JPH1031347A - 帯電,転写電源装置およびその調整方法 - Google Patents

帯電,転写電源装置およびその調整方法

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JPH1031347A
JPH1031347A JP18434896A JP18434896A JPH1031347A JP H1031347 A JPH1031347 A JP H1031347A JP 18434896 A JP18434896 A JP 18434896A JP 18434896 A JP18434896 A JP 18434896A JP H1031347 A JPH1031347 A JP H1031347A
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JP18434896A
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English (en)
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Asami Mae
亜 佐 美 前
Kazuhiko Yuki
城 和 彦 結
Kenji Karashima
島 賢 司 辛
Manabu Mochizuki
月 学 望
Kentaro Matsumoto
本 健 太 郎 松
Noriyuki Usui
井 則 之 碓
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Ricoh Co Ltd
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電,転写共用の電源装置の簡単化,コスト
低減。画像形成品質の維持。画像形成品質の調整のため
の作業の単純化。 【解決手段】 帯電器2のチャ−ジャワイヤ2aと転写
器7の転写ワイヤ7aに電流を給電する電源20,この
出力電流を目標値に合致するように制御するMPU、お
よび、帯電器2のグリッド電極2bと接地の間に直列に
接続された定電圧素子15と可変抵抗19を含むグリッ
ド電位調整器、を備える帯電,転写電源装置。グリッド
電極2bの開口率は87%以下である。前記目標値を所
定の転写電流値に対応する値に定めてから、可変抵抗1
9でグリッド電圧を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電荷担持媒体を帯
電器で荷電し、荷電面に画像対応の静電潜像を形成しこ
れを顕像化して転写媒体に転写する画像形成装置の、帯
電器および転写器に荷電用および転写用の電流を供給す
る電源装置に関する。この電源装置は、例えば、プリン
タ,複写機,ファクシミリ等に用いられる。
【0002】
【従来の技術】近年電子写真プロセスを用いた画像形成
装置において、小型化,低コスト化が進み、その低コス
ト化の一つの方法として電源装置の低コスト化が上げら
れる。帯電器のグリッド電位の値を定電圧電源で制御す
れば精度よく電位を制御できるがかなりのコストアップ
となる。そこで定電圧素子や可変抵抗で制御する方法が
提案されている。また電子写真方式の画像形成装置にお
いては帯電,現像,転写等で高圧電源を使用するためそ
れらを一体化することによるコストダウンの方法も提案
されている。
【0003】例えば、スコロトロン帯電器の放電ワイヤ
に高圧電源回路を接続し、該帯電器のケーシングおよび
グリッド電極を同電位とするとともに定電圧素子を介し
て接地した帯電電源装置が実開昭63−21959号公
報に提示されている。
【0004】実開昭62−94345号公報には、帯電
器のケ−シングは直接に接地(共通電位接続)し、グリ
ッド電極を定電圧素子および可変抵抗の直列回路を介し
て接地した帯電電源装置が提示されている。
【0005】また、特開昭61−126578号公報
は、帯電器と転写器の電源回路を共通化する目的で、帯
電器のグリッド電極は像形成時は切換スイッチを介して
バリスタと可変抵抗との直列回路に接続して該直列回路
を介して接地して、必要な電位を付与し、それ以外の場
合には電位の付与が阻害されるように、切換スイッチを
介して直接に接地する電源装置が提示されている。
【0006】図7に従来の画像形成装置の概略図を示
す。ここで1はφ30mmの感光体(電荷担持体)、2は感
光体1の表面を一様に帯電するための帯電器、2aはチ
ャ−ジャワイヤ、2bはグリッド電極である。感光体1
の帯電面には、露光装置3が画像光を投射し、これによ
り感光体1の帯電面は、画像光対応の電位を有するもの
(静電潜像)となる。この静電潜像に、現像装置4がト
ナ−を付与し、これにより感光体1の表面に顕像(トナ
−像)が現われる。5は転写紙の進入を規制するための
弾性進入規制部材、6は像担持体表面にふりかかるチャ
ージャを規制するためのチャージ規制部材、7は転写装
置、8は転写で残留した現像剤を除去するためのクリー
ニング装置、9は像担持体の残留電位をなくすための除
電装置、10は分離後の転写紙を定着装置11まで搬送
するための搬送ガイド部材、12はレジストローラ、で
あり、転写装置7の所でトナ−像が転写紙に転写され
る。転写が終わった転写紙は定着装置11に送られ、そ
こで加熱,加圧によりトナ−像が転写紙に固着される。
この定着が終わった転写紙は、画像形成装置の外に排出
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この例では、帯電器2
に給電する電源13および転写器7に給電する電源14
が備わっており、定電圧素子15が、帯電器2のケーシ
ングおよびグリッド電極に接続されており、グリッド電
圧を定める。電源13と電源14の一方を省略して他方
から帯電器2および転写器7に給電するようにすれば、
電源回路の節約となる。すなわち、帯電器に給電する電
源回路と転写器に給電する電源回路を共通化することに
より、電源回路を装備するコストが低減する。
【0008】本発明は共通化する電源装置の構成を更に
簡単化して装備コストを低減することを第1の目的と
し、これを画像形成品質を格別に低下させることなく実
現することを第2の目的とし、画像形成品質の調整のた
めの作業を単純化することを第3の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の帯電,転写電源装置は、電荷担持体(1)
に荷電電流を供給する荷電エレメント(2a)および電荷担
持体の荷電電位を規制するグリッド電極(2b)を有する帯
電器(2)の、前記荷電エレメント(2a)と、前記電荷担持
体上の顕像を転写媒体に転写する転写器(7)の転写エレ
メント(7a)に、電流を給電する電源回路(20);該電源回
路(20)の出力電流を目標値に合致するように制御する電
流制御手段(MPU);および、前記帯電器(2)のグリッド電
極(2b)と基準電位(機器ア-ス)の間に直列に接続された
定電圧素子(15)と可変抵抗(19)を含むグリッド電位調整
手段(15,16,19);を備える。
【0010】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素の符号又は対
応事項を、参考までに付記した。
【0011】これによれば、電流制御手段(MPU)が、電
源回路(20)の出力電流を目標値(一定)に制御するので、
転写エレメント(7a)に流れる転写電流(IT)と荷電エレメ
ント(2a)に流れる電流(帯電電流)の和が目標値(一定)と
なる。
【0012】電荷担持体(1)上の顕像を転写媒体(転写
紙)に転写する転写率ηは、図4に示すように転写電流
(IT)に依存し、高品質の転写を実現するための転写電流
(IT)の範囲がある。ここで、転写電流値(ITs)を該範囲
内とすると、帯電電流は目標値−転写電流値(ITs)とな
り、図5に示すように、転写電流(IT)が変化すると帯電
電流が変化する。
【0013】ところが、帯電器(2)は、荷電エレメント
(2a)にある程度の電流が流れていれば、グリッド電極(2
b)に印加するグリッド電圧(VGR)の調整により狙いの帯
電電位(感光体電位)を得ることができる。グリッド電圧
(VGR)は、図3上に実線で示すようにグリッド電流(IGR)
に比例し、比例係数(実線の傾斜)は可変抵抗(19)の値
で定まり、この可変抵抗(19)を調整して、所望の帯電電
位をもたらすグリッド電圧(VGR0)を設定しうる。
【0014】上述の本発明の帯電,転写電源装置によれ
ば、切換スイッチならびにそれを切換えるコントロ−ラ
が不要であるので、電源装置の構成はその分簡素,低コ
ストとなる。にもかかわらず、高品率の転写電流を設定
しかつ帯電電位値を所望値に調整しうる。
【0015】ところで、高品質の転写をもたらす転写電
流値(ITs)は、転写媒体のサイズ(横幅:転写器7の長手
方向に沿う方向の幅)および紙質により変わる。このよ
うな変化に対して、その都度可変抵抗(19)を調整して、
所望の帯電電位をもたらすグリッド電圧(VGR0)に調整又
は設定変更するのは、これを手動で行なう態様では作業
がわずらわしく、自動で行なう態様では、可変抵抗(19)
のスライダを駆動する電気モ−タおよびそのコントロ−
ラを要するか、あるいは可変抵抗(19)をトランジスタに
変更しその導通率を制御するベ−スバイアス回路ならび
にベ−スバイアスを指示するコントロ−ラを備えること
になり、回路要素が多くコストアップとなる。
【0016】(2)そこで本発明の好ましい実施例で
は、グリッド電極(2b)の開口率は87%以下とする。
【0017】図5に示すように、グリッド開口率が87
%以下においては、転写電流値(IT)の変更により帯電電
流値が変化しても、帯電電位(感光体電位)はほとんど変
化しない。これにより、転写媒体のサイズおよび紙質に
より転写電流値(ITs)が変わり、その結果帯電電流値が
変わっても、可変抵抗(19)を調整することなく、所望の
帯電電位が得られる。
【0018】(3)上記(1)の帯電,転写電源装置の
出力の調整においては、前記目標値を所定の転写電流値
に対応する値に定めて、前記グリッド電位調整手段(15,
16,19)でグリッド電位を調整する。
【0019】仮に、グリッド電極(2b)の電圧を所定の値
とするために可変抵抗(19)を先に調整し、その後転写電
流(IT)が所定の値となるように電源回路(20)の出力電流
の目標値を調整した場合、転写側は非常に精度よく調整
できるが帯電電流も変化してしまう。帯電電流の変化に
伴いグリッド電極(2b)に流れ込む電流(IGR)も変化して
しまうため、可変抵抗(19)の両端間に発生する電位差が
変化してしまい設定したグリッド電圧(VGR)が変化して
しまう。このため感光体表面帯電電位が所定の値からず
れてしまい再度グリッド電圧(VGR)を調整しなおす必要
がでてくる。
【0020】上記(3)によれば、はじめに電源回路(2
0)の出力電流の目標値を転写電流が所定の値となるよう
に調整した後、可変抵抗(19)を調整するので、転写電流
は、所定の値から大きくずれることなく、実際の転写効
率がほとんど変化しない範囲内におさまる。すなわち転
写率ηの転写電流依存性は図4のようになっており、調
整時の設定値をIT0にしておけば、グリッド電圧(VGR)
の調整によりIT1へシフトしても、転写率ηはほとんど
変化せず、転写品質は損なわれない。
【0021】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0022】
【発明の実施の形態】
【0023】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。上述の図7
に示す従来例の要素と同一又は対応する機能の要素に
は、同一の符号を付した。これらについての説明は省略
し、従来例になる要素および機能を説明する。
【0024】図1において、17は転写器7のケーシン
グに接続された定電圧素子、19は帯電器2のケーシン
グおよびグリッド電極2bに接続された可変抵抗、20
は帯電,転写兼用の定電流電源回路、である。従来例
(図7)のように帯電器2のケーシングおよびグリッド
電極2bが定電圧素子15のみのグリッド電圧制御の場
合、素子15の特性のバラツキにより、図2に示すよう
にグリッド電圧の狙いの値VGR0の回りにある範囲内
(点線で挟まれ斜線でかかれた範囲内)で、グリッド電
圧がばらついてしまう。これにより感光体表面電位もば
らついてしまう。感光体表面電位のばらつきは直接画像
の濃度変化に対応してしまうため、極力安定化する必要
がある。
【0025】そこで図1のように適当な大きさの可変抵
抗19を設けてそれを調整してやることにより、その抵
抗値が変化するとともにその両端間の電位差が変化し
て、狙い値VGR0を調整(設定)することができる。す
なわち、可変抵抗19の抵抗値を変えることにより、図
3に実線で示した直線の傾きが変化し、実際にグリッド
電極2bとケーシングに流れる電流値と直線の交点が狙
い値VGR0となるように抵抗値を調整することができ
る。それにより、かなり精度よく感光体表面電位を調整
し安定した濃度の画像を形成することが可能となる。
【0026】また図1のような構成において、仮に、グ
リッド電極2bの電圧VGRを所定の値VRGOとするため
に、可変抵抗19を先に調整し、その後転写電流IT
所定の値となるように定電流電源回路20の出力電流を
調整した場合、転写電流ITは非常に精度よく調整でき
るが、帯電器2の帯電電流が変化してしまう。帯電電流
の変化に伴いグリッド電極2bに流れ込む電流も変化し
てしまうため、可変抵抗19の両端間に発生する電位差
が変化してしまい設定したグリッド電圧VGRが変化して
しまう。そのため帯電電位が所定の値からずれてしまい
再度グリッド電圧VGRを調整しなおす必要がでてくる。
【0027】本発明の調整方法では、定電流電源回路2
0の出力(目標値)を、転写電流の狙い値に対応して決
定する。これは、ある程度以上の帯電電流が流れれば、
グリッド電圧VGRを可変抵抗19で調整することによ
り、グリッド電圧VGR対応の帯電電位を得ることができ
るので、まず、所望の転写率を得る転写電流を調整する
のが、所望の転写率と所望の帯電電位を得る上で、もっ
とも簡単なためである。より具体的に説明する。はじめ
に定電流電源20の出力電流(目標値)を転写電流IT
が所定の値(例えばITO)となるように調整した後、可
変抵抗19を調整して、グリッド電圧VGRを所望の帯電
電位をもたらす値(例えばVGRO)に設定する。このよ
うな方法により、転写電流ITは、はじめの設定値ITO
から大きくずれることなく、所定のグリッド電圧VGRO
を設定しうる。転写率ηの転写電流依存性は図4のよう
になっており、設定値をIT0にした後、グリッド電圧V
GRを調整することにより転写電流がIT1へシフトして
も、転写率ηはほとんど変化しない。
【0028】図6に、図1に示す電源回路20の構成を
示す。複写機の画像形成各要素の動作タイミングを制御
するシ−ケンスコントロ−ラSCRが与える信号CTS
が、出力(チャ−ジャオン)を指示する高レベルHにな
ると、CPU(マイクロプロセッサ)を主体とするマイ
クロコンピュ−タ(以下マイコンと称す)MPUが、電
流目標値Itagに対応付けられているパルス幅Wiを表わ
すデ−タRBをPWMタイマ30に出力し、タイマスタ
−トを指令する。
【0029】なお、信号CTSが高レベルHになる前
に、選択された給紙サイズに対応してシ−ケンスコント
ロ−ラSCRは、該給紙サイズに対応する電源回路20
の出力電流所要値を算出し、これを電流目標値Itagと
してMPUに転送し、MPUはこのデ−タItagをレジ
スタに保持している。
【0030】PWMタイマ30は、タイマスタ−ト指令
を受けると、まずトランジスタ回路22のオン(導通)
を指示する高レベルHをスイッチングドライバ23に出
力し、RB(Wi)の計時と周期T(タイマ10に設定さ
れた固定値)の計時を開始し、RBの計時が完了すると
すなわちRB時限のタイマがタイムオ−バすると、スイ
ッチングドライバ23に与えているスイッチング信号を
Hから低レベルLに反転する。そしてその後周期Tの計
時が完了すると、すなわちT時限のタイマがタイムオ−
バすると、スイッチング信号をLからHに反転し、再度
RBの計時と周期Tの計時を開始する。この動作をPW
Mタイマ30が繰返すことにより、H区間がRB、周期
がTのパルス(スイッチング信号)がスイッチングドラ
イバ23に与えられ、該パルスに同期して、そのH区間
にトランジスタ回路22がオンに、L区間にオフにな
る。マイコンMPUが与えるデ−タRBが変更される
と、該パルスのデュ−ティ比(H区間幅RB/周期T)
がかわる。
【0031】上述のパルスがHのとき昇圧トランス21
の1次巻線に電流が流れ、2次巻線に1次巻線に加わる
電圧より高い電圧が発生し、この電圧がダイオ−ド24
とコンデンサ25で整流および平滑化され、出力端(過
電圧抑制用の抵抗26の両端間)に直流高電圧が得られ
る。この直流高電圧は、過電流抑制用の抵抗27を介し
て、負荷である帯電器2のチャ−ジャワイヤ2aおよび
転写器7の転写ワイヤ7aに印加される。
【0032】マイコンMPUは所定周期で、負荷電流検
出用の抵抗29の電圧(負荷電流に比例)をデジタル変
換して読込み、読込みの度に、検出電流値(読込み値)
Ifbが目標値Itagと等しくなるように、目標値Itagよ
り検出値Ifbが小さいときはパルス幅(RB)を拡げ、
大きいときは狭めるという制御すなわちPWM制御を行
う。
【0033】上述のPWM制御に加えて、負荷開放(断
線),負荷短絡,ア−ク放電等の異常判定を、検出電流
値Ifbに基づいてマイコンMPUが行ない、異常と判定
すると、PWMタイマ30をクリアしてその出力をL
(オフ)に拘束する。すなわち電源出力を停止する。更
に、異常をシ−ケンスコントロ−ラSCRに報知する。
上述の実施例では、帯電と転写を1トランス(21)の
電源回路20の出力で行なう。転写器7を通過する時の
転写紙のサイズや抵抗値(紙質)によって、転写器7の
転写ワイヤ7aの負荷抵抗が変化し、故に転写器2に流
れ込む電流が変化するために、帯電器2に流れ込む帯電
電流が変化する。この時、帯電器2に流れ込む帯電電流
とグリッド開口率には、図5の様な関係がある。
【0034】本実施例では、グリッド開口率を、帯電電
流の変化に対して感光体電位が実質上変動しない87%
以下とした。図5において、ITaは、いわゆる普通紙と
呼ばれる標準紙に高転写率でトナ−像を転写するに必要
な転写電流値であり、このときの目標値Itagおよびグ
リッド電圧VGROのまま、同一サイズの高抵抗紙を転写
紙とすると、転写電流はITbとなる。この場合でも、普
通紙のときと実質上同レベルの帯電電位が得られるの
で、目標値Itagの設定には紙質をパラメ−タにしてい
ない。
【0035】また、目標値Itagは転写紙サイズに対応
して設定するが、可変抵抗19はサイズ対応の調整はし
ない。これは、グリッド開口率を87%以下とし、サイ
ズ対応の目標値Itagを、「帯電電流=目標値Itag−転
写電流ITb」が、図5に示す帯電電流対感光体電位の相
関曲線の飽和部(グリッド開口率87%の曲線の、横軸
(帯電電流)と略平行な領域)になるように定めている
ので、グリッド電圧による調整が実質上不要であるから
である。
【0036】転写特性を設定,変更又は調整するとき
に、作業者がシ−ケンスコントロ−ラSCRに接続され
た転写紙サイズ対目標値Itagの関係の調整値を指定す
るディップスイッチを操作して転写特性を所望のものに
設定し、そして、可変抵抗19を調整して所望の感光体
電位が得られる値に調整する。これにより、適正な転写
電流およびグリッド電圧が設定されたことになる。グリ
ッド電極2bの開口率を87%以下としているので、帯
電器2に電流が多く流れ込んだような時でも感光体電位
は実質上変化しない。すなわち感光体1の荷電特性が安
定である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を装備した画像形成装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 帯電器のグリッドに定電圧素子を接続したと
きの、該素子のバラツキによる、グリッド電流に対する
グリッド電圧の範囲を斜線で示すグラフである。
【図3】 図1に示す帯電器2のグリッド電極2bに流
れる電流とグリッド電圧との関係を示すグラフである。
【図4】 図1に示す転写器7の転写電流と転写率との
関係を示すグラフである。
【図5】 図1に示す転写器7の転写電流と感光体1の
帯電電流および感光体電位の関係を示すグラフである。
【図6】 図1に示す電源回路20の構成と該回路20
を定電流出力制御するコントロ−ラを示すブロック図で
ある。
【図7】 従来の、帯電器用および転写器用の別個の電
源回路を有する画像形成装置の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電器 2a:チャ−ジャワイヤ 2b:グリッド電極 3:露光装置 4:現像装置 5:弾性進入規制部材 6:チャージ規制部
材 7:転写器 8:クリーニング装
置 9:除電装置 10:搬送ガイド防
材 11:定着装置 12:レジストロー
ラ 13:帯電電源 14:転写電源 15:定電圧素子 16:ダイオ−ド 17:定電圧素子 18:ダイオ−ド 19:可変抵抗 20:電源回路 21:昇圧トランス 22:トランジスタ
回路 23:スイッチングドライバ 24:ダイオ−ド 25:コンデンサ 26,27,29:
抵抗 30:PWMタイマ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望 月 学 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 松 本 健 太 郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 碓 井 則 之 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電荷担持体に荷電電流を供給する荷電エレ
    メントおよび電荷担持体の荷電電位を規制するグリッド
    電極を有する帯電器の、前記荷電エレメントと、前記電
    荷担持体上の顕像を転写媒体に転写する転写器の転写エ
    レメントに、電流を給電する電源回路;該電源回路の出
    力電流を目標値に合致するように制御する電流制御手
    段;および、 前記帯電器のグリッド電極と基準電位の間に直列に接続
    された定電圧素子と可変抵抗を含むグリッド電位調整手
    段;を備える帯電,転写電源装置。
  2. 【請求項2】 グリッド電極の開口率は87%以下であ
    る、請求項1記載の帯電,転写電源装置。
  3. 【請求項3】電荷担持体に荷電電流を供給する荷電エレ
    メントおよび電荷担持体の荷電電位を規制するグリッド
    電極を有する帯電器の、前記荷電エレメントと、前記電
    荷担持体上の顕像を転写媒体に転写する転写器の転写エ
    レメントに、電流を給電する電源回路;該電源回路の出
    力電流を目標値に合致するように制御する電流制御手
    段;および、前記帯電器のグリッド電極と基準電位の間
    に直列に接続された定電圧素子と可変抵抗を含むグリッ
    ド電位調整手段;を備える帯電,転写電源装置の、 前
    記目標値を所定の転写電流値に対応する値に定めて、前
    記グリッド電位調整手段でグリッド電位を調整する、帯
    電,転写電源装置の調整方法。
JP18434896A 1996-07-15 1996-07-15 帯電,転写電源装置およびその調整方法 Pending JPH1031347A (ja)

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JP18434896A Pending JPH1031347A (ja) 1996-07-15 1996-07-15 帯電,転写電源装置およびその調整方法

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JP (1) JPH1031347A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002006592A (ja) * 2000-06-27 2002-01-09 Katsuragawa Electric Co Ltd 帯電装置
JP2013156514A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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