JPH1030999A - 熱履歴検出方法および熱履歴検出センサ - Google Patents

熱履歴検出方法および熱履歴検出センサ

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JPH1030999A JP8206568A JP20656896A JPH1030999A JP H1030999 A JPH1030999 A JP H1030999A JP 8206568 A JP8206568 A JP 8206568A JP 20656896 A JP20656896 A JP 20656896A JP H1030999 A JPH1030999 A JP H1030999A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検体が受けた熱による状態変化を簡便に検出
できる熱履歴検出方法および熱履歴検出センサの提供を
目的とする。 【解決手段】一対の電極1、1と、各電極1、1間に配
設された絶縁性物質からなる拡散層2と、初期状態で上
記電極間1、1を少なくとも電気的に非接続にするよう
形成され、かつ被検体が曝される熱雰囲気内の温度に応
じて上記拡散層2に拡散して該拡散層2の電気抵抗に変
化を生じせしめる導電性金属種3とを備えてなる熱履歴
検出センサを上記被検体が曝される熱雰囲気内あるいは
該雰囲気近傍に配置する。被検体が熱により変化するに
応じて熱履歴検出センサを構成する導電性金属種3が拡
散層2に拡散することにより、所定時間経過後には電極
1、1間の電気抵抗が著しく低下する。したがって、該
熱履歴検出センサの電気抵抗変化をモニターすることに
より、被検体の劣化程度あるいは使用寿命を検出するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス浄化用触媒
や、高炉、ボイラおよび焼却炉の内壁等の被検体の劣化
状況を検出できる熱履歴検出方法および熱履歴検出セン
サに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車などの排ガス浄化用
触媒の劣化状態を検出するに際し、例えば特開平6−2
12956号公報に記載されているように排ガス浄化用
触媒の排ガス流路入口部と出口部に酸素センサを設置し
該酸素センサにより触媒の構成成分である酸素吸蔵放出
作用を持つセリウム酸化物(CeO2 )の酸素吸蔵放出
能をモニターすることにより触媒の劣化状態をモニター
する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、排ガス浄化用
触媒の劣化に伴うセリウム酸化物の酸素吸蔵放出能の変
化はわずかであって、上記技術では排ガス浄化用触媒の
劣化検出感度が低い。また、少なくとも2つの酸素セン
サを設置して該センサの出力の変化をモニターし、所定
の基準値と比較させて触媒の劣化を検出する必要がある
ため装置が複雑である。このため、上記従来技術では、
方法も煩雑であってさらに触媒の劣化を検出するのに性
能が十分ではない。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題点を改善す
べく成されたものであって、その目的は、触媒が曝され
る雰囲気内の温度変化に伴う触媒の劣化あるいは劣化に
よる使用寿命を検出できる熱履歴検出方法および熱履歴
検出センサの提供を目的とする。また、本発明は、前述
のように、高炉、ボイラおよび焼却炉の内壁等の被検体
の少なくとも温度変化による熱履歴積算のモニターにも
利用し得る。さらに例えば、セラミックス材料の焼結完
了時の検出にも利用可能である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、絶縁体で
ある無機材料に被覆した貴金属が、排ガス浄化用触媒の
耐久試験中、排ガス浄化用触媒が曝される温度雰囲気内
において、該触媒の劣化に伴い無機材料内部に拡散し、
その結果、初期状態において電気的に非接続状態であっ
た無機材料の電気抵抗が変化するという現象を発見し
た。この現象を利用して本発明者らは、被検体が受けた
熱履歴を、被検体を直接測定することなく測定できる熱
履歴検出方法および熱履歴検出センサの着想を得、鋭意
研究した結果本発明を成すに至ったものである。
【0006】すなわち上記課題を解決するための本発明
の熱履歴検出方法は、少なくとも温度が変化する雰囲気
内に設置した被検体が受ける少なくとも400℃を超え
る熱履歴を積算し前記被検体の該熱履歴の総和を検出す
る熱履歴検出方法であって、少なくとも一対の電極と、
該電極間に配設された拡散層と、該拡散層あるいは上記
電極の表面および/または内部に存在し、初期状態で上
記電極間が少なくとも電気的に非接続になるように形成
され、かつ前記被検体が曝される上記雰囲気内の温度に
応じて該拡散層に拡散し前記電極間の電気抵抗に変化を
生じせしめる導電性金属種と、を備えてなる熱履歴検出
センサを前記被検体が曝される上記雰囲気内あるいは上
記雰囲気近傍に配置し、前記被検体が受ける温度変化に
応じて生じる前記熱履歴検出センサの電気抵抗変化をモ
ニターすることにより前記被検体の上記雰囲気内での熱
履歴を検出することを特徴とする。
【0007】また、上記課題を解決するための本発明の
熱履歴検出センサは、少なくとも温度が変化する雰囲気
内に配置した被検体が受ける少なくとも400℃を超え
る熱履歴を積算し前記被検体の該熱履歴の総和を検出す
る熱履歴検出センサであって、少なくとも一対の電極
と、該電極間に配設された拡散層と、該拡散層あるいは
上記電極の表面および/または内部に存在し、初期状態
で上記電極間が少なくとも電気的に非接続になるように
形成され、かつ前記被検体が曝される雰囲気内の温度に
応じて該拡散層に拡散し前記電極間の電気抵抗に変化を
生じせしめる導電性金属種と、を備えてなり、前記被検
体が所定の熱履歴の総和に達したときに前記電極間の電
気抵抗が減少する構造となっていることを特徴とする。
【0008】上記熱履歴検出センサを構成する拡散層
は、電気的絶縁性を有する無機材料が好適である。
【0009】さらに、上記無機材料のうちでも、アルカ
リ土類金属および希土類元素から選ばれる少なくとも一
種の酸化物あるいは複合酸化物がさらに好適である。
【0010】また、導電性金属種は貴金属であることが
好ましく、該貴金属のうちでも白金および/または金が
好適である。
【0011】さらに、本発明は被検体として排ガス浄化
用触媒の劣化検出に好適に利用し得る。
【0012】
【発明の効果】本発明の熱履歴検出方法および熱履歴検
出センサによれば、とくに排ガス浄化用触媒の少なくと
も熱による被検体の劣化を精度良く検出でき、さらに該
センサの構造は簡単なものとなる。また、本発明は、前
述のように、高炉、ボイラおよび焼却炉の内壁等の被検
体の熱履歴や劣化の検出にも利用し得る。さらには、セ
ラミックス材料の焼結完了時のモニターにも使用可能で
ある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の熱履歴検出センサを構成
する電極材料としては、通常、電極として使用されるも
のであればその種類を問わない。好ましくは、タングス
テン(W)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、ステ
ンレススティールおよびインコネル等が耐熱性に優れる
ためよい。さらに、白金(Pt)、金(Au)等の貴金
属も使用可能である。
【0014】また、拡散層としては、上述のように電気
的絶縁性を有する無機材料が好適である。該無機材料と
しては、アルカリ金属および希土類元素から選ばれる少
なくとも一種の酸化物あるいは複合酸化物がさらに好適
である。また、該無機材料として、例えば金属酸化物、
窒化物および炭化物等も利用可能である。これらの無機
材料は導電性金属種がその内部に拡散できるよう通気性
をもつ細孔を有し、また高温で溶融、分解することがな
いために好適である。
【0015】拡散層としては導電性金属種との濡れ性の
良好な物質が、拡散層内部に、より拡散し易く、また、
絶縁性物質の細孔の形状等に依存し難いため、より好適
である。例えば、拡散させる導電性金属種が貴金属の場
合には、両性または塩基性物質が特に好適であり、該両
性または塩基性物質としては、酸化物のうちではγ−A
2 3 、ZnO等の両性金属酸化物、MgO、CaO
等のアルカリ土類金属酸化物、La2 3 等の希土類酸
化物からなる塩基性酸化物を用いることができる。これ
らの複酸化物等も利用可能であるが、例えばCeO2
ZrO2 、欠陥ペロブスカイト等、高温でイオン伝導性
もしくは電子伝導性を有する物質は好ましくない。
【0016】導電性金属種としては、雰囲気により、
金、白金、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ル
テニウム(Ru)等の貴金属やニッケル、クロム、銅
(Cu)等を用いることができるが、電極や絶縁層およ
び絶縁部材と反応ぜず、かつ飛散しない貴金属が好適で
ある。貴金属のうちでも酸化物を形成し難いPt、Au
がとくに好ましい。Pt、Auでは、融点がそれぞれ異
なるので温度により拡散層の拡散速度が異なる。そのた
め、雰囲気の温度が900℃以下の場合にはAuも使用
でき、900℃以上の場合にはPtが好ましい。900
℃以下で使用される場合であっても、長時間の熱履歴を
検出する必要がある場合には、拡散速度の遅いPtの方
が好適である。
【0017】該熱履歴センサまたは該センサを構成する
上記電極、上記拡散層および上記導電性金属種の少なく
とも一種は非通気性材料で覆うことが好ましい。非通気
性材料としては例えばステンレス、セラミックス等を用
いることができる。これらの材料でとくに雰囲気(外
気)に曝される上記部分を覆うことにより、外気による
上記材料の変化たとえば熱以外による劣化を防止するこ
とができる。
【0018】また、上記非通気性材料は、電極の機能を
兼ねていてもよい。
【0019】導電性金属種を構成する金属の凝集・拡散
速度は一般的に該金属の1/2の温度以上で著しく速く
なるとされている。したがって、本発明の目的に合致す
る上記各材料を用いた構成による熱履歴検出検出センサ
は、400℃を超えて変化する雰囲気内で使用される。
さらに好ましくは500℃以上での温度雰囲気中で使用
する場合に適しているが、使用雰囲気によってそれに適
した材料を用いる構成とすることもでき、上記具体的各
材料による構成に限定されるものではない。
【0020】本発明において、熱履歴中に少なくとも一
部400℃を超える部分があれば本発明の対象である。
積算するのは、前記400℃を超える熱履歴部分であ
る。
【0021】次に、本発明の熱履歴検出方法および熱履
歴検出センサの作用および使用方法について説明する。
高温下に曝される物質の変化としては、溶融、蒸発とい
った不連続、急激な変化と、凝集反応といった全体とし
ては連続かつ比較的穏やかな変化とがある。後者の場
合、使用雰囲気による熱により変化していく物質の変化
速度は一般的にアレニウス型の速度式に従うと考えられ
る。すなわち、高温雰囲気に曝される被検体の寿命を例
にとれば、
【0022】tmax =A・exp(B/T)
【0023】ここで tmax は高温雰囲気に曝される被検
体物質の寿命、Tは雰囲気の温度、AおよびBは被検体
物質固有の定数を示す。上式より、使用される温度が一
定の場合には被検体の寿命は容易に予測できるが、例え
ば自動車用排ガス浄化触媒のように曝される温度が常に
変化する雰囲気内で使用する物質に対しては、被検体の
物質の寿命を表す式が複雑となり、寿命予測は必ずしも
容易ではない。
【0024】本発明の熱履歴検出センサはこの問題に鑑
みて成されたものであって、劣化する被検体が劣化する
までの時間と同等の寿命を有するセンサを着想した。こ
こで該センサの作用を説明する。該センサを被検体が曝
される雰囲気内あるいは該雰囲気近傍に配置する。そう
すると、該センサを構成する導電性金属種が、拡散層内
に、該センサの曝される雰囲気内の温度に応じた速度で
非可逆的に拡散し、該センサの電気抵抗あるいは電気伝
導度が変化する。本発明者等はこの変化が所定の経過時
間に対して急峻に変化する場合があることを発見した。
このためこの変化は容易に検出でき、被検体の劣化が容
易に検出できる。さらにこの温度による拡散現象は非可
逆的かつ積算型である。すなわち、劣化変化の履歴の総
和を積算している。
【0025】例えば、排ガス浄化用触媒の温度に起因す
る劣化による該触媒の寿命検出の目的に対しては、拡散
層内に導電性金属種が拡散し、該センサが電気的に所定
の導通状態となった時と排ガス浄化用触媒との寿命とを
予め合わせておき、該センサが所定の電気的導通状態と
なった時、該排ガス浄化用触媒は所定寿命に到達したと
判定する方法が前記目的に対しては最も簡便で正確な劣
化検出方法である。また、温度雰囲気に対し特性の異な
る該センサを複数並列あるいは直列に接続して用いる、
あるいは、同一特性を有する該センサをより条件の厳し
い雰囲気内に設置することにより、被検体の劣化状態を
逐次検出するモニターとしても利用することができる。
【0026】次に本発明の熱履歴検出センサの具体的な
構造について述べる。図10は円筒型の熱履歴検出セン
サの構造を模式的に示している。円筒略中央部に一方の
電極1があり、該電極1の周囲を覆って拡散層2が形成
されている。該拡散層2は電極1および拡散層2の収納
容器を兼ねた他方の電極1内に収められている。該収納
容器は、非通気性材料により構成されている。そして、
該他方の電極1の表面には、拡散層2および他方の電極
1の内部に拡散可能な、導電性金属種3が設けられてい
る。この導電性金属種3は例えばメッキにより膜状に構
成し、他方の電極1全体を覆う形態、あるいは、センサ
の特性を変化させるため、部分的に膜状に覆う形態でも
よい。上記のように構成した熱履歴検出センサを例えば
排ガス浄化用触媒の劣化検出に利用する場合には、排ガ
ス浄化装置の容器内部の所定部位にネジ部4で固定し、
一方の電極1を図示しない電気伝導度および/または電
気抵抗検出回路に接続し、導電性金属種2が拡散層2に
拡散することにより生じる電気伝導度および/または電
気抵抗の変化をモニターすることにより被検体である排
ガス浄化用触媒の劣化および/または寿命を検出する。
以下、構成要素が同一の場合には同じ符号を付する。
【0027】図2は拡散層2を一対の電極1、1で挟ん
だいわゆるサンドイッチ構造の熱履歴検出センサの構造
の断面を模式的に示している。すなわち、拡散層2と、
該拡散層2を挟持して形成された一対の平板状電極1、
1と、該一方の電極1の表面に形成された導電性金属種
3と、からなる。上記の如く構成した熱履歴検出センサ
を被検体が曝される雰囲気内あるいは該雰囲気近傍に配
置し、前記円筒型の熱履歴検出センサと同様に導電性金
属種3が拡散層2に拡散することにより生じる電気伝導
度および/または電気抵抗をモニターし、被検体の劣化
および/または寿命を検出する。
【0028】図3は導電性金属種3で拡散層の上下両面
が被覆された拡散部材2の内部に一対のワイヤ状電極
1、1が内挿された構造の熱履歴検出センサの断面を模
式的に示している。
【0029】図1は導電性金属種3が、拡散層2の内部
に存在し、該拡散層2の内部に一対のワイヤ状電極1、
1が内挿された構造の熱履歴検出センサの断面を模式的
に示している。
【0030】なお、上記4つの構造の熱履歴検出センサ
において、電極が導電性金属種を兼ねていてもよい。ま
た、該センサの形状は、例えば円板状であってもよい
し、多角形あるいは円筒形状など被検体の構造に適した
形状であってよく、とくに限定するものではない。
【0031】以上、4つの構造につき本発明の熱履歴検
出センサの構造を模式的に示したが、本発明の熱履歴検
出センサは上記4つの構造に限定されるものではない。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明の技術思想は、以下の実施例に限定される
ものではない。
【0033】(実施例1)平均粒径が約5μmのMgO
粉末8gと、平均粒径が約5μmのPtブラック1gと
を混合して混合物を調製した。次に、電極である直径1
mmの白金製ワイヤ2本を互いにほぼ平行に該混合物に
挿入した後、該混合物をプレス成形し、その後、温度4
00℃で1時間焼成し、断面を模式的に図1に示す円板
形状からなる本実施例の熱履歴検出センサを作製した。
該センサは、MgOからなる拡散層2内部に導電性金属
種3であるPtが分散して存在し、Ptからなる一対の
電極1、1が拡散層にほぼ平行に内挿されている。本実
施例において、該電極1、1の間隔が、1.1mm,
1.8mmおよび2.6mmの三通りの場合の熱履歴検
出センサを作製した。
【0034】作製した上記本実施例の熱履歴検出センサ
を温度700℃に保持した電気炉に入れ、電気炉内雰囲
気の温度を700℃に保ち、経過時間に対する熱履歴検
出センサの電極間1、1の電気抵抗変化を測定した。
【0035】結果を図4に示す。図4において横軸は経
過時間、縦軸は作製した熱履歴検出センサの電極1、1
間の抵抗値を示す。同図より、電極の間隔が三通りのい
ずれの場合も経過時間が75時間付近で急激に抵抗値が
低下している(以下、導通とも称する。導通とは、抵抗
値が必ずしも0Ωとなることを意味するものではなく、
初期値に比べ抵抗値が急激に、あるいはなめらかに低下
し、所定値になった状態をいう。また、非導通とは抵抗
値が必ずしも無限大である場合を意味するものではな
く、抵抗値が所定値に低下したその値に対し相対的に大
きい場合をいう。)ことがわかる。このことから、本実
施例の熱履歴検出センサを例えば、被検体の劣化による
使用限界時間が上記温度において75時間である雰囲気
内に設置して該センサの抵抗値をモニターすれば、被検
体を直接測定することなく、被検体の劣化あるいは使用
限界あるいは寿命を検出することができる。また、本実
施例の結果より、本構造の熱履歴検出センサの場合、導
通までの時間は電極の間隔には鋭敏には依存しないこと
がわかる。
【0036】次に、抵抗値が低下した上記センサを分解
して走査型電子顕微鏡で拡散層内部を観察したところ、
拡散層であるMgO粒子表面がPtで被覆されているこ
とが確認された。このことより、初めMgO内部に分散
されて存在していたPtは、時間の経過とともに拡散に
よりMgO表面に移動し、その結果電気抵抗が75時間
後に急激に低下したものと推定される。
【0037】なお、本実施例において、該熱履歴検出セ
ンサの導通に至るまでの時間が電極の間隔には鋭敏に依
存しなかった理由については下記のように推定・理解さ
れる。すなわち、導電性金属種であるPt3は予め拡散
層2内部に分散しており、該白金間の距離は電極1、1
の間隔と比較して十分に短くなっている。したがって、
該Pt同士が拡散により結合し電気的に導通するまでの
条件は電極間隔に依存しなかったものと推定される。こ
の結果より、拡散距離を変化させることにより、該セン
サの特性を変化させることができるものと推定できる。
【0038】(実施例2)MgOからなる拡散層2内部
にPtブラックからなる導電性金属種3を入れなかった
こと、およびMgOからなる平板状拡散層2の両表面に
Ptからなる導電性金属種3を蒸着したこと以外は、実
施例1と同様にして実施例2の熱履歴検出センサを作製
した。作製した該センサは、MgOからなる拡散層2内
部にPtからなる一対のワイヤ状電極1、1が間隔2.
6mmでほぼ平行に内挿されており、該平板状拡散層2
の両表面には導電性金属種3であるPt層がメッキによ
り形成されている。実施例2の熱履歴検出センサの断面
図を模式的に図3に示す。該平板状該センサの拡散層の
厚さDはそれぞれ、5mm,7mmおよび10mmの三
通りのものを作製した。
【0039】上記本実施例の熱履歴検出センサを実施例
1と同様にして温度700℃に保持し、経過時間に対す
る電極間の電気抵抗変化を測定した。結果を図5に示
す。同図より、拡散層の薄いセンサから順に電気抵抗が
急激に低下していくことがわかる。
【0040】本実施例の3つの異なった厚さをもつ熱履
歴検出センサにつき、電気抵抗が急激に低下した時間t
を、平板状該センサを構成する拡散層の厚さDに対して
プロットした。結果を図6に示す。同図において、横軸
は平板状該センサを構成する拡散層の厚さlog(D)
を示し、縦軸は電気抵抗値が急激に低下した時間log
(t)をそれぞれ示す。図6より、log(D)とlo
g(t)はほぼ比例関係をなしており、このことから拡
散層2の厚さDを変化させることにより該センサの特性
すなわち、導通するまでの時間を制御でき、被検体の使
用条件に合わせた熱履歴検出センサを作製することがで
きることがわかる。
【0041】次に、平板状該センサの拡散層2の厚さD
が7mmである実施例2の熱履歴検出センサを用い雰囲
気の温度を600℃、700℃、800℃および900
℃とした場合の雰囲気に曝し、雰囲気に曝した時間と電
気抵抗変化との関係を測定した。結果を図7に示す。同
図より、雰囲気の温度が高いほど電気抵抗が急激に低下
するまでの時間が短いことがわかる。
【0042】図8は、上記4つの場合の雰囲気の温度T
に対する電極間の電気抵抗値が急激に低下するまでの時
間tとの関係を示す。横軸は雰囲気の温度1/Tを、縦
軸は、電気抵抗値が急激に変化するまでの時間log
(t)をそれぞれ示す。図8より、1/Tとlog
(t)とはほぼ比例関係をなしており、このことから、
雰囲気の温度から該センサの電気抵抗値が急激に低下す
るまでの時間が予測できることがわかる。
【0043】図6と図8とを併せれば、図8より所定温
度での該センサの電気抵抗が急激に変化するまでの時間
が特定でき、該時間から図6を用いて、センサを構成す
る拡散層の厚さDが求められる。すなわち、被検体が曝
される雰囲気の温度による劣化に合わせた熱履歴検出セ
ンサの製造が可能であることが明らかである。
【0044】例えば、本発明の熱履歴検出センサが導通
するまでの時間と被検体の機能的使用限界時間あるいは
構造的使用限界時間(寿命)とを上記関係から予め対応
付けておき、該センサを被検体が曝される雰囲気内に設
置する。その後、被検体を所定雰囲気で使用中に該セン
サが導通状態になれば、前記被検体は寿命であると判断
できる。なお、前述の該センサの導通するまでの時間と
被検体の寿命との対応付けは必ずしも一定の温度で行う
必要はなく、雰囲気の温度を変化させて行っても同様の
結果が得られることは明らかである。これは、前述のよ
うに導電性金属種の拡散層への温度変化による拡散現象
が非可逆的である、言い換えると積算型であることに起
因している。
【0045】(実施例3)実施例2において、拡散層M
gOにかえてLa2 3 を用い導電性金属種としてPt
を用いたもの(Pt/La2 3 )、および拡散層はM
gOのままで導電性金属種としてPtにかえてAuを用
いた他は実施例2と同様(Au/MgO)の二種類の実
施例3の熱履歴検出センサを作製した。該センサを実施
例1と同様に雰囲気の温度を700℃に保持し、該セン
サの時間に対する電極間の電気抵抗変化を測定した。実
施例2における雰囲気温度が700℃の場合の実施例2
のセンサの測定結果と合わせて結果を図9に示す。この
結果より、Pt/La2 3、Au/MgOいずれのセ
ンサも各所定時間で急激に抵抗値が低下しており、この
ことから、導電性金属種、拡散層の種類を変えても導通
時間を制御できることがわかる。
【0046】(実施例4)次に図10に示す円筒形状の
実施例4の熱履歴検出センサを作製した。本実施例の熱
履歴検出センサは、円筒略中央部にPtからなる一方の
電極1があり、該電極1の周囲を覆ってMgOからなる
拡散層2が形成されている。該拡散層2は電極1および
拡散層2の収納容器を兼ねた円筒形状のインコネルから
なる他方の電極1内に収められている。一方の電極1と
他方の電極1とは一方の電極1を円筒中央部に固定する
機能を兼ねた絶縁材5により、電気的に絶縁されてい
る。そして他方の電極1の表面には、拡散層2および他
方の電極1に拡散可能な導電性金属種3としてPtがメ
ッキにより設けられている。該センサの円筒軸方向長さ
は約50mm、直径は約8mmである。本実施例の熱履
歴検出センサでは、導電性金属種であるPtは最初イン
コネル内を合金を形成しながら透過し、次に拡散層内へ
拡散する。このように本実施例の熱履歴検出センサでは
電気抵抗が急変するまでに2段階の過程を経るが、動作
原理、関係式はこれまでに記載したものと同一である。
上記のように構成した熱履歴検出センサを図11に示す
耐久パターンで温度を変化させた雰囲気内に置き、その
特性を予め求めた。該耐久パターンは、温度500℃を
30分間保持し、その後約1.5時間かけて最高温度ま
で昇温する。該最高温度は、800℃および950℃の
二通りに設定し、該二通りの場合につき熱処理による耐
久試験を行った。該最高温度を約1時間保持した後、約
1時間かけて温度約500℃まで降温させる。この合計
4時間にわたる耐久パターンを1サイクルとして、最高
温度が800℃および950℃の二通りの場合につき本
実施例の熱履歴検出センサの特性を求めた。また、雰囲
気のガス組成は、プロパン1%、酸素10%、残部窒素
からなる。
【0047】結果を図12に示す。図中○印で示すの
は、上記耐久パターンにおいて最高温度が800℃の場
合であり、△印で示すのは950℃の場合である。同図
において横軸は耐久時間を、縦軸は本実施例の熱履歴検
出センサの抵抗値をそれぞれ示す。この結果より、最高
温度が800℃の耐久パターンの場合には、本実施例の
熱履歴検出センサの抵抗値は約170時間経過後急激に
低下していることがわかる。一方、最高温度が950℃
の耐久パターンの場合には、約80時間経過後急激に低
下していることがわかる。
【0048】次に、直径80mm、長さ100mmのコ
ージエライトからなるハニカム基材にγ−Al2 3
100g/Lコートし、さらにPtを1g/L担持した
排ガス浄化用触媒(三元触媒)を構成した。該排ガス浄
化用触媒を排ガス入口および出口パイプを有するステン
レス製の容器に収納した。
【0049】該排ガス浄化用触媒にHCとしてプロパン
1体積%、酸素10体積%、残部窒素ガスからなるモデ
ルガスを空間速度SV=15000/hで流し、耐久試
験を行った。なお、該耐久試験において、排ガス浄化用
触媒への入ガス温度の時間に対するパターンは図11に
示す耐久パターンである。
【0050】上記排ガス浄化用触媒の耐久試験結果を図
12に示す。同図において横軸は耐久試験時間を、縦軸
はHCであるプロパンの浄化率をそれぞれ示す。●印で
示すのは図11における耐久パターンの最高温度が80
0℃の場合であり、▲印で示すのは950℃の場合であ
る。同図より、HC浄化率は耐久時間に伴って徐々に低
下していることがわかる。HC浄化率が約90%に低下
した時間をみると、耐久パターンの最高温度が800℃
の場合には約170時間、950℃の場合には80時間
であり、この時間は、本実施例の熱履歴検出センサの抵
抗値が急激に低下する時間に一致している。すなわち、
本実施例の熱履歴検出センサを被検体が曝される雰囲気
内に設置し、該センサの抵抗値をモニターすれば被検体
の寿命が検出できることがわかる。したがって、本発明
の熱履歴検出センサが触媒の劣化センサとして使用でき
ることがわかる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の熱履歴検出センサの断面を模式的に
示す断面図である。
【図2】本発明の熱履歴検出センサの一具体例の断面を
模式的に示す断面図である。
【図3】実施例2の熱履歴検出センサの断面を模式的に
示す断面図である。
【図4】実施例1の熱履歴検出センサの熱処理による耐
久時間と電気抵抗値との関係を示すグラフである。
【図5】実施例2の熱履歴検出センサの熱処理による耐
久時間と電気抵抗値との関係を示すグラフである。
【図6】実施例2の熱履歴検出センサを構成する拡散層
の厚さDと導通までの時間tとの関係をを示すグラフで
ある。
【図7】実施例2の熱履歴検出センサの雰囲気温度を変
化させた場合の熱処理による耐久時間と電気抵抗値との
関係を示すグラフである。
【図8】実施例2の熱履歴検出センサの雰囲気温度(1
/T)と導通までの熱処理時間(t)との関係を示すグ
ラフである。
【図9】実施例3の熱履歴検出センサの熱処理による耐
久時間と電気抵抗値との関係を示すグラフである。
【図10】実施例4の熱履歴検出センサを示す図であ
る。
【図11】実施例4の熱処理温度耐久パターンを示すグ
ラフである。
【図12】実施例4の熱履歴検出センサの温度と抵抗値
および実施例4で用いた排ガス浄化用触媒の耐久時間と
HC浄化率との関係ならびに熱履歴検出センサの導通ま
での時間とHC浄化率との関係をを示すグラフである。
【符号の説明】
1 電極 2 拡散層 3 導電性金属種 4 ネジ 5 絶縁材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元廣 友美 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1株式会社豊田中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも温度が変化する雰囲気内に設
    置した被検体が受ける少なくとも400℃を超える熱履
    歴を積算し前記被検体の該熱履歴の総和を検出する熱履
    歴検出方法であって、 少なくとも一対の電極と、 該電極間に配設された拡散層と、 該拡散層あるいは上記電極の表面および/または内部に
    存在し、初期状態で上記電極間が少なくとも電気的に非
    接続になるように形成され、かつ前記被検体が曝される
    上記雰囲気内の温度に応じて該拡散層に拡散し前記電極
    間の電気抵抗に変化を生じせしめる導電性金属種と、を
    備えてなる熱履歴検出センサを前記被検体が曝される上
    記雰囲気内あるいは上記雰囲気近傍に配置し、前記被検
    体が受ける温度変化に応じて生じる前記熱履歴検出セン
    サの電気抵抗変化をモニターすることにより前記被検体
    の上記雰囲気内での熱履歴を検出することを特徴とする
    熱履歴検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱履歴検出方法におい
    て、拡散層は電気的絶縁性を有する無機材料であること
    を特徴とする熱履歴検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の熱履歴検出方法におい
    て、無機材料は、アルカリ土類金属および希土類元素か
    ら選ばれる少なくとも一種の酸化物あるいは複合酸化物
    であることを特徴とする熱履歴検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の熱履歴検出方法におい
    て、導電性金属種は貴金属であることを特徴とする熱履
    歴検出方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の熱履歴検出方法におい
    て、被検体は排ガス浄化用触媒であることを特徴とする
    熱履歴検出方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも温度が変化する雰囲気内に配
    置した被検体が受ける少なくとも400℃を超える熱履
    歴を積算し前記被検体の該熱履歴の総和を検出する熱履
    歴検出センサであって、 少なくとも一対の電極と、 該電極間に配設された拡散層と、 該拡散層あるいは上記電極の表面および/または内部に
    存在し、初期状態で上記電極間が少なくとも電気的に非
    接続になるように形成され、かつ前記被検体が曝される
    雰囲気内の温度に応じて該拡散層に拡散し前記電極間の
    電気抵抗に変化を生じせしめる導電性金属種と、を備え
    てなり、前記被検体が所定の熱履歴の総和に達したとき
    に前記電極間の電気抵抗が減少する構造となっているこ
    とを特徴とする熱履歴検出センサ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の熱履歴検出センサにおい
    て、拡散層は電気的絶縁性を有する無機材料であること
    を特徴とする熱履歴検出センサ。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の熱履歴検出センサにおい
    て、無機材料は、アルカリ土類金属および希土類元素か
    ら選ばれる少なくとも一種の酸化物あるいは複合酸化物
    であることを特徴とする熱履歴検出センサ。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の熱履歴検出センサにおい
    て、導電性金属種は貴金属であることを特徴とする熱履
    歴検出センサ。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の熱履歴検出センサにお
    いて、被検体は排ガス浄化用触媒であることを特徴とす
    る熱履歴検出センサ。
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