JPH10302490A - 読み出し専用半導体記憶装置 - Google Patents

読み出し専用半導体記憶装置

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JPH10302490A
JPH10302490A JP10936297A JP10936297A JPH10302490A JP H10302490 A JPH10302490 A JP H10302490A JP 10936297 A JP10936297 A JP 10936297A JP 10936297 A JP10936297 A JP 10936297A JP H10302490 A JPH10302490 A JP H10302490A
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JP10936297A
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Koji Goto
宏二 後藤
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Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C16/00Erasable programmable read-only memories
    • G11C16/02Erasable programmable read-only memories electrically programmable
    • G11C16/06Auxiliary circuits, e.g. for writing into memory
    • G11C16/26Sensing or reading circuits; Data output circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/08Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements
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    • G11C17/12Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM using field-effect devices
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1006Data managing, e.g. manipulating data before writing or reading out, data bus switches or control circuits therefor

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模の増大及び高集積化の阻害を抑制し
た上で、消費電力の低減を図れる読み出し専用半導体記
憶装置を提供する。 【解決手段】 行アドレス信号Xにて選択されたワード
線WLに接続されたメモリセル2及びフラグメモリセル
5の記憶情報は対応のビット線BLに現れる。列アドレ
ス信号Yを受けるビット線選択手段13によって1ワー
ド分のビット線が選択され、選択されたメモリセル2の
記憶の情報が信号線19(0)〜19(31)に現れる
とともに、フラグ用ビット線選択手段20によってフラ
グ用ビット線が選択され、選択されたフラグメモリセル
5の記憶の情報が信号線25に現れる。各信号線19に
現れた情報は信号線25に現れた情報と、出力回路27
の各出力部28(0)〜28(31)で排他的論理和を
演算される。この演算結果が読み出しデータとしてデー
タ出力線DL0〜DL31から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビット線がプリチ
ャージされ、選択されたメモリセルの記憶情報に基づき
ビット線の電位がメモリセルを介して放電もしくはその
まま維持されて選択されたメモリセルの記憶情報が読み
出される読み出し専用半導体記憶装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種読み出し専用半導体記憶装置(以
下単にROMと表記する)では、選択されたワード線に
接続されたメモリセル(トランジスタ)の記憶情報に基
づき、このメモリセルが接続されたビット線の電位を遷
移させるか否か、つまり、放電させるかその電位を維持
するかで、メモリセルの記憶情報(論理「0」または
「1」)を読み出している。
【0003】このように、メモリセルの記憶情報によっ
てビット線の電位が遷移し、電力が消費されるため、こ
の電力消費を低減する方法が、例えば、特開平8−16
1895号公報によって提案されている。すなわち、選
択された場合、「0」の情報を記憶しているとビット線
と接地ノードとの間を導通状態とし、「1」の情報を記
憶しているとビット線と接地ノードとの間を導通状態の
ままとするメモリセルが複数行複数列に配設されるRO
Mにおいて、各行に対して1つの制御フラグ用メモリセ
ルを設けるとともに、各列に対して1つのEX−ORゲ
ートを設けたものが示されている。
【0004】各行に配設される複数のメモリセルに記憶
されるデータは、記憶すべきデータにおける「0」の情
報が所定値より多い場合には記憶すべきデータを反転さ
せたデータとされ、所定値以下であれば記憶すべきデー
タとされる。各制御フラグ用メモリセルは対応の行に配
設される複数のメモリセルに記憶されるデータが反転情
報(変換情報)であると「0」の情報を、非反転情報
(非変換情報)であると「1」の情報を記憶する。各E
X−ORゲートは対応の列に配設されたメモリセルから
読み出された情報とこのメモリセルに対応した行に配設
された制御フラグ用メモリセルから読み出された情報の
排他的論理和をとり、メモリセルから読み出された情報
として外部に出力する。つまり、制御フラグ用メモリセ
ルから読み出された情報に基づき、メモリセルに記憶さ
れた情報が反転情報であると反転して出力し、非反転情
報であるとそのまま出力する。
【0005】このようにしたことにより、メモリセルに
記憶される情報として「0」の情報が少なくなるため、
メモリセルから情報を読み出す際に、ビット線の電位の
遷移が少なくなり、低消費電力化が図れる。また、きめ
細かく消費電力の低減を図るために、メモリセルを行方
向に複数のブロックに分け、ブロック毎に制御フラグ用
メモリセルを設けても良い旨示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成されたROMにおいては、各ビット線に対応
してEX−ORゲートを設けているため、メモリセルア
レイ以外の周辺回路の回路規模が大きくなる。しかも、
ビット線間の間隔内に1つのEX−ORゲートを配置で
きないため、半導体基板上に占めるEX−ORゲートの
占有面積が増大し、高集積化を阻害する要因になる。本
発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、回路規
模の増大及び高集積化の阻害を抑制した上で、消費電力
の低減を図れる読み出し専用半導体記憶装置を得ること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明に係
る読み出し専用半導体記憶装置は、複数行及び複数列に
配設され、それぞれが「0」または「1」の情報を記憶
する複数のメモリセルを有するメモリセル群を複数列備
えるメモリセルアレイと、各メモリセル群と同数の複数
行複数列に配設される複数のフラグメモリセルを有し、
各フラグメモリセルが複数のメモリセル群における対応
の行及び対応の列に配設されるメモリセルに記憶された
情報が記憶すべきデータを変換して記憶された変換情報
であるかそのまま記憶された非変換情報であるかを示す
「0」または「1」の情報を記憶するフラグメモリセル
群と、各メモリセル群に対応して設けられる複数のビッ
ト線群に対応して設けられる複数のビット線選択部を有
し、各ビット線選択部がビット線選択信号を受けて対応
のビット線群のいずれか1つのビット線を選択するビッ
ト線選択手段と、ビット線選択信号を受けて、フラグメ
モリセル群に対応して設けられるフラグ用ビット線群の
いずれか1つのフラグ用ビット線を選択するフラグ用ビ
ット線選択手段と、フラグ用ビット線選択手段にて選択
されたフラグ用ビット線に現れた情報に基づきビット線
選択手段の複数のビット線選択部にて選択されたビット
線に現れた情報を変換して出力するかそのまま出力する
出力回路とを設けたものである。
【0008】本発明の第2の発明に係る読み出し専用半
導体記憶装置は、第1の発明において、出力回路を、ビ
ット線選択手段の複数のビット線選択部に対応して設け
られる複数の出力部を有するものとし、かつ、各出力部
がフラグ用ビット線選択手段にて選択されたフラグ用ビ
ット線に現れた情報に基づき対応のビット線選択部にて
選択されたビット線に現れた情報を反転または非反転し
て出力するものとする。
【0009】本発明の第3の発明に係る読み出し専用半
導体記憶装置は、第1の発明において、出力回路を、メ
モリセルアレイにおけるメモリセル群の列数と同じ数の
ビット数からなる特定パターンを記憶する特定パターン
記憶部と、フラグ用ビット線選択手段にて選択されたフ
ラグ用ビット線に現れた情報を受け、受けた情報が変換
情報を示すと特定パターン記憶部からの特定パターンを
出力し、非変換情報を示すと非特定パターンを出力する
パターン切換手段と、ビット線選択手段の複数のビット
線選択部に対応して設けられ、それぞれが対応のビット
線選択部にて選択されたビット線に現れた情報と、パタ
ーン切換手段から出力されるパターンにおける対応のビ
ット情報を受け、受けたパターン切換手段からのビット
情報に基づき受けた情報を反転または非反転して出力す
る複数の出力部とを有するものとした。
【0010】本発明の第4の発明に係る読み出し専用半
導体記憶装置は、複数行及び複数列に配設され、それぞ
れが「0」または「1」の情報を記憶する複数のメモリ
セルを有するメモリセル群を複数列備え、上位側アレイ
と下位側アレイに分割されるメモリセルアレイと、この
メモリセルアレイの上位側及び下位側アレイに対応して
上位側群及び下位側群を有し、上位側群及び下位側群そ
れぞれが各メモリセル群と同数の複数行複数列に配設さ
れる複数のフラグメモリセルを有し、各フラグメモリセ
ルが上記メモリセルアレイの対応の上位側又は下位側ア
レイの複数のメモリセル群における対応の行及び対応の
列に配設されるメモリセルに記憶された情報が記憶すべ
きデータを変換して記憶された変換情報であるかそのま
ま記憶された非変換情報であるかを示す「0」または
「1」の情報を記憶するフラグメモリセル群と、各メモ
リセル群に対応して設けられる複数のビット線群に対応
して設けられる複数のビット線選択部を有し、各ビット
線選択部がビット線選択信号を受けて対応のビット線群
のいずれか1つのビット線を選択し、複数のビット線群
の上位側群及び下位側群に対応して上位側群及び下位側
群に分割されるビット線選択手段と、フラグメモリセル
群の上位側群及び下位側群に対応して上位側群及び下位
側群に分割されて設けられるフラグ用ビット線群の上位
側群及び下位側群に対応して上位側フラグ用ビット線選
択部及び下位側フラグ用ビット線選択部が設けられ、各
選択部がビット線選択信号を受けて上記フラグ用ビット
線群の対応の群のいずれか1つのフラグ用ビット線を選
択するフラグ用ビット線選択手段と、ビット線選択手段
の上位側群及び下位側群に対応して上位側回路及び下位
側回路に分割されて設けられ、上位側回路及び下位側回
路それぞれがフラグ用ビット線選択手段の対応のフラグ
用ビット線選択部にて選択されたフラグ用ビット線に現
れた情報に基づきビット線選択手段の対応の群の複数の
ビット線選択部にて選択されたビット線に現れた情報を
変換して出力するかそのまま出力する出力回路とを設け
たものである。
【0011】本発明の第5の発明に係る読み出し専用半
導体記憶装置は、複数行及び複数列に配設され、それぞ
れが「0」または「1」の情報を記憶する複数のメモリ
セルを有するメモリセル群を複数列備えるメモリセルア
レイと、各メモリセル群と同数の複数行複数列に配設さ
れる複数のフラグメモリセルを有し、各フラグメモリセ
ルが複数のメモリセル群における対応の行及び対応の列
に配設されるメモリセルに記憶された情報が記憶すべき
データを第1の特定パターンに基づいて変換して記憶さ
れた第1の変換情報であるか第2の特定パターンに基づ
いて変換して記憶された第2の変換情報であるかを示す
「0」または「1」の情報を記憶するフラグメモリセル
群と、各メモリセル群に対応して設けられる複数のビッ
ト線群に対応して設けられる複数のビット線選択部を有
し、各ビット線選択部がビット線選択信号を受けて対応
のビット線群のいずれか1つのビット線を選択するビッ
ト線選択手段、ビット線選択信号を受けて、フラグメモ
リセル群に対応して設けられるフラグ用ビット線群のい
ずれか1つのフラグ用ビット線を選択するフラグ用ビッ
ト線選択手段と、フラグ用ビット線選択手段にて選択さ
れたフラグ用ビット線に現れた情報に基づきビット線選
択手段の複数のビット線選択部にて選択されたビット線
に現れた情報を第1又は第2の特定パターンのいずれか
に従って変換して出力する出力回路とを設けたものであ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1及び図2は本発明の実施の形態1を
示すブロック図及び回路図である。図において、1は複
数行及び複数列に配設され、それぞれが「0」または
「1」の情報を記憶する複数のメモリセル2を有するメ
モリセル群3を複数列備えるメモリセルアレイである。
このメモリセルアレイ1は、例えば、32列(32ユニ
ット)のメモリセル群3(0)〜3(31)を有してい
る。各メモリセル群3(0)〜3(31)は、例えば、
128行×8列のメモリセル2(0、0、0)〜2
(0、127、7)ないし2(31、0、0)〜2(3
1、127、7)を有している。各メモリセル群3
(0)〜3(31)における対応の行及び対応の列に配
列されるメモリセルの集合体が1ワード(32ビット)
を構成する。
【0013】各メモリセル2はNチャネル型MOSトラ
ンジスタにより構成され、制御電極(ゲート電極)に高
レベルの電位を受けて主電極間(ソース−ドレイン電極
間)が導通状態のものが情報「0」を記憶し、非導通状
態のものが情報「1」を記憶している。なお、各メモリ
セル2における主電極間(ソース−ドレイン電極間)が
導通状態及び非導通状態とは、Nチャネル型MOSトラ
ンジスタ自身の構造を異ならしめてビット線(詳細は後
記)と接地電位ノードとの間を導通状態及び非導通状態
となしたもの、及びNチャネル型MOSトランジスタ自
身の構造は同じであるものの、ドレイン電極がビット線
に接続されたものと非接続にされたもの(ソース電極は
接地電位ノードに接続されている。)とを含むものであ
る。
【0014】各ワード毎に、記憶されるべきデータにお
いて、情報「0」の数が情報「1」の数より多い場合、
このワードに対応するメモリセル2には、記憶されるべ
きデータの情報の反転情報が記憶され、情報「0」の数
が情報「1」の数以下である場合、このワードに対応す
るメモリセル2には、記憶されるべきデータの情報の非
反転情報、つまり同じ情報が記憶されている。
【0015】なお、メモリセル2の()内の符号は、順
にメモリセル群の番号、行番号、群内の列番号を示して
おり、メモリセル群3の()内の符号はメモリセル群の
番号を示している。また、メモリセル群3の数は32に
限られるものではなく、取り扱われる1ワードのビット
数に相当する数、例えば、16、64等としてもよい。
さらに、各メモリセル群3の列数8に限られるものでは
なく、16、32等としてもよい。さらにまた、メモリ
セルアレイ1における行数は128に限られるものでは
なく、例えば、256、512等としても良い。
【0016】4は各メモリセル群3(0)〜3(31)
と同数の複数行複数列に配設される複数のフラグメモリ
セル5を有し、各フラグメモリセル5が複数のメモリセ
ル群3(0)〜3(31)における対応の行及び対応の
列に配設されるメモリセル2に記憶された情報が反転情
報であるか非反転情報であるかを示す「0」または
「1」の情報を記憶するフラグメモリセル群である。
【0017】このフラグメモリセル群4は、例えば、1
28行×8列のフラグメモリセル5(0、0)〜5(1
27、7)を有している。各フラグメモリセル5はNチ
ャネル型MOSトランジスタにより構成され、制御電極
(ゲート電極)に高レベルの電位を受けて主電極間(ソ
ース−ドレイン電極間)が導通状態のものが情報「0」
を記憶し、非導通状態のものが情報「1」を記憶してい
る。このフラグメモリ5における導通状態及び非導通状
態の考え方は、上記したメモリセル2における考え方と
同じである。フラグメモリセル群4はメモリセルアレイ
1におけるワード毎に1個のフラグメモリセル5を有し
ている。各メモリセルアレイ5は対応のワードに対する
メモリセル2に記憶されるべきデータの情報の反転情報
が記憶される場合、情報「0」が記憶され、非反転情報
が記憶される場合、情報「1」が記憶されている。な
お、フラグメモリセル5の()内の符号は、順に行番
号、群内の列番号を示している。
【0018】WL0〜WL127は複数行(この例では
128行)に配設され、それぞれが対応の行に配設され
る複数のメモリセル2及び複数のフラグメモリ5に接続
される複数のワード線である。6は外部からの受けた行
アドレス信号X0〜X6をデコードして複数のワード線
WL0〜WL127からいずれか一つのワード線を選択
するためのワード線制御信号W0〜W127を生成する
デコーダである。ワード線選択信号W0〜W127は選
択したワード線に対して高レベルの電位(電源電位に相
当する電位)を与え、非選択のワード線に対して低レベ
ル(接地電位に相当する電位)を与える信号である。な
お、行アドレス信号はワード線WL0〜WL127の数
が128の場合を例にとっているため、X0〜X6の7
つであるが、ワード線の数に応じて変わることは言うま
でもない。
【0019】7(0)〜7(31)は各メモリセル群3
(0)〜3(31)に対応して設けられ、それぞれが複
数列に配設される複数のビット線BL0〜BL7を有
し、各ビット線BL0〜BL7が対応のメモリセル群3
(0)〜3(31)における対応の列に配設される複数
のメモリセル2に接続される複数のビット線群である。
これらビット線群7(0)〜7(31)の数はメモリセ
ル群3(0)〜3(31)の数と同数であり、例えばメ
モリセル群3(0)〜3(31)が32であれば32で
ある。また、各メモリセル群7(0)〜7(31)にお
けるビット線BL0〜BL7の数は各メモリセル群3
(0)〜3(31)における列の数と同数であり、例え
ば各メモリセル群3(0)〜3(31)における列の数
が8であれば8である。なお、ビット線群7の()内の
符号はメモリセル群3の番号を示している。
【0020】8はフラグメモリセル群4に対応して複数
列に配設される複数のフラグ用ビット線BL0〜BL7
を有し、各フラグ用ビット線BL0〜BL7がフラグメ
モリセル群4における対応の列に配設される複数のフラ
グメモリセル5に接続されるフラグ用ビット線群であ
る。このフラグ用ビット線群8におけるフラグ用ビット
線BL0〜BL7の数はフラグメモリセル群4における
列の数と同数であり、例えばフラグメモリセル群4にお
ける列の数が8であれば8である。
【0021】9は複数のビット線群7(0)〜7(3
1)の複数のビット線BL0〜BL7をプリチャージす
るための第1のプリチャージ手段である。この第1のプ
リチャージ手段9は複数のビット線群7(0)〜7(3
1)の複数のビット線BL0〜BL7に対応して設けら
れる複数のプリチャージ用トランジスタ10(0、0)
〜10(0、7)ないし10(32、0)〜10(3
2、7)を有する。各プリチャージ用トランジスタ10
は対応のビット線BLと電源電位が印加される電源電位
ノードとの間に接続され、制御電極(ゲート電極)にプ
リチャージ信号Pを受けるPチャネル型MOSトランジ
スタによって構成される。なお、プリチャージ用トラン
ジスタ10の()内の符号は順にメモリセル群3の番
号、群内の列番号を示している。
【0022】11フラグ用ビット線群8の複数のフラグ
用ビット線BL0〜BL7をプリチャージするための第
2のプリチャージ手段である。この第2のプリチャージ
手段11は、フラグ用ビット線群8の複数のフラグ用ビ
ット線BL0〜BL7に対応して設けられる複数のプリ
チャージ用トランジスタ12(0、0)〜12(0、
7)を有する。各プリチャージ用トランジスタ12
(0)〜12(7)が対応のフラグ用ビット線BL0〜
BL7と電源電位ノードとの間に接続され、制御電極
(ゲート電極)にプリチャージ信号Pを受けるPチャネ
ル型MOSトランジスタによって構成される。なお、プ
リチャージ用トランジスタ12の()内の符号は群内の
列番号を示している。
【0023】13は複数のビット線群7(0)〜7(3
1)に対応して設けられる複数のビット線選択部13
(0)〜13(31)を有するビット線選択手段(セレ
クタ)である。各ビット線選択部13(0)〜13(3
1)はビット線選択信号B0〜B7を受けて対応のビッ
ト線群3(0)〜3(31)のいずれか1つのビット線
BL0〜BL7を選択する。各ビット線選択部13
(0)〜13(31)は複数の選択用トランジスタ14
(0)〜15(7)と、バッファ15と、プリチャージ
用トランジスタ17とを有している。
【0024】各ビット線選択部13(0)〜13(3
1)における各選択用トランジスタ14(0)〜14
(7)は対応のビット線群7(0)〜7(31)の複数
のビット線BL0〜BL7に対応して設けられる。各ビ
ット線選択部13(0)〜13(31)における各選択
用トランジスタ14(0)〜14(7)はNチャネル型
MOSトランジスタにて構成され、対応のビット線BL
0〜BL7と第1の共通ノード18との間に接続され、
制御電極(ゲート電極)にビット線選択信号B0〜B7
が入力される信号線SL0〜SL7の対応の信号線が接
続される。
【0025】各ビット線選択部13(0)〜13(3
1)におけるバッファ15(0)〜15(31)は入力
ノードが対応の第1の共通ノード18(0)〜18(3
1)に接続され、出力ノードが対応の信号線19(0)
〜19(31)に接続される。各バッファ15(0)〜
15(31)は、電源電位ノードと接地電位ノードとの
間に直列接続されるPチャネル型MOSトランジスタと
Nチャネル型MOSトランジスタとからなるインバータ
回路が偶数段縦続接続されたものである。
【0026】各プリチャージ用トランジスタ17(0)
〜17(31)は電源電位ノードと対応の第1の共通ノ
ード18(0)〜18(31)との間に接続され、制御
電極(ゲート電極)にプリチャージ信号Pを受けるPチ
ャネル型MOSトランジスタによって構成される。な
お、ビット線選択部14、バッファ16、プリチャージ
用トランジスタ17、第1の共通ノード18、及び信号
線19の()内の符号はメモリセル群3の番号を示して
いる。また、選択用トランジスタ14の()内の符号は
群内の列番号を示している。
【0027】20はビット線選択信号B0〜B7を受け
てフラグ用ビット線群8のいずれか1つのフラグ用ビッ
ト線BL0〜BL7を選択するフラグ用ビット線選択手
段(フラグゲート)である。このフラグ用ビット線選択
手段20は複数の選択用トランジスタ21(0)〜21
(7)と、インバータ22と、プリチャージ用トランジ
スタ23とを有している。各選択用トランジスタ21
(0)〜21(7)はNチャネル型MOSトランジスタ
にて構成され、対応のフラグ用ビット線BL0〜BL7
と第2の共通ノード24との間に接続され、制御電極
(ゲート電極)に信号線SL0〜SL7の対応の信号線
が接続される。
【0028】インバータ22は入力ノードが第2の共通
ノード24に接続され、出力ノードが信号線25に接続
される。インバータ22は電源電位ノードと接地電位ノ
ードとの間に直列接続されるPチャネル型MOSトラン
ジスタとNチャネル型MOSトランジスタとからなるイ
ンバータ回路にて構成されたものである。プリチャージ
用トランジスタ23は電源電位ノードと第2の共通ノー
ド24との間に接続されるとを有し、制御電極(ゲート
電極)にプリチャージ信号Pを受けるPチャネル型MO
Sトランジスタによって構成される。なお、選択用トラ
ンジスタ21の()内の符号は群内の列番号を示してい
る。
【0029】26は外部からの受けた列アドレス信号Y
0,Y1,Y2をデコードして各ビット線群7(0)〜
7(31)の複数の信号線SL0〜SL7からいずれか
一つの信号線を選択するためのビット線選択信号B0〜
B7を生成するデコーダである。ビット線選択信号B0
〜B7は選択した信号線SL0〜SL7に対して高レベ
ルの電位(電源電位に相当する電位)を与え、非選択の
信号線SL0〜SL7に対して低レベル(接地電位に相
当する電位)を与える信号である。なお、列アドレス信
号は各ビット線群7(0)〜7(31)のビット線BL
0〜BL7の数及びフラグ用ビット線群11のフラグ用
ビット線BL0〜BL7の数が8の場合を例にとってい
るため、Y0,Y1,Y2の3つであるが、ビット線の
数に応じて変わることは言うまでもない。
【0030】27はビット線選択手段13の複数のビッ
ト線選択部13(0)〜13(31)に対応して設けら
れる複数の出力部28(0)〜28(31)を有する出
力回路である。各出力部28(0)〜28(31)がフ
ラグ用ビット線選択手段20にて選択されたフラグ用ビ
ット線BL0〜BL7に現れた情報に基づき対応のビッ
ト線選択部13(0)〜13(31)にて選択されたビ
ット線BL0〜BL7に現れた情報を反転または非反転
して出力する。各出力部28(0)〜28(31)は第
1の入力端がビット線選択手段13における対応のビッ
ト線選択部13(0)〜13(31)に接続される信号
線19(0)〜19(31)に接続され、第2の入力端
がフラグ用ビット線選択手段20に接続される信号線2
5に接続され、出力端が対応のデータ出力線DL0とD
L31に接続される排他的論理和回路(EX−OR回
路)である。各出力部28(0)〜28(31)は選択
されたフラグメモリセル5が「0」を記憶していると、
選択されたメモリセル2に記憶された情報の反転情報を
出力し、フラグメモリセル5が「1」を記憶している
と、選択されたメモリセル2に記憶された情報の非反転
情報を出力するように動作する。
【0031】次に、このように構成された読み出し専用
半導体記憶装置の動作について説明する。この種の読み
出し専用半導体記憶装置は、1ワード単位でメモリセル
アレイ1におけるメモリセル2に記憶された情報が読み
出されるものであり、記憶された情報が読み出される前
もしくは読み出された直後にビット線BL0〜BL7の
電位が高い電位(以下、Hレベルと称す。)にされる。
この期間をプリチャージ期間と称す。従って、まず、こ
のプリチャージ期間の動作について説明する。
【0032】プリチャージ期間において、プリチャージ
信号P、ビット線選択信号B0〜B7、ワード線制御信
号W0〜W127すべては、図3に示すように、低い電
位(以下、Lレベルと称す。)にされている。従って、
ワード線制御信号W0〜W127がすべてLレベルであ
るため、メモリセル2はすべて非選択状態であり、全て
のビット線BL0〜BL7の電位はメモリセル2に影響
を受けない。また、ビット線選択信号B0〜B7がすべ
てLレベルであるため、ビット線選択手段13の選択用
トランジスタ14(0)〜15(7)はすべて非導通状
態であり、全てのビット線BL0〜BL7の電位はビッ
ト線選択手段13の影響を受けない。その結果、プリチ
ャージ信号PがLレベルであるため、第1のプリチャー
ジ手段9のプリチャージ用トランジスタ10はすべて導
通状態であり、全てのビット線BL0〜BL7の電位は
電源電位ノードに印加される電位、つまり、Hレベルに
プリチャージされる。
【0033】また、ビット線選択手段13におけるビッ
ト線選択部13(0)〜13(31)の第1の共通ノー
ド18(0)〜18(31)の電位も、ビット線選択部
13(0)〜13(31)のプリチャージ用トランジス
タ17が導通状態であるため、電源電位ノードに印加さ
れる電位、つまり、Hレベルにプリチャージされる。ビ
ット線選択部13(0)〜13(31)のバッファ16
の入力ノードがHレベルであるため、出力ノードにもH
レベルが現れ、信号線19(0)〜19(7)の電位も
Hレベルになる。
【0034】一方、ワード線制御信号W0〜W127が
すべてLレベルであるため、フラグメモリセル5はすべ
て非選択状態であり、全てのフラグ用ビット線BL0〜
BL7の電位はフラグメモリセル5に影響を受けない。
また、ビット線選択信号B0〜B7がすべてLレベルで
あるため、フラグ用ビット線選択手段20の選択用トラ
ンジスタ21(0)〜21(7)はすべて非導通状態で
あり、全てのフラグ用ビット線BL0〜BL7の電位は
フラグ用ビット線選択手段20の影響を受けない。その
結果、プリチャージ信号PがLレベルであるため、第2
のプリチャージ手段11のプリチャージ用トランジスタ
12はすべて導通状態であり、全てのフラグ用ビット線
BL0〜BL7の電位は電源電位ノードに印加される電
位、つまり、Hレベルにプリチャージされる。
【0035】また、フラグ用ビット線選択手段20の第
2の共通ノード24の電位も、フラグ用ビット線選択手
段20のプリチャージ用トランジスタ23が導通状態で
あるため、電源電位ノードに印加される電位、つまり、
Hレベルにプリチャージされる。フラグ用ビット線選択
手段20のインバータ22の入力ノードがHレベルであ
るため、出力ノードにもHレベルが現れ、信号線25の
電位もHレベルになる。
【0036】このように、プリチャージ期間では、全て
のビット線BL0〜BL7、全てのフラグ用ビット線B
L0〜BL7、全ての第1の共通ノード18(0)から
18(31)、第2の共通ノード(24)、全ての信号
線19(0)〜19(31)、及び信号線25が、Hレ
ベルにされる。
【0037】次に、メモリセル2内に記憶された情報を
読み出す場合について説明する。まず、行アドレス信号
X0〜X6を受けた行デコーダ6は、行アドレス信号X
0〜X6に基づいたワード線制御信号W0〜W127を
ワード線WL0〜WL127に出力する。つまり、ワー
ド線WL0〜WL127の1本のワード線が選択され、
Hレベルにされる。残りのワード線はLレベルのままで
ある。(図3の(f)〜(h)を参照。)この時、プリ
チャージ信号PはHレベルにされる。
【0038】選択されたワード線に接続されたメモリセ
ル2に情報「0」が記憶されていると、そのメモリセル
2が接続されたビット線BLの電位はメモリセル2を介
して接地電位ノードに放電され、Lレベルになり、ビッ
ト線BLに情報「0」が読み出されたことになる。選択
されたワード線に接続されたメモリセル2に情報「1」
が記憶されていると、そのメモリセル2が接続されたビ
ット線BLの電位はメモリセル2を介して接地電位ノー
ドに放電されることはなく、Hレベルを維持し、ビット
線BLに情報「1」が読み出されたことになる。
【0039】一方、選択されたワード線に接続されたフ
ラグメモリセル5に情報「0」が記憶されていると、そ
のフラグメモリセル5が接続されたフラグ用ビット線B
Lの電位はフラグメモリセル5を介して接地電位ノード
に放電され、Lレベルになり、フラグ用ビット線BLに
情報「0」が読み出されたことになる。選択されたワー
ド線に接続されたフラグメモリセル5に情報「1」が記
憶されていると、そのメモリセル5が接続されたフラグ
用ビット線BLの電位はフラグメモリセル5を介して接
地電位ノードに放電されることはなく、Hレベルを維持
し、フラグ用ビット線BLに情報「1」が読み出された
ことになる。
【0040】次に、列アドレス信号Y0〜Y2を受けた
列デコーダ26は、列アドレス信号Y0〜Y2に基づい
たビット線選択信号B0〜B7を信号線SL0〜SL7
に出力する。つまり、信号線SL0〜SL7の一本の信
号線が選択され、Hレベルにされる。信号線SL0〜S
L7の残りの信号線はLレベルのままである。(図3の
(b)から(e)を参照)選択された信号線SLに接続
されたビット線選択手段13における各ビット線選択部
13(0)〜13(31)の選択用トランジスタ14は
導通状態になる。残りの選択用トランジスタ14は非導
通状態のままである。従って、各ビット線群7(0)〜
7(31)において、導通状態にされた選択用トランジ
スタ14に接続されたビット線BLは対応のビット線選
択部13(0)〜13(31)の第1の共通ノード18
(0)〜18(31)に接続される。
【0041】各第1の共通ノード18(0)〜18(3
1)の電位は導通状態にされた選択用トランジスタ14
を介して接続されるビット線BLの電位にされる。つま
り、ビット線BLの電位がLレベルであると、第1の共
通ノード18の電位は選択用トランジスタ18、ビット
線BL及びメモリセル2を介して接地電位ノードに放電
されてLレベルになる。ビット線BLの電位がHレベル
であると、第1の共通ノード18の電位はプリチャージ
電位、つまり、Hレベルを維持する。
【0042】その結果、各メモリセル群3(0)〜3
(31)における対応の列に配設されるビット線BLが
すべて選択され、1ワード分のメモリセル2に記憶され
た情報が第1の共通ノード18(0)〜18(31)に
読み出されたことになる。この第1の共通ノード18
(0)〜18(31)の電位に基づいた電位、つまり情
報がバッファ15(0)〜15(31)を介して信号線
19(0)〜19(31)に現れる。これら信号線19
(0)〜19(31)に現れた情報は、行アドレス信号
X0〜X6及び列アドレス信号Y0〜Y2によって選択
された各メモリセル群3(0)〜3(31)の1つのメ
モリセルの情報、つまり、1ワード(32ビット)の書
き込みデータである。
【0043】一方、選択された信号線SLに接続された
フラグ用選択手段20の選択用トランジスタ21は導通
状態になる。残りの選択用トランジスタ21は非導通状
態のままである。従って、フラグ用ビット線群7(0)
〜7(31)において、導通状態にされた選択用トラン
ジスタ21に接続されたフラグ用ビット線BLは第2の
共通ノード24に接続される。
【0044】第2の共通ノード24の電位は導通状態に
された選択用トランジスタ21を介して接続されるフラ
グ用ビット線BLの電位にされる。つまり、フラグ用ビ
ット線BLの電位がLレベルであると、第2の共通ノー
ド24の電位は選択用トランジスタ21、フラグ用ビッ
ト線BL及びフラグメモリセル5を介して接地電位ノー
ドに放電されてLレベルになる。フラグ用ビット線BL
の電位がHレベルであると、第2の共通ノード24の電
位はプリチャージ電位、つまり、Hレベルを維持する。
この第2の共通ノード24の電位に基づいた電位、つま
り情報がインバータ22を介して信号線25に現れる。
この信号線25に現れた情報は、行アドレス信号X0〜
X6及び列アドレス信号Y0〜Y2によって選択された
メモリセルアレイ1における1ワード(32ビット)の
書き込みデータが反転情報であるか非反転情報であるか
を示す。
【0045】信号線19(0)〜19(31)に現れた
情報及び信号線25に現れた情報は、出力回路27に入
力される。出力回路27の各出力部28(0)〜28
(31)では対応の信号線19にて入力された情報と信
号線25にて入力された情報の排他的論理和を演算して
読み出しデータとして対応のデータ出力線DLに出力す
る。すなわち、信号線25にて入力された情報が「1」
の情報(フラグ用メモリセル5に記憶された情報は
「0」)である場合、信号線19にて入力された情報は
記憶すべきデータ、つまり読み出すデータの反転データ
であるので、信号線19にて入力された情報を反転して
データ出力線DLに出力する。信号線25にて入力され
た情報が「0」の情報(フラグ用メモリセル5に記憶さ
れた情報は「1」)である場合、信号線19にて入力さ
れた情報は記憶すべきデータ、つまり読み出すデータで
あるので、信号線19にて入力された情報をそのままデ
ータ出力線DLに出力する。
【0046】従って、テータ出力線DL0〜DL31に
現れた情報は、行アドレス信号X0〜X6及び列アドレ
ス信号Y0〜Y2によって選択された各メモリセル群3
(0)〜3(31)の1つのメモリセルの情報、つま
り、1ワード(32ビット)の読み出しデータ(記憶す
べきデータ)である。このようにして1ワード単位でメ
モリセルアレイ1からデータが読み出される。
【0047】読み出し期間終了後、上記したプリチャー
ジ期間になり、上記したように、選択されたワード線W
Lに接続された「0」の情報を記憶したメモリセル2が
接続され、Lレベルに放電されたビット線BLは、第1
のプリチャージ手段10によってHレベルにプリチャー
ジされる。選択されたワード線WLに接続された「0」
の情報を記憶したフラグメモリセル5が接続され、Lレ
ベルに放電されたフラグ用ビット線BLは、第2のプリ
チャージ手段10によってHレベルにプリチャージされ
る。また、ビット線選択手段13において、Lレベルに
放電されたビット線BLが接続されてLレベルに放電さ
れた第1の共通ノード18もプリチャージ用トランジス
タ17によってHレベルにプリチャージされる。フラグ
用ビット線選択手段20の第2の共通ノード24もLレ
ベルに放電されたフラグ用ビット線BLが接続されてL
レベルに放電されるとプリチャージ用トランジスタ23
によってHレベルにプリチャージされる。
【0048】このようにしてプリチャージ期間が終了
し、次の行アドレス信号X0〜X6及び列アドレス信号
Y0〜Y2に基づいた読み出し期間にて再び上記した読
み出しと同様の動作が行われる。これらプリチャージ期
間及び読み出し期間がくり返し行われることになる。
【0049】上記のように構成された読み出し半導体記
憶装置にあっては、1ワード単位でメモリセル5に記憶
すべきデータを構成するビットを反転させるか非反転と
するかを判断、つまり、1ワード単位で「0」の数が
「1」の数を越える場合に反転させたデータを、以下の
場合にそのままのデータを書き込みデータとして書き込
み、読み出すときはフラグメモリセル群4のフラグメモ
リセル5に記憶されたフラグ情報(フラグビット)に基
づいて書き込みデータを反転又は非反転させて出力する
ので、電力消費の低減を好適に行なえる。
【0050】この点につき、簡単な具体例を用いて説明
を加える。上記した実施の形態1においては、1ワード
は32ビットであるが、電力消費の低減が理解できれば
良いので、記述の簡単化のために、1ワードが10ビッ
トである場合について簡単に説明する。図4に記憶すべ
きデータと実際にメモリセル2に書き込まれるデータを
7ワード分示す。この図4から明らかなように、記憶す
べきデータをそのままメモリセル2に書き込んだ場合に
対して「0」の情報の書き込まれるメモリセル2が38
個から22個に低減される(略30パーセントの低
減)。このことから、実施の形態1に示した8×128
ワード(32ビット/ワード)において、「0」の情報
の書き込まれるメモリセル2が大幅に削減できることが
理解される。大容量になればなるほど削減効果が現れ、
電力消費に対して好適な効果が得られる。
【0051】さらに、上記のように構成された読み出し
半導体記憶装置にあっては、出力回路27を構成する出
力部28(0)〜28(31)は、メモリセル群3
(0)〜3(31)に対応して設けた構成としているた
め、メモリセルアレイ以外の周辺回路の回路規模を小さ
くできる。しかも、メモリセル群3(0)〜3(31)
毎に出力部28(0)〜28(31)を配置できるの
で、出力部28(0)〜28(31)をワード線WLと
並行に直線上に配置でき、高集積化しやすい構成とな
る。なお、ビット線選択手段13のビット線選択部13
(0)〜13(31)もメモリセル群3(0)〜3(3
1)毎に配置できるので、ビット線選択部13(0)〜
13(31)及びフラグ用ビット線選択手段20もワー
ド線WLと並行に直線上に配置でき、高集積化しやすい
構成となっている。要するに、上記のように構成された
読み出し半導体記憶装置にあっては、回路規模の増大及
び高集積化の阻害を抑制した上で、消費電力の低減を図
れるという効果を有する。
【0052】実施の形態2.図5は本発明の実施の形態
2を示すものである。この実施の形態2は、上記した実
施の形態1に示したものが1ワード(32ビット)に対
してフラグメモリセル5を設けるようにして1ワード毎
にメモリセル2に記憶されるデータ(書き込みデータ)
を反転情報か非反転情報かにしているのに対して、1ワ
ード(32ビット)の上位側ビット(16ビット)及び
下位側ビット(16ビット)それぞれにフラグメモリセ
ル5を設け、1ワード(32ビット)の上位側ビット及
び下位側ビット毎に記憶されるデータを反転情報か非反
転情報かにしている点で相違するだけであり、その他の
点は同様である。従って、相違点を主として以下に説明
する。なお、図5において、上記した実施の形態1を示
す図1及び図2に符された符号と同一符号は同一または
相当部分を示している。
【0053】図5において、1aはメモリセルアレイ1
の上位側アレイで、1ワードの上位側ビットを記憶する
メモリセル2の集合体であり、上位側16個のメモリセ
ル群3(0)〜3(15)を有している。1bはメモリ
セルアレイ1の下位側アレイで、1ワードの下位側ビッ
トを記憶するメモリセル2の集合体であり、下位側16
個のメモリセル群3(16)〜3(31)を有してい
る。
【0054】4aは上位側アレイ1aに対応したフラグ
メモリセル群4の上位側群で、上位側アレイ1aの各メ
モリセル群3(0)〜3(15)と同数の複数行複数列
に配設される複数のフラグメモリセル5を有し、各フラ
グメモリセル5が複数のメモリセル群3(0)〜3(1
5)における対応の行及び対応の列に配設されるメモリ
セル2に記憶された情報が反転情報であるか非反転情報
であるかを示す「0」または「1」の情報を記憶する。
4bは下位側アレイ1bに対応したフラグメモリセル群
4の下位側群で、下位側アレイ1bの各メモリセル群3
(16)〜3(31)と同数の複数行複数列に配設され
る複数のフラグメモリセル5を有し、各フラグメモリセ
ル5が複数のメモリセル群3(15)〜3(31)にお
ける対応の行及び対応の列に配設されるメモリセル2に
記憶された情報が反転情報であるか非反転情報であるか
を示す「0」または「1」の情報を記憶する。
【0055】7(0)〜7(15)は上位側アレイ1a
に対応した複数のビット線群で、これらビット線群で上
位側群を構成する。7(16)〜7(31)は下位側ア
レイ1bに対応した複数のビット線群で、これらビット
線群で下位側群を構成する。8aはフラグメモリセル群
4の上位側群に対応してフラグ用ビット線BL0〜BL
7を有するフラグ用ビット線群8の上位側群、8bはフ
ラグメモリセル群4の下位側群に対応してフラグ用ビッ
ト線BL0〜BL7を有するフラグ用ビット線群8の上
位側群、9aは上位側アレイ1aに対応した第1のプリ
チャージ手段9の上位側手段、9aは下位側アレイ1a
に対応した第1のプリチャージ手段9の下位側手段、1
1aはフラグメモリセル群4の上位側群に対応した第2
のプリチャージ手段11の上位側手段、11bはフラグ
メモリセル群4の下位側群に対応した第2のプリチャー
ジ手段11の下位側手段である。
【0056】13aは複数のビット線群7(0)〜7
(15)に対応して設けられる複数のビット線選択部1
3(0)〜13(15)を有するビット線選択手段13
の上位側群、13bは複数のビット線群7(16)〜7
(31)に対応して設けられる複数のビット線選択部1
4(16)〜14(31)を有するビット線選択手段1
3の下位側群、20aはフラグ用ビット線群8の上位側
群8aのいずれか1つのフラグ用ビット線BL0〜BL
7を選択するフラグ用ビット選択手段20の上位側フラ
グ用ビット線選択部、20bはフラグ用ビット線群8の
下位側群8bのいずれか1つのフラグ用ビット線BL0
〜BL7を選択するフラグ用ビット選択手段20の下位
側フラグ用ビット線選択部である。
【0057】27aはビット線選択手段13の複数のビ
ット線選択部13(0)〜14(15)に対応して設け
られる複数の出力部28(0)〜28(15)を有する
出力回路27の上位側回路である。各出力部28(0)
〜28(15)は第1の入力端がビット線選択手段13
における対応のビット線選択部14(0)〜14(1
5)に接続される信号線19(0)〜19(15)に接
続され、第2の入力端がフラグ用ビット線選択手段20
の上位側フラグ用ビット線選択部20aに接続される信
号線25aに接続され、出力端が対応のデータ出力線D
L0とDL15に接続される排他的論理和回路(EX−
OR回路)である。27bはビット線選択手段13の複
数のビット線選択部14(16)〜14(31)に対応
して設けられる複数の出力部28(16)〜28(3
1)を有する出力回路27の下位側回路である。各出力
部28(16)〜28(31)は第1の入力端がビット
線選択手段13における対応のビット線選択部14(1
6)〜14(31)に接続される信号線19(16)〜
19(36)に接続され、第2の入力端がフラグ用ビッ
ト線選択手段20の下位側フラグ用ビット線選択部20
bに接続される信号線25bに接続され、出力端が対応
のデータ出力線DL16とDL31に接続される排他的
論理和回路(EX−OR回路)である。
【0058】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、メモリセルアレイ1を上位側アレ
イ1a及び下位側アレイ1bに分割しているものの、行
アドレス信号X0〜X6及び列アドレス信号Y0〜Y2
によって選択されたメモリセル2に記憶された情報が読
み出され、信号線19(0)〜19(31)に現れるま
での動作は上記した実施の形態1に示したものの動作と
全く同じである。また、行アドレス信号X0〜X6及び
列アドレス信号Y0〜Y2によって選択されたフラグメ
モリセル群4の上位側群及び下位側群におけるフラグメ
モリセル5に記憶された情報が、それぞれ読み出され、
信号線25a及び信号線25bに現れるまでの動作も上
記した実施の形態1に示したものと同様である。
【0059】このようにして信号線19(0)〜19
(15)に現れた情報及び信号線25aに現れた情報
は、出力回路27の上位側回路27aに入力され、信号
線19(16)〜19(31)に現れた情報及び信号線
25bに現れた情報は、出力回路27の下位側回路27
bに入力される。上位側回路27a及び下位側回路27
bの各出力部28(0)〜28(31)では、上記した
実施の形態1と同様に、対応の信号線19にて入力され
た情報と信号線25にて入力された情報の排他的論理和
を演算して読み出しデータとして対応のデータ出力線D
Lに出力する。従って、テータ出力線DL0〜DL31
に現れた情報は、行アドレス信号X0〜X6及び列アド
レス信号Y0〜Y2によって選択された各メモリセル群
3(0)〜3(31)の1つのメモリセルの情報、つま
り、1ワード(32ビット)の読み出しデータ(記憶す
べきデータ)である。このようにして1ワード単位でメ
モリセルアレイ1からデータが読み出される。読みだし
期間終了後は、上記した実施の形態1と同様にプリチャ
ージ期間になり、上記した実施の形態1と同様なプリチ
ャージ動作が行われる。
【0060】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、上記した実施の形態1と同様な効
果を奏するものである。特に、1ワードの上位側ビット
がインストラクションを、下位側ビットがそれのアドレ
スを示すようなデータを記憶するインストラクションR
OMのように、上位側ビットと下位側ビットに特異性が
あるデータに対してはさらに消費電力の低減化に寄与す
る。
【0061】なお、消費電力の低減化が図れる点につい
て、以下簡単な具体例を用いて説明を加える。上記した
実施の形態2においては、1ワードは32ビットである
が、電力消費の低減が理解できれば良いので、記述の簡
単化のために、1ワードが14ビットである場合につい
て簡単に説明する。図6に記憶すべきデータと実際にメ
モリセル2に書き込まれるデータを7ワード分示す。こ
の図6から明らかなように、記憶すべきデータをそのま
まメモリセル2に書き込んだ場合に対して「0」の情報
の書き込まれるメモリセル2が41個から29個に低減
される(略30パーセントの低減)。「0」の情報が上
位側ビットに偏り、「1」の情報が下位側ビットに偏っ
ている場合に電力消費に対して好適な効果が得られてい
ることがわかる。
【0062】実施の形態3.図7は本発明の実施の形態
3を示すものである。この実施の形態3は、上記した実
施の形態1に示したものが記憶されるべき1ワード(3
2ビット)のデータに対して情報「0」の数が情報
「1」の数より多い場合は反転情報を、以下の場合は非
反転情報を記憶させているのに対して、特定パターンに
基づいて変換した変換情報か非変換情報を記憶させてい
る点で相違するだけであり、その他の点は同様である。
従って、相違点を主として以下に説明する。なお、図7
において、上記した実施の形態1を示す図1及び図2に
符された符号と同一符号は同一または相当部分を示して
いる。
【0063】図7において、メモリセルアレイ1のメモ
リセル2には1ワード毎に次の規則に基づいて書き込み
データが決められ、記憶されている。すなわち、記憶さ
れるべき1ワードのデータ(以下、非変換情報と称
す。)と1ワード分に相当する32ビットの特定パター
ンとの排他的論理和である変換情報を求め、非変換情報
における「0」の情報の数と変換情報における「0」の
情報の数とを比較し、「0」の情報の少ない方を書き込
みデータとする。この書き込みデータがメモリセル5に
書き込まれる。フラグメモリセル群4のフラグメモリ5
には、メモリセルアレイ1における対応の1ワードの書
き込みデータが変換情報であるか非変換情報であるかを
示す「0」または「1」の情報を記憶している。
【0064】出力回路27は、ビット線選択手段13の
複数のビット線選択部13(0)〜13(31)にて選
択されたビット線BL0〜BL7に現れた情報を、フラ
グ用ビット線選択手段20にて選択されたフラグ用ビッ
ト線BL0〜BL7に現れた情報に基づき特定パターン
との排他的論理和を演算して出力するかそのまま出力す
る。出力回路27は、特定パターン記憶部29と、パタ
ーン切換手段30と、出力手段32とを備えている。
【0065】特定パターン記憶部29はメモリセルアレ
イ1における各メモリセル群3(0)〜3(31)の列
数と同じ数のビット数(この実施の形態3では32ビッ
ト)からなる特定パターンを記憶する。特定パターン記
憶部29において、「0」の情報の記憶部は接地電位ノ
ードであり、「1」の情報の記憶部は電源電位ノードで
ある。パターン切換手段30はフラグ用ビット線選択手
段20にて選択されたフラグ用ビット線BL0〜BL7
に現れた情報を受け、受けた情報が変換情報を示すと特
定パターン記憶部29からの特定パターンを出力し、非
変換情報を示すと非特定パターン、この実施の形態3で
はオール0のパターンを出力する。パターン切換手段3
0は各メモリセル群3(0)〜3(31)の列数と同じ
数のアンド回路31(0)〜31(31)を備えてい
る。各アンド回路31(0)〜31(31)において、
一方の入力端は信号線25に接続されて選択されたフラ
グメモリセル5の情報が入力され、他方の入力端は特定
パターン記憶部29の対応の記憶部が接続されて特定パ
ターンの対応のビット情報が入力される。
【0066】出力手段32はビット線選択手段13の複
数のビット線選択部13(0)〜13(31)に対応し
て設けられる複数の出力部28(0)〜28(31)を
有する。各出力部28(0)〜28(31)は対応の信
号線19(0)〜19(31)に接続されて対応のビッ
ト線選択部13(0)〜13(31)にて選択されたビ
ット線BL0〜BL7に現れた情報と、パターン切換手
段30から出力されるパターンにおける対応のビット情
報を受ける。各出力部28(0)〜28(31)は受け
たパターン切換手段30からのビット情報に基づき受け
た情報を反転または非反転して出力する排他的論理和回
路(EX−OR回路)である。
【0067】そして、特定パターン記憶部29に記憶さ
れる特定パターンは、以下のようにして設定される。つ
まり、メモリセルアレイ1に記憶される全ワードについ
てデータのパターンを調査し、最も数の多いパターンを
特定パターンとする。この場合、メモリセルアレイ1に
書き込まれるデータ及びフラグ用ビット線群4に書き込
まれるビット情報は以下のようになる。つまり、特定パ
ターンにされた最も数の多いパターンからなる1ワード
におけるデータは、特定パターンと排他的論理和を演算
されたデータであるため、全て1の情報になる。このワ
ードに対応するフラグ用ビット線群4のフラグメモリセ
ル5には書き込まれたデータが変換情報を示す「0」の
情報が書き込まれる。
【0068】残りのワードに対する書き込まれるデータ
は、まず、記憶されるべきデータと特定パターンとの排
他的論理和を演算され、変換情報が求められる。この変
換情報と記憶されるべきデータ(非変換情報)との
「0」の数が比較され、「0」の数の少ない方が書き込
みデータとされる。各ワードに対応するフラグ用ビット
線群4のフラグメモリセル5には書き込まれたデータが
変換情報であると「0」の情報を、非変換情報であると
「1」の情報を書き込まれる。
【0069】このようにメモリセルアレイ1に記憶され
る最も数の多いパターンを特定パターンに設定したもの
においては、特定パターンを容易に設定でき、しかも効
率よく、メモリセルアレイ1内における「0」の情報が
書き込まれるメモリセル2の数を減らせる。
【0070】また、特定パターンの設定に際しては次の
ような第2及び第3の方法もある。第2の方法は、上記
した第1の方法と同様にまず、メモリセルアレイ1に記
憶される全ワードについてのデータのパターンを調査
し、数の多いパターン順にK個(例えば、例えば100
個)のパターンを選ぶ。これら選ばれたK個のパターン
それぞれについて次のような演算を行い、メモリセルア
レイ1に書き込まれる「0」の情報のメモリセル2の数
を求める。つまり、選ばれたパターンと各ワードに対す
る記憶されるべきデータとの排他的論理和を演算し、変
換情報を求める。各ワード毎にこの求めた変換情報と記
憶されるべきデータ(非変換情報)との「0」の数を比
較し、「0」の数の少ない方を書き込みデータとする。
このようにして求められた全てのワード(この実施の形
態3では1024(=8×128)ワード)に対する書
き込みデータの「0」の情報の数を求め、メモリセルア
レイ1に書き込まれる「0」の情報のメモリセル2の数
を求める。K個のパターンにおいて、求められたメモリ
セルアレイ1に書き込まれる「0」の情報のメモリセル
2の数を比較し、最も少ない数のもののパターンを特定
パターンとする。このようにして特定パターンを求めた
後、メモリセルアレイ1に書き込まれるデータ及びフラ
グ用ビット線群4に書き込まれるビット情報は上記した
第1の方法と同様に設定される。この第2の方法によれ
ば、第1の方法に比してメモリセルアレイ1内における
「0」の情報が書き込まれるメモリセル2の数を減らせ
る。
【0071】第3の方法は、オール0を除いた2n−1
(nは1ワード当たりのビット数で、この実施の形態3
では32)パターンそれぞれについて次のような演算を
行い、メモリセルアレイ1に書き込まれる「0」の情報
のメモリセル2の数を求める。つまり、2n−1パター
ンそれぞれにおいて、各ワードに対する記憶されるべき
データとの排他的論理和を演算し、変換情報を求める。
各ワード毎にこの求めた変換情報と記憶されるべきデー
タ(非変換情報)との「0」の数を比較し、「0」の数
の少ない方を書き込みデータとする。このようにして求
められた全てのワードに対する書き込みデータの「0」
の情報の数を求め、メモリセルアレイ1に書き込まれる
「0」の情報のメモリセル2の数を求める。2n−1パ
ターンにおいて、求められたメモリセルアレイ1に書き
込まれる「0」の情報のメモリセル2の数を比較し、最
も少ない数のもののパターンを特定パターンとする。こ
のようにして特定パターンを求めた後、メモリセルアレ
イ1に書き込まれるデータ及びフラグ用ビット線群4に
書き込まれるビット情報は上記した第1の方法と同様に
設定される。この第3の方法によれば、特定パターンを
設定するために時間は要するものの、メモリセルアレイ
1内における「0」の情報が書き込まれるメモリセル2
の数を最も少ないものにできる。
【0072】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、行アドレス信号X0〜X6及び列
アドレス信号Y0〜Y2によって選択されたメモリセル
2に記憶された情報が読み出され、信号線19(0)〜
19(31)に現れるまでの動作は上記した実施の形態
1に示したものの動作と全く同じである。また、行アド
レス信号X0〜X6及び列アドレス信号Y0〜Y2によ
って選択されたフラグメモリセル群4のフラグメモリセ
ル5に記憶された情報が読み出され、信号線25に現れ
るまでの動作も上記した実施の形態1に示したものと同
様である。
【0073】このようにして信号線19(0)〜19
(31)に現れた情報及び信号線25に現れた情報は出
力回路27に入力される。出力回路27では、信号線2
5に現れた情報に基づき、パターン切換手段30が特定
パターン記憶部29に記憶された特定パターンかオール
0のパターンを出力手段32に与える。出力手段32の
各出力部28(0)〜28(31)では、対応の信号線
19にて入力された情報とパターン切換手段30から出
力されるパターンの対応のビット情報、つまり、パター
ン切換手段30の対応のアンド回路31からの情報の排
他的論理和を演算して読み出しデータとして対応のデー
タ出力線DLに出力する。
【0074】従って、テータ出力線DL0〜DL31に
現れた情報は、行アドレス信号X0〜X6及び列アドレ
ス信号Y0〜Y2によって選択された各メモリセル群3
(0)〜3(31)の1つのメモリセルの情報、つま
り、1ワード(32ビット)の読み出しデータ(記憶す
べきデータ)である。このようにして1ワード単位でメ
モリセルアレイ1からデータが読み出される。読みだし
期間終了後は、上記した実施の形態1と同様にプリチャ
ージ期間になり、上記した実施の形態1と同様なプリチ
ャージ動作が行われる。
【0075】上記のように構成された読み出し半導体記
憶装置にあっては、1ワード単位でメモリセル5に記憶
すべきデータを、特定パターンに基づく変換情報とする
か、非変換情報とするかを判断して書き込み、読み出す
ときはフラグメモリセル群4のフラグメモリセル5に記
憶されたフラグ情報(フラグビット)に基づいて書き込
みデータを特定パターンと排他的論理和を演算して出力
するかそのまま出力するので、メモリセルアレイ1にお
ける「0」の情報が書き込まれるメモリセルの数を効率
よく減らせ、電力消費の低減を好適に行なえる。
【0076】なお、消費電力の低減化が図れる点につい
て、以下簡単な具体例を用いて説明を加える。上記した
実施の形態3においては、1ワードは32ビットである
が、電力消費の低減が理解できれば良いので、記述の簡
単化のために、1ワードが14ビットである場合につい
て簡単に説明する。図8に記憶すべきデータと実際にメ
モリセル2に書き込まれるデータを7ワード分示す。
【0077】この図8から明らかなように、記憶すべき
データが特定パターンと同じであると書き込みデータは
オール1のデータになる。そして、記憶すべきデータを
そのままメモリセル2に書き込んだ場合に対して「0」
の情報の書き込まれるメモリセル2が45個から23個
に低減される(略49パーセントの低減)。このことか
ら、実施の形態3に示した8×128ワード(32ビッ
ト/ワード)において、「0」の情報の書き込まれるメ
モリセル2が大幅に削減できることが理解される。大容
量になればなるほど削減効果が現れ、電力消費に対して
好適な効果が得られる。
【0078】しかも、この実施の形態3のものは、上記
した実施の形態1と同様に回路規模の増大及び高集積化
の阻害を抑制できる効果を有する。すなわち、出力回路
27を構成する出力部28(0)〜28(31)及びパ
ターン切換手段30のアンド回路31(0)〜31(3
1)は、メモリセル群3(0)〜3(31)に対応して
設けた構成としているため、メモリセルアレイ以外の周
辺回路の回路規模を小さくできる。しかも、メモリセル
群3(0)〜3(31)毎に出力部28(0)〜28
(31)及びアンド回路31(0)〜31(31)を配
置できるので、出力部28(0)〜28(31)及びア
ンド回路31(0)〜31(31)をワード線WLと並
行に直線上に配置でき、高集積化しやすい構成となる。
なお、特定パターン記憶部29の各記憶部は、電源電位
ノード又は接地電位ノードで良いので、電源電位線及び
接地電位線をパターン切換手段30に配置するだけで良
く、特定パターン記憶部29による占有面積の増大は伴
わない。
【0079】実施の形態4.図9は本発明の実施の形態
4を示すものである。この実施の形態4は、上記した実
施の形態3に示したものが1ワード(32ビット)に対
してフラグメモリセル5を設けるようにして1ワード毎
にメモリセル2に記憶されるデータ(書き込みデータ)
を変換情報か非変換情報かにしているのに対して、1ワ
ード(32ビット)の上位側ビット(16ビット)及び
下位側ビット(16ビット)それぞれにフラグメモリセ
ル5を設け、1ワード(32ビット)の上位側ビットに
記憶されるデータを第1の特定パターンに基づく変換情
報か非変換情報かにし、下位側ビットに記憶されるデー
タを第2の特定パターンに基づく変換情報か非変換情報
かにしている点で相違するだけであり、その他の点は同
様である。実施の形態3に対する実施の形態4の関係
は、実施の形態2に対する実施の形態1の関係と同じで
あり、特に詳細な説明をせずとも理解されるものと考え
るので、簡単に以下に説明する。なお、図9において、
上記した実施の形態1ないし3を示す図に符された符号
と同一符号は同一または相当部分を示している。また、
符号に付したaは上位側を、bは下位側を示している。
【0080】メモリセルアレイ1の上位側アレイ1aに
対応する特定パターン記憶部29aに記憶される第1の
特定パターンは1ワードの上位側ビット分に相当する1
6ビットのパターンであり、上記した実施の形態3に示
した第1ないし第3の方法によって上位側アレイ1aに
記憶される全ワードに基づいて設定される。下位側アレ
イ1bに対応する特定パターン記憶部29bに記憶され
る第2の特定パターンは1ワードの下位側ビット分に相
当する16ビットのパターンであり、上記した実施の形
態3に示した第1ないし第3の方法によって下位側アレ
イ1bに記憶される全ワードに基づいて設定される。従
って、第1及び第2の特定パターンは、上位側アレイ1
a及び下位側アレイ1bにそれぞれに適したパターンが
設定される。
【0081】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、メモリセルアレイ1を上位側アレ
イ1a及び下位側アレイ1bに分割しているものの、行
アドレス信号X0〜X6及び列アドレス信号Y0〜Y2
によって選択されたメモリセル2に記憶された情報が読
み出され、信号線19(0)〜19(31)に現れるま
での動作は上記した実施の形態3(実施の形態1と同
様)に示したものの動作と全く同じである。また、行ア
ドレス信号X0〜X6及び列アドレス信号Y0〜Y2に
よって選択されたフラグメモリセル群4の上位側群4a
及び下位側群4bにおけるフラグメモリセル5に記憶さ
れた情報が、それぞれ読み出され、信号線25a及び信
号線25bに現れるまでの動作も上記した実施の形態3
(実施の形態1と同様)に示したものと同様である。
【0082】このようにして信号線19(0)〜19
(15)に現れた情報及び信号線25aに現れた情報
は、出力回路27の上位側回路27aに入力され、信号
線19(16)〜19(31)に現れた情報及び信号線
25bに現れた情報は、出力回路27の下位側回路27
bに入力される。出力回路27の上位側回路27aで
は、信号線25aに現れた情報に基づき、パターン切換
手段30aが特定パターン記憶部29aに記憶された第
1の特定パターンかオール0のパターンを出力手段32
aに与える。出力手段32aの各出力部28(0)〜2
8(15)では、対応の信号線19にて入力された情報
とパターン切換手段30aから出力されるパターンの対
応のビット情報、つまり、パターン切換手段30aの対
応のアンド回路31からの情報の排他的論理和を演算し
て読み出しデータとして対応のデータ出力線DLに出力
する。
【0083】出力回路27の下位側回路27bでは、信
号線25bに現れた情報に基づき、パターン切換手段3
0bが特定パターン記憶部29bに記憶された第2の特
定パターンかオール0のパターンを出力手段32bに与
える。出力手段32bの各出力部28(16)〜28
(31)では、対応の信号線19にて入力された情報と
パターン切換手段30bから出力されるパターンの対応
のビット情報、つまり、パターン切換手段30bの対応
のアンド回路31からの情報の排他的論理和を演算して
読み出しデータとして対応のデータ出力線DLに出力す
る。
【0084】従って、テータ出力線DL0〜DL31に
現れた情報は、行アドレス信号X0〜X6及び列アドレ
ス信号Y0〜Y2によって選択された各メモリセル群3
(0)〜3(31)の1つのメモリセルの情報、つま
り、1ワード(32ビット)の読み出しデータ(記憶す
べきデータ)である。このようにして1ワード単位でメ
モリセルアレイ1からデータが読み出される。読みだし
期間終了後は、上記した実施の形態3と同様にプリチャ
ージ期間になり、上記した実施の形態3と同様なプリチ
ャージ動作が行われる。
【0085】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、上記した実施の形態3と同様な効
果を奏するものである。特に、1ワードの上位側ビット
がインストラクションを、下位側ビットがそれのアドレ
スを示すようなデータを記憶するインストラクションR
OMのように、上位側ビットと下位側ビットに特異性が
あるデータに対してはさらに消費電力の低減化が図れ
る。
【0086】実施の形態5.図10は本発明の実施の形
態5を示すものである。この実施の形態5は、上記した
実施の形態3に示したものがメモリセルアレイ1全体に
対して1つの特定パターンを設定し、この特定パターン
に基づいて、1ワード毎にメモリセル2に記憶されるデ
ータ(書き込みデータ)を変換情報か非変換情報かにし
ているのに対して、メモリセルアレイ1を行方向に2分
割、つまり、この実施の形態3では第0行から第63行
を第1のアレイ1Aとするとともに、第64行から第1
27行を第2のアレイ4Bとし、第1及び第2のアレイ
1A、1B毎に特定パターンを設定し、各アレイ1A、
1B毎に特定パターンに基づいて、1ワード毎にメモリ
セル2に記憶されるデータ(書き込みデータ)を変換情
報か非変換情報かにしている点で相違するだけであり、
その他の点は同様である。従って、相違点を主として以
下に説明する。なお、図10において、上記した実施の
形態3を示す図7に符された符号と同一符号は同一また
は相当部分を示している。
【0087】図10において、出力回路27は、第1及
び第2の特定パターン記憶部29a、29bと、パター
ン選択手段33と、パターン切換手段30と、出力手段
32とを備えている。第1の特定パターン記憶部29a
はメモリセルアレイ1の第1のアレイ4Aに対応して設
けられ、各メモリセル群3(0)〜3(31)の列数と
同じ数のビット数(この実施の形態5では32ビット)
からなる第1の特定パターンを記憶する。第2の特定パ
ターン記憶部29bはメモリセルアレイ1の第2のアレ
イ4Bに対応して設けられ、各メモリセル群3(0)〜
3(31)の列数と同じ数のビット数からなる第2の特
定パターンを記憶する。各特定パターン記憶部29a、
29bにおいて、「0」の情報の記憶部は接地電位ノー
ドであり、「1」の情報の記憶部は電源電位ノードであ
る。
【0088】第1の特定パターン記憶部29aに記憶さ
れる第1の特定パターンは、上記した実施の形態3に示
した第1ないし第3の方法によって第1のアレイ1Aに
記憶される全ワードに基づいて設定される。第2の特定
パターン記憶部29bに記憶される第2の特定パターン
は、上記した実施の形態3に示した第1ないし第3の方
法によって第2のアレイ1Bに記憶される全ワードに基
づいて設定される。従って、第1及び第2の特定パター
ンは、第1及び第2のアレイ1A、1Bそれぞれに適し
たパターンが設定される。
【0089】パターン選択手段33は第1及び第2の特
定パターン記憶記憶部29a、29bからの第1及び第
2の特定パターンを行アドレス信号、この実施の形態5
では行アドレス信号の最上位アドレス信号X0に基づい
て第1及び第2の特定パターンのいずれか一方の特定パ
ターンを選択出力するパターン選択手段で、特定パター
ンの各ビットに対応して、最上位アドレス信号X0の反
転又は非反転信号がゲート電極に入力される2つのMO
Sトランジスタを有する構成にされている。
【0090】パターン切換手段30はフラグ用ビット線
選択手段20にて選択されたフラグ用ビット線BL0〜
BL7に現れた情報を受け、受けた情報が変換情報を示
すとパターン選択手段33にて選択出力された特定パタ
ーンを出力し、非変換情報を示すと非特定パターン、こ
の実施の形態5ではオール0のパターンを出力する。パ
ターン切換手段30は上記した実施の形態3と同様の構
成をしている。出力手段32はビット線選択手段13の
複数のビット線選択部13(0)〜13(31)に対応
して設けられる複数の出力部28(0)〜28(31)
を有する。各出力部28(0)〜28(31)は上記し
た実施の形態3と同様の構成をしている。
【0091】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、メモリセルアレイ1を行方向に2
分割しているものの、行アドレス信号X0〜X6及び列
アドレス信号Y0〜Y2によって選択されたメモリセル
2に記憶された情報が読み出され、信号線19(0)〜
19(31)に現れるまでの動作は上記した実施の形態
3(実施の形態1と同様)に示したものの動作と全く同
じである。また、行アドレス信号X0〜X6及び列アド
レス信号Y0〜Y2によって選択されたフラグメモリセ
ル群4のフラグメモリセル5に記憶された情報が読み出
され、信号線25に現れるまでの動作も上記した実施の
形態3(実施の形態1と同様)に示したものと同様であ
る。
【0092】このようにして信号線19(0)〜19
(31)に現れた情報及び信号線25に現れた情報は、
出力回路27に入力される。出力回路27では、行アド
レス信号の最上位アドレス信号を受けたパターン選択手
段33が、行アドレス信号X0〜X6によって選択され
るメモリセル2がメモリセルアレイ1の第1及び第2の
アレイ1A、1Bのいずれかに存在するかを判断し、第
1及び第2の特定パターン記憶部29a、29bのいず
れか一方からの特定パターンを選択出力する。そして、
信号線25に現れた情報に基づき、パターン切換手段3
0がパターン選択手段33によって選択出力された特定
パターンかオール0のパターンを出力手段32に与え
る。出力手段32の各出力部28(0)〜28(31)
では、対応の信号線19にて入力された情報とパターン
切換手段30から出力されるパターンの対応のビット情
報、つまり、パターン切換手段30の対応のアンド回路
31からの情報の排他的論理和を演算して読み出しデー
タとして対応のデータ出力線DLに出力する。
【0093】従って、テータ出力線DL0〜DL31に
現れた情報は、行アドレス信号X0〜X6及び列アドレ
ス信号Y0〜Y2によって選択された各メモリセル群3
(0)〜3(31)の1つのメモリセルの情報、つま
り、1ワード(32ビット)の読み出しデータ(記憶す
べきデータ)である。このようにして1ワード単位でメ
モリセルアレイ1からデータが読み出される。読みだし
期間終了後は、上記した実施の形態3と同様にプリチャ
ージ期間になり、上記した実施の形態3と同様なプリチ
ャージ動作が行われる。
【0094】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、上記した実施の形態3と同様な効
果を奏するものである。特に、メモリセルアレイ1に記
憶されるデータに、行方向の偏りがある場合に対しては
さらに消費電力の低減化が図れる。なお、この実施の形
態5においては、メモリセルアレイ1を行方向に2分割
したものを示したが、2分割に限られるものではなく、
3分割以上に分割し、各分割されたアレイに対してそれ
ぞれ特定パターンを設定し、パターン選択手段33によ
って行アドレス信号に応じて選択出力するようにしても
よい。
【0095】実施の形態6.図11は本発明の実施の形
態6を示すものである。この実施の形態6は、上記した
実施の形態3に示したものがメモリセルアレイ1に対し
て1つの特定パターンを設定し、この特定パターンに基
づいて、1ワード毎にメモリセル2に記憶されるデータ
(書き込みデータ)を変換情報か非変換情報かにしてい
るのに対して、メモリセルアレイ1に対して2つの特定
パターンを設定し、1ワード毎にメモリセル2に記憶さ
れるデータを第1の特定パターンによる第1の変換情報
か第2の特定パターンによる第2の変換情報かにしてい
る点で相違するだけであり、その他の点は同様である。
従って、相違点を主として以下に説明する。なお、図1
1において、上記した実施の形態3を示す図7に符され
た符号と同一符号は同一または相当部分を示している。
【0096】図11において、メモリセルアレイ1のメ
モリセル2には1ワード毎に次の規則に基づいて書き込
みデータが決められ、記憶されている。すなわち、記憶
されるべき1ワードのデータと1ワード分に相当する3
2ビットの第1の特定パターンとの排他的論理和である
第1の変換情報を求めるとともに、1ワード分に相当す
る32ビットの第2の特定パターンとの排他的論理和で
ある第2の変換情報を求め、第1の変換情報における
「0」の情報の数と第2の変換情報における「0」の情
報の数とを比較し、「0」の情報の少ない方を書き込み
データとする。この書き込みデータがメモリセル5に書
き込まれる。フラグメモリセル群4のフラグメモリ5に
は、メモリセルアレイ1における対応の1ワードの書き
込みデータが第1の変換情報であるか第2の変換情報で
あるかを示す「0」または「1」の情報を記憶してい
る。
【0097】出力回路27は、フラグ用選択手段20に
て選択されたフラグ用ビット線BL0〜BL7に現れた
情報に基づき、ビット線選択手段13の複数のビット線
選択部13(0)〜13(31)にて選択されたビット
線BL0〜BL7に現れた情報を第1又は第2の特定パ
ターンのいずれかに従って変換し、出力する。出力回路
27は、第1及び第2の特定パターン記憶部29a、2
9bと、パターン切換手段34と、出力手段32とを備
えている。第1の特定パターン記憶部29aはメモリセ
ルアレイ1における各メモリセル群3(0)〜3(3
1)の列数と同じ数のビット数(この実施の形態6では
32ビット)からなる第1の特定パターンを記憶する。
第2の特定パターン記憶部29bはメモリセルアレイ1
における各メモリセル群3(0)〜3(31)の列数と
同じ数のビット数からなる第2の特定パターンを記憶す
る。特定パターン記憶部29において、「0」の情報の
記憶部は接地電位ノードであり、「1」の情報の記憶部
は電源電位ノードである。
【0098】パターン切換手段30はフラグ用ビット線
選択手段20にて選択されたフラグ用ビット線BL0〜
BL7に現れた情報を受け、受けた情報が第1の変換情
報を示すと第1の特定パターン記憶部29aからの第1
の特定パターンを出力し、第2の変換情報を示すと第2
の特定パターン記憶部29bからの第2の特定パターン
を出力する。パターン切換手段34は1ワードの各ビッ
トに対応して、フラグ用ビット線選択手段20にて選択
されたフラグ用ビット線BL0〜BL7に現れた情報、
つまり、信号線25にて伝達される情報の反転又は非反
転信号がゲート電極に入力される2つのMOSトランジ
スタを有する構成にされている。
【0099】出力手段32はビット線選択手段13の複
数のビット線選択部13(0)〜13(31)に対応し
て設けられる複数の出力部28(0)〜28(31)を
有する。各出力部28(0)〜28(31)は対応の信
号線19(0)〜19(31)に接続されて対応のビッ
ト線選択部13(0)〜13(31)にて選択されたビ
ット線BL0〜BL7に現れた情報と、パターン切換手
段30から出力されるパターンにおける対応のビット情
報を受ける。各出力部28(0)〜28(31)は受け
たパターン切換手段30からのビット情報に基づき受け
た情報を反転または非反転して出力する排他的論理和回
路(EX−OR回路)である。
【0100】そして、第1及び第2の特定パターン記憶
部29に記憶される第1及び第2の特定パターンは、以
下のようにして設定される。つまり、メモリセルアレイ
1に記憶される全ワードについてデータのパターンを調
査し、最も数の多いパターンを第1の特定パターンと
し、2番目に数の多いパターンを第2の特定パターンと
する。この場合、メモリセルアレイ1に書き込まれるデ
ータ及びフラグ用ビット線群4に書き込まれるビット情
報は以下のようになる。つまり、第1の特定パターンに
された最も数の多いパターンからなる1ワードにおける
データは、第1の特定パターンと排他的論理和を演算さ
れたデータであるため、全て1の情報になる。このワー
ドに対応するフラグ用ビット線群4のフラグメモリセル
5には書き込まれたデータが第1の変換情報を示す
「0」の情報が書き込まれる。また、2番目に数の多い
パターンからなる1ワードにおけるデータは、第2の特
定パターンと排他的論理和を演算されたデータであるた
め、全て1の情報になる。このワードに対応するフラグ
用ビット線群4のフラグメモリセル5には書き込まれた
データが第2の変換情報を示す「1」の情報が書き込ま
れる。
【0101】残りのワードに対する書き込まれるデータ
は、まず、記憶されるべきデータと第1の特定パターン
との排他的論理和を演算され、第1の変換情報が求めら
れ、第2の特定パターンとの排他的論理和を演算され、
第2の変換情報が求められる。これら第1の変換情報と
第2の変換情報との「0」の数が比較され、「0」の数
の少ない方が書き込みデータとされる。各ワードに対応
するフラグ用ビット線群4のフラグメモリセル5には書
き込まれたデータが第1の変換情報であると「0」の情
報を、第2の変換情報であると「1」の情報を書き込ま
れる。
【0102】このようにメモリセルアレイ1に記憶され
る最も数の多いパターンを第1の特定パターンに、2番
目に数の多いパターンを第2の特定パターンに設定した
ものにおいては、第1及び第2の特定パターンを容易に
設定でき、しかも効率よく、メモリセルアレイ1内にお
ける「0」の情報が書き込まれるメモリセル2の数を減
らせる。なお、第1及び第2の特定パターンの設定を、
最も数の多いパターンと3番目に数の多いパターン、最
も数の多いパターンと4番目に数の多いパターン、2番
目に数の多いパターンと3番目に数の多いパターン、3
番目に数の多いパターンと4番目に数の多いパターン等
の組み合わせに設定しても良い。この場合、メモリセル
アレイ1内における「0」の情報が書き込まれるメモリ
セル2の数がなるべく少なくなる組み合わせを選択する
と良い。
【0103】このように構成された読み出し専用半導体
記憶装置にあっても、行アドレス信号X0〜X6及び列
アドレス信号Y0〜Y2によって選択されたメモリセル
2に記憶された情報が読み出され、信号線19(0)〜
19(31)に現れるまでの動作は上記した侍史の形態
3(実施の形態1と同様)に示したものの動作と全く同
じである。また、行アドレス信号X0〜X6及び列アド
レス信号Y0〜Y2によって選択されたフラグメモリセ
ル群4のフラグメモリセル5に記憶された情報が読み出
され、信号線25に現れるまでの動作も上記した実施の
形態3(実施の形態1と同様)に示したものと同様であ
る。
【0104】このようにして信号線19(0)〜19
(31)に現れた情報及び信号線25に現れた情報は出
力回路27に入力される。出力回路27では、信号線2
5に現れた情報に基づき、パターン切換手段34が第1
の特定パターン記憶部29aに記憶された第1の特定パ
ターンか第2の特定パターン記憶部29bに記憶された
第2の特定パターンかを出力手段32に与える。出力手
段32の各出力部28(0)〜28(31)では、対応
の信号線19にて入力された情報とパターン切換手段3
0から出力されるパターンの対応のビット情報の排他的
論理和を演算して読み出しデータとして対応のデータ出
力線DLに出力する。
【0105】従って、テータ出力線DL0〜DL31に
現れた情報は、行アドレス信号X0〜X6及び列アドレ
ス信号Y0〜Y2によって選択された各メモリセル群3
(0)〜3(31)の1つのメモリセルの情報、つま
り、1ワード(32ビット)の読み出しデータ(記憶す
べきデータ)である。このようにして1ワード単位でメ
モリセルアレイ1からデータが読み出される。読みだし
期間終了後は、上記した実施の形態3と同様にプリチャ
ージ期間になり、上記した実施の形態3と同様なプリチ
ャージ動作が行われる。
【0106】上記のように構成された読み出し半導体記
憶装置にあっては、1ワード単位でメモリセル5に記憶
すべきデータを、第1の特定パターンに基づく第1の変
換情報とするか、第2の特定パターンに基づく第2の変
換情報とするかを判断して書き込み、読み出すときはフ
ラグメモリセル群4のフラグメモリセル5に記憶された
フラグ情報(フラグビット)に基づいて書き込みデータ
を第1又は第2の特定パターンと排他的論理和を演算し
て出力するので、メモリセルアレイ1における「0」の
情報が書き込まれるメモリセルの数を効率よく減らせ、
電力消費の低減を好適に行なえる。
【0107】なお、消費電力の低減化が図れる点につい
て、以下簡単な具体例を用いて説明を加える。上記した
実施の形態6においては、1ワードは32ビットである
が、電力消費の低減が理解できれば良いので、記述の簡
単化のために、1ワードが14ビットである場合につい
て簡単に説明する。図12に記憶すべきデータと実際に
メモリセル2に書き込まれるデータを7ワード分示す。
この図12から明らかなように、記憶すべきデータが第
1及び第2の特定パターンとそれぞれ同じであると書き
込みデータはオール1のデータになる。そして、記憶す
べきデータをそのままメモリセル2に書き込んだ場合に
対して「0」の情報の書き込まれるメモリセル2が47
個から16個に低減される(略66パーセントの低
減)。このことから、実施の形態6に示した8×128
ワード(32ビット/ワード)において、「0」の情報
の書き込まれるメモリセル2が大幅に削減できることが
理解される。大容量になればなるほど削減効果が現れ、
電力消費に対して好適な効果が得られる。特に、マイク
ロプロセッサの命令ROMデータのようにあるビットの
「0」と「1」の発生確率に著しく偏りがある場合など
に特に効果的に「0」の数を減らすことができる。しか
も、実施の形態3と同様に、回路規模の増大及び高集積
化の阻害を抑制できる効果を有する。
【0108】なお、上記実施の形態6では、第1の特定
パターンと第2の特定パターンを用いたものを示した
が、第1ないし第4の特定パターンを用いたものであっ
ても良い。この場合、第1ないし第4の特定パターンの
設定は、メモリセルアレイ1に記憶される最も数の多い
パターンを第1の特定パターンに、2番目に数の多いパ
ターンを第2の特定パターンに、3番目に数の多いパタ
ーンを第3の特定パターンに、4番目に数の多いパター
ンを第4の特定パターンにすればよい。また、メモリセ
ルアレイ1に記憶される各ワードに対するフラグメモリ
セル群のフラグメモリは2ビットで構成すれば良い。要
するに、複数(2のべき乗がよい)の特定パターンを用
いることによって、さらにきめ細かくメモリセルアレイ
1における「0」の情報が書き込まれるメモリセル2の
数を減らせる。
【0109】
【発明の効果】本発明の第1の発明は、複数行及び複数
列に配設され、それぞれが「0」または「1」の情報を
記憶する複数のメモリセルを有するメモリセル群を複数
列備えるメモリセルアレイと、各メモリセル群と同数の
複数行複数列に配設される複数のフラグメモリセルを有
し、各フラグメモリセルが複数のメモリセル群における
対応の行及び対応の列に配設されるメモリセルに記憶さ
れた情報が記憶すべきデータを変換して記憶された変換
情報であるかそのまま記憶された非変換情報であるかを
示す「0」または「1」の情報を記憶するフラグメモリ
セル群と、各メモリセル群に対応して設けられる複数の
ビット線群に対応して設けられる複数のビット線選択部
を有し、各ビット線選択部がビット線選択信号を受けて
対応のビット線群のいずれか1つのビット線を選択する
ビット線選択手段と、ビット線選択信号を受けて、フラ
グメモリセル群に対応して設けられるフラグ用ビット線
群のいずれか1つのフラグ用ビット線を選択するフラグ
用ビット線選択手段と、フラグ用ビット線選択手段にて
選択されたフラグ用ビット線に現れた情報に基づきビッ
ト線選択手段の複数のビット線選択部にて選択されたビ
ット線に現れた情報を変換して出力するかそのまま出力
する出力回路とを設けたので、回路規模の増大及び高集
積化の阻害を抑制した上で、消費電力の低減を図れると
いう効果を有する。
【0110】本発明の第2の発明は、第1の発明におい
て、出力回路を、ビット線選択手段の複数のビット線選
択部に対応して設けられる複数の出力部を有するものと
し、かつ、各出力部がフラグ用ビット線選択手段にて選
択されたフラグ用ビット線に現れた情報に基づき対応の
ビット線選択部にて選択されたビット線に現れた情報を
反転または非反転して出力するものとしたので、第1の
発明の効果を有するとともに、出力回路の半導体基板上
への設計裕度が向上するという効果を有する。
【0111】本発明の第3の発明は、第1の発明におい
て、出力回路を、メモリセルアレイにおけるメモリセル
群の列数と同じ数のビット数からなる特定パターンを記
憶する特定パターン記憶部と、フラグ用ビット線選択手
段にて選択されたフラグ用ビット線に現れた情報を受
け、受けた情報が変換情報を示すと特定パターン記憶部
からの特定パターンを出力し、非変換情報を示すと非特
定パターンを出力するパターン切換手段と、ビット線選
択手段の複数のビット線選択部に対応して設けられ、そ
れぞれが対応のビット線選択部にて選択されたビット線
に現れた情報と、パターン切換手段から出力されるパタ
ーンにおける対応のビット情報を受け、受けたパターン
切換手段からのビット情報に基づき受けた情報を反転ま
たは非反転して出力する複数の出力部とを有するものと
したしたので、第1の発明の効果を有するとともに、好
適な消費電力の低減が図れるとともに、出力回路の半導
体基板上への設計裕度が向上するという効果を有する。
【0112】本発明の第4の発明は、複数行及び複数列
に配設され、それぞれが「0」または「1」の情報を記
憶する複数のメモリセルを有するメモリセル群を複数列
備え、上位側アレイと下位側アレイに分割されるメモリ
セルアレイと、このメモリセルアレイの上位側及び下位
側アレイに対応して上位側群及び下位側群を有し、上位
側群及び下位側群それぞれが各メモリセル群と同数の複
数行複数列に配設される複数のフラグメモリセルを有
し、各フラグメモリセルが上記メモリセルアレイの対応
の上位側又は下位側アレイの複数のメモリセル群におけ
る対応の行及び対応の列に配設されるメモリセルに記憶
された情報が記憶すべきデータを変換して記憶された変
換情報であるかそのまま記憶された非変換情報であるか
を示す「0」または「1」の情報を記憶するフラグメモ
リセル群と、各メモリセル群に対応して設けられる複数
のビット線群に対応して設けられる複数のビット線選択
部を有し、各ビット線選択部がビット線選択信号を受け
て対応のビット線群のいずれか1つのビット線を選択
し、複数のビット線群の上位側群及び下位側群に対応し
て上位側群及び下位側群に分割されるビット線選択手段
と、フラグメモリセル群の上位側群及び下位側群に対応
して上位側群及び下位側群に分割されて設けられるフラ
グ用ビット線群の上位側群及び下位側群に対応して上位
側フラグ用ビット線選択部及び下位側フラグ用ビット線
選択部が設けられ、各選択部がビット線選択信号を受け
て上記フラグ用ビット線群の対応の群のいずれか1つの
フラグ用ビット線を選択するフラグ用ビット線選択手段
と、ビット線選択手段の上位側群及び下位側群に対応し
て上位側回路及び下位側回路に分割されて設けられ、上
位側回路及び下位側回路それぞれがフラグ用ビット線選
択手段の対応のフラグ用ビット線選択部にて選択された
フラグ用ビット線に現れた情報に基づきビット線選択手
段の対応の群の複数のビット線選択部にて選択されたビ
ット線に現れた情報を変換して出力するかそのまま出力
する出力回路とを設けたので、回路規模の増大及び高集
積化の阻害を抑制した上で、消費電力の低減を図れると
いう効果を有する。
【0113】本発明の第5の発明は、複数行及び複数列
に配設され、それぞれが「0」または「1」の情報を記
憶する複数のメモリセルを有するメモリセル群を複数列
備えるメモリセルアレイと、各メモリセル群と同数の複
数行複数列に配設される複数のフラグメモリセルを有
し、各フラグメモリセルが複数のメモリセル群における
対応の行及び対応の列に配設されるメモリセルに記憶さ
れた情報が記憶すべきデータを第1の特定パターンに基
づいて変換して記憶された第1の変換情報であるか第2
の特定パターンに基づいて変換して記憶された第2の変
換情報であるかを示す「0」または「1」の情報を記憶
するフラグメモリセル群と、各メモリセル群に対応して
設けられる複数のビット線群に対応して設けられる複数
のビット線選択部を有し、各ビット線選択部がビット線
選択信号を受けて対応のビット線群のいずれか1つのビ
ット線を選択するビット線選択手段、ビット線選択信号
を受けて、フラグメモリセル群に対応して設けられるフ
ラグ用ビット線群のいずれか1つのフラグ用ビット線を
選択するフラグ用ビット線選択手段と、フラグ用ビット
線選択手段にて選択されたフラグ用ビット線に現れた情
報に基づきビット線選択手段の複数のビット線選択部に
て選択されたビット線に現れた情報を第1又は第2の特
定パターンのいずれかに従って変換して出力する出力回
路とを設けたので、回路規模の増大及び高集積化の阻害
を抑制した上で、消費電力の低減を図れるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明の実施の形態1を示す回路図であ
る。
【図3】 本発明の実施の形態1における各信号のタ
イミングを示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1における記憶すべき
データと書き込みデータの一例を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図6】 本発明の実施の形態2における記憶すべき
データと書き込みデータの一例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【図8】 本発明の実施の形態3における記憶すべき
データと書き込みデータの一例を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態4を示すブロック図で
ある。
【図10】 本発明の実施の形態5を示すブロック図で
ある。
【図11】 本発明の実施の形態6を示すブロック図で
ある。
【図12】 本発明の実施の形態6における記憶すべき
データと書き込みデータの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 メモリセルアレイ、2 メモリセル、3(0)〜3
(31) メモリセル群、4 フラグメモリセル群、5
フラグメモリセル、7(0)〜7(31)ビット線群、
8 フラグ用ビット線群、9 第1のプリチャージ手
段、 11第2のプリチャージ手段、13 ビット線選
択手段、20 フラク用ビット線選択手段、27 出力
回路、28(0)〜28(31) 出力部、WL0〜W
L127 ワード線、BL0〜BL7 ビット線

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数行及び複数列に配設され、それぞれ
    が「0」または「1」の情報を記憶する複数のメモリセ
    ルを有するメモリセル群を複数列備えるメモリセルアレ
    イ、 上記各メモリセル群と同数の複数行複数列に配設される
    複数のフラグメモリセルを有し、各フラグメモリセルが
    上記複数のメモリセル群における対応の行及び対応の列
    に配設されるメモリセルに記憶された情報が記憶すべき
    データを変換して記憶された変換情報であるかそのまま
    記憶された非変換情報であるかを示す「0」または
    「1」の情報を記憶するフラグメモリセル群、 複数行に配設され、それぞれが対応の行に配設される複
    数のメモリセル及び複数のフラグメモリに接続される複
    数のワード線、 上記各メモリセル群に対応して設けられ、それぞれが複
    数列に配設される複数のビット線を有し、各ビット線が
    対応のメモリセル群における対応の列に配設される複数
    のメモリセルに接続される複数のビット線群、 上記フラグメモリセル群に対応して複数列に配設される
    複数のフラグ用ビット線を有し、各フラグ用ビット線が
    上記フラグメモリセル群における対応の列に配設される
    複数のフラグメモリセルに接続されるフラグ用ビット線
    群、 上記複数のビット線群の複数のビット線をプリチャージ
    するための第1のプリチャージ手段、 上記フラグ用ビット線群の複数のフラグ用ビット線をプ
    リチャージするための第2のプリチャージ手段、 上記複数のビット線群に対応して設けられる複数のビッ
    ト線選択部を有し、各ビット線選択部がビット線選択信
    号を受けて対応のビット線群のいずれか1つのビット線
    を選択するビット線選択手段、 上記ビット線選択信号を受けて上記フラグ用ビット線群
    のいずれか1つのフラグ用ビット線を選択するフラグ用
    ビット線選択手段、 上記フラグ用ビット線選択手段にて選択されたフラグ用
    ビット線に現れた情報に基づき上記ビット線選択手段の
    複数のビット線選択部にて選択されたビット線に現れた
    情報を変換して出力するかそのまま出力する出力回路を
    備えた読み出し専用半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記出力回路は、上記ビット線選択手段
    の複数のビット線選択部に対応して設けられる複数の出
    力部を有し、各出力部が上記フラグ用ビット線選択手段
    にて選択されたフラグ用ビット線に現れた情報に基づき
    対応のビット線選択部にて選択されたビット線に現れた
    情報を反転または非反転して出力することを特徴とする
    請求項1記載の読み出し専用半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記第1のプリチャージ手段は、複数の
    ビット線群の複数のビット線に対応して設けられる複数
    のプリチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ
    用トランジスタが対応のビット線と電源電位が印加され
    る電源電位ノードとの間に接続され、 上記第2のプリチャージ手段は、フラグ用ビット線群の
    複数のフラグ用ビット線に対応して設けられる複数のプ
    リチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ用ト
    ランジスタが対応のフラグ用ビット線と上記電源電位ノ
    ードとの間に接続され、 上記ビット線選択手段の各ビット線選択部は、対応のビ
    ット線群の複数のビット線に対応して設けられ、それぞ
    れが対応のビット線と第1の共通ノードとの間に接続さ
    れ、制御電極に上記ビット線選択信号が入力される複数
    の選択用トランジスタと、上記第1の共通ノードと上記
    出力回路における対応の出力部に接続される信号線に接
    続されるバッファと、上記電源電位ノードと上記第1の
    共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トランジ
    スタとを有し、 上記フラグ用ビット線選択手段は、上記フラグ用ビット
    線群の複数のフラグ用ビット線に対応して設けられ、そ
    れぞれが対応のフラグ用ビット線と第2の共通ノードと
    の間に接続され、制御電極に上記ビット線選択信号が入
    力される複数の選択用トランジスタと、上記第2の共通
    ノードと上記出力回路における複数の出力部に接続され
    る信号線に接続されるインバータと、上記電源電位ノー
    ドと上記第2の共通ノードとの間に接続されるプリチャ
    ージ用トランジスタとを有し、 上記出力回路の各出力部は第1の入力端が上記ビット線
    選択手段における対応のビット線選択部に接続される信
    号線に接続され、第2の入力端が上記フラグ用ビット線
    選択手段に接続される信号線に接続され、出力端がデー
    タ線に接続される排他的論理和回路であることを特徴と
    する請求項2記載の読み出し専用半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記出力回路は、 上記メモリセルアレイにおけるメモリセル群の列数と同
    じ数のビット数からなる特定パターンを記憶する特定パ
    ターン記憶部と、 上記フラグ用ビット線選択手段にて選択されたフラグ用
    ビット線に現れた情報を受け、受けた情報が変換情報を
    示すと特定パターン記憶部からの特定パターンを出力
    し、非変換情報を示すと非特定パターンを出力するパタ
    ーン切換手段と、 上記ビット線選択手段の複数のビット線選択部に対応し
    て設けられ、それぞれが対応のビット線選択部にて選択
    されたビット線に現れた情報と、パターン切換手段から
    出力されるパターンにおける対応のビット情報を受け、
    受けたパターン切換手段からのビット情報に基づき受け
    た情報を反転または非反転して出力する複数の出力部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の読み出し専用
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 上記出力回路は、 上記メモリセルアレイの複数行を分割した複数のアレイ
    に対応して設けられ、それぞれが上記メモリセルアレイ
    におけるメモリセル群の列数と同じ数のビット数からな
    リ、対応のアレイに対する特定パターンを記憶する複数
    の特定パターン記憶部と、 これら複数の特定パターン記憶部からの特定パターンを
    行アドレス信号に基づいて1つの特定パターンを選択出
    力するパターン選択手段と、 上記フラグ用ビット線選択手段にて選択されたフラグ用
    ビット線に現れた情報を受け、受けた情報が変換情報を
    示すとパターン選択手段からの特定パターンを出力し、
    非変換情報を示すと非特定パターンを出力するパターン
    切換手段と、 上記ビット線選択手段の複数のビット線選択部に対応し
    て設けられ、それぞれが対応のビット線選択部にて選択
    されたビット線に現れた情報と、パターン切換手段から
    出力されるパターンにおける対応のビット情報を受け、
    受けたビット情報に基づき受けた情報を反転または非反
    転して出力する複数の出力部とを有することを特徴とす
    る請求項1記載の読み出し専用半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記第1のプリチャージ手段は、複数の
    ビット線群の複数のビット線に対応して設けられる複数
    のプリチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ
    用トランジスタが対応のビット線と電源電位が印加され
    る電源電位ノードとの間に接続され、 上記第2のプリチャージ手段は、フラグ用ビット線群の
    複数のフラグ用ビット線に対応して設けられる複数のプ
    リチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ用ト
    ランジスタが対応のフラグ用ビット線と上記電源電位ノ
    ードとの間に接続され、 上記ビット線選択手段の各ビット線選択部は、対応のビ
    ット線群の複数のビット線に対応して設けられ、それぞ
    れが対応のビット線と第1の共通ノードとの間に接続さ
    れ、制御電極に上記ビット線選択信号が入力される複数
    の選択用トランジスタと、上記第1の共通ノードと上記
    出力回路における対応の出力部に接続される信号線に接
    続されるバッファと、上記電源電位ノードと上記第1の
    共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トランジ
    スタとを有し、 上記フラグ用ビット線選択手段は、上記フラグ用ビット
    線群の複数のフラグ用ビット線に対応して設けられ、そ
    れぞれが対応のフラグ用ビット線と第2の共通ノードと
    の間に接続され、制御電極に上記ビット線選択信号が入
    力される複数の選択用トランジスタと、上記第2の共通
    ノードと上記出力回路における複数の出力部に接続され
    る信号線に接続されるインバータと、上記電源電位ノー
    ドと上記第2の共通ノードとの間に接続されるプリチャ
    ージ用トランジスタとを有し、 上記出力回路の各出力部は第1の入力端が上記ビット線
    選択手段における対応のビット線選択部に接続される信
    号線に接続され、第2の入力端が上記パターン切換手段
    からのパターンにおける対応のビット情報を伝達する信
    号線に接続され、出力端がデータ線に接続される排他的
    論理和回路であることを特徴とする請求項4又は請求項
    5記載の読み出し専用半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 複数行及び複数列に配設され、それぞれ
    が「0」または「1」の情報を記憶する複数のメモリセ
    ルを有するメモリセル群を複数列備え、上位側アレイと
    下位側アレイに分割されるメモリセルアレイ、 このメモリセルアレイの上位側及び下位側アレイに対応
    して上位側群及び下位側群を有し、上位側群及び下位側
    群それぞれが上記各メモリセル群と同数の複数行複数列
    に配設される複数のフラグメモリセルを有し、各フラグ
    メモリセルが上記メモリセルアレイの対応の上位側又は
    下位側アレイの複数のメモリセル群における対応の行及
    び対応の列に配設されるメモリセルに記憶された情報が
    記憶すべきデータを変換して記憶された変換情報である
    かそのまま記憶された非変換情報であるかを示す「0」
    または「1」の情報を記憶するフラグメモリセル群、 複数行に配設され、それぞれが対応の行に配設される複
    数のメモリセル及び複数のフラグメモリセルに接続され
    る複数のワード線、 上記各メモリセル群に対応して設けられ、それぞれが複
    数列に配設される複数のビット線を有し、各ビット線が
    対応のメモリセル群における対応の列に配設される複数
    のメモリセルに接続され、上記メモリセルアレイの上位
    側及び下位側アレイに対応して上位側群及び下位側群に
    分割される複数のビット線群、 上記フラグメモリセル群の上位側群及び下位側群に対応
    して上位側群及び下位側群に分割されて設けられ、上位
    側群及び下位側群それぞれが複数列に配設される複数の
    フラグ用ビット線を有し、各フラグ用ビット線が上記フ
    ラグメモリセル群の対応の群における対応の列に配設さ
    れる複数のフラグメモリセルに接続されるフラグ用ビッ
    ト線群、 上記複数のビット線群の複数のビット線をプリチャージ
    するための第1のプリチャージ手段、 上記フラグ用ビット線群の複数のフラグ用ビット線をプ
    リチャージするための第2のプリチャージ手段、 上記複数のビット線群に対応して設けられる複数のビッ
    ト線選択部を有し、各ビット線選択部がビット線選択信
    号を受けて対応のビット線群のいずれか1つのビット線
    を選択し、上記複数のビット線群の上位側群及び下位側
    群に対応して上位側群及び下位側群に分割されるビット
    線選択手段、 上記フラグ用ビット線群の上位側群及び下位側群に対応
    して上位側フラグ用ビット線選択部及び下位側フラグ用
    ビット線選択部が設けられ、各選択部が上記ビット線選
    択信号を受けて上記フラグ用ビット線群の対応の群のい
    ずれか1つのフラグ用ビット線を選択するフラグ用ビッ
    ト線選択手段、 上記ビット線選択手段の上位側群及び下位側群に対応し
    て上位側回路及び下位側回路に分割されて設けられ、上
    位側回路及び下位側回路それぞれが上記フラグ用ビット
    線選択手段の対応のフラグ用ビット線選択部にて選択さ
    れたフラグ用ビット線に現れた情報に基づき上記ビット
    線選択手段の対応の群の複数のビット線選択部にて選択
    されたビット線に現れた情報を変換して出力するかその
    まま出力する出力回路を備えた読み出し専用半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 上記出力回路における上位側回路及び下
    位側回路それぞれは、上記ビット線選択手段の対応の群
    の複数のビット線選択部に対応して設けられる複数の出
    力部を有し、各出力部が上記フラグ用ビット線選択手段
    の対応のフラグ用ビット線選択部にて選択されたフラグ
    用ビット線に現れた情報に基づき対応のビット線選択部
    にて選択されたビット線に現れた情報を反転または非反
    転して出力することを特徴とする請求項7記載の読み出
    し専用半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 上記第1のプリチャージ手段は、複数の
    ビット線群の複数のビット線に対応して設けられる複数
    のプリチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ
    用トランジスタが対応のビット線と電源電位が印加され
    る電源電位ノードとの間に接続され、 上記第2のプリチャージ手段は、フラグ用ビット線群の
    複数のフラグ用ビット線に対応して設けられる複数のプ
    リチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ用ト
    ランジスタが対応のフラグ用ビット線と上記電源電位ノ
    ードとの間に接続され、 上記ビット線選択手段の各ビット線選択部は、対応のビ
    ット線群の複数のビット線に対応して設けられ、それぞ
    れが対応のビット線と第1の共通ノードとの間に接続さ
    れ、制御電極に上記ビット線選択信号が入力される複数
    の選択用トランジスタと、上記第1の共通ノードと上記
    出力回路における対応の出力部に接続される信号線に接
    続されるバッファと、上記電源電位ノードと上記第1の
    共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トランジ
    スタとを有し、 上記フラグ用ビット線選択手段の各フラグ用ビット線選
    択部は、対応のフラグ用ビット線群の複数のフラグ用ビ
    ット線に対応して設けられ、それぞれが対応のフラグ用
    ビット線と第2の共通ノードとの間に接続され、制御電
    極に上記ビット線選択信号が入力される複数の選択用ト
    ランジスタと、上記第2の共通ノードと上記出力回路の
    対応の回路における複数の出力部に接続される信号線に
    接続されるインバータと、上記電源電位ノードと上記第
    2の共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トラ
    ンジスタとを有し、 上記出力回路の各出力部は第1の入力端が上記ビット線
    選択手段の対応の群における対応のビット線選択部に接
    続される信号線に接続され、第2の入力端が上記フラグ
    用ビット線選択手段の対応のフラグ用ビット線選択部に
    接続される信号線に接続され、出力端がデータ線に接続
    される排他的論理和回路であることを特徴とする請求項
    8記載の読み出し専用半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 上記出力回路における上位側回路及び
    下位側回路それぞれは、 上記メモリセルアレイにおけるメモリセル群の列数と同
    じ数のビット数からなり、対応の上位側又は下位側アレ
    イに対する特定パターンを記憶する特定パターン記憶部
    と、 上記フラグ用ビット線選択手段の対応のフラグ用ビット
    線選択部にて選択されたフラグ用ビット線に現れた情報
    を受け、受けた情報が変換情報を示すと特定パターン記
    憶部からの特定パターンを出力し、非変換情報を示すと
    非特定パターンを出力するパターン切換手段と、 上記ビット線選択手段の対応の群における複数のビット
    線選択部に対応して設けられ、それぞれが対応のビット
    線選択部にて選択されたビット線に現れた情報と、パタ
    ーン切換手段から出力されるパターンにおける対応のビ
    ット情報を受け、受けたパターン切換手段からのビット
    情報に基づき受けた情報を反転または非反転して出力す
    る複数の出力部とを有することを特徴とする請求項7記
    載の読み出し専用半導体記憶装置。
  11. 【請求項11】 上記第1のプリチャージ手段は、複数
    のビット線群の複数のビット線に対応して設けられる複
    数のプリチャージ用トランジスタを有し、各プリチャー
    ジ用トランジスタが対応のビット線と電源電位が印加さ
    れる電源電位ノードとの間に接続され、 上記第2のプリチャージ手段は、フラグ用ビット線群の
    複数のフラグ用ビット線に対応して設けられる複数のプ
    リチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ用ト
    ランジスタが対応のフラグ用ビット線と上記電源電位ノ
    ードとの間に接続され、 上記ビット線選択手段の各ビット線選択部は、対応のビ
    ット線群の複数のビット線に対応して設けられ、それぞ
    れが対応のビット線と第1の共通ノードとの間に接続さ
    れ、制御電極に上記ビット線選択信号が入力される複数
    の選択用トランジスタと、上記第1の共通ノードと上記
    出力回路における対応の出力部に接続される信号線に接
    続されるバッファと、上記電源電位ノードと上記第1の
    共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トランジ
    スタとを有し、 上記フラグ用ビット線選択手段の各フラグ用ビット線選
    択部は、対応のフラグ用ビット線群の複数のフラグ用ビ
    ット線に対応して設けられ、それぞれが対応のフラグ用
    ビット線と第2の共通ノードとの間に接続され、制御電
    極に上記ビット線選択信号が入力される複数の選択用ト
    ランジスタと、上記第2の共通ノードと上記出力回路の
    対応の回路における複数の出力部に接続される信号線に
    接続されるインバータと、上記電源電位ノードと上記第
    2の共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トラ
    ンジスタとを有し、 上記出力回路の各出力部は第1の入力端が上記ビット線
    選択手段の対応の群における対応のビット線選択部に接
    続される信号線に接続され、第2の入力端が対応のパタ
    ーン切換手段からのパターンにおける対応のビット情報
    を伝達する信号線に接続され、出力端がデータ線に接続
    される排他的論理和回路であることを特徴とする請求項
    10記載の読み出し専用半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 複数行及び複数列に配設され、それぞ
    れが「0」または「1」の情報を記憶する複数のメモリ
    セルを有するメモリセル群を複数列備えるメモリセルア
    レイ、 上記各メモリセル群と同数の複数行複数列に配設される
    複数のフラグメモリセルを有し、各フラグメモリセルが
    上記複数のメモリセル群における対応の行及び対応の列
    に配設されるメモリセルに記憶された情報が記憶すべき
    データを第1の特定パターンに基づいて変換して記憶さ
    れた第1の変換情報であるか第2の特定パターンに基づ
    いて変換して記憶された第2の変換情報であるかを示す
    「0」または「1」の情報を記憶するフラグメモリセル
    群、 複数行に配設され、それぞれが対応の行に配設される複
    数のメモリセル及び複数のフラグメモリに接続される複
    数のワード線、 上記各メモリセル群に対応して設けられ、それぞれが複
    数列に配設される複数のビット線を有し、各ビット線が
    対応のメモリセル群における対応の列に配設される複数
    のメモリセルに接続される複数のビット線群、 上記フラグメモリセル群に対応して複数列に配設される
    複数のフラグ用ビット線を有し、各フラグ用ビット線が
    上記フラグメモリセル群における対応の列に配設される
    複数のフラグメモリセルに接続されるフラグ用ビット線
    群、 上記複数のビット線群の複数のビット線をプリチャージ
    するための第1のプリチャージ手段、 上記フラグ用ビット線群の複数のフラグ用ビット線をプ
    リチャージするための第2のプリチャージ手段、 上記複数のビット線群に対応して設けられる複数のビッ
    ト線選択部を有し、各ビット線選択部がビット線選択信
    号を受けて対応のビット線群のいずれか1つのビット線
    を選択するビット線選択手段、 上記ビット線選択信号を受けて上記フラグ用ビット線群
    のいずれか1つのフラグ用ビット線を選択するフラグ用
    ビット線選択手段、 上記フラグ用ビット線選択手段にて選択されたフラグ用
    ビット線に現れた情報に基づき上記ビット線選択手段の
    複数のビット線選択部にて選択されたビット線に現れた
    情報を第1又は第2の特定パターンのいずれかに従って
    変換して出力する出力回路を備えた読み出し専用半導体
    記憶装置。
  13. 【請求項13】 上記出力回路は、 第1の特定パターンを記憶する第1の特定パターン記憶
    部と、 第2の特定パターンを記憶する第2の特定パターン記憶
    部と、 上記フラグ用ビット線選択手段にて選択されたフラグ用
    ビット線に現れた情報に基づき第1又は第2の特定パタ
    ーンのいずれかを出力するパターン切換手段と、 上記ビット線選択手段の複数のビット線選択部に対応し
    て設けられ、それぞれが対応のビット線選択部にて選択
    されたビット線に現れた情報と、パターン切換手段から
    出力されるパターンにおける対応のビット情報を受け、
    受けたパターン切換手段からのビット情報に基づき受け
    た情報を反転または非反転して出力する複数の出力部と
    を有することを特徴とする請求項12記載の読み出し専
    用半導体記憶装置。
  14. 【請求項14】 上記第1のプリチャージ手段は、複数
    のビット線群の複数のビット線に対応して設けられる複
    数のプリチャージ用トランジスタを有し、各プリチャー
    ジ用トランジスタが対応のビット線と電源電位が印加さ
    れる電源電位ノードとの間に接続され、 上記第2のプリチャージ手段は、フラグ用ビット線群の
    複数のフラグ用ビット線に対応して設けられる複数のプ
    リチャージ用トランジスタを有し、各プリチャージ用ト
    ランジスタが対応のフラグ用ビット線と上記電源電位ノ
    ードとの間に接続され、 上記ビット線選択手段の各ビット線選択部は、対応のビ
    ット線群の複数のビット線に対応して設けられ、それぞ
    れが対応のビット線と第1の共通ノードとの間に接続さ
    れ、制御電極に上記ビット線選択信号が入力される複数
    の選択用トランジスタと、上記第1の共通ノードと上記
    出力回路における対応の出力部に接続される信号線に接
    続されるバッファと、上記電源電位ノードと上記第1の
    共通ノードとの間に接続されるプリチャージ用トランジ
    スタとを有し、 上記フラグ用ビット線選択手段は、上記フラグ用ビット
    線群の複数のフラグ用ビット線に対応して設けられ、そ
    れぞれが対応のフラグ用ビット線と第2の共通ノードと
    の間に接続され、制御電極に上記ビット線選択信号が入
    力される複数の選択用トランジスタと、上記第2の共通
    ノードと上記出力回路における複数の出力部に接続され
    る信号線に接続されるインバータと、上記電源電位ノー
    ドと上記第2の共通ノードとの間に接続されるプリチャ
    ージ用トランジスタとを有し、 上記出力回路の各出力部は第1の入力端が上記ビット線
    選択手段における対応のビット線選択部に接続される信
    号線に接続され、第2の入力端が上記パターン切換手段
    からのパターンにおける対応のビット情報を伝達する信
    号線に接続され、出力端がデータ線に接続される排他的
    論理和回路であることを特徴とする請求項13記載の読
    み出し専用半導体記憶装置。
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