JPH10313485A - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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JPH10313485A
JPH10313485A JP13787497A JP13787497A JPH10313485A JP H10313485 A JPH10313485 A JP H10313485A JP 13787497 A JP13787497 A JP 13787497A JP 13787497 A JP13787497 A JP 13787497A JP H10313485 A JPH10313485 A JP H10313485A
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Nobuaki Kumagai
伸昭 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線電話装置において安価な構成で各種トー
ンや保留メロディなどの音声信号を発生させる。 【解決手段】 システム内の通話は全てADPCM符号
化データにより行われ、移動局301〜303はADP
CM符号化/復号化回路を有し、CS端末201、20
2はADPCM符号化/復号化回路を持たない。発呼側
CS端末は発呼側移動局301〜303に対してダイヤ
ルトーン、リングバックトーン、ビジートーンのADP
CM符号を出力し、回線制御装置401は保留メロディ
のADPCM符号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内線端末としてP
HS(パーソナル・ハンディホン・システム)を用いた
無線電話装置に関し、特に呼制御に使用されるダイヤル
トーンなどの各種トーンや保留メロディなどの音声信号
の形式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の無線電話装置を示してい
る。この装置では構内交換機(PBX)1000の下に
基地局となるCS(セルサイト)端末203、204及
び固定電話機800がスター形に配置され、さらにCS
端末203、204の下に移動局(子機PS)304、
305が配置されている。CS端末203、204は無
線サービスエリア内のPS304、305との間で無線
通信を行うために無線サービスエリアを分割した各セル
に配置され、また、PBX1000との間で有線通信を
行う。また、固定電話機800はPBX1000との間
で有線通信を行い、PBX1000は公衆網902に接
続される。CS端末203、204とPS304、30
5の各々は音声信号のADPCM符号化/復号化回路を
有する(ADPCM:適応差分PCM)。
【0003】図6はCS端末203のサービスエリアに
位置するPS304が内線通話発信(ダイヤルとオフフ
ックの一括発信)により、CS端末204のサービスエ
リアに位置するPS305に発呼する場合の通信シーケ
ンスを示している。まず、発呼側PS304がダイヤ
ル、オフフックされると、呼設定の要求信号(ダイヤル
情報)が発呼側PS304から発呼側CS端末203に
対して、次いで発呼側CS端末203からPBX100
0に対して、次いでPBX1000から着呼側CS端末
204に対して、次いで着呼側CS端末204から着呼
側PS305に対して送信される。
【0004】着呼側PS305が呼設定の要求信号を受
信すると、呼設定の受付信号と呼出信号が着呼側PS3
05から着呼側CS端末204に対して、次いで着呼側
CS端末204からPBX1000に対して、次いでP
BX1000から発呼側CS端末203に対して、次い
で発呼側CS端末203から発呼側PS304に送信さ
れ、また、着呼側PS305が内線呼び出し音を鳴動さ
せる。また、PBX1000がアナログ音声の内線リン
グバックトーン(RBT)を発生して発呼側CS端末2
03に送信し、発呼側CS端末203がこれをADPC
M符号化して発呼側PS304に送信し、発呼側PS3
04がこれをADPCM復号化してアナログ音声のRB
Tを発生する。
【0005】そして、着呼側PS305はオフフックさ
れると呼び出し音を停止するとともに、応答信号が着呼
側PS305から着呼側CS端末204に対して、次い
で着呼側CS端末204からPBX1000に対して送
信される。PBX1000は応答信号を受信すると内線
RBTを停止し、また、応答信号がPBX1000から
発呼側CS端末203に対して、次いで発呼側CS端末
203から発呼側PS304に送信される。
【0006】図7はCS端末203のサービスエリアに
位置するPS304が内線通話発信(ダイヤルとオフフ
ックの一括発信)により通話中のPS305に発呼する
場合の通信シーケンスを示している。まず、発呼側PS
304がダイヤル、オフフックされると、呼設定の要求
信号(ダイヤル情報)が発呼側PS304から発呼側C
S端末203に対して、次いで発呼側CS端末203か
らPBX1000に対して送信される。
【0007】着呼側PS305が通話中であるので、呼
設定の受付信号がPBX1000から発呼側CS端末2
03に対して、次いで発呼側CS端末203から発呼側
PS304に送信され、次いで切断信号がPBX100
0から発呼側CS端末203に対して、次いで発呼側C
S端末203から発呼側PS304に送信される。ま
た、PBX1000がアナログ音声のビジートーン(B
T)を発生して発呼側CS端末203に送信し、発呼側
CS端末203がこれをADPCM符号化して発呼側P
S304に送信し、発呼側PS304がこれをADPC
M復号化してアナログ音声のBTを発生する。そして、
発呼側PS304がオンフックされると、解放信号が発
呼側PS304から発呼側CS端末203に対して、次
いで発呼側CS端末203からPBX1000に対して
送信され、PBX1000はBTを停止する。
【0008】図8はPS304が外線通話状態において
保留し、次いで保留を解除する場合の通信シーケンスを
示している。まず、PS304と外線端末が通話中の場
合、PS304とCS端末203はADPCM符号化/
復号化回路を備えており、その間の音声はADPCM符
号で伝送される。また、CS端末203とPBX100
0の間の音声はアナログ信号で伝送される。また、PB
X1000と公衆網902の間の音声は、公衆網902
がPSTNの場合にはアナログ信号で伝送され、公衆網
902がISDNの場合にはμ-lawPCM符号で伝送さ
れる(μ-law:μ法則符号化法)。
【0009】このような外線通話中にPS304の保留
ボタンが押されると、保留要求信号がPS304からC
S端末203に対して、次いでCS端末203からPB
X1000に対して送信される。PBX1000は保留
要求信号を検出すると保留メロディ音を発生してPS3
04と相手先に送信し、PS304と相手先が保留状態
になる。この状態でPS304の保留解除ボタンが押さ
れると、保留解除要求信号がPS304からCS端末2
03に対して、次いでCS端末203からPBX100
0に対して送信される。PBX1000は保留解除要求
信号を検出すると保留メロディ音を停止して元の通話状
態に復帰させる。すなわち、このシステムでは、PBX
1000がリングバックトーン、ビジートーン、保留メ
ロディなどのアナログ音声を発生し、CS端末がこれを
ADPCM符号化し、PSがこれをADPCM復号化し
ている。
【0010】図9は一般的な家庭用コードレス電話機の
子機10と親機30の構成を示している。子機10はス
ピーカ11、マイク12、アンプ13、PCMコーデッ
ク(CODEC)14、保留メロディ発生部15、AD
PCMコーデック16、TDMA処理部17、モデム1
8、RF部19、アンテナ20、制御部21、メモリ2
2、操作表示部23などを有し、親機30は局線I/F
31、PCMコーデック32、ADPCMコーデック3
3、TDMA処理部34、モデム35、RF部36、ア
ンテナ37、制御部38、メモリ39などを有する。
【0011】このような家庭用コードレス電話機では、
子機同志の内線通話に使用されるダイヤルトーン、リン
グバックトーン、ビジートーンや、内外線問わずに使用
される保留メロディなどのアナログ音声信号は子機10
や親機30で生成される。例えば子機10ではトーンや
リンガはPCMコーデック14が発生し、保留メロディ
は保留メロディ発生部15が発生する。また、保留メロ
ディのように外線と子機10の両方に送信する必要があ
るアナログ音声信号の場合や、親機30側で全てのトー
ンを発生する場合には、外線に対してはアナログ音声信
号で送信するとともに、子機10に対してはADPCM
符号化して送信する。また、子機10ではこのADPC
M符号をADPCM復号化し、次いでPCM復号化して
アナログ音声信号に変換し、受話スピーカ11に出力す
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ような従来の無線電話装置において複数のCS端末20
3、204(及び固定電話機800)をバス形に接続し
て無線電話装置を構成した場合や、図9に示すような従
来の家庭用コードレス電話機において親機30の局線I
/F31をバス形に接続して無線電話装置を構成した場
合には、スター形と異なりバス(LAN)を複数の呼が
共有するので、LAN上のトラフィックを考慮すると1
つの呼が占有する時間は短い方が望ましい。
【0013】また、RBT、DT、BT、保留メロデ
ィ、アナウンスなどのアナログ音声信号の発生方法につ
いては、移動局(子機PS)304、305や子機10
として種々のメーカの種々の機種が使用されることを考
慮すると、図5に示すような従来例のようにシステム側
で管理し、必要に応じて子機304、305、10に送
信することが望ましい。したがって、上記のようにLA
N上のトラフィックを併せて考慮すると、アナログ音声
信号は基地局であるCS端末203、204、親機30
が発生する方が望ましい。
【0014】また、LAN上の情報はデジタル情報であ
るので、接続される局線がアナログ公衆網の場合には回
線端末が送信ADPCM符号をアナログ信号に変換する
必要があり、また、ISDNに接続される場合には回線
端末が送信ADPCM符号をISDNのμ-lawPCM符
号に変換する必要がある。また、図9に示す家庭用シス
テムと同様に、親機30が各種トーンや保留メロディの
アナログ音声信号発生回路を持つ場合、親機30はAD
PCM符号化回路を持つ必要がある。
【0015】しかし、通話音声ついてのみ考えると、通
常のCS端末203、204、親機30はADPCM符
号化/復号化回路を持つので、LAN上に符号化データ
を出力すれば、内線の場合にはCS端末203、20
4、親機30は符号化回路は必要とせず、外線の場合に
も局線I/FにはADPCM符号化/復号化回路又はA
DPCM−μ-lawPCM変換回路は必要になるが(これ
は従来から必要であった)、ADPCM符号化回路は必
要としない。したがって、各種トーンやメロディ音のた
めにCS端末203、204、親機30がADPCM符
号化回路を持つことは不経済である。
【0016】また、保留メロディやアナウンスなどは、
移動局であるPS304、305、子機10以外に外線
側にも流す必要がある。また、ユーザ側の希望で頻繁な
入れ替えが生じる可能性もある。したがって、保留メロ
ディやアナウンスなどについてはLAN上のトラフィッ
クに影響を及ぼすものの、LANに接続される回線制御
装置などから出力させることが考えられる。但し、従来
のPBX1000のように回線制御装置がアナログ信号
で発生すると、LAN上に出力するためにデジタル信号
に変換する必要があり、回線制御装置においてコスト的
なデメリットが発生する。
【0017】本発明は上記問題点に鑑み、安価な構成で
各種トーンや保留メロディなどのアナログ音声信号を発
生させることができる無線電話装置を提供することを目
的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、呼制御に使用されるトーンを含む音声信号
をADPCM符号で無線移動局と無線基地局の間、及び
無線基地局間で伝送するようにしたものである。すなわ
ち本発明によれば、無線移動局と無線基地局が無線通信
を行うとともに、前記無線基地局間でネットワークを介
して有線通信を行う無線電話装置において、前記無線移
動局は、送信アナログ音声信号をADPCM符号に変換
するADPCM符号化回路と、受信ADPCM符号をア
ナログ音声信号に復号化するADPCM復号化回路を備
え、呼制御に使用されるトーンを含む音声信号をADP
CM符号で前記無線移動局と無線基地局の間、及び前記
無線基地局間で伝送することを特徴とする無線電話装置
が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る無線電話装置
の一実施形態を示すブロック図、図2はリングバックト
ーンを発生する処理を説明するための通信シーケンスを
示す説明図、図3はビジートーンを発生する処理を説明
するための通信シーケンスを示す説明図、図4は保留メ
ロディを発生する処理を説明するための通信シーケンス
を示す説明図である。
【0020】図1において、LAN501には回線制御
装置401と、公衆網901に接続される回線端末(局
線I/F)101、102と、移動局(PS)301〜
303との間で無線通信を行うCS端末201、202
がバス形で接続されている。回線制御装置401はシス
テム内の呼制御や、局線I/F101、102、CS端
末201、202、PS301〜303の使用状況の管
理などを行い、CS端末201、202は各種トーンや
保留メロディ用のADPCM符号化データをあらかじめ
蓄積して必要なときに発生する。なお、保留メロディに
ついては回線制御装置401がそのADPCM符号化デ
ータをあらかじめ蓄積して必要なときに発生するように
してもよい。
【0021】システム内の音声の伝送は全てADPCM
符号化データにより行われ、このために移動局301〜
303はADPCM符号化/復号化回路を有し、CS端
末201、202はADPCM符号化回路/復号化回路
を持たない。局線I/F101、102は公衆網901
としてアナログ公衆網に接続される場合にはADPCM
符号化/復号化を有し、公衆網901としてISDNに
接続されるADPCM−μ-lawPCM変換回路を有す
る。
【0022】次に、図2を参照してリングバックトーン
(RBT)を発生する処理を説明する。図2はCS端末
201のサービスエリアに位置するPS301から内線
通話発信(一括発信)により、CS端末202のサービ
スエリアに位置するPS302に発呼する場合を示して
いる。まず、発呼側PS301において着呼側PS30
2のダイヤル番号が入力され、オフフックされると、呼
設定の要求信号(ダイヤル情報)が発呼側PS301か
ら発呼側CS端末201に対して、次いで発呼側CS端
末201から回線制御装置401に対して送信される。
回線制御装置401は着呼側PS302が空き(非通話
状態)の場合に呼設定の要求信号をLAN501と着呼
側CS端末202を介して着呼側PS302に送信す
る。
【0023】着呼側PS302が呼設定の要求信号を受
信すると、呼設定の受付信号と呼び出し信号が着呼側P
S302から上記の逆の経路で送信され、また、着呼側
PS302が内線呼び出し音を鳴動させて着信を通知す
る。この呼び出し信号が回線制御装置401に到達する
と、回線制御装置401は発呼側CS端末201に対し
て内線RBTの出力を要求し、発呼側CS端末201は
この要求を受信すると内線RBTのADPCM符号を発
呼側PS301に送信する。発呼側PS301ではこの
ADPCM符号を復号化してアナログ音声信号の内線R
BTを生成し、受話スピーカを介して出力する。
【0024】着呼側PS302でオフフックされると、
内線呼び出し音の鳴動が停止するとともに、応答信号が
呼設定の受付信号と呼び出し信号の場合の同一の経路で
送信される。また、発呼側CS端末201はこの応答信
号を受信すると内線RBTのADPCM符号の送信を停
止し、これにより発呼側PS301における内線RBT
が停止する。
【0025】図3はCS端末201のサービスエリアに
位置するPS301から内線通話発信(一括発信)によ
り通話中のPS302に発呼した場合を示している。ま
ず、発呼側PS301において着呼側PS302のダイ
ヤル番号が入力され、オフフックされると、呼設定の要
求信号(ダイヤル情報)が発呼側PS301から発呼側
CS端末201に対して、次いで発呼側CS端末201
から回線制御装置401に対して送信される。
【0026】回線制御装置401は着呼側PS302が
通話中であるので呼設定の受付信号と切断信号を上記の
逆の経路で送信し、発呼側CS端末201に対してBT
の出力を要求する。発呼側CS端末201はこの要求を
受信するとBTのADPCM符号を発呼側PS301に
送信し、発呼側PS301ではこのADPCM符号を復
号化してアナログ音声信号のBTを生成し、受話スピー
カを介して出力する。また、発呼側PS301がオンフ
ックすると解放信号が発呼側PS301から発呼側CS
端末201に対して、次いで発呼側CS端末201から
回線制御装置401に対して送信される。また、発呼側
CS端末201は解放信号を受信するとBTのADPC
M符号の送信を停止し、これにより発呼側PS301に
おけるBTが停止する。
【0027】また、図示は省略されているが、上記RB
T、BTと同様に、CS端末201、202はダイヤル
トーン(DT)用のADPCM符号化データを発生す
る。例えばCS端末201のサービスエリアに位置する
PS301が発呼する場合、発呼側CS端末201は発
呼側PS301からのオフフック情報(分割発呼の場
合)を受信するとDTのADPCM符号を発呼側PS3
01に送信する。発呼側PS301ではこのADPCM
符号を復号化してアナログ音声信号のDTを生成し、受
話スピーカを介して出力することによりダイヤル情報の
入力を促す。
【0028】CS端末201、202はその外、外線発
信時や転送時に必要となるセカンドダイヤルトーンや、
外線リングバックトーンや保留メロディなどのADPC
M符号化データをあらかじめ蓄積し、必要時に発生す
る。また、回線制御装置401として、ファイルなどの
入れ替えが容易なようにパーソナルコンピュータ(P
C)が用いられ、RBT、BT、DTのように単純な鳴
動パターンの繰り返しにより構成される音声のADPC
M符号化データは、その1サイクル分のみをCS端末2
01、202内のメモリに蓄積される。また、保留メロ
ディ音や保留アナウンスのように情報量が比較的大きい
ものや、システムによって内容が異なる(例えば納入先
によっては保留時に保留音に設定したり、アナウンス音
声に設定する)情報については回線制御装置401側に
蓄積するようにしてもよい。
【0029】次に、図4を参照して保留時の処理を説明
する。まず、CS端末201のサービスエリアに位置す
るPS301が回線端末101を介して外線通話中の場
合、CS端末201と回線端末101の間に回線バスが
確立されており、通話音声は回線制御装置401を経由
することなく直接、また、ADPCM符号で伝送され
る。また、PS301とCS端末201の間の音声も同
様にADPCM符号で伝送される。回線端末101と公
衆網901の間の音声は、公衆網901がPSTNの場
合には回線端末101がADPCM符号化/復号化する
ことによりアナログ信号で伝送され、公衆網901がI
SDNの場合には回線端末101がADPCM−μ-law
PCM変換することによりμ-lawPCM符号で伝送され
る。
【0030】このような通話中にPS301の保留ボタ
ンが押されると、保留要求信号がPS301からCS端
末201に対して、次いでCS端末201から回線制御
装置401に対して送信される。回線制御装置401は
保留要求信号を検出すると、PS301と回線制御装置
401の間、及び回線制御装置401と外線端末の間に
通話回線を確立し、次いで保留メロディ音用のADPC
M符号を発生してPS301と外線端末に送信し、保留
状態になる。この状態でPS301の保留解除ボタンが
押されると、保留解除要求信号がPS301からCS端
末201に対して、次いでCS端末201から回線制御
装置401に対して送信される。回線制御装置401は
保留解除要求信号を検出すると保留メロディ音を停止し
て元の通話状態に復帰させる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、呼
制御に使用されるトーンを含む音声信号をADPCM符
号で無線移動局と無線基地局の間、及び無線基地局間で
伝送するようにしたので、無線基地局がADPCM符号
化/復号化回路を持つ必要がなくなり、したがって、安
価な構成で各種トーンや保留メロディなどのアナログ音
声信号を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線電話装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1の装置においてリングバックトーンを発生
する処理を説明するための通信シーケンスを示す説明図
である。
【図3】図1の装置においてビジートーンを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図4】図1の装置において保留メロディを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図5】従来の無線電話装置を示すブロック図である。
【図6】図5の装置においてリングバックトーンを発生
する処理を説明するための通信シーケンスを示す説明図
である。
【図7】図5の装置においてビジートーンを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図8】図5の装置において保留メロディを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図9】家庭用コードレス電話機を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
101,102 回線端末 201,202 CS端末(無線基地局) 301〜303 移動局(無線移動局) 401 回線制御装置 501 LAN 901 公衆網
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 無線電話装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内線端末としてP
HS(パーソナル・ハンディホン・システム)を用いた
無線電話装置に関し、特に呼制御に使用されるダイヤル
トーンなどの各種トーンや保留メロディなどの音声信号
の形式に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の無線電話装置を示してい
る。この装置では構内交換機(PBX)1000の下に
基地局となるCS(セルサイト)端末203、204及
び固定電話機800がスター形に配置され、さらにCS
端末203、204の下に移動局(子機PS)304、
305が配置されている。CS端末203、204は無
線サービスエリア内のPS304、305との間で無線
通信を行うために無線サービスエリアを分割した各セル
に配置され、また、PBX1000との間で有線通信を
行う。また、固定電話機800はPBX1000との間
で有線通信を行い、PBX1000は公衆網902に接
続される。CS端末203、204とPS304、30
5の各々は音声信号のADPCM符号化/復号化回路を
有する(ADPCM:適応差分PCM)。
【0003】図6はCS端末203のサービスエリアに
位置するPS304が内線通話発信(ダイヤルとオフフ
ックの一括発信)により、CS端末204のサービスエ
リアに位置するPS305に発呼する場合の通信シーケ
ンスを示している。まず、発呼側PS304がダイヤル
及びオフフックされると、呼設定の要求信号(ダイヤル
情報)が発呼側PS304から発呼側CS端末203に
対して、次いで発呼側CS端末203からPBX100
0に対して、次いでPBX1000から着呼側CS端末
204に対して、次いで着呼側CS端末204から着呼
側PS305に対して送信される。
【0004】着呼側PS305が呼設定の要求信号を受
信すると、呼設定の受付信号と呼出信号が着呼側PS3
05から着呼側CS端末204に対して、次いで着呼側
CS端末204からPBX1000に対して、次いでP
BX1000から発呼側CS端末203に対して、次い
で発呼側CS端末203から発呼側PS304に送信さ
れ、また、着呼側PS305が内線呼び出し音を鳴動さ
せる。また、PBX1000がアナログ又はデジタル音
声の内線リングバックトーン(RBT)を発生して発呼
側CS端末203に送信し、発呼側CS端末203がこ
れをADPCM符号化して発呼側PS304に送信し、
発呼側PS304がこれをADPCM復号化してRBT
を発生する。
【0005】そして、着呼側PS305はオフフックさ
れると呼び出し音を停止するとともに、応答信号が着呼
側PS305から着呼側CS端末204に対して、次い
で着呼側CS端末204からPBX1000に対して送
信される。PBX1000は応答信号を受信すると内線
RBTを停止し、また、応答信号がPBX1000から
発呼側CS端末203に対して、次いで発呼側CS端末
203から発呼側PS304に送信される。
【0006】図7はCS端末203のサービスエリアに
位置するPS304が内線通話発信(ダイヤルとオフフ
ックの一括発信)により通話中のPS305に発呼する
場合の通信シーケンスを示している。まず、発呼側PS
304がダイヤル、オフフックされると、呼設定の要求
信号(ダイヤル情報)が発呼側PS304から発呼側C
S端末203に対して、次いで発呼側CS端末203か
らPBX1000に対して送信される。
【0007】着呼側PS305が通話中であるので、呼
設定の受付信号がPBX1000から発呼側CS端末2
03に対して、次いで発呼側CS端末203から発呼側
PS304に送信され、次いで切断信号がPBX100
0から発呼側CS端末203に対して、次いで発呼側C
S端末203から発呼側PS304に送信される。ま
た、PBX1000がビジートーン(BT)を発生して
発呼側CS端末203に送信し、発呼側CS端末203
がこれをADPCM符号化して発呼側PS304に送信
し、発呼側PS304がこれをADPCM復号化してア
ナログ音声のBTを発生する。そして、発呼側PS30
4がオンフックされると、解放信号が発呼側PS304
から発呼側CS端末203に対して、次いで発呼側CS
端末203からPBX1000に対して送信され、PB
X1000はBTを停止する。
【0008】図8はPS304が外線通話状態において
保留し、次いで保留を解除する場合の通信シーケンスを
示している。まず、PS304と外線端末が通話中の場
合、PS304とCS端末203はADPCM符号化/
復号化回路を備えており、その間の音声はADPCM符
号で伝送される。また、PBX1000と公衆網902
の間の音声は、公衆網902がPSTNの場合にはアナ
ログ信号で伝送され、公衆網902がISDNの場合に
はμ-lawPCM符号で伝送される(μ-law:μ法則符号
化法)。
【0009】このような外線通話中にPS304の保留
ボタンが押されると、保留要求信号がPS304からC
S端末203に対して、次いでCS端末203からPB
X1000に対して送信される。PBX1000は保留
要求信号を検出すると保留メロディ音を発生してPS3
04と相手先に送信し、PS304と相手先が保留状態
になる。この状態でPS304の保留解除ボタンが押さ
れると、保留解除要求信号がPS304からCS端末2
03に対して、次いでCS端末203からPBX100
0に対して送信される。PBX1000は保留解除要求
信号を検出すると保留メロディ音を停止して元の通話状
態に復帰させる。すなわち、このシステムでは、PBX
1000がリングバックトーン、ビジートーン、保留メ
ロディなどのアナログ音声を発生し、CS端末がこれを
ADPCM符号化し、PSがこれをADPCM復号化し
ている。
【0010】図9は一般的な家庭用コードレス電話機の
子機(PS)10と親機(CS)30の構成を示してい
る。子機10はスピーカ11、マイク12、アンプ1
3、PCMコーデック(CODEC)14、保留メロデ
ィ発生部15、ADPCMコーデック16、TDMA処
理部17、モデム18、RF部19、アンテナ20、制
御部21、メモリ22、操作表示部23などを有し、親
機30は局線I/F31、PCMコーデック32、AD
PCMコーデック33、TDMA処理部34、モデム3
5、RF部36、アンテナ37、制御部38、メモリ3
9などを有する。
【0011】前記のような家庭用コードレス電話機で
は、PS同士の内線通話に使用されるダイヤルトーン、
リングバックトーン、ビジートーンや、内外線問わずに
使用される保留メロディなどの音声信号はPS10やC
S30で生成される。例えばPS10ではトーンやリン
ガはPCMコーデック14が発生し、保留メロディは保
留メロディ発生部15が発生する。また、保留メロディ
のように外線とPS10の両方に送信する必要がある音
声信号の場合や、CS30側で全てのトーンを発生する
場合には、外線へ音声信号を送信するとともに、PS1
0に対してはADPCM符号化したデータとして送信す
る。また、PS10では前記ADPCM符号化データを
ADPCM復号化し、次いでPCM復号化してアナログ
音声に変換し、受話スピーカ11に出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ようなスター型のネットワークとして構成される従来の
無線電話装置について、バス型のネットワーク構成に置
き換えを考えた場合、前記のバス(以下LANと記す)
上に前記複数のCS端末(及び前記固定電話機)が接続
される構成となるため、トラフィックの面から、1つの
呼が占有する時間が短い方が望ましい。
【0013】また、リングバックトーン(RBT)、ダ
イヤルトーン(DT)、ビジートーン(BT)、保留メ
ロディ、アナウンスなどのアナログ音声信号の発生方法
について前記PSとして種々のメーカの種々の機種が使
用されることを考慮すると、図5の従来システムのよう
にシステム側で管理し、必要に応じて前記子機に送信す
ることが望ましい。したがって、前記のLAN上のトラ
フィックについての考慮を合わせると、音声信号は前記
CS端末で発生する方が望ましい。
【0014】また、LAN上の情報はデジタル情報であ
り、前記デジタル情報をADPCM符号化されたデータ
とするならば、前記無線電話装置に接続される局線がア
ナログ公衆網の場合には局線とのI/Fにおいて前記A
DPCM符号化データとアナログ信号とを変換する必要
があり、また、前記局線がISDN網に接続されるもの
であれば、前記ADPCM符号化データとISDNのμ
-lawPCM符号との変換をする必要がある。また、図9
に示す家庭用システムと同様に、前記CS端末が各種ト
ーンや保留メロディのアナログ音声信号の発生回路を持
つ場合、前記CS端末にはADPCM符号化回路が必要
である。
【0015】しかし、通話音声についてのみ考えると、
前記PSはADPCM符号化/復号化回路を持つので、
LAN上に符号化データを出力すれば、内線の場合には
CS端末は符号化回路を必要とせず、外線の場合にも局
線I/FにはADPCM符号化/復号化回路又はADP
CM−μ-lawPCM変換回路は必要になるが(これは従
来から必要であった)、前記CS端末にはADPCM符
号化回路は必要としない。したがって、各種トーンやメ
ロディ音のために前記CS端末にADPCM符号化回路
を持つことは不経済である。
【0016】また、保留メロディやアナウンスなどは、
前記PS以外に外線側にも流す必要がある。また、ユー
ザ側の希望で頻繁な入れ替えが生じる可能性もある。し
たがって、保留メロディやアナウンスなどについてはL
AN上のトラフィックに影響を及ぼすものの、LANに
接続される回線制御装置などから出力させることが考え
られる。但し、回線制御装置は前記の保留メロディやア
ナウンスなどを発生し、LAN上に出力するためにはA
DPCM符号化手段が必要となり、回線制御装置におい
てコスト的なデメリットを発生する。
【0017】本発明は上記問題点に鑑み、安価な構成で
各種トーンや保留メロディなどの音声信号を発生させる
ことができる無線電話装置を提供することを目的とす
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、呼制御に使用されるトーンを含む音声信号
をADPCM符号で無線移動局と無線基地局の間、及び
無線基地局間で伝送するようにしたものである。すなわ
ち本発明によれば、無線移動局と無線基地局が無線通信
を行うとともに、前記無線基地局間でネットワークを介
して有線通信を行う無線電話装置において、前記無線移
動局は、送信音声信号をADPCM符号に変換するAD
PCM符号化回路と、受信ADPCM符号を音声信号に
復号化するADPCM復号化回路を備え、呼制御に使用
されるトーンを含む音声信号をADPCM符号で前記無
線移動局と無線基地局の間、及び前記無線基地局間で伝
送することを特徴とする無線電話装置が提供される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る無線電話装置
の一実施形態を示すブロック図、図2はリングバックト
ーンを発生する処理を説明するための通信シーケンスを
示す説明図、図3はビジートーンを発生する処理を説明
するための通信シーケンスを示す説明図、図4は保留メ
ロディを発生する処理を説明するための通信シーケンス
を示す説明図である。
【0020】図1において、LAN501には回線制御
装置401と、公衆網901に接続される回線端末(局
線I/F)101、102と、移動局(PS)301〜
303との間で無線通信を行うCS端末201、202
がバス形で接続されている。回線制御装置401はシス
テム内の呼制御や、回線端末101、102、CS端末
201、202、PS301〜303の使用状況の管理
などを行い、CS端末201、202は各種トーンや保
留メロディ用のADPCM符号化データをあらかじめ蓄
積して必要なときに発生する。なお、保留メロディにつ
いては回線制御装置401がそのADPCM符号化デー
タをあらかじめ蓄積して必要なときに発生するようにし
てもよい。
【0021】システム内の音声の伝送は全てADPCM
符号化データにより行われ、このために移動局301〜
303はADPCM符号化/復号化回路を有し、CS端
末201、202はADPCM符号化回路/復号化回路
を持たない。局線I/F101、102は公衆網901
としてアナログ公衆網に接続される場合にはADPCM
符号化/復号化を有し、公衆網901としてISDNに
接続されるADPCM−μ-lawPCM変換回路を有す
る。
【0022】次に、図2を参照してリングバックトーン
(RBT)を発生する処理を説明する。図2はCS端末
201のサービスエリアに位置するPS301から内線
通話発信(一括発信)により、CS端末202のサービ
スエリアに位置するPS302に発呼する場合を示して
いる。まず、発呼側PS301において着呼側PS30
2のダイヤル番号が入力され、オフフックされると、呼
設定の要求信号(ダイヤル情報)が発呼側PS301か
ら発呼側CS端末201に対して、次いで発呼側CS端
末201から回線制御装置401に対して送信される。
回線制御装置401は着呼側PS302が空き(非通話
状態)の場合に呼設定の要求信号をLAN501と着呼
側CS端末202を介して着呼側PS302に送信す
る。
【0023】着呼側PS302が呼設定の要求信号を受
信すると、呼設定の受付信号と呼出信号が着呼側PS3
02から上記の逆の経路で送信され、また、着呼側PS
302が内線呼び出し音を鳴動させて着信を通知する。
この呼出信号が回線制御装置401に到達すると、回線
制御装置401は発呼側CS端末201に対して内線R
BTの出力を要求し、発呼側CS端末201はこの要求
を受信すると内線RBTのADPCM符号を発呼側PS
301に送信する。発呼側PS301ではこのADPC
M符号を復号化してアナログ音声信号の内線RBTを生
成し、受話スピーカを介して出力する。
【0024】着呼側PS302でオフフックされると、
内線呼び出し音の鳴動が停止するとともに、応答信号が
呼設定の受付信号と呼出信号の場合の同一の経路で送信
される。また、発呼側CS端末201はこの応答信号を
受信すると内線RBTのADPCM符号の送信を停止
し、これにより発呼側PS301における内線RBTが
停止する。
【0025】図3はCS端末201のサービスエリアに
位置するPS301から内線通話発信(一括発信)によ
り通話中のPS302に発呼した場合を示している。ま
ず、発呼側PS301において着呼側PS302のダイ
ヤル番号が入力され、オフフックされると、呼設定の要
求信号(ダイヤル情報)が発呼側PS301から発呼側
CS端末201に対して、次いで発呼側CS端末201
から回線制御装置401に対して送信される。
【0026】回線制御装置401は着呼側PS302が
通話中であるので呼設定の受付信号と切断信号を上記の
逆の経路で送信し、発呼側CS端末201に対してBT
の出力を要求する。発呼側CS端末201はこの要求を
受信するとBTのADPCM符号を発呼側PS301に
送信し、発呼側PS301ではこのADPCM符号を復
号化してBTを生成し、受話スピーカを介して出力す
る。また、発呼側PS301がオンフックすると解放信
号が発呼側PS301から発呼側CS端末201に対し
て、次いで発呼側CS端末201から回線制御装置40
1に対して送信される。また、発呼側CS端末201は
解放信号を受信するとBTのADPCM符号の送信を停
止し、これにより発呼側PS301におけるBTが停止
する。
【0027】また、図示は省略されているが、上記RB
T、BTと同様に、CS端末201、202はダイヤル
トーン(DT)用のADPCM符号化データを発生す
る。例えばCS端末201のサービスエリアに位置する
PS301が発呼する場合、発呼側CS端末201は発
呼側PS301からのオフフック情報(分割発呼の場
合)を受信するとDTのADPCM符号を発呼側PS3
01に送信する。発呼側PS301ではこのADPCM
符号を復号化してDTを生成し、受話スピーカを介して
出力することによりダイヤル情報の入力を促す。
【0028】CS端末201、202はその他、外線発
信時や転送時に必要となるセカンドダイヤルトーンや、
外線リングバックトーンや保留メロディなどのADPC
M符号化データをあらかじめ蓄積し、必要時に発生す
る。また、回線制御装置401として、ファイルなどの
入れ替えが容易なようにパーソナルコンピュータ(P
C)が用いられ、RBT、BT、DTのように単純な鳴
動パターンの繰り返しにより構成される音声のADPC
M符号化データは、その鳴動パターンがCS端末20
1、202内のメモリに蓄積される。また、保留メロデ
ィ音や保留アナウンスのように情報量が比較的大きいも
のや、システムによって内容が異なる(例えば納入先に
よっては保留時に保留音に設定したり、アナウンス音声
に設定する)情報については回線制御装置401側に蓄
積するようにしてもよい。
【0029】次に、図4を参照して保留時の処理を説明
する。まず、CS端末201のサービスエリアに位置す
るPS301が回線端末101を介して外線通話中の場
合、CS端末201と回線端末101の間に通話経路
(パス)が確立されており、通話音声は回線制御装置4
01を経由することなく直接、また、ADPCM符号で
伝送される。また、PS301とCS端末201の間の
音声も同様にADPCM符号で伝送される。回線端末1
01と公衆網901の間の音声は、公衆網901がPS
TNの場合には回線端末101がADPCM符号化/復
号化することによりアナログ信号で伝送され、公衆網9
01がISDNの場合には回線端末101がADPCM
−μ-lawPCM変換することによりμ-lawPCM符号で
伝送される。
【0030】このような通話中にPS301の保留ボタ
ンが押されると、保留要求信号がPS301からCS端
末201に対して、次いでCS端末201から回線制御
装置401に対して送信される。回線制御装置401は
保留要求信号を検出すると、PS301と回線制御装置
401の間、及び回線制御装置401と外線の間に通話
回線を確立し、次いで保留メロディ音用のADPCM符
号を発生してPS301と外線に送信し、保留状態にな
る。この状態でPS301の保留解除ボタンが押される
と、保留解除要求信号がPS301からCS端末201
に対して、次いでCS端末201から回線制御装置40
1に対して送信される。回線制御装置401は保留解除
要求信号を検出すると保留メロディ音を停止して元の通
話状態に復帰させる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、呼
制御に使用されるトーンを含む音声信号をADPCM符
号で無線移動局と無線基地局の間、及び無線基地局間で
伝送するようにしたので、無線基地局がADPCM符号
化/復号化回路を持つ必要がなくなり、したがって、安
価な構成で各種トーンや保留メロディなどの音声信号を
発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線電話装置の一実施形態を示す
ブロック図である。
【図2】図1の装置においてリングバックトーンを発生
する処理を説明するための通信シーケンスを示す説明図
である。
【図3】図1の装置においてビジートーンを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図4】図1の装置において保留メロディを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図5】従来の無線電話装置を示すブロック図である。
【図6】図5の装置においてリングバックトーンを発生
する処理を説明するための通信シーケンスを示す説明図
である。
【図7】図5の装置においてビジートーンを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図8】図5の装置において保留メロディを発生する処
理を説明するための通信シーケンスを示す説明図であ
る。
【図9】家庭用コードレス電話機を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】 101,102 回線端末 201,202 CS端末(無線基地局) 301〜303 移動局(無線移動局) 401 回線制御装置 501 LAN 901 公衆網
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線移動局と無線基地局が無線通信を行
    うとともに、前記無線基地局間でネットワークを介して
    有線通信を行う無線電話装置において、 前記無線移動
    局は、送信アナログ音声信号をADPCM符号に変換す
    るADPCM符号化回路と、受信ADPCM符号をアナ
    ログ音声信号に復号化するADPCM復号化回路を備
    え、呼制御に使用されるトーンを含む音声信号をADP
    CM符号で前記無線移動局と無線基地局の間、及び前記
    無線基地局間で伝送することを特徴とする無線電話装
    置。
  2. 【請求項2】 同一の鳴動パターンの繰り返しにより構
    成される音声信号の1サイクル分のADPCM符号をあ
    らかじめ記憶し、前記1サイクル分のADPCM符号を
    繰り返して伝送することを特徴とする請求項1記載の無
    線電話装置。
  3. 【請求項3】 前記無線基地局が前記同一の鳴動パター
    ンの繰り返しにより構成される音声信号の1サイクル分
    のADPCM符号をあらかじめ記憶し、前記1サイクル
    分のADPCM符号を繰り返して出力することを特徴と
    する請求項1又は2記載の無線電話装置。
  4. 【請求項4】 呼制御を行う回線制御装置を有し、前記
    回線制御装置が前記同一の鳴動パターンの繰り返しによ
    り構成される音声信号の1サイクル分のADPCM符号
    をあらかじめ記憶し、前記1サイクル分のADPCM符
    号を繰り返して出力することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の無線電話装置。
  5. 【請求項5】 公衆網との間で網制御を行う回線端末を
    有し、前記回線端末が前記回線制御装置により出力され
    た音声信号のADPCM符号を前記公衆網の音声方式に
    変換して前記公衆網に出力することを特徴とする請求項
    4記載の無線電話装置。
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