JPH10311891A - 原子炉圧力容器支持スカート基礎部の冷却装置 - Google Patents

原子炉圧力容器支持スカート基礎部の冷却装置

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JPH10311891A
JPH10311891A JP9137410A JP13741097A JPH10311891A JP H10311891 A JPH10311891 A JP H10311891A JP 9137410 A JP9137410 A JP 9137410A JP 13741097 A JP13741097 A JP 13741097A JP H10311891 A JPH10311891 A JP H10311891A
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JP
Japan
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skirt
pressure vessel
reactor pressure
base
pedestal
Prior art date
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Pending
Application number
JP9137410A
Other languages
English (en)
Inventor
Taeko Saito
多恵子 齋藤
Hiroyuki Ogata
浩之 緒方
Seiji Matsuda
誠司 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉圧力容器を支持する支持スカートから
台座への熱移動量を少なくする。 【解決手段】 コンクリート製の台座4上に、原子炉圧
力容器2の支持スカート5を、ソールプレート14及び
ベースプレート15を介して据え付ける。ソールプレー
ト14又は支持スカート5の下端部5aの外周面に、多
数の放熱フィン18を取り付ける。放熱フィン18へ向
けて送風機16からエアを送給し、支持スカート5から
台座4へ伝わろうとする熱を放熱フィン18の作用で放
散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子炉圧力容器を支
持する支持スカート基礎部の冷却装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原子力発電設備における原子炉圧力容器
(RPV)の支持格納構造は、図5に一例を示す如く、
基礎マット1上に、原子炉圧力容器2を支持するための
RPVペデスタル3を立設して、該RPVペデスタル3
の上部内周に突設したコンクリート製の台座4上に、支
持スカート5を介して原子炉圧力容器2を支持させるよ
うにし、又、上記RPVペデスタル3及び原子炉圧力容
器2を取り囲むように、上記基礎マット1上に側壁部6
及びトップスラブ7からなるコンクリート製の原子炉格
納容器8を構築し、且つ該原子炉格納容器8内におい
て、上記RPVペデスタル3で囲まれる原子炉圧力容器
2の下方位置に下部ドライウエル9を形成すると共に、
RPVペデスタル3の外周位置にサプレッションチャン
バ10を形成し、更に、上記原子炉圧力容器2の側方で
且つサプレッションチャンバ10の上方位置には、RP
Vペデスタル3上に原子炉遮蔽壁11を構築すると共に
RPVペデスタル3の上端と側壁部6との間にダイヤフ
ラムフロア12を構築して上部ドライウエル13を形成
するようにしてある。
【0003】上記原子炉圧力容器2は、運転時に300
℃近い温度になり、その熱は支持スカート5を通してコ
ンクリート製の台座4側に伝わるが、コンクリートは8
0℃以上の高温に曝されないようにする必要があるた
め、従来では、図6に拡大して示す如く、支持スカート
5の下端部5aを、ソールプレート14及びベースプレ
ート15を介して台座4に据え付けるようにしてあるス
カート基礎部の上方に、送風機16を設置し、該送風機
16により、保温材17の外側のエアを強制的に送給し
てスカート基礎部を冷却(空冷)するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記送風機
16による強制冷却方式を採用していても、支持スカー
ト5から台座4への熱の伝導を遮断することはできない
ので、台座4のコンクリート温度を80℃以下の設計温
度に抑えるためには強制冷却の能力を大きくしなければ
ならず、したがって、送風機16の設置台数が多くなる
という問題がある。
【0005】そこで、本発明は、多数の送風機を設置す
ることなく大きな冷却効果が得られるようにして、支持
スカートから台座への熱移動量を少なくすることができ
るような原子炉圧力容器支持スカート基礎部の冷却装置
を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、原子炉圧力容器の支持スカートがコンク
リート製台座上にソールプレート及びベースプレートを
介して据え付けてあるスカート基礎部の上記ソールプレ
ートの外周面又は支持スカートの下端部外周面に、多数
の放熱フィンを張り出させ、且つ上記スカート基礎部の
上方位置に、放熱フィンへ向けてエアを送給する送風機
を設置した構成とする。
【0007】送風機から放熱フィンへ向けてエアを送給
すると、スカートから台座へ伝わろうとする熱を放熱フ
ィンによって効率よく放熱させることができるため、台
座への熱の移動量を少なくすることができるようにな
る。
【0008】又、原子炉圧力容器の支持スカートがコン
クリート製台座上にソールプレート及びベースプレート
を介して据え付けてあるスカート基礎部の上記ベースプ
レート内又はベースプレート内に、両端が外部と連通す
る冷却用通路を形成し、且つ該冷却用通路の一端に、送
風機を接続した構成とした場合には、送風機によりエア
を冷却用通路内に流すようにすると、スカートから台座
へ伝わろうとする熱がエアによって運び去られることに
なり、台座への熱の移動量を少なくすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0010】図1及び図2は本発明の実施の一形態を示
すもので、図5及び図6に示したと同様に、原子炉圧力
容器2の支持スカート5の下端部5aを、コンクリート
製台座4上に、ソールプレート14及びベースプレート
15を介して据え付けるようにしてある原子炉圧力容器
支持スカート基礎部において、上記ソールプレート14
の外周面に、真鍮製の多数の放熱フィン18を、外方及
び上方に張り出すように取り付け、且つ該放熱フィン1
8の上方位置に、放熱フィン18へ向けてエアを供給す
るための送風機16を、周方向に所要間隔を隔てて設置
した構成とする。
【0011】運転時に原子炉圧力容器2に発生した熱
は、支持スカート5からソールプレート14及びベース
プレート15を介して台座4側へ伝わって行くが、この
際、ソールプレート14の外周面に、熱伝導率の高い多
数の放熱フィン18が取り付けてあるため、該放熱フィ
ン18へも熱が伝わって速かに拡散することになり、更
に、これら放熱フィン18に向けて上方の送風機16か
らエアが吹き付けられているため、放熱フィン17から
熱が効率よく放散される。
【0012】これにより、支持スカート5から台座4へ
の熱の移動量が少なくなるため、結果として台座4の冷
却が促進され、コンクリートの温度上昇を柔らげること
ができる。
【0013】上記において、放熱フィン18は、従来の
スカート基礎部の構造に付加させる形を採用しているの
で、構造物自体の設計変更は最少限にとどめることがで
きて有利である。又、放熱フィン18は支持スカート5
から台座4へ伝わろうとする熱の放散を、放熱フィン1
8がない場合に比して著しく促進できるため、送風機1
6の設置台数を従来方式よりも低減することができる。
【0014】次に、図3及び図4は本発明の他の実施の
形態を示すもので、図5及び図6に示したと同様に、原
子炉圧力容器2の支持スカート5の下端部5aを、コン
クリート製台座4上に、ソールプレート14及びベース
プレート15を介して据え付けるようにしてある原子炉
圧力容器支持スカート基礎部において、上記ベースプレ
ート15内に、両端が外部と連通する冷却用通路19
を、周方向に並べて複数個所設け、且つ該各冷却用通路
19の一端に送風機16を接続したものである。
【0015】図3及び図5に示すように構成した場合、
送風機16によりエアをベースプレート15内の冷却用
通路19内に流すようにすると、支持スカート5側から
伝わってきた熱をエアによって運び去ることができて、
ベースプレート15を冷却することができるので、台座
4への熱の移動量を少なくすることができ、コンクリー
トを高温に曝すことを防ぐことができる。
【0016】なお、図1及び図2の実施の形態では、放
熱フィン18をソールプレート14の外周面に張り出さ
せるようにした場合を示したが、支持スカート5の下端
部5aの外周面に張り出させるようにしてもよいこと、
又、図3及び図4の実施の形態では、冷却用通路19を
ベースプレート15内に形成するようにした場合を示し
たが、ソールプレート14内に形成するようにしてもよ
いこと、その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内におい
て種々変更を加え得ることは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の原子炉圧力容
器支持スカート基礎部の冷却装置によれば、次の如き優
れた効果を発揮する。 (1) 原子炉圧力容器の支持スカートがコンクリート製台
座上にソールプレート及びベースプレートを介して据え
付けてあるスカート基礎部の上記ソールプレートの外周
面又は支持スカートの下端部外周面に、多数の放熱フィ
ンを張り出させ、且つ上記スカート基礎部の上方位置
に、放熱フィンへ向けてエアを送給する送風機を設置し
た構成としてあるので、送風機から放熱フィンへ向けて
エアを送給することにより、スカートから台座へ伝わろ
うとする熱を、放熱フィンの放熱作用で取り除くことが
できて、台座への熱の移動量を少なくすることができ、
従来よりも少ない台数の送風機で大きな冷却効果を得る
ことができて、台座のコンクリートを設計温度以下に容
易に抑えることができる。 (2) 原子炉圧力容器の支持スカートがコンクリート製台
座上にソールプレート及びベースプレートを介して据え
付けてあるスカート基礎部の上記ベースプレート内又は
ベースプレート内に、両端が外部と連通する冷却用通路
を形成し、且つ該冷却用通路の一端に、送風機を接続し
た構成とすることにより、冷却通路内に流すエアによっ
てスカートから台座へ伝わろうとする熱を運び去ること
ができ、台座への熱の移動量を少なくすることができて
台座を確実に冷却することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すもので原子炉圧力
容器支持スカート基礎部の概要図である。
【図2】図1のA−A線矢視図である。
【図3】本発明の他の実施の形態を示す概要図である。
【図4】図3のB−B線矢視図である。
【図5】原子炉圧力容器の支持格納構造の一例を示す概
略図である。
【図6】従来のスカート基礎部の冷却方式を示す概要図
である。
【符号の説明】
2 原子炉圧力容器 4 台座 5 支持スカート 5a 下端部 14 ソールプレート 15 ベースプレート 16 送風機 18 放熱フィン 19 冷却用通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 誠司 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉圧力容器の支持スカートがコンク
    リート製台座上にソールプレート及びベースプレートを
    介して据え付けてあるスカート基礎部の上記ソールプレ
    ートの外周面に、多数の放熱フィンを張り出させ、且つ
    上記スカート基礎部の上方位置に、放熱フィンへ向けて
    エアを送給する送風機を設置した構成を有することを特
    徴とする原子炉圧力容器支持スカート基礎部の冷却装
    置。
  2. 【請求項2】 ソールプレートの外周面に放熱フィンを
    張り出させることに代えて、支持スカートの下端部外周
    面に放熱フィンを張り出させた請求項1記載の原子炉圧
    力容器支持スカート基礎部の冷却装置。
  3. 【請求項3】 原子炉圧力容器の支持スカートがコンク
    リート製台座上にソールプレート及びベースプレートを
    介して据え付けてあるスカート基礎部の上記ベースプレ
    ート内に、両端が外部と連通する冷却用通路を形成し、
    且つ該冷却用通路の一端に、送風機を接続した構成を有
    することを特徴とする原子炉圧力容器支持スカート基礎
    部の冷却装置。
  4. 【請求項4】 ベースプレート内に通風路を形成するこ
    とに代えて、ソールプレート内に通風路を形成した請求
    項3記載の原子炉圧力容器支持スカート基礎部の冷却装
    置。
JP9137410A 1997-05-13 1997-05-13 原子炉圧力容器支持スカート基礎部の冷却装置 Pending JPH10311891A (ja)

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KR101675077B1 (ko) * 2015-12-07 2016-11-10 문인득 2루프 가압경수로형 증기발생기의 시공방법 및 이를 위한 원자로 배관 시공용 역변위 시스템

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