JPH10307584A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents

電子楽器の鍵盤装置

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JPH10307584A
JPH10307584A JP10016194A JP1619498A JPH10307584A JP H10307584 A JPH10307584 A JP H10307584A JP 10016194 A JP10016194 A JP 10016194A JP 1619498 A JP1619498 A JP 1619498A JP H10307584 A JPH10307584 A JP H10307584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子楽器の鍵盤装置における揺動部材の復帰
を早めて速いパッセージ演奏を可能にすること、タッチ
レスポンス情報を常に正確に得られるようにすること、
およびセンサ部の耐久性を高め、ノイズの発生や劣化を
防止すること。 【構成】 ベース部bsと下方にセンサ部se1,se
2を有する膨出部saとからなる可撓性弾性体M及び固
定部50を有し、膨出部saに一端をヒンジ部hgを介
してベース部bsに接続された被駆動体部sdを設け、
その上面にアクチュエータ受部ac1,ac2を、その
下面のアクチュエータ受部と対向する位置に突起pを設
け、アクチュエータ受部ac1,ac2がアクチュエー
タ部a1,a2で押下されると、ヒンジ部hgを介して
被駆動体部sdが回動し、センサ部se1,se2が作
動し、その後突起pが固定部50に当接するように鍵ス
イッチSWを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電子楽器の鍵盤装
置に関し、特に、鍵またはそれに連動するハンマ等の揺
動部材に設けたアクチュエータによって、鍵スイッチ等
の検出手段の被駆動体部を押圧駆動する機構を有する鍵
盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に電子鍵盤楽器においては、鍵あ
るいはそれに連動するハンマなどの揺動部材が支持部材
に対して揺動自在に配設され、鍵またはハンマに設けた
押し子であるアクチュエータによって鍵スイッチ等の押
離鍵検出センサを駆動し、該センサでセンスされた鍵操
作情報により、楽音形成手段で形成される楽音をリアル
タイムで制御している。
【0003】そして、揺動部材の復帰手段としては、復
帰ばねを用いたもの(特公平5−47836号公報)、
鍵あるいはハンマなどのそれ自身の重みで復帰するもの
(実開昭54−72023号公報および特開平5−31
3656号公報)、膨出型のゴム部材(スイッチ兼用の
ものもあり)の圧縮からの開放によるもの(特公平6−
31939号公報)などがある。また、自然楽器のグラ
ンドピアノなどのように、弾きごたえ感を得るために、
移動質量体(ハンマ)を内在させた電子楽器の鍵盤装置も
従来からある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの従来技術にお
いては、上記揺動部材復帰手段の復帰力を強くすると、
長時間の演奏に耐えられないし、かと言って、その復帰
力を弱く設定すると、揺動部材の戻りが遅く、速いパッ
セージを弾くことが困難になってくる。また、上記従来
技術の弾きごたえ感のある鍵盤装置にあっては、慣性質
量を増大させているので、鍵盤装置内のすべての揺動部
材の等価質量または慣性質量を復帰のために早く戻り移
動させるためには、何らかの工夫が必要である。
【0005】例えば、この種の従来技術である米国特許
第4,901,614号に見られる、鍵に連動する質量体
であるハンマに設けた一対のアクチュエータ(押し子)
によって揺動動作を検出する検出手段として設けためが
ね型のゴムスイッチを操作することによってタッチレス
ポンス情報を得るようにした鍵盤装置において、強押鍵
時にスイッチに近い側のアクチュエータによって押され
るめがね型スイッチの空洞部に癒着が発生することがあ
り、タッチレスポンスがうまく機能しないことがあっ
た。
【0006】また、電子楽器において、検出部に2メイ
ク型のタッチレスポンス・スイッチを設け、第1のスイ
ッチがオンしてから第2のスイッチがオンするまでの時
間差によってタッチレスポンス情報を得るようにしたタ
ッチレスポンス機能付き鍵盤装置が多用されているが、
押鍵操作により第1,第2のスイッチがオンする時の速
度が異なり、第2のスイッチがオンする時の速度が遅く
なるとチャタリングが発生して正確なタッチレスポンス
情報が得られなくなるという問題もあった。
【0007】以上のような背景から、速いパッセージの
演奏ができる電子楽器の鍵盤装置、およびタッチレスポ
ンス情報が常に正確に得られる電子楽器の鍵盤装置が望
まれていた。さらに、検出部の被駆動体部は、常に同じ
部位がアクチュエータに当接されて駆動力を受けるた
め、長期間の使用により耐久性が劣化するという問題も
ある。
【0008】また、図14に示すように、基板50上に
固定されたベース部61と、一端がヒンジ部62を介し
てそのベース部61に接続され、下方に突出する内ドー
ム型の可動接点(センサ部)64を有する被駆動体部6
3とが、弾性部材によって一体に形成され、被駆動体部
63がヒンジ部62から図示の傾斜位置への弾性復帰力
を付与されており、押鍵時に支点部21を軸に揺動する
鍵20に設けたアクチュエータ部20aによって、被駆
動体部63が押圧駆動されて下方に回動し、可動接点6
4が基板50に当接して、そこに形成されている対の固
定接点70をオンにすることにより、押鍵を検知するよ
うにした鍵盤装置がある。
【0009】この時、図14に示す鍵20の先端の位置
がaからbまで変位するキーストロークで、図15に示
すように、可動接点64が基板50上の固定接点70に
当接してそれをオンにした後、bからcまでのオーバス
トロークにより、アクチュエータ部20aが被駆動体部
63を矢印P方向にさらに駆動力F1で押圧するため、
ヒンジ部62には支持力F2が生じる。可動接点64に
は基板50から反力−F3を受け、被駆動体部63の自
由端側を支えようとするが、支えきれずに被駆動体部6
3の自由端寄りの下面63aが基板50に衝突し、基板
50からの反力(抗力)−F4を受ける。それによっ
て、衝撃によるメカ雑音が発生すると共に、被駆動体部
63が曲げモーメントを受けて図示のように変形し、そ
れ自体が劣化したり基板50を損傷させたりすることが
あった。
【0010】この発明はこのような従来の電子楽器の鍵
盤装置における問題点に鑑みてなされたものであり、鍵
やハンマ等の揺動部材の復帰を早めて速いパッセージ演
奏を可能にすること、タッチレスポンス情報が常に正確
に得られるようにすること、検出手段の耐久性を高めノ
イズの発生や劣化を防止することなどを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、支持部材に
揺動自在に支持された揺動部材(鍵あるいはそれに連動
するハンマ等)と、その揺動部材の押下時にその揺動動
作を検出する検出手段と、その揺動部材の揺動時に該揺
動部材と共動して検出手段を駆動するアクチュエータ部
とを備えた電子楽器の鍵盤装置において、上記の目的を
達成するために上記検出手段を次のように構成したもの
である。
【0012】すなわち、上記検出手段は、ベース部と下
方にセンサ部を設けた被駆動体部、及びベース部を載置
固定する固定部を有する。そして、上記被駆動体部は、
一端をヒンジ部を介して上記ベース部に回動可能に接続
し、上面にアクチュエータ受部を設け、下面の前記アク
チュエータ受部と対向する位置に弾性を有する突起を設
け、上記アクチュエータ受部が上記アクチュエータ部に
よって押下されると、上記被駆動体部がヒンジ部を回動
支点として回動するように構成する。
【0013】このように構成することにより、鍵等の揺
動部材の揺動によって、アクチュエータ部が検出手段に
設けられた被駆動体部のアクチュエータ受部を押圧駆動
し、被駆動体部が回動してセンサ部を作動させて揺動部
材の揺動動作を検出するが、その後、弾性を有する突起
が固定部に当接するため、被駆動体部の下面が固定部の
上面に直接衝突することはなく、突起による衝撃は小さ
いのでメカ雑音の発生が抑制されると共に耐久性が向上
する。また、被駆動体部が衝突により変形したり振動し
たりすることも防止されるので、タッチレスポンス情報
も正確に得られるようになる。
【0014】さらに、突起が固定部に当接した後弾性変
形することにより弾性エネルギーを蓄え、揺動部材の復
帰時に突起がその弾性エネルギーを放出して復元するこ
とにより揺動部材の復帰を早める作用をなす。したがつ
て速いパッセージ演奏が可能になる。
【0015】このような電子楽器の鍵盤装置において、
上記検出手段が上記支持部材に固着またはこれに固定関
係に載置されるようにし、次のように構成してもよい。
すなわち、この検出手段は、ベース部と下方にセンサ部
を設けた被駆動体部を有する膨出部とからなる可撓性弾
性体、及び該可撓性弾性体を載置する固定部を有し、そ
の被駆動体部には、一端に上記ベース部と接続するヒン
ジ部を設け、上面にアクチュエータ受部を設けるととも
に、下面の上記アクチュエータ受部を通り固定部にほぼ
垂直な軸線上で上記センサ部以外の位置に突起を設け
る。
【0016】そして、上記アクチュエータ受部がアクチ
ュエータ部によって押下されると、被駆動体部がヒンジ
部を回動支点として回動するように構成し、この被駆動
体部の回動により上記突起が固定部に当接した後弾性変
形し、その弾性変形時の弾性エネルギーによって、上記
揺動部材の復帰時の戻りを速めるようにする。このよう
に構成すると、押鍵時にアクチュエータ部からの力が上
記突起に直接作用するので、突起に大きな弾性エネルギ
ーが蓄積され、押鍵後の揺動部材の復帰を一層速めるこ
とができる。
【0017】また、接点スイッチや光センサ等のセンサ
部を避けて上記突起を設けて、そこにアクチュエータ部
からの力を作用させているので、センサ部の劣化を防止
できる。特にセンサ部が接点スイッチの場合には、接点
に必要以上の強い力が掛らないのでその効果は大きい。
被駆動体部の固定部への衝突によるメン雑音の発生を抑
制できるのは前述の鍵盤装置と同様である。なお、上記
被駆動体部の上面と下面との間の厚みは、少なくともセ
ンサ部及び突起の部分を除いて、押離鍵時にほとんど変
形しない程度の厚肉にするのが望ましい。
【0018】これらの鍵盤装置において、上記センサ部
は可動接点と固定接点とからなるスイッチ、それを2組
設けた2メイク型のタッチレスポンス・スイッチ、ある
いは反射面とフォトリフレクタ等を用いた全行程センシ
ング用のセンサなどのいずれでもよい。なお、スイッチ
を用いる場合には、その接点部分の中心位置をアクチュ
エータ部の作用軸線上からずらして配置するのが望まし
い。そうすることにより接点の劣化を防止できる。
【0019】また、上述した電子楽器の鍵盤装置におい
て、上記アクチュエータ部として、第1アクチュエータ
と該第1アクチュエータより揺動部材の支点部からの距
離が遠い第2アクチュエータとを設け、上記検出手段を
次のように構成して、タッチレスポンス情報を得るよう
にするとよい。
【0020】すなわち、上記検出部が、ベース部と下方
に第1のセンサ部と第2のセンサ部を設けた被駆動体部
を有する膨出部とからなる可撓性弾性体、及び該可撓性
弾性体を載置する固定部を有し、その被駆動体部には、
上記揺動部材の支点部から遠い方の端部に上記ベース部
と接続するヒンジ部を設けるとともに、上面にアクチュ
エータ受部を設ける。
【0021】そして、上記第1のセンサ部は、第2のセ
ンサ部よりヒンジ部に近い位置に、上記固定部との間隔
が第2のセンサ部と固定部との間隔より小さくなるよう
に設け、上記アクチュエータ受部がアクチュエータ部に
よって押下されると、被駆動体部がヒンジ部を回動支点
として回動するようにしてなり、第1アクチュエータと
第2アクチュエータによる被駆動体部に対する押圧力の
配分が、押圧ストロークの初期には第1アクチュエータ
の方が大きく、押圧ストロークの後期には第2アクチュ
エータの方が大きくなるように、上記アクチュエータ部
と検出手段とを配置する。
【0022】このように構成することにより、押鍵時に
おける押圧ストロークの初期には、主として揺動部材の
支点からの距離が近い方の第1アクチュエータが被駆動
体部のアクチュエータ受部のヒンジ部から遠い方を押圧
駆動することによって、ヒンジ部から近い方の第1のセ
ンサ部を所定のストロークで比較的速い速度で作動させ
る。その後、揺動部材の支点からの距離が遠い方の第2
アクチュエータが第1アクチュエータより速い下降速度
で被駆動体部のアクチュエータ受部のヒンジ部から近い
方を押圧駆動することによって、主としてその押圧駆動
力によって、ヒンジ部から遠い方の第2のセンサを第1
のセンサと同等の速度で作動させる。
【0023】したがって、これらのセンサが可動接点と
固定接点によるスイッチであってもチャタリングが発生
しにくくなり、常に鍵の操作状態を忠実に反映したタッ
チレスポンス情報を得ることが可能になる。
【0024】また、前述した電子楽器の鍵盤装置におい
て、前記揺動部材を鍵とし、その鍵の揺動時に該鍵と共
に回動しながら、検出手段を駆動する回転支点のあるア
クチュエータ部を備え、前記突起を被駆動体部の下面に
おいて、前記アクチュエータ受部を通りベース部にほぼ
垂直な軸線上で上記アクチュエータの回転支点部に対し
て前記センサ部より遠い位置に設けるとよい。このよう
に構成すると、アクチュエータ部によってアクチュエー
タ受部が押下されると、被駆動体部が回動してセンサ部
を作動させた後、上記突起が固定部に当接して弾性変形
するのは前述の場合と同様である。しかし、この時、上
記突起がアクチュエタの回転支点部から遠いほど、該突
起と被駆動体部を含む可撓性弾性体による弾性反発力は
アクチュエータの戻り方向に大きく作用するので、この
構成の場合、鍵の復帰時の戻りを速める度合いが大きく
なる。これと同時に、上記突起及び該突起との接触部の
耐久性も増す。その他の作用効果は前述のものと同様で
ある。
【0025】また、図14および図15に従来例として
示した電子楽器の鍵盤装置のように、検出手段が、ベー
ス部と1つ以上の可動接点を有する被駆動体部、及びベ
ース部を載置固定すると共に可動接点と対向する固定接
点を有する固定部を備え、その被駆動体部が、一端部を
回転支点として回動可能であり、その上面にアクチュエ
ータ受部を設けた鍵盤装置において、上記被駆動体部の
下面の前記アクチュエータ受部と対向する位置に突起を
設けたものも提供する。
【0026】このように構成することにより、押鍵時に
可動接点が固定部に当接して固定接点をオンにした後、
さらなる鍵の押し込みによりオーバストロークが生じて
も、被駆動体部の突起が固定部に当接するため、被駆動
体部の下面が直接固定部に衝突することが防止され、固
定部からの反力(抗力)により被駆動体部が変形した
り、衝撃によるメカ雑音が発生したり、基板等の固定部
を損傷させたりすることを防止できる。
【0027】上記の鍵盤装置においては、検出手段の被
駆動体部の下面に突起を設けたが、これに代えて、上記
固定部上の前記アクチュエータ受部と対向する位置に突
起を設けるようにしてもよい。このようにしても、その
突起によって上記のものと同様な作用・効果が得られ
る。
【0028】上記突起を弾性変形可能な部材によって形
成すれば、オーバストローク時の衝撃吸収作用が高まる
とともに、被駆動体部の変形を一層有効に防止でき、さ
らにその突起の弾性変形によって蓄積される弾性エネル
ギーによって、鍵等の揺動部材の復帰時の戻りを速める
こともできる。
【0029】また、上記突起を上記被駆動体がアクチュ
エータ部によって押下されて回動し、上記内ドーム型の
可動接点が固定接点に当接した後のアクチュエータ部の
駆動力の作用線上に設けるとよい。それによって、オー
バストローク時のアクチュエータ部による駆動力を殆ど
突起によって吸収することができるので、被駆動体部の
変形や劣化を一層効果的に防止できる。
【0030】上記突起を、上記被駆動体がアクチュエー
タ部によって押下されて回動し、上記内ドーム型の可動
接点が固定接点に当接した後のアクチュエータ部の駆動
力の作用線に対して対称な位置に複数設けてもよい。そ
れによって、オーバストローク時のアクチュエータ部に
よる駆動力を複数の突起によって均等に吸収することが
できるので、やはり被駆動体部の変形や劣化を効果的に
防止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施形態〕図1はこの発明の第1の実施形態を
示す鍵盤装置の斜視図、図2はその鍵盤装置の側断面図
であって、図1のA−A線に沿って切って、矢視方向に
見た場合の鍵盤手前の部分図であり、質量体及びスイッ
チ部分は側面図で示されている。この鍵盤装置は、電子
楽器に用いられ、楽器本体の棚板(底板)52の後方に図
示しない音源部を載置し、前方(手前)にこの鍵盤装置が
配設される。
【0032】この鍵盤装置は、大まかには、支持部材で
あるシャーシ10と、このシャーシ10の鍵支持部12
に支点部21を介して回動自在に支持された所要数の白
鍵と黒鍵からなる各鍵20と、その各鍵20の下方に位
置するシャーシ10の質量体用支持部15に回動自在に
配設した質量体であるハンマ30とからなる。この鍵2
0とハンマ30が揺動部材である。
【0033】さらに詳しくは、鍵20及びハンマ30の
支点部31aの近傍に各々の端部を当接させたフォーク
型付勢部材(バネ)41によって、鍵20及びハンマ30
をシャーシ10に押し付けている。鍵20への復帰力は
このバネ41によるものではなく、ハンマ30の自重に
よる回動力によって図1における右回りの力が、力伝達
部31b,31cによって緩衝材であるウレタンゴム2
4(図2参照)を介して鍵20のハンマ駆動部23に伝
えられることにより、鍵の復帰を促している。すなわ
ち、このバネ41はシャーシ10から鍵20とハンマ3
0が脱落しないようにするためのものである。
【0034】また、ハンマ30の力伝達部31b,31
cの近傍でハンマ側の支点部31a寄りに、第1アクチ
ュエータ部a1と第2アクチュエータ部a2を一体に形
成した鍵スイッチ駆動部31dが設けられ、この各アク
チュエータ部a1,a2によって、押鍵動作を検出する
検出手段である鍵スイッチSWの図2に示す可撓性弾性
体(可動部)Mを押圧操作する。その鍵スイッチSW
は、シャーシ10の前方の鍵スイッチ取り付け部19に
形成された透孔14内に配置されており、その詳細は後
述する。
【0035】なお、図1において、43はシャーシ10
の前方に設けられた、幼児が乗るなどの過押鍵時のスト
ッパ、42は白鍵用鍵ガイド、16はシャーシ後部17
とシャーシ水平部11とを連結した補強リブ壁、44は
黒鍵用鍵ガイド、46は非押鍵状態を保つ鍵及びハンマ
用ストッパである。
【0036】この鍵スイッチSWの側断面図を図3に示
す。図3は、図1におけるBーB線に沿って切って矢視
方向に見た鍵スイッチ部の側断面図である。この鍵スイ
ッチSWは、図2および図3に示すように、固定部であ
る基板50と、その上面に位置決め載置される可撓性弾
性体Mとからなる。
【0037】その可撓性弾性体Mは、基板50上に固定
されるベース部bsと膨出部saとからなり、膨出部s
aは一端がヒンジ部hgを介してベース部bsに回動可
能に接続された被駆動体部sdと、その他端部を含みヒ
ンジ部hgを除く周囲に接続された、外ドーム状のフレ
キシブルなスカート部skとからなり、これらがゴム性
を有する樹脂によって一体に形成されている。
【0038】この鍵スイッチSWは、接点時間差タイプ
の2メイク型タッチレスポンス・スイッチであって、固
定部である基板50の上面に、櫛歯状固定接点パターン
による2組の固定接点f1,f2が形成されている。こ
の固定接点f1,f2に対向するように、被駆動体部s
dにその下面からそれぞれ下方に突出するように形成さ
れた内ドーム状の第1のセンサ部se1と第2のセンサ
部se2の下面に、導電ゴム等による可動接点as1,
as2が設けられている。
【0039】被駆動体部sdの第1,第2のセンサ部s
e1,se2は、その可動接点as1,as2が固定接
点f1、f2に当接した後にショックアブソーバとして
作用する薄肉部t1,t2と、可動接点as1,as2
が可動し得る凹部h1,h2からなる。そして、この被
駆動体部sの下面のアクチュエータ受部ac2と対向す
る位置に、鍵20およびハンマ30である揺動部材の復
帰を速めるための弾性を有する突起pを一体に形成し、
その上面側を第1,第2アクチュエータ受部ac1,a
c2とする。
【0040】そして、押鍵時のハンマ30の回動によ
り、第1アクチュエータ部a1は第1アクチュエータ受
部ac1を、第2アクチュエータ部a2は第2アクチュ
エータ受部ac2をそれぞれ押下する。ここで、ハンマ
30の第1アクチュエータ部a1及び第2アクチュエー
タ部a2とスイツチSWの可動接点as1,as2及び
固定接点f1,f2と、突起pとの位置関係は図3に示
すようになり、第1アクチュエータ部a1と第2の可動
接点as2、および第2アクチュエータ部a2と第1の
可動接点as1とが位置をずらして配設されている。
【0041】この第2アクチュエータ部a2と突起pと
は、押し切り時において突起pを通る垂直軸v上でほぼ
一致させて配設する。なお、第1アクチュエータ部a1
と第2の可動接点as2とはずれていても、同じ垂直軸
上に配置しても、作用上さほど変わらない。このような
配置により、第1アクチュエータ部a1によって第1ア
クチュエータ受部ac1が押下されると、ヒンジ部hg
を支点として被駆動体部sdが回動する。ヒンジ部hg
は、ベース部bsの上面から被駆動体部sdの立ち上が
り面u1より少し外側にえぐられて設けられた凹部の端
面kの上部に形成される。
【0042】したがって、立ち上がり面u1と端面kと
は垂直軸に対しずれた配置になっている。これにより、
ヒンジ部hgは、突起pが基板50の当接部eに当接し
た後の被駆動体部sdの回動をより容易にしている。そ
して、被駆動体部sdの回動と同時にスカート部skが
水平方向外側に広がり、第1の固定接点f1に第1の可
動接点as1が当接し、その後第1のセンサ部se1の
薄肉部t1が変形し、続いて第2の固定接点f2に第2
の可動接点as2が当接する。この時突起pは、同時に
基板50の当接部eに当接させるか、もしくは、わずか
に離間させるような構成にする。
【0043】そして、わずかに離間させた構成の場合、
その後、第2のセンサ部se2の薄肉部t2が変形し、
続いて突起pが基板50の当接部eに当接する。このタ
イミングと同じか少し遅いタイミングにおいて、図1に
示すハンマ30の力伝達部と反対側の質量集中部31の
後部32がシャーシ10に固着した厚肉のハンマ用スト
ッパ(フェルト材)47に当接してハンマ30及び鍵20
をストップさせる。通常押鍵時(mp〜f)では、突起p
は僅かに撓む程度であるが、強押鍵になればなるほど、
突起pの撓み量も増える。
【0044】可撓性弾性体Mの弾性変形作用をさらに詳
述すれば、被駆動体部sdは、第1,第2アクチュエー
タ受部ac1,ac2が、第1,第2アクチュエータ部
a1,a2で押下されると、スイッチSWのオン以降の
変位によって突起pが圧縮変形する。
【0045】離鍵時のスイッチの動作は、押鍵の場合と
ちょうど反対になる。そして、離鍵直後の基板50が突
起pを押す力は、強押鍵になればなるほど大きくなるの
で、スイッチの戻りが良くなるのみならず、揺動部材で
あるハンマ30および鍵20の戻りが良くなる。戻りが
良いということは、連鎖的にチャタリングの発生率も低
下する。すなわち、誤動作の少ないタッチレスポンス・
スイッチを実現できる。
【0046】さらに、この実施形態によれば図2から判
るように、鍵スイッチ駆動部31dは、第1アクチュエ
ータa1の方が揺動部材であるハンマ30の支持部(支
点部)15からの距離が近く、第2アクチュエータの方
がその距離が遠くなるように配設されている。
【0047】また、図2および図3から判るように、鍵
スイッチSWにおける可撓性弾性体Mは、被駆動体部s
dの一端をベース部に接続するヒンジ部hg側がハンマ
30の支持部から遠くなる向きに配置され、その被駆動
体部sdに設けた第1のセンサ部se1は、第2のセン
サ部se2よりヒンジ部hgに近い位置に、固定部であ
る基板50との間隔が第2のセンサ部se2と基板50
との間隔より小さくなるように設けられている。
【0048】したがって、被駆動体部sdのアクチュエ
ータ受部ac1,ac2が、鍵スイツチ駆動部31dの
クチュエータ部a1,a2によって押下されると、被駆
動体部sdがヒンジ部hgを回動支点として回動する
が、その際、第1アクチュエータ部と第2アクチュエー
タ部による被駆動体部sdに対する押圧力の配分が、押
圧ストロークの初期には第1アクチュエータ部a1の方
が大きく、押圧ストロークの後期には第2アクチュエー
タ部a2の方が大きくなるように、鍵スイツチ駆動部3
1dと鍵スイッチSWとを配置している。
【0049】そのため、押鍵時における押圧ストローク
の初期には、主としてハンマ30の支持部15からの距
離が近い方の第1アクチュエータ部a1が被駆動体部s
dのヒンジ部hgから遠い方の第1アクチュエータ受部
ac1を押圧駆動することによって、ヒンジ部hgから
近い方の第1のセンサ部se1を所定のストロークで比
較的速い速度で作動させる。
【0050】その後、ハンマ30の支持部15からの距
離が遠い方の第2アクチュエータ部a2が第1アクチュ
エータ受部ac1より速い下降速度で被駆動体部sdの
ヒンジ部から近い方の第2アクチュエータ受部ac2を
押圧駆動することによって、主としてその押圧駆動力に
よって、ヒンジ部hgから遠い方の第2のセンサ部se
2を第1のセンサ部se1と同等の速度で作動させる。
【0051】したがって、各センサ部se1,se2の
可動接点と固定接点によるスイッチが、同等の速度で比
較的速くオンになるので、チャタリングが発生しにくく
なり、常に鍵の操作状態を忠実に反映したタッチレスポ
ンス情報を得ることが可能になる。また、1押鍵時の全
ストローク中に第1アクチュエータ受部ac1と第2ア
クチュエータ受部ac2とが、第1アクチュエータ部a
1あるいは第2アクチュエータ部a1によって押圧され
て受ける力の積分値は略均等になるので、被駆動体部s
dの一部が速く摩耗するようなことがなく、耐久性が向
上する。
【0052】また、この実施形態では、突起pが鍵スイ
ッチの可動部である各センサ部se1,se2と共に被
駆動体部sdに一体成形によって設けられているので、
鍵スイッチの成形が容易かつ安価になるのみならず、各
鍵20で均一な戻り感が得られ、鍵戻り具合が特定鍵だ
け異なることもない。
【0053】但し、突起pによる弾性力を白,黒鍵で異
ならせて、鍵戻り具合を白,黒鍵で同一にすることは行
われる。また、この実施形態では、鍵20の押下に連動
したハンマ30によって鍵スイッチ等の被駆動体部sd
を押下したが、被駆動体部sdを直接鍵20で押下する
構成であってもよい。
【0054】すなわち、図示しない鍵の支点を図3の右
側に設け、鍵の下面に設けたアクチュエータ部a1,a
2で、被駆動体部sdのアクチュエータ受部ac1,a
c2を押下するような構成で、その他は図3と同様な構
成であってもよい。その場合、突起pが被駆動体部sd
の下面において、第2アクチュエータ受部ac2を通り
基板50にほぼ垂直な垂直軸線v上で鍵の支点部に対し
て第1,第2のセンサ部se1,se2より遠い位置に
設けられることになる。
【0055】この場合も、アクチュエータ部a1,a2
によってアクチュエータ受部ac1,ac2が押下され
ると、被駆動体部sdが回動してセンサ部se1,se
2を作動させた後、突起pが基板50に当接して弾性変
形するのは前述の場合と同様である。
【0056】しかし、この時、突起pが鍵の支点部から
遠いほど、突起pと被駆動体部sdを含む可撓性弾性体
Mによる弾性反発力は鍵20の戻り方向に大きく作用す
るので、この構成の場合、鍵の復帰時の戻りを速める度
合いが大きくなる。これと同時に、突起p及び該突起p
との接触部の耐久性も増す。その他の作用効果は前述の
ものと同様である。
【0057】〔第2の実施形態〕図4及び図5は、この
発明の第2の実施形態の鍵盤装置の検出手段である鍵ス
イッチ部のみを側断面図で示したもので、図4は非押下
時の鍵スイッチ部を示し、図5は押下時の同じ部分を示
している。
【0058】この実施形態の特徴は、単一のアクチュエ
ータ部aによって、検出手段である鍵スイッチSW2の
可撓性弾性体M2の被駆動体部sd2を押下し、押下さ
れるアクチュエータ受部acを通る力伝達線(力作用
線)vの延長線上にある被駆動体部sdの下面に突起p
2を突設させている。それによつて図5の押下時に、被
駆動体部sdが変形しないようにしている。この突起p
2は、可撓性弾性体M2に一体に形成されるので当然弾
性を有する。
【0059】なお、この第2の実施形態において、第1
の実施形態と同一部分には同一符号を付し、少し変形し
ているが同一機能の部分には同一記号の後に「2」を付
して、その説明を略した。
【0060】この実施形態によれば、揺動部材としての
鍵20またはハンマ30に連設されたアクチュエータ部
aにて、被駆動体部sd2の上面にあるアクチュエータ
受部acを押下すると、ヒンジ部hgを支点として被駆
動体部sdが回動するとともに、スカート部sk2が水
平方向外側に広がり、固定接点f1に可動接点as1が
当接(第1スイッチ・オン)し、続いて固定接点f2に
可動接点as2が当接(第2スイッチ・オン)する。
【0061】この時、突起pは第2スイッチのオンと同
時か、少し後から基板50の上面に若干高く形成した当
接部eに当接するような高さに設定するものとする。必
要条件としては可撓性弾性体Mの最大変形時において、
被駆動体部sdの下面全体が基板50に接しないように
すれば、どのように突起pの高さ及び大きさを設定して
もよい。
【0062】以上のように、この実施例においても、突
起p2によってスイッチの離間時の戻りを速めることが
できるので、チャタリングを防止できるとともに、鍵お
よびハンマ等の揺動部材の復帰を速める作用をなす。ま
た、被駆動体部sd2の下面の基板50との衝突を防
ぎ、メカ雑音の発生を抑制し、耐久性を高める効果も得
られる。
【0063】〔第3,第4,第5の実施形態〕図6,図
7,図8は、夫々この発明の第3,第4,第5の実施形
態を示す図であり、図4と同様に鍵盤装置に使用する鍵
スイッチ周辺部分のみの非押下時の側断面図を示してい
る。これらの図において、図3と対応する部分には同一
の符号を付している。
【0064】図6は第3の実施形態を示し、可撓性弾性
体Mのベース部sbと被駆動体部sdを接続するヒンジ
部hgに対して、2つの検出手段であるスイッチs1,
s2より遠い位置に突起p3を設けた例である。スイッ
チs1,s2の構成は、前述の第1,第2の実施形態の
センサ部の可動接点と基板上の固定接点とからなるもの
と同様であるが図示を簡略化している。
【0065】図7は第4の実施形態を示し、被駆動体部
sdの下面の2つのスイッチs1,s2の間に、間隔を
置いて2つの突起p41,p42を配設し、その2つの
突起間の上方に、アクチュエータ部aに押圧されるアク
チュエータ受部acを設けたものである。
【0066】この2つの突起p41,p42は、被駆動
体部sdがアクチュエータ部aによって押下されて回動
し、前記内ドーム接点(可動接点)が前記固定接点に当
接した後の前記アクチュエータ部の駆動力の作用線Lに
対して対称な位置に設けるのがよい。なお、この突起を
3個以上設けてもよく、その場合もそれらの各突起がア
クチュエータ部の駆動力の作用線Lに対して対称に配置
されるように、作用軸線からの距離および角度間隔を等
しく配置するとよい。このように複数の突起を設けるこ
とによって、オーバストローク時のアクチュエータ部a
による駆動力をその複数の突起によって均等に吸収する
ことができるので、被駆動体部sdの変形や劣化を効果
的に防止できる。
【0067】図8は第5の実施形態を示し、上述の各実
施形態の鍵盤装置においては、検出手段の被駆動体部の
下面に突起を設けたが、これに代えて、固定部50上の
被駆動体部sdのアクチュエータ受部acと対向する位
置に突起p5を設たものである。このようにしても、そ
の突起p5によって上記各実施形態のものと同様な作用
・効果が得られる。
【0068】なお、この実施形態における突起p5は、
揺動部材である鍵又はハンマの並び方向(図では紙面に
垂直な方向)に一様に長い突条であってもよく、同方向
の各鍵スイッチ配設位置に点在させてもよい。また、こ
れらの各実施形態における突起の形状は、断面楔型、半
円筒型、半球型、円錐型等のいずれでもよい。
【0069】さらにまた、アクチュエータ部aは、図
1,図2に示した例のように揺動部材から突出した形状
に限る必要はなく、揺動部材の下面と面一であっても、
被駆動体部sdの上面にアクチュエータ受部を突出させ
て設け、その突出したアクチュエータ受部を揺動部材の
アクチュエータ面部で押圧するようにしてもよい。
【0070】〔第6の実施形態〕次に、この発明の第6
の実施形態を、図9乃至図13によって説明する。この
実施形態は、図14及び図15に示した従来例の鍵盤装
置と同様な構造の鍵盤装置に、この発明を適用したもの
であり、図9乃至図13において、図14及び図15と
対応する部分には同一の符号を付している。
【0071】図9はこの第6の実施形態による電子楽器
の鍵盤装置の白鍵部分の側断面図(但し鍵は断面にして
いない)である。この鍵盤装置の鍵スイッチSWは、図
10に明示するように、固定部である基板50上に固定
されたベース部61と、一端がヒンジ部62を介してそ
のベース部61に接続され、下方に突出する内ドーム型
の可動接点(センサ部)64を有する被駆動体部63と
が、ゴム性を有する樹脂等の弾性部材によって一体に形
成されており、基板50上の上記内ドーム型の可動接点
64と対向する位置に対の導電パターンによる固定接点
70が形成されている。
【0072】被駆動体部63はヒンジ部62から図10
に示す非押鍵時の傾斜位置への弾性復帰力を付与されて
いる。そして、この被駆動体部63の上面にアクチュエ
ータ受部63bを設け、下面63aにおけるそのアクチ
ュエータ受部63bと対向する位置に突起65を設けて
いる。
【0073】この鍵スイッチSWの上方に、図9に示す
ように鍵20を図示しない支持部材であるフレームに設
けられた支点部21を軸に揺動可能に配設しており、そ
の下面に設けたアクチュエータ部20aを、図9に仮想
線で示すように、被駆動体部63のアクチュエータ受部
63bに当接させている。図9において、鍵20の非押
鍵位置を仮想線で示し、押鍵位置を実線で示している。
この図は白鍵の例を示しているが、黒鍵の場合も、鍵の
長さが短く高さが高いこと以外は同様である。
【0074】鍵20が押下され、その先端の位置が図9
に示すaからbまでのキーストロークだけ変位すると、
鍵20に設けられたアクチュエータ部20aによって、
鍵スイッチSWの被駆動体部63のアクチュエータ受部
63bが押圧駆動され、被駆動体部63がヒンジ部62
を支点として図で右旋回動し、図9及び図11に示す状
態になる。
【0075】この時、被駆動体部63に設けられている
内ドーム型の可動接点64が基板50に当接して、そこ
に形成されている対の固定接点70をオンにすることに
より、押鍵が検知される。それと同じあるいはその直後
に、突起65の先端が基板50に当接する。この状態で
基板50の上面と被駆動体部63の下面63aとの間に
はクリアランスDが確保されている。
【0076】その後、鍵20がさらに押されて、その先
端が図9に示す位置cまでオーバストローク(アガキ)
をすると、そのアクチュエータ部20aによって被駆動
体部63がさらに押圧駆動されて図12に示す状態にな
るが、その際、突起65が弾性変形してその押圧力を吸
収し、被駆動体部63の下面63aが基板50に衝突し
ないようにする。したがって、衝撃によるメカ雑音は殆
ど発生せず、鍵スイッチの耐久性も向上する。
【0077】そして、離鍵時には、内ドーム型の可動接
点64の弾性変形による弾性エネルギーと突起65の弾
性変形による弾性エネルギーが、アクチュエータ部20
aを押し上げる方向に放出されるため、鍵20の図9に
仮想線で示す非押鍵位置への復帰を早めることができ
る。
【0078】また、図13に示すように、被駆動体部6
3の突起65を、内ドーム型可動接点が固定接点70に
当接した後のアクチュエータ部20aの駆動力の作用線
L上に設けておけば、オーバストローク時のアクチュエ
ータ部20aによる駆動力Faにより、突起65が基板
50からの反力−Faを受けるが、被駆動体部63に対
する曲げモーメントは全く発生しないので、被駆動体部
63が曲がって変形するようなことがなく、鍵スイッチ
SWの動作が確実になると共に、耐久性が著しく向上す
る。
【0079】この実施形態における突起65の形状も、
断面楔型、半円筒型、半球型、円錐型等のいずれでもよ
い。また、この突起65を図13に示したアクチュエー
タ部20aの駆動力の作用線Lに対して対称な位置に複
数設けるようにしてもよい。また、この突起65及びア
クチュエータ受部63bを被駆動体部63の内ドーム型
の可動接点64よりヒンジ部62に近い位置に設けるよ
うにしてもよい。さらに、この実施形態においては可動
接点として、被駆動体部に内ドーム型の可動接点を設け
た例について説明したが、これに限るものではなく、例
えば、被駆動体部の下面に単に凸部、あるいは円柱ある
いは円筒状の突起等を設けて、その下面に導電ゴム等の
導電部材による可動接点を設けるようにしてもよい。
【0080】上述の各実施形態においては、揺動部材が
ハンマあるいは鍵のいずれかの場合について説明した
が、そのいずれか他方に変更してもよいし、ピアノに使
われているジャック部材などの第2の揺動部材であって
もよい。また、上記揺動部材の揺動動作を検出する検出
手段として、被駆動体部の下面に光反斜面を設け、これ
に対応する基板上に、フォトリフレクタからなる入射光
量検出器を設けた光検出器を配設してもよい。また、可
動部の各部の弾性強度は、次の順序(大きい順)とする
のが望ましい。1:被駆動体部、2:突起、3:ヒンジ
部,スカート部,薄肉部など、
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、電子楽器の鍵盤装置における離鍵時の鍵やハンマ
等の揺動部材の復帰を早めて速いパッセージ演奏を可能
にすることができる。また、タッチレスポンス情報を常
に正確に得ることができる。さらに、揺動部材の揺動動
作を検出する検出手段の耐久性を高めノイズの発生や劣
化を防止することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す電子楽器の鍵
盤装置の斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う要部側断面図である。
【図3】同じくその鍵盤装置の鍵スイッチ部のみを示す
側断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態の鍵盤装置に使用す
る鍵スイッチ部のみを示す非押下動作時の側断面図であ
る。
【図5】同じくその押下動作時の側断面図である。
【図6】この発明の第3の実施形態の鍵盤装置に使用す
る鍵スイッチ部のみを示す非押下時の側断面図である。
【図7】この発明の第4の実施形態の鍵盤装置に使用す
る鍵スイッチ部のみを示す非押下時の側断面図である。
【図8】この発明の第5の実施形態の鍵盤装置に使用す
る鍵スイッチ部のみを示す非押下時の側断面図である。
【図9】この発明の第6の実施形態の鍵盤装置の白鍵部
分の側断面図(但し鍵は断面にしていない)である。
【図10】図9に示した鍵スイッチ部のみを示す非押鍵
時の側断面図である。
【図11】同じくその押鍵時の側断面図である。
【図12】同じくそのオーバストローク時の側断面図で
ある。
【図13】同じくその突起を設ける最適位置を説明する
ための押鍵時の側断面図である。
【図14】従来の電子楽器の鍵盤装置の一例を示す白鍵
部分の非押鍵時の側断面図(但し鍵は断面にしていな
い)である。
【図15】同じくその押鍵時の側断面図である。
【符号の説明】
10…シャーシ(支持部材)、15…ハンマの支持部、
20…鍵(揺動部材)、21…鍵の支点部、30…ハン
マ(質量体:揺動部材)、31d…鍵スイツチ駆動部、
50…基板(固定部)SW,SW2…鍵スイッチ(揺動
動作検出手段)、a1…第1アクチュエータ部、a2…
第2アクチュエータ部、bs,bs2…ベース部、s
a,sa2…膨出部、M,M2…可撓性弾性体、hg…
ヒンジ部、sd,sd2…被駆動体部、sk,sk2…
スカート部、se1…第1のセンサ部、se2…第2の
センサ部、ac1…第1アクチュエータ受部、ac2…
…第2アクチュエータ受部、v…垂直な軸線、p,p
2,p3,p41,p42,p5…突起、as1,as
2…可動接点、f1,f2…固定接点、20a…アクチ
ュエータ部、61…ベース部、62…ヒンジ部、63…
被駆動体部、63b…アクチュエータ受部、64…内ド
ーム型の可動接点、65…突起、70…固定接点、L…
アクチュエータ部の駆動力の作用線
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】被駆動体部sdの第1,第2のセンサ部s
e1,se2は、その可動接点as1,as2が固定接
点f1、f2に当接した後にショックアブソーバとして
作用する薄肉部t1,t2と、可動接点as1,as2
が可動し得る凹部h1,h2からなる。そして、この
駆動体部sdの下面のアクチュエータ受部ac2と対向
する位置に、鍵20およびハンマ30である揺動部材の
復帰を速めるための弾性を有する突起pを一体に形成
し、その上面側を第1,第2アクチュエータ受部ac
1,ac2とする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】さらに、この実施形態によれば図2から判
るように、鍵スイッチ駆動部31dは、第1アクチュエ
ータ部a1の方が揺動部材であるハンマ30の支持部
(支点部)15からの距離が近く、第2アクチュエータ
部a2の方がその距離が遠くなるように配設されてい
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】したがって、被駆動体部sdのアクチュエ
ータ受部ac1,ac2が、鍵スイツチ駆動部31dの
アクチュエータ部a1,a2によって押下されると、被
駆動体部sdがヒンジ部hgを回動支点として回動する
が、その際、第1アクチュエータ部と第2アクチュエー
タ部による被駆動体部sdに対する押圧力の配分が、押
圧ストロークの初期には第1アクチュエータ部a1の方
が大きく、押圧ストロークの後期には第2アクチュエー
タ部a2の方が大きくなるように、鍵スイツチ駆動部3
1dと鍵スイッチSWとを配置している。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材に揺動自在に支持された揺動部
    材と、 前記揺動部材の押下時にその揺動動作を検出する検出手
    段と、 前記揺動部材の揺動時に該揺動部材と共動して前記検出
    手段を駆動するアクチュエータ部とを備えた電子楽器の
    鍵盤装置において、 前記検出手段は、ベース部と下方にセンサ部を設けた被
    駆動体部、及び前記ベース部を載置固定する固定部を有
    し、 前記被駆動体部は、一端をヒンジ部を介して前記ベース
    部に回動可能に接続し、上面にアクチュエータ受部を設
    け、下面の前記アクチュエータ受部と対向する位置に弾
    性を有する突起を設け、 前記アクチュエータ受部が前記アクチュエータ部によっ
    て押下されると、前記被駆動体部が前記ヒンジ部を回動
    支点として回動するようにしてなることを特徴とする電
    子楽器の鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 支持部材に揺動自在に支持された揺動部
    材と、 前記支持部材に固着またはこれに固定関係に載置され、
    前記揺動部材の押下時にその揺動動作を検出する検出手
    段と、 前記揺動部材の揺動時に該揺動部材と共動して前記検出
    手段を駆動するアクチュエータ部とを備えた電子楽器の
    鍵盤装置において、 前記検出手段は、ベース部と下方にセンサ部を設けた被
    駆動体部を有する膨出部とからなる可撓性弾性体、及び
    該可撓性弾性体を載置する固定部を有し、 前記被駆動体部には、一端に前記ベース部と接続するヒ
    ンジ部を設け、上面にアクチュエータ受部を設けるとと
    もに、下面の前記アクチュエータ受部を通り前記固定部
    にほぼ垂直な軸線上で前記センサ部以外の位置に突起を
    設け、 前記アクチュエータ受部が前記アクチュエータ部によっ
    て押下されると、該被駆動体部が前記ヒンジ部を回動支
    点として回動するようにしてなり、 該被駆動体部の回動により前記突起が前記固定部に当接
    した後弾性変形し、その弾性変形時の弾性エネルギーに
    よって、前記揺動部材の復帰時の戻りを速めるようにし
    たことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  3. 【請求項3】 支持部材に支点部を介して揺動自在に支
    持された揺動部材と、 前記支持部材に固着またはこれに固定関係に載置され、
    前記揺動部材の押下時にその揺動動作を検出する検出手
    段と、 前記揺動部材の揺動時に該揺動部材と共動して前記検出
    手段を駆動するアクチュエータ部とを備えた電子楽器の
    鍵盤装置において、 前記アクチュエータ部は、第1アクチュエータと該第1
    アクチュエータより前記揺動部材の支点部からの距離が
    遠い第2アクチュエータとを有し、 前記検出手段は、ベース部と下方に第1のセンサ部と第
    2のセンサ部を設けた被駆動体部を有する膨出部とから
    なる可撓性弾性体、及び該可撓性弾性体を載置する固定
    部を有し、 前記被駆動体部には、前記揺動部材の支点部から遠い方
    の端部に前記ベース部と接続するヒンジ部を設けるとと
    もに、上面にアクチュエータ受部を設け、 前記第1のセンサ部は、前記第2のセンサ部より前記ヒ
    ンジ部に近い位置に、前記固定部との間隔が前記第2の
    センサ部と該固定部との間隔より小さくなるように設け
    られ、 前記アクチュエータ受部が前記アクチュエータ部によっ
    て押下されると、該被駆動体部が前記ヒンジ部を回動支
    点として回動するようにしてなり、 前記第1アクチュエータと第2アクチュエータによる前
    記被駆動体部に対する押圧力の配分が押圧ストロークの
    初期には前記第1アクチュエータの方が大きく、押圧後
    期には前記第2アクチュエータの方が大きくなるよう
    に、前記アクチュエータ部と前記検出手段とを配置した
    ことを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  4. 【請求項4】 支持部材に支点部を介して揺動自在に支
    持された鍵と、 前記支持部材に固着またはこれに固定関係に載置され、
    前記鍵の押下時にその揺動動作を検出する検出手段と、 前記鍵の揺動時に該鍵と共に回動しながら、前記検出手
    段を駆動する回転支点のあるアクチュエータ部とを備え
    た電子楽器の鍵盤装置において、 前記検出手段は、ベース部と下方にセンサ部を設けた被
    駆動体部を有する膨出部とからなる可撓性弾性体、及び
    該可撓性弾性体を載置する固定部を有し、 前記被駆動体部には、一端に前記ベース部と接続するヒ
    ンジ部を設け、上面にアクチュエータ受部を設けるとと
    もに、下面の前記アクチュエータ受部を通り前記固定部
    にほぼ垂直な軸線上で前記アクチュエータの回転支点部
    に対して前記センサ部より遠い位置に突起を設け、 前記アクチュエータ受部が前記アクチュエータ部によっ
    て押下されると、該被駆動体部が前記ヒンジ部を回動支
    点として回動するようにしてなり、 該被駆動体部の回動により前記突起が前記固定部に当接
    した後弾性変形し、その弾性変形時の弾性エネルギーに
    よって、前記鍵の復帰時の戻りを速めるようにしたこと
    を特徴とする電子楽器の鍵盤装置。
  5. 【請求項5】 支持部材に揺動自在に支持された揺動部
    材と、 前記揺動部材の押下時にその揺動動作を検出する検出手
    段と、 前記揺動部材の揺動時に該揺動部材と共動して前記検出
    手段を駆動するアクチュエータ部とを備えた電子楽器の
    鍵盤装置において、 前記検出手段は、ベース部と1つ以上の可動接点を有す
    る被駆動体部、及び前記ベース部を載置固定すると共に
    前記内ドーム型の可動接点と対向する固定接点を有する
    固定部を備え、 前記被駆動体部は、一端部を回転支点として回動可能で
    あり、上面にアクチュエータ受部を設けるとともに、下
    面の前記アクチュエータ受部と対向する位置に突起を設
    け、 前記アクチュエータ受部が前記アクチュエータ部によっ
    て押下されると、前記被駆動体部が前記一端部を回動支
    点として回動するようにしてなることを特徴とする電子
    楽器の鍵盤装置。
  6. 【請求項6】 支持部材に揺動自在に支持された揺動部
    材と、 前記揺動部材の押下時にその揺動動作を検出する検出手
    段と、 前記揺動部材の揺動時に該揺動部材と共動して前記検出
    手段を駆動するアクチュエータ部とを備えた電子楽器の
    鍵盤装置において、 前記検出手段は、ベース部と1つ以上の可動接点とを有
    する被駆動体部、及び前記ベース部を載置固定すると共
    に前記可動接点と対向する固定接点を有する固定部を備
    え、 前記被駆動体部は、一端部を回転支点として回動可能で
    あり、上面にアクチュエータ受部を設け、 前記固定部上の前記アクチュエータ受部と対向する位置
    に突起を設け、 前記アクチュエータ受部が前記アクチュエータ部によっ
    て押下されると、前記被駆動体部が前記一端部を回動支
    点として回動するようにしてなることを特徴とする電子
    楽器の鍵盤装置。
  7. 【請求項7】 前記突起が、弾性変形可能な部材によっ
    て形成されている請求項5又は6記載の電子楽器の鍵盤
    装置。
  8. 【請求項8】 前記突起が、前記被駆動体部が前記アク
    チュエータ部によって押下されて回動し、前記可動接点
    が前記固定接点に当接した後の前記アクチュエータ部の
    駆動力の作用線上に設けられている請求項5乃至7のい
    ずれか一項に記載の電子楽器の鍵盤装置。
  9. 【請求項9】 前記突起が、前記被駆動体部が前記アク
    チュエータ部によって押下されて回動し、前記可動接点
    が前記固定接点に当接した後の前記アクチュエータ部の
    駆動力の作用線に対して対称な位置に複数設けられてい
    る請求項5乃至8のいずれか一項に記載の電子楽器の鍵
    盤装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102402976A (zh) * 2010-09-09 2012-04-04 雅马哈株式会社 电子键盘乐器的开关体
CN102402975A (zh) * 2010-09-09 2012-04-04 雅马哈株式会社 电子键盘乐器的开关体
CN111035401A (zh) * 2019-12-30 2020-04-21 中国科学院合肥物质科学研究院 一种上肢力量测试装置及其使用方法

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