JPH10309238A - 調理具における把手の取付金具の構造及びその固定方法 - Google Patents

調理具における把手の取付金具の構造及びその固定方法

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JPH10309238A
JPH10309238A JP13747497A JP13747497A JPH10309238A JP H10309238 A JPH10309238 A JP H10309238A JP 13747497 A JP13747497 A JP 13747497A JP 13747497 A JP13747497 A JP 13747497A JP H10309238 A JPH10309238 A JP H10309238A
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JP
Japan
Prior art keywords
mounting bracket
handle
cooking utensil
cooking
fixing
Prior art date
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Pending
Application number
JP13747497A
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Inventor
Osamu Kataoka
治 片岡
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DIA ALUM KK
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DIA ALUM KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄性や外観が良好であり、耐久性の高い調
理具の把手の取付金具の構造及びその固定方法を提供す
ること。 【解決手段】 調理具に取付金具12を設け、取付金具
12に把手を固着してなる調理具における把手の取付金
具12の構造おいて、調理具がアルミニウムの鋳物製で
あり、取付金具12が調理具の側面11Aに形成された
ブロック部13に鋳包みによって固定されてなる取付金
具の構造及び取付金具の固定方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理具に把手を取
り付けるための取付金具の構造及びその固定方法に関
し、更に詳しくは、アルミニウムの鋳物製の調理具にお
ける前記把手の取付金具の構造及びその固定方法に関す
る。
【0002】
【従来技術】フライパンや鍋等の調理具では、本体に取
付金具を固定し、該取付金具に把手を取付ている。これ
を図でもって説明すると、図6ないし図8に示すような
構造となっている。
【0003】図10ないし図12を参照して、調理具の
本体1の側面には取付金具2がリベット3によって固定
されている。取付金具2にはねじ孔4が形成されてお
り、把手5に設けられた固定部5Aにねじ6で止められ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】ところが、前記公
知の調理具1では、次のような問題点があった。即ち、
リベット3が調理具の本体1の内面に露出しているた
め、該露出部分に調理食物が付着し易い。このため、調
理具の洗浄が困難あるいは洗浄に手間が掛かってしま
う。又、リベット3の露出部分が調理具の内面の外観を
悪くしてしまう。更に、リベット3の軸部分あるいは本
体1を貫通して設けられたリベット用の孔部分が摩耗し
てがたつくおそれがあり、場合によってはリベット3が
折れてしまう場合も生ずる。
【0005】そこで、本発明の目的とするところは、前
記した従来公知の調理具の欠点を改善し、洗浄性や外観
が良好であり、耐久性の高い調理具の把手の取付金具の
構造及びその固定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、以下の構成にある。即ち、調理具に取付金具を設
け、該取付金具に把手を固着してなる調理具における把
手の取付金具の構造おいて、調理具がアルミニウムの鋳
物製であり、前記取付金具が該調理具に鋳包みによって
固定されてなること。
【0007】又、本発明の他の特徴とするところは、調
理具の側面にブロック部を形成し、該ブロック部に取付
金具を鋳包みしてなるところにあり、又、取付金具が、
当接部と、該当接部から伸びる足部と、該足部の端部に
形成された折れ曲がり部とからなるところにある。
【0008】本発明の更に他の特徴とするところは、調
理具に取付金具を設け、該取付金具に把手を固着してな
る調理具における把手の取付金具の固定方法おいて、調
理具がアルミニウムの鋳物で製造され、前記取付金具が
該調理具に鋳包みによって固定されてなるところにあ
り、更には、調理具の側面にブロック部を形成し、該ブ
ロック部に前記取付金具を鋳包みによって固定してなる
ところにある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図によって、本発明の一実
施例を説明する。図1は、本発明の一実施例である調理
具の部分斜視図、図2は図1の調理具の把手を取り外し
た時の斜視図であり、図3は把手を裏面から見た斜視図
である。図1ないし図3において、調理具11はアルミ
の鋳物製品からなっており、側面11Aには後述の取付
金具12が鋳包まれるブロック部13が一体に形成され
ている。
【0010】取付金具12は、この実施例ではねじ孔1
4の形成された固着部12Aと、ブロック部13に鋳包
みされる足部12Bと、該足部12Bの先端部を折り曲
げて形成した抜け止め部12Cとからなっている。把手
15には取付金具12の固着部12Aと当接して固定さ
れる固定部15Aが設けられており、該固定部15Aに
はねじ16が挿通されるねじ孔17が一体に形成されて
いる。取付金具12はねじ16によって該固定部15A
に固着されている。
【0011】この実施例では、取付金具12は鉄あるい
はステンレス等の鉄系の金属からなっているが、その他
の合金製としても良い。又、把手15は合成樹脂が望ま
しいが、例えば固定部15Aに金属板を取り付ける等、
必要に応じて部分的に金属製とすることもできる。
【0012】本発明においては、調理具の本体1をアル
ミニウムで鋳込む際に、取付金具12を一緒に鋳包むも
のであり、これによってリベット等の固着具を不必要と
するものである。そして、リベット等の固着具がないの
で、取付部分の耐久性が向上すると共に、洗浄を容易と
し、外観を良好とするものである。
【0013】以上の実施例においては、調理具11の形
状が円形となっているが、調理具11の形状は円形に限
定されるものではなく、楕円形であっても良い。又、調
理具の形状は、四角形、長方形等の方形であっても良
い。又、ブロック部は必ずしも必要な構成ではなく、取
付金具を本体の側面に直接鋳包む構造とすることもでき
る。
【0014】更に、取付金具と把手との取付構造は、上
記ねじによる取付の他、以下のようなワンタッチ取付構
造とすることもできる。即ち、図4及び図5を参照し
て、取付金具21は断面が凹状となっており、該取付金
具21には係合凹部21Aと抜け止め突起21Bとガイ
ド斜面21Cが形成されている。そして、取付金具21
の足部21Dとその先端の抜け止め部21Eとが調理具
の本体22に形成されたブロック部22Aに鋳包みされ
る点は上述の図1ないし図3に示す実施例と同じであ
る。
【0015】把手23にはバネ部材24が設けられてお
り、該バネ部材24の先端には取付金具21の係合凹部
21Aに係合される丸棒からなる係合片25が設けられ
ている。
【0016】取付金具21を把手23に装着する時は、
図5の(A)、(B)に示す様に、バネ部材24の係合
片25を取付金具21のガイド斜面21Cに沿って滑ら
せて抜け止め突起21Bを乗り越えさせ、(C)に示す
ように係合凹部21Aに係合させる。これによってワン
タッチで取付金具21を把手23に取り付けることがで
きるものとなる。
【0017】
【発明の効果】本発明によると、リベットやねじ等の固
着具が調理具の本体の内面に露出しないので、調理食物
が付着することがない。このため、調理具の洗浄が容易
となり清潔感のある製品となる。又、調理具の内面の外
観を良好であり、調理時に掻き混ぜ用のへら等がひっか
かることがなく、調理が簡単となる。更に、従来のよう
なリベットやねじ等を設けるものでは、リベットやねじ
の軸部分、あるいは調理具の本体を貫通して形成された
孔部分が摩耗してがたつくおそれがあるが、本発明では
貫通孔がないので、耐久性が高く、かつ把手ががたつく
ことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す調理具の斜視
図である。
【図2】図2は、図1の取付金具の部分を示す斜視図で
ある。
【図3】図3は、図1の把手を裏面から見た部分斜視図
図である。
【図4】図4は、本発明の他の取付金具の構造を示す斜
視図である。
【図5】図5の(A)、(B)、(C)は、図4の取付
金具の把手への装着状態を示す断面図である。
【図6】図6は、従来公知の調理具の取付金具を示す斜
視図である。
【図7】図7は、図6の取付金具の部分を示す部分断面
図である。
【図8】図8は、図1の取付金具及び把手の分解斜視図
である。
【符号の説明】
11 本体 11A 側面 12 取付金具 12A 固着部 12B 足部 12C 抜け止め部 13 ブロック部 14 ねじ孔 15 把手 15A 固定部 16 ねじ 17 ねじ孔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理具に取付金具を設け、該取付金具に把
    手を固着してなる調理具における把手の取付金具の構造
    おいて、 調理具がアルミニウムの鋳物製であり、前記取付金具が
    該調理具に鋳包みによって固定されてなることを特徴と
    する調理具における把手の取付金具の構造。
  2. 【請求項2】調理具の側面にブロック部を形成し、該ブ
    ロック部に取付金具を鋳包みしてなることを特徴とする
    請求項1記載の調理具における把手の取付金具の構造。
  3. 【請求項3】取付金具が、当接部と、該当接部から伸び
    る足部と、該足部の端部に形成された折れ曲がり部とか
    らなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の調
    理具における把手の取付金具の構造。
  4. 【請求項4】調理具に取付金具を設け、該取付金具に把
    手を固着してなる調理具における把手の取付金具の固定
    方法おいて、 調理具がアルミニウムの鋳物で製造され、前記取付金具
    が該調理具に鋳包みによって固定されてなることを特徴
    とする調理具における把手の取付金具の固定方法。
  5. 【請求項5】調理具の側面にブロック部を形成し、該ブ
    ロック部に前記取付金具を鋳包みによって固定してなる
    ことを特徴とする請求項4記載の調理具における把手の
    取付金具の固定方法。
JP13747497A 1997-05-13 1997-05-13 調理具における把手の取付金具の構造及びその固定方法 Pending JPH10309238A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012505675A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 ヴェーエムエフ ヴュルテンベルギッシェ メタルヴァーレンファブリーク アクチエンゲゼルシャフト 料理用容器のためのハンドル
CN107595157A (zh) * 2017-11-09 2018-01-19 江门市康百事电器有限公司 一种面包机的把手

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JP2012505675A (ja) * 2008-10-16 2012-03-08 ヴェーエムエフ ヴュルテンベルギッシェ メタルヴァーレンファブリーク アクチエンゲゼルシャフト 料理用容器のためのハンドル
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