JPH10301515A - 広告照明装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 広告情報が印刷されたプラスチックパネルま
たはプラスチックシートが着脱自在の装着機構を有する
小型の広告照明装置を提供する。 【構成】 正面形状が長楕円形の筺体１の正面部分に広
告情報である「広告の品」の文字が印刷されたプラスチ
ックパネル３を装着するとともに前記プラスチックパネ
ル３の裏側の筺体内部４にバックライトとしての発光ダ
イオード５を配設してなる広告照明装置１０であり、特
に、前記プラスチックパネル３が前記筺体１に脱着自在
となるように筺体１に設けた係止突部６にて蓋のように
係止される装着機構となっていて簡単にプラスチックパ
ネル３のみを交換できる構造である。加えて、内部に光
源を有して正面７が照明されるとともに筺体１の側面周
辺から外部へ突出するように回動自在に筺体１の裏面側
に軸着された方向を指し示す形状の部材９が付設されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は発光ダイオードを光
源とする照明装置の一種であってデパート、電気器具
店、食堂等において主として展示商品やメニュー見本等
の近傍に設置する小型の広告照明装置に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の広告照明装置は縦横数十センチ以
上の大型のものが大半であって、所謂照明看板として建
物に付設したり、または店内の入口等の場所に設置され
るという利用方法が一般的であった。このような比較的
大型の広告照明装置には殆ど蛍光灯がバックライトの光
源として利用されている。

【０００３】一方、発光ダイオード（ＬＥＤ）の普及に
伴い、マトリックス状に配置された発光ダイオードを光
源として種々の情報が文字や絵としてコンピュータ制御
されて連続的に表示される所謂電光表示器が公共施設、
駅を始として広く普及してきている。

【０００４】しかし、現在のところ発光ダイオードは光
源としては蛍光灯よりも高価であり、上記電光表示器は
複雑な制御回路や多数の発光ダイオードを必要とするこ
とから広告装置としては高価となって用途は限定された
ものとならざるを得ない。

【０００５】一方、デパート、電気器具店、食堂等各種
商店において展示商品やメニュー見本等の傍らに設置し
て「広告の品」、「店長おすすめ」とか「人気メニュ
ー」といったキャッチコピーを目立たせる目的で何処に
でも自由に移動配置できる小型の広告照明装置の要望が
ある。

【０００６】この点、薄い小型の広告照明装置のバック
ライトとしてならば少量の光源で済むので前述の発光ダ
イオードがこれに最適といえる。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に発
光ダイオードをバックライトとする小型の広告照明装置
では、表示する広告内容は大型の広告照明装置と同様に
筺体の正面部分のプラスチックパネルに直に印刷された
一つの広告情報に限られることになり、時宜に適応した
様々の広告（キャッチコピー等）を目立たせるという要
請には応えられず汎用性に欠けるうらみがある。

【０００８】さらに、広告照明装置に対して対象商品が
小さい場合や種々の商品が密集している場合には、広告
（キャッチコピー）の対象がどれであるかの指示が曖昧
になってしまうという小型の広告照明装置特有の問題が
派生する。

【０００９】また、広告照明装置のコスト面からみて
も、用途によって多様な広告情報がありうるのであっ
て、オーダーメイドで筺体の正面パネルにシルク印刷等
でその都度印刷するのでは必然的にコスト上昇を招く。

【００１０】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、表示される広告情報が低コストで簡単に取り替
えられる構造であり、また広告対象がどれであるかの指
示が明確になって広告効果が発揮される構造の広告照明
装置を提供するものである。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、 （１）筺体の正面部分に広告情報が印刷されたプラスチ
ックパネルを装着するとともに前記プラスチックパネル
の裏側の筺体内部にバックライトの発光ダイオードを配
設してなる広告照明装置であって、前記プラスチックパ
ネルが前記筺体に脱着自在の装着機構を有することを特
徴とする広告照明装置を提供する。

【００１２】（２）また、筺体の側壁面の正面寄りにス
リットないし凹部が形成されるとともにプラスチックパ
ネルが前記スリットないし凹部を通して上方向または横
方向より筺体正面に挿脱される装着機構を有することを
特徴とする上記（１）記載の広告照明装置を提供する。

【００１３】（３）また、筺体の正面側の下半分の領域
の全部または一部の縁にのみプラスチックパネルを嵌合
して係止する支持縁部を有し、上方より前記プラスチッ
クパネルの挿脱を可能にした装着機構を有することを特
徴とする上記（１）記載の広告照明装置を提供する。

【００１４】（４）また、筺体の正面部分が透明ないし
半透明のプラスチックパネルで形成されるとともに筺体
内部にバックライトの発光ダイオードが配設された広告
照明装置本体に対して、一方の面に広告情報が印刷され
るとともに裏面に連続着脱可能なように粘着性を付加し
た可撓性を有するプラスチックシートを前記筺体正面の
プラスチックパネルに貼着したことを特徴とする上記
（１）記載の広告照明装置を提供する。

【００１５】（５）さらに、内部に光源を有して正面が
照明されるとともに筺体の側面周辺から外部へ突出する
ように回動自在に筺体に軸着された方向を指し示す形状
の部材が付設されていることを特徴とする上記（１）ま
たは（２）または（３）または（４）記載の広告照明装
置を提供する。

【００１６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。尚、従来例と同等部材については同符号
にて指称する。

【００１７】図１は本発明の請求項１に係る広告照明装
置の正面のプラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜
視図である。

【００１８】図２は本発明の請求項２に係る広告照明装
置の正面のプラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜
視図である。

【００１９】図３は本発明の請求項２に係る第２の広告
照明装置の正面のプラスチックパネルの脱着自在構造を
示す斜視図である。

【００２０】図４は本発明の請求項３に係る広告照明装
置の正面のプラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜
視図である。

【００２１】図５は本発明の請求項４に係る広告照明装
置の正面のプラスチックシートの脱着自在構造を示す斜
視図である。

【００２２】なお、図１、図４、図５には本発明の請求
項５に係る方向を指し示す形状の部材の取り付けた状態
を併せて示している。

【００２３】図１には正面形状が長楕円形の筺体１の正
面部分に広告情報である「広告の品」の文字が印刷され
たプラスチックパネル３を装着するとともに前記プラス
チックパネル３の裏側の筺体内部４にバックライトとし
ての発光ダイオード５を配設してなる広告照明装置１０
が示されており、特に、前記プラスチックパネル３が前
記筺体１に脱着自在となるように筺体１に設けた係止突
部６にて蓋のように係止される装着機構となっている。

【００２４】加えて、内部に光源を有して正面７が照明
されるとともに筺体１の側面周辺から外部へ突出するよ
うに回動自在に筺体１の裏面側に軸着された方向を指し
示す形状の部材９が付設されている。

【００２５】なお、符号１１は広告照明装置１０を立設
する付属スタンドであるが、他の掲示方法として筺体１
の裏面に永久磁石や係止具を設けて壁や柱、ないし商品
に直接取り付けるように付属部材を配設してもよい。

【００２６】上記構造によって広告内容を変更したい場
合には広告情報が印刷されたプラスチックパネル３のみ
を取り替えればよいので低コストで済むことになる。

【００２７】また、方向を指し示す形状の部材９は角度
自由であるからこれを対象商品に向けることで広告対象
が明確になりキャッチコピーの目立ち効果が倍増するこ
とになる。

【００２８】次に、図２には、矩形の筺体１２の側壁面
１３の正面寄りにスリット１４が形成されるとともに広
告情報として例えば「人気メニュー」の文字が印刷され
たプラスチックパネル１５が前記スリットを通して横方
向より筺体正面に挿脱される装着機構を有する広告照明
装置２０が示されている。前記筺体１２内部には前記広
告照明装置１０と同様にバックライトとしての発光ダイ
オード５が配設されている。

【００２９】この広告照明装置２０のプラスチックパネ
ル１５の装着機構は広告照明装置１０のものと比べて挿
脱がさらに容易である。尚、図２には示されていないが
前述の方向を指し示す形状の部材９を筺体１２の裏面側
に同様に付設してもよい。

【００３０】次に、図３には筺体２１の側壁面の正面寄
りに凹部２４が形成されるとともにプラスチックパネル
１５が前記凹部２４を通して横方向より筺体正面に挿脱
される装着機構を有する広告照明装置３０が示されてい
る。前記凹部２４の上端と下端はプラスチックパネル１
５が摺動するレール１６になっており、また前記例と同
じく筺体２１内部には発光ダイオード５が配設されてい
る。

【００３１】上記広告照明装置２０及び３０はほぼ同様
のプラスチックパネル装着機構を有しており、単純な横
方向からの抜き差しで交換できることは明らかである。
尚、前記スリット１４や凹部２４は側壁面の上方に設け
てもよく、上方向からプラスチックパネル１５の挿脱を
行う機構でもよいことは勿論である。

【００３２】また前記プラスチックパネル１５は単なる
平板であるから図１の例よりもさらに低コストでできる
という利点も有する。

【００３３】次に、図４には筺体３１の正面側の下半分
の領域の全部または一部の縁にのみプラスチックパネル
２５を嵌合して係止する支持縁部２６を有し、上方より
前記プラスチックパネル２５の挿脱を可能にした装着機
構を有することを特徴とする広告照明装置４０が示され
ている。

【００３４】図１の広告照明装置１０と全体は類似して
いるが、プラスチックパネル２５は単なる平板なもので
安価であり、装着機構が単に上方からプラスチックパネ
ル２５を支持縁部２６に嵌脱するだけなので極めて簡単
であることが判る。

【００３５】次に、図５には筺体３５の正面部分が透明
ないし半透明（所謂スモークが施された状態）の無地の
プラスチックパネル３６で形成されるとともに筺体内部
に図示されないバックライトの発光ダイオードが配設さ
れた広告照明装置本体３７に対して、一方の面に広告情
報として例えば「広告の品」の文字が印刷されるととも
に裏面（筺体３５の正面部分３６に接する面）に連続着
脱可能なように粘着性を付加した可撓性を有するプラス
チックシート４５を前記筺体正面のプラスチックパネル
に貼着したことを特徴とする広告照明装置４０が示され
ている。

【００３６】上記プラスチックシート４５に付加した粘
着性は例えば連続着脱可能な糊を塗布するかまたは自身
が粘着性に富むウレタンゴム等をプラスチックシートの
素材とすることで実現される。

【００３７】一方、上記図１〜図５の広告照明装置１
０、２０、３０、４０、５０は、図１、図４、図５に示
されている方向を指し示す形状の部材９が付設されるこ
とで一層キャッチコピーが目立つことになり広告照明装
置としての効果が得られることは前述の通りである。

【００３８】尚、念のために付言すれば、筺体の形状は
正面形状が図のような長楕円形や略矩形が合理的である
といえるが、本発明のプラスチックパネルないしプラス
チックシートの脱着が可能な範囲であれば特に制限はな
い。

【００３９】また、方向を指し示す形状の部材９は図示
されたような矢印形状もしくは人差指を伸ばした指さし
形状が典型であるが、方向を指し示す意味を有するもの
であれば形状に制限はない。

【００４０】本発明に係る広告照明装置の寸法は図１の
実施の形態では縦７０〜１００ｍｍ、横１５０〜３００
ｍｍ、厚さ２０〜３０ｍｍ程度が想定される。

【００４１】

【発明の効果】本発明の広告照明装置は上記の如く構成
されているため、 （１）広告情報が印刷された筺体正面側のプラスチック
パネルまたはプラスチックシートのみを簡単に交換でき
るので低コストで時宜に応じた広告が可能になるという
優れた効果を奏する。

【００４２】（２）方向を指し示す形状の部材を対象商
品に向けることで広告対象が明確になり、キャッチコピ
ーの目立ち効果が倍増するという優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の請求項１に係る広告照明装置の正面の
プラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜視図であ
る。

【図２】本発明の請求項２に係る広告照明装置の正面の
プラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜視図であ
る。

【図３】本発明の請求項２に係る第２の広告照明装置の
正面のプラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜視図
である。

【図４】本発明の請求項３に係る広告照明装置の正面の
プラスチックパネルの脱着自在構造を示す斜視図であ
る。

【図５】本発明の請求項４に係る広告照明装置の正面の
プラスチックシートの脱着自在構造を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１、１２、２１、３１、３５ 筺体 ３、１５、２５、３６ プラスチックパネル ４ 筺体内部 ５ 発光ダイオード ６ 係止突部 ９ 方向を指し示す形状の部材 １０、２０、３０、４０、５０ 広告照明装置 １１ スタンド １３ 側壁面 １４ スリット １６ レール ２６ 支持縁部 ３７ 広告照明装置本体 ４５ プラスチックシート

フロントページの続き (72)発明者 阿久澤隆 群馬県山田郡大間々町大字大間々751の25 三豊電子機器株式会社内 (72)発明者 高木雅治 群馬県山田郡大間々町大字大間々751の25 三豊電子機器株式会社内

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 筺体の正面部分に広告情報が印刷された
   プラスチックパネルを装着するとともに前記プラスチッ
   クパネルの裏側の筺体内部にバックライトの発光ダイオ
   ードを配設してなる広告照明装置であって、前記プラス
   チックパネルが前記筺体に脱着自在の装着機構を有する
   ことを特徴とする広告照明装置。
2. 【請求項２】 筺体の側壁面の正面寄りにスリットない
   し凹部が形成されるとともにプラスチックパネルが前記
   スリットないし凹部を通して上方向または横方向より筺
   体正面に挿脱される装着機構を有することを特徴とする
   請求項１記載の広告照明装置。
3. 【請求項３】 筺体の正面側の下半分の領域の全部また
   は一部の縁にのみプラスチックパネルを嵌合して係止す
   る支持縁部を有し、上方より前記プラスチックパネルの
   挿脱を可能にした装着機構を有することを特徴とする請
   求項１記載の広告照明装置。
4. 【請求項４】 筺体の正面部分が透明ないし半透明のプ
   ラスチックパネルで形成されるとともに筺体内部にバッ
   クライトの発光ダイオードが配設された広告照明装置本
   体に対して、一方の面に広告情報が印刷されるとともに
   裏面に連続着脱可能なように粘着性を付加した可撓性を
   有するプラスチックシートを前記筺体正面のプラスチッ
   クパネルに貼着したことを特徴とする広告照明装置。
5. 【請求項５】 内部に光源を有して正面が照明されると
   ともに筺体の側面周辺から外部へ突出するように回動自
   在に筺体に軸着された方向を指し示す形状の部材が付設
   されていることを特徴とする請求項１または請求項２ま
   たは請求項３または請求項４記載の広告照明装置。