JPH10309754A - 自動車ドア用内装材 - Google Patents
自動車ドア用内装材Info
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- JPH10309754A JPH10309754A JP9120875A JP12087597A JPH10309754A JP H10309754 A JPH10309754 A JP H10309754A JP 9120875 A JP9120875 A JP 9120875A JP 12087597 A JP12087597 A JP 12087597A JP H10309754 A JPH10309754 A JP H10309754A
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Abstract
動車ドア用内装材を提供する。 【解決手段】 自動車ドアAの車室側に配置されるポリ
プロピレン系樹脂型内発泡成形体2と、該ポリプロピレ
ン系樹脂型内発泡成形体2の少なくとも車室側の表面2
aに融着一体化されたポリプロピレン系樹脂表皮材3
と、前記ポリプロピレン系樹脂型内発泡成形体2の車体
側の裏面2bから突出するように少なくともこのポリプ
ロピレン系樹脂型内発泡成形体2に一体化された、ポリ
プロピレン系樹脂型内発泡体からなる側部衝突用緩衝材
4とを備えた。前記側部衝突用緩衝材4が少なくとも前
記ポリプロピレン系樹脂型内発泡成形体2に融着一体化
されている。前記側部衝突用緩衝材4とポリプロピレン
系樹脂型内発泡成形体2とが略一様に一体成形されてい
る。
Description
内発泡成形体と、表皮材と、車両の衝突時等の衝撃から
車室内の乗員を保護するための側部衝突用緩衝材とを備
えた自動車ドア用内装材に関する。
ては、例えば、自動車ドアの車室側に配置される基材
と、該基材の少なくとも車室側の表面に接着された表皮
と、車両の衝突時等の衝撃から車室内の乗員を保護する
ために、前記基材の車体側の裏面に接着された側部衝突
用緩衝材とを備えたもの等が知られている。
維状(繊維質)物質を合成樹脂で固めたものや、あるい
は合成樹脂成形品が一般的に使用されている。
の表皮材や、あるいはこの表皮材に熱可塑性樹脂押出発
泡シートを貼合わせたものが一般的に使用されている。
また、前記表皮材としては、塩化ビニル樹脂シートが多
く使用されている。
ピレン系樹脂型内発泡体、ポリスチレン系樹脂型内発泡
体、又はウレタン発泡体が使用されている。
されている自動車用内装部材(自動車ドア用内装材)の
緩衝構造では、パネル状又は表皮状の内壁部材の裏面側
に、スチレン含有合成樹脂やポリプロピレン等のビーズ
を発泡させたビーズ体からなる緩衝材(側部衝突用緩衝
材)を配置することが提案されている。
が、上記の基材等と同様であるものと考えられる。ま
た、前記緩衝材も、この内壁部材の裏面側に接着剤によ
り接着されているものと考えられる。
ような自動車ドア用内装材においては、前記側部衝突用
緩衝材と基材の製造が別々であると共に、これらの接着
と、前記表皮と基材の接着とをそれぞれ行う必要がある
ので、製造が煩雑であるという問題点がある。また、前
記基材が繊維状(繊維質)物質を含む場合は勿論のこ
と、これら基材、表皮、及び側部衝突用緩衝材の全てが
ポリオレフィン系樹脂から構成されることはないので、
リサイクルが難しいという問題点がある。
衝構造においても、前記緩衝材と内壁部材の製造が別々
であると共に、これらを接着する必要があるので、製造
が煩雑であるという問題点がある。
なされたものであり、リサイクルが容易で、しかも製造
が簡単な自動車ドア用内装材を提供することを目的とす
る。
の手段とするところは、第1に、自動車ドアの車室側に
配置されるポリプロピレン系樹脂(以下、「PP系樹
脂」という。)型内発泡成形体と、該PP系樹脂型内発
泡成形体の少なくとも車室側の表面に融着一体化された
PP系樹脂表皮材と、前記PP系樹脂型内発泡成形体の
車体側の裏面から突出するように少なくともこのPP系
樹脂型内発泡成形体に一体化された、PP系樹脂型内発
泡体からなる側部衝突用緩衝材とを備えたことにある。
も前記PP系樹脂型内発泡成形体に融着一体化されてい
ることにある。
脂型内発泡成形体とが略一様に一体成形されていること
にある。
と発泡倍率の少なくともいずれか一方が、前記PP系樹
脂型内発泡成形体の樹脂組成又は発泡倍率と異なること
にある。
側面に複数のリブを形成したことにある。
PP系樹脂表皮材の少なくともいずれか一方に一体化さ
れるインサート材がPP系樹脂インサート材であること
にある。
に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、第1
実施形態に係る自動車ドア用内装材1は、自動車ドアA
の車室側に配置される基材としてのPP系樹脂型内発泡
成形体2と、該PP系樹脂型内発泡成形体2の少なくと
も車室側の表面2aに融着一体化されたPP系樹脂表皮
材3と、前記PP系樹脂型内発泡成形体2の車体側の裏
面2bに例えば略一様に一体成形することにより融着一
体化された側部衝突用緩衝材4とを備えたものである。
Bを有する自動車ドアAの車室側に、前記PP系樹脂表
皮材3を車室側、且つ、前記側部衝突用緩衝材4を車体
パネルB側に向けて配置される。
系樹脂(ポリプロピレン系樹脂)からなる発泡ビーズを
成形型内で発泡成形(型内発泡)させた例えば板状等の
型内発泡体で構成されている。
内発泡成形体2の少なくとも表面2aに融着一体化され
ている。このPP系樹脂表皮材3は、例えばPP系樹脂
からなる所定厚さの樹脂シート等で構成されているが、
当該自動車ドア用内装材1の表皮として使用されるの
で、その用途に応じて着色剤等により所望の色にあらか
じめ着色しておけばよい。なお、このPP系樹脂表皮材
3は、その外周部分を前記PP系樹脂型内発泡成形体2
の表面2aの端縁(図示せず)から裏面2b側へ折返し
成形した状態等で融着一体化しておいてもよい。
内発泡体で構成され、即ち、例えば前記PP系樹脂型内
発泡成形体2と略一様に一体成形されて、このPP系樹
脂型内発泡成形体2の裏面2bから車体側へ突出するよ
うに融着一体化されている。
側面4aには、必要に応じて、複数のリブ5が形成され
ている。
裏面2b側には、必要に応じて、例えば前記車体パネル
B等の他の部材に対する取付用のPP系樹脂インサート
材6が、例えばその一部を露出するようにして融着一体
化されている。なお、このPP系樹脂インサート材6と
しては、この実施形態のような取付用のインサート材に
限定されるものではなく、他に例えば前記PP系樹脂型
内発泡成形体2等の形状保持用や補強用等のPP系樹脂
インサート材6を使用することもできる。また、その一
体化する位置も用途等に応じて適宜変更可能であり、前
記PP系樹脂型内発泡成形体2とPP系樹脂表皮材3の
少なくともいずれか一方の所定位置又は内部等に、融着
や接着等により一体化すればよい。
材1は、全ての構成部材がPP系樹脂からなるいわゆる
オールオレフィンであるので、リサイクルが容易である
という利点がある。また、前記PP系樹脂型内発泡成形
体2とPP系樹脂表皮材3との一体化を発泡ビーズ14
の型内発泡による一体成形で行うことができるので、製
造が簡単であるという利点もある。
レンホモポリマー、エチレン−プロピレンランダム共重
合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレ
ン−プロピレン−ブテンランダム3元共重合体、プロピ
レン−塩化ビニル共重合体、プロピレン−ブテン共重合
体、プロピレン−無水マレイン酸共重合体等が挙げら
れ、これらを単独で又は2種以上を混合して使用するこ
とができる。
好ましいが、パーオキサイドや放射線等により架橋させ
たものであってもよい。
脂を混合したものも使用できる。このような熱可塑性樹
脂としては、例えば低密度ポリエチレン、直鎖状低密度
ポリエチレン、ビニル芳香族系ポリマー、ポリブテン、
アイオノマー等が挙げられる。なお、この場合の熱可塑
性樹脂の配合量としては、PP系樹脂100重量部に対
して20重量部以下、より好ましくは、5乃至10重量
部とするのが望ましい。
突用緩衝材4の製造に使用される発泡ビーズは、例え
ば、上記のようなPP系樹脂をあらかじめ粒子状に成形
加工しておき、耐圧容器中でこのPP系樹脂粒子に揮発
性発泡剤を含有させ、攪拌しながら水中に分散させ、加
圧下で所定の発泡温度まで加熱した後、この水分散物を
低圧域に放出する方法等によって、予備発泡させた状態
で製造しておけばよい。
倍率としては、3倍より小さい場合には、得られる型内
発泡体の緩衝性等が低下する傾向があり、60倍より大
きい場合には、型内発泡体の収縮が大きくなると共に、
柔らかくなり過ぎて強度等が低下する傾向があるので、
3乃至60倍、好ましくは5乃至50倍、より好ましく
は8乃至45倍、特に好ましくは10乃至35倍が望ま
しい。このような発泡ビーズとしては、例えば、エペラ
ンPP(商品名,鐘淵化学工業社製,発泡倍率15倍)
等を好適に使用できる。
に加圧ガスを浸透させて内圧を付与した状態、加圧ガス
を用いて圧縮した状態、あるいは、内圧の付与や圧縮を
行わないそのままの状態のいずれかで成形型内へ充填す
ることができる。
ては、例えば、上記のような発泡ビーズの型内発泡によ
る一体成形等が挙げられる。以下、その一例を図面に基
づいて説明する。
型10を構成する2つの金型11,12のいずれか一方
の金型11に沿ってPP系樹脂表皮材3を例えば熱成形
等により配置した後、この成形型内13に発泡ビーズ1
4を充填して型内発泡させることによって、形成される
PP系樹脂型内発泡成形体2と側部衝突用緩衝材4とを
略一様に一体成形すると共に、前記PP系樹脂型内発泡
成形体2の表面2aにPP系樹脂表皮材3を融着一体化
するものである。
1aに、前記PP系樹脂表皮材3を真空成形等の熱成形
等により配置する。あるいは、このPP系樹脂表皮材3
を、あらかじめ他の金型等で前記一方の金型11の表面
11a形状に適合するように成形したものを配置しても
よい。
向に型締め及び型開き可能な2つの金型11,12で構
成されている。
ンバー11bが形成され、その表面11a側には、前記
チャンバー11bと連通する複数の減圧孔11cが形成
されている。前記PP系樹脂表皮材3を真空成形により
この一方の金型11に配置する場合には、このPP系樹
脂表皮材3をあらかじめ加熱軟化させた状態で一方の金
型11に配置した後、前記チャンバー11bに接続した
減圧弁(図示せず)を開く等して賦形すればよい。
ー12bが形成され、その表面12aには、複数のリブ
形成用凹部15を有する緩衝材形成用凹部16が形成さ
れている。また、この他方の金型12の表面12aに
は、前記チャンバー12bと連通する複数の蒸気孔12
cが形成されていると共に、前記成形型内13へ発泡ビ
ーズ14を充填するためのフィーダー(図示せず)が設
けられている。
記のように融着一体化する場合には、前記他方の金型1
2の表面12a等に配置用凹部18等を設けておき、こ
の配置用凹部18等にPP系樹脂インサート材6をあら
かじめ配置しておけばよい。
型内13へ発泡ビーズ14を充填する。この場合、前記
成形型内13の空気を逃がし易くするために、隙間を少
し開けた状態(クラッキング状態)で型締めするのが望
ましい。
より形成されるPP系樹脂型内発泡成形体2と前記PP
系樹脂表皮材3との接着性を向上させるために、必要に
応じて前記発泡ビーズ14と接触するこのPP系樹脂表
皮材3の裏面3bに、あらかじめ接着剤を塗布しておい
てもよい。この接着剤としては、例えば、合成樹脂の有
機溶媒溶液、樹脂エマルジョン、樹脂パウダー等が挙げ
られる。また、これらに使用される合成樹脂としては、
例えば、エチレン−酢酸ビニル樹脂、ポリプロピレン、
ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、塩素化
ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン、エチレン−プロ
ピレン−ブテン3元共重合体、これらの混合物等のポリ
オレフィン系樹脂等が挙げられる。
金型12のチャンバー12bに接続した蒸気弁(図示せ
ず)を開いて水蒸気を前記蒸気孔12cから成形型内1
3へ供給し、前記発泡ビーズ14を加熱発泡させる。
うに、必要に応じて互いに融着する温度より低い温度で
の水蒸気による予備加熱や、その状態で所定時間保持す
る蒸らし、更にはこの蒸らし後の真空引き等によるドレ
インの除去等をあらかじめ行っておいてもよい。
P系樹脂型内発泡成形体2と側部衝突用緩衝材4とが略
一様に一体成形されると共に、前記PP系樹脂型内発泡
成形体2の表面2aにPP系樹脂表皮材3が融着一体化
される。また、前記側部衝突用緩衝材4の車体側の側面
4aには必要に応じて複数のリブ5が形成されると共
に、必要に応じて配置されたPP系樹脂インサート材6
も、前記PP系樹脂型内発泡成形体2の裏面2b等に融
着一体化される。
形型10を型開きして脱型すれば、図2に示すような自
動車ドア用内装材1が得られる。
脂型内発泡成形体2との一体化方法としては、例えば、
嵌着や接着剤による接着等も挙げられるが、上記のよう
にこれらを融着一体化した場合には、前記PP系樹脂型
内発泡成形体2とPP系樹脂表皮材3との融着一体化の
際又はその後に、これら側部衝突用緩衝材4とPP系樹
脂型内発泡成形体2との一体化を発泡ビーズ14の型内
発泡による一体成形で行うことができるので、製造がよ
り簡単であるという利点もある。
樹脂型内発泡成形体2とを略一様に一体成形した場合に
は、これらをいわゆる一段発泡成形により融着一体化で
きるので、製造がより簡単であるという利点がある。
側面4aに複数のリブ5を形成した場合には、この側部
衝突用緩衝材4を構成するPP系樹脂型内発泡体の圧縮
変形に加え、リブ5の圧縮変形等により衝撃を効果的に
吸収できるという利点がある。
とPP系樹脂表皮材3の少なくともいずれか一方に一体
化されるインサート材がPP系樹脂インサート材6であ
る場合には、いわゆるオールオレフィンであるためにリ
サイクルが容易であると共に、このPP系樹脂インサー
ト材6の一体化を発泡ビーズ14の型内発泡による一体
成形で行えるという利点がある。
動車ドア用内装材11は、上記第1実施形態において、
前記側部衝突用緩衝材4をPP系樹脂型内発泡成形体2
の裏面2bに、この側部衝突用緩衝材4の樹脂組成と発
泡倍率の少なくともいずれか一方が、前記PP系樹脂型
内発泡成形体2の樹脂組成又は発泡倍率と異なるように
して融着一体化したものである。
しては、第1実施形態と同様、例えば発泡ビーズ14の
型内発泡による一体成形等が挙げられる。その一例を図
5に示すと共に、他例を図6に示す。
泡成形体2、PP系樹脂表皮材3、及び必要に応じて配
置されるPP系樹脂インサート材6を、あらかじめ他の
成形型等で前記一方の金型11の表面11a形状に適合
するように融着一体化した表皮付き型内発泡成形体19
を製造しておき、これを前記一方の金型11に配置した
後、成形型内13へ発泡ビーズ14を充填して型内発泡
(いわゆる二段発泡成形)させることにより、前記PP
系樹脂型内発泡成形体2の裏面2bに側部衝突用緩衝材
4を融着一体化するものである。
を型締めした状態において前記他方の金型12の緩衝材
形成用凹部16内で側部衝突用緩衝材4を型内発泡によ
り形成した後、型開きして前記PP系樹脂表皮材3や必
要に応じてPP系樹脂インサート材6を配置してから成
形型内13へ発泡ビーズ14を充填して型内発泡(いわ
ゆる二段発泡成形)させることにより、形成されるPP
系樹脂型内発泡成形体2の表面2aに前記PP系樹脂表
皮材3を融着一体化すると共に、PP系樹脂型内発泡成
形体2の裏面2bに前記側部衝突用緩衝材4を融着一体
化するものである。
の樹脂組成と発泡倍率の少なくともいずれか一方を、前
記PP系樹脂型内発泡成形体2の樹脂組成又は発泡倍率
と異なるようにしておけば、このPP系樹脂型内発泡成
形体2の強度等とは無関係に、側部衝突用緩衝材4の衝
撃に対する吸収率をその用途等に応じて適宜に調整可能
であるという利点がある。
動車ドア用内装材21は、上記第2実施形態において、
前記側部衝突用緩衝材4をPP系樹脂型内発泡成形体2
の裏面2bから突出するように、このPP系樹脂型内発
泡成形体2に設けた開口部20と前記PP系樹脂表皮材
3の裏面3bとにそれぞれ融着一体化したものである。
しては、第1及び第2実施形態と同様、例えば発泡ビー
ズ14の型内発泡による一体成形等が挙げられる。その
一例を図8に示す。
体2、PP系樹脂表皮材3、及び必要に応じて配置され
るPP系樹脂インサート材6を、あらかじめ他の成形型
等で前記一方の金型11の表面11a形状に適合するよ
うに、且つ、前記PP系樹脂型内発泡成形体2の所定位
置に前記側部衝突用緩衝材4と略同じ大きさの開口部2
0が形成されるようにして融着一体化した表皮付き型内
発泡成形体29を製造しておき、これを前記一方の金型
11に配置した後、成形型内13へ発泡ビーズ14を充
填して型内発泡(いわゆる二段発泡成形)させることに
より、前記開口部20とPP系樹脂表皮材3の裏面3b
とに側部衝突用緩衝材4を融着一体化するものである。
らかじめ他の成形型等で前記側部衝突用緩衝材4をPP
系樹脂表皮材3の裏面3bに融着一体化した後、PP系
樹脂型内発泡成形体2等をこれらPP系樹脂表皮材3と
側部衝突用緩衝材4とに融着一体化してもよい。
も、前記側部衝突用緩衝材4の樹脂組成と発泡倍率の少
なくともいずれか一方を、前記PP系樹脂型内発泡成形
体2の樹脂組成又は発泡倍率と異なるようにしているの
で、第2実施形態と同様の効果を有する。
前記側部衝突用緩衝材4の衝撃に対する吸収率を、既述
の樹脂組成や発泡倍率に加え、前記リブ5の数、高さ、
幅、及び間隔等を変えることによっても適宜に調整可能
である。
ば、前記PP系樹脂型内発泡成形体と、PP系樹脂表皮
材と、PP系樹脂型内発泡体からなる側部衝突用緩衝材
とを備え、全ての構成部材がPP系樹脂からなるいわゆ
るオールオレフィンであるので、リサイクルが容易であ
るという利点がある。また、前記PP系樹脂型内発泡成
形体とPP系樹脂表皮材との一体化を発泡ビーズの型内
発泡による一体成形で行うことができるので、製造が簡
単であるという利点もある。
緩衝材が少なくとも前記PP系樹脂型内発泡成形体に融
着一体化されているので、このPP系樹脂型内発泡成形
体とPP系樹脂表皮材との融着一体化の際又はその後
に、これら側部衝突用緩衝材とPP系樹脂型内発泡成形
体との一体化を発泡ビーズの型内発泡による一体成形で
行うことができるので、製造がより簡単であるという利
点もある。
緩衝材とPP系樹脂型内発泡成形体とが略一様に一体成
形されているので、これらをいわゆる一段発泡成形によ
り融着一体化できるので、製造がより簡単であるという
利点がある。
緩衝材の樹脂組成と発泡倍率の少なくともいずれか一方
が、前記PP系樹脂型内発泡成形体の樹脂組成又は発泡
倍率と異なるので、このPP系樹脂型内発泡成形体の強
度等とは無関係に、側部衝突用緩衝材の衝撃に対する吸
収率をその用途等に応じて適宜に調整可能であるという
利点がある。
緩衝材の車体側の側面に複数のリブを形成しているの
で、この側部衝突用緩衝材を構成するPP系樹脂型内発
泡体の圧縮変形等に加え、リブの圧縮変形等により衝撃
を効果的に吸収できるという利点がある。
型内発泡成形体とPP系樹脂表皮材の少なくともいずれ
か一方に一体化されるインサート材がPP系樹脂インサ
ート材であるので、いわゆるオールオレフィンであるた
めにリサイクルが容易であると共に、このPP系樹脂イ
ンサート材の一体化を発泡ビーズの型内発泡による一体
成形で行えるという利点がある。
車ドアの車室側に配置した状態を示す拡大断面説明図。
示す拡大断面説明図。
車ドアの車室側に配置した状態を示す拡大断面説明図。
示す拡大断面説明図。
示す拡大断面説明図。
車ドアの車室側に配置した状態を示す拡大断面説明図。
示す拡大断面説明図。
Claims (6)
- 【請求項1】 自動車ドアの車室側に配置されるポリプ
ロピレン系樹脂型内発泡成形体と、該ポリプロピレン系
樹脂型内発泡成形体の少なくとも車室側の表面に融着一
体化されたポリプロピレン系樹脂表皮材と、前記ポリプ
ロピレン系樹脂型内発泡成形体の車体側の裏面から突出
するように少なくともこのポリプロピレン系樹脂型内発
泡成形体に一体化された、ポリプロピレン系樹脂型内発
泡体からなる側部衝突用緩衝材とを備えたことを特徴と
する自動車ドア用内装材。 - 【請求項2】 前記側部衝突用緩衝材が少なくとも前記
ポリプロピレン系樹脂型内発泡成形体に融着一体化され
ていることを特徴とする請求項1記載の自動車ドア用内
装材。 - 【請求項3】 前記側部衝突用緩衝材とポリプロピレン
系樹脂型内発泡成形体とが略一様に一体成形されている
ことを特徴とする請求項2記載の自動車ドア用内装材。 - 【請求項4】 前記側部衝突用緩衝材の樹脂組成と発泡
倍率の少なくともいずれか一方が、前記ポリプロピレン
系樹脂型内発泡成形体の樹脂組成又は発泡倍率と異なる
ことを特徴とする請求項2記載の自動車ドア用内装材。 - 【請求項5】 前記側部衝突用緩衝材の車体側の側面に
複数のリブを形成したことを特徴とする請求項1乃至4
のいずれか記載の自動車ドア用内装材。 - 【請求項6】 前記ポリプロピレン系樹脂型内発泡成形
体とポリプロピレン系樹脂表皮材の少なくともいずれか
一方に一体化されるインサート材がポリプロピレン系樹
脂インサート材であることを特徴とする請求項1乃至5
のいずれか記載の自動車ドア用内装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120875A JPH10309754A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 自動車ドア用内装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9120875A JPH10309754A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 自動車ドア用内装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10309754A true JPH10309754A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=14797128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9120875A Pending JPH10309754A (ja) | 1997-05-12 | 1997-05-12 | 自動車ドア用内装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10309754A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012029823A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 積水化成品工業株式会社 | 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体 |
JP2012051182A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体 |
JP2012051177A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体 |
-
1997
- 1997-05-12 JP JP9120875A patent/JPH10309754A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012029823A1 (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-08 | 積水化成品工業株式会社 | 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体 |
JP2012051182A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体 |
JP2012051177A (ja) * | 2010-08-31 | 2012-03-15 | Sekisui Plastics Co Ltd | 発泡成形用金型及びこれを用いて成形される発泡成形体 |
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