
現形式(半順序表示)でのメッセージシーケンスの比較
を実現し、直感的な比較検証作業により作業効率の向上
を図っている。
【0018】このため、本実施形態に係るソフトウェア
試験システムにおいては、作成したソフトウェアの実行
の際、あるプロセスから他のプロセスに対するメッセー
ジ信号の送信指示が出された場合に有効な機能として次
の4つの機能を設けている。
【0019】(1) メッセージ信号の送出時刻とメッセー
ジ信号の受信時刻をメッセージシーケンスに割り付ける
際、それらを基にしたメッセージシーケンスを視覚的に
表した全順序表示のメッセージシーケンスをCRT上に
表示する機能(以下、全順序表示の機能と呼ぶ)。
【0020】(2) 実行結果の全順序表示のメッセージシ
ーケンスを半順序表示のメッセージシーケンスに変換表
示する機能(以下、全順序から半順序への変換機能と呼
ぶ)。 (3) 既に実行された過去のメッセージシーケンスをファ
イルに格納し、再びファイルから読み出して表示する機
能(以下、シーケンスデータのファイル入出力の機能と
呼ぶ)。
【0021】(4) 表示するメッセージシーケンスの範囲
を設定する機能(以下、シーケンス表示範囲設定機能と
呼ぶ)。
【0022】(B)各実施形態間の関係 なお、かかる4つの機能については、各実施形態で分説
することにし、第1の実施形態では、全順序表示の機能
(1) と全順序から半順序への変換機能(2) について説明
する。
【0023】また、第2の実施形態では、第1の実施形
態で説明した全順序表示の機能(1)と全順序から半順序
への変換機能(2) を使用して行うソフトウェアの検証処
理を説明する。
【0024】さらに、第3の実施形態では、第1の実施
形態で説明した全順序表示の機能(1) と全順序から半順
序への変換機能(2) を使用して、シーケンスデータのフ
ァイル入出力の機能(3) について説明する。
【0025】第4の実施形態では、第1の実施形態で説
明した全順序表示の機能(1) と全順序から半順序への変
換機能(2) を使用して、シーケンス表示範囲設定機能
(4) について説明する。
【0026】(C)ソフトウェア試験システムの基本構
成 ここでは、各実施形態で各機能について説明するのに先
立ち、ソフトウェア試験システムの基本構成を説明す
る。このソフトウェア試験システムは、例えば、入力装
置や処理装置や記憶装置(補助記憶装置を含む)や出力
装置を備えたワークステーション等の情報処理装置上に
構築されるが、機能的に表すと、図1のブロック図のよ
うになる。
【0027】図1に示すように、ソフトウェア試験シス
テムは、ワークステーション4、キーボード1、マウス
2、CRT21、ネットワークインターフェース8、通
話路系シミュレータ7、呼端末3の7つから構成されて
いる。
【0028】このうち、ワークステーション4は、さら
に、ソフトウェア10、ソフトウェア実行部(シミュレ
ータ)11、ソフトウェア実行管理部12、シーケンス
図管理部13、メッセージデータ蓄積部14、表示用メ
ッセージデータ抽出部15、メッセージデータ変換部1
6、シーケンス図表示部17、表示用メモリ18、メッ
セージデータ用の記憶装置9、メッセージデータ用メモ
リ19からなり、これら各部の関連動作により、本実施
形態に特有な機能を実現している。
【0029】図4に、中でも中心的な役割を果たすメッ
セージデータ用メモリ19の構成を示す。メッセージデ
ータ用メモリ19は、可変のメモリ領域であるメッデー
ジデータメモリ領域100、固定のメモリ領域であるメ
ッセージデータ書き込みポインタ101、メッセージデ
ータ検索ポインタ102、表示開始ポインタ103、表
示終了ポインタ104、変換用書き込みポインタ105
からなる。
【0030】ここで、メッセージデータメモリ領域10
0は、1つのアドレスに対して、メモリアドレス11
0、メッセージ番号111、送出時刻112、送出プロ
セス番号113、受信時刻114、受信プロセス番号1
15、全順序表示送信X座標116、全順序表示送信Y
座標117、全順序表示受信X座標118、全順序表示
受信Y座標119、半順序表示送信X座標120、半順
序表示送信Y座標121、半順序表示受信X座標12
2、半順序表示受信Y座標123を記録し、各種機能の
実現に大きな役割を果たしている。
【0031】図5及び図6に、かかる構成のソフトウェ
ア試験システムの構成を用いて実現される表示例を説明
する。
【0032】図5は、現在実行中のソフトウェアのプロ
セス間で送受信されるメッセージ信号について送信時刻
を割り付ける方法で作成された全順序表示のメッセージ
シーケンスと、この全順序表示メッセージシーケンスを
本発明の変換方法で変換してなる半順序表示のメッセー
ジシーケンスとを同時に表示したモニタ画面例である。
【0033】また、図6は、既に実行が終了したソフト
ウェアのプロセス間で送受信されるメッセージ信号を送
信時刻を割り付ける方法で作成された全順序表示のメッ
セージシーケンスのデータをメッセージデータ用の記憶
装置9から読み出し、これを本発明が定めた変換方法で
変換した半順序表示のメッセージシーケンスとして表示
したモニタ画面例である。
【0034】(D)第1の実施形態 以下、図面について、本発明の第1の実施形態を説明す
る。この実施形態では、前述した図1のソフトウェア試
験システムによる全順序表示の機能(1) 及び全順序から
半順序への変換機能(2) の実現を説明する。
【0035】(D−1)ソフトウェア実行部11の動作 まず、図1で、キーボード1又はマウス2を用いた画面
上の操作によりソフトウェア実行管理部12に指示を出
し、ソフトウェア10を起動する。ソフトウェア10の
起動後における実行は、ソフトウェア実行部(シミュレ
ータ)11で行われる。ソフトウェア実行部(シミュレ
ータ)11は、実行の際、ソフトウェア10のプロセス
間でメッセージ信号の送受信を行う。
【0036】このとき、ソフトウェア実行部(シミュレ
ータ)11は、送信の度に、送出時刻、メッセージ番号
及び送出プロセス番号をメッセージデータ蓄積部14に
伝える。ここで、送出プロセス番号は全てのプロセスの
各プロセスに対して一意に付される1から始まる自然数
であり、その最大値(最大プロセス番号)はソフトウェ
ア実行部(シミュレータ)11に保持されている。ま
た、メッセージ番号は送信時にソフトウェア実行部(シ
ミュレータ)11が割り付けられる番号であり、全ての
メッセージについて一意に付される整数値である。
【0037】一方、ソフトウェア実行部(シミュレー
タ)11は、受信の度に、受信時刻、メッセージ番号及
び受信プロセス番号をメッセージデータ蓄積部14に伝
える。ここで、受信プロセス番号は全てのプロセスの各
プロセスに対して一意に付される1から始まる自然数で
あり、その最大値(最大プロセス番号)はソフトウェア
実行部(シミュレータ)11に保持されている。
【0038】(D−2)メッセージ蓄積部14の動作 上述のように、メッセージ蓄積部14へのデータ伝送が
行われると、次は、メッセージデータ蓄積部14からメ
ッセージデータ用メモリ19へのデータ書き込み動作に
移る。ここからの処理の流れは、図7を用いて説明す
る。
【0039】(D−2−1)送信時の動作 メッセージデータ書き込みポインタ101は、最初、メ
ッセージデータメモリ領域100の最初のアドレスを指
している(ステップSP1)。ここで、メッセージデー
タ書き込みポインタ101は、データを書き込むメモリ
アドレスを指定するものである。送信の動作としてソフ
トウェア実行部(シミュレータ)11から送出時刻、メ
ッセージ番号及び送出プロセス番号が伝えられると(ス
テップSP2)、メッセージデータ蓄積部14はメッセ
ージデータ書き込みポインタ101の指す領域に対して
書き込みを行う(ステップSP4)。
【0040】このとき、送出時刻は送出時刻112に書
き込まれ、メッセージ番号は送出プロセス番号113に
書き込まれ、送出プロセス番号は送出プロセス番号11
3に書き込まれる。この書き込みが終了すると、メッセ
ージデータ蓄積部14は、メッセージデータ書き込みポ
インタ101を次のメッセージデータメモリ領域のアド
レスに移動させる(ステップSP5)。ここで、データ
は、送出時刻の早いものからメッセージデータ蓄積部1
4に順番に伝えられるので、メッセージデータメモリ領
域100には送出時刻に関して早いものから順番にメモ
リアドレス上に並べられることになる。
【0041】(D−2−2)受信時の動作 次に、受信の動作としてソフトウェア実行部(シミュレ
ータ)11から受信時刻、メッセージ番号及び受信プロ
セス番号が伝えられると、メッセージデータ蓄積部14
は、ソフトウェア実行部(シミュレータ)11から伝え
られてきたメッセージ番号と一致する整数値を、メッセ
ージデータメモリ領域100の最初のアドレスからメッ
セージデータ書き込みポインタ101を指すアドレスま
での範囲でメッセージ番号111の領域の中から捜し出
す。
【0042】メッセージデータ蓄積部14は、検索ポイ
ンタ102をメッセージデータメモリ領域100の最初
のアドレスから順にメッセージデータ書き込みポインタ
101が指すアドレスまで移動しながら、検索ポインタ
102が指すメモリの中のメッセージ番号の内容がソフ
トウェア実行部(シミュレータ)11から伝えられてき
たメッセージ番号と一致すれば検索完了となる。
【0043】なお、メッセージ番号は送信時にソフトウ
ェア実行部(シミュレータ)11が割り付けられる番号
であり、全てのメッセージで一意である整数値であるの
で送出されたメッセージ番号は必ず捜し出せる。その捜
し出したメッセージデータ書き込みポインタ101を指
すメッセージ番号を持つメモリ領域に対してメッセージ
データ蓄積部14は書き込みを行う。これにより、受信
時刻は受信時刻114に書き込まれ、受信プロセス番号
は受信プロセス番号に書き込まれる。
【0044】このようにしてメッセージ信号はメッセー
ジデータ蓄積部14に渡され、メッセージデータ用メモ
リ19に蓄えられる。また送受信時刻の情報が両方揃っ
たメッセージ信号は、送受信時刻の情報が付与された形
でメッセージデータ用の記憶装置9に蓄えられる。
【0045】(D−3)表示用メッセージデータ抽出部
15の動作 さて、表示用メッセージデータ抽出部15には、シーケ
ンス図管理部13から画面に表示する範囲の情報が、表
示開始時刻と表示終了時刻として伝わってくる。表示用
メッセージデータ抽出部15は、この表示開始時刻と表
示終了時刻に基づいて、メッセージシーケンス表示範囲
のメッセージシーケンスデータを抽出する。その動作を
示す。なお、メッセージデータメモリ領域100では、
送出時刻の早いものから順にメッセージデータがメモリ
アドレス上に並んでいることを考慮して表示範囲の抽出
を行う。ここからの処理の流れは図8に示す。
【0046】まず、表示範囲の始まりを決めるために、
表示開始ポインタ103で表示範囲の始まりのメッセー
ジデータを指すようにする(ステップSP11)。その
方法は、メッセージデータメモリ領域100の最初のア
ドレスから検索ポインタ102でアドレスが大きくなる
方向に検索してゆき(ステップSP12−ステップSP
13−ステップSP14のループ処理)、検索ポインタ
102が指しているメモリの送出時刻112の内容が画
面範囲情報である表示開始時刻より大きくなったメモリ
の位置を(すなわち、ステップSP13で肯定結果が得
られた位置を)表示開始ポインタ103で指す(ステッ
プSP15)。
【0047】このステップSP15の処理が終了する
と、又は、ステップSP12で肯定結果が得られると、
次は、表示範囲の終りを決めるために、表示終了ポイン
タ104で表示範囲の終りのメッセージデータを指す
(ステップSP16)。その方法は、メッセージデータ
書き込みポインタ101の指すアドレスから検索ポイン
タ102でアドレスが小さくなる方向に検索してゆき
(ステップSP17−ステップSP18−ステップSP
19−ステップSP17のループ処理)、検索ポインタ
102が指しているメモリの送出時刻112の内容が画
面範囲情報である表示終了時刻より小さくなったメモリ
の位置を(すなわち、ステップSP18で肯定結果が得
られた位置を)表示終了ポインタ104で指し処理を終
了する(ステップSP20)。なお、ステップSP17
で肯定結果が得られた場合には、直ちに終了する。
【0048】(D−4)メッセージデータ変換部16の
動作 次に、メッセージデータ変換部16が、全順序表示のメ
ッセージシーケンス及び半順序表示のメッセージシーケ
ンスを表示するために表示用の座標を設定する。その座
標は、図9に示されるように、長方形である表示画面の
向かって左上の頂点を原点とし、右方向の座標ほどX座
標が大きく、下方向の座標ほどY座標が大きくなる座標
系である。この座標の値は、メッセージシーケンスの表
示の際、シーケンス図表示部17に使用される。
【0049】ここで、メッセージデータ変換部16は、
メモリ内の全順序表示送信X座標116、全順序表示送
信Y座標117、全順序表示受信X座標118、全順序
表示受信Y座標119に座標の値を設定する。
【0050】(D−5)シーケンス図表示部17の動作 (D−5−1)表示規則の前提 このように、座標系の設定が終了すると、次は、シーケ
ンス図表示部17による表示動作に移る。
【0051】なお、メッセージシーケンスを表示する際
における各プロセスの表示位置はプロセス番号で一意に
決定され、プロセス番号が1ほど異なるプロセスの表示
上の位置については、右方向のX座標がプロセス表示間
隔ほど離れて表示される。
【0052】また、メッセージシーケンスを表示する際
における送出時刻、受信時刻の時刻の表示位置は一意に
決定され、時刻が1ほど異なる時刻の表示上の位置につ
いては、下方向のY座標が時刻表示間隔ほど離れて表示
される。
【0053】すなわち、プロセス番号が大きいプロセス
の表示座標は右方向のX座標が大きくなり、時刻が大き
い時刻の表示座標は下方向のY座標が大きくなる。
【0054】(D−5−2)全順次表示動作 最初に、全順序表示を行うためにメモリ内の全順序表示
送信X座標116、全順序表示送信Y座標117、全順
序表示受信X座標118、全順序表示受信Y座標119
に座標の値を設定する方法を以下に示す。
【0055】なお、表示の範囲は、表示用メッセージデ
ータ抽出部15が表示開始ポインタ103と表示終了ポ
インタ104の形で抽出されているものとする。ここか
らの処理の流れは図10で示す。
【0056】まず、シーケンス図表示部17は、変換用
書き込みポインタ105を表示開始ポインタ103と同
じメモリアドレスを指すようにする(ステップSP2
1)。その後、変換用書き込みポインタ105でアドレ
スが大きくなる方向にメモリを指してゆく(ステップS
P22−ステップSP23−ステップSP24−ステッ
プSP22のループ処理)。
【0057】ここで、ステップSP23では、以下の処
理が行われる。
【0058】変換用書き込みポインタ105が指す位置
の全順序表示送信X座標116には、変換用書き込みポ
インタ105が指す位置の送出プロセス番号113の内
容とプロセス表示間隔を乗算した内容が書き込まれる。
【0059】変換用書き込みポインタ105が指す位置
の全順序表示送信Y座標117には、変換用書き込みポ
インタ105が指す位置の送出時刻112から表示開始
時刻を減算し、さらにその値に対して時刻表示間隔を乗
算した内容が書き込まれる。
【0060】変換用書き込みポインタ105が指す位置
の全順序表示受信X座標118には、変換用書き込みポ
インタ105が指す位置の受信プロセス番号115の内
容とプロセス表示間隔を乗算した内容が書き込まれる。
【0061】変換用書き込みポインタ105が指す位置
の全順序表示受信Y座標119には、変換用書き込みポ
インタ105が指す位置の受信時刻114から表示開始
時刻を減算し、さらにその値に対して時刻表示間隔を乗
算した内容が書き込まれる。これらの書き込みの処理
を、変換用書き込みポインタ105が表示終了ポインタ
104になるまで(すなわち、ステップSP22で肯定
結果が得られるまで)繰り返す。
【0062】(D−5−3)半順次表示動作 (D−5−3−1)基本概念の準備 次に、半順序表示を行うためにメモリ内の半順序表示送
信X座標120、半順序表示送信Y座標121、半順序
表示受信X座標122、半順序表示受信Y座標123に
座標の値を設定する方法を以下に示す。
【0063】ここで、表示の範囲は、表示用メッセージ
データ抽出部15が表示開始ポインタ103と表示終了
ポインタ104の形で抽出している。ここでの手続き
は、全てのプロセス番号に対して順に行われる。それは
1からソフトウェア実行部(シミュレータ)11に保持
されている最大プロセス番号のプロセス番号までを順に
参照することにより行う。
【0064】ここでは、その手続きの中で注目されてい
るプロセス番号を開始プロセス番号と呼ぶことにする。
なお、開始プロセス番号の各々に対する手続きを「各プ
ロセス番号に対する手続き」と呼ぶ。ここでは、以下で
述べる手続きの実行に関し、主な変数について説明して
おく。
【0065】開始プロセス番号は、「各プロセス番号に
対する手続き」の中では一定の値を持ち、注目している
プロセス番号を示す。
【0066】注目メッセージは、手続きの中で、半順序
表示のための座標値を設定しようとするメッセージを示
す。
【0067】注目時刻は、手続きの中で、半順序表示の
ための座標値を設定しようとしている時刻を示す。
【0068】かかる開始プロセス番号と注目時刻とが設
定されると、座標上の点が計算できる。
【0069】(D−5−3−2)各プロセス番号に対す
る手続き 「各プロセス番号に対する手続き」の処理内容を図11
に示す。なお、手続き中で注目しているプロセス番号
は、開始プロセス番号で示される。
【0070】まず、ステップSP31において、注目プ
ロセス番号を開始プロセス番号に設定し、注目時刻を表
示開始時刻に設定する。
【0071】その後は、注目プロセス番号及び注目時刻
の設定(ステップSP33)及び「前回書き込み終了点
に対する手続き(ステップSP34)」を繰り返す(ス
テップSP32−ステップSP33−ステップSP34
−ステップSP35−ステップSP32のループ処
理)。
【0072】なお、「前回書き込み終了点に対する手続
き(ステップSP34)」は、その手続きの内部にある
「次メッセージへの移動の手続き」での検索に失敗した
とき終了する。因みに、このループ処理は、開始プロセ
ス番号が最大プロセス番号より大きくなった時点で(ス
テップSP32で肯定結果が得られたとき)抜ける。
【0073】(D−5−3−3)ステップSP34で実
行される処理の概要 次に、かかる一連の処理動作のうち、「前回書き込み終
了点に対する手続き(ステップSP34)」の処理内容
を図12により説明する。
【0074】なお、前回の書き込み終了点は、前ステッ
プのステップSP33において、注目プロセス番号と注
目時刻の内容とから指定されている。従って、ステップ
SP34では、これらの内容を基準に「前回書き込み終
了点に対する手続き」が実行される。因みに、この手続
きの実行後、注目メッセージに対する半順序表示のため
の座標が決定できる。
【0075】そこで、このステップSP34では、書き
込み終了点を更新する。なお、注目プロセス番号に関し
ては既に更新されているので、注目時刻のみを更新す
る。
【0076】ここで、注目メッセージが(以前の書き込
み点に対して)送信メッセージの場合には(すなわち、
ステップSP43で肯定結果が得られた場合には)、変
換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示受
信Y座標123を注目時刻に書き込む。一方、注目メッ
セージが(以前の書き込み点に対して)受信メッセージ
の場合には(すなわち、ステップSP43で否定結果が
得られた場合には)、変換用書き込みポインタ105が
指す位置の半順序表示送信Y座標121を注目時刻に書
き込む。
【0077】(D−5−3−3−1)ステップSP41
の内容 次に、ステップSP34のうちステップSP41の動
作、すなわち、メッセージの時刻点に移動するための手
続き「次メッセージへの移動の手続き」を説明する。こ
こからの処理の流れは図13に示される。
【0078】まず、ステップSP61において、変換用
書き込みポインタ105を表示開始ポインタ103と同
じメモリアドレスに設定する。
【0079】その後、変換用書き込みポインタ105で
アドレスが大きくなる方向にメモリを指定してゆく(ス
テップSP62−ステップSP63−ステップSP64
−ステップSP62のループ処理)。
【0080】そして、変換用書き込みポインタ105が
指す位置の送出プロセス番号113又は受信プロセス番
号115の内容が注目プロセス番号に一致しかつ、注目
プロセス番号に関する時刻(注目プロセス番号が送出プ
ロセス番号113に一致する場合は(ステップSP65
で肯定結果が得られた場合)、送出時刻112が注目時
刻より大きくなった時点(ステップSP66で肯定結果
が得られた時点)で検索を終了する。
【0081】一方、注目プロセス番号が受信プロセス番
号115と一致する場合は(ステップSP65で否定結
果が得られた場合)、受信時刻114が注目時刻より大
きくなった時点で検索(ステップSP67で肯定結果が
得られた時点)で検索を終了する。
【0082】その時、変換用書き込みポインタ105が
指しているメッセージが、次に半順序表示のための座標
を決定するメッセージとなる。従って、ステップSP6
8において、注目メッセージに変換用書き込みポインタ
105が指しているアドレスのメッセージ番号111を
書き込む。なお、検索の範囲は、変換用書き込みポイン
タ105が表示終了ポインタ104になるまでである。
もし検索の範囲内で検索が失敗すれば(ステップSP6
2で肯定結果が得られた場合は)、「前回書き込み終了
点に対する手続き」を終了する。
【0083】また、シーケンス図上での「次メッセージ
への移動の手続き」の移動の図を図14で示す。
【0084】(D−5−3−3−2)注目メッセージが
送信メッセージの場合の処理(ステップSP44〜ステ
ップSP49)の内容 さて、上述のステップSP41の処理が終了すると、次
は、図12で説明したステップSP43の判定処理に進
む。ここで、注目プロセス番号が注目メッセージの送出
プロセス番号113の内容と一致する場合は、その注目
メッセージが送信メッセージであるとして、ステップS
P44の処理を実行する。
【0085】このステップSP44では、変換用書き込
みポインタ105が指す位置の半順序表示送信X座標1
20には、変換用書き込みポインタ105が指す位置の
送出プロセス番号113の内容と、プロセス表示間隔と
を乗算した内容を書き込む。また、変換用書き込みポイ
ンタ105が指す位置の半順序表示送信Y座標121に
は、注目時刻と、時刻表示間隔とを乗算した内容を書き
込む。この処理により、注目メッセージの片方の点の座
標が決定される。次に、ステップSP45において、残
るもう片方の点の座標を決定する。
【0086】このステップSP45では、変換用書き込
みポインタ105が指す位置の半順序表示受信X座標1
22に、変換用書き込みポインタ105が指す位置の受
信プロセス番号115と、プロセス表示間隔とを乗算し
た内容が書き込まれ、変換用書き込みポインタ105が
指す位置の半順序表示受信Y座標123に注目時刻と、
時刻表示間隔とを乗算した内容が書き込まれる。この処
理により残るもう片方の点の座標が決定された。ただ
し、このステップSP45で決定された座標は、仮の受
信座標と呼ばれ、ステップSP46に示される「注目メ
ッセージが送信メッセージの場合の検証」が行われる。
【0087】ここで、検証が正しければ(ステップSP
47で肯定結果が得られた場合)、仮の受信座標はその
まま正式な座標値となる。そして、注目プロセス番号に
変換用書き込みポインタ105が指す位置の受信プロセ
ス番号115を書き込み、書き込みの終了点を移動して
おく。
【0088】これに対して、検証が正しくなければ(ス
テップSP47で否定結果が得られた場合)、ステップ
SP49の処理に移り、「注目メッセージが送信メッセ
ージの場合の検証」で設定される座標を設定する。
【0089】(D−5−3−3−3)注目メッセージが
受信メッセージの場合の処理(ステップSP50〜ステ
ップSP55)の内容 上述の処理に対して、ステップSP43で、注目プロセ
ス番号が注目メッセージの受信プロセス番号115の内
容と一致した場合には、その注目メッセージが受信メッ
セージであるとして、ステップSP50の処理が実行さ
れる。
【0090】ステップSP50では、変換用書き込みポ
インタ105が指す位置の半順序表示受信X座標122
に、変換用書き込みポインタ105が指す位置の受信プ
ロセス番号115の内容と、プロセス表示間隔とを乗算
した内容が書き込まれる。また、変換用書き込みポイン
タ105が指す位置の半順序表示受信Y座標123に、
注目時刻と、時刻表示間隔とを乗算した内容が書き込ま
れる。この処理により、注目メッセージの片方の点の座
標が決定される。次に、ステップSP51において、残
るもう片方の点の座標を決定する。
【0091】このステップSP51では、変換用書き込
みポインタ105が指す位置の半順序表示送信X座標1
20に、変換用書き込みポインタ105が指す位置の送
出プロセス番号113と、プロセス表示間隔とを乗算し
た内容が書き込まれる。また、変換用書き込みポインタ
105が指す位置の半順序表示送信Y座標121に、注
目時刻と、時刻表示間隔とを乗算した内容が書き込まれ
る。この処理により残るもう片方の点の座標が決定され
た。ただし、このステップSP51で決定された座標
は、仮の送信座標と呼ばれ、ステップSP52に示され
る「注目メッセージが受信メッセージの場合の検証」が
行われる。
【0092】ここで、検証が正しければ(ステップSP
53で肯定結果が得られた場合)、仮の送信座標はその
まま正式な座標値となる。さらに注目プロセス番号に変
換用書き込みポインタ105が指す位置の送出プロセス
番号113を書き込み、書き込みの終了点を移動してお
く。
【0093】これに対して、検証が正しくなければ(ス
テップSP53で否定結果が得られた場合)、ステップ
SP55の処理に移り、「注目メッセージが受信メッセ
ージの場合の検証」で設定される座標を設定する。
【0094】(D−5−3−4)注目メッセージが送信
メッセージの場合の検証動作(ステップSP46) ここで、注目メッセージが送信メッセージの場合の妥当
性の検証動作(ステップSP46)を図15を用いて詳
述しておく。この検証動作には、上方向の検証(ステッ
プSP71−ステップSP72)と下方向の検証(ステ
ップSP73−ステップSP74)とがある。これら
は、互いに排反であり、検証が妥当でない場合(ステッ
プSP72の否定結果及びステップSP74の否定結果
の場合)、正しい内容に変更する手続き(ステップSP
75及びステップSP76)のどちらか一方だけが行わ
れる。
【0095】(D−5−3−4−1)ステップSP71
の検証動作 上述のステップSP71では、図16に示す処理が実行
されている。
【0096】まず、ステップSP81において、今から
書き込もうとする半順序表示受信Y座標123の内容よ
り小さくて最も近いY座標が注目プロセス番号に関する
半順序表示Y座標(注目プロセス番号が送出プロセス番
号の時は半順序表示送信Y座標121、注目プロセス番
号が受信プロセス番号の時は半順序表示受信Y座標12
3)にすでに書き込まれており、送出プロセス番号又は
受信プロセス番号が注目プロセス番号に一致するような
メッセージを探索する。
【0097】そのようなメッセージがなければ(ステッ
プSP82で否定結果の場合は)、妥当であると判断で
きる。
【0098】これに対して、そのようなメッセージがあ
る場合(ステップSP82で肯定結果の場合は)、これ
を書き込み前メッセージと呼び、ステップSP83の判
定処理に移る。
【0099】ステップSP83では、注目メッセージの
受信時刻が、書き込み前メッセージの注目プロセス番号
に関する送受信時刻(注目プロセス番号が送出プロセス
番号の時は書き込み前メッセージの送出時刻112、注
目プロセス番号が受信プロセス番号の時は書き込み前メ
ッセージの受信時刻114)よりも大きいか否か判定
し、大きい場合(ステップSP83で肯定結果の場合)
は妥当であるとする。これに対して、小さい場合(ステ
ップSP83で否定結果の場合)は妥当ではないので、
変換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示
受信Y座標123の内容を変更する。
【0100】そして、次のステップSP84において、
書き込み前メッセージよりさらに以前の座標が決定され
たメッセージ(すなわち書き込み前メッセージの注目プ
ロセス番号に関する半順序表示Y座標の値より小さくて
最も近い座標が注目プロセス番号に関する半順序表示Y
座標に設定されているメッセージ)を捜し出す。
【0101】そのようなメッセージが存在すれば(ステ
ップSP85で肯定結果が得られれば)、そのメッセー
ジを書き込み前の前のメッセージと呼び、ステップSP
86の処理に移る。
【0102】ステップSP86では、書き込み前の前の
メッセージの注目プロセス番号に関する半順序表示Y座
標と書き込み前メッセージの注目プロセス番号に関する
半順序表示Y座標との差の絶対値をとり、これを2で除
算したものを、書き込み前メッセージの注目プロセス番
号に関する半順序表示Y座標から減算したものを変換用
書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示受信Y
座標123の内容とする。
【0103】これに対して、そのようなメッセージが存
在しなければ(ステップSP85で否定結果が得られた
場合には)、ステップSP87で、書き込み前メッセー
ジの注目プロセス番号に関する半順序表示Y座標より時
刻表示間隔を減算したものを、変換用書き込みポインタ
105が指す位置の半順序表示受信Y座標123の内容
とする。
【0104】(D−5−3−4−2)ステップSP73
の検証動作 次に、下方向の検証の手続きを、図17を用いて説明す
る。
【0105】まず、ステップSP91において、今から
書き込もうとする半順序表示受信Y座標123の内容よ
り大きくて最も近いY座標が注目プロセス番号に関する
半順序表示Y座標(注目プロセス番号が送出プロセス番
号の時は半順序表示送信Y座標121、注目プロセス番
号が受信プロセス番号の時は半順序表示受信Y座標12
3)にすでに書き込まれており、送出プロセス番号又は
受信プロセス番号が注目プロセス番号に一致するような
メッセージを探索する。
【0106】そのようなメッセージがなければ(ステッ
プSP92で否定結果が得られた場合には)、妥当であ
ると判断できる。
【0107】これに対して、そのようなメッセージがあ
る場合(ステップSP92で肯定結果が得られた場
合)、これを書き込み後メッセージと呼び、ステップS
P93の処理に移る。
【0108】ステップSP93では、注目メッセージの
受信時刻が書き込み後メッセージの注目プロセス番号に
関する送受信時刻(注目プロセス番号が送出プロセス番
号の時は書き込み後メッセージの送出時刻112、注目
プロセス番号が受信プロセス番号の時は書き込み後メッ
セージの受信時刻114)よりも小さい時(ステップS
P93で肯定結果が得られた時)は妥当であるとする。
【0109】これに対して、大きい時(ステップSP9
3で否定結果が得られた時)は妥当ではないので、変換
用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示受信
Y座標123の内容を変更する。
【0110】そして、ステップSP94において、書き
込み後メッセージよりさらに後の座標が決定されたメッ
セージ(すなわち、書き込み後メッセージの注目プロセ
ス番号に関する半順序表示Y座標の値より大きくて最も
近い座標が注目プロセス番号に関する半順序表示Y座標
に設定されているメッセージ)を捜し出す。
【0111】ここで、そのようなメッセージが存在すれ
ば(ステップSP95で肯定結果が得られれば)、その
メッセージを書き込み後の後のメッセージと呼び、ステ
ップSP96の処理に移る。
【0112】ステップSP96では、書き込み後の後の
メッセージの注目プロセス番号に関する半順序表示Y座
標と、書き込み後メッセージの注目プロセス番号に関す
る半順序表示Y座標との差の絶対値とり、これを2で除
算したものを、書き込み後メッセージの注目プロセス番
号に関する半順序表示Y座標に加算したものを変換用書
き込みポインタ105が指す位置の半順序表示受信Y座
標123の内容とする。
【0113】これに対して、そのようなメッセージが存
在しなければ(ステップSP95の否定結果が得られれ
ば)、書き込み後メッセージの注目プロセス番号に関す
る半順序表示Y座標より時刻表示間隔を加算したものを
変換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示
受信Y座標123の内容とする。以上の処理が各検証処
理で行われている。
【0114】(D−5−3−5)注目メッセージが受信
メッセージの場合の検証動作(ステップSP52) 次に、注目メッセージが受信メッセージの場合に行われ
る妥当性の検証動作(ステップSP52)を図18を用
いて詳述しておく。この検証動作にも、上方向の検証
(ステップSP101−ステップSP102)と下方向
の検証(ステップSP103−ステップSP104)と
がある。これらは、互いに排反であり、検証が妥当でな
い場合(ステップSP102の否定結果及びステップS
P104の否定結果の場合)、正しい内容に変更する手
続き(ステップSP105及びステップSP106)の
どちらか一方だけが行われる。
【0115】(D−5−3−5−1)ステップSP10
1の検証動作 さて、上述のステップSP101では、図19に示す処
理が実行されている。
【0116】まず、ステップSP111において、今か
ら書き込もうとする半順序表示送信Y座標121の内容
より小さくて最も近いY座標が注目プロセス番号に関す
る半順序表示Y座標(注目プロセス番号が送出プロセス
番号の時は半順序表示送信Y座標121、注目プロセス
番号が受信プロセス番号の時は半順序表示受信Y座標1
23)にすでに書き込まれており、送出プロセス番号又
は受信プロセス番号が注目プロセス番号に一致するよう
なメッセージが探索される。
【0117】そのようなメッセージがなければ(ステッ
プSP112で否定結果が得られれば)、妥当であると
判断できる。
【0118】これに対して、そのようなメッセージがあ
る場合(ステップSP112で肯定結果が得られれ
ば)、これを書き込み前メッセージと呼び、次のステッ
プSP113を実行する。
【0119】ステップSP113では、注目メッセージ
の受信時刻が書き込み前メッセージの注目プロセス番号
に関する送受信時刻(注目プロセス番号が送出プロセス
番号の時は書き込み前メッセージの送出時刻112、注
目プロセス番号が受信プロセス番号の時は書き込み前メ
ッセージの受信時刻114)よりも大きい時(ステップ
SP113で肯定結果が得られた時)は妥当であるとす
る。
【0120】これに対して、小さい時(ステップSP1
13で否定結果が得られた時)は、妥当ではないので、
変換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示
送信Y座標121の内容を変更する。
【0121】そして、ステップSP114において、書
き込み前メッセージよりさらに以前の座標が決定された
メッセージ(すなわち、書き込み前メッセージの注目プ
ロセス番号に関する半順序表示Y座標の値より小さくて
最も近い座標が注目プロセス番号に関する半順序表示Y
座標に設定されているメッセージ)を捜し出す。
【0122】ここで、そのようなメッセージが存在すれ
ば(ステップSP115で肯定結果が得られれば)、そ
のメッセージを書き込み前の前のメッセージと呼び、ス
テップSP116において、書き込み前の前のメッセー
ジの注目プロセス番号に関する半順序表示Y座標と書き
込み前メッセージの注目プロセス番号に関する半順序表
示Y座標との差の絶対値とり、これを2で除算したもの
を、書き込み前メッセージの注目プロセス番号に関する
半順序表示Y座標から減算したものを変換用書き込みポ
インタ105が指す位置の半順序表示送信Y座標121
の内容とする。これに対して、そのようなメッセージが
存在しなければ(ステップSP115で否定結果が得ら
れれば)、書き込み前メッセージの注目プロセス番号に
関する半順序表示Y座標より時刻表示間隔を減算したも
のを変換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序
表示送信Y座標121の内容とする。
【0123】(D−5−3−5−2)ステップSP10
3の検証動作 次に、ステップSP103の処理の流れを図20で説明
する。
【0124】まず、ステップSP121において、今か
ら書き込もうとする半順序表示送信Y座標121の内容
よ大きくて最も近いY座標が注目プロセス番号に関する
半順序表示Y座標(注目プロセス番号が送出プロセス番
号の時は半順序表示送信Y座標121、注目プロセス番
号が受信プロセス番号の時は半順序表示受信Y座標12
3)にすでに書き込まれており、送出プロセス番号又は
受信プロセス番号が注目プロセス番号に一致するような
メッセージを探索する。
【0125】ここで、そのようなメッセージがなければ
(ステップSP122で否定結果が得られれば)、妥当
であると判断できる。
【0126】これに対して、そのようなメッセージがあ
る場合(ステップSP122で肯定結果が得られれ
ば)、これを書き込み後メッセージと呼び、次のステッ
プSP123に移る。
【0127】ステップSP123では、注目メッセージ
の送信時刻が書き込み後メッセージの注目プロセス番号
に関する送受信時刻(注目プロセス番号が送出プロセス
番号の時は書き込み後メッセージの送出時刻112、注
目プロセス番号が受信プロセス番号の時は書き込み後メ
ッセージの受信時刻114)よりも小さい時(ステップ
SP123で肯定結果が得られた時)は妥当である。
【0128】これに対して、大きい時(ステップSP1
23で否定結果が得られた時)は妥当ではないので、変
換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表示送
信Y座標121の内容を変更する。
【0129】このとき、ステップSP124では、書き
込み後メッセージよりさらに後の座標が決定されたメッ
セージ(すなわち書き込み後メッセージの注目プロセス
番号に関する半順序表示Y座標の値より大きくて最も近
い座標が注目プロセス番号に関する半順序表示Y座標に
設定されているメッセージ)を捜し出す。
【0130】そのようなメッセージが存在すれば(ステ
ップSP125で肯定結果が得られれば)、そのメッセ
ージを書き込み後の後のメッセージと呼び、ステップS
P126に進む。
【0131】ステップSP126では、書き込み後の後
のメッセージの注目プロセス番号に関する半順序表示Y
座標と、書き込み後メッセージの注目プロセス番号に関
する半順序表示Y座標との差の絶対値とり、これを2で
除算したものを書き込み後メッセージの注目プロセス番
号に関する半順序表示Y座標に加算したものを変換用書
き込みポインタ105が指す位置の半順序表示送信Y座
標121の内容とする。
【0132】これに対して、そのようなメッセージが存
在しなければ(ステップSP125で否定結果が得られ
れば)、書き込み後メッセージの注目プロセス番号に関
する半順序表示Y座標より時刻表示間隔を加算したもの
を変換用書き込みポインタ105が指す位置の半順序表
示送信Y座標121の内容とする。
【0133】(D−5−4)シーケンス図表時部17の
まとめ 上述の処理の後、シーケンス図表示部17は、(1) 全順
序表示のメッセージシーケンスデータの全順序表示送信
X座標116、全順序表示送信Y座標117、全順序表
示受信X座標118、全順序表示受信Y座標119の内
容と、(2) 半順序表示のメッセージシーケンスデータの
半順序表示送信X座標120、半順序表示送信Y座標1
21、半順序表示受信X座標122、半順序表示受信Y
座標123内容とから半順序表示のメッセージシーケン
スと全順序表示のメッセージシーケンスを表示用メモリ
18を介してCRT21に表示する。
【0134】(D−6)第1の実施形態の効果 以上の通り、第1の実施形態によれば、ソフトウェア1
0で行われたメッセージ信号の送受信時刻を逐次記憶し
たメッセージデータ用メモリ19から必要なデータを読
み出すシーケンス図表示部17に、全順序表示のメッセ
ージシーケンスのメッセージを表す直線をできる限り時
間軸に対して直角になるように変換する機能を設けたこ
とにより、全順序表示のメッセージシーケンスと共に、
半順序表示のメッセージシーケンスを、図5に示すよう
に、モニタ画面上に表示することが可能となった。
【0135】(E)第2の実施形態 続いて、第1の実施形態で説明した全順序表示の機能と
全順序から半順序への変換機能とを使用した、ソフトウ
ェア10の検証動作を説明する。
【0136】この検証動作は、ソフトウェア10の初期
化処理が終了すると、図1の呼端末3で呼を発生させ、
その呼によるソフトウェア10の動作を示すメッセージ
シーケンスを確認することにより行う。この動作内容を
詳述する。
【0137】まず、図1の呼端末3で呼が発生される
と、この呼は呼信号6として呼インターフェース5を介
して通話路系装置(シミュレータ)7に伝わり、更に、
ネットワークインターフェース8を介してソフトウェア
実行部(シミュレータ)11に伝えられる。呼は、かか
る経路を経てソフトウェア10に伝えられる。
【0138】ソフトウェア10は、呼端末3からの呼に
基づく処理をソフトウェア実行部(シミュレータ)11
で実行し、プロセス間のメッセージ信号の送受信を行
う。そのメッセージ信号は、メッセージデータ蓄積部1
4に渡され、前述の第1の実施形態の場合と同様の処理
により、半順序表示のメッセージシーケンスと全順序表
示のメッセージシーケンスと変換される。そして、表示
用メモリ18を介してCRT21に表示される。
【0139】このように、ソフトウェア10で行われる
メッセージ信号の送受信動作が全順序表示のメッセージ
シーケンスと、半順序表示のメッセージシーケンスの両
方で、図5に示すようにモニタ画面に表示されるので、
作成されたソフトウェアがソフトウェアの仕様通りに作
成されているか否かを確認する際にも、表示形式の異な
るもの同士を比較しなくて良くなり、従来に比して確認
動作を効率良く実行することができる。
【0140】(F)第3の実施形態 次に、シーケンスデータのファイル入出力機能を使用し
て、既にソフトウェア10の実行が終了したメッセージ
シーケンスを表示させて検証を行う場合について説明す
る。
【0141】ソフトウェア10の処理終了後、当該処理
で送受されたメッセージデータとその送受信時刻はメッ
セージデータ用の記憶装置9に記憶されているので、後
日検証が必要になったユーザは、キーボード1又はマウ
ス2による管面入力操作によりソフトウェア実行管理部
12に指示を与え、メッセージデータ用の記憶装置9か
らメッセージデータ蓄積部14に介してメッセージデー
タ用メモリ19にメッセージシーケンスデータを蓄積さ
せる。
【0142】その後、シーケンス図管理部13で決定さ
れた表示範囲により表示用メッセージデータ抽出部15
でメッセージシーケンスデータの抽出を行い、さらに、
メッセージデータ変換部16で変換した後、シーケンス
図表示部17の処理により半順序表示のメッセージシー
ケンスを得、これを表示用メモリ18を介してCRT2
1に表示する。このとき、CRT21の管面上には、図
6のような図が表示される。
【0143】以上の通り、第3の実施形態によれば、実
時間で検証する場合だけでなく、過去に実行された後記
憶手段に格納されているメッセージシーケンスのファイ
ルを読み出して検証動作を進めることができるようにな
ったので、第2の実施形態の場合に比して、更に使い勝
手の向上が可能となる。
【0144】(G)第4の実施形態 次に、シーケンス表示範囲設定機能を使用し、メッセー
ジシーケンスの表示の範囲をユーザが望む表示領域にす
る第4の実施形態について説明する。
【0145】ここでは、メッセージシーケンスが、例え
ば図21のように表示されているとして、ユーザが現在
表示されているメッセージシーケンスより時間的に後の
メッセージシーケンスを表示する場合には、進みボタン
51をマウス2を用いて1回クリックし、ユーザが望む
表示領域を定める場合について説明する。
【0146】ここで、進みボタン51は、図21にある
ようにソフトウェア上で実現されたユーザインターフェ
ースであり、戻しボタン50についても同様とする。
【0147】この進みボタン51がマウス2でクリック
されると、シーケンス図管理部13は、表示用メッセー
ジデータ抽出部15を介してメッセージデータ用メモリ
19から取り出すメッセージシーケンスデータの範囲を
進め、これをメッセージデータ変換部16で変換する。
【0148】変換後、シーケンス図表示部17が表示用
メモリ18を介してCRT21に表示する。その結果、
メッセージシーケンスは図22のように表示されること
になる。
【0149】以上の通り、第4の実施形態によれば、現
在表示しているメッセージシーケンスより前、若しくは
後のメッセージシーケンスを自由に選択できる表示範囲
設定機能を有しているため、ユーザはシーケンス遷移を
視覚的に追従しながら検証作業を継続することができ、
一段と効率良くソフトウェアの機能試験と問題解析を行
うことができるソフトウェア試験装置を実現することが
できる。
【0150】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ソフト
ウェアの実行結果を表す全順序表示のメッセージシーケ
ンスを、半順序表示のメッセージシーケンスに変換する
機能を設けたことにより、作成されたソフトウェアが仕
様通りに実行されたか否かを同形式のメッセージシーケ
ンスとして比較することが可能になり、直感的な検証作
業を実現できる作業効率に優れたソフトウェア試験装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第4の実施形態に係るソフトウェア試験
システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】全順次表示によるメッセージシーケンス例を示
す説明図である。
【図3】全順序表示のメッセージシーケンスと半順序表
示のメッセージシーケンスの比較例を示す説明図であ
る。
【図4】メッセージデータ用メモリ19のメモリ領域の
構成例を示す説明図である。
【図5】全順序表示のメッセージシーケンス例と半順序
表示のメッセージシーケンスの同時表示例である。
【図6】ファイルから読み出したデータから作成した半
順序表示のメッセージシーケンスの表示例である。
【図7】メッセージ蓄積部14によるメッセージデータ
用メモリ19へのデータ書き込み動作例を示すフローチ
ャートである。
【図8】表示用メッセージデータ抽出部15の動作例を
示すフローチャートである。
【図9】メッセージデータ変換部16の表示XY座標系
を示す説明図である。
【図10】シーケンス図表示部17による全順次表示動
作を示すフローチャートである。
【図11】シーケンス図表示部17による半順次表示動
作を示すフローチャートである。
【図12】ステップSP34の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図13】ステップSP41の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図14】次メッセージへの移動手続きを示す説明図で
ある。
【図15】ステップSP46の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図16】ステップSP71の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図17】ステップSP73の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図18】ステップSP52の処理内容を示すフローチ
ャートである。
【図19】ステップSP101の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図20】ステップSP103の処理内容を示すフロー
チャートである。
【図21】表示範囲指定前の表示例を示すユーザインタ
ーフェースの説明図である。
【図22】表示範囲指定後の表示例を示すユーザインタ
ーフェースの説明図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2…マウス、3…呼端末、4…ワーク
ステーション、5…呼インターフェース、6…呼信号、
7…通話路系装置(シミュレータ)、8…ネットワーク
インターフェース、9…メッセージデータ用の記憶装
置、10…ソフトウェア、11…ソフトウェア実行部
(シミュレータ)、12…ソフトウェア実行管理部、1
3…シーケンス管理部、14…メッセージデータ蓄積
部、15…表示用メッセージデータ抽出部、16…メッ
セージデータ変換部、17…シーケンス図表示部、18
…表示用メモリ、19…メッセージデータ用メモリ、2
1…CRT、50…戻しボタン、51…進みボタン。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェアの実行時、あるプロセスか
    ら他のプロセスに対して送出されたメッセージ信号の送
    出時刻と受信時刻をメッセージシーケンスに割り付けて
    格納する機能と、 複数の上記メッセージ信号について得た送受信時刻の関
    係から全順序表示のメッセージシーケンスを生成する機
    能と、 上記全順序表示のメッセージシーケンスを、半順序表示
    のメッセージシーケンスに変換する機能とを備えること
    を特徴とするソフトウェア試験装置。
  2. 【請求項2】 上記全順序表示のメッセージシーケンス
    と、当該メッセージシーケンスの変換結果である上記半
    順序表示のメッセージシーケンスとを同一画面上に並列
    表示する機能を備えることを特徴とする請求項1に記載
    のソフトウェア試験装置。
  3. 【請求項3】 既に実行され、実行結果がファイルデー
    タとして格納されているメッセージ信号の送受信時刻を
    読み出し、当該ソフトウェアの動作結果を半順序表示の
    メッセージシーケンスとして表示する機能を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のソフトウェア試験装置。
  4. 【請求項4】 画面上に表示するメッセージシーケンス
    の範囲を自由に設定し得る機能を備えることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2に記載のソフトウェア試験装
    置。
JP8186319A 1996-07-16 1996-07-16 ソフトウェア試験装置 Pending JPH1031597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9021430B2 (en) 2010-12-21 2015-04-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of determining multimedia architectural pattern, and apparatus and method for transforming single-core based architecture to multi-core based architecture

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US9021430B2 (en) 2010-12-21 2015-04-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Method of determining multimedia architectural pattern, and apparatus and method for transforming single-core based architecture to multi-core based architecture

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