JPH10314415A - 遊技機の基板ボックス - Google Patents

遊技機の基板ボックス

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JPH10314415A
JPH10314415A JP12679297A JP12679297A JPH10314415A JP H10314415 A JPH10314415 A JP H10314415A JP 12679297 A JP12679297 A JP 12679297A JP 12679297 A JP12679297 A JP 12679297A JP H10314415 A JPH10314415 A JP H10314415A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路基板を収容した基板ボックスで、配
線を接続するために露出状態となっている制御回路基板
を保護可能とする一方、機種毎に異なる電気部品を使用
して接続領域が異なる制御回路基板にも対応可能とす
る。 【解決手段】 制御回路基板30を、電気的作動装置か
ら延出する配線コード群とコネクタ部32を介して電気
的に接続可能な配線コード群接続領域33を除いて表側
と裏側とから覆う上蓋部材26とベース部材25とを備
えると共に、配線コード群接続領域33を覆い、配線コ
ード群接続領域33に設けたコネクタ部32に対して配
線コード群のコネクタ部90の挿着を可能とする開口部
81を備えたカバー部材80を着脱可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技機の制御回
路基板を収容する基板ボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ遊技機に
おいて、遊技機の裏面側には、遊技機の遊技制御を行う
役物制御装置や球排出装置を制御する球排出制御装置等
の制御回路をボックス内に収容した基板ボックスが設け
られている。
【0003】基板ボックスは、IC(集積回路)や抵抗
等の各種電子部品が多数実装された制御回路基板を樹脂
性や金属性のボックスに収容して、ショート等を防いだ
り、ほこり等のゴミが侵入しないように保護しており、
遊技機の本体枠(前面枠)や基枠体としての裏メカベー
ス盤あるいは遊技盤等の裏面側に取付け可能となってい
る。
【0004】例えば、役物制御装置においては、制御回
路内にCPU、ROM(メモリ)、RAM(メモリ)等
が設けられており、ROMに記憶されたプログラムにし
たがい遊技制御が行われ、大当たり等もここで制御され
ている。
【0005】基板ボックスは、一般的に上蓋部材とベー
ス部材とを重ね合わせたボックス体になっており、その
他の各種装置と電気的に接続するためのコネクタ部がボ
ックスから露出して設けられており、各種配線をコネク
タ部を介して接続することにより、それぞれに関わる制
御が可能となっている。
【0006】基板ボックスには、遊技制御に関わる制御
回路基板が収容されているので、いたずらや不正行為の
対象になりやすく、このため基板ボックスにおいては、
一旦開放されると、開放されたことが分かるように、上
蓋部材とベース部材との合わせ目に封印シールを貼った
り、あるいは基板ボックスの表面をクリアな樹脂により
形成して、収容されている制御回路基板の状態を外部か
ら見えるようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、基板ボ
ックスが封印されていたとしても、基板ボックス内の制
御回路基板上のコネクタ部に対して各種装置から延出し
ている各種配線を接続する目的で露出状態で設けられて
いる接続領域を利用して、不正行為者はいたずらや不正
行為を行う恐れがあった。
【0008】例えば、遊技機(本体枠)が閉じている場
合に、ピアノ線等の異物を本体枠の隙間から差し込まれ
て基板のパターン面にいたずらをされたり、コネクタ部
を抜かれるいたずらをされる恐れがあり、また本体枠を
開けられた状態では、可変表示遊技の始動信号の入力等
を外部回路を基板に接続して不正を加える不正行為が行
われる心配があった。
【0009】また、制御回路基板が露出していること
で、島設備や遊技機内にたくさん貯蔵される球等が、例
えば遊技機内を循環している球が露出している部分に紛
れ込んで接触したり、その他の金属部材が触れてショー
トする心配もあった。また、遊技盤(ベニヤ)を交換す
る際等、コネクタ部の抜き差しを容易に行える半面、差
し間違えをする可能性もあった。
【0010】これらのことを防止するために制御回路基
板のすべてを覆うことも考えられるが、遊技機の設置時
や遊技盤を交換する際には、制御回路基板のコネクタ部
と遊技盤から延びる配線のコネクタ部を接続する必要が
あるので、その接続を容易にする必要があり、制御回路
基板のすべてを覆うことは、作業効率を悪化させる恐れ
があった。
【0011】また、制御回路基板のコネクタ部と遊技盤
から延びる配線のコネクタ部を容易に接続できるよう
に、コネクタ部分を除く基板のパターン面のみを覆うこ
とも考えられるが、機種毎に電気部品が異なり配線量も
異なるとコネクタの配置等も変化するので、機種が変わ
ると基板ボックスを共用できず、機種毎に基板ボックス
を変更しなければならなかった。
【0012】そこで、本発明の目的は、制御回路基板を
収容した基板ボックスで、配線を接続するために露出状
態となっている制御回路基板を保護可能とする一方、機
種毎に異なる電気部品を使用して接続領域が異なる制御
回路基板にも対応可能な遊技機の基板ボックスを提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、遊技機に
設けられる電気的作動装置の制御を行うためにROM等
の電子部品を実装した制御回路基板を収容する遊技機の
基板ボックスにおいて、前記制御回路基板は、前記基板
ボックスを遊技機の所定位置に設置した状態において、
前記電気的作動装置から延出する配線コード群とコネク
タ部を介して電気的に接続可能な配線コード群接続領域
を有し、前記基板ボックスは、前記配線コード群接続領
域を除いて前記制御回路基板を表側と裏側とから覆う上
蓋部材とベース部材とを備えると共に、前記配線コード
群接続領域を覆い、配線コード群接続領域に設けたコネ
クタ部に対して配線コード群のコネクタ部の挿着を可能
をする開口部を備えたカバー部材を着脱可能に設ける。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、前記
配線コード群接続領域を、各種遊技機に対して配線の仕
様が共通する共通コード群接続領域と、専用の専用コー
ド群接続領域とに画成し、前記専用コード群接続領域は
前記カバー部材により覆うと共に、前記共通コード群接
続領域は前記上蓋部材から所要形状の補助カバー部を延
設して覆うようにする。
【0015】第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記カバー部材の開口部は、カバー部材を取付け
た状態において前記配線コード群接続領域に設けたコネ
クタ部の上面の上方に位置する。
【0016】第4の発明は、第1〜第3の発明におい
て、前記カバー部材は、前記制御回路基板に記してある
コネクタ等の識別情報、基板パターンを透視可能に透明
部材にて形成する。
【0017】第5の発明は、第1〜第4の発明におい
て、前記カバー部材は、前記上蓋部材が開状態にあると
きに着脱可能になっている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1は遊技機の一例としてパチンコ遊技機
を示しており、1はフレーム内に遊技盤を取付ける前面
枠(本体枠とも呼ぶ)、2は前面枠1を支持する外枠で
ある。前面枠1は、外枠2にヒンジ3a,3bにより開
閉可能に組付けられ、その自由端側に施錠フック4a,
4bが設けられる。外枠2は、遊技店の島設備に固定さ
れる。
【0020】遊技盤は、図示しないが、遊技領域に画像
表示装置、変動入賞装置、入賞球センサ、LED、ラン
プ等の各種電気機器が配設される。
【0021】前面枠1には、遊技盤の前面を覆うカバー
ガラス5が開閉可能に取付けられ、下部には球の供給皿
6、受皿7、打球発射装置のハンドル8等が設けられ
る。
【0022】図2はこの遊技機の背面図であり、10は
前面枠1の裏面に取付けられる基枠体(裏メカベース
盤)、11は球貯留タンク、12は画像表示装置の表示
制御装置、13は球排出装置等を制御する球排出制御装
置、14は変動入賞装置、入賞球センサ、LED、ラン
プ等の各種電気機器の制御を行うと共に、表示制御装置
12、球排出制御装置13等に制御信号を送る役物制御
装置、15は役物制御装置14の基板ボックス、16は
打球発射制御装置である。
【0023】基板ボックス15は、裏メカベース盤10
の表面(遊技機の裏面)に取付けられ、その役物制御装
置14と各種電気機器、各制御装置等とは配線コード群
17〜20を介して電気的に接続される。
【0024】図3は基板ボックス15の斜視図で、図4
は分解斜視図であり、25はベース部材、26は上蓋部
材、27は下部保護板、28は上部保護板、30は役物
制御装置14の制御回路基板、31は制御回路基板30
に実装された電子部品のうちのROM、32は制御回路
基板30の一側部に形成された配線コード群の接続領域
33に設けられたコネクタ部(雄コネクタ)である。
【0025】遊技プログラムが記憶されたROM31
は、制御回路基板30のほぼ中央に配設される。
【0026】ベース部材25は、透明の樹脂からなり、
制御回路基板30よりもいくらか大きい底部34には格
子状にリブが設けられ、底部34の四方には高さの低い
周壁35a〜35dが形成される。
【0027】ベース部材25の底部34の2つの隅およ
び周壁35a,35cに沿う所定の位置には、下部保護
板27、制御回路基板30、上部保護板28をネジ止め
する止着用ボス36が形成される。制御回路基板30の
配線コード群の接続領域33側の周壁35dには、その
接続領域33の基板端部の受け(図示しない)が設けら
れ、底部34の中央付近には、制御回路基板30のRO
M31に対応する位置に、ROM31の着脱時に制御回
路基板30が曲がったりしないように、支えボス37が
設けられる。
【0028】上蓋部材26は、透明の樹脂からなり、制
御回路基板30の配線コード群の接続領域33を除い
て、制御回路基板30および上部保護板28を覆うと共
に、ベース部材25の三つの周壁35a〜35cに上蓋
部材26の周壁38a〜38cの先端が合う大きさに形
成される。
【0029】上蓋部材26とベース部材25との間に
は、周壁38aと周壁35aとの間に係脱可能な蝶着部
40が設けられ、その反対側の周壁38cと周壁35c
との間に突起41と門型の係止片42とからなる係止部
43が設けられる。上蓋部材26をほぼ全開位置まで開
くと蝶着部40によって上蓋部材26をベース部材25
から取り外すことが可能であり、上蓋部材26を閉じる
と係止部43によって上蓋部材26がベース部材25に
係止されると共に、位置決めされる。
【0030】上蓋部材26の天板部44には、制御回路
基板30の電源部に対応して放熱孔45が形成される。
天板部44の周壁38dに沿う部位には、周壁38dの
高さを低くして段差が形成される。周壁38bには、制
御回路基板30に配設される遊技機の確率設定器に確率
設定キーを差し込んで確率をセットするための穴46が
設けられる。
【0031】下部保護板27は、ベース部材25側から
の静電気等の耐ノイズ用に金属製から形成され、透明の
ベース部材25を通して外部から制御回路基板30を視
認可能に多数の六角形の孔が設けられている。制御回路
基板30を視認可能であれば、六角形に限らず、丸型や
その他の多角形の孔でも良い。
【0032】上部保護板28は、静電気等の耐ノイズ用
に金属製から形成され、透明の上蓋部材26を通して外
部から制御回路基板30を視認可能に中央部が大きくく
りぬかれている。
【0033】この基板ボックス15の上蓋部材26をベ
ース部材25に対して閉じたときに対向する周壁のう
ち、制御回路基板30の配線コード群の接続領域33側
の周壁38d,35dおよび蝶着部40側の周壁38
a,35aを除く周壁38b,35b,38c,35c
の所定の位置に、即ち上蓋部材26側から見て複数ある
辺部のうち、配線コード群の接続領域33側および蝶着
部40側にない二つの辺部の所定の位置に、それぞれ不
正開放防止結合手段を構成する複数の重合結合部50〜
53,54〜57が形成される。
【0034】重合結合部50〜53、54〜57は、そ
れぞれ図5のように上蓋部材26の周壁38b,38c
から突出させた連結部(上方連結部)60の先端に上方
結合部61が、ベース部材25の周壁35b,35cか
ら突出させた連結部(下方連結部)62の先端に下方結
合部63が形成される。
【0035】上方結合部61には、中央に所定径の通し
穴64が、通し穴64の上部にワンウェイネジ65等
(締結部材)の頭部を囲う埋め込み穴66が、下面に通
し穴64の回りに段状の係合突部67が設けられる。下
方結合部63には、上部に上方結合部61の係合突部6
7が嵌まる係合受部68が、その中央に上方結合部61
の通し穴64につながる通し穴64とほぼ同径の所定深
さの穴69が形成される。
【0036】上蓋部材26をベース部材25に対して閉
じると、図6のように上方結合部61の係合突部67が
下方結合部63の係合受部68に嵌まり、位置決めしな
がら、上方結合部61の下面と下方結合部63の上面
が、上方連結部60の下面と下方連結部62の上面が当
接される。
【0037】下方連結部62は上方連結部60に隠れる
ことのないように、図7のように例えば下方連結部62
の幅が上方連結部60の幅よりも大きく形成される。即
ち、上蓋部材26をベース部材25に対して閉じた状態
にて、上蓋部材26側から連結部60,62を見たとき
に、両方の連結部60,62の状態が視認可能に形成さ
れる。上方連結部60、下方連結部62は、それぞれニ
ッパ等で切断可能に形成される。なお、両方の連結部6
0,62の状態が視認可能であれば、例えば上方連結部
60をクリア部材にして下方連結部62まで透けて見え
るようにする等、他の方法でも良い。
【0038】重合結合部50〜53は、上蓋部材26の
周壁38b、ベース部材25の周壁35bに沿って1列
に所定の間隔を空けて形成され、重合結合部54〜57
は、上蓋部材26の周壁38c、ベース部材25の周壁
35cに沿って1列に所定の間隔を空けて形成される。
【0039】一方、制御回路基板30の配線コード群の
接続領域33を覆う透明の樹脂からなるカバー部材80
が設けられる。カバー部材80は、上蓋部材26および
ベース部材25とは別体に設けられ、ベース部材25の
周壁35dの内面に接すると共に、配線コード群の接続
領域33を囲う周壁35a,35cの部位に重なる大き
さに形成される。このカバー部材80が重なる部位の周
壁35a,35cの高さはカバー部材80の厚さ分、低
く形成される。
【0040】カバー部材80には、配線コード群の接続
領域33に設けられたそれぞれの雄コネクタ32に対応
する位置に、それぞれコネクタ32の形状よりもいくら
か大きい開口部81が形成される。カバー部材80の両
端には、突片82が設けられ、カバー部材80の内側の
縁部には、小さな孔83が設けられる。
【0041】このカバー部材80をベース部材25に着
脱可能に取付けるように、カバー部材80の両端の突片
82に対応して、ベース部材25の周壁35a,35c
には門型の係止片84が形成される。また、上蓋部材2
6の周壁38dの下端には、カバー部材80の内側の縁
部の孔83に対応して、固定用のボス85が突設され
る。
【0042】ただし、図2〜図4の配線コード群の接続
領域33の雄コネクタ32、カバー部材80の開口部8
1は概略的に表してある。
【0043】ベース部材25の周壁35a,35cには
取付ボス72が突設され、その取付ボス72には裏メカ
ベース盤10の取付部に設けた掛止具に対するワンタッ
チ式の止め具73(図2)が組み込まれる。
【0044】図7のように、上蓋部材26の天板部44
の表面には、後述する機種名表示票76、検査履歴書7
7が取付けられると共に、重合結合部50〜53,54
〜57の近傍に、それぞれ重合結合部50〜53,54
〜57に対応して数字等の識別符号が表示される。
【0045】この識別符号は、公的機関のROM31等
の電子部品の検査時に関わる封印、開放の順位を示して
おり、印刷あるいは打刻(成型表示を含む)によって、
あるいは識別符号を印刷したシールを貼り付けることに
よって、表示される。なお、天板部44の内面に印刷、
打刻(成型表示を含む)、あるいはシールを貼り付ける
ことによって、表示するようにしても良い。また、重合
結合部自体に印刷や打刻(成型表示を含む)をしても良
い。
【0046】また、カバー部材80の所定の位置には、
機種名(例えば、ソフィア丸)が印刷あるいは打刻(成
型表示を含む)によって、あるいは機種名を印刷したシ
ールを貼り付けることによって、表示される。なお、カ
バー部材80の機種名は、カバー部材80の内面に印
刷、打刻(成型表示を含む)、あるいはシールを貼り付
けることによって、表示するようにしても良い。
【0047】なお、図7のように制御回路基板30の各
雄コネクタ32の近傍には、制御回路基板30上にコネ
クタの識別情報(コネクタ番号;CN1、CN2、CN
3…)が記してある。
【0048】次に、この基板ボックス15の組立ておよ
び遊技機への組付けについて説明する。
【0049】ベース部材25の底部34に下部保護板2
7、制御回路基板30、上部保護板28を重ね、ネジに
より止着用ボス36にネジ止めする。
【0050】上蓋部材26の重合結合部50〜53、5
4〜57の上方結合部61の通し穴64には、それぞれ
締め方向しか回せないワンウェイネジ65を、ワンウェ
イネジ65の先端が通し穴64から下面に出ないように
仮止めしておく。
【0051】上蓋部材26とベース部材25との蝶着部
40を掛け合わせ、あるいはその蝶着部40を掛け合わ
せる前に、図8、図9のようにカバー部材80をベース
部材25に取付ける。この場合、カバー部材80をたわ
ませて、両端の突片82をベース部材25の周壁35
a,35cの係止片84に嵌めて、取付ける。
【0052】この取付状態において、カバー部材80の
各開口部81に制御回路基板30の配線コード群の接続
領域33の対応する各雄コネクタ32が嵌まり、各雄コ
ネクタ32がカバー部材80の外部に配線コード群のコ
ネクタ部(雌コネクタ)90を挿着可能に臨むと共に、
各雄コネクタ32の部分を除いて制御回路基板30の配
線コード群の接続領域33の全体がカバー部材80によ
って覆われる。
【0053】続いて、掛け合わせた蝶着部40を介して
上蓋部材26を閉じる。この際、上蓋部材26とベース
部材25との係止部43の突起41が係止片42に嵌ま
って、上蓋部材26がベース部材25に係止され、位置
決めされると同時に、上蓋部材26の周壁38dの下端
に突設したボス85がカバー部材80の内側の縁部の孔
83に嵌まり、上蓋部材26の周壁38dの下端のボス
85とベース部材25の周壁35a,35cの係止片8
4とでカバー部材80が固定される。
【0054】また、上蓋部材26を閉じると、重合結合
部50〜53、54〜57の各上方結合部61の係合突
部67が各下方結合部63の係合受部68に嵌まり、そ
れぞれが位置決めしながら、重合する。
【0055】この状態にて、重合結合部50〜53のう
ちの一つと、重合結合部54〜57のうちの一つとを、
それぞれ上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイネ
ジ65を下方結合部63まで確実に締めて、結合、固着
する。この場合、識別符号1の重合結合部50,54を
結合、固着する。
【0056】この後、基板ボックス15の表面つまり上
蓋部材26の天板部44の表面には、図7のように透明
なシール等に遊技機メーカー名、機種名、電圧、容量、
注意書き等の各仕様を記載した機種名表示票76、なら
びに所定のシール等に製造業者記号を含んだ基板管理番
号を記載(図示してない)すると共に公的機関がROM
31等の電子部品の検査の際に基板ボックス15を正規
に開放したことを証明する記載を可能な欄を設けた検査
履歴書77を取付ける。
【0057】機種名表示票76は、上蓋部材26の天板
部44の蝶着部40側に、検査履歴書77は天板部44
の重合結合部54〜57の識別符号に沿う側に、制御回
路基板30のROM31を上蓋部材26を通して視認す
るのに支障のないよう、ROM31を覆う部位を除くよ
う、天板部44のほぼ中央にROM31の大きさと略同
等以上の面を空けて、貼着により取付ける。
【0058】この場合、機種名表示票76は、樹脂等の
プレートに遊技機メーカー名、各仕様を印刷あるいは打
刻(成型表示を含む)したものを、上蓋部材26の天板
部44に接着、あるいは天板部44に嵌め込み溝等の取
付部を形成して、取付けるようにして良い。また、遊技
機メーカー名、各仕様を予め天板部44に印刷あるいは
打刻するようにしても良い。
【0059】検査履歴書77は、公的機関の検査に関わ
る基板ボックス15の封印、開放つまり重合結合部50
〜53,54〜57の状態を管理するために、検査回
数、検査年月日、検査印等の検査履歴の記載欄を設け、
その検査回数の欄には、上蓋部材26の天板部44に表
示してある重合結合部50〜53,54〜57の識別符
号1,2,3,4に対応して、順に第1、第2、第3、
第4の表示の印刷等を行っておく。重合結合部50〜5
3,54〜57の識別符号に検査履歴の欄を対応させれ
ば、重合結合部50〜53,54〜57の封印順序が定
まり、検査時の作業が容易になると共に、識別符号、検
査履歴を見て、重合結合部の状態を的確に照合すること
ができる。
【0060】この検査履歴書77は、前記検査履歴の記
載欄等を設けたシールを樹脂等のプレートに貼り付ける
と共に、上蓋部材26の天板部44にそのプレートを着
脱できる嵌め込み溝等の取付部を形成して、取付けるよ
うにして良い。また、検査時の開、封の手順等の説明を
シールあるいはプレートに印刷あるいは打刻により表記
するようにして良い。また、シールを用いる場合、剥が
すと痕跡が残る特殊なシールを用いて良い。
【0061】なお、機種名表示票76、検査履歴書77
は、上蓋部材26の天板部44の内面に、つまり機種名
表示票76、検査履歴書77の表面を天板部44の表面
(外面)に向けて取付けるようにしても良い。この場
合、埃等によって機種名表示票76、検査履歴書77が
汚れたり、表示が見えにくくなるようなことはなく、ま
た機種名表示票76、検査履歴書77が剥がれたり、傷
付いたりするようなこともない。
【0062】そして、組立てた基板ボックス15を図2
のように遊技機の裏メカベース盤10の所定の取付位置
に取付ける。
【0063】基板ボックス15のベース部材25を裏メ
カベース盤10の所定の取付位置の表面に合わせ、ベー
ス部材25の取付ボス72のワンタッチ式の止め具73
を裏メカベース盤10の所定位置の掛止具に押し込み、
固定する。
【0064】この場合、図2のように重合結合部54〜
57が上方に、制御回路基板30の配線コード群の接続
領域33が球排出制御装置13側に、重合結合部50〜
53が裏メカベース盤10の周縁部につまり遊技機の前
面枠1の開閉自由端側にくるように、取付位置を定めて
いる。
【0065】この取付後、カバー部材80の開口部81
より露出している制御回路基板30の接続領域33の各
雄コネクタ32に、表示制御装置12、球排出制御装置
13、各種電気機器からの各配線コード群17〜20の
各雌コネクタ90をそれぞれ嵌め込み、接続する。
【0066】この際、接続領域33に対する配線コード
群17〜20の配線作業空間が重ならない基板ボックス
15の部位に重合結合部50〜53、54〜57が位置
している。即ち、重合結合部50〜53は、接続領域3
3の反対側にて裏メカベース盤10の周縁部側に、重合
結合部54〜57は、接続領域33から離れ裏メカベー
ス盤10の周縁部に近い側に位置する。このため、配線
コード群17〜20を接続領域33のコネクタ部32に
接続する場合に、重合結合部50〜53,54〜57に
配線が絡まったり、接続した配線が重合結合部50〜5
3,54〜57を覆って重合結合部50〜53,54〜
57が隠れたりすることはない。
【0067】このように、カバー部材80によって制御
回路基板30の配線コード群の接続領域33を覆うた
め、例えば遊技機の前面枠1の隙間からピアノ線等の異
物を差し込まれて、制御回路基板30のパターン面に傷
を付けたりするいたずらをされることが防止される。
【0068】また、カバー部材80は上蓋部材26を開
けないと取り外せず、上蓋部材26は後述するように封
印してある重合結合部を切除しないと開けられない。こ
のため、遊技機の前面枠1を開けられた状態でも、例え
ば制御回路基板30に外部回路を接続しての不正は簡単
には行えず、外部回路によって可変表示遊技の始動信号
の入力等に不正を加えるような不正行為を防止できる。
【0069】また、制御回路基板30にゴミや埃が付着
するのが防止される。また、島設備や遊技機内の球等の
金属部材が制御回路基板30に触れることがなく、ショ
ートを確実に防止できる。また、制御回路基板30の損
傷等が防止される。
【0070】また、カバー部材80の各開口部81より
制御回路基板30の接続領域33の各雄コネクタ32が
露出しているため、カバー部材80を取り外すことな
く、各雄コネクタ32に対応する表示制御装置12、球
排出制御装置13、各種電気機器からの各配線コード群
17〜20の各雌コネクタ90を容易に嵌め込み、接続
できる。
【0071】この場合、カバー部材80が透明の部材か
らなるため、図7のように制御回路基板30に記してあ
るコネクタの識別情報(コネクタ番号;CN1、CN
2、CN3…)を見ながら雄コネクタ32と雌コネクタ
90との接続を行える。
【0072】また、各雌コネクタ90を容易に外すこと
ができ、遊技機の設置時、遊技盤の交換時および検査時
等、良好な作業性を得ることができる。
【0073】また、カバー部材80を上蓋部材26、ベ
ース部材25と別体に形成したため、遊技機種によって
電気部品、配線量が変わり、制御回路基板30のコネク
タの数や大きさや配置等が変化した場合、これらにした
がってカバー部材80に設ける開口部81を変更、即ち
カバー部材80のみを変更すれば良い。このため、遊技
機種が異なっても、制御回路基板30と対応するカバー
部材80のみを変更するだけで、基板ボックス15を共
用でき、コストの低減を図れる。
【0074】なお、カバー部材80を通して制御回路基
板30の接続領域33の基板パターンを確認でき、その
点検を行える。
【0075】一方、公的機関による基板ボックス15内
の制御回路基板30のROM31の検査を行うときは、
遊技機の裏メカベース盤10より基板ボックス15を外
して、あるいは裏メカベース盤10に取付けたまま、検
査を行う。
【0076】基板ボックス15を裏メカベース盤10に
取付けたまま、検査を行う場合は、重合結合部50〜5
3,54〜57のうち、ワンウェイネジ65によって固
着してある識別符号1の重合結合部50,54の上方連
結部60、下方連結部62をニッパ等で切断して、その
重合結合部50,54を取り除く。
【0077】この重合結合部50,54を除くと、上蓋
部材26は係止部43によって閉止しているだけのた
め、係止部43を外せば、上蓋部材26が開く。この場
合、制御回路基板30の接続領域33を覆うカバー部材
80を、上蓋部材26と別体に形成してあるため、接続
領域33の雄コネクタ32より配線コード群の雌コネク
タ90を外さずに上蓋部材26を開けることができ、こ
のため作業性が良い。
【0078】上蓋部材26を開くと、制御回路基板30
のROM31を外して検査を行うことになる。
【0079】検査を終了すると、ROM31を制御回路
基板30に装着して上蓋部材26を閉じる。この際、上
蓋部材26が位置決めしながら係止部43が係止すると
共に、切除していない識別符号2〜4の重合結合部51
〜53,55〜57の各上方結合部61の係合突部67
が各下方結合部63の係合受部68に嵌まり、位置決め
する。
【0080】この状態にて、識別符号2の重合結合部5
1,55の上方結合部61に仮止めしてあるワンウェイ
ネジ65を下方結合部63まで締めて、その重合結合部
51,55を結合、固着する。この場合、識別符号2〜
4の重合結合部51〜53,55〜57が確実に重合す
るため、識別符号2の重合結合部51,55の結合、固
着が容易になり、不完全な状態でワンウェイネジ65を
締める心配はない。
【0081】後は、上蓋部材26の天板部44の検査履
歴書77の検査回数の第1の記載欄に、検査担当者が検
査年月日の記入、検査印等の捺印を行えば、完了とな
る。
【0082】なお、基板ボックス15を遊技機の裏メカ
ベース盤10より取り外して、検査を行う場合は、制御
回路基板30の接続領域33の雄コネクタ32より配線
コード群の雌コネクタ90を外し、ベース部材25のワ
ンタッチ式の止め具73を引くと、外せる。基板ボック
ス15を外した後は、前述と同様の作業手順にて検査を
行う。
【0083】このような基板ボックス15に対して、基
板ボックス15を不正に開けて、制御回路基板30のR
OM31を不正なROMに交換、あるいはROM31の
データを書き換えて、大当たりを頻繁に発生させる等の
不正行為がある。
【0084】この不正行為には、正規に固着してある重
合結合部の上方連結部60と下方連結部62とを切断し
て、その重合結合部を取り除いて、または上方連結部6
0あるいは下方連結部62の一方のみを切断して、重合
結合部を取り除かずに、基板ボックス15を開けたりす
ることが想定されるが、これは遊技店における遊技機の
保守点検時あるいは営業中に遊技機の球詰まり等を直す
際等に、発見が可能である。
【0085】基板ボックス15を遊技機の裏面に取付け
るため、遊技機の裏側から重合結合部50〜53,54
〜57を確認でき、また基板ボックス15の上蓋部材2
6の天板部44に、図7のように重合結合部50〜5
3,54〜57の識別符号を表示すると共に、天板部4
4に取付けてある検査履歴書77にその識別符号に対応
する検査履歴の欄を設けるため、その識別符号、検査履
歴を見て、正規に固着してある重合結合部はどれか、固
着してある重合結合部が正しいものかどうか等の照合を
簡単に行え、該当する重合結合部、上方連結部60、下
方連結部62の状態の確認をしやすくなる。
【0086】そのため、遊技機の前面枠1を開くと、正
規の重合結合部が切除されていれば、すぐに分かり、ま
た固着してある重合結合部が取り除かれていなくとも、
その重合結合部の上方連結部60ならびに下方連結部6
2の状態を見て、これらが切断されているかどうかの判
断を簡単に行え、不正があるかどうかを容易に速やかに
見付けることができる。
【0087】また、基板ボックス15の複数の箇所に重
合結合部50〜53,54〜57を形成して、複数の重
合結合部を封印するので、不正行為者にとっては基板ボ
ックス15を開けにくくなり、封印効果が高まることに
加え、不正を発見しやすくなる。特に、遊技店の係員に
とっては、重合結合部50〜53,54〜57の一方を
確認すれば良いので、確認ならびに不正の発見が容易に
なる。
【0088】このように、不正行為があった場合、基板
ボックス15を取り外さずに、遊技機の保守点検時ある
いは営業中に遊技機の球詰まり等を直す際等に、簡単に
かつ早期に発見できるのである。このため、不正抑止を
図れる。
【0089】したがって、基板ボックス15を開け、制
御回路基板30のROM31を不正に交換する等の不正
行為を防止でき、このような不正行為による遊技店の損
害を最小限に抑えることができる。
【0090】なお、実施の形態では、役物制御装置の基
板ボックスに適用した例を示したが、遊技プログラムを
記憶したROMと同じような重要部品を持つものであれ
ば、これに限定することなく適用できる。また、基板ボ
ックスは、一つの役物制御装置だけでなく、球排出制御
装置あるいはその他の制御装置を収容するものであって
良い。
【0091】図10〜図12は第2の実施の形態を示す
もので、制御回路基板30の配線コード群の接続領域
を、各種遊技機に対して配線の仕様が共通する共通コー
ド群接続領域100と、専用の専用コード群接続領域1
01とに画成して、専用コード群接続領域101を覆う
カバー部材102を設けると共に、共通コード群接続領
域100を覆う補助カバー部103を上蓋部材26より
延設したものである。
【0092】共通コード群接続領域100には、各種遊
技機にそれぞれ共通に使用される遊技機の前面枠1のラ
ンプ、スピーカ、打球発射装置等の配線用コネクタ(雄
コネクタ)104a,104bが設けられ、上蓋部材2
6の周壁38dから共通コード群接続領域100側に延
設された補助カバー部103に、雄コネクタ104a,
104bに対応する位置に、それぞれコネクタの形状よ
りもいくらか大きな開口部105a,105bが形成さ
れる。補助カバー部103の専用コード群接続領域10
1側の端部は内側に折り曲げられ、その中央下部に係止
溝106が設けられる。
【0093】専用コード群接続領域101には、遊技機
種毎に専用に使用されるあるいは仕様が異なり、配置や
数が変化する電気部品の配線用コネクタ(雄コネクタ)
107a〜107fが設けられ、上蓋部材26およびベ
ース部材25とは別体に設けられたカバー部材102
に、雄コネクタ107a〜107fに対応する位置に、
それぞれコネクタの形状よりもいくらか大きな開口部1
08a〜108fが形成される。カバー部材102の両
端には、突片110が設けられ、カバー部材102の内
側の縁部には、小さな孔111が設けられる。
【0094】ベース部材25の周壁35cには、カバー
部材102の突片110に対応して、門型の係止片11
2が形成される。また、上蓋部材26の周壁38dの下
端には、カバー部材102の内側の縁部の孔111に対
応して、固定用のボス113が突設される。
【0095】したがって、基板ボックス15を組立てる
場合、底部に下部保護板27、制御回路基板30、上部
保護板28をネジ止めしたベース部材25と上蓋部材2
6との蝶着部40を掛け合わせ、あるいはその蝶着部4
0を掛け合わせる前に、図11、図12のようにカバー
部材102の一端の突片110をベース部材25の周壁
35cの係止片112に嵌め、カバー部材102の開口
部108a〜108fを対応する雄コネクタ107a〜
107fに合わせて、配置する。
【0096】次に、掛け合わせた蝶着部40を介して上
蓋部材26を閉じれば、上蓋部材26より延設した補助
カバー部103の開口部105a,105bが対応する
雄コネクタ104a,104bに嵌まると共に、上蓋部
材26の周壁38dのボス113がカバー部材102の
縁部の孔111に、補助カバー部103の係止溝106
にカバー部材102の突片110が嵌まり、カバー部材
102はボス113、係止片112、係止溝106によ
って固定される。
【0097】この状態において、共通コード群接続領域
100、専用コード群接続領域101の各雄コネクタ1
04a,104b、107a〜107fが外部に配線コ
ード群のコネクタ部(雌コネクタ)を挿着可能に臨むと
共に、各雄コネクタ104a,104b、107a〜1
07fの部分を除いて制御回路基板30の共通コード群
接続領域100、専用コード群接続領域101の全体が
補助カバー部103、カバー部材102によって覆われ
る。なお、その他の構成は前記第1の実施の形態と同じ
である。
【0098】このようにすれば、遊技機種によって制御
回路基板30のコネクタの数や大きさや配置等が変化し
ても、機種毎に異なる部分は専用コード群接続領域10
1のカバー部材102だけであるので、基板ボックス1
5の共用可能な部分が多くなると共に、変更部分が小さ
くて済み、設計変更が容易であり、コスト削減になる。
【0099】なお、雄コネクタ104a,104b、1
07a〜107fの位置にしたがい補助カバー部103
の延設位置、カバー部材102の配置位置を変更して良
い。
【0100】図13は第3の別の実施の形態を示すもの
で、カバー部材120の開口部121が制御回路基板3
0の配線コード群の接続領域122に設けたコネクタ部
(雄コネクタ)123の上面の上方に位置するようにし
たものである。
【0101】この場合、前記第1の実施の形態におい
て、ベース部材25の周壁35a〜35dの高さを高く
する。なお、その他の構成は前記第1の実施の形態と同
じである。
【0102】ところで、配線コード群の接続領域が外部
に露出している場合、コネクタの抜き差しは容易であっ
た半面、コネクタの差し間違いもたびたび起こってい
た。例えば、同じ色のコネクタが複数配置されている場
合には、ピン数の異なるコネクタに差し込むことがあっ
た。また、コネクタを間違えていなくても、差し込む位
置がずれて、ピンにうまく入らないこともあった。
【0103】これに対して、図13〜図15のようにカ
バー部材120の開口部121をコネクタ部123の上
面の上方に位置させると、開口部121より大きなコネ
クタ部(雌コネクタ)124は挿入できなくなり、一方
開口部121に比してコネクタ部124のサイズがかな
り小さい場合は、コネクタ部124が違うことが容易に
分かる。
【0104】したがって、コネクタ部124の接続間違
いが少なくなる。また、開口部121がガイドとなるた
め、ピンの位置がずれることがなく、コネクタ部124
をコネクタ部123に接続しやすくなる。
【0105】また、例えば遊技店での保守点検の際や、
不正行為者のいたずら等で、配線コードが引っ張られて
も、開口部121が上方にあることで引っ掛かりが生
じ、不用意にコネクタ部124が抜けにくくなる。ま
た、制御回路基板30、コネクタ部の破損、損傷を防止
できる。
【0106】なお、実施の形態では、コネクタ部として
制御回路基板上に設けられるコネクタを雄コネクタ、配
線コード群のコネクタを雌コネクタとしたが、互いに接
続可能なコネクタであれば、制御回路基板、配線コード
群それぞれの組み合わせを変えても良い。また、互いに
接続可能なコネクタであれば、実施の形態のものに限定
されない。
【0107】なお、遊技機としてパチンコ遊技機に適用
した例を示したが、その他の遊技機、例えばパチスロ、
アレンジボール等の遊技機にも適用できる。
【0108】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、カバ
ー部材によって制御回路基板の配線コード群接続領域を
覆うため、制御回路基板へのいたずらおよび不正行為を
防止できる。また、制御回路基板にゴミや埃が付着する
のを防止できる。また、島設備や遊技機内の球等の金属
部材が制御回路基板に触れたり、制御回路基板の損傷等
を防止できる。また、カバー部材の開口部より配線コー
ド群接続領域のコネクタ部が臨むため、カバー部材を取
り外すことなく、各種電気的作動装置の配線コード群の
コネクタ部を容易に接続でき、遊技機の設置時、遊技盤
の交換時および検査時等、良好な作業性を得ることがで
きる。また、カバー部材が上蓋部材、ベース部材と別体
のため、遊技機種によって電気部品、配線量が変わり、
制御回路基板のコネクタの数や大きさや配置等が変化し
た場合、これらにしたがってカバー部材の開口部を変更
すれば良い。このため、遊技機種が異なっても、基板ボ
ックスを共用でき、コストの低減を図れる。
【0109】第2の発明によれば、遊技機種によって制
御回路基板のコネクタの数や大きさや配置等が変化して
も、機種毎に異なる部分は専用コード群接続領域のカバ
ー部材だけであるので、変更部分が小さくて済み、設計
変更が容易であり、コスト削減になる。
【0110】第3の発明によれば、配線コード群のコネ
クタ部を開口部に差し込んで接続するので、接続間違い
が少なくなる上、位置がずれることがなく、コネクタ部
を接続しやすくなる。また、例えば遊技店での保守点検
の際や、不正行為者によって引っ張られるようないたず
らをされることがあっても、不用意にコネクタ部が抜け
にくくなる。また、コネクタ部を含めて覆っているの
で、制御回路基板、コネクタ部の破損、損傷を防止でき
る。
【0111】第4の発明によれば、コネクタ部の接続を
間違いなく、的確に行えると共に、カバー部材を外すこ
となく制御回路基板の接続領域の基板パターンを確認で
き、その点検を行える。
【0112】第5の発明によれば、カバー部材を安易に
は外せないため、制御回路基板へのいたずらおよび不正
行為を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技機の本体を開いた斜視図である。
【図2】遊技機の背面図である。
【図3】基板ボックスの斜視図である。
【図4】基板ボックスの分解斜視図である。
【図5】重合結合部分の断面図である。
【図6】重合結合部分の結合状態を示す断面図である。
【図7】基板ボックスの上蓋側の正面図である。
【図8】カバー部材の取付けを示す斜視図である。
【図9】カバー部材の取付けを示す斜視図である。
【図10】別の実施の形態を示す上蓋側の正面図であ
る。
【図11】カバー部材の取付けを示す斜視図である。
【図12】カバー部材の取付けを示す斜視図である。
【図13】別の実施の形態を示す接続領域部分の斜視図
である。
【図14】接続領域部分の断面図である。
【図15】接続領域部分の断面図である。
【符号の説明】
1 前面枠 2 外枠 3a,3b ヒンジ 10 基枠体(裏メカベース盤) 12 表示制御装置 13 球排出制御装置 14 役物制御装置 15 基板ボックス 16 打球発射制御装置 17〜20 配線コード群 25 ベース部材 26 上蓋部材 27 下部保護板 28 上部保護板 30 制御回路基板 31 ROM 32 コネクタ部 33 接続領域 34 底部 35a〜35d 周壁 36 止着用ボス 37 支えボス 38a〜38d 周壁 40 蝶着部 41 突起 42 係止片 43 係止部 44 天板部 50〜53,54〜57 重合結合部 60 上方連結部 61 上方結合部 62 下方連結部 63 下方結合部 65 ワンウェイネジ 72 取付ボス 73 止め具 76 機種名表示票 77 検査履歴書 80 カバー部材 81 開口部 82 突片 83 孔 84 係止片 85 ボス 90 コネクタ部 100 共通コード群接続領域 101 専用コード群接続領域 102 カバー部材 103 補助カバー部 104a,104b 雄コネクタ 105a,105b 開口部 106 係止溝 107a〜107f 雄コネクタ 108a〜108f 開口部 110 突片 111 孔 112 係止片 113 ボス 120 カバー部材 121 開口部 122 接続領域 123,124 コネクタ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機に設けられる電気的作動装置の制
    御を行うためにROM等の電子部品を実装した制御回路
    基板を収容する遊技機の基板ボックスにおいて、 前記制御回路基板は、前記基板ボックスを遊技機の所定
    位置に設置した状態において、前記電気的作動装置から
    延出する配線コード群とコネクタ部を介して電気的に接
    続可能な配線コード群接続領域を有し、 前記基板ボックスは、前記配線コード群接続領域を除い
    て前記制御回路基板を表側と裏側とから覆う上蓋部材と
    ベース部材とを備えると共に、 前記配線コード群接続領域を覆い、配線コード群接続領
    域に設けたコネクタ部に対して配線コード群のコネクタ
    部の挿着を可能とする開口部を備えたカバー部材を着脱
    可能に設けたことを特徴とする遊技機の基板ボックス。
  2. 【請求項2】 前記配線コード群接続領域を、各種遊技
    機に対して配線の仕様が共通する共通コード群接続領域
    と、専用の専用コード群接続領域とに画成し、 前記専用コード群接続領域は前記カバー部材により覆う
    と共に、 前記共通コード群接続領域は前記上蓋部材から所要形状
    の補助カバー部を延設して覆うようにした請求項1に記
    載の遊技機の基板ボックス。
  3. 【請求項3】 前記カバー部材の開口部は、カバー部材
    を取付けた状態において前記配線コード群接続領域に設
    けたコネクタ部の上面の上方に位置する請求項1または
    2に記載の遊技機の基板ボックス。
  4. 【請求項4】 前記カバー部材は、前記制御回路基板に
    記してあるコネクタ等の識別情報、基板パターンを透視
    可能に透明部材にて形成した請求項1〜3のいずれか1
    つに記載の遊技機の基板ボックス。
  5. 【請求項5】 前記カバー部材は、前記上蓋部材が開状
    態にあるときに着脱可能になっている請求項1〜4のい
    ずれか1つに記載の遊技機の基板ボックス。
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