JPH10315137A - りん酸塩による金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属 - Google Patents
りん酸塩による金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属Info
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- JPH10315137A JPH10315137A JP13927797A JP13927797A JPH10315137A JP H10315137 A JPH10315137 A JP H10315137A JP 13927797 A JP13927797 A JP 13927797A JP 13927797 A JP13927797 A JP 13927797A JP H10315137 A JPH10315137 A JP H10315137A
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- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C22/00—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
- C23C22/73—Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals characterised by the process
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属又は非金属の表面上の油脂、錆、ゴミ等
の異物の除去とりん酸塩処理とを同時に1段階にて行
い、前処理工程を省略化し、迅速かつ簡便に処理を行う
表面処理方法及び表面処理金属又は非金属を提供する。 【解決手段】 金属又は非金属の表面を、りん酸塩を用
い物理的手段によって該表面を研磨し、同時に該表面を
前記りん酸塩で被覆し、皮膜を形成させることを特徴と
する金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又
は非金属。
の異物の除去とりん酸塩処理とを同時に1段階にて行
い、前処理工程を省略化し、迅速かつ簡便に処理を行う
表面処理方法及び表面処理金属又は非金属を提供する。 【解決手段】 金属又は非金属の表面を、りん酸塩を用
い物理的手段によって該表面を研磨し、同時に該表面を
前記りん酸塩で被覆し、皮膜を形成させることを特徴と
する金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又
は非金属。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、りん酸塩による金
属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金
属に関する。より詳しくは、本発明は金属又は非金属の
表面を物理的手段によってりん酸塩皮膜を形成させ、該
表面に優れた塗装密着性及び耐食性を付与させる金属又
は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属に
関する。
属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金
属に関する。より詳しくは、本発明は金属又は非金属の
表面を物理的手段によってりん酸塩皮膜を形成させ、該
表面に優れた塗装密着性及び耐食性を付与させる金属又
は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属又は非金属の表面をりん酸塩
処理する場合、処理前に該表面を油脂、錆、ゴミ等の異
物をアルカリ洗浄又酸洗浄、中和、水洗浄等によって除
去した後、清浄な表面に、浸漬、電着等によってりん酸
塩が被覆されていた。このように、前処理とりん酸塩処
理の2段階の処理が行われていた。しかしながら、油
脂、錆、ゴミ等の異物の除去と、りん酸塩処理とを同時
に1段階にて行い、前処理工程を省略化し、迅速にかつ
簡便に処理を行うことは従来行われていなかった。
処理する場合、処理前に該表面を油脂、錆、ゴミ等の異
物をアルカリ洗浄又酸洗浄、中和、水洗浄等によって除
去した後、清浄な表面に、浸漬、電着等によってりん酸
塩が被覆されていた。このように、前処理とりん酸塩処
理の2段階の処理が行われていた。しかしながら、油
脂、錆、ゴミ等の異物の除去と、りん酸塩処理とを同時
に1段階にて行い、前処理工程を省略化し、迅速にかつ
簡便に処理を行うことは従来行われていなかった。
【0003】また、金属もしくは非金属からなる被加工
物の表面を珪砂、炭化けい素、溶融アルミナ、銑鉄、鋼
等の研磨剤を用いて高圧で吹き付けて油脂、錆、ゴミ等
の異物を除去し、塗装下地として適正な表面にする研磨
処理がなされている。このようにして、得られた被加工
物は、さらにりん酸塩処理することはなく、塗装を行う
ことも考えられるが、研磨直後は清浄な被加工物金属又
非金属のそのものが露出状態になり、塗装も問題ない
が、研磨状態のまま長期間放置されると、錆が発生し、
長期間放置後塗装された場合、塗装密着性や耐食性が劣
化することが多く、研磨材のみの表面処理金属及び非金
属を使用することは実用上問題があった。
物の表面を珪砂、炭化けい素、溶融アルミナ、銑鉄、鋼
等の研磨剤を用いて高圧で吹き付けて油脂、錆、ゴミ等
の異物を除去し、塗装下地として適正な表面にする研磨
処理がなされている。このようにして、得られた被加工
物は、さらにりん酸塩処理することはなく、塗装を行う
ことも考えられるが、研磨直後は清浄な被加工物金属又
非金属のそのものが露出状態になり、塗装も問題ない
が、研磨状態のまま長期間放置されると、錆が発生し、
長期間放置後塗装された場合、塗装密着性や耐食性が劣
化することが多く、研磨材のみの表面処理金属及び非金
属を使用することは実用上問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の抱える問題点を解決するためのものであり、金属又
は非金属の表面上の油脂、錆、ゴミ等の異物の除去とり
ん酸塩処理とを同時に1段階にて行い、前処理工程を省
略化し、迅速かつ簡便に処理を行う表面処理方法及び表
面処理金属又は非金属を提供することを目的とするもの
である。
術の抱える問題点を解決するためのものであり、金属又
は非金属の表面上の油脂、錆、ゴミ等の異物の除去とり
ん酸塩処理とを同時に1段階にて行い、前処理工程を省
略化し、迅速かつ簡便に処理を行う表面処理方法及び表
面処理金属又は非金属を提供することを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記従来
技術の抱える課題を解決するための手段について、鋭意
検討を重ねた結果、金属又は非金属の表面をショットブ
ラスト、ウエットブラスト、塗布又は静電塗装等の物理
的手段によって、りん酸塩を用い研磨すると、りん酸塩
自体が、素材中に埋め込まれ、強固に付着し、該表面を
被覆し、皮膜が形成されていることを見出した。すなわ
ち、このような物理的手段によって、金属又は非金属の
表面がりん酸塩で研磨され、同時にりん酸塩で被覆され
皮膜が形成されていたことを見出し、また、りん酸塩皮
膜を被処理物に被覆する段階において、従来のりん酸塩
化成処理よりも物理的手段による方が被覆され易いこと
が判明し、本発明を完成するに至った。本発明で使用す
るりん酸塩として、特にバルボサライト(塩基性りん酸
鉄、Fe(III)2Fe(II)(PO4)2(OH)2)が
特に好ましく、またりん酸塩化成処理にて発生するスラ
ッジを水熱反応処理によって合成したバルボサライトを
用いた場合、スラッジのリサイクルが図られ、産業廃棄
物等の環境上の問題の解決も図られることも判明した。
技術の抱える課題を解決するための手段について、鋭意
検討を重ねた結果、金属又は非金属の表面をショットブ
ラスト、ウエットブラスト、塗布又は静電塗装等の物理
的手段によって、りん酸塩を用い研磨すると、りん酸塩
自体が、素材中に埋め込まれ、強固に付着し、該表面を
被覆し、皮膜が形成されていることを見出した。すなわ
ち、このような物理的手段によって、金属又は非金属の
表面がりん酸塩で研磨され、同時にりん酸塩で被覆され
皮膜が形成されていたことを見出し、また、りん酸塩皮
膜を被処理物に被覆する段階において、従来のりん酸塩
化成処理よりも物理的手段による方が被覆され易いこと
が判明し、本発明を完成するに至った。本発明で使用す
るりん酸塩として、特にバルボサライト(塩基性りん酸
鉄、Fe(III)2Fe(II)(PO4)2(OH)2)が
特に好ましく、またりん酸塩化成処理にて発生するスラ
ッジを水熱反応処理によって合成したバルボサライトを
用いた場合、スラッジのリサイクルが図られ、産業廃棄
物等の環境上の問題の解決も図られることも判明した。
【0006】すなわち、本発明は金属又は非金属の表面
を、りん酸塩を用い物理的手段によって該表面を研磨
し、同時に該表面を前記りん酸塩で被覆し、皮膜を形成
させることを特徴とする金属又は非金属の表面処理方法
を提供する。
を、りん酸塩を用い物理的手段によって該表面を研磨
し、同時に該表面を前記りん酸塩で被覆し、皮膜を形成
させることを特徴とする金属又は非金属の表面処理方法
を提供する。
【0007】また、本発明は、前記物理的手段が、ショ
ットブラストであり、かつ前記りん酸塩がバルボサライ
トであることが特に好ましい。
ットブラストであり、かつ前記りん酸塩がバルボサライ
トであることが特に好ましい。
【0008】さらに、本発明は金属又は非金属の表面
に、物理的手段によって被覆されたバルボサライトの皮
膜を有することを特徴とする表面処理金属又は非金属提
供する。
に、物理的手段によって被覆されたバルボサライトの皮
膜を有することを特徴とする表面処理金属又は非金属提
供する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
被加工物である金属又は非金属は特に特定するものでは
なく、研磨出来るものであれば広範囲に適用できる。例
えば、金属としてはステンレス、チタン及びその合金、
銅及びその合金などのように、皮膜塗装下地であるりん
酸塩処理やクロメート処理などの化成処理が困難な材料
に有利である。また、プラスチックス等の非金属も化成
処理が不可能なので本発明を適用すると塗装密着性が向
上するので好ましい。鉄鋼、アルミニウム及びその合
金、マグネシウム及びその合金、亜鉛及びその合金等化
成処理が可能なものも適用できる。
被加工物である金属又は非金属は特に特定するものでは
なく、研磨出来るものであれば広範囲に適用できる。例
えば、金属としてはステンレス、チタン及びその合金、
銅及びその合金などのように、皮膜塗装下地であるりん
酸塩処理やクロメート処理などの化成処理が困難な材料
に有利である。また、プラスチックス等の非金属も化成
処理が不可能なので本発明を適用すると塗装密着性が向
上するので好ましい。鉄鋼、アルミニウム及びその合
金、マグネシウム及びその合金、亜鉛及びその合金等化
成処理が可能なものも適用できる。
【0010】本発明において、金属又は非金属の表面を
りん酸塩を用い物理的手段によって処理すると、該金属
又は非金属の表面が研磨と同時にりん酸塩で被覆され皮
膜が形成される。本発明での物理手段としては、例えば
ショットブラスト、ウエットブラスト、塗布又は静電塗
装が挙げられ、ショトブラストが特に好ましい。
りん酸塩を用い物理的手段によって処理すると、該金属
又は非金属の表面が研磨と同時にりん酸塩で被覆され皮
膜が形成される。本発明での物理手段としては、例えば
ショットブラスト、ウエットブラスト、塗布又は静電塗
装が挙げられ、ショトブラストが特に好ましい。
【0011】ショトブラストにて処理する場合噴射ノズ
ルを備えた研磨装置が用いられる。研磨装置のノズルか
ら研磨材(りん酸塩)を噴射して被加工物に激しく吹き
付けて、被加工物の表面加工を行う。吹き付け加工を能
率的に行うには、吹き付け距離、吹き付け角度、吹き付
け圧力、研磨材とエアーの圧力などの適切な調整を必要
とする。吹き付け距離は研磨材の比重にも左右される、
本発明では4−5kg/cm2の圧力で100−120
mmの条件で使用する。吹き付け角度は30−60度が
一般的に良く、本発明では吹き付け角度は余りこだわら
ず上記範囲とする。空気と研磨材の混合比は、研磨材の
粗さ、重さ、エアー圧力などに左右され本発明の場合混
合比約0.5のものを用いた。このような条件を満たす
研磨装置は一般的である。上記において研磨材としてり
ん酸塩が用いられるが、研磨材は同時に皮膜剤としての
機能を有する。
ルを備えた研磨装置が用いられる。研磨装置のノズルか
ら研磨材(りん酸塩)を噴射して被加工物に激しく吹き
付けて、被加工物の表面加工を行う。吹き付け加工を能
率的に行うには、吹き付け距離、吹き付け角度、吹き付
け圧力、研磨材とエアーの圧力などの適切な調整を必要
とする。吹き付け距離は研磨材の比重にも左右される、
本発明では4−5kg/cm2の圧力で100−120
mmの条件で使用する。吹き付け角度は30−60度が
一般的に良く、本発明では吹き付け角度は余りこだわら
ず上記範囲とする。空気と研磨材の混合比は、研磨材の
粗さ、重さ、エアー圧力などに左右され本発明の場合混
合比約0.5のものを用いた。このような条件を満たす
研磨装置は一般的である。上記において研磨材としてり
ん酸塩が用いられるが、研磨材は同時に皮膜剤としての
機能を有する。
【0012】本発明で使用するりん酸塩は特に制限され
ないが、同形のりん酸塩が用いられ、バルボサライトが
特に好ましい。使用されるバルボサライトの純度は特に
制限されない。例えば試薬を用いても良いし、家電、鉄
鋼、自動車ライン等で発生するりん酸塩スラッジから合
成されたものも使用できる。一般には前記スラッジを水
熱反応を用いてバルボサライトとして合成して用いる。
尚、この方法については特開平5−320938、特開
平8−53771に詳細に記されているので簡単に説明
する。
ないが、同形のりん酸塩が用いられ、バルボサライトが
特に好ましい。使用されるバルボサライトの純度は特に
制限されない。例えば試薬を用いても良いし、家電、鉄
鋼、自動車ライン等で発生するりん酸塩スラッジから合
成されたものも使用できる。一般には前記スラッジを水
熱反応を用いてバルボサライトとして合成して用いる。
尚、この方法については特開平5−320938、特開
平8−53771に詳細に記されているので簡単に説明
する。
【0013】りん酸塩皮膜は鉄鋼等金属の塗装下地や塑
性加工に多用されており、化成処理することにより表1
に示すような組成のりん酸第2鉄を主成分としたスラッ
ジが析出する。析出したスラッジは現在ほとんど産業廃
棄物として処分される。スラッジを密閉容器中、水の存
在下、加熱加圧(例えばスラッジの20%懸濁液を18
0℃、6時間処理)することにより(1)式に示すよう
にりん酸第2鉄が変化して緑〜青色を呈した表2に示す
組成の鉄が一部還元されたバルボサライトが得られる。
尚、ここに示すFe量は第1鉄と第2鉄の合計を示す。
これを水洗、ろ過、乾燥して本発明の研磨材として使用
する。また、反応時、鉄鋼を添加することにより(2)
式に示すように反応が促進され、バルボサライトの収量
が多くなる。
性加工に多用されており、化成処理することにより表1
に示すような組成のりん酸第2鉄を主成分としたスラッ
ジが析出する。析出したスラッジは現在ほとんど産業廃
棄物として処分される。スラッジを密閉容器中、水の存
在下、加熱加圧(例えばスラッジの20%懸濁液を18
0℃、6時間処理)することにより(1)式に示すよう
にりん酸第2鉄が変化して緑〜青色を呈した表2に示す
組成の鉄が一部還元されたバルボサライトが得られる。
尚、ここに示すFe量は第1鉄と第2鉄の合計を示す。
これを水洗、ろ過、乾燥して本発明の研磨材として使用
する。また、反応時、鉄鋼を添加することにより(2)
式に示すように反応が促進され、バルボサライトの収量
が多くなる。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【化1】
【0017】上記によって得られた本発明のバルボサラ
イトは粒径約10μの球状であり、溶融すると形態が変
化してしまうため硬度は明らかでないが、ステンレス鋼
板に比較して硬いので研磨材にも好適である(JIS−
R6001 #1000、#1200に該当)。
イトは粒径約10μの球状であり、溶融すると形態が変
化してしまうため硬度は明らかでないが、ステンレス鋼
板に比較して硬いので研磨材にも好適である(JIS−
R6001 #1000、#1200に該当)。
【0018】本発明の研磨材兼皮膜材であるバルボサラ
イトで研磨処理すると、凸凹をもって表面は清浄化さ
れ、凸凹の大きさは巾約3μmで深さ約20μmあり、
投錨効果によって塗装密着性が向上する。また金属種に
よって硬さが異なるためこの凸凹の大きさも異なってく
る。
イトで研磨処理すると、凸凹をもって表面は清浄化さ
れ、凸凹の大きさは巾約3μmで深さ約20μmあり、
投錨効果によって塗装密着性が向上する。また金属種に
よって硬さが異なるためこの凸凹の大きさも異なってく
る。
【0019】また、本発明の皮膜材兼研磨材、バルボサ
ライトで研磨処理すると、バルボサライト自体が素材中
に埋め込まれ、テープ剥離によっても剥離できないぼど
強固に付着している。バルボサライト付着量は研磨処理
条件によって異なるがりんとして5−100mg/m2
とするのが好ましい。より好ましくは10−50mg/
m2である。この範囲外では塗装密着性、耐食性が不十
分である。このバルボサライトは表3に示すようにりん
酸塩皮膜に比較し、耐酸性、耐塩基性にも優れており、
強酸にも強いためこの皮膜は被加工物の表面を腐食から
防御することが出来るので、耐食性も向上するものと考
えられる。
ライトで研磨処理すると、バルボサライト自体が素材中
に埋め込まれ、テープ剥離によっても剥離できないぼど
強固に付着している。バルボサライト付着量は研磨処理
条件によって異なるがりんとして5−100mg/m2
とするのが好ましい。より好ましくは10−50mg/
m2である。この範囲外では塗装密着性、耐食性が不十
分である。このバルボサライトは表3に示すようにりん
酸塩皮膜に比較し、耐酸性、耐塩基性にも優れており、
強酸にも強いためこの皮膜は被加工物の表面を腐食から
防御することが出来るので、耐食性も向上するものと考
えられる。
【0020】
【表3】
【0021】本発明でバルボサライトを用いて効果があ
る理由は幾つかあるが、非晶質であったりん酸塩スラッ
ジは水熱反応により結晶化され、スラッジに比較すると
比重、かさ密度が増大し、硬度も増し、更に絶縁性も増
すと考えられる。また表3に示したようにりん酸塩スラ
ッジはアルカリに溶解し、酸にも溶解する。一方、バル
ボサライトは酸には非常に安定で、王水等酸化剤存在下
で長時間加熱によりやっと溶解する。しかし、バルボサ
ライト中の第一鉄がアルカリによって酸化するためpH
12以上の強アルカリには不安定である。これも耐食性
向上の一因と考えられる。即ち、バルボサライトは適当
な硬さ、粒径を持ち、安定な物質であり、かつ被加工物
表面に強固に付着するため、研磨材兼皮膜剤としては好
適であり、化成処理皮膜の代替になるのである。
る理由は幾つかあるが、非晶質であったりん酸塩スラッ
ジは水熱反応により結晶化され、スラッジに比較すると
比重、かさ密度が増大し、硬度も増し、更に絶縁性も増
すと考えられる。また表3に示したようにりん酸塩スラ
ッジはアルカリに溶解し、酸にも溶解する。一方、バル
ボサライトは酸には非常に安定で、王水等酸化剤存在下
で長時間加熱によりやっと溶解する。しかし、バルボサ
ライト中の第一鉄がアルカリによって酸化するためpH
12以上の強アルカリには不安定である。これも耐食性
向上の一因と考えられる。即ち、バルボサライトは適当
な硬さ、粒径を持ち、安定な物質であり、かつ被加工物
表面に強固に付着するため、研磨材兼皮膜剤としては好
適であり、化成処理皮膜の代替になるのである。
【0022】
【実施例】以下実施例を用いて本発明の効果をより具体
的に説明する。なお、表面粗度塗装密着性、2次密着性
及び耐食性の評価試験の方法は次の通りである。
的に説明する。なお、表面粗度塗装密着性、2次密着性
及び耐食性の評価試験の方法は次の通りである。
【0023】〔表面粗度〕表面粗さ測定器(東京精密)
にて測定した。
にて測定した。
【0024】〔塗装密着性〕JISK5400の碁盤目
試験に準拠したセロテープ剥離法により評価した。なお
評価は10段階とし、数値が大きいほど塗装密着性が良
好であることを示す。
試験に準拠したセロテープ剥離法により評価した。なお
評価は10段階とし、数値が大きいほど塗装密着性が良
好であることを示す。
【0025】〔2次密着性〕沸騰水中に塗装板と60分
浸漬後、JISK5400碁盤目試験に準拠したセロテ
ープ剥離法にて評価した。なお、評価は10段階とし、
数値が大きいほど2次密着性が良好であることを示す。
浸漬後、JISK5400碁盤目試験に準拠したセロテ
ープ剥離法にて評価した。なお、評価は10段階とし、
数値が大きいほど2次密着性が良好であることを示す。
【0026】〔耐食性〕沸騰水中に塗装板を60分浸漬
後、クロスカットを入れ、JISZ2371の塩水噴霧
試験60日間で評価した。評価基準は次の通りである。 ◎:錆の発生が全くなし。 ○:錆の発生は殆どなし。 △:錆の発生が僅かに存在する。 ×:錆の発生が多い。
後、クロスカットを入れ、JISZ2371の塩水噴霧
試験60日間で評価した。評価基準は次の通りである。 ◎:錆の発生が全くなし。 ○:錆の発生は殆どなし。 △:錆の発生が僅かに存在する。 ×:錆の発生が多い。
【0027】〔供試りん酸塩〕自動車ボディー塗装前処
理ラインのりん酸亜鉛系皮膜処理槽より採取した含水率
60%のりん酸塩スラッジ(PO452.7%、Fe2
4.6%、Zn3.1%、Ni 0.23%、Na2.
4%、NO32.5%)100kgに水100Lを加え
て鋼板を内張りした200Lオートクレーブ中に入れ、
180℃、6時間水熱反応処理を行った。冷却後、合成
したバルボサライトを100Lの水で3回洗浄し、風乾
後、105℃で乾燥した。収量26kgのバルボサライ
ト(PO450.5%、Fe28.4%、Zn7.6
%、Ni 0.77%、Na0.59%、NO3 0.
08%)を得た。この研磨材兼皮膜材バルボサライトを
供試りん酸塩として使用した。
理ラインのりん酸亜鉛系皮膜処理槽より採取した含水率
60%のりん酸塩スラッジ(PO452.7%、Fe2
4.6%、Zn3.1%、Ni 0.23%、Na2.
4%、NO32.5%)100kgに水100Lを加え
て鋼板を内張りした200Lオートクレーブ中に入れ、
180℃、6時間水熱反応処理を行った。冷却後、合成
したバルボサライトを100Lの水で3回洗浄し、風乾
後、105℃で乾燥した。収量26kgのバルボサライ
ト(PO450.5%、Fe28.4%、Zn7.6
%、Ni 0.77%、Na0.59%、NO3 0.
08%)を得た。この研磨材兼皮膜材バルボサライトを
供試りん酸塩として使用した。
【0028】 〔供試金属又は非金属材料〕 ・アルミニウム板 :A5052P (実施例1、比較例1) ・チタン合金板 :6%Al−4%V−Ti (実施例2、比較例2) ・銅板 :タフピッチ銅C1100 (実施例3、比較例3) ・ステンレス鋼板 :SUS304 (実施例4、比較例4) ・プラスチック :ポリプロピレン板 (実施例5、比較例5)
【0029】実施例1 前記バルボサライトを研磨材兼皮膜材として用い、被加
工物として前記アルミニウム板上に、研磨装置により空
気と研磨材の混合比0.5、噴射圧力4.5kg/cm
2、距離100mm、噴射角度60度、研磨時間1分/
dm2で処理を行った。研磨装置は(株)不二製作所製
ニュマ・プラスター3LD型を使用した。研磨処理板の
特性を表4に示した。
工物として前記アルミニウム板上に、研磨装置により空
気と研磨材の混合比0.5、噴射圧力4.5kg/cm
2、距離100mm、噴射角度60度、研磨時間1分/
dm2で処理を行った。研磨装置は(株)不二製作所製
ニュマ・プラスター3LD型を使用した。研磨処理板の
特性を表4に示した。
【0030】研磨後の処理板は(株)佑光社製アクリー
#150ホワイト塗料を1HSCUPの粘度条件で塗膜
厚20〜30μmになるようスプレー塗装した。焼き付
けは150℃、20分行った。こうした得られた処理板
について塗装密着性、2次密着性及び耐食性の評価を行
った。評価結果を表5に示した。更に塗装は研磨直後で
なく、研磨後屋内に1カ月放置した後に上記と全く同一
条件で塗装したものについて上記と同様な塗装密着性、
2次密着性、耐食性を評価し、研磨後の経時劣化を調査
した。評価結果を表5に示した。
#150ホワイト塗料を1HSCUPの粘度条件で塗膜
厚20〜30μmになるようスプレー塗装した。焼き付
けは150℃、20分行った。こうした得られた処理板
について塗装密着性、2次密着性及び耐食性の評価を行
った。評価結果を表5に示した。更に塗装は研磨直後で
なく、研磨後屋内に1カ月放置した後に上記と全く同一
条件で塗装したものについて上記と同様な塗装密着性、
2次密着性、耐食性を評価し、研磨後の経時劣化を調査
した。評価結果を表5に示した。
【0031】実施例2 被加工物としてアルミニウム板の代わりに前記チタン合
金板を用い、以下実施例1と全く同じ方法で研磨皮膜処
理し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試
験で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試
験を表5に示した。
金板を用い、以下実施例1と全く同じ方法で研磨皮膜処
理し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試
験で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試
験を表5に示した。
【0032】実施例3 被加工物としてアルミニウム板の代わりに前記銅板を用
い、以下実施例1と全く同じ方法で研磨皮膜処理し、塗
装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験で評価
した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験を表5
に示した。
い、以下実施例1と全く同じ方法で研磨皮膜処理し、塗
装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験で評価
した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験を表5
に示した。
【0033】実施例4 被加工物としてアルミニウム板の代わりに前記ステンレ
ス鋼板を用い、以下実施例1と全く同じ方法で研磨皮膜
処理し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ
試験で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価
試験を表5に示した。
ス鋼板を用い、以下実施例1と全く同じ方法で研磨皮膜
処理し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ
試験で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価
試験を表5に示した。
【0034】実施例5 被加工物としてアルミニウム板の代わりにプラスチック
スとしてポリプロピレン板を用い、以下実施例1と全く
同じ方法で研磨皮膜処理し、塗装し、塗装板については
実施例1と全く同じ試験で評価した。研磨処理板の特性
を表4に、性能評価試験を表5に示した。
スとしてポリプロピレン板を用い、以下実施例1と全く
同じ方法で研磨皮膜処理し、塗装し、塗装板については
実施例1と全く同じ試験で評価した。研磨処理板の特性
を表4に、性能評価試験を表5に示した。
【0035】比較例1 研磨材としてバルボサライトの代わりにアルミナ#22
0を使用し、以下実施例1と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
0を使用し、以下実施例1と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
【0036】比較例2 研磨材としてバルボサライトの代わりにアルミナ#22
0を使用し、以下実施例2と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
0を使用し、以下実施例2と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
【0037】比較例3 研磨材としてバルボサライトの代わりにアルミナ#22
0を使用し、以下実施例3と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
0を使用し、以下実施例3と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
【0038】比較例4 研磨材としてバルボサライトの代わりにアルミナ#22
0を使用し、以下実施例4と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
0を使用し、以下実施例4と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
【0039】比較例5 研磨材としてバルボサライトの代わりにアルミナ#22
0を使用し、以下実施例4と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
0を使用し、以下実施例4と全く同じ方法で研磨処理
し、塗装し、塗装板については実施例1と全く同じ試験
で評価した。研磨処理板の特性を表4に、性能評価試験
を表5に示した。
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】以上の実施例1〜5と比較例1〜5の評価
試験結果から次のことが言える。 各種材料とも研磨直後、研磨経時後に塗装しても、初
期の塗装密着性に差異は認められない。 しかしながら、研磨1カ月後の実施例1〜5は被加工
物表面に適正なバルボサライト皮膜が付着しているので
2次密着性及び耐食性が明らかに比較例1〜5より優れ
ている。 即ち、研磨材兼皮膜材としてバルボサライトを使用す
ることにより、表面が研削され、かつ乾式で皮膜を付着
することができるので、塗装密着性や耐食性が現行処理
以上に向上している。
試験結果から次のことが言える。 各種材料とも研磨直後、研磨経時後に塗装しても、初
期の塗装密着性に差異は認められない。 しかしながら、研磨1カ月後の実施例1〜5は被加工
物表面に適正なバルボサライト皮膜が付着しているので
2次密着性及び耐食性が明らかに比較例1〜5より優れ
ている。 即ち、研磨材兼皮膜材としてバルボサライトを使用す
ることにより、表面が研削され、かつ乾式で皮膜を付着
することができるので、塗装密着性や耐食性が現行処理
以上に向上している。
【0043】
【発明の効果】本発明は、油脂、錆、ゴミ等の異物の除
去とりん酸塩処理とを同時に一段階にて行い、従来に比
べ前処理工程が省略され迅速、簡便に処理が可能であ
る。また、りん酸塩皮膜を被処理物に被覆する段階にお
いて、従来のりん酸塩化成処理よりも物理的手段による
方が被覆され易い。さらに、りん酸塩化成処理工程から
排出されるスラッジを合成したバルボサライトを本発明
のりん酸塩として使用した場合は産業廃棄物のリサイク
ルとして有用である。
去とりん酸塩処理とを同時に一段階にて行い、従来に比
べ前処理工程が省略され迅速、簡便に処理が可能であ
る。また、りん酸塩皮膜を被処理物に被覆する段階にお
いて、従来のりん酸塩化成処理よりも物理的手段による
方が被覆され易い。さらに、りん酸塩化成処理工程から
排出されるスラッジを合成したバルボサライトを本発明
のりん酸塩として使用した場合は産業廃棄物のリサイク
ルとして有用である。
Claims (5)
- 【請求項1】 金属又は非金属の表面を、りん酸塩を用
い物理的手段によって該表面を研磨し、同時に該表面を
前記りん酸塩で被覆し、皮膜を形成させることを特徴と
する金属又は非金属の表面処理方法。 - 【請求項2】 前記物理的手段が、ショットブラスト、
ウエットブラスト、塗布又は静電塗装である請求項1記
載の金属又は非金属の表面処理方法。 - 【請求項3】 前記物理的手段が、ショットブラストで
あり、かつ前記りん酸塩がバルボサライトであることを
特徴とする請求項1記載の金属又は非金属の表面処理方
法。 - 【請求項4】 金属又は非金属の表面に、物理的手段に
よって被覆されたバルボサライトの皮膜を有することを
特徴とする表面処理金属又は非金属。 - 【請求項5】 前記バルボサライトがりん酸塩化成処理
にて発生するスラッジを水熱反応処理によって合成した
生成物であることを特徴とする請求項4記載の表面処理
金属又は非金属。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13927797A JPH10315137A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | りん酸塩による金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属 |
PCT/US1998/009215 WO1998051416A1 (en) | 1997-05-14 | 1998-05-14 | Process for phosphating a substrate surface and product therefrom |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13927797A JPH10315137A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | りん酸塩による金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315137A true JPH10315137A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15241546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13927797A Pending JPH10315137A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | りん酸塩による金属又は非金属の表面処理方法及び表面処理金属又は非金属 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10315137A (ja) |
WO (1) | WO1998051416A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169580A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Arrk Okayama Co Ltd | マグネシウム又はマグネシウム合金からなる製品の製造方法 |
CN103084983A (zh) * | 2011-10-31 | 2013-05-08 | 厦门金宝莱整体家居有限公司 | 一种凸显原木制品纹路的加工方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4005232A (en) * | 1971-10-29 | 1977-01-25 | Imperial Chemical Industries Limited | Coatings of metal phosphates on metals or glass |
US5200000A (en) * | 1989-01-31 | 1993-04-06 | Nihon Parkerizing Co., Ltd. | Phosphate treatment solution for composite structures and method for treatment |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP13927797A patent/JPH10315137A/ja active Pending
-
1998
- 1998-05-14 WO PCT/US1998/009215 patent/WO1998051416A1/en active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006169580A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Arrk Okayama Co Ltd | マグネシウム又はマグネシウム合金からなる製品の製造方法 |
CN103084983A (zh) * | 2011-10-31 | 2013-05-08 | 厦门金宝莱整体家居有限公司 | 一种凸显原木制品纹路的加工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1998051416A1 (en) | 1998-11-19 |
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