JPH10312331A - データベースの動的アクセス方法 - Google Patents
データベースの動的アクセス方法Info
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- JPH10312331A JPH10312331A JP9123764A JP12376497A JPH10312331A JP H10312331 A JPH10312331 A JP H10312331A JP 9123764 A JP9123764 A JP 9123764A JP 12376497 A JP12376497 A JP 12376497A JP H10312331 A JPH10312331 A JP H10312331A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- database
- freshness
- computer
- update time
- Prior art date
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】最終更新時刻は異なるが項目は同一のデータを
複数のデータベースで重複して持つシステムで、そのデ
ータを利用する処理を実行する時に、従来の技術では処
理がアクセスするデータベースをプログラム作成時に決
定しているため、システム内に利用可能なデータを持つ
データベースが複数あっても、選択されず、効率的なデ
ータベースアクセス処理が実施できない。 【解決手段】システム内に各データベース内のデータの
最終更新時間を管理する計算機(202)を持ち、この
計算機から各データベース内のデータの最終更新時刻を
記録したテーブル(206)を受け取り、処理で必要な
鮮度のデータを持つデータベースを選び出す。選ばれた
データベースの中から効率よくアクセスできるデータベ
ースにアクセスする。
複数のデータベースで重複して持つシステムで、そのデ
ータを利用する処理を実行する時に、従来の技術では処
理がアクセスするデータベースをプログラム作成時に決
定しているため、システム内に利用可能なデータを持つ
データベースが複数あっても、選択されず、効率的なデ
ータベースアクセス処理が実施できない。 【解決手段】システム内に各データベース内のデータの
最終更新時間を管理する計算機(202)を持ち、この
計算機から各データベース内のデータの最終更新時刻を
記録したテーブル(206)を受け取り、処理で必要な
鮮度のデータを持つデータベースを選び出す。選ばれた
データベースの中から効率よくアクセスできるデータベ
ースにアクセスする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は計算機のネットワー
クシステムにおける、データベースアクセスに関する。
クシステムにおける、データベースアクセスに関する。
【0002】
【従来の技術】分散処理システムにおいては、システム
内にデータベースを複数持ち、かつ複数のデータベース
の間で最終更新時刻は異なるが項目は同一のデータを重
複して持つ場合がある。そのようなシステムにおいて、
計算機の処理がアクセスするデータベースは、その処理
プログラムを作成する時に決定され、処理の実行時にア
クセスするデータベースを動的に変更することはなかっ
た。したがって、従来の技術では、ある計算機の処理が
利用可能なデータがネットワークシステム上の他のデー
タベースに存在する場合でも、その処理がアクセスする
ことをあらかじめ決められているデータベースのデータ
を利用するしかない。このため、そのデータの最終更新
時刻が処理の要求する鮮度を満たしていない場合は、そ
のデータが他の処理等によって更新されるまで処理の実
行を待つか、その処理が最新のデータを持つことが多い
データベースに常にアクセスするように、その処理プロ
グラムを作成する等が必要であった。
内にデータベースを複数持ち、かつ複数のデータベース
の間で最終更新時刻は異なるが項目は同一のデータを重
複して持つ場合がある。そのようなシステムにおいて、
計算機の処理がアクセスするデータベースは、その処理
プログラムを作成する時に決定され、処理の実行時にア
クセスするデータベースを動的に変更することはなかっ
た。したがって、従来の技術では、ある計算機の処理が
利用可能なデータがネットワークシステム上の他のデー
タベースに存在する場合でも、その処理がアクセスする
ことをあらかじめ決められているデータベースのデータ
を利用するしかない。このため、そのデータの最終更新
時刻が処理の要求する鮮度を満たしていない場合は、そ
のデータが他の処理等によって更新されるまで処理の実
行を待つか、その処理が最新のデータを持つことが多い
データベースに常にアクセスするように、その処理プロ
グラムを作成する等が必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記技術では、例え
ば、ある処理がアクセスするデータベースのデータの最
終更新時刻がその処理の要求する鮮度を満たしていない
ために、そのデータが更新されるのを待つ場合には、そ
の処理の実施スケジュールは、システムのデータ更新ス
ケジュールに左右されるため、システムの利用者はその
処理を実施するタイミングに制約を受け、主体的に業務
を進める上での妨げとなる。また、その処理が最新のデ
ータを持つことが多いデータベースに常にアクセスする
ようにプログラムを作成した場合は、処理効率を無視し
た結果となり、例えば、データの鮮度から見て利用可能
なデータを、ある時には近くのデータベースが持ってい
るにもかかわらず、遠隔地のデータベースを常にアクセ
スするといった不効率が発生し得る。
ば、ある処理がアクセスするデータベースのデータの最
終更新時刻がその処理の要求する鮮度を満たしていない
ために、そのデータが更新されるのを待つ場合には、そ
の処理の実施スケジュールは、システムのデータ更新ス
ケジュールに左右されるため、システムの利用者はその
処理を実施するタイミングに制約を受け、主体的に業務
を進める上での妨げとなる。また、その処理が最新のデ
ータを持つことが多いデータベースに常にアクセスする
ようにプログラムを作成した場合は、処理効率を無視し
た結果となり、例えば、データの鮮度から見て利用可能
なデータを、ある時には近くのデータベースが持ってい
るにもかかわらず、遠隔地のデータベースを常にアクセ
スするといった不効率が発生し得る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記課題の
解決手段として、ネットワークシステム上に、各データ
ベース内のデータの最終更新時間を管理する計算機を持
つ。この計算機には各データベース内のデータの最終更
新時刻が記録されている。ある計算機がデータベースを
利用する処理を実行する時は、各データベース内のデー
タの最終更新時間を管理する計算機から各データベース
内のデータの最終更新時刻を受け取り、処理で必要なデ
ータの鮮度と、受け取った各データベース内のデータの
最終更新時間とを比較し、その処理で利用できるデータ
ベースを選び出す。選ばれたデータベースの中からその
計算機にとって効率よくアクセスできるデータベースを
決定し、アクセスすることにより、上記課題が解決でき
る。
解決手段として、ネットワークシステム上に、各データ
ベース内のデータの最終更新時間を管理する計算機を持
つ。この計算機には各データベース内のデータの最終更
新時刻が記録されている。ある計算機がデータベースを
利用する処理を実行する時は、各データベース内のデー
タの最終更新時間を管理する計算機から各データベース
内のデータの最終更新時刻を受け取り、処理で必要なデ
ータの鮮度と、受け取った各データベース内のデータの
最終更新時間とを比較し、その処理で利用できるデータ
ベースを選び出す。選ばれたデータベースの中からその
計算機にとって効率よくアクセスできるデータベースを
決定し、アクセスすることにより、上記課題が解決でき
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施例を図1
〜図4に従って説明する。図1は本実施例を実施する際
の処理手順を示すフローチャートであり、図2は本実施
例で用いるネットワークシステムの構成を示すブロック
図である。
〜図4に従って説明する。図1は本実施例を実施する際
の処理手順を示すフローチャートであり、図2は本実施
例で用いるネットワークシステムの構成を示すブロック
図である。
【0006】図2において、201は本実施例でデータ
ベースにアクセスする処理を実行する計算機である。2
02〜204はデータベースサーバである。202はデ
ータベースAを持ち、データベースAにはデータa、
b、およびcが含まれている。203はデータベースB
を持ち、データベースBにはデータbが含まれている。
204はデータベースCを持ち、データベースCにはデ
ータcが含まれている。ただし、ここで言うデータの単
位はデータベース更新の単位である。データa、b、お
よびcの単位はデータベースのテーブルであってもよい
し、レコード、あるいはデータ項目であってもよい。ま
た、202は各データベース内のデータの最終更新時間
を管理する計算機も兼ねており、各データベース内のデ
ータの最終更新時間を管理する機能を持つ。各データベ
ース内のデータの最終更新時間を管理する機能を以下、
データ鮮度マネジャと呼ぶ。205がデータ鮮度マネジ
ャである。データ鮮度マネジャはデータ鮮度テーブルを
管理する。206がデータ鮮度テーブルである。データ
鮮度テーブルには、ネットワークシステムにある各デー
タベース内のデータの最終更新時刻が、データごとに記
録されている。図3にデータ鮮度テーブルの構造の例を
示す。データ鮮度テーブルは、ネットワークシステム内
にあるデータベースのデータが更新されるごとに更新さ
れ、常に最新の状態に保たれている。データ鮮度テーブ
ルを最新の状態に保つ方法はいくつかあるが、ここでは
図4のフローチャートを使って一実施例を示す。
ベースにアクセスする処理を実行する計算機である。2
02〜204はデータベースサーバである。202はデ
ータベースAを持ち、データベースAにはデータa、
b、およびcが含まれている。203はデータベースB
を持ち、データベースBにはデータbが含まれている。
204はデータベースCを持ち、データベースCにはデ
ータcが含まれている。ただし、ここで言うデータの単
位はデータベース更新の単位である。データa、b、お
よびcの単位はデータベースのテーブルであってもよい
し、レコード、あるいはデータ項目であってもよい。ま
た、202は各データベース内のデータの最終更新時間
を管理する計算機も兼ねており、各データベース内のデ
ータの最終更新時間を管理する機能を持つ。各データベ
ース内のデータの最終更新時間を管理する機能を以下、
データ鮮度マネジャと呼ぶ。205がデータ鮮度マネジ
ャである。データ鮮度マネジャはデータ鮮度テーブルを
管理する。206がデータ鮮度テーブルである。データ
鮮度テーブルには、ネットワークシステムにある各デー
タベース内のデータの最終更新時刻が、データごとに記
録されている。図3にデータ鮮度テーブルの構造の例を
示す。データ鮮度テーブルは、ネットワークシステム内
にあるデータベースのデータが更新されるごとに更新さ
れ、常に最新の状態に保たれている。データ鮮度テーブ
ルを最新の状態に保つ方法はいくつかあるが、ここでは
図4のフローチャートを使って一実施例を示す。
【0007】あるデータベースサーバでデータの更新が
発生すると(ステップ401)、そのデータベースサー
バは、ただちに更新したデータの名称と、更新時刻をデ
ータ鮮度マネジャに通知する(ステップ402)。デー
タ鮮度マネジャはデータベースサーバから通知されたデ
ータの名称と更新時刻を受信して(ステップ403)、
データ鮮度テーブルの該当するデータの最終更新時刻を
更新する(ステップ404)。
発生すると(ステップ401)、そのデータベースサー
バは、ただちに更新したデータの名称と、更新時刻をデ
ータ鮮度マネジャに通知する(ステップ402)。デー
タ鮮度マネジャはデータベースサーバから通知されたデ
ータの名称と更新時刻を受信して(ステップ403)、
データ鮮度テーブルの該当するデータの最終更新時刻を
更新する(ステップ404)。
【0008】それでは以下に、図1のフローチャートを
使って本発明の一実施例を説明する。データベースにア
クセスする処理を実行する計算機(201)が、今、デ
ータa、b、およびcを利用する処理を実行するとす
る。また、この処理は、データaにはx時間以内、デー
タbにはy時間以内、データcにはz時間以内の鮮度を
要求するものとする。この処理がデータベースアクセス
を開始する時(ステップ101)、まず、その計算機
(201)はデータ鮮度マネジャを持つ計算機(20
2)にデータ鮮度テーブルを要求する(ステップ10
2)。データ鮮度マネジャを持つ計算機(202)はそ
の要求を受信し(ステップ103)、要求した計算機
(201)にデータ鮮度テーブルを発信する(ステップ
104)。データベースにアクセスする処理を実行する
計算機(201)は、データ鮮度テーブルを受信し(ス
テップ105)、これから利用するデータのうち、その
データが複数のデータベースにあるデータに着目する。
例えば、本実施例では、図3のデータ鮮度テーブルを参
照することにより、データbはデータベースAとデータ
ベースBに、データcはデータベースAとデータベース
Cにあることがわかり、以下の操作を行うデータとして
これらのデータに着目する。次に着目したデータベース
内のデータの鮮度と、処理が要求するデータの鮮度とを
比較する。各データベース内のデータの鮮度は、データ
鮮度テーブルに記録されている各データの最終更新時刻
を用いて、下記の式で計算する。 データの鮮
度 = 現在時刻− データの最終更新時刻 この結果と各データの要求鮮度とを比較し、どのデータ
ベース内のデータが要求鮮度を満たしているかを選び出
す。例えば本実施例で、データbがデータベースAとデ
ータベースBにある場合、データベースA内のデータb
とデータベースB内のデータについて上記の式によりデ
ータの鮮度を計算し、y時間以内というデータbの要求
鮮度と比較する。また、データcがデータベースAとデ
ータベースCにある場合、データベースA内のデータc
とデータベースC内のデータについて、同様に上記の式
によりデータの鮮度を計算し、z時間以内というデータ
cの要求鮮度と比較する。これらを比較した結果、例え
ば、 現在時刻 − データベースA内のデータbの最終更新時刻 > y 現在時刻 − データベースB内のデータbの最終更新時刻 < y 現在時刻 − データベースA内のデータcの最終更新時刻 < z 現在時刻 − データベースC内のデータcの最終更新時刻 < z のような結果であれば、要求鮮度を満たすデータbはデ
ータベースBのみにあり、要求鮮度を満たすデータcは
データベースAとデータベースCの両方にあることがわ
かる。(ステップ106)尚、以上の比較の結果、デー
タの要求鮮度を満たすデータがどのデータベースにも存
在しない場合は、処理を中断する、あるいは次のステッ
プで要求鮮度を満たさないながらも最新のデータを利用
する等、個別の処理の要求仕様に従って必要な動作を行
う。
使って本発明の一実施例を説明する。データベースにア
クセスする処理を実行する計算機(201)が、今、デ
ータa、b、およびcを利用する処理を実行するとす
る。また、この処理は、データaにはx時間以内、デー
タbにはy時間以内、データcにはz時間以内の鮮度を
要求するものとする。この処理がデータベースアクセス
を開始する時(ステップ101)、まず、その計算機
(201)はデータ鮮度マネジャを持つ計算機(20
2)にデータ鮮度テーブルを要求する(ステップ10
2)。データ鮮度マネジャを持つ計算機(202)はそ
の要求を受信し(ステップ103)、要求した計算機
(201)にデータ鮮度テーブルを発信する(ステップ
104)。データベースにアクセスする処理を実行する
計算機(201)は、データ鮮度テーブルを受信し(ス
テップ105)、これから利用するデータのうち、その
データが複数のデータベースにあるデータに着目する。
例えば、本実施例では、図3のデータ鮮度テーブルを参
照することにより、データbはデータベースAとデータ
ベースBに、データcはデータベースAとデータベース
Cにあることがわかり、以下の操作を行うデータとして
これらのデータに着目する。次に着目したデータベース
内のデータの鮮度と、処理が要求するデータの鮮度とを
比較する。各データベース内のデータの鮮度は、データ
鮮度テーブルに記録されている各データの最終更新時刻
を用いて、下記の式で計算する。 データの鮮
度 = 現在時刻− データの最終更新時刻 この結果と各データの要求鮮度とを比較し、どのデータ
ベース内のデータが要求鮮度を満たしているかを選び出
す。例えば本実施例で、データbがデータベースAとデ
ータベースBにある場合、データベースA内のデータb
とデータベースB内のデータについて上記の式によりデ
ータの鮮度を計算し、y時間以内というデータbの要求
鮮度と比較する。また、データcがデータベースAとデ
ータベースCにある場合、データベースA内のデータc
とデータベースC内のデータについて、同様に上記の式
によりデータの鮮度を計算し、z時間以内というデータ
cの要求鮮度と比較する。これらを比較した結果、例え
ば、 現在時刻 − データベースA内のデータbの最終更新時刻 > y 現在時刻 − データベースB内のデータbの最終更新時刻 < y 現在時刻 − データベースA内のデータcの最終更新時刻 < z 現在時刻 − データベースC内のデータcの最終更新時刻 < z のような結果であれば、要求鮮度を満たすデータbはデ
ータベースBのみにあり、要求鮮度を満たすデータcは
データベースAとデータベースCの両方にあることがわ
かる。(ステップ106)尚、以上の比較の結果、デー
タの要求鮮度を満たすデータがどのデータベースにも存
在しない場合は、処理を中断する、あるいは次のステッ
プで要求鮮度を満たさないながらも最新のデータを利用
する等、個別の処理の要求仕様に従って必要な動作を行
う。
【0009】次に、要求鮮度を満たすデータが複数のデ
ータベースにある場合、実際にどのデータベースを利用
するかを、処理効率をもとに決定する。たとえば、上記
までに示した実施例で、データcの要求鮮度を満たすデ
ータを持つデータベースには、データベースAとデータ
ベースCの2つがあるため、どちらを利用するかを決定
する。処理効率をもと、どのデータベースにアクセスす
るかを決定する方法にはいくつかあるが、たとえば、デ
ータベースにアクセスする処理を実行する計算機(20
1)と各データベース間のネットワークトラフィック量
をネットワークアナライザーにより測定し、トラフィッ
ク量が一番少ないデータベースに決定する方法、あるい
は、ネットワークシステムの接続形状をもとに、ある計
算機からはどのデータベースに優先的にアクセスすべき
かを示す優先順位を、あらかじめ各計算機ごとに個別に
設定しておき、より優先順位の高いデータベースにアク
セスするように決定する方法などがある。たとえば、後
者の方法で、本実施例では、データベースにアクセスす
る処理を実行する計算機(201)から見た各データベ
ースのアクセスの優先順位を、図2に示すネットワーク
システムの接続形状から、より近くに接続されているデ
ータベースに優先的にアクセスするように、 優先順位1位にデータベースB 優先順位2位にデータベースA 優先順位3位にデータベースC のように設定できる。この優先順位をもとに、要求鮮度
を満たすデータcを持つデータベースであるデータベー
スAとデータベースCのうち、実際にアクセスするデー
タベースとしてアクセスの優先順位がより高いデータベ
ースAに決定する。(ステップ107)以上により利用
すべきデータベースが決定し、それらを利用してデータ
ベースを利用する処理を実施する。(ステップ108)
ータベースにある場合、実際にどのデータベースを利用
するかを、処理効率をもとに決定する。たとえば、上記
までに示した実施例で、データcの要求鮮度を満たすデ
ータを持つデータベースには、データベースAとデータ
ベースCの2つがあるため、どちらを利用するかを決定
する。処理効率をもと、どのデータベースにアクセスす
るかを決定する方法にはいくつかあるが、たとえば、デ
ータベースにアクセスする処理を実行する計算機(20
1)と各データベース間のネットワークトラフィック量
をネットワークアナライザーにより測定し、トラフィッ
ク量が一番少ないデータベースに決定する方法、あるい
は、ネットワークシステムの接続形状をもとに、ある計
算機からはどのデータベースに優先的にアクセスすべき
かを示す優先順位を、あらかじめ各計算機ごとに個別に
設定しておき、より優先順位の高いデータベースにアク
セスするように決定する方法などがある。たとえば、後
者の方法で、本実施例では、データベースにアクセスす
る処理を実行する計算機(201)から見た各データベ
ースのアクセスの優先順位を、図2に示すネットワーク
システムの接続形状から、より近くに接続されているデ
ータベースに優先的にアクセスするように、 優先順位1位にデータベースB 優先順位2位にデータベースA 優先順位3位にデータベースC のように設定できる。この優先順位をもとに、要求鮮度
を満たすデータcを持つデータベースであるデータベー
スAとデータベースCのうち、実際にアクセスするデー
タベースとしてアクセスの優先順位がより高いデータベ
ースAに決定する。(ステップ107)以上により利用
すべきデータベースが決定し、それらを利用してデータ
ベースを利用する処理を実施する。(ステップ108)
【0010】
【発明の効果】本発明により、システム内にデータベー
スを複数持ち、かつ複数のデータベースの間で最終更新
時刻は異なるが項目は同一のデータを重複して持つネッ
トワークシステムにおいて、データベースを利用する処
理を実行する場合、その処理がその時に必要な鮮度を持
つデータを効率よく利用することが可能となる。
スを複数持ち、かつ複数のデータベースの間で最終更新
時刻は異なるが項目は同一のデータを重複して持つネッ
トワークシステムにおいて、データベースを利用する処
理を実行する場合、その処理がその時に必要な鮮度を持
つデータを効率よく利用することが可能となる。
【図1】本発明の実施例の処理手順を表わすフローチャ
ートである。
ートである。
【図2】本発明の実施例におけるネットワークシステム
構成の例である。
構成の例である。
【図3】本発明の実施例におけるデータ鮮度テーブルの
例である。
例である。
【図4】本発明の実施例において、データ鮮度テーブル
更新の処理手順を表わすフローチャートである。
更新の処理手順を表わすフローチャートである。
201 本発明の実施例でデータベースにアクセスする
処理を実行する計算機である。 202 本発明の実施例でデータベースAを持つデータ
ベースサーバであり、かつデータ鮮度マネジャをも持つ
計算機である。 203 本発明の実施例でデータベースB持つデータベ
ースサーバである。 204 本発明の実施例でデータベースC持つデータベ
ースサーバである。 205 データ鮮度テーブルを用いて各データベース内
のデータの最終更新時間を管理する機能であり、データ
鮮度マネジャと呼ぶ。 206 システム内にある各データベース内のデータの
最終更新時刻を、データごとに記録しているテーブルで
あり、データ鮮度テーブルと呼ぶ。データ鮮度テーブル
は、システム内にあるデータベースのデータが更新され
るごとに更新され、常に最新の状態に保たれている。
処理を実行する計算機である。 202 本発明の実施例でデータベースAを持つデータ
ベースサーバであり、かつデータ鮮度マネジャをも持つ
計算機である。 203 本発明の実施例でデータベースB持つデータベ
ースサーバである。 204 本発明の実施例でデータベースC持つデータベ
ースサーバである。 205 データ鮮度テーブルを用いて各データベース内
のデータの最終更新時間を管理する機能であり、データ
鮮度マネジャと呼ぶ。 206 システム内にある各データベース内のデータの
最終更新時刻を、データごとに記録しているテーブルで
あり、データ鮮度テーブルと呼ぶ。データ鮮度テーブル
は、システム内にあるデータベースのデータが更新され
るごとに更新され、常に最新の状態に保たれている。
Claims (1)
- 【請求項1】他の計算機からも利用可能なデータベース
を2つ以上その構成に含み、かつ各データベース内のデ
ータの最終更新時間を管理する計算機をその構成に含む
ネットワークシステムにおいて、各計算機がデータベー
スを利用する処理を実行する時に、データの最終更新時
間を管理する計算機から各データベース内のデータの最
終更新時間を受け取り、その処理で必要なデータの鮮度
とを比較することにより、利用できるデータベースを選
び出す方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9123764A JPH10312331A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | データベースの動的アクセス方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9123764A JPH10312331A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | データベースの動的アクセス方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10312331A true JPH10312331A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14868709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9123764A Pending JPH10312331A (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | データベースの動的アクセス方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10312331A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU752947B2 (en) * | 1999-04-01 | 2002-10-03 | Beacon Information Technology Inc. | Data managing method and apparatus, and recording medium |
JP2010518520A (ja) * | 2007-02-09 | 2010-05-27 | マイクロソフト コーポレーション | 分散装置に対するマルチマスタ・データ同期のコンフリクト解決 |
JP2015045995A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | Kddi株式会社 | 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム |
JP2015179449A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | Kddi株式会社 | 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP9123764A patent/JPH10312331A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU752947B2 (en) * | 1999-04-01 | 2002-10-03 | Beacon Information Technology Inc. | Data managing method and apparatus, and recording medium |
JP2010518520A (ja) * | 2007-02-09 | 2010-05-27 | マイクロソフト コーポレーション | 分散装置に対するマルチマスタ・データ同期のコンフリクト解決 |
JP4846027B2 (ja) * | 2007-02-09 | 2011-12-28 | マイクロソフト コーポレーション | 分散装置に対するマルチマスタ・データ同期のコンフリクト解決 |
JP2015045995A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | Kddi株式会社 | 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム |
JP2015179449A (ja) * | 2014-03-19 | 2015-10-08 | Kddi株式会社 | 仮想データベースシステム管理装置、管理方法及び管理プログラム |
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