JPH10315497A - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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JPH10315497A
JPH10315497A JP10066754A JP6675498A JPH10315497A JP H10315497 A JPH10315497 A JP H10315497A JP 10066754 A JP10066754 A JP 10066754A JP 6675498 A JP6675498 A JP 6675498A JP H10315497 A JPH10315497 A JP H10315497A
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JP
Japan
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ink
storage chamber
communication hole
hole
formation position
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JP10066754A
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English (en)
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英明 ▲拝▼郷
Hideaki Haigo
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気泡がインク供給孔から外部ヘッドに入り込
むことを排除して印刷品質の低下を防止するとともに、
外部ヘッドが印刷不能となることを防止することが可能
なインクカートリッジを提供すること。 【解決手段】 カートリッジケース4の前壁4kに形成
されてインクジェット記録ヘッド5にインクを供給する
インク供給孔4bの形成位置を、多孔質体4fを収納す
る収納室4gとインク貯留室4eとを連通する連通孔4
hの形成位置よりも高い位置に設定して両形成位置間に
高低差を設けるとともに、インク貯留室4e内のインク
中で連通孔4hからインク供給孔4bに至る間で形成さ
れるインク経路R中に2つのカーブ経路R2、R4を包
含するように構成し、インク経路Rに沿ってインクが流
動している間にインク中に残存する気泡を、各カーブ経
路R2、R4にてインクから分離集合し、また、小さい
気泡が分離集合されて塊状となった気泡Bを、インク貯
留室4eの上部に形成された空気溜まり部14に溜め
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを含浸する
多孔質体を収納する収納室、及び、一壁部に外部ヘッド
と接続されるインク供給孔を有し、収納室とインク供給
孔が形成された壁部との間にインク貯留室が設けられた
インクカートリッジに関し、特に、収納室とインク貯留
室とを連通する連通孔から連続してインク供給孔に至る
間で形成されるインク経路をカーブさせることによりイ
ンク中に残存する気泡をインクから分離し、もって気泡
がインク供給孔から外部ヘッドに入り込むことを排除し
て印刷品質の低下を防止することが可能であるととも
に、外部ヘッドが印刷不能となることを防止することが
可能なインクカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、インクジェットプリ
ンタ等に使用されるインクカートリッジは、カートリッ
ジケース内の収納室に、インクを吸蔵した多孔質体を収
納し、カートリッジケースの一壁部に設けられたインク
供給部のインク供給孔から外部のインクジェットプリン
タにおける記録ヘッド側にインクを供給するとともに、
カートリッジケースの他壁部にてインク供給孔の形成位
置からある程度離れた位置に形成された大気連通孔から
収納室内部に外部の大気を導入している。この大気連通
孔からの大気導入によって多孔質体内部が大気に置き換
わりつつ、多孔質体に吸蔵されたインクが少しずつイン
ク供給孔から排出されることにより、記録ヘッドに対す
る円滑なインク供給がなされている。ここに、前記カー
トリッジケース内の多孔質体に対するインクの注入を行
う場合、先ず、カートリッジケース内の空気を抜いてか
ら、カートリッジケースに設けられたインク供給孔ある
いは大気連通孔からインクを注入して多孔質体中に含浸
させるのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カート
リッジケース内の空気を抜く操作を行った場合において
も、カートリッジケース内を完全に真空状態にすること
はできない。従って、多孔質体中に残留する空気が注入
されるインク中に気泡として存在してしまう場合があ
る。この気泡は、多孔質体においてインク中で安定して
存在する。このため、印刷時に、未だインクカートリッ
ジ内の多孔質体に十分にインクが残存しているにも拘わ
らず、気泡が記録ヘッド側に吸い込まれて、印刷品質の
低下や印刷不能を招くことがある。
【0004】前記問題を解消すべく、気泡がインク供給
孔から記録ヘッド側に出ていくことを防止して、インク
が多孔質体からインク供給孔に至るインク経路の途中に
液室(インク貯留室)を設けたインクカートリッジも知
られている(例えば、特開平6−238908号公報参
照)。しかし、かかるインクカートリッジにおいては、
収納室とインク貯留室とを連通する連通孔からインク供
給孔に至る間で形成されるインク経路は略直線的に形成
されて単にインク貯留室を直線的に貫通しているに過ぎ
ないものである。かかる場合には、インク経路に沿って
インクが連通孔からインク供給孔に流れる間に、インク
流内に残存する気泡を効率的に除去することができず、
記録ヘッド内に気泡が入り込むことに起因して印刷品質
の低下や印刷不能を将来する問題が残存している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、収納室とイン
ク貯留室とを連通する連通孔から連続してインク供給孔
に至る間で形成されるインク経路をカーブさせることに
よりインク中に残存する気泡をインクから分離し、もっ
て気泡がインク供給孔から外部ヘッドに入り込むことを
排除して印刷品質の低下を防止することが可能であると
ともに、外部ヘッドが印刷不能となることを防止するこ
とが可能なインクカートリッジを提供することを目的と
する。
【0006】前記目的を達成するため本発明の請求項1
に係るインクカートリッジは、インクを含浸してなる多
孔質体が収納される収納室と、前記収納室に隣接して設
けられ、インクが貯留されるインク貯留室と、前記イン
ク貯留室の一側にて第1形成位置に形成され、収納室と
インク貯留室とを連通する連通孔と、前記インク貯留室
の他側にて前記連通孔の第1形成位置との間で位置ズレ
が発生する第2形成位置に形成され、インク貯留室から
インクを外部記録ヘッドに供給するインク供給孔とを備
えたインクカートリッジであって、前記連通孔の第1形
成位置とインク供給孔の第2形成位置との間に存在する
位置ズレに基づき、前記インク貯留室内で連通孔からイ
ンク供給孔に至る間で形成されるインク経路中に、少な
くとも1つのカーブ経路が設けられていることを特徴と
する。
【0007】前記インクカートリッジでは、インクジェ
ットプリンタのインクジェット記録ヘッドに接続されて
使用される場合、インク貯留室の一側に形成される連通
孔の第1形成位置とインク貯留室の他側にて形成される
インク供給孔の第2形成位置との間には、相互に位置ズ
レが発生するように構成されていることに基づき、イン
ク貯留室内で連通孔からインク供給孔に至る間で形成さ
れるインク経路中に設けられた少なくとも1つのカーブ
経路に沿ってインクが流動することとなる。
【0008】このように、インク貯留室内で形成される
インク経路中にカーブ経路が設けられるので、インク経
路に沿ってインクが流動している間にインク中に残存す
る気泡を、インクとインク中に残存する気泡との間の比
重の差に基づき、カーブ経路にてインクから分離集合す
ることができる。これにより、インク中に気泡が残存し
ている場合においても、かかる気泡がインク供給孔から
インクジェット記録ヘッド側に入り込んでしまうことを
確実に排除して印刷品質の低下を防止することができる
とともに、インクジェット記録ヘッドが印刷不能となる
ことを防止することができる。
【0009】また、請求項2に係るインクカートリッジ
は、請求項1に記載のインクカートリッジにおいて、イ
ンク貯留室の一端部には空気溜まり部が設けられている
ことを特徴とする。さらに、請求項3に係るインクカー
トリッジは、請求項2に記載にインクカートリッジにお
いて、前記空気溜まり部は、前記連通孔内を流動するイ
ンクの流向と略直交する方向でインク貯留室の一端部に
設けられていることを特徴とする。かかる場合には、イ
ンクがインク経路に形成されるカーブ経路に沿って流動
する際に、インク中に残存する小さい気泡を分離して塊
状の気泡に集合でき、かかる塊状の気泡を効率的に空気
溜まり部に溜めることができる。
【0010】また、請求項4に係るインクカートリッジ
は、請求項2に記載のインクカートリッジにおいて、前
記インク貯留室を流動するインクの流向は、カーブ経路
に沿って流動する間に、略90°方向転換されることを
特徴とする。このように、インクの流向が略90°方向
転換される場合には、インクとインク中に残存する気泡
との間の比重の差に基づき、インク内の気泡を分離集合
する性質は、最も顕著となる。これにより、カーブ経路
を介してインク中の気泡を効率的にインクから分離集合
することができる。従って、インク経路に沿ってインク
が流動している間にインク中に残存する気泡を、カーブ
経路にてインクから分離集合することができる。
【0011】更に、請求項5に係るインクカートリッジ
は、請求項2に記載のインクカートリッジにおいて、前
記連通孔の第1形成位置とインク供給孔の第2形成位置
との間における位置ズレは、第1形成位置と第2形成位
置との間に設けられる高低差に基づき発生することを特
徴とする。
【0012】また、請求項6に係るインクカートリッジ
は、請求項5に記載のインクカートリッジにおいて、更
に、前記収納室を画成する外壁と、前記外壁の内、イン
ク貯留室と反対側に存在する外壁に形成されるとともに
収納室を大気に連通する大気連通孔とを備えることを特
徴とする。このように、大気連通孔からの大気導入によ
って、収納室内の多孔質体に含浸されたインクをスムー
ズに連通孔を介してインク貯留室へ排出することが可能
である。また、請求項7に係るインクカートリッジは、
請求項6に記載のインクカートリッジにおいて、前記大
気連通孔と収納室との間には、蛇行状の通路を有するエ
アバッファが更に設けられることを特徴とする。かかる
エアバッファにより、多孔質体に含浸されたインクが前
記大気連通孔を通じて蒸発してしまうことが効果的に防
止され得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクカート
リッジについて具体化した実施例に基づいて図面を参照
しつつ詳細に説明する。先ず、第1実施例に係るインク
カートリッジについて図1乃至図3に基づき説明する。
【0014】図1乃至図3において、インクカートリッ
ジ2は上面側が開口4aにより開放された直方体状のカ
ートリッジケース4を有しており、かかるカートリッジ
ケース4の開口4aはキャップ6にて閉塞されている。
ここに、インクカートリッジ2は、記録媒体(印字用
紙)にインクを噴射して印刷を行うインクジェットプリ
ンタに適用され、後述するように、インクジェット記録
ヘッド5に連結されることによりインクジェット記録ヘ
ッド5にインクを供給するものである。直方体状のカー
トリッジケース4は、長方形状の底壁4j、底壁4jの
前側(図1中、左側)に立設された前壁4k、底壁4j
の後側(図1中、右側)に立設された後壁4l、前壁4
kと若干離間した位置に形成された隔壁4i、及び、底
壁4jの両サイド(図1にて紙面と垂直な方向における
底壁4jの両サイド。図1では図示せず)に立設された
一対の側壁から構成される。
【0015】ここに、前記前壁4Kの下側には、インク
供給孔4bが形成されており、かかるインク供給孔4b
は、後述するように、インクカートリッジ2がインクジ
ェットプリンタにセットされて使用される際に、インク
ジェット記録ヘッド5のインク供給用マニホールド5a
にインクを供給する作用を行う。また、インク供給孔4
bには、インクジェットプリンタ側のインクジェット記
録ヘッド5に供給されるインクに含まれる塵芥等を除く
ためのメッシュフィルタ部材8、及び、インクカートリ
ッジ2をンクジェット記録ヘッド5へ連結するためのア
ダプタ10が設けられている。
【0016】また、前壁4kと隔壁4iとにより区画さ
れるスペースは、一時的にインクを貯留するインク貯留
室4eを構成する。このインク貯留室4eの上部におい
て、前壁4k、隔壁4i及びキャップ6により囲まれる
スペースは、後述するように、インク貯留室4eにてイ
ンク中から分離された気泡を溜める空気溜まり部14と
して利用される。
【0017】更に、インク貯留室4eの後側において、
隔壁4iと後壁4lとにより区画されるスペースは、イ
ンクを吸蔵(含浸)可能な多孔質体4f(発泡ポリウレ
タン樹脂等から形成される)を収納する収納室4gを構
成している。この収納室4gと前記インク貯留室4eと
は、隔壁4iの下端部に形成された連通孔4hを介して
相互に連通されている。ここに、図1、図2から明らか
なように、前壁4kに形成されたインク供給孔4bと隔
壁4iに形成された連通孔4hとの間には、高低差が設
けられており、具体的には、インク供給孔4bは連通孔
4hよりも高い位置に設定されている。かかるインク供
給孔4bと連通孔4hとの間の高低差に基づき、インク
貯留室4e内で連通孔4hからインク供給孔4bに至る
インク経路が形成される際に、インク経路はカーブされ
ることとなり、インク中に残存する気泡がインクより分
離されるものである。
【0018】また、後壁4lは、その上部において、外
側に突出形成された突出部4mが設けられている。かか
る突出部4mの外側には、収納室4gを大気に連通する
ための大気連通孔4cが形成されており、また、突出部
4mの内部には、蛇行状の通路を有するとともに、大気
連通孔4Cと収納室4gとを連通するエアバッファ4d
が設けられている。エアバッファ4dは、多孔質体4f
に含浸されたインクが大気連通孔4cを通じて蒸発して
しまうことを防止する作用を行う。
【0019】次に、前記構成を有するインクカートリッ
ジ2を製造する方法について図3に基づき説明する。イ
ンクカートリッジ2を製造するには、図3(a),
(b)に示すごとく、先ず、カートリッジケース4の収
納室4gの内部に、上面に設けられた開口4aから、多
孔質体4fが圧縮された状態で充填される。その後、キ
ャップ6を超音波溶着し、次いで、インク供給孔4bを
通じてインク注入装置(図示せず)により、脱気された
インクが充填される。なお、図3(a)は、図3(b)
におけるA−A線断面図である。
【0020】前記カートリッジケース4内へのインクの
注入処理は、次のように行われる。すなわち、インク供
給孔4bに対し、図示していないインク注入装置が接続
される。そして、インクの注入に先立って大気連通孔4
cに真空ポンプ等の吸引装置が接続されて吸引が行わ
れ、これによりカートリッジケース4の内部が負圧状態
とされる。
【0021】カートリッジケース4内が所定の負圧状態
(例えば、1気圧を760mmHgとして、50mmH
g程度)となった状態で、インク注入装置によるインク
の注入が開始される。
【0022】注入されたインクは、カートリッジケース
4内が負圧状態とされていることから、カートリッジケ
ース4内に容易に吸い込まれる。このとき、注入された
インクは、収納室4gとインク貯留室4eとを隔ててい
る隔壁4iに衝突して上下に別れるが、まず主に流動抵
抗の少ない下方のインク貯留室4eに向かって流れて、
インク貯留室4e内を満たす。それから、隔壁4iの下
部にある連通孔4hを介して収納室4gに流れ込む。こ
れに基づき収納室4g内の多孔質体4f内にインクが含
浸されて、多孔質体4fをインクが満たす。
【0023】前記のようにカートリッジケース4内の多
孔質体4fにインクを含浸させた後、インク供給孔4b
及び大気連通孔4cを封止してカートリッジケース4を
密封すべく、図1に示すように、1枚の長いシール材1
2を、カートリッジケース4の底壁4jから前壁4k、
キャップ6の上面、及び、突出部4mの外側面に熱溶着
する。これにより、インク供給孔4b及び大気連通孔4
cは、完全に封止されることとなる。これにより、イン
クカートリッジ2の製造が完了する。
【0024】なお、インク供給孔4b側のシール材12
の端部12aは、カートリッジケース4の底壁4jに熱
溶着されているが、大気連通孔4c側の端部12bは自
由端とされて熱溶着されていない。これは、インクカー
トリッジ2の使用時に、インク供給孔4b及び大気連通
孔4cを開封すべく、使用者が大気連通孔4c側の端部
12bからシール材12を容易に剥離できるようにする
ためである。
【0025】前記のように製造されたインクカートリッ
ジ2の使用時には、シール材12が剥離され、大気連通
孔4cとインク供給孔4bとが開封露出された後、図2
に示すように、インク供給孔4bの外側に配設されたア
ダプタ10がインクジェット記録ヘッド5側のアダプタ
5bに連結される。これにより、文字等の印字時にイン
クジェット記録ヘッド5側から吸引されることに基づ
き、収納室4g内で多孔質体4fに吸蔵されているイン
クが、インク貯留室4e内で、図2中矢印で示すインク
経路Rに沿って、連通孔4hからインク供給孔4b経て
インクジェット記録ヘッド5のインク供給用マニホール
ド5aに供給される。
【0026】ここに、図2中矢印で示すインク経路R
は、インク貯留室4e内に貯留されたインク中に形成さ
れるが、かかるインク経路Rは、主に、連通孔4hにお
ける直進経路R1、インク貯留室4eの形成方向(図2
中、垂直方向)に沿うためのカーブ経路R2、インク貯
留室4eに沿った直進経路R3、及び、インク供給孔4
bに向かうためのカーブ経路R4とから構成されてい
る。前記各経路の内、インク流向を略90°方向変換を
行うカーブ経路R2,R4に沿ってインクが流動する
と、インクとインク中に残存する気泡との間の比重の差
に基づき、インク内の気泡は集合する性質がある。かか
る性質は、カーブ経路R2、R4のカーブ状態に左右さ
れ、前記のようにインクの流向を略90°程度方向転換
する場合に最も顕著となる。このように、小さい気泡が
塊状となって集合した気泡Bは、インク流と分かれてイ
ンク貯留室4eのインク中を上方に向かって上昇する。
そして、気泡Bは、図1に示すように、インク貯留室4
eの上側に形成された空気溜まり部14に溜められる。
【0027】前記したように、第1実施例に係るインク
カートリッジ2では、カートリッジケース4の前壁4k
に形成されてインクジェット記録ヘッド5にインクを供
給するインク供給孔4bの形成位置を、多孔質体4fを
収納する収納室4gとインク貯留室4eとを連通する連
通孔4hの形成位置よりも高い位置に設定して両形成位
置間に高低差を設けるとともに、インク貯留室4e内の
インク中で連通孔4hからインク供給孔4bに至る間で
形成されるインク経路R中に2つのカーブ経路R2、R
4を包含するように構成したので、インク経路Rに沿っ
てインクが流動している間にインク中に残存する気泡
を、各カーブ経路R2、R4にてインクから分離集合す
ることができる。このように、小さい気泡が分離集合さ
れて塊状となった気泡Bは、インク貯留室4eの上部に
形成された空気溜まり部14に溜められる。これによ
り、インク中に残存する気泡がインク供給孔4bからイ
ンクジェット記録ヘッド5側に入り込んでしまうことを
確実に排除して印刷品質の低下を防止することができる
とともに、インクジェット記録ヘッド5が印刷不能とな
ることを防止することができる。
【0028】次に、本発明の第2実施例に係るインクカ
ートリッジについて図4、図5に基づき説明する。ここ
に、第2実施例に係るインクカートリッジは、基本的
に、前記第1実施例のインクカートリッジ2と同様の構
成を有しており、第2実施例のインクカートリッジは、
その使用時において、インク供給孔が下向きに配置され
るとともに、かかるインク供給孔を介してインクジェッ
ト記録ヘッドと連結される点で、第1実施例のインクカ
ートリッジとは異なる。
【0029】図4、図5において、インクカートリッジ
22は、上面側が開口24aにより開放された直方体状
のカートリッジケース24を有しており、かかるカート
リッジケース24の開口24aはキャップ26にて閉塞
されている。ここに、インクカートリッジ22は、記録
媒体(印字用紙)にインクを噴射して印刷を行うインク
ジェットプリンタに適用され、後述するように、インク
ジェット記録ヘッド28に連結されることによりインク
ジェット記録ヘッド28にインクを供給するものであ
る。ここに、前記カートリッジケース24は、第1実施
例のインクカートリッジ2におけるカートリッジケース
4と同様の構成を有する。また、カートリッジケース2
4の開口24aを閉塞しているキャップ26には、キャ
ップ26の下側にて多孔質体36を収納する収納室32
内に大気を導入する大気連通孔24cが形成されてい
る。
【0030】カートリッジケース24の底壁24bに
は、インク供給部30が形成されている。かかるインク
供給部30は、図5(a),(b)の部分拡大図に示す
ように、インクジェットプリンタにセットされて使用さ
れる際にインクジェット記録ヘッド28に接続されて、
インクジェット記録ヘッド28のインク供給用マニホー
ルド28aにインクを供給する作用を行う。
【0031】ここに、インク供給部30は、筒状に形成
された突状壁30cを有しており、突状壁30cの近接
位置にて底壁24bには、収納室32からインクを排出
する連通孔30aが形成されている。また、突状壁30
cには、インクカートリッジ22をインクジェット記録
ヘッド28に連結するためのアダプタ34が取り付けら
れている。かかるアダプタ34とこれに対向する底壁2
4bとの間に形成されるスペースは、一時的にインクを
貯留するインク貯留室30bを構成する。インク貯留室
30bにて、連通孔30aと反対側に存在するスペース
は、後述するように、インク貯留室30bにてインク中
から分離された気泡を溜める空気溜まり部38となる。
【0032】前記アダプタ34には、インクジェット記
録ヘッド28に供給されるインクに含まれる塵芥等を除
くためのメッシュフィルタ部材34a、及び、インクジ
ェット記録ヘッド28のインク供給用マニホールド28
aにインクを供給するインク供給孔34bが設けられて
いる。ここに、図5(a)、(b)から明らかなよう
に、突状壁30cに対するアダプタ34の取付状態に基
づき、前記連通孔30aの形成位置とインク供給孔34
bの配置位置との間には、高低差が設けられており、具
体的には、連通孔30aはインク供給孔34bよりも高
い位置に設定されている。また、水平方向において、連
通孔30aの形成位置とインク供給孔34bの配置位置
とは、相互にずれて配置されており、具体的には、連通
孔30aとインク供給孔34bとは、アダプタ34の略
半径分の距離に対応する位置だけずれて配置されてい
る。
【0033】カートリッジケース24とキャップ26と
により区画されるスペースは収納室32を構成してお
り、かかる収納室32内には、インクを吸蔵している多
孔質体36(ここでは発泡ウレタン樹脂を用いてい
る。)が収納されている。
【0034】尚、インクジェット記録ヘッド28におけ
るインクマニホールド28aの外側には、前記インクカ
ートリッジ22側に設けられたアダプタ34と密着して
接続されるアダプタ28bが配設されている。前記構成
を有するインクカートリッジ22をインクジェット記録
ヘッド28と接続するには、図5(a)に示すように、
インクカートリッジ22側のアダプタ34とインクジェ
ット記録ヘッド28側のアダプタ28bとを相互に近接
し、更に、図5(b)に示すように、両アダプタ34、
28bを相互に密着させて接続する。
【0035】この後、インクジェット記録ヘッド28に
よる文字等の印字時に、インクジェット記録ヘッド28
側からインクの吸引が行われると、多孔質体36に吸蔵
されているインクは、インク供給部30を構成する突状
壁30cに対応する底壁24bに設けられた連通孔30
aから、矢印にて示したインク経路Qに沿って、インク
貯留室30b内に流入され、次いで流向を変えて、イン
ク供給孔34bに流入される。この後、インクは、各ア
ダプタ34,28b同士の結合部を経て、インク供給用
マニホールド28aに流入される。
【0036】ここに、図5(b)中矢印で示すインク経
路Qは、インク貯留室30b内に貯留されたインク中に
形成されるが、かかるインク経路Qは、主に、連通孔3
0aからインク貯留室30bに沿って形成されるカーブ
経路Q1、インク貯留室30bに沿った直進経路Q2、
及び、インク供給孔34bに向かうためのカーブ経路Q
3とから構成されている。
【0037】前記各経路の内、インクの流向を略90°
方向転換を行うカーブ経路Q1、Q3に沿ってインクが
流動すると、インクとインク中に残存する気泡との間の
比重の差に基づき、インク内の気泡は集合する性質があ
る。かかる性質は、カーブ経路Q1、Q3のカーブ状態
に左右され、前記のようにインクの流向を略90°程度
方向転換する場合に最も顕著となる。このように、小さ
い気泡が塊状となって集合した気泡Bは、インク流と分
かれてインク貯留室30bにて図5(b)中右方向に向
かって移動する。そして、気泡Bは、図5(b)に示す
ように、空気溜まり部38として利用されるインク貯留
室30bの右方上部に溜められる。
【0038】前記したように、第2実施例に係るインク
カートリッジ22では、その使用時において、カートリ
ッジケース24の底壁24bに形成されてインクジェッ
ト記録ヘッド28にインクを供給する連通孔30aの形
成位置を、インク供給部30の突状壁30cに取り付け
らるアダプタ34に形成されたインク供給孔34bの形
成位置よりも高い位置に設定して両形成位置間に高低差
を設けるとともに、インク貯留室30b内のインク中で
連通孔30aからインク供給孔34bに至る間で形成さ
れるインク経路Q中に2つのカーブ経路Q1、Q3を包
含するように構成したので、インク経路Qに沿ってイン
クが流動している間にインク中に残存する気泡を、各カ
ーブ経路Q1、Q3にてインクから分離集合することが
できる。このように、小さい気泡が分離集合されて塊状
となった気泡Bは、インク貯留室30bの右側に形成さ
れた空気溜まり部38の上部に溜められる。これによ
り、インク中に残存する気泡がインク供給孔34bから
インクジェット記録ヘッド28側に入り込んでしまうこ
とを確実に排除して印刷品質の低下を防止することがで
きるとともに、インクジェット記録ヘッド28が印刷不
能となることを防止することができる。
【0039】なお、本実施の形態は単なる例示にすぎ
ず、本発明を何ら限定するものではない。従って、本発
明は、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の改
良、変形が可能である。例えば、前述した第1及び第2
実施例において、インクカートリッジ2,22をインク
供給孔4b,34bが斜め下に向くように傾斜状態に配
置することもできる。この場合、好ましくは、連通孔4
h,30aがインク供給孔4b,34bよりも下になる
ようにすると、気泡の除去効果が優れる。また、前記第
1実施例のインクカートリッジ2では、インク貯留室4
e内で形成されるインク経路R中に2つのカーブ経路R
2,R4を含むように構成しているが、インク経路R中
に少なくとも1つのカーブ経路を包含していれば前記し
たインクからの気泡の分離集合効果を得ることが可能で
ある。
【0040】更に、第1実施例のインクカートリッジ2
では、インク供給孔4bの形成位置を高くし、且つ、連
通孔4hの形成位置を低くすることによりインク経路R
を形成するようにしているが、これに限ることなくイン
ク供給孔4bと連通孔4hとの間に高低差が存在すれば
カーブ経路を含むインク経路を形成することができ、従
って、インク供給孔4bの形成位置と連通孔4hの形成
位置とが逆の場合であっても前記と同様の効果を得るこ
とができる。
【0041】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の請
求項1に係るインクカートリッジは、インクを含浸して
なる多孔質体が収納される収納室と、前記収納室に隣接
して設けられ、インクが貯留されるインク貯留室と、前
記インク貯留室の一側にて第1形成位置に形成され、収
納室とインク貯留室とを連通する連通孔と、前記インク
貯留室の他側にて前記連通孔の第1形成位置との間で位
置ズレが発生する第2形成位置に形成され、インク貯留
室からインクを外部記録ヘッドに供給するインク供給孔
とを備えており、前記連通孔の第1形成位置とインク供
給孔の第2形成位置との間に存在する位置ズレに基づ
き、前記インク貯留室内で連通孔からインク供給孔に至
る間で形成されるインク経路中に、少なくとも1つのカ
ーブ経路が設けられているので、インク経路に沿ってイ
ンクが流動している間にインク中に残存する気泡を、イ
ンクとインク中に残存する気泡との間の比重の差に基づ
き、カーブ経路にてインクから分離集合することができ
る。これにより、インク中に気泡が残存している場合に
おいても、かかる気泡がインク供給孔からインクジェッ
ト記録ヘッド側に入り込んでしまうことを確実に排除し
て印刷品質の低下を防止することができるとともに、イ
ンクジェット記録ヘッドが印刷不能となることを防止す
ることができる。
【0042】また、本発明の請求項2に係るインクカー
トリッジによれば、前記インク貯留室の一端部に空気溜
まり部が設けられているので、インクがインク経路に形
成されるカーブ経路に沿って流動する際に、インク中に
残存する小さい気泡を分離して塊状の気泡に集合でき、
かかる塊状の気泡を効率的に空気溜まり部に溜めること
ができ、これによりインク中に残存する気泡がインク供
給孔からインクジェット記録ヘッド側に入り込んでしま
うことを確実に防止することが可能である。
【0043】また、本発明の請求項3に係るインクカー
トリッジによれば、前記空気溜まり部は、前記連通孔内
を流動するインクの流向と略直交する方向でインク貯留
室の一端部に設けられているので、インク中に残存する
気泡がインク供給孔からインクジェット記録ヘッド側に
入り込んでしまうことを確実に防止することが出来る。
【0044】また、本発明の請求項4に係るインクカー
トリッジによれば、前記インクの流向は、前記カーブ経
路に沿って流動する間に、略90°方向転換されている
ので、インクとインク中に残存する気泡との間の比重の
差に基づき、カーブ経路を介してインク中の気泡を効率
的にインクから分離集合することができる。
【0045】また、本発明の請求項5に係るインクカー
トリッジによれば、前記連通孔の第1形成位置とインク
供給孔の第2形成位置との間における位置ズレは、第1
形成位置と第2形成位置との間に設けられる高低差に基
づき発生するようにされているので、インク経路に沿っ
てインクが流動している間にインク中に残存する気泡
を、カーブ経路にてインクから分離集合することができ
る。
【0046】また、本発明の請求項6に係るインクカー
トリッジによれば、前記収納室を画成する外壁と、前記
外壁の内、インク貯留室と反対側に存在する外壁に形成
されるとともに収納室を大気に連通する大気連通孔とを
更に備えているので、この大気連通孔からの大気導入に
よって、収納室内の多孔質体に含浸されたインクをスム
ーズに連通孔を介してインク貯留室へ排出することが可
能である。
【0047】また、本発明の請求項7に係るインクカー
トリッジによれば、前記大気連通孔と収納室との間に
は、蛇行状の通路を有するエアバッファが更に設けられ
ているので、かかるエアバッファにより、多孔質体に含
浸されたインクが大気連通孔を通じて蒸発してしまうこ
とが効果的に防止され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るインクカートリッジの概略縦
断面図である。
【図2】第1実施例のインクカートリッジの使用時にお
いてインク貯留室に形成されるインク経路を模式的に示
す部分拡大図である。
【図3】第1実施例のインクカートリッジの製造工程を
概略的に示す説明図である。
【図4】第2実施例に係るインクカートリッジの概略縦
断面図である。
【図5】第2実施例のインクカートリッジの使用時にお
いてインク貯留室に形成されるインク経路を模式的に示
す部分拡大図である。
【符号の説明】
2,22 インクカートリッジ 4,24 カートリッジケース 4b,34b インク供給孔 4c,24c 大気連通孔 4e,30b インク貯留室 4f,36 多孔質体 4g,32 収納室 4h,30a 連通孔 5,28 インクジェット記録ヘッド 6,26 キャップ 12 シール材 30 インク供給部 R、Q インク経路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを含浸してなる多孔質体が収納さ
    れる収納室と、 前記収納室に隣接して設けられ、インクが貯留されるイ
    ンク貯留室と、 前記インク貯留室の一側にて第1形成位置に形成され、
    収納室とインク貯留室とを連通する連通孔と、 前記インク貯留室の他側にて前記連通孔の第1形成位置
    との間で位置ズレが発生する第2形成位置に形成され、
    インク貯留室からインクを外部記録ヘッドに供給するイ
    ンク供給孔とを備えたインクカートリッジであって、 前記連通孔の第1形成位置とインク供給孔の第2形成位
    置との間に存在する位置ズレに基づき、前記インク貯留
    室内で連通孔からインク供給孔に至る間で形成されるイ
    ンク経路中に、少なくとも1つのカーブ経路が設けられ
    ていることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記インク貯留室の一端部には空気溜ま
    り部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    インクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記空気溜まり部は、前記連通孔内を流
    動するインクの流向と略直交する方向でインク貯留室の
    一端部に設けられていることを特徴とする請求項2記載
    のインクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記インクの流向は、前記カーブ経路に
    沿って流動する間に、略90°方向転換されることを特
    徴とする請求項2記載のインクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記連通孔の第1形成位置とインク供給
    孔の第2形成位置との間における位置ズレは、第1形成
    位置と第2形成位置との間に設けられる高低差に基づき
    発生することを特徴とする請求項2記載のインクカート
    リッジ。
  6. 【請求項6】 前記収納室を画成する外壁と、 前記外壁の内、インク貯留室と反対側に存在する外壁に
    形成されるとともに収納室を大気に連通する大気連通孔
    とを更に備えたことを特徴とする請求項5記載のインク
    カートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記大気連通孔と収納室との間には、蛇
    行状の通路を有するエアバッファが更に設けられたこと
    を特徴とする請求項6記載のインクカートリッジ。
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