JPH10304196A - 濃淡画像情報の二値化装置および二値化方法 - Google Patents
濃淡画像情報の二値化装置および二値化方法Info
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- JPH10304196A JPH10304196A JP9112162A JP11216297A JPH10304196A JP H10304196 A JPH10304196 A JP H10304196A JP 9112162 A JP9112162 A JP 9112162A JP 11216297 A JP11216297 A JP 11216297A JP H10304196 A JPH10304196 A JP H10304196A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 疑似的な中間調を持つ二値画像情報を得る濃
淡画像情報の二値化装置において、演算量を必要最低限
にする。 【解決手段】入力画像情報蓄積部2に入力された画像情
報の各画素の輝度が、一次閾値蓄積部3bの第1の閾値
よりも小さいときは、当該画素の位置情報は黒画素書き
込み部7から黒画素に相当する画素値が出力画像情報蓄
積部9に書き込まれる。前記画素の輝度が、二次閾値蓄
積部4bの第2の閾値よりも大きいときは当該画素の位
置情報は白画素書き込み部8から白画素に相当する画素
値が出力画像情報蓄積部9に書き込まれる。前記画素の
輝度が前記第1の閾値以上であり且つ第2の閾値以下で
あるときは、当該画素の輝度値は、ディザ閾値決定部5
で演算されたディザ閾値と比較されて黒画素又は白画素
が決定される。
淡画像情報の二値化装置において、演算量を必要最低限
にする。 【解決手段】入力画像情報蓄積部2に入力された画像情
報の各画素の輝度が、一次閾値蓄積部3bの第1の閾値
よりも小さいときは、当該画素の位置情報は黒画素書き
込み部7から黒画素に相当する画素値が出力画像情報蓄
積部9に書き込まれる。前記画素の輝度が、二次閾値蓄
積部4bの第2の閾値よりも大きいときは当該画素の位
置情報は白画素書き込み部8から白画素に相当する画素
値が出力画像情報蓄積部9に書き込まれる。前記画素の
輝度が前記第1の閾値以上であり且つ第2の閾値以下で
あるときは、当該画素の輝度値は、ディザ閾値決定部5
で演算されたディザ閾値と比較されて黒画素又は白画素
が決定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モノクロの濃淡画
像情報を、ファクシミリ、プリンタなどの白黒二値の画
像情報出力装置に出力するために、二値画像情報に変換
する濃淡画像情報の2値化装置および2値化方法に属す
る。
像情報を、ファクシミリ、プリンタなどの白黒二値の画
像情報出力装置に出力するために、二値画像情報に変換
する濃淡画像情報の2値化装置および2値化方法に属す
る。
【0002】
【従来の技術】白黒の二値表示のみが可能なファクシミ
リやプリンタ装置を用い、濃淡画像情報を表示するため
に、濃淡画像情報を疑似濃淡画像情報に変換する面積階
調法が従来より提案されてきた。面積階調法は、画像情
報内の白画素と黒画素の割合を変化させて階調を表現す
る方法であり、濃度パターン法、ディザ法、画素分配法
に分類される。このうち、ディザ法は、M×N画素の画
像情報の輝度値v(x,y)、(x=0,…,M−1、
y=0,…,N−1)を、各画素毎に一定の規則で算出
される閾値T(x,y)と比較して、二値画像情報w
(x,y)を得るものである。
リやプリンタ装置を用い、濃淡画像情報を表示するため
に、濃淡画像情報を疑似濃淡画像情報に変換する面積階
調法が従来より提案されてきた。面積階調法は、画像情
報内の白画素と黒画素の割合を変化させて階調を表現す
る方法であり、濃度パターン法、ディザ法、画素分配法
に分類される。このうち、ディザ法は、M×N画素の画
像情報の輝度値v(x,y)、(x=0,…,M−1、
y=0,…,N−1)を、各画素毎に一定の規則で算出
される閾値T(x,y)と比較して、二値画像情報w
(x,y)を得るものである。
【0003】すなわち、黒画素の輝度値(最低輝度値)
を0、白画素の輝度値(最高輝度値)を1とすると、
を0、白画素の輝度値(最高輝度値)を1とすると、
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記ディザ法の中でも
平均誤差最小法は、優れた階調表現能力を有するが、次
の第(2)式に示すように、閾値T(x,y)を各画素
V(x,y)毎にその周辺画素の二値化誤差を考慮して
決定していた。
平均誤差最小法は、優れた階調表現能力を有するが、次
の第(2)式に示すように、閾値T(x,y)を各画素
V(x,y)毎にその周辺画素の二値化誤差を考慮して
決定していた。
【0005】 ここで、画像情報のV(x,y)の輝度値は、0≦V
(x,y)≦1であり、領域Sは注目画素の先行画素の
うちP画素以内の距離(チェス盤距離で)にある画素の
集合であり、M(k,l)は任意の重み付けマトリクス
である。またE(x,y)は、次の第(3)式のような
V(x,y)とW(x,y)との誤差である。
(x,y)≦1であり、領域Sは注目画素の先行画素の
うちP画素以内の距離(チェス盤距離で)にある画素の
集合であり、M(k,l)は任意の重み付けマトリクス
である。またE(x,y)は、次の第(3)式のような
V(x,y)とW(x,y)との誤差である。
【0006】 E(x,y)=V(x,y)−W(x,y) …(3) この様にディザ法によって、モノクロの濃淡画像情報
を、疑似的に中間調を表現することができる二値画像情
報に変換することが可能となる。しかしディザ法では、
閾値T(x,y)を決定するために、前記第(2)式に
示すように各画素毎に、先行画素中の集合Sの各画素に
ついての演算を必要としている。従って、画像情報の大
きさ、M,Nが大きくなると、その演算量は莫大なもの
になるという問題点を有していた。
を、疑似的に中間調を表現することができる二値画像情
報に変換することが可能となる。しかしディザ法では、
閾値T(x,y)を決定するために、前記第(2)式に
示すように各画素毎に、先行画素中の集合Sの各画素に
ついての演算を必要としている。従って、画像情報の大
きさ、M,Nが大きくなると、その演算量は莫大なもの
になるという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
その目的は、必要最低限の演算量で中間調を表現可能な
二値画像に二値化することができる濃淡画像情報の二値
化装置および二値化方法を提供することにある。
その目的は、必要最低限の演算量で中間調を表現可能な
二値画像に二値化することができる濃淡画像情報の二値
化装置および二値化方法を提供することにある。
【0008】
(1)前述のように、ディザ法(平均誤差最小法)によ
って、モノクロの濃淡画像情報を、疑似的な中間調を持
つ二値画像情報に変換することができるが、前記第
(2)式に示す演算量が莫大になるという問題点を有し
ていた。これは、第(2)式自体の演算量が本質的に大
きいものであるのみならず、従来のディザ法が閾値T
(x,y)の決定に当たって、その画素値V(x,y)
にかかわらず、固定的に第(2)式を用いているからに
他ならない。
って、モノクロの濃淡画像情報を、疑似的な中間調を持
つ二値画像情報に変換することができるが、前記第
(2)式に示す演算量が莫大になるという問題点を有し
ていた。これは、第(2)式自体の演算量が本質的に大
きいものであるのみならず、従来のディザ法が閾値T
(x,y)の決定に当たって、その画素値V(x,y)
にかかわらず、固定的に第(2)式を用いているからに
他ならない。
【0009】例えば図2に示すように、画像情報全体が
人物や風景の写真のような濃淡画像情報(自然画像情
報)の場合は、画像情報中のほぼ全画素の画素値が中間
調(すなわち、0と1以外の階調)である。この様な画
像情報をディザ化するためには、各画素について、前記
第(2)式を実行する必要がある。しかし、近年のWW
W(WorldWideWeb)などでは、図3に示す
ような、白黒二値の図形画像情報と自然画像情報を組み
合わせて1枚の画像情報としたものが多用されている。
この様な画像情報の場合、たとえば、画素値V(x,
y)=0であるのなら、前記第(2)式を演算した結
果、どの様な閾値T(x,y)が導出されようと、その
二値化後の画素値は、W(x,y)=0であるべきであ
るし、V(x,y)=1ならば、W(x,y)=1とな
るべきである。
人物や風景の写真のような濃淡画像情報(自然画像情
報)の場合は、画像情報中のほぼ全画素の画素値が中間
調(すなわち、0と1以外の階調)である。この様な画
像情報をディザ化するためには、各画素について、前記
第(2)式を実行する必要がある。しかし、近年のWW
W(WorldWideWeb)などでは、図3に示す
ような、白黒二値の図形画像情報と自然画像情報を組み
合わせて1枚の画像情報としたものが多用されている。
この様な画像情報の場合、たとえば、画素値V(x,
y)=0であるのなら、前記第(2)式を演算した結
果、どの様な閾値T(x,y)が導出されようと、その
二値化後の画素値は、W(x,y)=0であるべきであ
るし、V(x,y)=1ならば、W(x,y)=1とな
るべきである。
【0010】そこで本発明では、画像情報中の画素値に
よっては、前記第(2)式に示す演算を必ずしも実行す
る必要がない点に着目し、画素値に応じて閾値T(x,
y)の導出方法を適応的に選択することで、画像情報の
種類によってはディザ化に必要な演算量を減少できるよ
うにした。
よっては、前記第(2)式に示す演算を必ずしも実行す
る必要がない点に着目し、画素値に応じて閾値T(x,
y)の導出方法を適応的に選択することで、画像情報の
種類によってはディザ化に必要な演算量を減少できるよ
うにした。
【0011】(2)本発明は、入力された濃淡画像情報
の各画素の輝度を所定の閾値と比較して黒画素又は白画
素の二値を決定し、疑似的な中間調を持つ二値画像情報
を得る濃淡画像情報の二値化装置において、入力された
濃淡画像情報を蓄積する入力画像情報蓄積部と、二値化
画像情報を蓄積するための出力画像情報蓄積部と、前記
入力画像情報蓄積部に蓄積された前記画像情報の画素値
とその位置情報を1画素分ずつ読み出して、所定の実数
から成る第1の閾値とを比較し、該比較結果に応じて当
該画素の位置情報を黒画素書き込み部に出力するか、又
は当該画素の位置情報と画素値を第2の比較部に出力す
る第1の比較部と、前記第1の比較部から入力された前
記画素の画素値を所定の実数から成る第2の閾値と比較
し、該比較結果に応じて前記画素の位置情報を白画素書
き込み部に出力するか、または当該画素の位置情報と画
素値を第3の比較部へ出力するとともに、前記位置情報
をディザ閾値決定部へ出力する第2の比較部と、前記第
2の比較部から画素の位置情報が入力されたとき、前記
入力画像情報蓄積部に蓄積されている画像情報の画素値
と前記出力画像情報蓄積部に蓄積されている画素値を読
み出して、ディザ法の平均誤差最小法によるディザ閾値
を演算するディザ閾値決定部と、前記ディザ閾値決定部
で演算されたディザ閾値と前記第2の比較部より入力さ
れた前記画素の画素値とを比較し、該比較結果に応じて
当該画素の位置情報を白画素書き込み部または黒画素書
き込み部に出力する第3の比較部と、前記第1又は第3
の比較部から画素の位置情報が入力されたとき、当該位
置情報に相当する前記出力画像情報蓄積部の蓄積位置に
黒画素に相当する画素値を書き込む黒画素書き込み部
と、前記第2又は第3の比較部から画素の位置情報が入
力されたとき、当該位置情報に相当する前記出力画像情
報蓄積部の蓄積位置に白画素に相当する画素値を書き込
む白画素書き込み部とを備え、前記出力画像情報蓄積部
に蓄積された二値化画像情報を出力することを特徴とし
ている。
の各画素の輝度を所定の閾値と比較して黒画素又は白画
素の二値を決定し、疑似的な中間調を持つ二値画像情報
を得る濃淡画像情報の二値化装置において、入力された
濃淡画像情報を蓄積する入力画像情報蓄積部と、二値化
画像情報を蓄積するための出力画像情報蓄積部と、前記
入力画像情報蓄積部に蓄積された前記画像情報の画素値
とその位置情報を1画素分ずつ読み出して、所定の実数
から成る第1の閾値とを比較し、該比較結果に応じて当
該画素の位置情報を黒画素書き込み部に出力するか、又
は当該画素の位置情報と画素値を第2の比較部に出力す
る第1の比較部と、前記第1の比較部から入力された前
記画素の画素値を所定の実数から成る第2の閾値と比較
し、該比較結果に応じて前記画素の位置情報を白画素書
き込み部に出力するか、または当該画素の位置情報と画
素値を第3の比較部へ出力するとともに、前記位置情報
をディザ閾値決定部へ出力する第2の比較部と、前記第
2の比較部から画素の位置情報が入力されたとき、前記
入力画像情報蓄積部に蓄積されている画像情報の画素値
と前記出力画像情報蓄積部に蓄積されている画素値を読
み出して、ディザ法の平均誤差最小法によるディザ閾値
を演算するディザ閾値決定部と、前記ディザ閾値決定部
で演算されたディザ閾値と前記第2の比較部より入力さ
れた前記画素の画素値とを比較し、該比較結果に応じて
当該画素の位置情報を白画素書き込み部または黒画素書
き込み部に出力する第3の比較部と、前記第1又は第3
の比較部から画素の位置情報が入力されたとき、当該位
置情報に相当する前記出力画像情報蓄積部の蓄積位置に
黒画素に相当する画素値を書き込む黒画素書き込み部
と、前記第2又は第3の比較部から画素の位置情報が入
力されたとき、当該位置情報に相当する前記出力画像情
報蓄積部の蓄積位置に白画素に相当する画素値を書き込
む白画素書き込み部とを備え、前記出力画像情報蓄積部
に蓄積された二値化画像情報を出力することを特徴とし
ている。
【0012】(3)また本発明は、入力された濃淡画像
情報の各画素の輝度を所定の閾値と比較して黒画素又は
白画素の二値を決定し、疑似的な中間調を持つ二値画像
情報を得る濃淡画像情報の二値化方法において、入力さ
れた濃淡画像情報の各画素の輝度が所定の実数で設定さ
れた第1の閾値よりも小さいときは、当該画素を黒画素
と決定し、前記画素の輝度が、前記第1の閾値よりも大
きく設定された第2の閾値よりも大きいときは当該画素
を白画素と決定し、前記画素の輝度が前記第1の閾値以
上であり且つ第2の閾値以下であるときに、当該画素の
輝度値が、当該画素についてディザ法の平均誤差最小法
により周辺画素の二値化誤差を考慮して求めた第3の閾
値よりも小さければ当該画素を黒画素と決定し、前記画
素の輝度が前記第3の閾値よりも大きければ当該画素を
白画素と決定し、前記入力濃淡画像情報から疑似的な中
間調を持つ二値画像情報を得ることを特徴としている。
情報の各画素の輝度を所定の閾値と比較して黒画素又は
白画素の二値を決定し、疑似的な中間調を持つ二値画像
情報を得る濃淡画像情報の二値化方法において、入力さ
れた濃淡画像情報の各画素の輝度が所定の実数で設定さ
れた第1の閾値よりも小さいときは、当該画素を黒画素
と決定し、前記画素の輝度が、前記第1の閾値よりも大
きく設定された第2の閾値よりも大きいときは当該画素
を白画素と決定し、前記画素の輝度が前記第1の閾値以
上であり且つ第2の閾値以下であるときに、当該画素の
輝度値が、当該画素についてディザ法の平均誤差最小法
により周辺画素の二値化誤差を考慮して求めた第3の閾
値よりも小さければ当該画素を黒画素と決定し、前記画
素の輝度が前記第3の閾値よりも大きければ当該画素を
白画素と決定し、前記入力濃淡画像情報から疑似的な中
間調を持つ二値画像情報を得ることを特徴としている。
【0013】(4)本発明において、入力された濃淡画
像情報の画素の輝度が第1の閾値よりも小さい場合か、
又は第2の閾値よりも大きい場合は、自動的に黒画素、
又は白画素に決定することができるので、この場合はめ
んどうなディザ法の平均誤差最小法によるディザ閾値の
演算を行わなくても済む。このため図形画像情報(白黒
二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在する画像
情報をディザ化する場合、演算量を必要最低限に抑制す
ることが可能となる。
像情報の画素の輝度が第1の閾値よりも小さい場合か、
又は第2の閾値よりも大きい場合は、自動的に黒画素、
又は白画素に決定することができるので、この場合はめ
んどうなディザ法の平均誤差最小法によるディザ閾値の
演算を行わなくても済む。このため図形画像情報(白黒
二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在する画像
情報をディザ化する場合、演算量を必要最低限に抑制す
ることが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。まず入力画像情報の各画素値
について次式に示すような条件判定を行い、各画素の閾
値導出方法P(x,y)を選択する。
の実施の形態を説明する。まず入力画像情報の各画素値
について次式に示すような条件判定を行い、各画素の閾
値導出方法P(x,y)を選択する。
【0015】 ここで、Ta=α、Tb=1−αであり、αは適当な小
さい実数である。閾値導出方法P(x,y)=Paの場
合には閾値T(x,y)=1、Pbの場合にはT(x,
y)=0,Ptの場合には、前記第(2)式によって、
T(x,y)を求めることとする。
さい実数である。閾値導出方法P(x,y)=Paの場
合には閾値T(x,y)=1、Pbの場合にはT(x,
y)=0,Ptの場合には、前記第(2)式によって、
T(x,y)を求めることとする。
【0016】この様に、画像情報中の各画素値(V)に
応じて、前記(4)式に従って適応的に閾値導出方法が
決定されるので、図3に示すような図形画像情報(白黒
二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在する画像
情報をディザ化する場合、演算量を必要最低限に抑制す
ることが可能となる。
応じて、前記(4)式に従って適応的に閾値導出方法が
決定されるので、図3に示すような図形画像情報(白黒
二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在する画像
情報をディザ化する場合、演算量を必要最低限に抑制す
ることが可能となる。
【0017】図1は本発明の一実施形態例であって、1
は画像情報入力部、2は入力画像情報蓄積部、3は一次
画素値比較部、3aは一次画素値比較処理部、3bは一
次閾値蓄積部、4は二次画素値比較部、4aは二次画素
値比較処理部、4bは二次閾値蓄積部、5はディザ閾値
決定部、6はディザ閾値比較処理部、7は黒画素書き込
み部、8は白画素書き込み部、9は出力画像情報蓄積
部、10は画像情報出力部であり、これら各部によって
濃淡画像情報二値化装置11が構成されている。前記一
次閾値蓄積部3bには、あらかじめTbに相当する一次
閾値が蓄積されており、二次閾値蓄積部4bには、Ta
に相当する二次閾値が蓄積されているものとする。
は画像情報入力部、2は入力画像情報蓄積部、3は一次
画素値比較部、3aは一次画素値比較処理部、3bは一
次閾値蓄積部、4は二次画素値比較部、4aは二次画素
値比較処理部、4bは二次閾値蓄積部、5はディザ閾値
決定部、6はディザ閾値比較処理部、7は黒画素書き込
み部、8は白画素書き込み部、9は出力画像情報蓄積
部、10は画像情報出力部であり、これら各部によって
濃淡画像情報二値化装置11が構成されている。前記一
次閾値蓄積部3bには、あらかじめTbに相当する一次
閾値が蓄積されており、二次閾値蓄積部4bには、Ta
に相当する二次閾値が蓄積されているものとする。
【0018】次に上記のように構成された装置の動作を
述べる。まず画像情報入力部1から対象となる画像情報
を入力し、該画像情報を入力画像情報蓄積部2に一旦蓄
積する。一次画素値比較処理部3bは、前記入力画像情
報蓄積部2に蓄積された画像情報の各画素の画素値と該
画素の画像情報中における位置情報とを1画素分ずつ読
み出して、該画素値と一次閾値蓄積部3bにあらかじめ
蓄積されていた一次閾値Tbとを比較し、もし画素値が
一次閾値以下なら、黒画素書き込み部7に該位置情報を
出力し、そうでないなら該画素値と該位置情報とを二次
画素値比較処理部4aに出力する。前記黒画素書き込み
部は、前記位置情報が入力されると、出力画像情報蓄積
部9の該位置情報が示す蓄積位置に黒画素に相当する画
素値を書き込む。前記二次画素値比較処理部は、前記画
素値と二次閾値蓄積部4bにあらかじめ蓄積されていた
二次閾値Taとを比較し、もし該画素値が二次閾値以上
なら、白画素書き込み部8に該位置情報を出力し、そう
でないなら該画素値と該位置情報をディザ閾値比較処理
部6に出力し、該位置情報をディザ閾値決定部5に出力
する。前記白画素書き込み部8は、前記位置情報が入力
されると、出力画像情報蓄積部9の該位置情報が示す蓄
積位置に白画素に相当する画素値を書き込む。前記ディ
ザ閾値決定部5は前記位置情報が入力されると、前記入
力画像情報蓄積部2から該位置情報の画素を注目画素と
する領域S内の各画素値とその位置情報を読み出し、さ
らに前記出力画像情報蓄積部9から該位置情報の画素を
注目画素とする領域S内の各画素値とその位置情報を読
み出し、前記第(2)式に従ってディザ閾値を抽出して
ディザ閾値比較処理部6へ出力する。前記ディザ閾値比
較処理部6は、前記二次画素値比較処理部4bから前記
画素値および該位置情報が入力され、さらに前記ディザ
閾値決定部5からディザ閾値を入力されると、該画素値
と該ディザ閾値とを比較し、もし画素値が閾値より小さ
いのなら該位置情報を黒画素書き込み部7に出力し、そ
うでないなら該位置情報を白画素書き込み部8に出力す
る。前記黒画素書き込み部7は、前記位置情報が入力さ
れると、出力画像情報蓄積部9の該位置情報が示す蓄積
位置に黒画素に相当する画素値を書き込む。前記白画素
書き込み部8は、前記位置情報が入力されると、出力画
像情報蓄積部9の該位置情報が示す蓄積位置に白画素に
相当する画素値を書き込む。
述べる。まず画像情報入力部1から対象となる画像情報
を入力し、該画像情報を入力画像情報蓄積部2に一旦蓄
積する。一次画素値比較処理部3bは、前記入力画像情
報蓄積部2に蓄積された画像情報の各画素の画素値と該
画素の画像情報中における位置情報とを1画素分ずつ読
み出して、該画素値と一次閾値蓄積部3bにあらかじめ
蓄積されていた一次閾値Tbとを比較し、もし画素値が
一次閾値以下なら、黒画素書き込み部7に該位置情報を
出力し、そうでないなら該画素値と該位置情報とを二次
画素値比較処理部4aに出力する。前記黒画素書き込み
部は、前記位置情報が入力されると、出力画像情報蓄積
部9の該位置情報が示す蓄積位置に黒画素に相当する画
素値を書き込む。前記二次画素値比較処理部は、前記画
素値と二次閾値蓄積部4bにあらかじめ蓄積されていた
二次閾値Taとを比較し、もし該画素値が二次閾値以上
なら、白画素書き込み部8に該位置情報を出力し、そう
でないなら該画素値と該位置情報をディザ閾値比較処理
部6に出力し、該位置情報をディザ閾値決定部5に出力
する。前記白画素書き込み部8は、前記位置情報が入力
されると、出力画像情報蓄積部9の該位置情報が示す蓄
積位置に白画素に相当する画素値を書き込む。前記ディ
ザ閾値決定部5は前記位置情報が入力されると、前記入
力画像情報蓄積部2から該位置情報の画素を注目画素と
する領域S内の各画素値とその位置情報を読み出し、さ
らに前記出力画像情報蓄積部9から該位置情報の画素を
注目画素とする領域S内の各画素値とその位置情報を読
み出し、前記第(2)式に従ってディザ閾値を抽出して
ディザ閾値比較処理部6へ出力する。前記ディザ閾値比
較処理部6は、前記二次画素値比較処理部4bから前記
画素値および該位置情報が入力され、さらに前記ディザ
閾値決定部5からディザ閾値を入力されると、該画素値
と該ディザ閾値とを比較し、もし画素値が閾値より小さ
いのなら該位置情報を黒画素書き込み部7に出力し、そ
うでないなら該位置情報を白画素書き込み部8に出力す
る。前記黒画素書き込み部7は、前記位置情報が入力さ
れると、出力画像情報蓄積部9の該位置情報が示す蓄積
位置に黒画素に相当する画素値を書き込む。前記白画素
書き込み部8は、前記位置情報が入力されると、出力画
像情報蓄積部9の該位置情報が示す蓄積位置に白画素に
相当する画素値を書き込む。
【0019】上記の動作を、入力画像情報蓄積部2に蓄
積された画像情報のすべての画素について反復すると、
出力画像情報蓄積部9には、該画像情報を二値化した二
値化画像情報が蓄積される。画像情報出力部10は、該
出力画像情報蓄積部9に蓄積された二値化画像情報を読
み出して出力する。
積された画像情報のすべての画素について反復すると、
出力画像情報蓄積部9には、該画像情報を二値化した二
値化画像情報が蓄積される。画像情報出力部10は、該
出力画像情報蓄積部9に蓄積された二値化画像情報を読
み出して出力する。
【0020】上記のような構成によって、図形画像情報
(白黒二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在す
る画像情報をディザ化する場合に、入力された濃淡画像
情報の画素の輝度が、一次閾値蓄積部3bの閾値Tbよ
りも小さいか、又は二次閾値蓄積部4bの閾値Taより
も大きいときは、めんどうなディザ法の平均誤差最小法
によるディザ閾値の演算を行わなくても済む。このため
演算量を必要最低限に抑制することが可能となる。
(白黒二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在す
る画像情報をディザ化する場合に、入力された濃淡画像
情報の画素の輝度が、一次閾値蓄積部3bの閾値Tbよ
りも小さいか、又は二次閾値蓄積部4bの閾値Taより
も大きいときは、めんどうなディザ法の平均誤差最小法
によるディザ閾値の演算を行わなくても済む。このため
演算量を必要最低限に抑制することが可能となる。
【0021】
【実施例】尚、前記一次画素値比較部3と二次画素値比
較部4を入れ換えて構成しても前記と同様の作用、効果
が得られる。
較部4を入れ換えて構成しても前記と同様の作用、効果
が得られる。
【0022】
【発明の効果】WWWで多用される図形画像情報(白黒
二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在する画像
情報を、プリンタやファクシミリなどの白黒二値の表現
しかできない出力装置に出力する場合、該画像情報を二
値化する必要がある。この様な場合に、本発明を適用す
れば、必要最低限の演算量で中間調を表現可能な二値画
像に二値化することが可能となる。
二値画像)と自然画像情報(濃淡画像)が混在する画像
情報を、プリンタやファクシミリなどの白黒二値の表現
しかできない出力装置に出力する場合、該画像情報を二
値化する必要がある。この様な場合に、本発明を適用す
れば、必要最低限の演算量で中間調を表現可能な二値画
像に二値化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した濃淡画像情報二値化装置のブ
ロック図。
ロック図。
【図2】濃淡画像情報の一例を示す説明図。
【図3】二値/濃淡混在画像情報の一例を示す説明図。
1…画像情報入力部 2…入力画像情報蓄積部 3…一次画素値比較部 3a…一次画素値比較処理部 3b…一次閾値蓄積部 4…二次画素値比較部 4a…二次画素値比較処理部 4b…二次閾値蓄積部 5…ディザ閾値決定部 6…ディザ閾値比較処理部 7…黒画素書き込み部 8…白画素書き込み部 9…出力画像情報蓄積部 10…画像情報出力部 11…濃淡画像情報二値化装置
Claims (2)
- 【請求項1】 入力された濃淡画像情報の各画素の輝度
を所定の閾値と比較して黒画素又は白画素の二値を決定
し、疑似的な中間調を持つ二値画像情報を得る濃淡画像
情報の二値化装置において、 入力された濃淡画像情報を蓄積する入力画像情報蓄積部
と、 二値化画像情報を蓄積するための出力画像情報蓄積部
と、 前記入力画像情報蓄積部に蓄積された前記画像情報の画
素値とその位置情報を1画素分ずつ読み出して、所定の
実数から成る第1の閾値とを比較し、該比較結果に応じ
て当該画素の位置情報を黒画素書き込み部に出力する
か、又は当該画素の位置情報と画素値を第2の比較部に
出力する第1の比較部と、 前記第1の比較部から入力された前記画素の画素値を所
定の実数から成る第2の閾値と比較し、該比較結果に応
じて前記画素の位置情報を白画素書き込み部に出力する
か、または当該画素の位置情報と画素値を第3の比較部
へ出力するとともに、前記位置情報をディザ閾値決定部
へ出力する第2の比較部と、 前記第2の比較部から画素の位置情報が入力されたと
き、前記入力画像情報蓄積部に蓄積されている画像情報
の画素値と前記出力画像情報蓄積部に蓄積されている画
素値を読み出して、ディザ法の平均誤差最小法によるデ
ィザ閾値を演算するディザ閾値決定部と、 前記ディザ閾値決定部で演算されたディザ閾値と前記第
2の比較部より入力された前記画素の画素値とを比較
し、該比較結果に応じて当該画素の位置情報を白画素書
き込み部または黒画素書き込み部に出力する第3の比較
部と、 前記第1又は第3の比較部から画素の位置情報が入力さ
れたとき、当該位置情報に相当する前記出力画像情報蓄
積部の蓄積位置に黒画素に相当する画素値を書き込む黒
画素書き込み部と、 前記第2又は第3の比較部から画素の位置情報が入力さ
れたとき、当該位置情報に相当する前記出力画像情報蓄
積部の蓄積位置に白画素に相当する画素値を書き込む白
画素書き込み部とを備え、 前記出力画像情報蓄積部に蓄積された二値化画像情報を
出力することを特徴とする濃淡画像情報の二値化装置。 - 【請求項2】 入力された濃淡画像情報の各画素の輝度
を所定の閾値と比較して黒画素又は白画素の二値を決定
し、疑似的な中間調を持つ二値画像情報を得る濃淡画像
情報の二値化方法において、 入力された濃淡画像情報の各画素の輝度が所定の実数で
設定された第1の閾値よりも小さいときは、当該画素を
黒画素と決定し、 前記画素の輝度が、前記第1の閾値よりも大きく設定さ
れた第2の閾値よりも大きいときは当該画素を白画素と
決定し、 前記画素の輝度が前記第1の閾値以上であり且つ第2の
閾値以下であるときに、当該画素の輝度値が、当該画素
についてディザ法の平均誤差最小法により周辺画素の二
値化誤差を考慮して求めた第3の閾値よりも小さければ
当該画素を黒画素と決定し、前記画素の輝度が前記第3
の閾値よりも大きければ当該画素を白画素と決定し、 前記入力濃淡画像情報から疑似的な中間調を持つ二値画
像情報を得ることを特徴とする濃淡画像情報の二値化方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112162A JPH10304196A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 濃淡画像情報の二値化装置および二値化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9112162A JPH10304196A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 濃淡画像情報の二値化装置および二値化方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10304196A true JPH10304196A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14579802
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9112162A Pending JPH10304196A (ja) | 1997-04-30 | 1997-04-30 | 濃淡画像情報の二値化装置および二値化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10304196A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100484163B1 (ko) * | 2002-09-14 | 2005-04-19 | 삼성전자주식회사 | 디지털 화질 개선 방법 및 장치 |
CN106053593A (zh) * | 2015-04-02 | 2016-10-26 | 码科泰克株式会社 | 探伤装置以及利用探伤装置的伤部检测方法 |
-
1997
- 1997-04-30 JP JP9112162A patent/JPH10304196A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100484163B1 (ko) * | 2002-09-14 | 2005-04-19 | 삼성전자주식회사 | 디지털 화질 개선 방법 및 장치 |
US7187808B2 (en) | 2002-09-14 | 2007-03-06 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for enhancing digital image quality |
CN106053593A (zh) * | 2015-04-02 | 2016-10-26 | 码科泰克株式会社 | 探伤装置以及利用探伤装置的伤部检测方法 |
CN106053593B (zh) * | 2015-04-02 | 2021-05-11 | 码科泰克株式会社 | 探伤装置以及利用探伤装置的伤部检测方法 |
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