JPH10306544A - 家屋構築用断熱パネル - Google Patents
家屋構築用断熱パネルInfo
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- JPH10306544A JPH10306544A JP9117886A JP11788697A JPH10306544A JP H10306544 A JPH10306544 A JP H10306544A JP 9117886 A JP9117886 A JP 9117886A JP 11788697 A JP11788697 A JP 11788697A JP H10306544 A JPH10306544 A JP H10306544A
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- frame
- plate
- heat insulating
- frame member
- house
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- Building Environments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 板部材上の枠内に断熱材を密着性良く設け、
板部材の反りも発生しない気密性が高く断熱効果の高い
非常に高品質で信頼性の高い家屋構築用断熱パネルを提
供することを目的とする。 【解決手段】 一方の板面が表裏反対側の他方の板面よ
り滑らかな面１Ａに形成されている平板状の板部材１の
板面上に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑
らかな面２Ａに形成されている角柱状の枠部材２で枠４
を形成し、この枠４内に発泡剤を充填注入して断熱部３
を形成して構成する家屋構築用断熱パネルであって、前
記板部材１の枠部材２形成側の板面を前記滑らかな面１
Ａとし、前記枠部材２で形成した枠４の外面を前記滑ら
かな面２Ａとして枠４の内面を粗面２Ｂとして構成した
家屋構築用断熱パネル。
板部材の反りも発生しない気密性が高く断熱効果の高い
非常に高品質で信頼性の高い家屋構築用断熱パネルを提
供することを目的とする。 【解決手段】 一方の板面が表裏反対側の他方の板面よ
り滑らかな面１Ａに形成されている平板状の板部材１の
板面上に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑
らかな面２Ａに形成されている角柱状の枠部材２で枠４
を形成し、この枠４内に発泡剤を充填注入して断熱部３
を形成して構成する家屋構築用断熱パネルであって、前
記板部材１の枠部材２形成側の板面を前記滑らかな面１
Ａとし、前記枠部材２で形成した枠４の外面を前記滑ら
かな面２Ａとして枠４の内面を粗面２Ｂとして構成した
家屋構築用断熱パネル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋構築用断熱パ
ネルにに関するものである。
ネルにに関するものである。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
家屋構築用パネルに断熱材を設ける場合、板部材の一面
に枠部材で構成した枠を設け、予め所定の形状に形成し
た断熱材を板部材上の枠内に取り付けて製造している。
家屋構築用パネルに断熱材を設ける場合、板部材の一面
に枠部材で構成した枠を設け、予め所定の形状に形成し
た断熱材を板部材上の枠内に取り付けて製造している。
【０００３】しかしながら、前述のように断熱材を取り
付ける場合には、予め所定の形状に加工した断熱材を準
備する必要があり、断熱材を製造するための製造装置や
加工コストなど断熱材を予め製造するための製造コスト
が結構高くかかっていた。さらに、所定の形状に断熱材
の形状を加工するためには、加工精度を高める必要もあ
り、断熱材を所定形状に加工して断熱材の不要部分を廃
棄するなど断熱材の材料を無駄にするような問題もあっ
た。
付ける場合には、予め所定の形状に加工した断熱材を準
備する必要があり、断熱材を製造するための製造装置や
加工コストなど断熱材を予め製造するための製造コスト
が結構高くかかっていた。さらに、所定の形状に断熱材
の形状を加工するためには、加工精度を高める必要もあ
り、断熱材を所定形状に加工して断熱材の不要部分を廃
棄するなど断熱材の材料を無駄にするような問題もあっ
た。
【０００４】また、所定形状に加工した断熱材を枠内の
板部材上に設ける場合、断熱材の形状が大き過ぎた場合
には断熱材を再加工する必要がでたり、逆に断熱材の形
状が小さ過ぎた場合には、そのまま断熱材を取り付ける
と断熱効果が弱められたり、場合によっては、断熱材と
枠とのすき間にさらに断熱材を設ける必要がでたりして
いた。
板部材上に設ける場合、断熱材の形状が大き過ぎた場合
には断熱材を再加工する必要がでたり、逆に断熱材の形
状が小さ過ぎた場合には、そのまま断熱材を取り付ける
と断熱効果が弱められたり、場合によっては、断熱材と
枠とのすき間にさらに断熱材を設ける必要がでたりして
いた。
【０００５】さらに、所定形状に加工した断熱材を枠内
の板部材上に取り付け固定するために、接着剤を使用す
る必要があり、接着剤による取り付け固定を確実にする
ために接着剤の塗布や断熱材の取り付け作業に製造コス
トが結構高くかかっていた。
の板部材上に取り付け固定するために、接着剤を使用す
る必要があり、接着剤による取り付け固定を確実にする
ために接着剤の塗布や断熱材の取り付け作業に製造コス
トが結構高くかかっていた。
【０００６】前述のような断熱材の取り付けにおける問
題を解消するために、従来、板部材上の枠内に断熱材を
流し込んで製造する方法も検討されているが、板部材上
の枠内に断熱材をすき間なく気密性の高い状態で、断熱
材を板部材上の枠内に接合強度の高い状態で取り付け固
定できるような方法が現状では確立されておらず、ま
た、断熱材を流し込むことで板部材に反りが発生するよ
うな問題もあり、板部材に反りが発生すると断熱材が剥
離してしまうような問題もあった。
題を解消するために、従来、板部材上の枠内に断熱材を
流し込んで製造する方法も検討されているが、板部材上
の枠内に断熱材をすき間なく気密性の高い状態で、断熱
材を板部材上の枠内に接合強度の高い状態で取り付け固
定できるような方法が現状では確立されておらず、ま
た、断熱材を流し込むことで板部材に反りが発生するよ
うな問題もあり、板部材に反りが発生すると断熱材が剥
離してしまうような問題もあった。
【０００７】尚、板部材や枠部材は一般的に、一方の板
面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面で形成され
ているが、従来、この一方の滑らかな面と他方の粗面と
を考慮した製造方法で家屋構築用断熱パネルは製造され
てはいなかった。
面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面で形成され
ているが、従来、この一方の滑らかな面と他方の粗面と
を考慮した製造方法で家屋構築用断熱パネルは製造され
てはいなかった。
【０００８】本発明は、前記従来の課題を解決するため
になされたものであり、板部材及び枠部材の滑らかな面
と粗面とを考慮することで、板部材上の枠内に断熱材を
密着性良く設け、板部材の反りも発生しない気密性が高
く断熱効果の高い非常に高品質で信頼性の高い家屋構築
用断熱パネルを提供することを目的とする。
になされたものであり、板部材及び枠部材の滑らかな面
と粗面とを考慮することで、板部材上の枠内に断熱材を
密着性良く設け、板部材の反りも発生しない気密性が高
く断熱効果の高い非常に高品質で信頼性の高い家屋構築
用断熱パネルを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
明の要旨を説明する。
【００１０】一方の板面が表裏反対側の他方の板面より
滑らかな面１Ａに形成されている平板状の板部材１の板
面上に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑ら
かな面２Ａに形成されている角柱状の枠部材２で枠４を
形成し、この枠４内に発泡剤を充填注入して断熱部３を
形成して構成する家屋構築用断熱パネルであって、前記
板部材１の枠部材２形成側の板面を前記滑らかな面１Ａ
とし、前記枠部材２で形成した枠４の外面を前記滑らか
な面２Ａとして枠４の内面を粗面２Ｂとして構成したこ
とを特徴とする家屋構築用断熱パネルに係るものであ
る。
滑らかな面１Ａに形成されている平板状の板部材１の板
面上に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑ら
かな面２Ａに形成されている角柱状の枠部材２で枠４を
形成し、この枠４内に発泡剤を充填注入して断熱部３を
形成して構成する家屋構築用断熱パネルであって、前記
板部材１の枠部材２形成側の板面を前記滑らかな面１Ａ
とし、前記枠部材２で形成した枠４の外面を前記滑らか
な面２Ａとして枠４の内面を粗面２Ｂとして構成したこ
とを特徴とする家屋構築用断熱パネルに係るものであ
る。
【００１１】また、一方の板面が表裏反対側の他方の板
面より滑らかな面１Ａに形成されている平板状の板部材
１の板面上に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面よ
り滑らかな面２Ａに形成されている角柱状の枠部材２で
枠４を形成し、この枠４内に発泡剤を充填注入して断熱
部３を形成して構成する家屋構築用断熱パネルであっ
て、前記板部材１の枠部材２形成側の板面を前記滑らか
な面１Ａとし、前記枠部材２で形成した枠４の外面を全
て前記滑らかな面２Ａとして枠４の内面を全て粗面２Ｂ
として構成したことを特徴とする家屋構築用断熱パネル
に係るものである。
面より滑らかな面１Ａに形成されている平板状の板部材
１の板面上に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面よ
り滑らかな面２Ａに形成されている角柱状の枠部材２で
枠４を形成し、この枠４内に発泡剤を充填注入して断熱
部３を形成して構成する家屋構築用断熱パネルであっ
て、前記板部材１の枠部材２形成側の板面を前記滑らか
な面１Ａとし、前記枠部材２で形成した枠４の外面を全
て前記滑らかな面２Ａとして枠４の内面を全て粗面２Ｂ
として構成したことを特徴とする家屋構築用断熱パネル
に係るものである。
【００１２】また、前記枠部材２で枠４を形成する際、
枠部材２を方形状に突き合わせて枠４を形成し、この枠
部材２の突き合わせ面の少なくとも一方が粗面２Ｂとな
るように構成したことを特徴とする請求項１，２いずれ
か１項に記載の家屋構築用断熱パネルに係るものであ
る。
枠部材２を方形状に突き合わせて枠４を形成し、この枠
部材２の突き合わせ面の少なくとも一方が粗面２Ｂとな
るように構成したことを特徴とする請求項１，２いずれ
か１項に記載の家屋構築用断熱パネルに係るものであ
る。
【００１３】また、前記板部材１若しくは枠部材２とし
てチップ化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ部材
を用いたことを特徴とする請求項１〜３いずれか１項に
記載の家屋構築用断熱パネルに係るものである。
てチップ化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ部材
を用いたことを特徴とする請求項１〜３いずれか１項に
記載の家屋構築用断熱パネルに係るものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
（発明をどのように実施するか）を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【００１５】板部材１の枠部材２形成側の板面を滑らか
な面１Ａにしたから、板部材１の板面上に設けた枠部材
２で形成した枠４内に発泡剤を充填注入した場合、発泡
剤が板部材１の滑らかな面１Ａをスムーズに流れて発泡
時の抵抗が少なくなり、発泡剤が板部材１上の枠４内に
密着性良く充填注入される。
な面１Ａにしたから、板部材１の板面上に設けた枠部材
２で形成した枠４内に発泡剤を充填注入した場合、発泡
剤が板部材１の滑らかな面１Ａをスムーズに流れて発泡
時の抵抗が少なくなり、発泡剤が板部材１上の枠４内に
密着性良く充填注入される。
【００１６】また、枠部材２で形成した枠４の内面を粗
面２Ｂで構成したから、枠４内に充填注入した発泡剤が
枠４の内面の粗面２Ｂと密着性良く接合され、枠４と発
泡剤が気密性の高い状態で強固に接合される。
面２Ｂで構成したから、枠４内に充填注入した発泡剤が
枠４の内面の粗面２Ｂと密着性良く接合され、枠４と発
泡剤が気密性の高い状態で強固に接合される。
【００１７】さらに、枠部材２で形成した枠４の内面を
粗面２Ｂで構成したから、枠部材２と枠部材２との突き
合わせ面が粗面２Ｂとなり、発泡剤を充填注入した際、
枠部材２の突き合わせ面の粗面２Ｂから発泡剤のエア抜
きが円滑に行われ、発泡剤が板部材１上の枠４内のすみ
ずみまで気密性良く充填され、板部材１に反りを発生さ
せるようなこともなく、板部材１上の枠４内に発泡剤を
密着性良く設けることができ、気密性が高く断熱効果の
高い非常に高品質で信頼性の高い家屋構築用断熱パネル
とすることができる。
粗面２Ｂで構成したから、枠部材２と枠部材２との突き
合わせ面が粗面２Ｂとなり、発泡剤を充填注入した際、
枠部材２の突き合わせ面の粗面２Ｂから発泡剤のエア抜
きが円滑に行われ、発泡剤が板部材１上の枠４内のすみ
ずみまで気密性良く充填され、板部材１に反りを発生さ
せるようなこともなく、板部材１上の枠４内に発泡剤を
密着性良く設けることができ、気密性が高く断熱効果の
高い非常に高品質で信頼性の高い家屋構築用断熱パネル
とすることができる。
【００１８】
【実施例】本発明の一実施例に係る家屋構築用断熱パネ
ルに関して以下図面に基づき説明する。
ルに関して以下図面に基づき説明する。
【００１９】本実施例は、図１，２に図示したように、
一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面１
Ａに形成されている平板状の板部材１の板面上に、一方
の板面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面２Ａに
形成されている角柱状の枠部材２で枠４を形成し、この
枠４内に発泡剤を充填注入して断熱部３を形成して構成
する家屋構築用断熱パネルであって、前記板部材１の枠
部材２形成側の板面を前記滑らかな面１Ａとし、前記枠
部材２で形成した枠４の外面を前記滑らかな面２Ａとし
て枠４の内面を粗面２Ｂとして構成したものである。
一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面１
Ａに形成されている平板状の板部材１の板面上に、一方
の板面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面２Ａに
形成されている角柱状の枠部材２で枠４を形成し、この
枠４内に発泡剤を充填注入して断熱部３を形成して構成
する家屋構築用断熱パネルであって、前記板部材１の枠
部材２形成側の板面を前記滑らかな面１Ａとし、前記枠
部材２で形成した枠４の外面を前記滑らかな面２Ａとし
て枠４の内面を粗面２Ｂとして構成したものである。
【００２０】板部材１や枠部材２は一般的に、一方の板
面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面１Ａ，２Ａ
で形成されているが、従来、この一方の滑らかな面１
Ａ，２Ａと他方の粗面１Ｂ，２Ｂとを考慮した製造方法
で家屋構築用断熱パネルを製造しておらず、発泡剤を充
填注入した場合、発泡剤が板部材１上の枠４内に密着性
良く充填注入されにくかったり、発泡剤のエア抜きが円
滑に行われず、発泡剤が板部材１上の枠４内のすみずみ
まで気密性良く充填されず、枠４と発泡剤とが気密性の
高い状態で強固に接合されにくい状況にあったため、本
発明者は、板部材１や枠部材２が滑らかな面１Ａ，２Ａ
と粗面１Ｂ，２Ｂとで構成されている点に着眼して、滑
らかな面１Ａ，２Ａと粗面１Ｂ，２Ｂとを種々組み合わ
せて板部材１と枠部材２とを構成することで、発泡剤が
板部材１上の枠４内に密着性良く充填注入されるか、あ
るいは、発泡剤のエア抜きが円滑に行われるか、そし
て、発泡剤が板部材１上の枠４内のすみずみまで気密性
良く充填されるか、さらに枠４と発泡剤とが気密性の高
い状態で強固に接合されるか等々検討した結果、前述の
ような構成で板部材１と枠部材２とを構成することが最
も良好な状態になることを確認して本実施例のような家
屋構築用断熱パネルを発明することに至ったのである。
面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな面１Ａ，２Ａ
で形成されているが、従来、この一方の滑らかな面１
Ａ，２Ａと他方の粗面１Ｂ，２Ｂとを考慮した製造方法
で家屋構築用断熱パネルを製造しておらず、発泡剤を充
填注入した場合、発泡剤が板部材１上の枠４内に密着性
良く充填注入されにくかったり、発泡剤のエア抜きが円
滑に行われず、発泡剤が板部材１上の枠４内のすみずみ
まで気密性良く充填されず、枠４と発泡剤とが気密性の
高い状態で強固に接合されにくい状況にあったため、本
発明者は、板部材１や枠部材２が滑らかな面１Ａ，２Ａ
と粗面１Ｂ，２Ｂとで構成されている点に着眼して、滑
らかな面１Ａ，２Ａと粗面１Ｂ，２Ｂとを種々組み合わ
せて板部材１と枠部材２とを構成することで、発泡剤が
板部材１上の枠４内に密着性良く充填注入されるか、あ
るいは、発泡剤のエア抜きが円滑に行われるか、そし
て、発泡剤が板部材１上の枠４内のすみずみまで気密性
良く充填されるか、さらに枠４と発泡剤とが気密性の高
い状態で強固に接合されるか等々検討した結果、前述の
ような構成で板部材１と枠部材２とを構成することが最
も良好な状態になることを確認して本実施例のような家
屋構築用断熱パネルを発明することに至ったのである。
【００２１】本実施例で使用する発泡剤としては、断熱
性能に優れた硬質ウレタン材を使用する。
性能に優れた硬質ウレタン材を使用する。
【００２２】板部材１若しくは枠部材２としては、チッ
プ化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ（オリエン
テッド・ストランド・ボード）部材を使用し、チップ化
した木材を用いることで省資源対応製品として地球に優
しい資材とすることができる。
プ化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ（オリエン
テッド・ストランド・ボード）部材を使用し、チップ化
した木材を用いることで省資源対応製品として地球に優
しい資材とすることができる。
【００２３】尚、枠部材２で形成した枠４の内面を図１
に図示したように、一方の対向面を構成する一対の枠部
材２の内面のみ粗面２Ｂで形成し、この粗面２Ｂに他方
の対向面を構成する一対の枠部材２を当接させて枠４を
形成しても良いが、枠部材２で形成した枠４の内面を全
て粗面２Ｂで構成すれば、板部材１上の枠４内に充填注
入する発泡剤と枠４内面との気密性及び密着性をさらに
高めることができる。
に図示したように、一方の対向面を構成する一対の枠部
材２の内面のみ粗面２Ｂで形成し、この粗面２Ｂに他方
の対向面を構成する一対の枠部材２を当接させて枠４を
形成しても良いが、枠部材２で形成した枠４の内面を全
て粗面２Ｂで構成すれば、板部材１上の枠４内に充填注
入する発泡剤と枠４内面との気密性及び密着性をさらに
高めることができる。
【００２４】また、枠部材２で形成する枠４はネジや釘
などの結合部材を用いて形成したり、接着剤を用いて接
合形成したり適宜枠４の枠組み形成を行う。
などの結合部材を用いて形成したり、接着剤を用いて接
合形成したり適宜枠４の枠組み形成を行う。
【００２５】さらに、枠部材２で形成した枠４を板部材
１の滑らかな面１Ａに取り付ける場合には、ネジや釘な
どの結合部材を用いて取り付けたり、接着剤を用いて取
り付けたり適宜取り付けを行う。
１の滑らかな面１Ａに取り付ける場合には、ネジや釘な
どの結合部材を用いて取り付けたり、接着剤を用いて取
り付けたり適宜取り付けを行う。
【００２６】また、板部材１上に形成する枠４内に、図
１，２に図示したように補強部材５を適宜設けること
で、枠４の構造的強度を高めると共に、家屋構築用断熱
パネルの構造的強度を高めることができる。
１，２に図示したように補強部材５を適宜設けること
で、枠４の構造的強度を高めると共に、家屋構築用断熱
パネルの構造的強度を高めることができる。
【００２７】前述の実施例で説明した家屋構築用断熱パ
ネルを家屋の土台，柱，胴差しなどの骨材間に取り付け
固定する場合には、骨材に対して板部材１の枠４形成面
の外側部分を当接して取り付け固定するが、取り付けに
際し板部材１の表面を５０mm程度ラップして釘や木ネジ
などの結合部材により取り付け固定する。
ネルを家屋の土台，柱，胴差しなどの骨材間に取り付け
固定する場合には、骨材に対して板部材１の枠４形成面
の外側部分を当接して取り付け固定するが、取り付けに
際し板部材１の表面を５０mm程度ラップして釘や木ネジ
などの結合部材により取り付け固定する。
【００２８】この際、骨材と家屋構築用断熱パネルとの
間に気密パッキンを入れるが、板部材１の当接面を滑ら
かな面１Ａとすることで、骨材と家屋構築用断熱パネル
との気密性を向上させることができる。
間に気密パッキンを入れるが、板部材１の当接面を滑ら
かな面１Ａとすることで、骨材と家屋構築用断熱パネル
との気密性を向上させることができる。
【００２９】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成したから、
発泡剤が板部材の滑らかな面をスムーズに流れて発泡時
の抵抗が少なくなり、発泡剤が板部材上の枠内に密着性
良く充填注入され、発泡剤が枠内面の粗面と密着性良く
接合され、枠と発泡剤が気密性の高い状態で強固に接合
され、枠部材と枠部材との接合面が粗面となり、発泡剤
を充填注入した際、枠部材の突き合わせ面の粗面から発
泡剤のエア抜きが円滑に行われ、発泡剤が板部材上の枠
内のすみずみまで気密性良く充填され、板部材に反りを
発生させるようなこともなく、板部材上の枠内に発泡剤
を密着性良く設けることができ、気密性が高く断熱効果
の高い非常に高品質で信頼性の高い家屋構築用断熱パネ
ルとすることができる。
発泡剤が板部材の滑らかな面をスムーズに流れて発泡時
の抵抗が少なくなり、発泡剤が板部材上の枠内に密着性
良く充填注入され、発泡剤が枠内面の粗面と密着性良く
接合され、枠と発泡剤が気密性の高い状態で強固に接合
され、枠部材と枠部材との接合面が粗面となり、発泡剤
を充填注入した際、枠部材の突き合わせ面の粗面から発
泡剤のエア抜きが円滑に行われ、発泡剤が板部材上の枠
内のすみずみまで気密性良く充填され、板部材に反りを
発生させるようなこともなく、板部材上の枠内に発泡剤
を密着性良く設けることができ、気密性が高く断熱効果
の高い非常に高品質で信頼性の高い家屋構築用断熱パネ
ルとすることができる。
【００３０】また、板部材若しは枠部材として、チップ
化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ部材を用いる
ことで、省資源対応製品として地球に優しい資材とする
ことができる。
化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ部材を用いる
ことで、省資源対応製品として地球に優しい資材とする
ことができる。
【００３１】また、高断熱，高気密をもたらす家屋構築
用断熱パネルを家屋の壁面に用いることで、家屋全体を
断熱層で包囲することができ、効率的な冷暖房が可能と
なり、冷暖房機の能力を最大限に引き出せると共に冷暖
房機の運転費用を少なくでき、冷暖房費を少なくするこ
とができる。さらに、気密性が高いことで外部の騒音を
遮断できると共に、家の中からの音漏れも防ぐことがで
きる。
用断熱パネルを家屋の壁面に用いることで、家屋全体を
断熱層で包囲することができ、効率的な冷暖房が可能と
なり、冷暖房機の能力を最大限に引き出せると共に冷暖
房機の運転費用を少なくでき、冷暖房費を少なくするこ
とができる。さらに、気密性が高いことで外部の騒音を
遮断できると共に、家の中からの音漏れも防ぐことがで
きる。
【００３２】また、ＯＳＢ部材は、筋違に代わる軸組と
して建築基準法で認められており、その強度は筋違の約
１．６倍であり、このＯＳＢ部材で構成した家屋構築用
断熱パネルを家屋の壁面に組み込むことにより、家屋の
構造的強度を強くすることができ、非常に高い耐震性を
確保して安心と安全性にあふれた快適な住まいを提供で
きる。
して建築基準法で認められており、その強度は筋違の約
１．６倍であり、このＯＳＢ部材で構成した家屋構築用
断熱パネルを家屋の壁面に組み込むことにより、家屋の
構造的強度を強くすることができ、非常に高い耐震性を
確保して安心と安全性にあふれた快適な住まいを提供で
きる。
【図１】本発明の一実施例に係る家屋構築用断熱パネル
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図２】本発明の一実施例に係る家屋構築用断熱パネル
を示す側断面図である。
を示す側断面図である。
１ 板部材 １Ａ 滑らかな面 ２ 枠部材 ２Ａ 滑らかな面 ２Ｂ 粗面 ３ 断熱部 ４ 枠
Claims (4)
- 【請求項１】 一方の板面が表裏反対側の他方の板面よ
り滑らかな面に形成されている平板状の板部材の板面上
に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな
面に形成されている角柱状の枠部材で枠を形成し、この
枠内に発泡剤を充填注入して断熱部を形成して構成する
家屋構築用断熱パネルであって、前記板部材の枠部材形
成側の板面を前記滑らかな面とし、前記枠部材で形成し
た枠の外面を前記滑らかな面として枠の内面を粗面とし
て構成したことを特徴とする家屋構築用断熱パネル。 - 【請求項２】 一方の板面が表裏反対側の他方の板面よ
り滑らかな面に形成されている平板状の板部材の板面上
に、一方の板面が表裏反対側の他方の板面より滑らかな
面に形成されている角柱状の枠部材で枠を形成し、この
枠内に発泡剤を充填注入して断熱部を形成して構成する
家屋構築用断熱パネルであって、前記板部材の枠部材形
成側の板面を前記滑らかな面とし、前記枠部材で形成し
た枠の外面を全て前記滑らかな面として枠の内面を全て
粗面として構成したことを特徴とする家屋構築用断熱パ
ネル。 - 【請求項３】 前記枠部材で枠を形成する際、枠部材を
方形状に突き合わせて枠を形成し、この枠部材の突き合
わせ面の少なくとも一方が粗面となるように構成したこ
とを特徴とする請求項１，２いずれか１項に記載の家屋
構築用断熱パネル。 - 【請求項４】 前記板部材若しくは枠部材としてチップ
化した木材を熱圧成型して製作したＯＳＢ部材を用いた
ことを特徴とする請求項１〜３いずれか１項に記載の家
屋構築用断熱パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9117886A JPH10306544A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 家屋構築用断熱パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9117886A JPH10306544A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 家屋構築用断熱パネル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10306544A true JPH10306544A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=14722669
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9117886A Pending JPH10306544A (ja) | 1997-05-08 | 1997-05-08 | 家屋構築用断熱パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10306544A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002004484A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-09 | Misawa Homes Co Ltd | 屋根パネル及び屋根パネルの製造方法 |
| KR20040009456A (ko) * | 2002-07-23 | 2004-01-31 | 아진테크주식회사 | 건축물 외장용 샌드위치 복합 판넬 |
| CN102433957A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-05-02 | 南京工业大学 | 一种新型复合隔墙板及其生产工艺 |
| CN103556774A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-02-05 | 周兴和 | 集成房屋构件模块制造方法 |
-
1997
- 1997-05-08 JP JP9117886A patent/JPH10306544A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002004484A (ja) * | 2000-06-21 | 2002-01-09 | Misawa Homes Co Ltd | 屋根パネル及び屋根パネルの製造方法 |
| KR20040009456A (ko) * | 2002-07-23 | 2004-01-31 | 아진테크주식회사 | 건축물 외장용 샌드위치 복합 판넬 |
| CN102433957A (zh) * | 2011-12-30 | 2012-05-02 | 南京工业大学 | 一种新型复合隔墙板及其生产工艺 |
| CN103556774A (zh) * | 2013-11-21 | 2014-02-05 | 周兴和 | 集成房屋构件模块制造方法 |
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