JPH10309642A - 門形工作機械 - Google Patents

門形工作機械

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JPH10309642A
JPH10309642A JP30383196A JP30383196A JPH10309642A JP H10309642 A JPH10309642 A JP H10309642A JP 30383196 A JP30383196 A JP 30383196A JP 30383196 A JP30383196 A JP 30383196A JP H10309642 A JPH10309642 A JP H10309642A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross rail
screw shaft
shaft
spindle head
screw
Prior art date
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Pending
Application number
JP30383196A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Narushima
弘 鳴島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Washi Kosan Co Ltd
Original Assignee
Washi Kosan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Washi Kosan Co Ltd filed Critical Washi Kosan Co Ltd
Priority to JP30383196A priority Critical patent/JPH10309642A/ja
Priority to PCT/JP1997/003926 priority patent/WO1998018594A1/ja
Publication of JPH10309642A publication Critical patent/JPH10309642A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロスレールの昇降を行う門形工作機械にお
いて、クロスレール上での主軸頭の移動に伴うクロスレ
ールの傾斜の発生に起因する精度の低下と、操作時間の
無駄を省くこと。 【解決手段】クロスレール昇降用ねじ軸の反負荷側の軸
端面の位置を検出して、主軸頭がクロスレールの中央位
置にあるときの変位量との値を比較して補正値を出し、
これに対応する変位量をねじの回転で是正するようにし
たもので、左右のねじ軸を独立した各々のサーボモータ
に連結するか、1個のサーボモータにより歯車箱を介し
て左右のねじに連結することで、サーボモータの制御を
前記補正値の基づいて実施するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野分野】本発明は、数値制御によ
りクロスレールの昇降を行う門形工作機。
【0002】
【従来の技術】クロスレール上を主軸頭が左右に移動
し、かつクロスレールが昇降する門形工作機械において
は、左右のクロスレール昇降用ねじ軸に掛かる負荷の変
動により、ねじ部の伸び量、スラスト軸受その他の変位
量が変化し左右のねじ軸の変位のずれが発生する結果、
主軸頭、ひいてはその中に支えられている主軸の上下方
向の傾斜が発生する。
【0003】従来この問題に対しては、精度変化を見込
んで機械の精度規格を決めており、特に機械的な対策は
取られていない。
【0004】通常、主軸頭がクロスレールの中央位置に
ある場合のみ、クロスレールを昇降し、昇降が完了した
らクロスレールをコラムに対して強力にクランプし、主
軸頭がクロスレール上を左右に移動しても左右のクロス
レール昇降用ねじ軸に掛かっていた負荷が変化しないよ
うにしている。このためクロスレールの昇降時にはいつ
も主軸頭を中央位置に戻さなければならず面倒であり、
余分な時間が必要になる。又、強力なクランプを行って
も、クロスレールやコラムが変形して精度の低下を起こ
さないように関連部分の強化を十分に行う必要がある。
更に、主軸頭が重い大形機の場合は、1個所にクランプ
力が集中しないように複数個所にクランプ力を分散させ
る必要がある。
【0005】その上、クロスレールを昇降ねじ軸の他に
左右の油圧シリンダで支え、主軸頭の移動に伴い、シリ
ンダの油圧圧力を変化させて、ねじ軸への負荷変動が無
いようにする油圧装置が必要であり、特に主軸頭が重
く、クロスレールの昇降速度を速くしたい場合には、油
圧装置は巨大なものが必要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】クロスレール上での主
軸頭の移動に伴うクロスレールの傾斜の発生を無くし、
精度低下を防止するとともに、余分な操作時間を排除す
ることができる門形工作機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、クロスレールが昇降するタイプの門形工作機械に
おいて、クロスレール昇降用ねじ軸の反負荷側の軸端面
の位置を検出して、主軸頭がクロスレールの中央位置に
ある時の基準値に対する移動したときの値のねじ軸の変
位量を補正すべき量としてねじ軸を回転させて均衡さ
せ、主軸頭の移動に伴うクロスレールの傾斜を防止せん
とするものである。
【0008】左右のねじ軸の独立した各々のサーボモー
タによる駆動によるものとし、各々単独にクロスレール
の傾斜を補正することができる。
【0009】又、1個の主サーボモータによる左右のね
じの駆動によるものとし、いずれか一方のねじ軸との伝
達経路の途中に差動歯車装置を挿入し、差動用のサーボ
モータにより他方のねじ軸との間に相対変位を作ること
を可能にし、主サーボモータによって、差動歯車装置の
ない側のねじ軸を補正し、その補正量を加味して差動用
サーボモータで他方のねじ軸の補正を行う装置を付加す
ることでも達成することができる。
【0010】
【作用】主軸頭がクロスレールの中央位置にある時の反
負荷側のクロスレール昇降用ねじ軸の軸端面の位置を検
出し、その位置に変化があれば変位量を補正すべき量だ
けねじ軸を回転させることで主軸頭の移動に伴うクロス
レールの傾斜が防止される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明の一実施例を示す。
加工工具を把持する主軸4を回転自在に保持しているラ
ム3は、主軸頭2によって上下に移動可能に支持されて
いる。主軸頭2は主軸頭送り用サーボモータ6によって
駆動される主軸頭送り用ボールねじ軸5によって、左右
にクロスレール1上を移動する。図1の場合、実線で示
す主軸頭は主軸頭がクロスレール上の中央位置にある場
合を示し、2点鎖線で示す主軸頭は主軸頭が紙面の左側
に動いたときの状態の変化を示す。
【0012】クロスレール1はその左右において、同期
的に制御されたそれぞれ独立のサーボモータ13、20
により、歯車箱12、19、ボールねじ8、16、クロ
スレール送り用ボールねじ用ナット11、18を介して
昇降する。ボールねじ軸8、16は上方において、それ
ぞれコラム7、15に回転可能、軸方向移動不能に支持
されている。
【0013】主軸頭が紙面左へ動いた場合、右側のボー
ルねじ8軸に掛かる荷重は小さくなり、そのため、ねじ
の伸び量、スラスト軸受のたわみ等が減り、結果とし
て、ナット11はW1だけ上昇することになり、それに
従ってクロスレール1のナット取付部もW1だけ上昇す
る。ボールねじ軸8のナット11からボールねじ軸8の
端面9までの部分には荷重が掛からないので、ナット1
1の変位量ははそのままボールねじ軸端面9の変位量と
なって現れる。従ってボールねじ軸端面9の変位を、変
位センサ10で測定すれば、その値はW1であり、この
値を、サーボモータの指令値Wに対して補正値として減
算し、補正指令値をW−W1とすれば、ナット11はW
1下がり、主軸頭2がクロスレールが中央にあった位置
に戻る。一方、左側のボールねじ軸16に掛かる荷重は
大きくなり、そのためねじの伸び量、スラスト軸受のた
わみ等が増し、結果として、ナット18はW2だけ下降
することになり、それに従ってクロスレール1のナット
取付部もW2下降する。ボールねじ軸16のナット18
からねじ軸16の軸端面17までの部分には荷重が掛か
らないので、ナット18の変位量はそのまま軸端面17
の変位量となって現れる。従って軸端面17の変位を測
定すれば、それはW2であり、この値を、サーボモータ
20の指令値Wに対して補正値として加算し、補正指令
値をW+W2とすれば、ナット18はW2上昇し、主軸
頭2がクロスレール1の中央にあった位置に戻る。主軸
頭2が右側に動いたときには、上記と反対の制御を行
う。このようにして主軸頭2の全移動距離に対して、ク
ロスレール1の傾斜の発生を防止し、主軸頭2がクロス
レール1の如何なる位置にあっても常に主軸頭2はベッ
ド22上のテーブル23に対して傾斜せず平行に保つよ
うにすることが出来る。
【0014】図2に別の実施例を示す。本実施例におい
ては、左右のボールねじ軸8、16は、主として1個の
主サーボモータ24によって駆動される。主サーボモー
タ24の駆動トルクは中間の歯車箱25で左右の伝達軸
26、27に分かれて、歯車箱30、31を経て、左右
のボールねじ軸8、16に伝えられる。左側の伝達軸2
6は歯車箱31に直結されているが、右側の伝達軸27
は、歯車箱30の前に置かれている差動歯車箱28を介
してつながれる。差動歯車箱28には差動用サーボモー
タ29があり、入力側である伝達軸27と歯車箱30へ
の出力側(図示せず)との間に必要な位相差を与えるこ
とが出来る。図示のように主軸頭2が変位した場合、左
側のナット18をW2上昇させるために、主サーボモー
タ24に正規の指令値Wに補正値+W2を加えて、指令
値をW+W2とする。右側のナット11をW1下げるに
は、W1の他に、主サーボモータの補正値W2を減算す
る必要があり、差動用サーボモータ29の差動指令値を
−W1−W2とする。これにより、主軸頭2の移動に伴
うクロスレール1の傾斜の発生を防止することで主軸頭
2がクロスレール1の如何なる位置にあっても主軸頭2
はベッド22上のテーブル23に対して常に平行に保つ
ようにすることが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上述べたように構成されて
いるので、主軸頭が移動する際に伴うクロスレールの傾
斜が防止されクロスレールとテーブルを常に平行に保つ
ことで高精度な主軸頭の動きを得ることができ、かつ余
分な操作時間や大がかりな装置を用いる必要がなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の門形工作機械の主要部の正
面図である。
【図2】本発明の別実施例の門形工作機械の主要部の正
面図である。
【符号の簡単な説明】
1 クロスレール 2 主軸頭 3 ラム 4 主軸 5 主軸頭送り用ボールねじ軸 6 主軸頭送り用サーボモータ 7、15 コラム 8、16 クロスレール送り用ボールねじ軸 9、17 クロスレール送り用ボールねじ軸端面 10、21 変位センサ 11、18 クロスレール送り用ボールねじ軸用ナット 12、19、25、30、31 歯車箱 13、20 サーボモータ 22 ベット 23 テーブル 24 主サーボモータ 26、27 伝達軸 28 差動歯車箱 29 差動用サーボモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クロスレールが昇降するタイプの門形工作
    機械において、クロスレール昇降用ねじ軸の反負荷側の
    軸端面の位置を検出して、主軸頭がクロスレールの中央
    位置にある時の基準値に対する移動したときの値のねじ
    軸変位量を補正すべき量としてねじ軸を回転させて是正
    し、主軸頭の移動に伴うクロスレールの傾斜を防止する
    ようにする傾斜防止装置を備えたことを特徴とする門形
    工作機械。
  2. 【請求項2】傾斜防止を左右のねじ軸の独立した各々の
    サーボモータによる駆動によるものとし、各々単独にク
    ロスレールの傾斜を補正するようにした請求項1に記載
    の門形工作機械。
  3. 【請求項3】傾斜防止を1個の主サーボモータによる左
    右のねじの駆動によるものとし、いずれか一方のねじ軸
    との伝達経路の途中に差動歯車装置を挿入し、差動用の
    サーボモータにより他方軸のねじとの間に相対変位を作
    ることを可能にし、主サーボモータによって、差動歯車
    装置のない側のねじ軸を補正し、その補正量を加味して
    差動用サーボモータで他方のねじ軸の補正を行うように
    した請求項1に記載の門形工作機械。
JP30383196A 1996-10-29 1996-10-29 門形工作機械 Pending JPH10309642A (ja)

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JP30383196A JPH10309642A (ja) 1996-10-29 1996-10-29 門形工作機械
PCT/JP1997/003926 WO1998018594A1 (fr) 1996-10-29 1997-10-29 Machine-outil du type a double colonne et dispositif de prevention de chute pour dispositif d'approvisionnement vertical dans une machine-outil du type raboteuse

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