JPH10309964A - シートのスライド装置 - Google Patents
シートのスライド装置Info
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- JPH10309964A JPH10309964A JP12254997A JP12254997A JPH10309964A JP H10309964 A JPH10309964 A JP H10309964A JP 12254997 A JP12254997 A JP 12254997A JP 12254997 A JP12254997 A JP 12254997A JP H10309964 A JPH10309964 A JP H10309964A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライド装置のがたつきが少なくてスライド
操作力が安定すると共に、剥離方向の大荷重にも耐える
ようにする。 【解決手段】 フロア部材に取り付けたロアチャンネル
７のコーナー内面部分７ｆと、シート部材に取り付けた
アッパーチャンネル８のコーナー外面部分８ｆとの間
に、ボール９を介設すると共に、アッパーチャンネル８
の上端８ｅとロアチャンネル７の内底面部分７ｅとの間
に、ローラ１０を介設する。
操作力が安定すると共に、剥離方向の大荷重にも耐える
ようにする。 【解決手段】 フロア部材に取り付けたロアチャンネル
７のコーナー内面部分７ｆと、シート部材に取り付けた
アッパーチャンネル８のコーナー外面部分８ｆとの間
に、ボール９を介設すると共に、アッパーチャンネル８
の上端８ｅとロアチャンネル７の内底面部分７ｅとの間
に、ローラ１０を介設する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、がたつきが少なく
てスライド操作力が安定すると共に、剥離方向の大荷重
にも耐えるシートのスライド装置に関する。
てスライド操作力が安定すると共に、剥離方向の大荷重
にも耐えるシートのスライド装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、シート、例えば自動車用シートの
スライド装置としては、図７に示すように、フロア部材
に取り付けたロアチャンネル１に、シート部材に取り付
けたアッパーチャンネル２を嵌合させて、シート部材を
前後スライドさせるようにしたものが提案されている。
スライド装置としては、図７に示すように、フロア部材
に取り付けたロアチャンネル１に、シート部材に取り付
けたアッパーチャンネル２を嵌合させて、シート部材を
前後スライドさせるようにしたものが提案されている。
【０００３】上記ロアチャンネル１は、底部１ａと、こ
の底部１ａの両側端からそれぞれ立ち上がる立上がり部
１ｂ，１ｂと、この立上がり部１ｂ，１ｂの上端から略
逆Ｕ字状に外方へそれぞれ立ち下がる立下り部１ｃ，１
ｃとで形成されると共に、上記アッパーチャンネル２
は、上部２ａと、この上部２ａの両側端からロアチャン
ネル１の両立下り部１ｃ，１ｃの外方にそれぞれ立ち下
がる立下り部２ｂ，２ｂと、この立下り部２ｂ，２ｂの
下端からロアチャンネル１の各側の立上がり部１ｂと立
下り部１ｃの間に略Ｕ字状に内方へそれぞれ立ち上がる
立上がり部２ｃ，２ｃとで形成されている。
の底部１ａの両側端からそれぞれ立ち上がる立上がり部
１ｂ，１ｂと、この立上がり部１ｂ，１ｂの上端から略
逆Ｕ字状に外方へそれぞれ立ち下がる立下り部１ｃ，１
ｃとで形成されると共に、上記アッパーチャンネル２
は、上部２ａと、この上部２ａの両側端からロアチャン
ネル１の両立下り部１ｃ，１ｃの外方にそれぞれ立ち下
がる立下り部２ｂ，２ｂと、この立下り部２ｂ，２ｂの
下端からロアチャンネル１の各側の立上がり部１ｂと立
下り部１ｃの間に略Ｕ字状に内方へそれぞれ立ち上がる
立上がり部２ｃ，２ｃとで形成されている。
【０００４】そして、アッパーチャンネル２の上部２ａ
と立下り部２ｂ，２ｂのコーナー内面部分と、ロアチャ
ンネル１の立下り部１ｃ，１ｃのコーナー外面部分との
間に上ボール３，３がそれぞれ介設されると共に、ロア
チャンネル１の立下り部１ｃ，１ｃの下端とアッパーチ
ャンネル２の立下り部２ｂ，２ｂと立上がり部２ｃ，２
ｃとの間の内底面部分との間に樹脂リテーナ４，４がそ
れぞれ介設されている。
と立下り部２ｂ，２ｂのコーナー内面部分と、ロアチャ
ンネル１の立下り部１ｃ，１ｃのコーナー外面部分との
間に上ボール３，３がそれぞれ介設されると共に、ロア
チャンネル１の立下り部１ｃ，１ｃの下端とアッパーチ
ャンネル２の立下り部２ｂ，２ｂと立上がり部２ｃ，２
ｃとの間の内底面部分との間に樹脂リテーナ４，４がそ
れぞれ介設されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスライド装置では、特に、ロアチャンネル１の立下
り部１ｃの下端とアッパーチャンネル２の立下り部２ｂ
と立上がり部２ｃとの間の内底面部分との間には、樹脂
リテーナ４を介設していたから、樹脂リテーナ４と各チ
ャンネル１，２は、滑りによる摺動のため、ガタを少な
くすれば操作力が重くなり、操作力を軽くしようとすれ
ば、ガタが大きくなるという問題があった。
来のスライド装置では、特に、ロアチャンネル１の立下
り部１ｃの下端とアッパーチャンネル２の立下り部２ｂ
と立上がり部２ｃとの間の内底面部分との間には、樹脂
リテーナ４を介設していたから、樹脂リテーナ４と各チ
ャンネル１，２は、滑りによる摺動のため、ガタを少な
くすれば操作力が重くなり、操作力を軽くしようとすれ
ば、ガタが大きくなるという問題があった。
【０００６】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、がたつきが少なくてスライド操作力
が安定すると共に、剥離方向の大荷重にも耐えるシート
のスライド装置を提供することを目的とするものであ
る。
になされたもので、がたつきが少なくてスライド操作力
が安定すると共に、剥離方向の大荷重にも耐えるシート
のスライド装置を提供することを目的とするものであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、フロア部材に取り付けたロアチャンネル
に、シート部材に取り付けたアッパーチャンネルを嵌合
させて、シート部材を前後スライドさせるシートのスラ
イド装置において、上記ロアチャンネルは、底部と、こ
の底部の両側端からそれぞれ立ち上がる立上がり部と、
この立上がり部の上端から略逆Ｕ字状に内方へそれぞれ
立ち下がる立下り部とで形成されると共に、上記アッパ
ーチャンネルは、上部と、この上部の両側端からロアチ
ャンネルの両立下り部の内方にそれぞれ立ち下がる立下
り部と、この立下り部の下端からロアチャンネルの各側
の立上がり部と立下り部の間に略Ｕ字状に外方へそれぞ
れ立ち上がる立上がり部とで形成される一方、ロアチャ
ンネルの底部と立上がり部のコーナー内面部分と、アッ
パーチャンネルの立上がり部のコーナー外面部分との間
に下ボールがそれぞれ介設されると共に、アッパーチャ
ンネルの立上がり部の上端とロアチャンネルの立上がり
部と立下り部との間の内底面部分との間に上ローラがそ
れぞれ介設されていることを特徴とするシートのスライ
ド装置を提供するものである。
に、本発明は、フロア部材に取り付けたロアチャンネル
に、シート部材に取り付けたアッパーチャンネルを嵌合
させて、シート部材を前後スライドさせるシートのスラ
イド装置において、上記ロアチャンネルは、底部と、こ
の底部の両側端からそれぞれ立ち上がる立上がり部と、
この立上がり部の上端から略逆Ｕ字状に内方へそれぞれ
立ち下がる立下り部とで形成されると共に、上記アッパ
ーチャンネルは、上部と、この上部の両側端からロアチ
ャンネルの両立下り部の内方にそれぞれ立ち下がる立下
り部と、この立下り部の下端からロアチャンネルの各側
の立上がり部と立下り部の間に略Ｕ字状に外方へそれぞ
れ立ち上がる立上がり部とで形成される一方、ロアチャ
ンネルの底部と立上がり部のコーナー内面部分と、アッ
パーチャンネルの立上がり部のコーナー外面部分との間
に下ボールがそれぞれ介設されると共に、アッパーチャ
ンネルの立上がり部の上端とロアチャンネルの立上がり
部と立下り部との間の内底面部分との間に上ローラがそ
れぞれ介設されていることを特徴とするシートのスライ
ド装置を提供するものである。
【０００８】本発明によれば、ロアチャンネルのコーナ
ー内面部分とアッパーチャンネルのコーナー外面部分と
の間には、従来と同様にボールを介設すると共に、アッ
パーチャンネルの上端とロアチャンネルの内底面部分と
の間には、従来の樹脂リテーナに代えてローラを介設す
ることにより、アッパーチャンネルの上端とローラとの
隙を少なくすることが可能となり、上下方向にも幅方向
にも安定な接触状態となると共に、滑り摩擦が転がり摩
擦となって作動がスムーズになる。
ー内面部分とアッパーチャンネルのコーナー外面部分と
の間には、従来と同様にボールを介設すると共に、アッ
パーチャンネルの上端とロアチャンネルの内底面部分と
の間には、従来の樹脂リテーナに代えてローラを介設す
ることにより、アッパーチャンネルの上端とローラとの
隙を少なくすることが可能となり、上下方向にも幅方向
にも安定な接触状態となると共に、滑り摩擦が転がり摩
擦となって作動がスムーズになる。
【０００９】請求項２のように、上記下ボール及び上ロ
ーラは左右別体のリテーナで保持されている構成である
と、ボールとローラの関係位置が正確に保持される。
ーラは左右別体のリテーナで保持されている構成である
と、ボールとローラの関係位置が正確に保持される。
【００１０】請求項３のように、上記アッパーチャンネ
ルの立上がり部の上端に前後方向に長い凹溝が形成され
て、この凹溝の底下端とロアチャンネルの立上がり部と
立下り部との間の内底面との間に上記上ローラを介設
し、上記内底面に上ローラのストッパー突起を形成し
て、この凹溝の前端または後端とストッパー突起との間
に上ローラが挟まれたときにアッパーチャンネルの前後
のスライドのストッパーとした構成であると、ボールと
ローラの抜け止めも兼ねるストッパーにより、ストッパ
ー部材を別に設ける必要がなくなる。
ルの立上がり部の上端に前後方向に長い凹溝が形成され
て、この凹溝の底下端とロアチャンネルの立上がり部と
立下り部との間の内底面との間に上記上ローラを介設
し、上記内底面に上ローラのストッパー突起を形成し
て、この凹溝の前端または後端とストッパー突起との間
に上ローラが挟まれたときにアッパーチャンネルの前後
のスライドのストッパーとした構成であると、ボールと
ローラの抜け止めも兼ねるストッパーにより、ストッパ
ー部材を別に設ける必要がなくなる。
【００１１】請求項４のように、上記ロアチャンネルの
立上がり部と立下り部の内側面は、上記上ローラが傾斜
しないように保持する幅に設定されている構成である
と、ローラの保持が安定する。
立上がり部と立下り部の内側面は、上記上ローラが傾斜
しないように保持する幅に設定されている構成である
と、ローラの保持が安定する。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【００１３】図１及び図５、図６に示すように、自動車
用シートのスライド装置は、フロアパネルに前後の脚部
６，６で取り付けたロアチャンネル７に、シートのシー
トクッションに取り付けたアッパーチャンネル８を嵌合
させて、シートを前後スライドさせるものである。
用シートのスライド装置は、フロアパネルに前後の脚部
６，６で取り付けたロアチャンネル７に、シートのシー
トクッションに取り付けたアッパーチャンネル８を嵌合
させて、シートを前後スライドさせるものである。
【００１４】図４に詳細に示すように、上記ロアチャン
ネル７は、フラットな底部７ａと、この底部７ａの両側
端から下ボール９の外球面にほぼ一致する曲面（コーナ
ー内面部分７ｆ）を形成しながらそれぞれ立ち上がる立
上がり部７ｂ，７ｂと、この立上がり部７ｂ，７ｂの上
端から上ローラ１０の外周面と両外端面とにほぼ一致す
る屈曲面を形成しながら略逆Ｕ字状に内方へそれぞれ立
ち下がる立下がり部７ｃ，７ｃとで形成されている。
ネル７は、フラットな底部７ａと、この底部７ａの両側
端から下ボール９の外球面にほぼ一致する曲面（コーナ
ー内面部分７ｆ）を形成しながらそれぞれ立ち上がる立
上がり部７ｂ，７ｂと、この立上がり部７ｂ，７ｂの上
端から上ローラ１０の外周面と両外端面とにほぼ一致す
る屈曲面を形成しながら略逆Ｕ字状に内方へそれぞれ立
ち下がる立下がり部７ｃ，７ｃとで形成されている。
【００１５】また、上記アッパーチャンネル８は、フラ
ットな上部８ａと、この上部８ａの両側端からロアチャ
ンネル７の両立上がり部７ｂ，７ｂの外面に接近して内
方にそれぞれ立ち下がる立下り部８ｂ，８ｂと、この立
下り部８ｂ，８ｂの下端からロアチャンネル７の各側の
立上がり部７ｂと立下がり部７ｃの間に略Ｕ字状に外方
へそれぞれ立ち上がる立上がり部８ｃ，８ｃとで形成さ
れている。
ットな上部８ａと、この上部８ａの両側端からロアチャ
ンネル７の両立上がり部７ｂ，７ｂの外面に接近して内
方にそれぞれ立ち下がる立下り部８ｂ，８ｂと、この立
下り部８ｂ，８ｂの下端からロアチャンネル７の各側の
立上がり部７ｂと立下がり部７ｃの間に略Ｕ字状に外方
へそれぞれ立ち上がる立上がり部８ｃ，８ｃとで形成さ
れている。
【００１６】上記各立下がり部８ｂのコーナー外面部分
８ｆは、下ボール９の外球面にほぼ一致する曲面に形成
すると共に、各立上がり部８ｃの上端には、図１にも示
すように、長さ方向の前後位置に、前後方向に長い凹溝
８ｄをそれぞれ形成している。
８ｆは、下ボール９の外球面にほぼ一致する曲面に形成
すると共に、各立上がり部８ｃの上端には、図１にも示
すように、長さ方向の前後位置に、前後方向に長い凹溝
８ｄをそれぞれ形成している。
【００１７】そして、ロアチャンネル７の底部７ａと各
立上がり部７ｂ，７ｂのコーナー内面（曲面）部分７ｆ
と、アッパーチャンネル８の各立上がり部８ｃ，８ｃの
コーナー外面部分８ｆとの間に下ボール９をそれぞれ介
設する。なお、コーナー内面部分７ｆとコーナー外面部
分８ｆは傾斜面で形成しても良い。
立上がり部７ｂ，７ｂのコーナー内面（曲面）部分７ｆ
と、アッパーチャンネル８の各立上がり部８ｃ，８ｃの
コーナー外面部分８ｆとの間に下ボール９をそれぞれ介
設する。なお、コーナー内面部分７ｆとコーナー外面部
分８ｆは傾斜面で形成しても良い。
【００１８】また、アッパーチャンネル８の立上がり部
８ｃの凹溝８ｄの底下端８ｅと、ロアチャンネル７の各
立上がり部７ｂと立下り部７ｃとの間の内底面部分７ｅ
との間に上ローラ１０をそれぞれ介設する。上記ロアチ
ャンネル７の立上がり部７ｂと立下り部７ｃの各内側面
の間の隙間は、上ローラ１０が傾斜しないように保持す
る幅Ｗに設定している。これにより、上ローラ１０の保
持が安定して操作力が安定し、異音の発生も防止する。
８ｃの凹溝８ｄの底下端８ｅと、ロアチャンネル７の各
立上がり部７ｂと立下り部７ｃとの間の内底面部分７ｅ
との間に上ローラ１０をそれぞれ介設する。上記ロアチ
ャンネル７の立上がり部７ｂと立下り部７ｃの各内側面
の間の隙間は、上ローラ１０が傾斜しないように保持す
る幅Ｗに設定している。これにより、上ローラ１０の保
持が安定して操作力が安定し、異音の発生も防止する。
【００１９】上記上ローラ１０と下ボール９は、アッパ
ーチャンネル８の各凹溝８ｄ毎に、上ローラ１０が１
個、下ボール９が２個づつ配置されて、図２に詳細に示
すように、略Ｃ字状断面のリテーナ１１の長さ方向の中
間位置の上切欠き１１ａに上ローラ１０が保持されると
共に、その前後位置の下切欠き１１ｂ，１１ｂに各ボー
ル９，９がそれぞれ保持されている。このように、下ボ
ール９と上ローラ１０とをリテーナ１１で保持している
ので、下ボール９と上ローラ１０の関係位置が正確に保
持されてガタが低減され、強度を安定させるとともに、
下ボール９と上ローラ１０の脱落を防止する。
ーチャンネル８の各凹溝８ｄ毎に、上ローラ１０が１
個、下ボール９が２個づつ配置されて、図２に詳細に示
すように、略Ｃ字状断面のリテーナ１１の長さ方向の中
間位置の上切欠き１１ａに上ローラ１０が保持されると
共に、その前後位置の下切欠き１１ｂ，１１ｂに各ボー
ル９，９がそれぞれ保持されている。このように、下ボ
ール９と上ローラ１０とをリテーナ１１で保持している
ので、下ボール９と上ローラ１０の関係位置が正確に保
持されてガタが低減され、強度を安定させるとともに、
下ボール９と上ローラ１０の脱落を防止する。
【００２０】上記アッパーチャンネル８の各凹溝８ｄに
対応するロアチャンネル７の各立上がり部７ｂと立下り
部７ｃとの間の内底面部分７ｅには、図３に詳細に示す
ように、前後の転動位置で上ローラ１０の外周面に当接
する前ストッパー突起７ｇと後ストッパー部７ｈをそれ
ぞれ形成して、上記凹溝８ｄの前端８ｇまたは後端８ｈ
と対応するストッパー突起７ｇ，７ｈとの間に上ローラ
１０が挟まれたときに、アッパーチャンネル８の前後の
スライドがストップ（停止）されるようになる。
対応するロアチャンネル７の各立上がり部７ｂと立下り
部７ｃとの間の内底面部分７ｅには、図３に詳細に示す
ように、前後の転動位置で上ローラ１０の外周面に当接
する前ストッパー突起７ｇと後ストッパー部７ｈをそれ
ぞれ形成して、上記凹溝８ｄの前端８ｇまたは後端８ｈ
と対応するストッパー突起７ｇ，７ｈとの間に上ローラ
１０が挟まれたときに、アッパーチャンネル８の前後の
スライドがストップ（停止）されるようになる。
【００２１】これにより、上ローラ１０の抜け止め（リ
テーナ１１を介して下ボール９も抜け止めされる。）も
兼ねるストッパーにより、ストッパー部材を別に設ける
必要がなくなる。
テーナ１１を介して下ボール９も抜け止めされる。）も
兼ねるストッパーにより、ストッパー部材を別に設ける
必要がなくなる。
【００２２】なお、図１及び図５に示したように、上記
スライド装置には、支持シャフト１６、ロックプレート
１７、ロックバネ１８等のロック機構１９が設けられて
いるが、詳細な説明は省略する。
スライド装置には、支持シャフト１６、ロックプレート
１７、ロックバネ１８等のロック機構１９が設けられて
いるが、詳細な説明は省略する。
【００２３】上記のようにスライド装置を構成すれば、
上記ロアチャンネル７のコーナー内面部分７ｆとアッパ
ーチャンネル８のコーナー外面部分８ｆとの間には、従
来と同様な下ボール９を介設しているが、アッパーチャ
ンネル８の凹溝８ｄの底下端部８ｅと、ロアチャンネル
７の立上がり部７ｂと立下り部７ｃとの間の内底面部分
７ｅとの間には、従来の樹脂リテーナに代えて上ローラ
１０を介設しているから、上下方向の隙を少なくしても
作動荷重が安定し、がたが少なく作動がスムーズにな
る。また、大荷重が負荷された場合には、アッパーチャ
ンネル８の底下端８ｅと上ローラ１０の外周面とが幅方
向に安定な接触状態となっているので、剥離方向の大荷
重にも耐えることができる。
上記ロアチャンネル７のコーナー内面部分７ｆとアッパ
ーチャンネル８のコーナー外面部分８ｆとの間には、従
来と同様な下ボール９を介設しているが、アッパーチャ
ンネル８の凹溝８ｄの底下端部８ｅと、ロアチャンネル
７の立上がり部７ｂと立下り部７ｃとの間の内底面部分
７ｅとの間には、従来の樹脂リテーナに代えて上ローラ
１０を介設しているから、上下方向の隙を少なくしても
作動荷重が安定し、がたが少なく作動がスムーズにな
る。また、大荷重が負荷された場合には、アッパーチャ
ンネル８の底下端８ｅと上ローラ１０の外周面とが幅方
向に安定な接触状態となっているので、剥離方向の大荷
重にも耐えることができる。
【００２４】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のスライド装置は、ロアチャンネルのコーナー内面部
分とアッパーチャンネルのコーナー外面部分との間にボ
ールを介設すると共に、アッパーチャンネルの上端とロ
アチャンネルの内底面部分との間にローラを介設したも
のであるから、ローラとボールが転がりによる作動が可
能となるため、隙を少なくしてガタの低減が可能になる
とともにスライド操作力が安定する。また、アッパーチ
ャンネルの立上がり部の上端と上ローラの外周面とが幅
方向に安定な接触状態であるので、剥離方向の大荷重に
も耐えられるようになる。
明のスライド装置は、ロアチャンネルのコーナー内面部
分とアッパーチャンネルのコーナー外面部分との間にボ
ールを介設すると共に、アッパーチャンネルの上端とロ
アチャンネルの内底面部分との間にローラを介設したも
のであるから、ローラとボールが転がりによる作動が可
能となるため、隙を少なくしてガタの低減が可能になる
とともにスライド操作力が安定する。また、アッパーチ
ャンネルの立上がり部の上端と上ローラの外周面とが幅
方向に安定な接触状態であるので、剥離方向の大荷重に
も耐えられるようになる。
【００２５】また、請求項２のように、下ボールと上ロ
ーラをリテーナで保持すると、ボールとローラの関係位
置が正確に保持されるようになる。
ーラをリテーナで保持すると、ボールとローラの関係位
置が正確に保持されるようになる。
【００２６】さらに、請求項３のように、アッパーチャ
ンネルの底下端とロアチャンネルの内底面との間に上ロ
ーラを介設し、この内底面に上ローラのストッパー突起
を形成して、凹溝の前端または後端とストッパー突起と
の間に上ローラが挟まれたときにアッパーチャンネルの
前後のスライドのストッパーとすれば、ボールと上ロー
ラの抜け止めも兼ねるストッパーにより、ストッパー部
材を別に設ける必要がなくなってコスト安になる。
ンネルの底下端とロアチャンネルの内底面との間に上ロ
ーラを介設し、この内底面に上ローラのストッパー突起
を形成して、凹溝の前端または後端とストッパー突起と
の間に上ローラが挟まれたときにアッパーチャンネルの
前後のスライドのストッパーとすれば、ボールと上ロー
ラの抜け止めも兼ねるストッパーにより、ストッパー部
材を別に設ける必要がなくなってコスト安になる。
【００２７】さらにまた、請求項４のように、ロアチャ
ンネルの立上がり部と立下り部の内側面を上ローラが傾
斜しないように保持する幅に設定すれば、ローラの保持
が安定して、スライド操作力もより安定するとともに、
ローラの斜動による異音も防止できる。
ンネルの立上がり部と立下り部の内側面を上ローラが傾
斜しないように保持する幅に設定すれば、ローラの保持
が安定して、スライド操作力もより安定するとともに、
ローラの斜動による異音も防止できる。
【図１】 本発明のスライド装置の分解斜視図である。
【図２】 上ローラと下ボールを保持したリテーナの斜
視図である。
視図である。
【図３】 上ボールとストッパー突起との関係を示す側
面図である。
面図である。
【図４】 ロアチャンネルとアッパーチャンネルの断面
図であり、（Ａ）は図２のリテーナのＡ−Ａ線に相当す
る断面図、（Ｂ）は図２のＢ−Ｂ線に相当する断面図で
ある。
図であり、（Ａ）は図２のリテーナのＡ−Ａ線に相当す
る断面図、（Ｂ）は図２のＢ−Ｂ線に相当する断面図で
ある。
【図５】 スライド装置であり、（Ａ）は平面図、
（Ｂ）は側面図である。
（Ｂ）は側面図である。
【図６】 スライド装置の背面図である。
【図７】 従来のロアチャンネルとアッパーチャンネル
の断面図である。
の断面図である。
７ ロアチャンネル ７ａ 底部 ７ｂ 立上がり部 ７ｃ 立下り部 ７ｅ 内底面部分 ７ｆ コーナー内面部分 ８ アッパーチャンネル ８ａ 上部 ８ｂ 立下り部 ８ｃ 立上がり部 ８ｅ 底下端 ８ｆ コーナー外面部分 ９ 下ボール １０ 上ローラ １１ リテーナ
Claims (4)
- 【請求項１】 フロア部材に取り付けたロアチャンネル
に、シート部材に取り付けたアッパーチャンネルを嵌合
させて、シート部材を前後スライドさせるシートのスラ
イド装置において、 上記ロアチャンネルは、底部と、この底部の両側端から
それぞれ立ち上がる立上がり部と、この立上がり部の上
端から略逆Ｕ字状に内方へそれぞれ立ち下がる立下り部
とで形成されると共に、上記アッパーチャンネルは、上
部と、この上部の両側端からロアチャンネルの両立下り
部の内方にそれぞれ立ち下がる立下り部と、この立下り
部の下端からロアチャンネルの各側の立上がり部と立下
り部の間に略Ｕ字状に外方へそれぞれ立ち上がる立上が
り部とで形成される一方、ロアチャンネルの底部と立上
がり部のコーナー内面部分と、アッパーチャンネルの立
上がり部のコーナー外面部分との間に下ボールがそれぞ
れ介設されると共に、アッパーチャンネルの立上がり部
の上端とロアチャンネルの立上がり部と立下り部との間
の内底面部分との間に上ローラがそれぞれ介設されてい
ることを特徴とするシートのスライド装置。 - 【請求項２】 上記下ボール及び上ローラは左右別体の
リテーナで保持されている請求項１に記載のシートのス
ライド装置。 - 【請求項３】 上記アッパーチャンネルの立上がり部の
上端に前後方向に長い凹溝が形成されて、この凹溝の底
下端とロアチャンネルの立上がり部と立下り部との間の
内底面との間に上記上ローラを介設し、上記内底面に上
ローラのストッパー突起を形成して、この凹溝の前端ま
たは後端とストッパー突起との間に上ローラが挟まれた
ときにアッパーチャンネルの前後のスライドのストッパ
ーとした請求項１又は請求項２に記載のシートのスライ
ド装置。 - 【請求項４】 上記ロアチャンネルの立上がり部と立下
り部の内側面は、上記上ローラが傾斜しないように保持
する幅に設定されている請求項１から請求項３のいずれ
かに記載のシートのスライド装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12254997A JP3950512B2 (ja) | 1997-05-13 | 1997-05-13 | シートのスライド装置 |
| EP98107585A EP0878342B1 (en) | 1997-05-13 | 1998-04-25 | Automobile seat slide unit |
| DE69832435T DE69832435T2 (de) | 1997-05-13 | 1998-04-25 | Fahrzeugsitzverstellschienen |
| US09/069,332 US6089521A (en) | 1997-05-13 | 1998-04-29 | Automobile seat slide unit |
| TW087107078A TW372916B (en) | 1997-05-13 | 1998-05-07 | Automobile seat slide unit |
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