JPH10314526A - 分離装置 - Google Patents

分離装置

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JPH10314526A
JPH10314526A JP10063812A JP6381298A JPH10314526A JP H10314526 A JPH10314526 A JP H10314526A JP 10063812 A JP10063812 A JP 10063812A JP 6381298 A JP6381298 A JP 6381298A JP H10314526 A JPH10314526 A JP H10314526A
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gas
inlet
media
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Niekerk Erasmus Van
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D45/00Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces
    • B01D45/04Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia
    • B01D45/08Separating dispersed particles from gases or vapours by gravity, inertia, or centrifugal forces by utilising inertia by impingement against baffle separators

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 油及び/又は脂肪のような好ましくない物質
又は汚染物を分離する方法、クッキング設備及び分離媒
体パックを提供する。 【解決手段】 好ましくない物質又は汚染物で汚染され
たガス流又は蒸気流を複数のらせん状分離媒体に、該ガ
ス流又は蒸気流の運動方向が該らせん状の分離媒体の少
なくともいくつかの長手方向軸を横切るように下方に通
過させ、該好ましくない物質又は汚染物をガス又は蒸気
がベッドを通過するときにガス又は蒸気から分離させ、
そして該ベッドから精製されたガス又は蒸気を取出すこ
とからなる分離方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分離装置に関する。
また、本発明は分離方法、クッキング設備及び分離媒体
パックに関する。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の特徴によ
ると、好ましくない物質又は汚染物で汚染されたガス流
又は蒸気流を複数のらせん状の分離媒体を下方に、該ガ
ス流又は蒸気流の運動方向が少なくともいくつかのらせ
ん状分離媒体の長手方向軸を横切るように通過させ、該
好ましくない物質又は汚染物をガス又は蒸気が分離媒体
を通過するときに該ガス又は蒸気から分離させ、そして
該分離体から精製されたガス又は蒸気を取出すことから
なる分離方法が提供される。
【0003】上記のらせん状の分離媒体はベッドの形と
することができ、分離媒体はベッド中で規則的な方法又
はパターンに配置することができる。すなわち、分離媒
体はベッド中で相互に平行に伸び、ガス流又は蒸気流の
ベッドを通る運動又は通過方向が全てのらせん状の分離
媒体の長手方向軸に直交するようにしてもよい。従っ
て、該ベッドは複数のらせん状の分離媒体の層を含み、
かつ各層は相互に隣接して、例えば相接して位置する複
数の分離媒体を含むことができる。分離媒体の各層はそ
の下の層の分離媒体上に位置する。分離媒体は伸長した
形をとる。分離媒体の直径は、その長さに沿って一定で
あり、特定の層の全ての分離媒体は同一の直径と長さを
有する。一つの実施態様においては、全ての層における
全ての分離媒体が同一の直径と長さを有することができ
る。しかし他の実施態様においては、一つおきの層の分
離媒体が同一の直径D1 をもつが、中間の層の分離媒体
はD 1 とは異なる同一の直径D2 を有する。
【0004】上記ベッドは、ガス/蒸気入口及びガス/
蒸気出口を有する分離帯域中で該入口と出口の間に位置
させることができる。ガス流又は蒸気流は分離帯域に入
り、ベッド中を相対的に速い速度(V1 )で通過し、出
口を通過するに先立ってベッドを出るに際しより低い値
(V2 )に減少する速度となすことができる。すなわ
ち、代表的にはV1 は2〜10m/s、一方V2 は好ま
しくは2m/s未満とするのが好ましい。従って、
1 :V2 の比は5:1〜1:1とすることができる。
本発明者は、ガス流又は蒸気流がベッドを通過する時の
減少した速度は該ガス又は蒸気からの汚染物の分離を促
進するものと信ずる。本方法は過剰の好ましくない物質
又は汚染物を分離媒体からドリップさせ、この過剰の好
ましくない物質又は汚染物を分離帯域の底部で捕集する
ことができる。本方法はまたガス流又は蒸気流を分離帯
域からアンモニアのように好ましくない物質を除去する
ためのスクラバーを通して通過させること及び/又は処
理済のガス流又は蒸気流を大気中に排出する前に硫黄の
ような物質をそれから除去するための生物学的フィルタ
を通して通過させることを含むことができる。
【0005】ガス流又は蒸気流は、好ましくない物質又
は汚染物が凝縮性の蒸気化した形となるような高められ
た温度におくことができる。本方法は、次いで、汚染さ
れたガス流又は蒸気流を分離媒体ベッドを通過させるの
に先立って分離媒体ベッドの直前で熱ガス流又は蒸気流
を冷却し、汚染物又は好ましくない物質を凝縮させそれ
によりベッドを通過する時に該ガス流又は蒸気流から分
離することを含むことができる。熱汚染ガス流又は蒸気
流の冷却は、該熱ガス流又は蒸気流を直接冷却媒体と接
触させることにより行うことができる。冷却媒体は−3
0℃〜室温、例えば−15℃〜10℃の温度とすること
ができる。
【0006】本発明の一実施態様では、冷却媒体はガス
流又は蒸気流を含むことができる。本方法は、従って、
熱ガス流又は蒸気流を冷媒ガス流又は蒸気流と混合して
混合ガス又は蒸気流を生成させ、次いで分離媒体のベッ
ドを下方に通過させることを含むことができる。こうし
て冷媒ガス流又は蒸気流を用いて分離媒体のベッドを通
過するガス流又は蒸気流の温度を制御する。本方法は、
次いで、熱ガス流又は蒸気流の温度及び流量に応じて、
冷媒ガス流又は蒸気流の流量を調節し、冷却された混合
ガス流又は蒸気流の温度を制御することができる。すな
わち、熱ガス流又は蒸気流の温度は代表的には、40℃
〜180℃の範囲、例えば80℃〜100℃とし、混合
されたガス流又は蒸気流の所望の温度は代表的には15
℃〜60℃、例えば30℃〜50℃、更に約40℃とす
る。そこで、充分な冷媒ガス又は蒸気は、冷媒ガス流又
は蒸気流によって、熱ガス流又は蒸気流と混合して、混
合ガス流又は蒸気流の温度を所望の温度又は所望の温度
範囲内に制御する。
【0007】一方、冷却媒体は冷媒液を含むことができ
る。本方法は、次いで冷媒液を熱ガス流又は蒸気流中に
スプレーすることを含み得る。スプレーは連続的に又は
間欠的に行うことができる。所望ならば、ガス又は蒸気
冷却及び液体冷却の双方を用いることができる。従っ
て、混合されたガス流又は蒸気流は次いで必要に応じて
液体スプレーに付すことができる。
【0008】本方法はまた媒体ベッドを通しての圧力降
下が媒体の汚染及び/又はベッド中の固体状のビルドア
ップに起因して過大となる場合は、ベッドを移動してガ
ス流又は蒸気流がベッドの異なる帯域に入るようにする
ことを含み得る。すなわち、該ベッドは汚染されたガス
流又は蒸気流がそこを通ってベッドに入る入口帯域又は
入口部分及び浄化されたガス流又は蒸気流がそこを通っ
てベッドを出る出口帯域又は出口部分を有し、該両帯域
は回転軸について対向する位置にあり、そして入口帯域
が出口帯域となり、出口帯域が入口帯域となるようにベ
ッドの移動は180°とし、また軸の周りに回転させる
ことによって行うことができる。
【0009】本方法は、清浄化サイクルにおいて、分離
媒体ベッドをそれが移動された後で洗浄し、媒体を浄化
ないしは再生しそしてガス流又は蒸気流をベッドを通し
て改善することを含み得る。該洗浄は、ガス流又は蒸気
流をベッド中に通過させ続けながら熱洗浄液、例えば洗
浄水をベッド中にスプレーすることを含み得る。洗浄液
は、媒体の浄化を助けるため洗浄助剤、例えば洗剤を含
んでもよい。本方法は一定の時間、ベッドを通過する洗
浄液を集め、洗浄液を再利用し、すなわち、媒体ベッド
に噴霧するためにそれを再使用し、そして該一定の時間
の後に、すなわち、浄化サイクルの終わりに洗浄液を減
らすことを含み得る。
【0010】汚染されたガス流又は蒸気流は、家庭用、
商業用又は工業用クッカーから出る排出ガス流又は廃ガ
ス流であってもよい。ここで、該ガス又は蒸気は空気で
あり、一方汚染物又は好ましくない物質は脂肪及び/又
は油である。該空気は前記した通りあつくてもよく、そ
の場合脂肪及び/又は油は凝縮性の気化した形でその中
に存在している。従って、冷媒ガス流又は蒸気流は、存
在する場合は、冷却剤空気、例えばそのような脂肪又は
油で汚染されていない大気中の空気又は冷媒空気であっ
てもよい。冷媒液は存在する場合は水であってもよい。
本発明者は凝縮したか、液状の汚染物を除去するように
働くらせん状の分離媒体とは別に、固体の汚染物を除去
するようにも働くことを見出した。このことは理論的に
解明されることはなくても、本発明者はらせん状の分離
媒体のベッドの中で起こる局限化されたサイクロン作用
に起因するものと考えている。
【0011】本発明の第二の特徴によると、分離帯域を
規定する容器;該容器に通じる汚染されたガス/蒸気入
口;該容器から出るためのガス/蒸気出口;及び分離手
段からなり、該分離手段は、該分離帯域中の複数のらせ
ん状の分離媒体、該入口、該分離手段及び汚染されたガ
ス流又は蒸気流が入口から分離帯域に入り、下方にらせ
ん状の分離媒体を通過し、出口から該帯域を出るように
配置された該出口を含み、該らせん状の分離媒体は、ガ
ス流又は蒸気流が分離媒体を通過する時に該ガス又は蒸
気から汚染物を分離するように作用するものであり、該
ガス流又は蒸気流は少なくとも若干の分離媒体の長手方
向軸を横切るようにされた分離装置が提供される。容器
はベース又はフロアー部、ベースから離れた屋根部及び
ベースと屋根部との間の周辺壁を有する。該入口と容器
との相対的な寸法はガス流又は蒸気流が分離帯域に入る
時にその速度を減少させるようにすることができる。分
離媒体は、前記したようにベッドの形としてもよい。
【0012】本発明の一つの実施態様においては、入口
は屋根に設けることができると共に出口は壁に設けられ
る。その場合、分離手段は空気入口の下の容器の中に有
孔バスケットを含むことができ、また分離媒体は固定ベ
ッドとして該バスケットに収容される。整流板は入口を
出口から分離し、この整流板は容器屋根部から吊り下が
り容器フロアー部で終わっている。こうして、ガス又は
蒸気は分離媒体のベッドを下方に通過し、整流板の下を
通って整流板と容器壁の間の空間を上昇し出口から出
る。上記装置は、容器内でフロアー部に隣接し分離媒体
ベッドから離隔された汚染物収集帯域を有してもよい。
本発明の他の実施態様では、入口は壁の高い水準に設
け、一方出口は壁及び/又は屋根部に分離媒体と汚染物
収集帯域との間の空間連通するように設ける。
【0013】本発明のこの実施態様の第一の形態では、
フロアー部と屋根部は平面図で方形又は長方形でよく、
従って、壁はフロアー部と屋根部を結合する4枚の壁パ
ネルからなり、入口は1枚の壁パネルの上記高い水準に
設け、出口は対向する壁パネルのより低い水準に設け
る。
【0014】本発明のこの実施態様の第二の形態では、
フロアー部と屋根部は平面図で方形又は長方形でよく、
その結果、壁はフロアー部と屋根部を結合する4枚の壁
パネルからなり、入口の一つは2枚の対向する壁パネル
の各々に設け、分離媒体のベッドの一つは各入口に設け
ることができる。そこで共通の出口を屋根部に設けるこ
とができる。フロアー部は断面V−型でよく、入口を有
する壁パネルから下方にかつ内側に傾斜させ、汚染物収
集帯域はフロアー部の先端に又は先端に沿って設けるこ
とができる。ガス及び/又は蒸気そらせ面をガス又は蒸
気をベッドに向けて下方にそらせるため入口と反対側に
設けることができる。そらせ面は曲げてもよい。本発明
の第一の形態では、そらせ面は、屋根部パネル及び出口
が位置する一部の壁パネルを有していてもよい。本発明
の第二の形態では、そらせ面は入口が位置している壁パ
ネルから離れた付加的なパネル及び屋根部パネルを設け
られる。入口は壁パネルの全長に亘って伸びていてもよ
く、一方出口は同様に壁パネル又は屋根部パネルの全長
に亘って伸びてもよい。
【0015】本発明の他の実施態様においては、入口は
容器の高い水準に通じてもよく、一方出口は中心部に位
置して分離媒体のベッドが出口周囲に位置するようにす
ることもできる。壁はまた円筒形でもよい。特に、壁
を、フロアー部が平面図で円形となるように横断面円形
とすることができる。フロアー部は円筒形の壁から最低
の中心点に到るまで下方にかつ内側に曲がっている凹型
又は皿型とすることができる。出口は円筒形、例えば横
断面円形の成分で容器内の中心に位置し、該成分の下端
がフロアー部から隙間を以て離隔し、そしてその上端が
壁の上端を越えて突出するよう構成することができる。
円周上のフランジを該円筒形成分の上端又は上端部から
放射状かつ外側に突出させることができる。使用に際し
ては、該フランジを用いて装置を天井部、クッキングフ
ード又はそれらの類似物に接合することができる。円周
上に離隔した結合手段、例えば、ブラケットは該円筒形
成分を壁に結合することができる。
【0016】入口はこうしてフランジと壁の上端との間
で境界を区切られる。すなわち、該入口は容器周囲をめ
ぐって外周上又は円周上に広がっている。該円筒形成分
のフランジ及び上端部分は成形して、分離媒体のベッド
に向かって下方に入口を通って入るガス又は蒸気をそら
せるためのガス又は蒸気そらせ面を与えることができ
る。分離媒体ベッドはこうして壁と円筒形成分との間に
位置し、該成分の周囲に拡がっている。次いで、このベ
ッドはまた円筒形となる。該装置は分離媒体ベッドを通
過する直前にガス流又は蒸気流を冷却するための冷却手
段を含む。またその装置は、入口と分離媒体ベッドの間
にガス/蒸気室を有することができる。
【0017】該冷却手段はガス流又は蒸気流を直接冷却
するよう装備することができる。冷却手段はガス/蒸気
室に通じる冷却ガス/蒸気入口で構成することができ
る。冷却ガス/蒸気入口は容器中の冷媒ガス/蒸気開口
及び該開口を通過する冷媒ガス/蒸気の量を制御するた
めの移動可能な封止体(closure) を包含する。該封止体
の移動手段、例えば電気モーター及び親ねじ装置もまた
設けることができる。その代わりに又は付加的に冷却手
段は冷却水のような冷却液をガス/蒸気室中へ噴射する
冷却液噴射手段を包含する。噴射手段は、冷却液を媒体
ベッドの直上にある室に噴霧するための複数のノズルを
含み、該ノズルは冷却液供給源に結合しているか又は結
合し得るものである。ノズルは適当な成分、例えば、媒
体ベッドを横切るようにされたバーに装着することがで
きる。すなわち、このバーは電気モーター及び親ねじ装
置のような移動手段を備え、例えば連続ベース上の、媒
体ベッドを横切って前後に移動し得るようにされてい
る。
【0018】分離媒体ベッドは移動可能とすることがで
きる。すなわち、分離媒体ベッドが汚染されたガス/蒸
気がベッドに入るか又は通過する入口帯域又は入口部分
及び浄化されたガス/蒸気がベッドを去るか通過する出
口帯域又は出口部分を有し、該装置は分離媒体を保持す
るホルダーを含み、該ホルダーは入口及び出口帯域を備
えた対向する開口を有し、該開口はメッシュのような有
効分離媒体保持手段で覆われている。ホルダーは回転軸
の周りに移動可能とすることができる。こうして、ホル
ダーは、その回転を許容するよう成形し、容器は該ホル
ダーと適合する補足的な着座成分を有し、汚染されたガ
ス/蒸気が媒体ベッドをバイパスしないようにする。
【0019】該装置は分離媒体ベッドをその移動後に洗
浄するための洗浄手段を有している。該洗浄手段は洗浄
液保持容器;洗剤を容器に添加するための添加装置;容
器中の洗浄液を加熱するための加熱装置;化学的に添加
処理された熱洗浄液を容器からノズルを経て分離媒体ベ
ッドにポンプ輸送するためのポンプ手段;分離媒体ベッ
ドを通過した使用済洗浄液を収集するための収集手段を
含み、該ポンプ手段はまた使用済洗浄液をノズルに再利
用するようにしている。該ノズルは、冷却液ノズルでも
よい。熱洗浄液を容器からポンプ輸送するために用いら
れるポンプ手段の代わりに容器をノズルの上に配置し、
先ず熱洗浄液をノズルを通して落下させる。上記したよ
うに、特に洗浄液は水でもよい。
【0020】分離媒体ベッドの厚さ又は深さは3〜15
cm、代表的には約5cmとすることができる。らせん
状の分離媒体は各々、少なくとも長さ200mm、例え
ば300〜600mm、代表的には350〜560mm
を有することができる。らせん状の分離媒体とは、各分
離媒体が複数のループを有するらせん又は円すいらせん
(helix) 状に成形された連続的なストリップからなる分
離媒体を意味する。特に、該ループはらせん又は円すい
らせんの長さに沿って相互に隔離し、その結果、らせん
又は円すいらせんはループやコイルが一方が他方の中に
位置するような密に巻かれた形とはならない。いいかえ
れば、その長手方向の軸に対して直交するように伸びる
面をとってみると、各らせん又は円すいらせんは単一の
ループ又はコイルだけで構成されている。すなわち、分
離媒体は、隣接しているループ又はコイルが長手方向に
隔離して位置するゆるく巻かれたコイル又は円すいらせ
んからなるものであり、隣接ループ又はコイル間に長手
方向又は軸方向に間隔を置いて位置する間隙が形成され
る。
【0021】分離媒体は任意の適当な材料でよいが、ア
ルミニウムとかステンレススチールのような鋼からなる
金属らせんは、良い結果をもたらし、それらを用いる雰
囲気に実質的に不活性であると考えられる。該らせんの
連続したストリップは、中坦化してループがその厚さよ
りも実質的に大きな幅をもつようにすることができる。
典型的には、金属ストリップ、すなわちループの幅は1
〜10mm、例えば約6mmとし、一方ストリップの厚
さは0.5mm未満、例えば0.2mmとすることがで
きる。らせんはその長さに沿って一定の直径をもち、こ
の直径は5〜20mm、例えば10〜15mm、典型的
には約12mmとすることができる。隣接ループ間の間
隙は、1〜10mm、例えば約6mmとすることができ
る。
【0022】典型的には、ベッドは各層中のらせん分離
媒体5〜15個、例えば約7個からなり、該層は2〜1
0層、例えば約4層からなる。一つの層の分離媒体は隣
接層の分離媒体と共に整列(aligned)させることがで
きる。しかし、所望ならば一つの層の各分離媒体は、そ
の下の層の二つの分離媒体の間に保持(nestle)させるこ
ともできる。らせん分離媒体は、分離媒体パックが該層
中で分離媒体を一緒に保持する保持手段を含む形として
もよい。該保持手段は、可動性 (operatively)の下部の
多孔性(foraminous)若しくは開口を有する支持部材と可
動性 (operatively)の上部の多孔性若しくは開口を有す
る支持部材からなり、分離媒体は支持部材間に挟持され
ている。保持手段は帯材、パネル若しくはその類似物を
含み支持部材と一緒に確保し、分離媒体を支持部材と帯
材、パネル若しくはその類似物との間に位置させること
もできる。分離媒体パックはこうして容器の分離帯域に
位置し、移動可能なように置くことができる。
【0023】従って、本発明の第三の特徴によると、規
則的に配置された複数のらせん状の分離媒体及びらせん
状分離媒体を一緒に保持する保持手段からなる分離媒体
パックが提供される。らせん状の分離媒体と保持手段は
前記のとおりであり、らせん状の分離媒体パックは、本
発明の第二の特徴による分離装置の容器の分離帯域中に
位置させるのに適合し得る。
【0024】本発明の第四の特徴によると、食料品を料
理するクッキング装置;該クッキング装置での食料品の
料理により発生する油と脂肪を含む空気を収集するため
のクッキング装置上の空気収集装置;導管への入口が該
空気収集手段に設けられるように該空気収集手段から出
る抽出導管;該空気収集手段とクッキング装置の間の空
間から該抽出導管への空気を抽出するため、該抽出導管
中又は該抽出導管と相関するよう設けられた空気抽出手
段;及び分離装置のガス/蒸気出口が導管入口と連絡す
るように該空気収集手段に装着された、前記の分離装置
からなるクッキング設備が提供される。
【0025】クッキング装置は特に食料品をその上で、
例えばガスフレームによって調理することのできるよう
に適合させる。空気収集手段は、フード又はその類似物
を包含してもよく、一方導管はダクトの形でもよい。抽
出手段はダクトに装着された抽出ファンとすることもで
きる。使用に際しては、分離装置に入る脂肪と油を含有
する空気とは別に、冷空気はまたフードの下から吸引し
てもよく、該冷空気は脂肪と油を高温度、代表的にはク
ッキング装置直上の約170℃でのガス状態から、より
低い温度、代表的には周囲温度〜100℃、例えば全て
の油と脂肪が液状にあり、らせん状の分離媒体のベッド
中でそれらの充分な分離を行うことのできる20〜70
℃の温度での液状態に凝縮するのに有効である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付の図面を参照し
ながら実施例によって説明する。図1〜図3で参照番号
10は一般に本発明による分離方法を示す。方法10
は、食料品を加熱又は調理するための加熱手段(図示し
ていない)を含むクッカー12からなる。フード14は
クッカー12の上に位置している。導管16はフード1
4から伸び除去可能の板20で閉塞されている開放アー
ム18を有する。導管16は、一般的に参照番号22で
示される分離装置の頂部に導かれる。導管24は装置2
2の側部から出てスクラバー26に至る。スクラバー2
6から出る導管28は生物学的フィルター30に至る。
導管32は生物学的フィルター30から出てファン34
の吸引側部に通じ、空気排出導管36はファン34から
出て大気に通じる。
【0027】分離装置22は方形屋根38、屋根38か
ら離れた方形フロアー40及びフロアーと屋根の間に伸
びる側壁42、44、46及び48からなる。導管24
は壁42から出るが、一方壁46は壁44、48に滑動
し得るように装着され、除去することができ、それによ
り装置22内に設けられた分離帯域50に接近すること
ができる。トレイ52をフロアー40の上に置き、壁4
6を除去する場合には隙間を通して分離帯域50から滑
動し得るように除去する。装置22はまた一般的に参照
番号54にて示されるバスケットを含んでいる。バスケ
ット54は、有孔ベース56、屋根38から限られた隙
間によって離隔され、導管16及び側壁60と並んでい
る開口部を有する頂部58を有している。らせん状の分
離媒体70の固定ベッド62が有孔ベース又はグリッド
56の頂部上でバスケット54中に位置する。バスケッ
トは壁44、48から突出する支持部材57上に置かれ
る。
【0028】らせん状の分離媒体70は図4を参照して
説明する。そらせ板64は屋根38より吊り下がりフロ
アー40から隙間を置いて終わる。そらせ板は壁44か
ら壁48に伸びている。使用に際して、食料品はクッカ
ー12において料理される。食料品は調理されるときク
ッカー上方の空気空間中に、液滴の形となるか気化し得
る熱脂肪又は油を放出する。これらの脂肪及び油は、フ
ァン又はブロアー34によって吸引されフード14に送
られる空気と共に同伴されるか取出される。脂肪と油を
担持した空気は導管16に沿って流れ、矢印66によっ
て示されるように下方に向かって分離装置22に入る。
かくして、脂肪と油を担持した空気は導管16に沿って
流れ分離帯域50の頂部に入る。バスケット54の拡大
した横断面を導管16のそれと対比してみると、バスケ
ットに入りベッド62を通過する空気の速度(V1)は
低下する。下方に流動する空気は、その長手方向の軸が
矢印66の方向に直交して伸びるらせん状の分離媒体7
0に遭遇する。分離媒体70はその形状をみると同伴さ
れた脂肪と油がぶつかり捕集され得る接触面を与える。
充分又は過剰の油と脂肪が媒体70の上に堆積される
と、該油と脂肪は重力により媒体70からトレイ52中
に下方に滴下する。実質的に油と脂肪のない空気はバス
ケット54の下の分離帯域50の一部により低い速度
(V2 )で入り通過する。次いで空気は矢印68で示さ
れるようにそらせ板64の下端と導管24との間の空間
により高い速度で入り、次により高い速度で導管24を
通って外に出る。
【0029】分離装置22は下記の空気速度が得られる
ように寸法を決めることができる: V1 :0.5〜1.5m/sec V2 :0.3〜0.8m/sec 次に油と脂肪のない空気はスクラバー24に流入しそこ
で該空気を水で洗浄してアンモニアを除去する。次に空
気は導管28を経て生物学的フィルタに通し、そこでメ
ルカプタンのような硫黄化合物を除去し、次いで導管3
6を経て排出する。発明者は、装置22が空気、例え
ば、工業用クッカーからの油及び志望を保持する空気か
ら脂肪と油を除去する有効な手段を提供するものと信じ
る。
【0030】図4を参照すると、参照番号70は一般的
に図1〜3及び図5〜15の分離装置に用いられている
個個のらせん状の分離媒体を示す。各分離媒体70は、
長さ350〜560mmを有するステンレススチールの
らせん72の形をもつ。各らせん72は幅約6mm、厚
さ0.2mmの連続して平坦化された鋼製ストリップか
らなり、規則的な直径の隣接ループ74を有するように
成形される。すなわち、らせんの直径は約12mmであ
る。連接ループ間の間隙は約6mm幅である。
【0031】典型的な例としては、媒体70を前記のよ
うなベッド62のようなベッドの形で用いる場合は、該
ベッドは、各層が約4層の媒体を含み、長手方向の軸が
相互に平行に伸びて並んで相接するように配置された約
7つの媒体を含むことができる。全ての層の全ての分離
媒体70は、前記のように同一の直径をもつことができ
るが、異なる層の分離媒体の直径は変化させてもよい。
従って、例えば、該ベッドは5つの層の分離媒体からな
り、第一、第三及び第五の層は同一の直径D1 をもち、
一方第二及び第四の層は同一の直径D2 をもつことがで
きる。ここでD1は約10mmとし、一方D2 はそれよ
り小さい、例えば約6mmとすることができる。第二、
第三及び第五の層は、並んで相接するように位置する6
つの分離媒体からなり、第二及び第四の層の分離媒体
は、所望ならばそれぞれ第一及び第三の層の2つの分離
媒体の間に保持させることがてきる。すなわち、僅か5
つの分離媒体が第二及び第四の層に存在することにな
る。その代り、分離媒体はアルミニウムストリップとす
ることができ、約1mmの厚さとして充分な強度を得る
ことができる。
【0032】図5及び6を参照すると、参照番号100
は一般に本発明の第二の特徴に係わる第二の実施態様に
よる分離装置を示す。分離装置100は一般的に参照番
号102で示される容器を含み、一般的に参照番号10
4で示される分離帯域を与える。容器102は、平面図
が長方形の屋根106を含み、そして屋根の全長にわた
って伸びている空気出口108をその中に有している。
容器102はまたV−型フロアー110を含み、屋根1
06とフロアー110との間に配置された一対の離隔し
た平行な壁パネル112、114を有しており、該フロ
アー110が壁パネル112、114から下方にかつ内
側に傾斜している。すなわち、フロアー110の頂部1
16は屋根106中の空気出口108に平行に伸びてい
る。空気入口118を屋根106に隣接し、比較的高い
水準で壁パネル112に設け、空気入口118は壁パネ
ル112の全長にわたって伸びている。類似の空気入口
120を壁パネル114に設ける。
【0033】脂肪/油収集帯域122をフロアー110
の頂部に設ける。らせん状の分離媒体70のベッド12
4は空気入口118、120の各々と連絡するように
し、ベッド124は分離帯域104の中に設ける。各ベ
ッド124は一片のメッシュのような有孔支持部材12
8上に置き、一方別の有孔支持部材130をベッド12
4の頂部に置き分離媒体70を所定の位置に保持する。
代表的には、ベッド124は深さ約12cmで、場合に
よって、例えば、深さ約5cmとすることができる。ベ
ッド124は壁パネル112、114及び屋根106か
ら下方に吊り下がっている内部パネル132の間に位置
している。屋根106及びパネル132は、曲がった空
気のそらせ面134を与えるように配置する。このそら
せ面134は空気入口118、120から入った空気を
そらしてベッド124を下方に通す機能を有する。容器
102はまた屋根106、壁パネル112、114及び
フロアー110の各端部を封止する端部パネル136、
138を包含する。油排出管140は端部パネル136
から突出し、ストップコック142を有する。管140
はこうして帯域122と連通し、帯域122に集められ
た油及び脂肪はそこから管140を通して排出すること
ができる。
【0034】使用に際して、分離装置100をガス燃焼
ストーブのようなクッキンッグ装置146の上に間隔を
おいて配置されているクッキンッグフード144と共に
用いる。分離装置100の屋根106は、空気出口10
8がフードから出るダクト148への入口に対向して位
置するように、フード144に結合する。抜き出しファ
ン150はダクト148に配置する。少量の鶏(図示し
ていない)のような食料品をストーブ146で調理する
と、油と脂肪を担持している熱空気がストーブ146の
上に発生する。該熱空気は抜き出しファン150による
吸引作用で上昇する。ストーブ146の直上で例えば温
度約170℃の熱脂肪/油担持空気は、フードの下に吸
引される冷空気と混合されるので、ストーブ146から
分離装置100へ上方に通過する際に冷却される。こう
して、該空気は分離装置100の空気入口118、12
0に入る時までに代表的には30〜40℃の範囲の温度
に冷却される。空気は次いで下方にベッド124を通
り、そこで分離媒体70の曲面、空気速度の減少及び温
度の低下により脂肪と油は空気から分離される。脂肪と
油は媒体の曲面上に集まり、次いで、収集帯域122に
吹き込まれ、そこで管140及びストップコック142
によって周期的に除去される。
【0035】曲面134は空気をベッド124にそらさ
せ、それにより分離効率を高めることができる。ベッド
124の底部を出る浄化された空気は、板132の間の
空間を上昇して通過し、ダクト148に入りそこから排
出される。装置の種々の成分は、脂肪及び油担持空気が
入口118、120に入るときの速度が4m/secの
範囲となるような寸法とする。空気速度は直ちに減少
し、そして該空気は約2.5m/secの速度でベッド
124を通過する。板132の間の間隙の寸法はそこを
通過する空気の速度、V2 が1m/sec以下となるよ
うにする。
【0036】本発明者らは、脂肪及び油を空気から効率
的に分離するのに作用しているベッド124は別とし
て、それらはまた火炎防止装置として働くこと、すなわ
ち、入口118、120に入る火炎が、例えば、ストー
ブ146を用いる場合に異常な事態が生じるときに見ら
れる火炎が、ベッド124により防止され帯域122へ
の到達を妨げられることを見いだした。本発明者らはま
た、分離媒体70が、その上に集まる全ての油と脂肪が
重力及び帯域122への空気流により下方に強制される
ので、本来的に自浄化し、従って媒体を清浄化する必要
はないことを見いだした。このことは次の事実によって
明らかである。すなわち、延長された操作の後でも、試
験の結果ではベッド124を通しての圧力降下が常に低
く留まっており、代表的には、約1.5mm水柱ゲージ
であり、分離媒体上には油又は脂肪の蓄積が全く無いこ
とを示している。
【0037】図7及び8を参照すると、参照番号200
は一般に本発明の第二の特徴に係わる第三の実施態様に
よる分離装置を示す。図5及び6に示される装置100
と同一か類似している装置200の部分は同一の参照番
号で示す。装置200は分離媒体の単一ベッド124を
設けた以外は装置100と類似している。すなわち、空
気入口118だけを設け、壁パネル114には空気入口
は設けない。その代わり、空気出口108を壁パネル1
14に設ける。分離装置200は分離装置100と実質
的に同一の機能を有する。図9及び10において、参照
番号300は一般に本発明の第二の特徴に係わる第四の
実施態様による分離装置を示す。
【0038】分離装置300は一般に参照番号302で
示され、分離帯域304を与える円筒形容器を含む。容
器302は凹型又は皿型フロアー310を含み、そこか
ら円筒形壁312上方に突出している。壁312は横断
面円形である。円筒形成分314は容器302の内部で
中心に位置し、その下端部はフロアー310から離れて
位置しているが、一方その上端部は壁312の上端部を
越えて突出している。円周状フランジ306は成分31
4の上端部から外側に突出している。すなわち、成分3
14は中心の円形空気出口308を与える。従って、壁
312は本質的に外部壁であり、一方成分314は内部
壁を形成する。内部壁314は代表的には直径“D1
約300mmを有し、外部壁312は代表的には直径
“D2 ”約500mmを有する。外部及び内部壁31
2、314は代表的には壁厚約0.7mmを有する。ブ
ラッケト315を設けて図10に示すように内部壁31
4に対して外部壁312を間隔を開けて結合する。こう
して、フロアー310は図示するように外部壁312か
ら下方にかつ内側にフロアー310の最下部の中心点3
16にむかって曲がっている。言い換えれば、実際に
は、フロアー310の中心点316は容器302の最下
点にある。脂肪/油収集帯域322をフロアー310に
隣接して設ける。容器302はまたフロアー310の中
心点316から突出する油排出管340を含み、油排出
管340はストップコック342を有する。
【0039】円周上に伸びている空気入口318を外部
壁312の上端部とフランジ306との間に設ける。ら
せん状の分離媒体70の円筒形ベッド324は、分離帯
域304の内側に位置し、上記したように、内部壁31
4と外部壁312との間で内部壁314の円周状周囲に
伸びている。分離媒体70はこのように内部壁314の
周囲に配置する。ベッド324は環状の有孔支持部材3
28、例えば、一片のメッシュの上に置き、一方別の環
状の有孔支持部材330をベッド324の頂部上に位置
させ分離媒体70を所定の位置に保持する。代表的に
は、ベッド324は深さ約12cmである。フランジ3
06及び内部壁314を相互に直角に配置し、空気入口
318に入る空気を下方にそらせてベッド324に入る
ようにする役割を果たす空気そらせ面334を形成す
る。
【0040】実際には、分離装置300を、ガス燃焼ス
トーブのようなクッキング装置346の上に間隔をおい
て置かれたクッキングフード344と共に用いる。分離
装置300のフランジ306はフード344に結合し、
空気出口308がフード344から出ているダクト34
8の入口に対向して位置するようにする。抜き出しファ
ン350をダクト348中に位置させる。装置300は
装置100又は装置200と実質的に同様に機能する。
【0041】図11〜13を参照すると、参照番号40
0は一般に本発明の第二の特徴に係わる第五の実施態様
による分離装置を示す。分離装置400は一般的には参
照番号402によって示される室を含む。該室は長方形
のベース404及び該ベース404から上方に突出する
側壁406、408、410および412を含んでい
る。側壁406と410は相互に対向し、一方側壁40
8と412は相互に対向している。室402は一般的に
は参照番号414によって示される容器により構成し、
封止された分離帯域416を提供する。容器414は長
方形のベース418、前部壁420、後部壁422及び
対向する側壁424、426からなる。屋根428は壁
420、422、424及び426の上端部を閉じる。
【0042】一般的には参照番号430によって示され
る、汚染された空気入口を容器414の前部壁420に
設け、同時に空気ダクト432を入口430に結合す
る。空気出口434を側壁又はパネル426に設け、空
気出口434の周囲から空気排出ダクト438に至る導
管436を設け、更に該ダクトには電気的に操作しうる
換気装置又は取り出しファン439を装着する。分離帯
域416中には仕切り440を設けて、空気室442を
空気入口430に隣接して区切る。大気又は冷媒空気入
口444を屋根428に、かつ空気室442内に設け、
大気又は冷媒空気を空気室412に導入させる。旋回フ
ラップ446の形状の封止体を、入口又は開口部444
の効果的な大きさを制御する為に設ける。こうして、そ
こを通過する冷媒空気の容積を制御する。フラップ44
6の位置は電気モーター/親ネジ装置の手段448によ
って制御又は調節する。
【0043】らせん状の分離媒体70のベッド450を
空気室442の下に設け、空気室442に入った全ての
空気が、空気ベッド450を下方に通るようにしなけれ
ばならない。ベッド450は、分離媒体70をその場に
保持するメッシュ452の間に挟持される。空気入口4
30と空気室442の相対的な寸法は、空気が空気室4
42に入る時に空気速度の減少が起こるようにする。ベ
ッド450を通る空気速度、V1 は2〜10m/sec
とすることができ、一方分離帯域416中でベッドの下
の空気速度、V2 は2m/sec未満である。ベッド4
50の厚さ又は深さは代表的には5〜12cmの範囲に
ある。油出口又はドレインはフロア418に設け、排出
管454はそこから導かれる。
【0044】装置400はまた一般的には参照番号46
0によって示される、分離媒体のベッド450を洗浄す
るための洗浄手段を含む。洗浄手段460は、水容器又
はタンク462;導管466によりタンク462に結合
している洗浄化学薬品、例えば洗剤を保持するタンク4
64;タンク462中の電気的に操作可能な加熱要素4
68;タンク462中に誘導される冷水導管470及び
タンク462の底部から導かれる排出導管472からな
る。排出導管472はベッド450の上部に位置する噴
霧ノズル(図示していない)に至る。導管474は排出
導管454から出てポンプ476の吸引側部に至り、導
管478は電気的に操作可能なヒーター480を備え、
ポンプ排出口から出て導管472に至る。適当なバルブ
(図示していない)を、後述する洗浄操作を実施する種
々の導管中に設ける。これらのバルブ並びに電気モータ
ー448及びポンプ476は自動制御装置、例えば、電
子制御器に結合し、装置400の操作を自動的に行うよ
うにすることができる。
【0045】使用に際しては、工業的なクッカー、例え
ば、ポテトチップクッカーから出るような好ましくない
凝縮性の気化した脂肪及び油で汚染された熱空気は、空
気ダクト432を経て空気室442に入る。この空気流
は代表的には約87℃に温度調節される。この空気は入
口444を経て入る冷却機用大気又は冷媒空気と混合
し、脂肪及び油が凝縮した形、すなわち、液状である温
度、約41℃の温度を持つように制御する。フラップ4
46は空気室442に入る冷却機用大気又は冷媒空気の
量を制御する。こうして生成した冷却機混合空気は、分
離媒体のベッド450を下方に通過し、分離媒体は空気
から脂肪及び油を除去するのに役立つ。清浄化された空
気はベッドの底部を通って分離室416に入り、空気出
口434を経て空気ダクト438から排出される。脂肪
及び油はベッド450の底部から滴下し、フロア418
にそって走り排出管454から排出される。
【0046】周期的に、例えば、ベッド60を通しての
圧力降下が過剰になる場合、例えば50kPaより大き
くなる場合、又は別の方法で単純に規則的なベースの上
に十分な脂肪及び油のビルドアップが分離媒体上に生成
する場合には、洗浄手段460を用いる洗浄サイクルが
作動される。これは適当な圧力差制御手段(図示してい
ない)又は他の制御手段によって自動的に実施すること
ができる。操作時には、冷水は導管470から水タンク
460に入る。十分な洗剤又は他の洗浄用化学薬品は容
器464からタンク462に移送される。その後、該タ
ンク462は加熱して媒体の十分な洗浄が行われる所望
の温度とする。水を含む熱洗剤タンク462から洗浄ノ
ズルを通って降下し、それによりベッド450上に噴霧
される。水はベッド450を通る時にそれを洗い、汚染
された水はフロア418上に集められる。水は油排出点
まで流れ、次いで導管454、474中のバルブによっ
て、更に導管474、ポンプ476及び導管478によ
って再循環され、水はヒーター480中で再加熱され
る。こうして、水が所定時間再循環され洗浄サイクルを
完成すると、ポンプ476は停止し水は排出パイプ45
4を通して排出する。洗浄サイクルが進行している間、
汚染された空気は同時にベッド450を連続して通過す
ることが、理解されよう。
【0047】図14及び15を参照すると、参照番号5
00は一般に本発明の第二の特徴に係わる第六の実施態
様による分離装置を示す。図11ないし13を参照して
上記した装置400の部分と同じか、又は類似した装置
500の部分は同一の参照番号で示す。図示されていな
いが、装置500はまた上記した洗浄手段460を含
む。装置500において、熱水を分離媒体ベッド上に噴
霧するための噴霧ノズルを電気モーターと親ネジ装置5
04によって分離媒体ベッドを横切って移動しうる横噴
霧バー502に装着する。装置500において、一般的
に参照番号506によって示されるホルダーの中に含ま
れる。該ホルダー506は、端部板508、及び対向す
る開口512が側部板510の間に設けられるように、
端部板の間に伸びている対向する側部板510を包含し
ている。側部板510は曲がっている。従って、ベッド
450は端部板508及び側部板510の間に含まれ、
開口512をカバーする一片のメッシュ514によって
その位置に保つ。該ホルダー506には車軸516を設
け、電気モーター518に結合して180°だけホルダ
ー514を回転させ、開口512のいずれをも上方に指
向させることができる。容器414は、ホルダー514
の側部510を補助する席(seat) を有する成分519
を含む。これは汚染された空気がホルダー514に含ま
れるベッドをバイパスしないことを確かにするものであ
る。
【0048】使用に際しては、装置500は前記の装置
400に類似の仕方で機能する。しかし装置500は固
形物をも含む汚染された空気をそこから除去するように
用いることができる。すなわち、この固形物はベッド4
50に捕集する。ベッド450を横切る圧力降下が十分
に高く、例えば、50kPaより大きい場合は、それは
自動的に180°回転し、その結果、固形物で汚染され
たベッドの上部は底部に位置するようになる。そこで、
ベッドを通る空気の力はフロア418上にまた集まる固
形物を追い出すのを助ける。更に、該ベッドの上部が回
転するときに体験する空気のパルスはまた、側部510
の一つが空気室の空気出口をカバーしているので、ベッ
ドを通る流れは全くないことを考慮すると、その衝撃で
固体を追い出すのに役立つ。ベッドが180°回転した
後、装置400に関し上記した通り洗浄サイクルに付
す。
【0049】装置500において、噴霧バー502に装
着されたノズルは、清浄な水をベッドの上の空間に空気
の通常な通過時に噴射し、該空気を冷却するための追加
の冷却媒体として働かせるのに用いることができる。代
表的には、そのような冷却水噴霧はフラップ446を最
大限に開放するときに作動し、冷却空気の最大量が室5
2に入る。代表的には、フラップ446が約55%開放
した時に、冷却水の噴霧が作動する。洗浄サイクルの
際、フラップ446の設定は、空気の、ベッドを通過す
る時の温度を約41℃の通常の操作温度と比べて若干高
く、例えば、60℃とし、ベッドの分離媒体の浄化を促
進するように制御することができる。
【0050】図7及び図8の分離装置の特別の変形例に
おいては、らせん状の分離媒体70のベッド124は、
前記した直径D1 のらせん状の分離媒体と直径D2 の中
間層のらせん状の分離媒体70の交互の層を含むことが
できる。ベッド124はその際垂直方向に60°の角度
に位置することができる。750m3 /hrの空気負荷
を処理するため分離媒体の長さ約50mmとし、一方5
00m3 /hrの空気負荷を処理するにはその長さは約
400mmとすることができる。
【0051】所望ならば、種々のフードのらせん状分離
媒体は、分離媒体パックの形で設けることができ、該分
離媒体パックはまた分離媒体の下部及び上部の開口支持
体及び支持体相互を結合するストリップ又はパネルから
なる。その際、分離媒体パックは、移動自在に又は固定
して装置中に位置するように配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の特徴による分離方法及び本発明
の第二の特徴に係わる第一の実施態様の装置の単純化さ
れたフローダイヤグラムを示す。
【図2】図1の分離装置の拡大された断面図を示す。
【図3】図1の分離装置の拡大された平面図を示す。
【図4】図4は図1〜図3及び図5〜図15の分離装置
で用いられるらせん状の分離媒体の三次元図を示す。
【図5】本発明の第二の特徴に係わる第二の実施態様に
よる分離装置の三次元図を示す。
【図6】図5の分離装置を含むクッキング設備の横断面
図を示す。
【図7】本発明の第二の特徴に係わる第三の実施態様に
よる分離装置の三次元図を示す。
【図8】図7の分離装置を含むクッキング設備の横断面
図を示す。
【図9】本発明の第二の特徴に係わる第四の実施態様に
よる分離装置の平面図を示す。
【図10】図9の分離装置のX-X にそった横断面図を示
す。
【図11】本発明の第二の特徴に係わる第五の実施態様
による分離装置のXI-XI にそった断面図で、詳細は簡単
のため省略してある。
【図12】図11の分離装置の平面図で、詳細は簡単の
ため省略してある。
【図13】図11の分離装置の一部を切欠いた末端図で
ある。
【図14】本発明の第二の特徴に係わる第六の実施態様
による分離装置の一部を切欠いた平面図を示し、詳細は
簡単のため省略してある。
【図15】図14の分離装置の一部を切欠いた側面図で
あり、詳細は簡単のため省略してある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24C 15/20 F24C 15/20 B D

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 好ましくない物質又は汚染物で汚染され
    たガス流又は蒸気流を複数のらせん状分離媒体に、該ガ
    ス流又は蒸気流の運動方向が該らせん状の分離媒体の少
    なくともいくつかの長手方向軸を横切るように下方に通
    過させ、該好ましくない物質又は汚染物をガス又は蒸気
    がベッドを通過するときにガス又は蒸気から分離させ、
    そして該ベッドから精製されたガス又は蒸気を取出すこ
    とからなる分離方法。
  2. 【請求項2】 らせん状の分離媒体がベッドの形をと
    り、該分離媒体はベッドに規則的に配列し、該ベッドは
    分離媒体の複数層からなり、各層は相互に相接するよう
    に隣接して位置する複数の分離媒体を含む請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 該ガス流又は蒸気流がベッド中を移動又
    は通過する方向が分離媒体の長手方向軸に直交するもの
    である請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 該ベッドは、ガス/蒸気入口及びガス/
    蒸気出口を有する分離帯域中で、該入口と出口の間に位
    置し、該ガス又は蒸気流は相対的に速い速度(V1 )で
    ベッドを通過し、その速度は出口を通過するのに先立っ
    て、ベッドを出る際により低い値(V2 )に迄減少する
    請求項2又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 V1 が2〜10m/sで、V2 が2m/
    s未満である請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 過剰の好ましくない物質又は汚染物を分
    離媒体からドリップさせ、この過剰の好ましくない物質
    又は汚染物を分離帯域の底部で捕集する請求項4又は5
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ガス流又は蒸気流が、好ましくない物質
    又は汚染物が凝縮性の蒸気状となる高められた温度下に
    あり、該汚染されたガス流又は蒸気流を、分離媒体ベッ
    ドを通過させるのに先立って該熱ガス流又は蒸気流を分
    離媒体ベッドの直前で冷却して汚染物又は好ましくない
    物質を凝縮させそれによりベッドを通過するガス流又は
    蒸気流から分離する請求項2〜6のいずれかに記載の方
    法。
  8. 【請求項8】 熱汚染ガス流又は蒸気流の冷却は、熱ガ
    ス流又は蒸気流を−30℃〜周囲温度の温度の冷却媒体
    と直接接触させることによって行う請求項7に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 冷却媒体がガス流又は蒸気流からなり、
    冷媒ガス流又は蒸気流の流量を、熱ガス又は蒸気流の温
    度と流量に応じて調節し、冷却された混合ガス又は混合
    蒸気流の温度を制御する請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 冷却媒体が冷却液からなり、その冷却
    液を熱ガス流又は蒸気流中にスプレーする請求項8又は
    9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 媒体ベッドを通して圧力降下が媒体の
    汚染及び/又はベッド中での固体状のビルドアップ(肉
    盛)によって過大となる場合は、ベッドを移動してガス
    流又は蒸気流がベッドの異なる帯域に入るようにする請
    求項2〜10のいずれかに記載された方法。
  12. 【請求項12】 ベッドは、汚染されたガス流又は蒸気
    流がそこを通ってベッドに入る入口帯域又は入口部分及
    び浄化されたガス流又は蒸気流がそこを通ってベッドを
    出る出口帯域又は出口部分を有し、該両帯域は回転軸に
    ついて対向する位置にあり、そして、入口帯域が出口帯
    域となり出口帯域が入口帯域となるようにベッドの移動
    は180°とし、また軸の周りに回転させて行う請求項
    11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 浄化サイクルにおいて、分離媒体を移
    動してから洗浄し、媒体を浄化又は再生し、そしてベッ
    ドを通るガス流又は蒸気流を改善することからなる請求
    項11又は12に記載された方法。
  14. 【請求項14】 ガス流又は蒸気流をベッドに流し続け
    ながら熱洗浄液をベッドにスプレーし、一定の時間ベッ
    ドを通過する洗浄液を集め、洗浄液を再利用し、そして
    該一定時間の後洗浄液を減らすことを含む請求項13に
    記載の方法。
  15. 【請求項15】 汚染されたガス流又は蒸気流が、家庭
    用、商業用又は工業用の料理用クッカー(cooker)から出
    る排出ガス流(off gas stream)又は廃ガス流で、脂肪及
    び/又は油のような汚染物を有するものである請求項1
    〜14のいずれかに記載された方法。
  16. 【請求項16】 分離帯域を規定する容器;該容器に通
    じる汚染されたガス/蒸気入口;該容器から出るための
    ガス/蒸気出口;及び分離手段からなり、該分離手段
    は、該分離帯域中の複数のらせん状の分離媒体、該入
    口、該分離手段及び汚染されたガス流又は蒸気流が入口
    から分離帯域に入り、下方にらせん状の分離媒体を通過
    し、出口から該帯域を出るように配置された該出口を含
    み、該らせん状の分離媒体が、ガス流又は蒸気流が該分
    離媒体を通過する時に該ガス又は蒸気から汚染物を分離
    するように作用し、該ガス流又は蒸気流の運動方向が分
    離媒体の少なくともいくつかの長手方向軸を横切るよう
    にされた分離装置。
  17. 【請求項17】 らせん状の分離媒体をベッドの形と
    し、分離媒体を該ベッド中に規則的に配置し該ベッドは
    複数の分離媒体層を含み、各層は相互に相接するように
    隣接して位置する複数の分離媒体を含む請求項16に記
    載の装置。
  18. 【請求項18】 容器はベース又はフロアー部、ベース
    から離れた屋根部及びベースと屋根部との間の周辺壁を
    有し、該入口と容器との相対的な寸法はガス流又は蒸気
    流が分離帯域に入る時にその速度を減少させるようにさ
    れた請求項17に記載された分離装置。
  19. 【請求項19】 入口が屋根に設けられると共に出口は
    壁に設けられている請求項18に記載の装置。
  20. 【請求項20】 容器の中でフロアー部に接して分離媒
    体のベッドから離れて配置された汚染物収集帯域を含
    み、入口は壁に高い水準で設けられ、出口は壁及び/又
    は屋根部に分離媒体のベッドと汚染物収集帯域との間の
    空間と連通するように設けられた請求項18に記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 フロアー部と屋根部は平面図で方形又
    は長方形であり、それによって壁はフロアー部と屋根部
    を結合する四つの壁パネルからなり、入口は一つの壁パ
    ネルの該高い水準に設けられ、出口は対向する壁パネル
    低い水準に設けられた請求項20に記載の装置。
  22. 【請求項22】 フロアー部と屋根部は平面図で方形又
    は長方形であり、壁はフロアー部と屋根部を結合する四
    つの壁パネルからなり、入口の一つは二つの対向する壁
    パネルの各々に設けられ、分離媒体のベッドの一つは各
    入口に対して設けられ、屋根部に共通の出口が設けら
    れ、フロアー部は横断面V−型で入口を有する壁パネル
    から内側で且つ下方に傾斜しており、そして汚染物収集
    帯域はフロアー部の先端に又は先端に沿って設けられた
    請求項20に記載された装置。
  23. 【請求項23】 容器の中でフロアー部に接して分離媒
    体のベッドから離れて配置された汚染物収集帯域を含
    み、入口は高い水準で容器に到り、出口は分離媒体のベ
    ッドが出口周囲に位置するように中央に配置された請求
    項18に記載の装置。
  24. 【請求項24】 ガス流又は蒸気流を分離媒体のベッド
    に入る直前に冷却するための手段を含む請求項18〜2
    3のいずれかに記載された装置。
  25. 【請求項25】 入口と分離媒体ベッドの間のガス/蒸
    気室を含み、冷却手段が該ガス又は蒸気室に到る冷却ガ
    ス/蒸気入口からなる請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 入口と分離媒体ベッドの間のガス/蒸
    気室を含み、冷却手段が冷却液を該ガス/蒸気室に噴射
    するための冷却液噴射装置からなる請求項24に記載の
    装置。
  27. 【請求項27】 分離媒体ベッドが移動可能である請求
    項18〜26のいずれかに記載の装置。
  28. 【請求項28】 分離媒体ベッドが、汚染されたガス/
    蒸気がベッドに入るか通過する入口帯域又は入口部分及
    び浄化されたガス/蒸気がベッドを去るか通過する出口
    帯域又は出口部分を有し、該装置は分離媒体を保持する
    ホルダーを含み、該ホルダーは入口及び出口帯域を備え
    た対向する開口を有し、該開口は有孔分離媒体保持手段
    で覆われた請求項27に記載の装置。
  29. 【請求項29】 分離媒体ベッドを、その移動の後に洗
    浄するための洗浄手段、洗浄液保持容器を含む洗浄手
    段、洗剤を容器に添加するための添加手段、容器中の洗
    浄液を加熱するための加熱手段、化学的に添加処理され
    た熱洗浄液を容器からノズルを経て分離媒体ベッドにポ
    ンプ輸送するためのポンプ手段、分離媒体ベッドを通過
    した使用済洗浄液を収集するための収集手段を含み、該
    ポンプ手段はまた使用済洗浄液をノズルに再利用するよ
    うにした請求項27又は28に記載された装置。
  30. 【請求項30】 分離媒体ベッドの厚さが3〜15cm
    であり、分離媒体の各々は少なくとも200mmの長さ
    を有するものである請求項18〜29のいずれかに記載
    された装置。
  31. 【請求項31】 分離媒体が金属らせんであり、該らせ
    んの各々は、ループ間に長手方向間隙があり、金属スト
    リップ、すなわち、ループの幅が1〜10mm、ストリ
    ップの厚さが0.5mm未満、らせんの直径が5〜20
    mm、そして隣接ループ間の間隙が1〜10mmとなる
    ように長手方向に離隔した隣接ループを有する複数のル
    ープのらせん形に成形された連続金属ストリップを含む
    請求項30に記載の装置。
  32. 【請求項32】 ベッドが各層中に5〜15個のらせん
    状の分離媒体及び2〜10の層を含み、一つの層の分離
    媒体は隣接層の分離媒体と整列されている請求項17〜
    31に記載の装置。
  33. 【請求項33】 食料品を料理するクッキング装置;該
    クッキング装置での食料品の料理により発生する油と脂
    肪を含む空気を収集するためのクッキング装置上の空気
    収集装置;導管への入口が該空気収集手段に設けられる
    ように該空気収集手段から出る抽出導管;該空気収集手
    段とクッキング装置の間の空間から該抽出導管への空気
    を抽出するため、該抽出導管中又は該抽出導管と相関す
    るよう設けられた空気抽出手段;及び分離装置のガス/
    蒸気出口が導管入口と連絡するように該空気収集手段に
    装着された、請求項16〜32のいずれかに記載された
    分離装置からなるクッキング設備。
  34. 【請求項34】 複数の規則的に配置されたらせん状の
    分離媒体及び該らせん状の分離媒体を一緒に保持する保
    持装置を含む分離媒体パック。
  35. 【請求項35】 本明細書に実質的に記載かつ説明され
    た新規な分離方法。
  36. 【請求項36】 本明細書に実質的に記載かつ説明され
    た新規な分離装置。
  37. 【請求項37】 本明細書に実質的に記載かつ説明され
    た新規なクッキング設備。
  38. 【請求項38】 本明細書に実質的に記載かつ説明され
    た新規な分離媒体パック。
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