JPH10307404A - 製版装置 - Google Patents

製版装置

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JPH10307404A
JPH10307404A JP9131656A JP13165697A JPH10307404A JP H10307404 A JPH10307404 A JP H10307404A JP 9131656 A JP9131656 A JP 9131656A JP 13165697 A JP13165697 A JP 13165697A JP H10307404 A JPH10307404 A JP H10307404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist film
plate making
pulse
pulse width
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP9131656A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Shigeta
龍男 重田
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THINK LAB KK
Think Laboratory Co Ltd
Original Assignee
THINK LAB KK
Think Laboratory Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by THINK LAB KK, Think Laboratory Co Ltd filed Critical THINK LAB KK
Priority to JP9131656A priority Critical patent/JPH10307404A/ja
Publication of JPH10307404A publication Critical patent/JPH10307404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱効果によって溶融したフォトレジストが孔
の周縁に盛り上がり、銅板から剥離した状態となるなど
の課題があった。 【解決手段】 パルス幅が300ns程度の紫外線パル
ス2を射出する紫外線パルス射出手段1と、紫外線パル
ス2を銅板5のフォトレジスト膜4に集光して照射し、
当該フォトレジスト膜4を除去して孔6を形成する集光
照射手段3とを備えて構成し、孔6の形状が盛り上がっ
たり爆裂状になったりせず、集光した紫外線パルス2の
スポット形状とほぼ同じ形状の孔6を形成でき、高精度
の製版を行うことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パルス幅が30
0ナノ秒(以下、「ns」と記す)程度の紫外線パルス
を、フォトレジスト膜を有した製版用の版面に集光して
照射することにより、エッジの盛り上がりのないフォト
レジスト膜の除去加工ができ、エッチングによる網点を
高精度に形成できる製版装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、製版用の版面に形成されたフ
ォトレジスト膜に可視光パルスやパルス幅の短い紫外線
パルスを集光し照射することで当該フォトレジスト膜を
除去する製版装置が知られている。かかる従来の製版装
置によって得られるフォトレジスト膜の除去加工例を図
示例に基づいて説明する。なお、その除去加工における
条件として、銅板上に塗布されたフォトレジスト膜の厚
さは7マイクロメートル(以下、「μm」と記す)であ
り、所定のパルスを集光するための凸レンズは焦点距離
が10センチメートル(以下、「cm」と記す)のもの
を使用している。
【0003】図4は波長が532ナノメートル(以下、
「nm」と記す)でパルス幅が10nsのYAGレーザ
ー第2高調波を使用した場合の従来のフォトレジスト膜
の除去パターンを示す写真、図5は波長が532nmで
パルス幅が300nsのレーザーパルスを使用した場合
の従来のフォトレジスト膜の除去パターンを示す写真、
図6は波長が266nmでパルス幅が10nsのYAG
レーザー第4高調波を使用した場合の従来のフォトレジ
スト膜の除去パターンを示す写真である。図において、
7はフォトレジスト膜を除去することにより形成された
孔である。
【0004】次に動作について説明する。図4に示すよ
うに、波長が532nmでパルス幅が10nsのYAG
レーザー第2高調波を使用した場合、すなわち可視光パ
ルスを使用した加工では、光のエネルギーはフォトレジ
スト膜に吸収された後に熱に変わり、当該フォトレジス
ト膜を溶融して気化させる(以下、かかる作用を「熱効
果」と記す)。したがって、除去されるフォトレジスト
膜の領域、すなわち孔7はレーザービームの照射領域よ
りも広くなる。
【0005】また、図5に示すように、波長が532n
mでパルス幅が300nsのレーザーパルスを使用した
場合は、熱効果がさらに顕著となり、溶融したフォトレ
ジストが孔7の周縁に盛り上がり、銅板から剥離した状
態となる。
【0006】さらに、図6に示すように、波長が266
nmでパルス幅が10nsのYAGレーザー第4高調波
を使用した場合、すなわち紫外線を使用した加工では、
フォトンエネルギーでフォトレジストの分子結合を切
り、フォトレジスト膜を瞬間的に気化させるため、熱効
果が少なく、除去されるフォトレジスト膜の領域は、レ
ーザービームの集光スポットとほぼ同じ大きさとなり、
微細なドットが形成できる。しかし、フォトレジストが
短時間で気化するため、孔7は爆裂状に形成され、ま
た、レーザーのピークパワーが大きいためフォトレジス
ト膜下の銅板にまで加工が及び、エッチングによる高精
度のドット形成が困難となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の製版装置は以上
のように構成されているので、可視光パルスを使用した
加工にあっては、パルス幅が10nsと短い場合あるい
は300nsと長い場合でも、熱効果によって溶融した
フォトレジストが孔7の周縁に盛り上がり、銅板から剥
離した状態となるなどの課題があった。また、パルス幅
が10nsと短い紫外線を使用した加工にあっては、孔
7が爆裂状に形成され、エッチングによる高精度のドッ
ト形成が困難となるなどの課題があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、製版用の版面に形成されたフォト
レジスト膜を高精度に除去加工することにより、高精度
の製版を行える製版装置を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る製版装置は、パルス幅が300ns程度の紫外線パル
スを射出する紫外線パルス射出手段と、前記紫外線パル
ス射出手段によって射出された前記紫外線パルスを、フ
ォトレジスト膜を有した製版用の版面に集光して照射
し、当該フォトレジスト膜を除去する集光照射手段とを
備えたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による製
版装置の概略構成を示す原理図、図2は波長が266n
mでパルス幅が300nsの紫外線を使用した場合のフ
ォトレジスト膜の除去パターンを示す写真、図3は図2
の場合と同様の3発の光パルスを使用した場合のフォト
レジスト膜の除去パターンを示す写真である。図におい
て、1はパルス幅が300ns程度の紫外線パルス(パ
ルス幅が300ns程度の紫外線パルス)2を射出する
紫外線パルス射出手段、3は紫外線パルス射出手段1に
よって射出された紫外線パルス2を、フォトレジスト膜
4を有した銅板(製版用の版面)5の任意の位置に集光
して照射し、当該フォトレジスト膜4を除去して孔6を
形成する集光照射手段である。この集光照射手段3は、
例えば、凸レンズにより構成することができるが、その
他の周知・慣用手段によって構成してもよい。
【0011】次に動作について説明する。波長が266
nmでパルス幅が300ns程度の紫外線パルス2は、
フォトレジスト膜4の分子を1フォトンで切ることがで
きるため熱効果がなく、気化したフォトレジスト膜4の
ガスが拡散するのに要する時間と同程度のパルス幅30
0nsで入射する。したがって、図2および図3に示す
ように、フォトレジスト膜4の除去により形成される孔
6の形状が盛り上がったり爆裂状になったりせず、集光
した紫外線パルス2のスポット形状とほぼ同じ形状の孔
6を形成できる。さらに、紫外線パルス2のエネルギー
をフォトレジスト膜4下の銅板5にまで加工が及ばない
ように調節することで、所望のフォトレジスト膜4のみ
を容易かつ高精度に除去できる。
【0012】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、パルス幅が長い300ns程度の紫外線パルス2を
用いることにより、孔6の形状が盛り上がったり爆裂状
になったりせず、集光した紫外線パルス2のスポット形
状とほぼ同じ形状の孔6を形成できるため、フォトレジ
スト膜4を高精度に除去加工でき、高精度の製版を行う
ことができる効果が得られる。
【0013】なお、上記実施の形態1においては、印刷
用の製版装置に関しフォトレジスト膜4の除去加工につ
いて説明したが、ポリマ材の表面に高精度の微細加工を
行う微細穴あけ加工装置などにも適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、パルス幅が300ns程度の紫外線パルスを射出
する紫外線パルス射出手段と、前記紫外線パルス射出手
段によって射出された前記紫外線パルスを、フォトレジ
スト膜を有した製版用の版面に集光して照射し、当該フ
ォトレジスト膜を除去する集光照射手段とを備えて構成
したので、当該フォトレジスト膜の除去によって形成さ
れる孔の形状が盛り上がったり爆裂状になったりせず、
集光した紫外線パルスのスポット形状とほぼ同じ形状の
孔を形成できるため、フォトレジスト膜を高精度に除去
加工でき、高精度の製版を行うことができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による製版装置の概略
構成を示す原理図である。
【図2】波長が266nmでパルス幅が300nsの紫
外線を使用した場合のフォトレジスト膜の除去パターン
を示す写真である。
【図3】図2の場合と同様の3発の光パルスを使用した
場合のフォトレジスト膜の除去パターンを示す写真であ
る。
【図4】波長が532nmでパルス幅が10nsのYA
Gレーザー第2高調波を使用した場合の従来のフォトレ
ジスト膜の除去パターンを示す写真である。
【図5】波長が532nmでパルス幅が300nsのレ
ーザーパルスを使用した場合の従来のフォトレジスト膜
の除去パターンを示す写真である。
【図6】波長が266nmでパルス幅が10nsのYA
Gレーザー第4高調波を使用した場合の従来のフォトレ
ジスト膜の除去パターンを示す写真である。
【符号の説明】
1 紫外線パルス射出手段 2 紫外線パルス(パルス幅が300ns程度の紫外線
パルス) 3 集光照射手段 4 フォトレジスト膜 5 銅板(製版用の版面)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス幅が300ナノ秒程度の紫外線パ
    ルスを射出する紫外線パルス射出手段と、前記紫外線パ
    ルス射出手段によって射出された前記紫外線パルスを、
    フォトレジスト膜を有した製版用の版面に集光して照射
    し、当該フォトレジスト膜を除去する集光照射手段とを
    備えた製版装置。
JP9131656A 1997-05-07 1997-05-07 製版装置 Pending JPH10307404A (ja)

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JP9131656A JPH10307404A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 製版装置

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JP9131656A JPH10307404A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 製版装置

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JPH10307404A true JPH10307404A (ja) 1998-11-17

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JP9131656A Pending JPH10307404A (ja) 1997-05-07 1997-05-07 製版装置

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JP (1) JPH10307404A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001187440A (ja) * 2000-01-05 2001-07-10 Think Laboratory Co Ltd グラビア製版方法
JP2001191475A (ja) * 2000-03-21 2001-07-17 Think Laboratory Co Ltd グラビア製版方法
JP2003260771A (ja) * 2002-12-20 2003-09-16 Think Laboratory Co Ltd グラビア製版工場
JP2003260774A (ja) * 2002-12-24 2003-09-16 Think Laboratory Co Ltd グラビア製版工場

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JP4530396B2 (ja) * 2002-12-24 2010-08-25 株式会社シンク・ラボラトリー グラビア製版工場

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