JPH10312446A - カード式制御装置及びこのカード式制御装置を備えた列車防護装置 - Google Patents
カード式制御装置及びこのカード式制御装置を備えた列車防護装置Info
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- JPH10312446A JPH10312446A JP9122513A JP12251397A JPH10312446A JP H10312446 A JPH10312446 A JP H10312446A JP 9122513 A JP9122513 A JP 9122513A JP 12251397 A JP12251397 A JP 12251397A JP H10312446 A JPH10312446 A JP H10312446A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軌道内における工事現場に設置する列車防護
装置の停止信号の出し忘れ、消し忘れ等を防ぐことがで
きるカード式制御装置を提案する。 【解決手段】 被制御機器にカード着脱部を設け、この
カード着脱部にカードを装着することにより被制御機器
を動作状態又は非制御状態に制御し、管理者はカードを
携帯しているか不携帯かによって被制御機器が動作状態
にあるか、非動作状態にあるかを認識し、列車防護装置
の停止信号の出し忘れ、消し忘れを防止する。
装置の停止信号の出し忘れ、消し忘れ等を防ぐことがで
きるカード式制御装置を提案する。 【解決手段】 被制御機器にカード着脱部を設け、この
カード着脱部にカードを装着することにより被制御機器
を動作状態又は非制御状態に制御し、管理者はカードを
携帯しているか不携帯かによって被制御機器が動作状態
にあるか、非動作状態にあるかを認識し、列車防護装置
の停止信号の出し忘れ、消し忘れを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は各種の機器に用い
ることができるカード式制御装置と、このカード式制御
装置を適用した実用例としてカード式制御装置を備えた
列車防護装置に関する。
ることができるカード式制御装置と、このカード式制御
装置を適用した実用例としてカード式制御装置を備えた
列車防護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より軌道の保線作業現場或は工事現
場等では事故の発生を未然に防ぐために、作業現場の手
前に臨時の停止信号器を設置し、列車の侵入時に仮に作
業員の退避が遅れても列車を作業現場の手前で停止させ
る手段が講じられている。臨時の停止信号器は本来列車
を停止させてはならないため、一般には列車の侵入時刻
を見はからって監視員が作業員を退避させ、作業員の退
避後に臨時の停止信号器を消灯させるか或は撤去し、列
車を通過させている。このような臨時の停止信号器を一
般に列車防護装置と称し広く実用されている。
場等では事故の発生を未然に防ぐために、作業現場の手
前に臨時の停止信号器を設置し、列車の侵入時に仮に作
業員の退避が遅れても列車を作業現場の手前で停止させ
る手段が講じられている。臨時の停止信号器は本来列車
を停止させてはならないため、一般には列車の侵入時刻
を見はからって監視員が作業員を退避させ、作業員の退
避後に臨時の停止信号器を消灯させるか或は撤去し、列
車を通過させている。このような臨時の停止信号器を一
般に列車防護装置と称し広く実用されている。
【0003】図11に従来から使われている列車防護装
置の一例を示す。図中1は停止信号を発光する発光信号
器を示す。この発光信号器1は支柱2の先端に取付けら
れ、支柱2は三脚3によって鉛直姿勢に支持される。4
は電源装置を示し、この電源装置4から発光信号器1に
コード5が接続され、電源装置4に設けられたスイッチ
6をオン、オフ操作することにより、発光信号器1を発
光状態と消灯状態に制御する構造とされている。
置の一例を示す。図中1は停止信号を発光する発光信号
器を示す。この発光信号器1は支柱2の先端に取付けら
れ、支柱2は三脚3によって鉛直姿勢に支持される。4
は電源装置を示し、この電源装置4から発光信号器1に
コード5が接続され、電源装置4に設けられたスイッチ
6をオン、オフ操作することにより、発光信号器1を発
光状態と消灯状態に制御する構造とされている。
【0004】尚、発光信号器1は高輝度型の発光ダイオ
ードを多数配列して構成される。
ードを多数配列して構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の列車防護装置
においてスイッチ6のオン、オフ操作を誤まると重大事
故につながるおそれがある。このためスイッチ6を操作
する監視員の任務は重大である。然し乍ら監視員が列車
防護装置を消灯し忘れたり撤去し忘れると列車を停止さ
せてしまう事故が起きる危険がある。特に列車防護装置
を点灯し忘れた場合には、列車の停止が遅れ重大な事故
が起きる危険がある。
においてスイッチ6のオン、オフ操作を誤まると重大事
故につながるおそれがある。このためスイッチ6を操作
する監視員の任務は重大である。然し乍ら監視員が列車
防護装置を消灯し忘れたり撤去し忘れると列車を停止さ
せてしまう事故が起きる危険がある。特に列車防護装置
を点灯し忘れた場合には、列車の停止が遅れ重大な事故
が起きる危険がある。
【0006】この発明の第1の目的は例えばこの列車防
護装置のような重要な装置の制御を、確実に実行させる
ことができるカード式制御装置を提供しようとするもの
である。この発明の第2の目的はカード式制御装置を備
えた列車防護装置を提案するものである。
護装置のような重要な装置の制御を、確実に実行させる
ことができるカード式制御装置を提供しようとするもの
である。この発明の第2の目的はカード式制御装置を備
えた列車防護装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では被制御機器
にカード着脱部を設け、このカード着脱部にカードを装
着することにより被制御機器を動作状態か非動作状態の
何れかに制御するカード式制御装置を提案する。この発
明では更に、カードに被制御機器から離脱した状態を表
示するための表示器を設けたカード式制御装置と、更に
カードに被制御機器から離脱した状態を表示する表示器
と、被制御機器から離脱している時間を計測するタイマ
ーとを備えたカード式制御装置を提案する。
にカード着脱部を設け、このカード着脱部にカードを装
着することにより被制御機器を動作状態か非動作状態の
何れかに制御するカード式制御装置を提案する。この発
明では更に、カードに被制御機器から離脱した状態を表
示するための表示器を設けたカード式制御装置と、更に
カードに被制御機器から離脱した状態を表示する表示器
と、被制御機器から離脱している時間を計測するタイマ
ーとを備えたカード式制御装置を提案する。
【0008】カードに被制御機器から離脱した状態を表
示する表示器を設けたことにより、カード携帯者は被制
御機器が動作状態にあるか、又は非動作状態にあるかを
被制御機器から離れている場合でもカードの状態から知
ることができる。更に、カードにタイマーを設けたこと
により被制御機器からカードを離脱した時点からの時間
を知ることができる。従って、このカード式制御装置を
例えば列車防護装置に適用した場合には、タイマーに次
の列車までの時間を設定しておくことにより、次の列車
が侵入する時刻を知ることができる。また、このカード
式制御装置を駐車場の管理装置に適用した場合にはタイ
マーにより駐車時間を計測させることができる。よって
このタイマーの計測時間から駐車料金を計算することが
できる。
示する表示器を設けたことにより、カード携帯者は被制
御機器が動作状態にあるか、又は非動作状態にあるかを
被制御機器から離れている場合でもカードの状態から知
ることができる。更に、カードにタイマーを設けたこと
により被制御機器からカードを離脱した時点からの時間
を知ることができる。従って、このカード式制御装置を
例えば列車防護装置に適用した場合には、タイマーに次
の列車までの時間を設定しておくことにより、次の列車
が侵入する時刻を知ることができる。また、このカード
式制御装置を駐車場の管理装置に適用した場合にはタイ
マーにより駐車時間を計測させることができる。よって
このタイマーの計測時間から駐車料金を計算することが
できる。
【0009】この発明では更に、この発明によるカード
式制御装置を備えた列車防護装置を提案する、カード式
制御装置を列車防護装置に適用することにより、列車の
侵入時点で消灯させておくべき停止信号を確実に消灯操
作させ、また列車が通過した後では監視員はカードを被
制御機器である列車防護装置から離脱させて携帯する状
態に戻すことにより列車防護装置を動作状態に戻すこと
ができる。よって、停止信号の点灯を忘れてしまう事故
が起きることを防止することができる。
式制御装置を備えた列車防護装置を提案する、カード式
制御装置を列車防護装置に適用することにより、列車の
侵入時点で消灯させておくべき停止信号を確実に消灯操
作させ、また列車が通過した後では監視員はカードを被
制御機器である列車防護装置から離脱させて携帯する状
態に戻すことにより列車防護装置を動作状態に戻すこと
ができる。よって、停止信号の点灯を忘れてしまう事故
が起きることを防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1乃至図8にこの発明によるカ
ード式制御装置の実施例を示す。この実施例ではこの発
明によるカード式制御装置を列車防護装置に適用した場
合を示す。図中10はこの発明による列車防護装置、2
0はこの列車防護装置10に着脱自在に装着したカード
を示す。
ード式制御装置の実施例を示す。この実施例ではこの発
明によるカード式制御装置を列車防護装置に適用した場
合を示す。図中10はこの発明による列車防護装置、2
0はこの列車防護装置10に着脱自在に装着したカード
を示す。
【0011】列車防護装置10はこの実施例では箱の内
部に図11に示した発光信号器1と電源装置4及び信号
発光器1を駆動する駆動回路を全て格納した場合を示
す。つまり、箱の正面板には透明窓11を有し、この透
明窓11の内部に発光信号器1を配置する。箱の内部に
は図3に示すように電源となる蓄電池BA1が装着さ
れ、この蓄電池BA1の電力によって図3に示す制御回
路(駆動回路を含む)SC1が駆動され、この制御回路
SC1の駆動によって発光信号器1が点灯制御される。
この点灯制御はこの発明ではカード20を列車防護装置
10から離脱した状態で実行されるように構成される。
部に図11に示した発光信号器1と電源装置4及び信号
発光器1を駆動する駆動回路を全て格納した場合を示
す。つまり、箱の正面板には透明窓11を有し、この透
明窓11の内部に発光信号器1を配置する。箱の内部に
は図3に示すように電源となる蓄電池BA1が装着さ
れ、この蓄電池BA1の電力によって図3に示す制御回
路(駆動回路を含む)SC1が駆動され、この制御回路
SC1の駆動によって発光信号器1が点灯制御される。
この点灯制御はこの発明ではカード20を列車防護装置
10から離脱した状態で実行されるように構成される。
【0012】従って、この発明による列車防護装置10
は三脚3(図1参照)によって所望の位置に設置するだ
けで、コード等の接続作業を行なうことなく実用状態に
設置することができる。尚、図1に示す例では三脚3に
ストーンバックSBを付設し、ストーンバックSBに砕
石を入れて使用することで強風時の安定性を高めるよう
に構成した場合を示す。
は三脚3(図1参照)によって所望の位置に設置するだ
けで、コード等の接続作業を行なうことなく実用状態に
設置することができる。尚、図1に示す例では三脚3に
ストーンバックSBを付設し、ストーンバックSBに砕
石を入れて使用することで強風時の安定性を高めるよう
に構成した場合を示す。
【0013】列車防護装置10の側面にカード着脱部1
2(図2,図3参照)を設ける。カード着脱部12は図
3に示すように列車防護装置10を収容する箱の側面に
開口部を形成し、この開口部にガイド12Aを装着し、
ガイド12Aに沿ってカード20を着脱自在に支持する
構造としている。ガイド12Aの正面にはマグネットチ
ャックMCと、カード20の電源スイッチを操作する操
作ピンPNと、カード20に内蔵した蓄電池BA2(図
5参照)に充電流を与える導電ピン14と、列車防護装
置10の電源スイッチSW1とが装着される。
2(図2,図3参照)を設ける。カード着脱部12は図
3に示すように列車防護装置10を収容する箱の側面に
開口部を形成し、この開口部にガイド12Aを装着し、
ガイド12Aに沿ってカード20を着脱自在に支持する
構造としている。ガイド12Aの正面にはマグネットチ
ャックMCと、カード20の電源スイッチを操作する操
作ピンPNと、カード20に内蔵した蓄電池BA2(図
5参照)に充電流を与える導電ピン14と、列車防護装
置10の電源スイッチSW1とが装着される。
【0014】電源スイッチSW1はノーマルクローズ接
点を利用し、操作子AKをカード着脱部12に突出させ
て装着される。従ってカード20を離脱した状態では電
源スイッチSW1はオンの状態に維持され、列車防護装
置10は発光信号器1を点灯状態に維持する。カード2
0を装着すると、操作子AKがカード20によって押さ
れ、電源スイッチSW1をオフの状態に操作する。よっ
て列車防護装置10は動作を停止し、発光信号器1は消
灯状態に制御される。
点を利用し、操作子AKをカード着脱部12に突出させ
て装着される。従ってカード20を離脱した状態では電
源スイッチSW1はオンの状態に維持され、列車防護装
置10は発光信号器1を点灯状態に維持する。カード2
0を装着すると、操作子AKがカード20によって押さ
れ、電源スイッチSW1をオフの状態に操作する。よっ
て列車防護装置10は動作を停止し、発光信号器1は消
灯状態に制御される。
【0015】マグネットチャックMCはカード20に取
付けた磁性片21(図5,図6参照)を吸着し、カード
20の装着位置を維持させる。操作ピンPNは図5及び
図6に示すカード20に形成した孔HO1を通してカー
ド20の内部に侵入し、カード20の内部に装着した電
源スイッチSW2をオフの状態に操作する。つまり、カ
ード20は列車防護装置10に装着した状態では、カー
ド20の電源スイッチSW2はオフの状態に操作され
る。導電ピン14は図4に示すように2本設けられ、こ
の2本の導電ピン14が図5及び図6に示すカード20
に設けたリセプタクルRSに接触し、列車防護装置10
に格納した蓄電池BA1からカード20に格納した蓄電
池BA2に充電電流を与える。尚、列車防護装置10に
格納した蓄電池BA1には箱の側面に設けたコネクタC
Nを通じて充電器(特に図示しない)から充電できるよ
うに構成されている。蓄電池BA1の電力の残量は図4
に示す残量表示器DP1に表示させ充電の必要の有無を
表示させる。図4に示す実施例では電力の残量を数値に
よってパーセント表示させる構成とした場合を示す。
付けた磁性片21(図5,図6参照)を吸着し、カード
20の装着位置を維持させる。操作ピンPNは図5及び
図6に示すカード20に形成した孔HO1を通してカー
ド20の内部に侵入し、カード20の内部に装着した電
源スイッチSW2をオフの状態に操作する。つまり、カ
ード20は列車防護装置10に装着した状態では、カー
ド20の電源スイッチSW2はオフの状態に操作され
る。導電ピン14は図4に示すように2本設けられ、こ
の2本の導電ピン14が図5及び図6に示すカード20
に設けたリセプタクルRSに接触し、列車防護装置10
に格納した蓄電池BA1からカード20に格納した蓄電
池BA2に充電電流を与える。尚、列車防護装置10に
格納した蓄電池BA1には箱の側面に設けたコネクタC
Nを通じて充電器(特に図示しない)から充電できるよ
うに構成されている。蓄電池BA1の電力の残量は図4
に示す残量表示器DP1に表示させ充電の必要の有無を
表示させる。図4に示す実施例では電力の残量を数値に
よってパーセント表示させる構成とした場合を示す。
【0016】以上説明した列車防護装置10の構成によ
れば、カード着脱部12にカード20を装着すると、電
源スイッチSW1がオフの状態に制御され、発光信号器
1は消灯状態に維持される。カード20をカード着脱部
12から引き抜くことにより電源スイッチSW1はオン
の状態に操作され、発光信号器1は点灯し、停止信号を
発光表示する。
れば、カード着脱部12にカード20を装着すると、電
源スイッチSW1がオフの状態に制御され、発光信号器
1は消灯状態に維持される。カード20をカード着脱部
12から引き抜くことにより電源スイッチSW1はオン
の状態に操作され、発光信号器1は点灯し、停止信号を
発光表示する。
【0017】一方、この発明ではカード20にカード2
0を列車防護装置10から離脱していることを表示する
ための例えば発光素子によって構成される表示器DP2
(図5,図6参照)を設けた構成を提案する。この表示
器DP2はカード20を列車防護装置10から離脱させ
ると、電源スイッチSW2が操作ピンPNとの係合から
解かれ、オンの状態に操作される。電源スイッチSW2
がオンの状態に操作されることにより、表示器DP2は
消灯状態から点滅を開始し、カード20が列車防護装置
10から切離された状態にあることを表示する。
0を列車防護装置10から離脱していることを表示する
ための例えば発光素子によって構成される表示器DP2
(図5,図6参照)を設けた構成を提案する。この表示
器DP2はカード20を列車防護装置10から離脱させ
ると、電源スイッチSW2が操作ピンPNとの係合から
解かれ、オンの状態に操作される。電源スイッチSW2
がオンの状態に操作されることにより、表示器DP2は
消灯状態から点滅を開始し、カード20が列車防護装置
10から切離された状態にあることを表示する。
【0018】表示器DP2の点滅は制御回路SC2が蓄
電池BA2によって駆動されることにより開始される。
この発明では更にカード20にタイマーTM(図5参
照)を設けた構成を提案する。この実施例では図8に示
すタイマースタートスイッチ釦STを操作した時点から
タイマーTMが起動され、時間の経過を計測できるよう
に構成した場合を示す。つまり、カード20を構成して
いるケースの表面にタイマーTMが計測する時間を表示
するタイマー時間表示器DP3を設け、このタイマーT
Mに近接してタイマースタートスイッチ釦STと、時間
設定手段TMSと、警報器停止釦AMSとを設けた場合
を示す。
電池BA2によって駆動されることにより開始される。
この発明では更にカード20にタイマーTM(図5参
照)を設けた構成を提案する。この実施例では図8に示
すタイマースタートスイッチ釦STを操作した時点から
タイマーTMが起動され、時間の経過を計測できるよう
に構成した場合を示す。つまり、カード20を構成して
いるケースの表面にタイマーTMが計測する時間を表示
するタイマー時間表示器DP3を設け、このタイマーT
Mに近接してタイマースタートスイッチ釦STと、時間
設定手段TMSと、警報器停止釦AMSとを設けた場合
を示す。
【0019】時間設定手段TMSはタイマーTMに時間
の設定を行なう。例えば時間設定手段TMSを1回押す
毎に1分ずつ時間を増加させて時間の設定を行なうこと
ができる構成とし、例えば現時点から次の列車が侵入す
るまでの時間をタイマーTMに設定する。時間の設定が
行なわれた後に、タイマースタート釦STを押下操作す
ることにより、タイマーTMは時間の計測を始める。計
測した時間をタイマー時間表示器DP3に表示すると共
に、先に設定した時間の値と一致した時点で発音警報器
BZを鳴動させる。この鳴動によりカード20を携帯す
る者は次の列車が近ずいていることを知ることができ
る。22はクリップを示す、このクリップ22によって
洋服の胸ポケットにカード20を保持させることができ
る。
の設定を行なう。例えば時間設定手段TMSを1回押す
毎に1分ずつ時間を増加させて時間の設定を行なうこと
ができる構成とし、例えば現時点から次の列車が侵入す
るまでの時間をタイマーTMに設定する。時間の設定が
行なわれた後に、タイマースタート釦STを押下操作す
ることにより、タイマーTMは時間の計測を始める。計
測した時間をタイマー時間表示器DP3に表示すると共
に、先に設定した時間の値と一致した時点で発音警報器
BZを鳴動させる。この鳴動によりカード20を携帯す
る者は次の列車が近ずいていることを知ることができ
る。22はクリップを示す、このクリップ22によって
洋服の胸ポケットにカード20を保持させることができ
る。
【0020】以上説明したカード20の構造によれば、
列車防護装置10からカード20を引き抜くと、表示器
DP2が点滅を始めるから、携帯者はこの表示器DP2
の表示によって被制御機器の状態を知ることができる。
つまり、列車防護装置10の場合、停止信号が点灯して
いることを知ることができる。更に、この時点で時間設
定手段TMSによりタイマーTMに警報時間を設定す
る。この警報時間はタイマー時間表示器DP3に表示さ
れる。警報時間を設定した状態でタイマースタート釦S
Tを操作すれば、タイマーTMは経過時間の計測を開始
する。タイマーTMの計測時間が設定した時間に合致す
ると、発音警報器BZ(図5参照)を鳴動させ設定した
時間が経過したことを知らせることができる。
列車防護装置10からカード20を引き抜くと、表示器
DP2が点滅を始めるから、携帯者はこの表示器DP2
の表示によって被制御機器の状態を知ることができる。
つまり、列車防護装置10の場合、停止信号が点灯して
いることを知ることができる。更に、この時点で時間設
定手段TMSによりタイマーTMに警報時間を設定す
る。この警報時間はタイマー時間表示器DP3に表示さ
れる。警報時間を設定した状態でタイマースタート釦S
Tを操作すれば、タイマーTMは経過時間の計測を開始
する。タイマーTMの計測時間が設定した時間に合致す
ると、発音警報器BZ(図5参照)を鳴動させ設定した
時間が経過したことを知らせることができる。
【0021】図9は列車防護装置の変形実施例を示す。
この例では図11に示した既存の列車防護装置にこの発
明によるカード式制御装置を適用した場合を示す。この
場合には電源装置4と発光信号器1との間を接続するコ
ード5の中間にカード着脱部12を接続し、このカード
着脱部12にカード20を着脱することにより発光信号
器1を点灯、非点灯の状態に制御するように構成され
る。
この例では図11に示した既存の列車防護装置にこの発
明によるカード式制御装置を適用した場合を示す。この
場合には電源装置4と発光信号器1との間を接続するコ
ード5の中間にカード着脱部12を接続し、このカード
着脱部12にカード20を着脱することにより発光信号
器1を点灯、非点灯の状態に制御するように構成され
る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
被制御機器となる列車防護装置10に対してカード20
を装着するか、離脱するかによって列車防護装置10の
状態を制御することができる。特にカード20を列車防
護装置10から切り離した状態ではカード20を携帯し
ている者はカード20に装着されている表示器DP2が
点滅していることから列車防護装置10が停止信号を出
し続けていることを認識することができる。
被制御機器となる列車防護装置10に対してカード20
を装着するか、離脱するかによって列車防護装置10の
状態を制御することができる。特にカード20を列車防
護装置10から切り離した状態ではカード20を携帯し
ている者はカード20に装着されている表示器DP2が
点滅していることから列車防護装置10が停止信号を出
し続けていることを認識することができる。
【0023】然もタイマーTMによって時間の経過を計
測しているから、次の列車が侵入して来る時間を知るこ
とができ、その時刻にカード20を列車防護装置10に
装着すれば列車防護装置10は停止信号を消灯すること
ができる。よって停止信号の消し忘れを防止することが
できる。ここで特に列車が通過した後に、監視員はカー
ド20を携帯しないことに気付けば列車防護装置10が
停止信号を発光していないことに気が付く、この点で列
車防護装置10を元の状態に戻すことを忘れて重大事故
を起すことを回避することができる大きな利点が得られ
る。
測しているから、次の列車が侵入して来る時間を知るこ
とができ、その時刻にカード20を列車防護装置10に
装着すれば列車防護装置10は停止信号を消灯すること
ができる。よって停止信号の消し忘れを防止することが
できる。ここで特に列車が通過した後に、監視員はカー
ド20を携帯しないことに気付けば列車防護装置10が
停止信号を発光していないことに気が付く、この点で列
車防護装置10を元の状態に戻すことを忘れて重大事故
を起すことを回避することができる大きな利点が得られ
る。
【0024】尚、上述の実施例ではカード20を厚みを
持つ立方体形状とした構造とした場合を説明したが、例
えば図10に示すようにIC化したカードによって構成
することができる。この場合一辺に接触子CONを多数
配列し、この接触子CONを被制御機器側に設けたコネ
クタソケットに接触させ、カード20側に設けたショー
ト回路CT1により被制御機器側の電源のオン、オフ制
御を行なわせ、カード20側の電源のオン、オフ制御を
被制御機器側に設けたショート回路CT2によって行な
わせるように構成し、カード20を装着した状態で被制
御機器を非動作状態又は動作状態の何れかに制御すると
共に、カード20自体も動作状態或は非動作状態に制御
することができる。
持つ立方体形状とした構造とした場合を説明したが、例
えば図10に示すようにIC化したカードによって構成
することができる。この場合一辺に接触子CONを多数
配列し、この接触子CONを被制御機器側に設けたコネ
クタソケットに接触させ、カード20側に設けたショー
ト回路CT1により被制御機器側の電源のオン、オフ制
御を行なわせ、カード20側の電源のオン、オフ制御を
被制御機器側に設けたショート回路CT2によって行な
わせるように構成し、カード20を装着した状態で被制
御機器を非動作状態又は動作状態の何れかに制御すると
共に、カード20自体も動作状態或は非動作状態に制御
することができる。
【0025】また、カード式制御装置を列車防護装置1
0に適用した場合を説明したが、例えば駐車場の管理装
置に適用することも考えられる。駐車場の管理装置とし
て適用する場合にはカード20を図10に示した形状と
し、タイマーTMの計数時間を外部から読み出すことが
できるように構成し、その読み出した時間に応じて駐車
料金を支払うように構成することができる。
0に適用した場合を説明したが、例えば駐車場の管理装
置に適用することも考えられる。駐車場の管理装置とし
て適用する場合にはカード20を図10に示した形状と
し、タイマーTMの計数時間を外部から読み出すことが
できるように構成し、その読み出した時間に応じて駐車
料金を支払うように構成することができる。
【図1】この発明によるカード式制御装置の一つの応用
例を説明するための正面図。
例を説明するための正面図。
【図2】図1に示した実施例の要部だけを示す側面図。
【図3】図1に示した実施例の要部の内部構造の一例を
説明するための断面図。
説明するための断面図。
【図4】図3を側面方向から見た一部を断面とする側面
図。
図。
【図5】図1に示したカードの一例を説明するための正
面図。
面図。
【図6】図5を上部から見た平面図。
【図7】図5を側面方向から見た側面図。
【図8】図5を背面から見た背面図。
【図9】この発明による列車防護装置の変形実施例を説
明するための正面図。
明するための正面図。
【図10】この発明によるカードの変形実施例を説明す
るための斜視図。
るための斜視図。
【図11】従来の技術を説明するための正面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 被制御機器に設けられたカード着脱部
と、このカード着脱部に装着されるカードとを具備して
構成され、被制御機器はカードの装着により動作状態か
非動作状態の何れかに制御されることを特徴とするカー
ド式制御装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカード式制御装置におい
て、 上記カードに被制御機器から離脱した状態を表示するた
めの表示器を設けたことを特徴とするカード式制御装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載のカード式制御装置におい
て、 A.上記カードに被制御機器から離脱した状態を表示す
るための表示器と、 B.被制御機器から離脱している時間を計測するタイマ
ーと、 C.このタイマーの検出時間を設定する時間設定手段
と、 D.上記タイマーが上記時間設定手段で設定した時間の
経過を検出した時点で起動される発音警報器と、を設け
たことを特徴とするカード式制御装置。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3記載のカード式制
御装置の何れかにおいて、 被制御機器をカードが離脱された状態で停止信号を発光
する列車防護装置としたことを特徴とするカード式制御
装置を備えた列車防護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122513A JPH10312446A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | カード式制御装置及びこのカード式制御装置を備えた列車防護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9122513A JPH10312446A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | カード式制御装置及びこのカード式制御装置を備えた列車防護装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10312446A true JPH10312446A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14837718
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9122513A Pending JPH10312446A (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | カード式制御装置及びこのカード式制御装置を備えた列車防護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10312446A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002053042A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-19 | East Japan Railway Co | 工事用列車停止装置 |
-
1997
- 1997-05-13 JP JP9122513A patent/JPH10312446A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002053042A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-19 | East Japan Railway Co | 工事用列車停止装置 |
JP4527857B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2010-08-18 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 工事用列車停止装置 |
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