JPH10314876A - 熱交換器及びその製造方法 - Google Patents
熱交換器及びその製造方法Info
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- JPH10314876A JPH10314876A JP13212997A JP13212997A JPH10314876A JP H10314876 A JPH10314876 A JP H10314876A JP 13212997 A JP13212997 A JP 13212997A JP 13212997 A JP13212997 A JP 13212997A JP H10314876 A JPH10314876 A JP H10314876A
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- Japan
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- metal
- heat exchanger
- assembly
- tube materials
- respective tube
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱交換効率の優れた熱交換器を提供する。
【解決手段】 金属製のパイプ材を液体又は気体が流れ
るように組立てて形成された組立体と、前記組立体の空
間部に、その組立体のパイプ材に溶着して設けられた金
属製の多孔質体とからなる。
るように組立てて形成された組立体と、前記組立体の空
間部に、その組立体のパイプ材に溶着して設けられた金
属製の多孔質体とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のラジエ
ータ、あるいは、その他の各種産業分野で用いられる熱
交換用の熱交換器、及びその製造方法に関する。
ータ、あるいは、その他の各種産業分野で用いられる熱
交換用の熱交換器、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、内燃機関の冷却水を冷却
するために用いられるラジエータは、冷却水の流れるパ
イプの表面に多数のフィンをろう付けや溶接等により設
けて、表面積を増加させて放熱効果を高めるように構成
されている。
するために用いられるラジエータは、冷却水の流れるパ
イプの表面に多数のフィンをろう付けや溶接等により設
けて、表面積を増加させて放熱効果を高めるように構成
されている。
【0003】また、各種産業用で用いられる熱交換器
は、熱の交換効率を高めるために、液体や気体(以下、
「流体」という)の流れるパイプを長くしたり、あるい
は、その本数を増加するようにしている。
は、熱の交換効率を高めるために、液体や気体(以下、
「流体」という)の流れるパイプを長くしたり、あるい
は、その本数を増加するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の熱交換器において、フィンを設ける場合は、そのフ
ィンをろう付けや溶接により取付ける工程を必要として
製造コストが高くなるという欠点があった。
来の熱交換器において、フィンを設ける場合は、そのフ
ィンをろう付けや溶接により取付ける工程を必要として
製造コストが高くなるという欠点があった。
【0005】また、流体の流れるパイプの長さを長くし
たり、その本数を増加させたときは、材料費がかさんで
製造コストが高くなるとともに、熱交換器自体が大型化
になるという欠点があった。
たり、その本数を増加させたときは、材料費がかさんで
製造コストが高くなるとともに、熱交換器自体が大型化
になるという欠点があった。
【0006】そこで、本発明は、上記欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、製造コストが
低減でき、しかも、熱交換器自体を小型化することので
きる熱交換器を提供するとともに、その熱交換器の製造
方法を提供することにある。
めになされたものであって、その目的は、製造コストが
低減でき、しかも、熱交換器自体を小型化することので
きる熱交換器を提供するとともに、その熱交換器の製造
方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る熱交換器
は、上記目的を達成するために、金属製のパイプ材を流
体が流れるように組立てて形成された組立体と、前記組
立体の空間部に、その組立体のパイプ材に溶着して設け
られた金属製の多孔質体と、からなることを特徴として
いる。
は、上記目的を達成するために、金属製のパイプ材を流
体が流れるように組立てて形成された組立体と、前記組
立体の空間部に、その組立体のパイプ材に溶着して設け
られた金属製の多孔質体と、からなることを特徴として
いる。
【0008】本発明に係る熱交換器の製造方法は、上記
目的を達成するために、金属製のパイプ材を流体が流れ
るように組立てて形成された組立体の空間部に、金属粉
末とバインダー溶液とからなるスラリーをその金属粉末
の焼結温度以下で焼失する多孔材に含浸させて得られた
充填体を配設して、焼結処理を行うことを特徴としてい
る。また、前記パイプ材の接合箇所に、そのパイプ材と
同質の金属粉末とバインダー溶液とからなるスラリーを
塗布したことを特徴としている。
目的を達成するために、金属製のパイプ材を流体が流れ
るように組立てて形成された組立体の空間部に、金属粉
末とバインダー溶液とからなるスラリーをその金属粉末
の焼結温度以下で焼失する多孔材に含浸させて得られた
充填体を配設して、焼結処理を行うことを特徴としてい
る。また、前記パイプ材の接合箇所に、そのパイプ材と
同質の金属粉末とバインダー溶液とからなるスラリーを
塗布したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、内燃機関のラジエータに
適用可能な一実施の形態に係る熱交換器の一部正面図で
ある。
に基づいて説明する。図1は、内燃機関のラジエータに
適用可能な一実施の形態に係る熱交換器の一部正面図で
ある。
【0010】組立体Aは、所定の間隔を保ち、かつ、平
行に設けられた2本の比較的太いSUSあるいはCuか
らなる金属製のパイプ材1a,1bと、これらパイプ材
1a,1b間に所定の間隔を保ち、かつ、互いに平行に
設けられた、比較的細いパイプ材2a,2b…とから形
成されている。
行に設けられた2本の比較的太いSUSあるいはCuか
らなる金属製のパイプ材1a,1bと、これらパイプ材
1a,1b間に所定の間隔を保ち、かつ、互いに平行に
設けられた、比較的細いパイプ材2a,2b…とから形
成されている。
【0011】各パイプ材1a,1bと各パイプ材2a,
2b…とは、互いに連通するように設けられているとと
もに、各パイプ材1a,1b及び各パイプ材2a,2b
…間の接合(接続)箇所は、水密状ないし気密状に接続
されている。なお、この接合方法については後述する。
2b…とは、互いに連通するように設けられているとと
もに、各パイプ材1a,1b及び各パイプ材2a,2b
…間の接合(接続)箇所は、水密状ないし気密状に接続
されている。なお、この接合方法については後述する。
【0012】多孔質体Bは、各パイプ材1a,1b及び
各パイプ材2a,2b…によって形成される組立体Aの
空間部3a,3b…内に設けられていて、SUSあるい
はCu等の金属製の多孔質で構成されている。
各パイプ材2a,2b…によって形成される組立体Aの
空間部3a,3b…内に設けられていて、SUSあるい
はCu等の金属製の多孔質で構成されている。
【0013】この多孔質体B,B…は、後に詳述する
が、各パイプ材1a,1b、2a,2b…と同じ材質の
金属粉末を焼結処理して作られ、その焼結処理時に、図
1のイ部に拡大して示されるように、各パイプ材1a,
1b、2a,2b…に溶着して設けられるように構成さ
れている。
が、各パイプ材1a,1b、2a,2b…と同じ材質の
金属粉末を焼結処理して作られ、その焼結処理時に、図
1のイ部に拡大して示されるように、各パイプ材1a,
1b、2a,2b…に溶着して設けられるように構成さ
れている。
【0014】上述構成の熱交換器が内燃機関のラジエー
タとして用いられるときは、太いパイプ材1a,1bが
ヘッダー管として用いられ、そのヘッダー管の一方側
(図1の例では1b)に冷却水(高温水)を供給する
と、細いパイプ材2a,2b…の枝管を介して他方のヘ
ッダー管(1a)に移動する間(図1の矢印参照)、多
孔質体Bを介して放熱され、冷却水は冷却される。
タとして用いられるときは、太いパイプ材1a,1bが
ヘッダー管として用いられ、そのヘッダー管の一方側
(図1の例では1b)に冷却水(高温水)を供給する
と、細いパイプ材2a,2b…の枝管を介して他方のヘ
ッダー管(1a)に移動する間(図1の矢印参照)、多
孔質体Bを介して放熱され、冷却水は冷却される。
【0015】この多孔質体Bは、従来のフィンよりも各
段に表面積が大きいので、熱交換効率(ラジエータの場
合は冷却効率)が優れ、熱交換器自体を小型化すること
ができる。
段に表面積が大きいので、熱交換効率(ラジエータの場
合は冷却効率)が優れ、熱交換器自体を小型化すること
ができる。
【0016】次に、図2を用いて本発明に係る熱交換器
の製造方法について説明する。以下、製造工程順に説明
する。
の製造方法について説明する。以下、製造工程順に説明
する。
【0017】(a)組立体Aの製造 〔1〕組立工程 パイプ材1a,1bに、パイプ材2a,2b…用の挿入
口を設け、これら挿入口に各パイプ材2a,2b…を挿
入して組立体Aを組立てる。
口を設け、これら挿入口に各パイプ材2a,2b…を挿
入して組立体Aを組立てる。
【0018】〔2〕スラリー塗布工程 各パイプ材1a,1bと各パイプ材2a,2b…の接続
箇所に、後述の充填体Cに含浸させると同様のスラリー
Sを塗布する。
箇所に、後述の充填体Cに含浸させると同様のスラリー
Sを塗布する。
【0019】(b)充填体Cの製造 この充填体Cは、上記組立体Aの製造と並行して行うこ
とができる。
とができる。
【0020】〔1〕スラリー製造工程 図示しない容器に水を入れ、その中に粉末状のアルギン
酸アンモニウムを1〜2%(wt)となるように入れて
撹拌機で混合する。これにより、粘性を有するアルギン
酸アンモニウム水溶液、すなわちバインダー溶液が得ら
れる。このバインダー溶液1に対して、平均粒径10μ
mのSUSあるいはCu等の金属粉末を1の割合で添加
し、撹拌機で混合撹拌してスラリーSが製造される。
酸アンモニウムを1〜2%(wt)となるように入れて
撹拌機で混合する。これにより、粘性を有するアルギン
酸アンモニウム水溶液、すなわちバインダー溶液が得ら
れる。このバインダー溶液1に対して、平均粒径10μ
mのSUSあるいはCu等の金属粉末を1の割合で添加
し、撹拌機で混合撹拌してスラリーSが製造される。
【0021】なお、このアルギン酸アンモニウムの代わ
りにアルギン酸ナトリウム、あるいは寒天を用いること
もできる。また、金属粉末としては、Ni,Cr,M
o,V,Ag,At,Pt,Mn,Fe,W,Co,P
d,Rh,Ti等の金属、又はこれらの合金の粉末で、
その粒径は0.1〜30μmのものを用いることができ
る。いずれにしても、上記組立体Aのパイプ材1a,1
b、2a,2b…と同質の金属を用いて、組立体Aと多
孔質体Bとの溶着が良好に行われるように工夫される。
りにアルギン酸ナトリウム、あるいは寒天を用いること
もできる。また、金属粉末としては、Ni,Cr,M
o,V,Ag,At,Pt,Mn,Fe,W,Co,P
d,Rh,Ti等の金属、又はこれらの合金の粉末で、
その粒径は0.1〜30μmのものを用いることができ
る。いずれにしても、上記組立体Aのパイプ材1a,1
b、2a,2b…と同質の金属を用いて、組立体Aと多
孔質体Bとの溶着が良好に行われるように工夫される。
【0022】このスラリー製造工程で得られたスラリー
Sの一部は、上記組立体Aの塗布工程で用いられる。な
お、別途用意されたスラリ−が用いられる場合もある。
Sの一部は、上記組立体Aの塗布工程で用いられる。な
お、別途用意されたスラリ−が用いられる場合もある。
【0023】〔2〕スラリー吸着工程 スラリーSを別の図示しない容器に移し、この容器内に
図2の組立体Aの空間3a,3b…の形状より少し大き
い形状で、かつ、ほぼパイプ材1a,1bの太さの厚さ
のポリウレタンフォーム(スポンジ)の多孔材C′を入
れ、その多孔材C′にスラリーSを含浸させる。なお、
この多孔材C′の周辺部の形状は、空間部3a,3b…
への充填体Cの装着を容易にするため、パイプ材1a,
1b、2a,2b…の形状に合わせた凹条溝に形成され
ている。
図2の組立体Aの空間3a,3b…の形状より少し大き
い形状で、かつ、ほぼパイプ材1a,1bの太さの厚さ
のポリウレタンフォーム(スポンジ)の多孔材C′を入
れ、その多孔材C′にスラリーSを含浸させる。なお、
この多孔材C′の周辺部の形状は、空間部3a,3b…
への充填体Cの装着を容易にするため、パイプ材1a,
1b、2a,2b…の形状に合わせた凹条溝に形成され
ている。
【0024】〔3〕圧搾工程 スラリーの含浸した多孔材C′を絞りローラで圧搾処理
して、多孔材C′から余分なスラリーSが除去される。
この圧搾処理は、絞りローラ以外で、例えば、手絞りで
除去するようにしてもよい。
して、多孔材C′から余分なスラリーSが除去される。
この圧搾処理は、絞りローラ以外で、例えば、手絞りで
除去するようにしてもよい。
【0025】〔4〕乾燥工程 余分なスラリーSの除去された多孔材C′を、天日又は
乾燥装置で乾燥処理して水分が除去されて、乾燥された
多孔材C′、すなわち充填体Cが製造される。
乾燥装置で乾燥処理して水分が除去されて、乾燥された
多孔材C′、すなわち充填体Cが製造される。
【0026】(c)酸化処理 この酸化処理は、組立体A及び金属粉末がCuで、しか
も、そのCuが酸化されていない場合に行われる。した
がって、組立体A及び金属粉末がSUS、あるいは既に
Cuが酸化している場合は不要である。
も、そのCuが酸化されていない場合に行われる。した
がって、組立体A及び金属粉末がSUS、あるいは既に
Cuが酸化している場合は不要である。
【0027】この酸化処理は、電気炉に空気(air)
を供給できるようにした大気炉に、充填体C,C…の装
着された組立体Aを入れて約300℃で約1時間加熱し
て、酸化処理する。
を供給できるようにした大気炉に、充填体C,C…の装
着された組立体Aを入れて約300℃で約1時間加熱し
て、酸化処理する。
【0028】(d)焼結処理 周知の焼結処理と同様に、電気炉等からなる焼結炉に充
填体C,C…の装着された組立体Aを入れて所定の温度
で所定時間、すなわち、組立体A及び充填体Cの金属粉
末に適した温度及び時間で焼結処理される。
填体C,C…の装着された組立体Aを入れて所定の温度
で所定時間、すなわち、組立体A及び充填体Cの金属粉
末に適した温度及び時間で焼結処理される。
【0029】なお、金属がSUSの場合は、1250℃
で約2時間程度であり、また、金属がCuの場合は、電
気炉に水素(H2 )ガスを供給できるようにした還元炉
に酸化処理された充填体C,C…を装着した組立体Aを
入れ、1050℃で約2時間加熱して焼結処理する。
で約2時間程度であり、また、金属がCuの場合は、電
気炉に水素(H2 )ガスを供給できるようにした還元炉
に酸化処理された充填体C,C…を装着した組立体Aを
入れ、1050℃で約2時間加熱して焼結処理する。
【0030】上述の焼結処理により、充填体Cを形成し
ているポリウレタンフォームは焼失して焼結金属からな
る多孔質体Bが空間部3a,3b…中に形成され、ま
た、その多孔質体Bと各パイプ材1a,1b、2a,2
b…との接合箇所は溶着される。
ているポリウレタンフォームは焼失して焼結金属からな
る多孔質体Bが空間部3a,3b…中に形成され、ま
た、その多孔質体Bと各パイプ材1a,1b、2a,2
b…との接合箇所は溶着される。
【0031】なお、上述の例では、組立体Aにおける各
パイプ1a,1b、2a,2b…の接合をスラリーSを
塗布して焼結処理時に溶着させるようにしたが、パイプ
材1a,1bにパイプ材2a,2b…を溶接して組立て
ておき、これに充填体C,C…を装着させるようにして
もよい。しかし、上述のように、スラリーSを塗布して
焼結処理により溶着させると、多孔質体Bの製造と同時
に簡単に接合できる特長がある。
パイプ1a,1b、2a,2b…の接合をスラリーSを
塗布して焼結処理時に溶着させるようにしたが、パイプ
材1a,1bにパイプ材2a,2b…を溶接して組立て
ておき、これに充填体C,C…を装着させるようにして
もよい。しかし、上述のように、スラリーSを塗布して
焼結処理により溶着させると、多孔質体Bの製造と同時
に簡単に接合できる特長がある。
【0032】また、上述の例では、組立体Aのパイプの
接合箇所に塗布するスラリーSを多孔質体Bを製造する
ものと同じものを用いたが、このパイプ接合用のスラリ
ーよりも濃度が高いものを用いるのが好ましい。例え
ば、バインダー溶液0.8に対して金属粉末1の割合の
ものが用いられる。
接合箇所に塗布するスラリーSを多孔質体Bを製造する
ものと同じものを用いたが、このパイプ接合用のスラリ
ーよりも濃度が高いものを用いるのが好ましい。例え
ば、バインダー溶液0.8に対して金属粉末1の割合の
ものが用いられる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る熱交換器は、金属製のパイ
プ材を流体が流れるように組立てて形成された組立体
と、その組立体の空間部に、その組立体のパイプ材に溶
着して設けられた金属製の多孔質体とからなるので、熱
交換効率の優れたものとすることができ、したがって、
熱交換器自体を小型化することができる。
プ材を流体が流れるように組立てて形成された組立体
と、その組立体の空間部に、その組立体のパイプ材に溶
着して設けられた金属製の多孔質体とからなるので、熱
交換効率の優れたものとすることができ、したがって、
熱交換器自体を小型化することができる。
【0034】本発明に係る熱交換器の製造方法は、金属
製のパイプ材を流体が流れるように組立てて形成された
組立体の空間部に、金属粉末とバインダー溶液とからな
るスラリーをその金属粉末の焼結温度以下で焼失する多
孔材に含浸させて得られた充填体を配設して、焼結処理
を行うようにしたので、熱交換効率の優れた熱交換器を
低コストに製造することができる。また、パイプ材の接
合箇所に、そのパイプ材と同質の金属粉末とバインダー
溶液とからなるスラリーを塗布したときは、パイプ材の
接合を、焼結処理を利用して簡単に行うことができる。
製のパイプ材を流体が流れるように組立てて形成された
組立体の空間部に、金属粉末とバインダー溶液とからな
るスラリーをその金属粉末の焼結温度以下で焼失する多
孔材に含浸させて得られた充填体を配設して、焼結処理
を行うようにしたので、熱交換効率の優れた熱交換器を
低コストに製造することができる。また、パイプ材の接
合箇所に、そのパイプ材と同質の金属粉末とバインダー
溶液とからなるスラリーを塗布したときは、パイプ材の
接合を、焼結処理を利用して簡単に行うことができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る熱交換器の一部正
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る熱交換器の製造工
程を説明するための説明図である。
程を説明するための説明図である。
A 組立体 1a,1b パイプ材(ヘッダー管) 2a,2b… パイプ材(枝管) 3a,3b… 空間部 B 多孔質体 C′ 多孔材 C 充填体 S スラリー
Claims (3)
- 【請求項1】 金属製のパイプ材を液体又は気体が流れ
るように組立てて形成された組立体と、 前記組立体の空間部に、その組立体のパイプ材に溶着し
て設けられた金属製の多孔質体と、 からなることを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 金属製のパイプ材を液体又は気体が流れ
るように組立てて形成された組立体の空間部に、金属粉
末とバインダー溶液とからなるスラリーをその金属粉末
の焼結温度以下で焼失する多孔材に含浸させて得られた
充填体を配設して、焼結処理を行うことを特徴とする熱
交換器の製造方法。 - 【請求項3】 パイプ材の接合箇所に、そのパイプ材と
同質の金属粉末とバインダー溶液とからなるスラリーを
塗布したことを特徴とする請求項2記載の熱交換器の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13212997A JPH10314876A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 熱交換器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13212997A JPH10314876A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 熱交換器及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10314876A true JPH10314876A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15074079
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13212997A Withdrawn JPH10314876A (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | 熱交換器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10314876A (ja) |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP13212997A patent/JPH10314876A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040401 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20041213 |