JPH10304402A - 3次元画像の記録/再生システム - Google Patents

3次元画像の記録/再生システム

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JPH10304402A
JPH10304402A JP9107032A JP10703297A JPH10304402A JP H10304402 A JPH10304402 A JP H10304402A JP 9107032 A JP9107032 A JP 9107032A JP 10703297 A JP10703297 A JP 10703297A JP H10304402 A JPH10304402 A JP H10304402A
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JP
Japan
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recording
image
pinhole
dimensional image
dimensional
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Pending
Application number
JP9107032A
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English (en)
Inventor
Tomoharu Sekiguchi
知治 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
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Publication of JPH10304402A publication Critical patent/JPH10304402A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により3次元画像情報を記録し再
生できるようにする。 【解決手段】 ピンホール2、6と該ピンホール2、6
に対応した記録/表示面1、5とを有する複数のセルを
配列して、各セル毎に画像を記録/再生することにより
3次元画像を記録/再生する。また、ピンホール2、6
として、液晶シャッターを用い、ピンホール前方空間の
浮遊粒子に表示面からの光を照射することにより画像を
再生し、色分解された赤、青、緑の3原色の組み合わせ
からなる記録/表示面1、5によりカラー画像を記録/
再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元画像を撮影
記録、再生する3次元画像の記録/再生システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
記録/再生を行う画像としては、2次元画像と立体画像
がある。2次元画像は、従来のカメラで映像が記録さ
れ、ディスプレイやスクリーンに再生表示される。代表
的な立体画像としては、コンピュータグラフィックを利
用して記録/再生を行う方式があり、近年バーチャルリ
アリティとして注目されている。
【0003】図6は従来の映像の撮影と再生を説明する
ための図である。従来の映像の撮影では、受光体の結像
点に対し、例えば図6(A)に示すように異なる方向か
ら赤(R)、緑(G)、青(B)の同じ強度の光信号が
入力されると、白色光の信号として検出され、3原色の
色分解信号では、同一強度のR、G、B信号が記録され
る。そして、このように記録された映像の再生では、図
6(B)に示すように表示体上にR、G、Bが同一強度
の白色信号が全方向均等光として再生される。したがっ
て、このような再生では、図6(A)に示す撮影時の各
色毎に方向と強度を持ったベクトル信号とはならないた
め、観る方向に関係ない平面的な画像となり、撮影した
映像を立体的に再現することはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、簡単な構成により3次元的な画像
情報を記録し再生できるようにするものである。
【0005】そのために本発明は、ピンホールと該ピン
ホールに対応した記録/表示面とを有する複数のセルを
配列して、各セル毎に画像を記録/再生するように構成
し、このことにより記録・再生光をベクトル信号として
扱えるようにしたことを特徴とし、また、ピンホールと
して、液晶シャッターを用い、ピンホール前方空間の浮
遊粒子からなる立体スクリーンに表示面からの光を照射
することにより画像を再生するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る3次元画像
の記録/再生システムの実施の形態を示す図であり、1
は受光体、2、6は液晶シャッター、3は画像データ記
憶メモリ、4は画像データ記録制御部、5は表示体、7
は画像データ再生制御部、8は立体スクリーンを示す。
【0007】図1(A)において、受光体1は、光信号
を電荷として保持して映像を電気信号に変換し取り出
す、例えばCCDセンサー等の2次元配列の受光画素群
からなり、カラー画像として撮影する場合には各画素の
全面に赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタ
を有するものである。液晶シャッター2は、受光体1の
前方に配置して順次シャッターを開閉するものであり、
各シャッターに対応した各画像を受光体1により撮影す
る。画像データ記憶メモリ3は、画像データを記憶する
ものであり、画像データ記録制御部4は、液晶シャッタ
ー2の開閉を順次制御して受光体1から映像のアナログ
電気信号を取り出し、デジタルの画像データに変換して
画像データ記憶メモリ3に記憶するための制御を行うも
のである。すなわち、本発明に係る3次元画像の記録/
再生システムにおいて、撮影記録を行う構成は、図1
(A)に示すように、受光体1と液晶シャッター2とを
組み合わせることにより、ピンホールカメラと同じ原理
でシャッターの開閉を制御しながら受光体1から映像の
アナログ電気信号を取り出して、それをデジタル化した
画像データを記録するものである。
【0008】また、図1(B)において、表示体5は、
全方向均等発光となる素子を受光体1に対応して2次元
配列したものであり、液晶シャッター6は、表示体5の
前方に配置して、表示体5の発光に同期して各シャッタ
ーを開閉するものである。画像データ再生制御部7は、
画像データ記憶メモリ3に記憶した画像データを表示体
5に出力すると共に、その出力に同期して液晶シャッタ
ー6の開閉を制御するものである。これにより撮影時の
入射光と等価の再生光を逆方向に照射できることにな
る。液晶シャッター6のピンホールを無数に増やした場
合には、液晶シャッター6の面を直接観ることで3次元
画像を得ることができる。しかし、液晶シャッター6の
数を制限した場合には、観察する目の位置にも制限がで
る。これを解決するのが立体スクリーン8である。立体
スクリーン8は、表示体5、液晶シャッター6の前方の
空間に浮遊し光を散乱させる煙(スモッグ)や霧(水蒸
気)等の浮遊粒子であり、表示体5の発光を受けて画像
データ記憶メモリ3に記憶した画像データを3次元的に
再生するものである。すなわち、本発明に係る3次元画
像の記録/再生システムにおいて、映像再生を行う構成
は、撮影記録を行う場合と同様に表示体5と液晶シャッ
ター6を組み合わせることにより、シャッターの開閉を
制御しながら画像データ記憶メモリ3に記憶した画像デ
ータを読み出して表示体5に出力し、空間に浮遊する立
体スクリーン8に投影して3次元画像として再生するも
のである。
【0009】図2は本発明に係る3次元画像の記録/再
生システムの他の実施の形態を示す図であり、11はセ
ル、12は後面、13はピンホールを示す。図2に示す
例は、ピンホールカメラ機構を応用した簡易型のシステ
ムであり、図2(A)に示すセル11が前面にピンホー
ル13を有し、後面12を撮影面又は表示面とする1つ
のピンホールカメラ機構であり、これを図2(B)に示
すように2次元配列する。ことにより、記録装置の場合
には、後面12を撮影面とし、再生装置の場合には、後
面12を表示面とする。このように四方が仕切られたピ
ンホールカメラ機構のセル11を配列することにより、
図1に示す各液晶シャッターに対応した各撮影画像が受
光面で重ならないようにし、また、各表示面をそれぞれ
のピンホールと対応させることができ、各液晶シャッタ
ー、及び各撮影画像記録又は再生表示の切り換え機能が
不要となり、構造を簡素化することができる。
【0010】図3はピンホール数と3次元画像撮影空間
との関係を説明するための図、図4はピンホール開口及
び受光素子の大きさと画像精細度との関係を説明するた
めの図、図5はピンホール開口及び受光素子の大きさの
具体的な数値例を示す図である。
【0011】ピンホールカメラ機構を応用した本発明に
係る3次元画像の記録/再生システムの場合には、ピン
ホール数を増やせばその分画像の質を向上させることが
できるが、その代わり、質の向上した「最鮮明撮影空
間」は狭まることになる。原理的には、1個のピンホー
ルだけでも、3次元画像の撮影は可能であるが、光量の
問題からかなり質が低下するので、ある程度のピンホー
ル数があれば、3次元画像最鮮明撮影空間の近傍でもそ
れほど見劣りする画像とはならない。3次元画像最鮮明
撮影空間は、図3に示すように各セルの撮影面のサイズ
をr、全体のサイズをR、撮影面とピンホールとの間隔
をh、撮影面からその最も外側に照射する光が交差する
点までの間隔をHとすると、関係式 h/r=H/R で決定される。
【0012】ピンホール開口及び受光素子の大きさと画
像精細度との関係を考えた場合、ピンホール開口の大き
さに応じ、入射光の合成は避けられない。例えば図4に
おいて、距離H=10mにて像の高さA=1cmの画像
精細度を求めると、受光面とピンホールとの間隔h=1
mmの場合、ピンホールの大きさa=0.001mmと
なる。また、同様に受光素子の大きさもそれに上乗せし
て画像精細度に影響を与えることになる。仮に、受光素
子の大きさをピンホール開口と同じにした場合には、画
像精細度の低下を1/2に抑えることができる。
【0013】ピンホールカメラ機構を応用した本発明に
係る3次元画像の記録/再生システムにおける具体的な
数値例を示すと、図5に示すようになる。すなわち、ピ
ンホール面前方1mを頂点とし、6mで50cm四方の
空間を最鮮明撮影空間とする。そして、ピンホール面に
対するピンネホール開口率は、0.0012 mm/0.
2 mm=10-4(開口をまとめた場合、10cm四方
の平面に1mm四方の開口を空けたことになる)、全受
光素子数は、10cm四方平面に1010個、画像精細度
は、10m前方の被写体に対し1cmの精細度となる。
【0014】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、2次元配列の受光体や表示体の構成
で説明したが、受光体や表示体を直線状の1次元配列で
構成し、その配列方向と直角の方向に微小角度ずつ回転
させるように構成してもよいし、直線移動させるように
構成してもよい。さらに、立体スクリーンは、浮遊粒子
と同様に光を散乱させる透明の細い繊維を用いた粗い目
のスクリーンを奥行き方向に多重に配置してもよいし、
このようなスクリーンに代えて浮遊粒子と同様に光を散
乱させる透明の細い繊維を上から無数に垂らすようにし
てもよい。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ピンホールと該ピンホールに対応した記録/
表示面とを有する複数のセルを配列して、各セル毎に画
像を記録/再生するように構成したので、簡単な光学
系、装置構成により3次元の立体画像を記録/再生する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る3次元画像の記録/再生システ
ムの実施の形態を示す図である。
【図2】 本発明に係る3次元画像の記録/再生システ
ムの他の実施の形態を示す図である。
【図3】 ピンホール数と3次元画像撮影空間との関係
を説明するための図である。
【図4】 ピンホール開口及び受光素子の大きさと画像
精細度との関係を説明するための図である。
【図5】 ピンホール開口及び受光素子の大きさの具体
的な数値例を示す図である。
【図6】 従来の映像の撮影と再生を説明するための図
である。
【符号の説明】
1…受光体、2、6…液晶シャッター、3…画像データ
記憶メモリ、4…画像データ記録制御部、5…表示体、
7…画像データ再生制御部、8…立体スクリーン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピンホールと該ピンホールに対応した記
    録/表示面とを有する複数のセルを配列して、各セル毎
    に画像を記録/再生するように構成したことを特徴とす
    る3次元画像の記録/再生システム。
  2. 【請求項2】 ピンホールとして、液晶シャッターを用
    いたことを特徴とする請求項1記載の3次元画像の記録
    /再生システム。
  3. 【請求項3】 ピンホール前方空間の浮遊粒子からなる
    立体スクリーンに表示面からの光を照射することにより
    画像を再生することを特徴とする請求項1記載の3次元
    画像の記録/再生システム。
  4. 【請求項4】 記録/表示面は、色分解された赤、青、
    緑の3原色の組み合わせからなることを特徴とする請求
    項1記載の3次元画像の記録/再生システム。
JP9107032A 1997-04-24 1997-04-24 3次元画像の記録/再生システム Pending JPH10304402A (ja)

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JP9107032A JPH10304402A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 3次元画像の記録/再生システム

Applications Claiming Priority (1)

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JP9107032A JPH10304402A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 3次元画像の記録/再生システム

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JPH10304402A true JPH10304402A (ja) 1998-11-13

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ID=14448798

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JP9107032A Pending JPH10304402A (ja) 1997-04-24 1997-04-24 3次元画像の記録/再生システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000059235A1 (fr) * 1999-03-26 2000-10-05 Takeyoshi Dohi Affichage d'image tridimensionnelle
KR100477638B1 (ko) * 2001-09-11 2005-03-23 삼성전자주식회사 2d/3d 겸용 디스플레이

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WO2000059235A1 (fr) * 1999-03-26 2000-10-05 Takeyoshi Dohi Affichage d'image tridimensionnelle
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