JPH10305062A - 雪路用自走型車椅子 - Google Patents

雪路用自走型車椅子

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Publication number
JPH10305062A
JPH10305062A JP9155706A JP15570697A JPH10305062A JP H10305062 A JPH10305062 A JP H10305062A JP 9155706 A JP9155706 A JP 9155706A JP 15570697 A JP15570697 A JP 15570697A JP H10305062 A JPH10305062 A JP H10305062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
solenoid valves
proportional control
control box
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP9155706A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Kiyono
孝樹 清野
Noboru Kiyono
陞 清野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KIYONO KIKAI KK
Original Assignee
KIYONO KIKAI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KIYONO KIKAI KK filed Critical KIYONO KIKAI KK
Priority to JP9155706A priority Critical patent/JPH10305062A/ja
Publication of JPH10305062A publication Critical patent/JPH10305062A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】雪路面でも自由に支障なく走行することのでき
る、自走式の車椅子を提供する。 【解決手段】油圧により駆動する四輪走行の車椅子にお
いて、電動モーターにより駆動する油圧ポンプから吐出
される油を、前輪側および後輪側に各々位置する油圧モ
ーターに導き、一方、車体フレームに固定されるロータ
リーアクチュエータの回動部に後輪側の車軸および油圧
モーターを取り付け、各種電磁弁とバッテリーおよびコ
ントロールBOXを車体適所に配置して、搭乗者により
操作されるコントロールBOXからの指令によって、各
々の油圧モーターおよびロータリーアクチュエータを駆
動させるとともに制御して、車体の進行とその方向を自
在にコントロールできるよう構成したことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、雪路面上を自由
に走行することのできる自走型の車椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、身体障害者のための移動手段
として車椅子があり、手動型および電動型が多用されて
いるが、二輪を主体とした構造のため雪路面には適さ
ず、本発明にて示すように、油圧駆動による雪路面用の
自走型車椅子は見当たらない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、従来
の車椅子には雪路面を走行するための配慮はなく、その
ため、降雪地域在住の車椅子利用者は冬期降雪時期は屋
外にて走行できず、精神的圧迫を受けながら過ごさねば
ならない。本発明は、以上のような従来からの車椅子に
関わる課題を解決するために発明されたもので、油圧に
よる四輪駆動方式を用いて雪路面上の走行を可能とした
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】課題を解決する手段とし
て本発明は、四輪走行の車体に各種油圧機器を配置して
構成した。すなわち、油圧により駆動する四輪走行の車
椅子において、電動モーターにより駆動する油圧ポンプ
から吐出される油を、前輪側および後輪側に各々位置す
る油圧モーターに導き、一方、車体フレームに固定され
るロータリーアクチュエータの回動部に後輪側の車軸お
よび油圧モーターを取り付け、各種電磁弁とバッテリー
およびコントロールBOXを車体適所に配置して、搭乗
者により操作されるコントロールBOXからの指令によ
って、各々の油圧モーターおよびロータリーアクチュエ
ータを駆動させるとともに制御して、車体の進行とその
方向を自在にコントロールできるよう構成する。本発明
は以上の構成よりなる雪路用自走型車椅子である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を使用するには、座席上に
搭乗者が位置し、コントロールBOXを操作する。この
操作により、バッテリーからの電流は電動モーターに流
れて駆動し、同時に油圧ポンプも回転を始める。そして
オイルタンク内の油は油圧ポンプを介して各油圧モータ
ーへと供給され、前輪および後輪は駆動を始める。また
ロータリーアクチュエータへも油が供給されて、後輪お
よび車軸そして油圧モーターはこのアクチュエータを中
心として回動するので、車体の進行方向を変えることが
できる。なお4個のタイヤは雪路用を用い、その外径は
同一である。従来型の電動車椅子は、大径の後輪を駆動
輪とし、小径の前輪は自由回転となっているので、雪路
面では路面に対するグリップ力が弱く、少々の凹凸でも
車輪が落ち込むと大きな抵抗となるため、スリップして
運転に支障となる。また登坂時にはその負担も大きくな
る。これに対して本発明は、四輪駆動であり、また雪路
用の同径タイヤを用いるので、走行力および登坂力とも
に大きくなり、安定走行を得ることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
において、1はメインフレームで、オイルタンク2の前
後に各々位置している。3は前方駆動輪で、メインフレ
ームに適宜支持部材にて回転可能に設けられる。この駆
動輪を保持する車軸の適所には、ディファレンシャルギ
アBOX4が設けられるとともに、油圧モーター5が装
備される。6は該駆動輪のやや後方に位置する電動モー
ター、7はこのモーターに接続される油圧ポンプであ
る。8は後方駆動輪で、可動フレーム9に軸支され、前
方駆動輪と同様にディファレンシャルギア10および油
圧モーター11が装備される。この可動フレームは、メ
インフレームに支持部材にて取り付けられるロータリー
アクチュエータ12の回動部に取り付けられる。そして
可動フレーム適所と前部のメインフレーム適所の間には
ストロークセンサー13が回動可能に取り付けられる。
14は昇降シリンダーで、オイルタンク内にその一部を
位置させて立設される。15はシートで、昇降シリンダ
ーのシリンダーシャフト端にその下部が固定されてお
り、シートの両側にはアームレスト16が位置し、一方
のアームレスト側面には、レバー17を有するコントロ
ールBOX18が取り付けられる。19は制御弁群で、
車体後部上面に位置し、その両側にはバッテリー20が
搭載される。21はセンターBOXで、電気設備等が収
容される。なおメインフレーム上面は板体にて覆設され
る。
【0007】図5は本発明に使用する油圧管路系統を示
したものである。図にて23はチェックバルブ、24は
リリーフバルブ、25および26は比例制御電磁弁、2
7〜29は電磁弁である。なお、点線で囲った部分はマ
ニホールドブロックを示し、金属塊の内部を穿孔して管
路と同等の機能を持たせたものであり、配管の簡素化を
図ったものである。次に本例の油圧作動系統について説
明する。コントロールBOXからの指令によって、バッ
テリーより電流が供給されて電動モーター6が駆動し、
同時に油圧ポンプが回転する。オイルタンク内の油はこ
の油圧ポンプより送出され、チェックバルブを介して管
路30,31を通り比例制御電磁弁25,26を経て油
圧モーター5,11に供給され、前輪および後輪を駆動
させ、再び電磁弁25,26を経て管路33を通りオイ
ルタンクへと戻る。このとき電磁弁29はOFFとなっ
て油はこの弁内を通過しない。また、管路32を経て電
磁弁27,28へも油が供給され、ロータリーアクチュ
エータおよび昇降シリンダーを作動させた後、各々同弁
内を通過して管路33にてタンクへと戻る。以上の各電
磁弁は、ONの時のみ作動し、OFF時は作動せず、油
は通過しない。従ってON・OFFの切り替えにて必要
な作動を得ることができる。
【0008】なお、電磁弁25および26は比例制御方
式のため、コントロールBOXのレバー操作量によって
各駆動輪の回転速度すなわち車体の進行速度をコントロ
ールすることができる。また管路中にリリーフバルブを
配置しており、油圧の異常増加時に油を逃がして各機器
の損傷を防ぐことができる。以上が四輪駆動時の説明で
ある。二輪駆動時は、比例制御電磁弁の25はOFF、
同種弁の26はONとなり、かつ電磁弁29はONとな
る。従って、前輪用の油圧モーター5は作動せず、後輪
用の油圧モーター11が作動する。また電磁弁29はO
Nのため、管路30と31の油は合流し、2倍の流量と
なって電磁弁26に供給される。そのため四輪駆動時に
比べて2倍の回転速度すなわち進行速度を得ることがで
きる。なお二輪駆動時は前輪用の油圧モーターはロック
されるので、クラッチを切って自由回転とすることがで
きる。
【0009】以上本例について説明したが、本例ではス
トロークセンサーを用いて、コントロールBOXのレバ
ーの傾きに応じてロータリーアクチュエータの回動がな
されるように配慮した。このストロークセンサーはシャ
フトが出入りする構造で、この出入りによる電気抵抗値
の変化にてロータリーアクチュエータの可変量を制御
し、後輪の回動角をコントロールすることができる。さ
らに本例は座面昇降用のシリンダーを付加している。そ
のため使用者の身長にあった座面位置を得ることがで
き、かつリクライニングシートを用いて姿勢の変化が可
能となっている。以上のごとく、本発明にて雪路面を自
由に走行することができる。なお、各図において油圧管
路および電気配線等は省略して表現した。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、四輪駆動のために走行
能力が増加し、また油圧駆動方式のため、必要最小限の
電力にて運転ができて、従来では走行が困難であった雪
路面での利用を可能とする有用なる装置を得ることがで
きる。また、駆動方式を切り替えることにより、路面状
況に適した走行を得ることができる。なお、油圧用のア
クチュエータを適宜選択して付加使用することによっ
て、多様な機能を有する自走型の車椅子を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の略示平面図
【図2】本発明の略示正面図
【図3】本発明の平面視による一部省略構造説明図
【図4】本発明の底面視による構造説明図
【図5】本発明の油圧管路系統図
【符号の説明】
1 メインフレーム 2 オイルタンク 3 前方駆動輪 4,10 ディファレンシャルギアBOX 5,11 油圧モーター 6 電動モーター 7 油圧ポンプ 8 後方駆動輪 9 可動フレーム 12 ロータリーアクチュエータ 13 ストロークセンサー 14 昇降シリンダー 15 シート 16 アームレスト 17 レバー 18 コントロールBOX 19 制御弁群 20 バッテリー 21 センターBOX 22 フットレスト 23 チェックバルブ 24 リリーフバルブ 25,26 比例制御電磁弁 27,28,29 電磁弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧により駆動する四輪走行の車椅子にお
    いて、電動モーターにより駆動する油圧ポンプから吐出
    される油を、前輪側および後輪側に各々位置する油圧モ
    ーターに導き、一方、車体フレームに固定されるロータ
    リーアクチュエータの回動部に後輪側の車軸および油圧
    モーターを取り付け、各種電磁弁とバッテリーおよびコ
    ントロールBOXを車体適所に配置して、搭乗者により
    操作されるコントロールBOXからの指令によって、各
    々の油圧モーターおよびロータリーアクチュエータを駆
    動させるとともに制御して、車体の進行とその方向を自
    在にコントロールできるよう構成したことを特徴とする
    雪路用自走型車椅子。
JP9155706A 1997-05-09 1997-05-09 雪路用自走型車椅子 Pending JPH10305062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9155706A JPH10305062A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 雪路用自走型車椅子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9155706A JPH10305062A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 雪路用自走型車椅子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10305062A true JPH10305062A (ja) 1998-11-17

Family

ID=15611743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9155706A Pending JPH10305062A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 雪路用自走型車椅子

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JP (1) JPH10305062A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101272604B1 (ko) * 2012-04-25 2013-06-07 주식회사 유진로봇 탑승형 로봇 및 이를 포함하는 탑승형 로봇 운용 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101272604B1 (ko) * 2012-04-25 2013-06-07 주식회사 유진로봇 탑승형 로봇 및 이를 포함하는 탑승형 로봇 운용 시스템

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