JPH10301450A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10301450A
JPH10301450A JP10060333A JP6033398A JPH10301450A JP H10301450 A JPH10301450 A JP H10301450A JP 10060333 A JP10060333 A JP 10060333A JP 6033398 A JP6033398 A JP 6033398A JP H10301450 A JPH10301450 A JP H10301450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
size
recording paper
image forming
free
forming apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP10060333A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Takami
洋 高見
Tomohiro Nakamori
知宏 中森
Junichi Kimizuka
純一 君塚
Takeya Endou
壮哉 遠藤
Hiroshi Chihara
博司 千原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH10301450A publication Critical patent/JPH10301450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フリーサイズカセットからの給紙時にスルー
プットを低下させることなく、指定された記録紙のサイ
ズに応じた適応的な制御を簡略化することができる画像
形成装置を提供する。 【解決手段】 レーザビームプリンタ101は、フリー
サイズカセット104に搭載される記録紙のサイズを指
定し、指定された記録紙105のサイズをサンプル化し
てサンプル化データを生成し、指定された記録紙のサイ
ズおよび前記標本化サイズを、記録紙105上への画像
形成に関わる制御対象毎にその制御対象に用いられる代
表サイズとして分類し、分類された代表サイズに基づき
制御対象に対する動作条件を設定し、設定された動作条
件に応じて制御対象に対する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、任意のサイズを有
する記録紙を搭載可能なフリーサイズカセットを装着
し、フリーサイズカセットに搭載されている記録紙のサ
イズに応じて該記録紙上への画像形成に関する制御を適
応的に行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機、プリンタなどの画像形
成装置においては、記録紙を搭載する記録紙カセットを
装着する給紙装置が広く用いられている。この記録紙カ
セットには、A4版、A3版などのような定型サイズを
有する記録紙を搭載する記録紙カセットと、任意のサイ
ズを有する記録紙を搭載可能なフリーサイズカセットと
がある。
【0003】このようなフリーサイズカセットを装着可
能な画像形成装置では、このフリーサイズカセットに搭
載されている記録紙のサイズ(縦、横寸法)をユーザが
キー操作によって指定し、この指定された記録紙のサイ
ズに応じて記録紙上への画像形成に関する制御を適応的
に行う。具体的には、mm単位またはそれ以下の単位の
精度で記録紙のサイズを指定し、この指定された記録紙
のサイズに基づき該記録紙上への画像形成に関する動作
条件を設定し、この設定された動作条件に従い制御を行
う。このように指定された記録紙のサイズに基づき該記
録紙上への画像形成に関する動作条件を設定し、この設
定された動作条件に従い制御を行うことにより、サイズ
が指定された記録紙上へ最適な画像を形成することが実
現されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかし、指定された記録
紙のサイズに基づき該記録紙上への画像形成に関する動
作条件を設定して制御を行う方法では、記録紙のサイズ
の僅かな違いによる影響を受けない動作条件でもその指
定された記録紙サイズに基づき設定されるから、動作条
件が必要以上に厳密な条件に設定されることがあり、制
御を複雑化する恐れがある。
【0005】これに対し、指定された記録紙のサイズが
所定以下のサイズであるときには、この指定された記録
紙のサイズを取扱可能な範囲の最大サイズと見做してこ
の最大サイズに基づき動作条件を設定する方法が考えら
れるが、この方法では、制御が複雑化されることはない
が、各記録紙サイズに応じた最適なスループットを得る
ことができない。
【0006】また、フリーサイズカセットから給紙され
る記録紙へ画像を形成するときには、予めこの記録紙の
サイズを指定する必要があるから、例えば、フリーサイ
ズカセットを装着する毎に記録紙のサイズ指定を行う必
要があり、このサイズ指定に伴う操作が面倒である。
【0007】さらに、フリーサイズカセットから給紙さ
れる記録紙へ画像を形成するときには、予めこの記録紙
のサイズを指定する必要があるが、誤って実際の記録紙
サイズと異なるサイズを指定したとき例えば実際の記録
紙サイズより小さいサイズを指定したときには、記録紙
上に形成された画像配置がユーザが意図とした画像配置
と異なることがあり、ひいては記録紙の画像形成領域外
まで画像を形成して感光ドラム周りなどをトナーで汚す
恐れがある。
【0008】さらに、記録紙のサイズ指定が行われてい
ないときには、装置側で適当なサイズを用いて画像形成
動作を行うことがあり、記録紙の詰りなどのエラー発生
を招く恐れがあり、ひいてはエラー発生原因を取り除く
ための復旧作業を行う必要がある。
【0009】本発明の第1の目的は、フリーサイズカセ
ットからの給紙時にスループットを低下させることな
く、指定された記録紙のサイズに応じた適応的な制御を
簡略化することができる画像形成装置を提供することに
ある。
【0010】本発明の第2の目的は、フリーサイズカセ
ットを装着する毎に行う記録紙のサイズを指定するため
の操作作業を簡略化することができる画像形成装置を提
供することにある。
【0011】本発明の第3の目的は、実際の記録紙サイ
ズと指定したサイズと間の相違を事前に確認することが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0012】本発明の第4の目的は、記録紙のサイズの
指定忘れに起因する復旧作業が必要なエラー発生を未然
に防止することができる。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
任意のサイズを有する記録紙を搭載可能なフリーサイズ
カセットを装着するカセット装着手段と、前記フリーサ
イズカセットに搭載されている記録紙のサイズに応じて
該記録紙上への画像形成に関する制御を適応的に行う制
御手段が設けられている画像形成装置において、前記フ
リーサイズカセットに搭載される記録紙のサイズを指定
する指定手段と、前記指定された記録紙のサイズを標本
化して標本化サイズを生成する標本化手段と、前記指定
された記録紙のサイズおよび前記標本化サイズを、前記
記録紙上への画像形成に関わる制御対象毎にその制御対
象に用いられる代表サイズとして分類する分類手段と、
前記分類手段によって分類された代表サイズに基づき前
記制御対象に対する動作条件を設定する動作条件設定手
段とを備え、前記制御手段は、前記設定された動作条件
に応じて前記制御対象に対する制御を行うことを特徴と
する。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記指定手段で指定された記録紙
のサイズを記憶手段に格納する格納手段と、前記フリー
サイズカセットの装着を検出する検出手段と、前記フリ
ーサイズカセットの装着を検出すると、前記記憶手段に
格納されている前記記録紙のサイズを読み出す読出手段
とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記指定手段で指定された記録紙
のサイズを複数種のフリーサイズカセット毎に対応付け
る対応付け手段と、前記指定手段で指定された記録紙の
サイズとそれに対応付けられているフリーサイズカセッ
トを記憶手段に格納する格納手段と、前記複数種のフリ
ーサイズカセットの装着を識別可能に検出する検出手段
と、前記フリーサイズカセットの装着を検出すると、前
記記憶手段から前記装着を検出したフリーサイズカセッ
トに対応付けられている記録紙のサイズデータを読み出
す読出手段とを備えることを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項2また3記
載の画像形成装置において、前記記憶手段を前記フリー
サイズカセットに装着したことを特徴とする。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項2ないし4
のいずれか1つに記載の画像形成装置において、前記記
憶手段に格納されている記録紙のサイズを通知する通知
手段を設けたことを特徴とする。
【0018】請求項6記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記制御手段は、前記指定手段に
よる記録紙のサイズの指定時に、該指定された記録紙の
サイズに対し決定される画像形成領域に相当するサイズ
のテスト画像を前記記録紙に形成するように制御するこ
とを特徴とする。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記フリーサイズカセットに搭載
されている記録紙への画像形成を指示するプリント命令
が出されると、前記指定手段による記録紙のサイズの指
定があるか否かを判定する判定手段を備え、前記制御手
段は、前記指定手段による記録紙のサイズの指定がない
ときには、前記記録紙への画像形成動作を禁止する動作
禁止制御を行うことを特徴とする。
【0020】請求項8記載の発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、前記動作禁止制御は、前記フリー
サイズカセットに搭載されている記録紙の給紙動作を禁
止してエラー発生として処理することを特徴とする。
【0021】請求項9記載の発明は、請求項7記載の画
像形成装置において、前記動作禁止制御は、前記プリン
ト命令の受付を禁止してエラー発生として処理すること
を特徴とする。
【0022】請求項10記載の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、前記指定手段は、前記記録紙の
サイズをキー操作により指定するキー入力手段からなる
ことを特徴とする。
【0023】請求項11記載の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、前記フリーサイズカセットの下
流側に配置されている記録紙センサと、該フリーサイズ
カセットに設けられた記録紙後端突当板に後端が突き当
てられて搭載されている記録紙を該フリーサイズカセッ
トの外部へ搬送するための搬送ローラとを設け、前記搬
送ローラによる記録紙搬送開始から前記記録紙センサに
よる記録紙先端検出までの時間から前記記録紙の搬送方
向のサイズを算出し、該記録紙の搬送方向と直交する方
向のサイズを前記指定手段によって指定することを特徴
とする。
【0024】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記搬送ローラを駆動するス
テッピングモータを設け、前記搬送ローラによる記録紙
搬送開始から前記記録紙センサによる記録紙先端検出ま
でのステッピングモータのステップ数と、前記記録紙後
端突当板から前記記録紙センサまでの距離とに基づき前
記記録紙の搬送方向のサイズを算出することを特徴とす
る請求項11記載の画像形成装置。
【0025】請求項13記載の発明は、請求項11記載
の画像形成装置において、前記フリーサイズカセット
は、前記記録紙の搬送方向のサイズに応じて移動可能な
記録紙先端仕切板と、該記録紙先端仕切板と前記フリー
サイズカセット先端間を搬送される記録紙を案内するた
めの搬送シートと、前記記録紙先端仕切板の位置に応じ
て前記搬送シートを収納する収納ローラを有することを
特徴とする。
【0026】請求項14記載の発明は、任意のサイズを
有する記録紙を搭載可能なフリーサイズカセットを装着
し、該フリーサイズカセットに搭載されている記録紙の
サイズに応じて該記録紙上への画像形成に関する制御を
適応的に行う画像形成装置において、前記記録紙のサイ
ズを指定する指定手段と、前記指定手段で指定された記
録紙のサイズを記憶手段に格納する格納手段と、前記フ
リーサイズカセットの装着を検出する検出手段と、前記
フリーサイズカセットの装着を検出すると、前記記憶手
段に格納されている前記記録紙のサイズを読み出す読出
手段とを備えることを特徴とする。
【0027】請求項15記載の発明は、請求項14記載
の画像形成装置において、前記記憶手段を前記フリーサ
イズカセットに装着したことを特徴とする。
【0028】請求項16記載の発明は、請求項14また
は15記載の画像形成装置において、前記記憶手段に格
納されている記録紙のサイズを通知する通知手段を設け
たことを特徴とする。
【0029】請求項17記載の発明は、任意のサイズを
有する記録紙を搭載可能なフリーサイズカセットを装着
し、該フリーサイズカセットに搭載されている記録紙の
サイズに応じて該記録紙上への画像形成に関する制御を
適応的に行う画像形成装置において、前記記録紙のサイ
ズを複数種のフリーサイズカセット毎に対応付けて指定
する指定手段と、前記指定手段で指定された記録紙のサ
イズとそれに対応付けられているフリーサイズカセット
を記憶手段に格納する格納手段と、前記複数種のフリー
サイズカセットの装着を識別可能に検出する検出手段
と、前記フリーサイズカセットの装着を検出すると、前
記記憶手段から前記装着を検出したフリーサイズカセッ
トに対応付けられている記録紙のサイズを読み出す読出
手段とを備えることを特徴とする。
【0030】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の画像形成装置において、前記記憶手段を前記フリーサ
イズカセットに装着したことを特徴とする。
【0031】請求項19記載の発明は、請求項17また
は18記載の画像形成装置において、前記記憶手段に格
納されている記録紙のサイズを通知する通知手段を設け
たことを特徴とする。
【0032】請求項20記載の発明は、任意のサイズを
有する記録紙を搭載可能なフリーサイズカセットを装着
し、該フリーサイズカセットに搭載されている記録紙の
サイズに応じて該記録紙上への画像形成に関する制御を
適応的に行う画像形成装置において、前記記録紙のサイ
ズを指定する指定手段と、前記指定手段による記録紙の
サイズの指定時に、該指定された記録紙のサイズに対し
決定される画像形成領域に相当するサイズのテスト画像
を前記記録紙に形成するように制御することを特徴とす
る。
【0033】請求項21記載の発明は、任意のサイズを
有する記録紙を搭載可能なフリーサイズカセットを装着
し、該フリーサイズカセットに搭載されている記録紙の
サイズに応じて該記録紙上への画像形成に関する制御を
適応的に行う画像形成装置において、前記記録紙のサイ
ズを指定する指定手段と、前記フリーサイズカセットに
搭載されている記録紙への画像形成を指示するプリント
命令が出されると、前記指定手段による記録紙のサイズ
の指定があるか否かを判定する判定手段とを設け、前記
指定手段による記録紙のサイズの指定がないときには、
前記記録紙への画像形成動作を禁止する動作禁止制御を
行うことを特徴とする。
【0034】請求項22記載の発明は、請求項21記載
の画像形成装置において、前記動作禁止制御は、前記フ
リーサイズカセットに搭載されている記録紙の給紙動作
を禁止してエラー発生として処理することを特徴とす
る。
【0035】請求項23記載の発明は、請求項21記載
の画像形成装置において、前記動作禁止制御は、前記プ
リント命令の受付を禁止してエラー発生として処理する
ことを特徴とする。
【0036】請求項24記載の発明は、定型サイズ以外
の任意のサイズのフリーサイズシートおよび定型サイズ
シートのいずれかに画像を形成する画像形成手段と、前
記画像形成手段が前記定型サイズシートに画像を形成す
るとき、該定型サイズシートのサイズに応じて制御対象
を制御する制御手段と、前記フリーサイズシートのサイ
ズを入力する入力手段と、前記入力手段から入力したサ
イズを、前記制御手段が前記定型サイズシートのサイズ
に対して行う制御に適合するように変換して前記制御手
段に出力する変換手段とを備えることを特徴とする。
【0037】請求項25記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、前記制御手段は、サイズのグ
ループ毎に異なる制御を行い、前記変換手段は、前記フ
リーサイズシートのサイズを前記グループに適合させる
ための変換を行うことを特徴とする。
【0038】請求項26記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、前記制御手段は、前記画像形
成手段に含まれる定着器のヒータを制御することを特徴
とする。
【0039】請求項27記載の発明は、請求項26記載
の画像形成装置において、前記定着器は複数のヒータを
有し、前記制御手段は、前記複数のヒータへの通電比率
を制御することを特徴とする。
【0040】請求項28記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、前記画像形成手段は、電子写
真プロセス方式を用いて画像形成を行うことを特徴とす
る。
【0041】請求項29記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、画像が形成
されるフリーサイズシートの幅および長さを入力するこ
とを特徴とする。
【0042】請求項30記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、操作パネル
に設けられていることを特徴とする。
【0043】請求項31記載の発明は、請求項24記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、前記フリー
サイズシートのサイズを検知するセンサを有し、該セン
サから前記フリーサイズシートのサイズを入力すること
を特徴とする。
【0044】請求項32記載の発明は、定型サイズ以外
の任意のサイズのフリーサイズシートに画像を形成する
画像形成手段と、前記フリーサイズシートのサイズを入
力する入力手段と、前記入力手段から入力したサイズに
対して制御対象部毎に異なるサンプリングを行うサンプ
リング手段と、前記サンプリング手段のサンプリング結
果に応じて各制御対象部を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする。
【0045】請求項33記載の発明は、請求項32記載
の画像形成装置において、前記サンプリング手段は、シ
ート搬送を行う制御に対応して、前記入力したサイズに
対して細かいサンプリングを行うことを特徴とする。
【0046】請求項34記載の発明は、請求項32記載
の画像形成装置において、前記サンプリング手段は、前
記画像形成手段に含まれる定着器のヒータの制御に対応
して、前記入力したサイズに対して荒いサンプリングを
行うことをすることを特徴とする。
【0047】請求項35記載の発明は、請求項32記載
の画像形成装置において、前記制御手段は、前記フリー
サイズシート上に形成される画像の領域制御に関して、
前記サンプリング手段のサンプリング結果を用いずに、
前記入力手段から入力したサイズを用いることを特徴と
する。
【0048】請求項36記載の発明は、請求項32記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、画像が形成
されるフリーサイズシートの幅および長さを入力するこ
とを特徴とする。
【0049】請求項37記載の発明は、請求項32記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、操作パネル
に設けられていることを特徴とする。
【0050】請求項38記載の発明は、請求項32記載
の画像形成装置において、前記入力手段は、前記フリー
サイズシートのサイズを検知するセンサを有し、該セン
サから前記フリーサイズシートのサイズを入力すること
を特徴とする。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図を参照しながら説明する。
【0052】(実施の第1形態)図1は本発明の画像形
成装置の実施の第1形態を示す構成図である。なお、本
実施の形態では、画像形成装置としてレーザビームプリ
ンタを例に説明する。
【0053】レーザビームプリンタ101は、図1に示
すように、任意のサイズを有する記録紙を搭載可能なフ
リーサイズカセット104を装着している。なお、本実
施の形態では、フリーサイズカセット104に代えて定
型サイズの記録紙用カセット(例えばA4版/A3版記
録紙カセットなど)を装着可能なように構成されてい
る。
【0054】フリーサイズカセット104は記録紙10
5を搭載する底板129を有し、該底板109は記録紙
105の積載枚数に応じてその後端を支点として回転可
能なように構成されている。このフリーサイズカセット
104の装着はフリーサイズカセット104の後端側に
位置するカセット種類検知部106で検知され、カセッ
ト種類検知部106はフリーサイズカセット104およ
び定型サイズの記録紙用カセット(Aサイズカセットや
A3サイズカセット)の装着を検出可能であるとともに
定型サイズの記録紙用カセットのサイズを検出可能であ
るセンサからなる。フリーサイズカセット104に搭載
されている記録紙105の有無は、紙面センサ107で
検出され、紙面センサ107はフリーサイズカセット1
04の上方に配置されている。
【0055】フリーサイズカセット104に搭載されて
いる記録紙はピックアップローラ108の駆動により1
枚づつフリーサイズカセット104から送り出され、さ
らに給紙ローラ109によりレジストローラ111入口
まで搬送される。ピックアップローラ108と給紙ロー
ラ109との間には給紙センサ110が配置され、レジ
ストローラ111の上流側にはレジストセンサ112が
配置され、給紙センサ110とレジストセンサ112と
により記録紙の給紙の有無および記録紙の詰りが検出さ
れる。
【0056】レジストローラ111は、所定のタイミン
グで記録紙105をプロセスカートリッジ113と転写
ローラ126との間に向けて送り出される。プロセスカ
ートリッジ113は、感光ドラム114を有し、感光ド
ラム114には、その表面が帯電装置で帯電された後
に、スキャナユニット119から主走査方向へ走査され
たレーザビームを受けながら回転(副走査方向)するこ
とにより静電潜像が形成される。
【0057】スキャナユニット119は、レーザ光源1
22を有し、レーザ光源122から発光されたレーザ光
は回転するポリゴンミラー120、fθレンズ123、
反射ミラー124を経て主走査方向へ走査されながら感
光ドラム114に照射される。ポリゴンミラー120は
スキャナユニットモータ121で回転駆動される。
【0058】感光ドラム114上に形成された静電潜像
は現像装置113aでトナー像に可視像化され、感光ド
ラム114上のトナー像は転写ローラ126でレジスト
ローラ111により送り出された記録紙105に転写さ
れる。トナー像が転写された記録紙105は定着ローラ
116に搬送され、記録紙105上のトナー像は定着ロ
ーラ116により熱圧されて記録紙105上に定着され
る。この定着ローラ116の出口にはセンサ115が配
置され、このセンサ115によって定着ローラ116内
における記録紙105の詰りが検出される。この定着に
よって画像が記録紙105に形成されたことになり、画
像が形成された記録紙105は定着ローラ116から排
紙ローラ118を経て外部に排出される。排紙ローラ1
18入口には排紙センサ117が配置され、この排紙セ
ンサ117によって記録紙105の詰りが検出される。
【0059】この記録紙105の給紙から排出までの一
連の画像形成に関する制御はプリンタコントローラ12
8によって行われる。プリンタコントローラ128は、
ビデオコントローラ103から入力された画像信号が示
す画像を記録紙105に形成するように上述の画像形成
に関する制御を行う。
【0060】ビデオコントローラ103はホストコンピ
ュータ136などの外部装置からのデータを受信し、該
受信したデータをプリンタ用画像信号(プリンタコント
ローラ128が処理可能な信号)に変換してプリンタコ
ントローラ128に出力する。また、ビデオコントロー
ラ103は操作パネル127におけるキー操作に対応し
た入力情報を取り込み、この入力情報をプリンタコント
ローラ128に出力する。
【0061】次に、レーザビームプリンタ101におけ
る制御系の主構成について図2を参照しながら説明す
る。図2は図1のレーザビームプリンタにおける制御系
の主要部を示すブロック図である。
【0062】レーザビーム101における制御系は、図
2に示すように、ホストコンピュータ136と接続され
るとともに、画像形成を行うプリンタエンジン131を
リモート制御するビデオコントローラ103を有し、ビ
デオコントローラ103は、上述したように、ホストコ
ンピュータ136などの外部装置からのデータを受信
し、該受信したデータをプリンタ用画像信号に変換し、
また、操作パネル127におけるキー操作に対応した入
力情報を取り込み、この入力情報をプリンタコントロー
ラ128に出力する。
【0063】プリンタエンジン131は、紙面センサ1
07、給紙センサ110、レジストセンサ112などの
各センサを含むセンサ群133と、カセット種類検知部
106と、記録部132と、プリンタコントローラ12
8とを備える。ここで記録部132とは、フリーサイズ
カセット104、記録紙の給排紙機構、プロセスユニッ
ト113、スキャナユニット119、転写ローラ12
6、定着ローラ116を一括した総称である。
【0064】プリンタコントローラ128は、センサ群
133の出力およびカセット種類検知部106の出力に
基づきビデオコントローラ103から入力された画像信
号が示す画像を記録紙105に形成するように記録部1
32を制御するための演算、処理を実行するためのCP
U134と、CPU134が実行する制御手順を記述し
た制御プログラムを格納するROM138と、CPU1
34の演算、処理の作業領域として使用されるとともに
該演算、処理に用いられるデータを一時的に格納するR
AM137と、ビデオコントローラ103とCPU13
5とのインターフェイスを司るインターフェイス回路1
35とを有する。
【0065】フリーサイズカセット104から記録紙を
給紙して画像形成を行う場合における操作手順およびプ
リンタコントローラ128による制御処理手順について
図3ないし図6を参照しながら説明する。図3は記録紙
の画像領域を示す図、図4は図1のレーザビームプリン
タにおける記録紙サイズのサンプル化データを示す図、
図5は図1のレーザビームプリンタにおける画像形成処
理を示すフローチャート、図6は図5のステップS10
3のサンプル化の処理手順を示すフローチャートであ
る。
【0066】本レーザビームプリンタ101では、フリ
ーサイズカセット104から記録紙を給紙して画像形成
を行う場合、ユーザが事前に操作パネル127から記録
紙のサイズを設定する。例えば図3に示すように、記録
紙105が矢印Aが示す方向に搬送されるときには、記
録紙105の寸法「X」が主走査方向のサイズを示し、
寸法「Y」が主走査方向と直交する方向すなわち副走査
方向のサイズを示すことになり、記録紙105の
「X」、「Y」は操作パネル127からユーザにより入
力される。ここで、「X」は0.1mm単位、「Y」は
1mmの単位の精度で入力される。例えば「X」につい
ては「123.4mm」、「Y」については「123m
m」のように入力が行われる。入力されたXの値を示す
Xi、および入力されたYの値を示すYiの各データ
は、一旦ビデオコントローラ103に取り込まれた後、
ビデオコントローラ103からインターフェイス回路1
35を介してCPU134に送信され、CPU134
は、Xi,Yiの各データを記録紙のサイズデータとし
てRAM137に格納する。
【0067】次いでフリーサイズカセット104から記
録紙を給紙して画像形成を行う場合、図5に示すよう
に、まずステップS101において、カセット種類検知
部106の出力信号に基づき装着されている記録紙カセ
ットがフリーサイズカセット104であるか否かを判定
する。すなわち記録紙カセットがフリーサイズカセット
104であるか定型サイズカセットであるかを判定す
る。
【0068】記録紙カセットがフリーサイズカセット1
04であるときには、ステップS102に進み、RAM
137に格納されているXi,Yiの各データを読み出
し、続くステップS103で、読み出したXi,Yiの
各データに対するサンプル化を行う。このサンプル化の
詳細については後述する。
【0069】次いで、ステップS104に進み、ステッ
プS103でサンプル化されたデータまたは読み出した
Xi,Yiの各データを用いてプリント処理を実行す
る。このプリント処理では、ステップS103でサンプ
ル化されたデータまたは読み出したXi,Yiの各デー
タの内の少なくとも一方を制御対象毎に選択して該制御
対象に対する動作条件を設定し、各制御対象を対応する
動作条件に基づき制御することにより、フリーサイズカ
セット104から給紙された記録紙に画像を形成する。
【0070】これに対し、記録紙カセットがフリーサイ
ズカセット104でないすなわち定型サイズの記録紙カ
セットであるときには、ステップS105に進み、カセ
ット種類検知部106の出力信号に基づき記録紙カセッ
トのタイプすなわち該記録紙カセットに装着されている
記録紙のサイズを検出する。ここでは、例えば、A4版
記録紙カセットであれば、記録紙のサイズがA4である
と認識する。続くステップS104では、ステップS1
05で認識した記録紙サイズに基づきプリント処理を行
う。このプリント処理は、定型記録紙サイズに応じて行
われる従来と同様のプリント処理である。
【0071】次に、上述のステップS103におけるサ
ンプル化について図4および図6を参照しながら説明す
る。
【0072】設定された記録紙のサイズにおいてその主
走査方向のサイズデータと副走査方向のサイズデータと
はそれぞれ制御対象に応じてサンプル化され、この制御
対象との関係は予め規定されている。例えば、図4に示
すように、主走査方向における寸法「X」は定着器制御
に対し「Xs1」に、副走査方向における寸法「Y」は
記録紙搬送制御に対し「Ys1」にサンプル化される。
データのサンプル化により、「Xs1」は170mm/
200mm/240mm/270mmの4グループに分
類される。一方、「Ys1」は1mm単位のグループに
分類される。
【0073】このサンプル化の手順を主走査方向のデー
タXiを「Xs1」にサンプル化する例を用いて説明す
ると、図6に示すように、まず、ステップS110にお
いて設定されたデータXiが170mmより大きいか否
かを判定し、Xi>170mmの関係式が成立しない
と、ステップS111でサンプルデータ「Xs1」を1
50mmに設定する。
【0074】Xi>170mmの関係式が成立すると、
ステップS112に進み、データXiが200mmより
大きいか否かを判定し、Xi>200mmの関係式が成
立しないと、170<Xi≦200の関係式が成立する
と判断してステップS113でサンプルデータ「Xs
1」を200mmに設定する。
【0075】Xi>200mmの関係式が成立すると、
ステップS114に進み、データXiが240mmより
大きいか否かを判定し、Xi>240mmの関係式が成
立しないと、200<Xi≦240の関係式が成立する
と判断してステップS115でサンプルデータ「Xs
1」を240mmに設定する。
【0076】Xi>240mmの関係式が成立すると、
ステップS116に進み、サンプルデータ「Xs1」を
270mmに設定する。
【0077】このように、サンプルデータ「Xs1」の
値が設定されると、データXiのサンプル化が行われた
ことになり、本処理を終了する。
【0078】上述の処理手順と同様の手順によるサンプ
ル化によって、サンプルデータ「Ys1」が得られる。
【0079】次に、各制御対象におけるサンプル化され
たデータの使用方法について説明する。
【0080】まず、定着器制御について図28ないし図
30を参照しながら説明する。図28は定着器制御のた
めの記録紙サイズのサンプル化を示す図、図29は定着
器のメインヒータおよびサブヒータの通電比率を設定す
る処理手順を示すフローチャート、図30は画像形成装
置に設けられている定着器の構成を示す図である。
【0081】定着ローラ116の近傍には、図30
(a)に示すように、定着ローラ116の表面温度を検
出するためのサーミスタ892が設けられている。ま
た、定着ローラ116内には、加熱領域が異なる2本の
ヒータが設けられている。1つのヒータは、図30
(b)に示すように、定着ローラ116の中央部分を加
熱するメインヒータ803であり、他の1つのヒータ
は、図30(c)に示すように、定着ローラ116の両
端部分を加熱するサブヒータ804である。なお、サー
ミスタ802は定着ローラ116に接触されているか
ら、接触部の摩擦などによる画像への影響を避けるため
に、定着ローラ116上の記録紙が通らない位置に設定
されている。このため、サーミスタ802の設置位置は
サブヒータ804に近い。サーミスタ802はCPU1
34に接続され折り、CPU134により定着器が所定
の温度になるように各ヒータ803,804への通電が
制御される。
【0082】次に、ヒータの制御方法について説明す
る。定着ローラ116内には、メインヒータ803とサ
ブヒータ804の2本のヒータが設けられているが、両
ヒータを一度にオンオフさせるわけではなく、CPU1
34の制御により、記録紙サイズに応じてメインヒータ
803とサブヒータ804の各ヒータへの通電比率を変
える。これによって、定着ローラ116の長手方向にお
ける温度分布を均一にすることが可能となる。この方法
は、特に熱容量が小さい定着ローラ(例えば、芯金の肉
厚が薄い定着ローラ)を用いている場合に有効である。
【0083】ここで、メインヒータ803とサブヒータ
804の各ヒータへの通電比率の設定方法について説明
する。定型サイズカセットの記録紙は、図28(a)に
示すように、Group1,Group2,Group3,Group4の4
グループにCPU134によって分類される。なお、
「A4−P」の「P」はポートレートを表し、長手方向
に搬送するようにカセットにセットされたA4記録紙を
表す。また、「A4−L」の「L」はランドスケープを
表し、短手方向に搬送するようにカセットにセットされ
たA4記録紙を表す。
【0084】図28(c)は上記グループに対応づけら
れた通電比率を示す。例えば、A3−Pサイズを給紙す
る場合には、メインヒータ803とサブヒータ804の
通電比率500:400で制御が行われる。こられらの
グループは定着ローラ116の長手方向の記録紙の長さ
に応じて分類、設定されている。
【0085】フリーサイズカセットの記録紙は、図28
(b)に示すように、Group1,Group2,Group3,Gro
up4の4グループにCPU134によって分類される。
フリーサイズカセットの記録紙に関しても、図28
(c)に示される対応付けによって通電比率が制御され
る。例えば、図6に示すフローチャートによって得られ
たXs1が240mmである場合には、この記録紙は、
Group2に分類され、メインヒータ803とサブヒータ
804とは500:250の通電比率で制御される。
【0086】このヒータの通電比率の設定方法を図29
のフローチャートを用いて説明する。このフローチャー
トは定型サイズカセットおよびフリーサイズカセットに
共通したフローチャートである。
【0087】まず、ステップS701で定着器制御用の
記録紙の分類チェックを行う。この分類チェックにおい
ては、定型サイズカセットから給紙を行う場合、図28
(a)に示す分類に基づき記録紙の分類がGroup1,Gro
up2,Group3,Group4のいずれのグループであるかを
チェックする。フリーサイズカセットからの給紙の場合
には、図28(b)に示す分類に基づき記録紙の分類が
Group1,Group2,Group3,Group4のいずれのグルー
プであるかをチェックする。
【0088】次いで、ステップS702に進み、分類チ
ェックの結果がGroup4であるか否かを判定し、分類チ
ェックの結果がGroup4であると、ステップS703に
進み、通電比率をメインヒータ:サブヒータ=500:
0に設定し、本処理を終了する。
【0089】上記ステップS702において分類チェッ
クの結果がGroup4でないと判定すると、ステップS7
04に進み、分類チェックの結果がGroup3であるか否
かを判定し、分類チェックの結果がGroup3であると、
ステップS705に進み、通電比率をメインヒータ:サ
ブヒータ=500:100に設定し、本処理を終了す
る。
【0090】上記ステップS704において分類チェッ
クの結果がGroup3でないと判定すると、ステップS7
06に進み、分類チェックの結果がGroup2であるか否
かを判定し、分類チェックの結果がGroup2であると、
ステップS707に進み、通電比率をメインヒータ:サ
ブヒータ=500:250に設定し、本処理を終了す
る。
【0091】上記ステップS706において分類チェッ
クの結果がGroup2でないと判定すると、分類チェック
の結果がGroup1である判断してステップS708に進
み、通電比率をメインヒータ:サブヒータ=500:4
50に設定し、本処理を終了する。
【0092】このように、フリーサイズカセットから給
紙が行われるときでも、定型サイズカセットと同様に制
御を行うことができる。従って、フリーサイズカセット
から給紙が行われるときでも、サイズに応じた制御が可
能になるから、複雑な定着器制御プログラムを追加する
必要がなく、開発期間の短縮および開発コストの節約に
つながる。
【0093】次に、記録紙搬送制御について図9を参照
しながら説明する。図9は図1のレーザビームプリンタ
のプリント時における記録紙搬送制御の動作タイミング
を示す図である。なお、本説明では、プリント時におけ
る給紙センサ110、給紙ローラ109、レジストセン
サ112、レジストローラ111の動作タイミングにつ
いて説明する。
【0094】レーザビームプリンタ101内では、記録
紙の副走査方向の寸法「Y」に応じて一連の記録紙搬送
制御が行われる。本実施の形態では、図4に示すよう
に、1mm単位でサンプル化されたデータ「Ys1」に
基づき記録搬送制御が行われる。例えばプリント時、ま
ず、ピックアップローラ108の駆動によりフリーサイ
ズカセット104から1枚の記録紙105が送り出され
る。フリーサイズカセット104から1枚の記録紙10
5が送り出されると、給紙センサ110がオンし(タイ
ミング)、これに応答して給紙ローラ109が駆動し
(タイミング)、記録紙105がレジストローラ11
1に向けて搬送される。
【0095】記録紙105の先端がレジストセンサ11
2を通過すると、レジストセンサ112がオンする(タ
イミング)。さらに記録紙105はその先端がレジス
トローラ111に突き当たるまで搬送され、記録紙10
5の先端がレジストローラ111に突き当たると、記録
紙105の搬送は停止される。
【0096】次に所定のタイミングでレジストローラ1
11の駆動が開始され(タイミング)、記録紙105
はプロセスカートリッジ113に向けて搬送される。そ
の後、記録紙105の後端が給紙センサ110を通過
し、給紙センサ110はオフする(タイミング)。給
紙センサ110のオフから所定時間経過すると、給紙ロ
ーラ109は駆動を停止する。
【0097】ここで、レジストローラ111による搬送
開始から給紙センサ110のオフまでの所要時間をφと
すると、所要時間φは記録紙105の副走査方向(記録
紙搬送方向)の寸法「Y」により決定されるから、所要
時間φを監視することにより、記録紙ジャムなどといっ
た記録紙搬送異常を検出することが可能になる。この記
録紙搬送異常検出は、ユーザが操作パネル127から入
力したデータYiから算出した所要時間φと、実際のプ
リント時における所要時間φとを比較することにより行
われる。
【0098】このように、記録紙の搬送制御を操作パネ
ル127から入力されたデータYiに基づき行うことに
より、記録紙105のサイズに応じた最適な記録紙搬送
を行うことができ、各記録紙サイズに最適なスループッ
トを得ることができるとともに、記録紙搬送異常の検出
を正確に行うことが可能になる。
【0099】次に、記録紙上に形成される画像の領域を
制御する画像領域制御について図7および図8を参照し
ながら説明する。この画像領域制御においては、定着器
制御と異なり、主走査方向の記録紙寸法を「X」とし
て、操作パネル127から入力されたデータXiをその
まま用いる。図7は図1のレーザビームプリンタのプリ
ンタコントローラ内に設けられている画像領域制御回路
の構成を示すブロック図、図8は図7の画像領域制御回
路の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【0100】画像領域制御には、図7に示すように、画
像領域制御回路151が用いられている。画像領域制御
回路151は画像バッファ回路153を有し、画像バッ
ファ回路153は、画像クロック発信器(OSC)15
5からの画像クロックVCLKに同期してビデオコント
ローラ103から送出された1ライン分の画像信号VI
DEO1を記憶し、ラッチする回路からなり、この画像
信号のラッチはカウンタ152の出力信号HSYNC
(NOR回路156の出力信号)により制御される。画
像バッファ回路153からは、画像クロックVCLKに
同期して1ライン分の画像信号VIDEO2が記録部1
32に出力される。
【0101】カウンタ152は、CPU134からラッ
チ回路154を介して与えられるカウント値を画像クロ
ック発信器(OSC)155からの画像クロックVCL
Kにより計数するダウンカウンタからなり、CPU13
4から与えられるカウント値は、操作パネル127から
入力された記録紙の主走査方向の寸法「Xi」に対応し
た値からなる。カウンタ152には、スキャナユニット
119内に設けられているレーザビーム検出装置157
から出力された水平同期信号BDがロードパルスとして
入力され、このロードパルスの入力によりカウント値が
プリセットされる。カウンタ152の出力はNOR回路
156で否定和論理演算され、NOR回路156からは
信号HSYNCが出力される。
【0102】次に、画像領域制御回路151の動作タイ
ミングについて図8を参照しながら説明する。
【0103】CPU134によってプリンタコントロー
ラ128内のRAM137からデータ「Xi」が読み出
され、このデータ「Xi」に対応したカウント値がラッ
チ回路154を介してカウンタ152に出力されている
とする。ここで、レーザビーム検出装置157がレーザ
ビームを検出して水平同期信号HDをカウンタ152に
ロードパルスとして入力すると、カウンタ152にはサ
ンプル化データ「Xi」に対応したカウント値がプリセ
ットされると同時に、NOR回路156の出力信号HS
YNCはLowレベルになり、カウンタ152のリセッ
トは解除される。
【0104】カウンタ152は、リセットが解除される
と、画像クロックVCLKの立ち下がりによりカウント
ダウンを開始する。カウントダウンの開始後、設定され
たカウント値分のカウントが行われると、NOR回路1
56の出力信号HSYNCはHighレベルになり、画
像バッファ回路153にラッチされている1ライン分の
画像信号VIDEO2が画像クロックVCLKに同期し
て記録部132に出力される。また、カウンタ152は
次の水平同期信号BDが入力されるまで1リセットされ
る。
【0105】このカウンタ152によるカウント動作は
1ページ分の画像ラインについて繰り返し行われ、この
繰返しにより記録紙サイズに応じた所定の画像領域が形
成される。
【0106】以上により、本実施の形態では、フリーサ
イズカセット104に搭載される記録紙105のサイズ
をユーザが設定し、設定された記録紙105のサイズを
サンプル化してサンプル化データを生成し、記録紙10
5上への画像形成に関わる制御対象毎に指定された記録
紙のサイズおよびサンプル化データを制御対象に用いら
れるサイズとして分類し、分類されたサイズに基づき制
御対象に対する動作条件を設定し、設定された動作条件
に応じて制御対象に対する制御を行うから、フリーサイ
ズカセット104からの給紙時にスループットを低下さ
せることなく、制御を簡略化することができる。
【0107】(実施の第2形態)次に、本発明の実施の
第2形態について図10ないし図13を参照しながら説
明する。図10は本発明の画像形成装置の実施の第2形
態における制御系の主要部を示すブロック図、図11は
図10のレーザビームプリンタにおけるNVRAMへの
データ書込タスクを示すフローチャート、図12は図1
0のレーザビームプリンタにおけるNVRAMからのデ
ータ読出しタスクを示すフローチャート、図13は図1
0のレーザビームプリンタに複数種のフリーサイズカセ
ットを装着する場合におけるNVRAMからのデータ読
出しタスクを示すフローチャートである。このNVRA
Mは、不揮発性ランダムアクセスメモリの略称であり、
電気的消去可能なプログラマブルリードオンメモリ(E
EPROM)またはフラッシュROMまたはバッテリバ
ックアップメモリ等で構成される。
【0108】本実施の形態は、実施の第1形態に対し、
指定された記録紙のサイズを格納するNVRAM201
を設けた点で異なり、他の構成については実施の第1形
態と同じであり、その説明は省略する。
【0109】本実施の形態では、図10に示すように、
ホストコンピュータ136または操作パネル127から
入力された記録紙105のサイズをNVRAM201に
格納し、フリーサイズカセット104の装着をカセット
種類検知部106の出力信号に基づき検出すると、NV
RAM201に格納されている記録紙のサイズを読み出
し、NVRAM201に記録紙のサイズが格納されてい
ないときには、NVRAM201に記録紙のサイズが格
納されていない旨をホストコンピュータ136に通知し
または操作パネル127の表示部に表示する。
【0110】次に、本実施の形態におけるNVRAM2
01へのデータ書込タスクについて図11を参照しなが
ら説明する。
【0111】記録紙105のサイズ入力をホストコンピ
ュータ136から行うときには、まず、記録紙サイズ指
定画面を表示し、記録紙サイズ指定画面に指定する記録
紙サイズの値を入力する。この入力では、指定する記録
紙サイズの値を1mmまたは0.1mmの単位で入力可
能なように設定されている。
【0112】指定する記録紙サイズの値が入力される
と、該値を示すサイズデータがビデオコントローラ10
3を介してプリンタコントローラ128に送られる。
【0113】プリンタコントローラ128のCPU13
4は、図11に示すように、まずステップS201にお
いてサイズデータを受信し、続くステップS202で受
信したサイズデータをNVRAM201の規定アドレス
に書き込む。
【0114】次に、NVRAM201からのデータ読出
しタスクについて図12を参照しながら説明する。
【0115】まず、ステップS203においてカセット
種類検知部106の出力信号を取り込み、装着されてい
る記録紙カセットのサイズ検出を行い、続くステップS
204で記録紙カセットがフリーサイズカセット104
であるか否かを判定する。記録紙カセットがフリーサイ
ズカセット104でないすなわち定型サイズの記録紙カ
セットであるときには、ステップS205に進み、通常
のプリント処理を実行し、本処理を終了する。
【0116】記録紙カセットがフリーサイズカセット1
04であるときには、ステップS206に進み、NVR
AM201の規定アドレスに格納されているサイズデー
タを読み出し、続くステップS207でNVRAM20
1の規定アドレスにサイズデータが格納されているか否
かを判定する。
【0117】NVRAM201の規定アドレスにサイズ
データが格納されているときには、ステップS209に
進み、上述の実施の第1形態と同じように読み出したサ
イズデータのサンプル化を行いサンプル化データを用い
たプリント処理を行い、本処理を終了する。
【0118】NVRAM201の規定アドレスにサイズ
データが格納されていないときには、フリーサイズカセ
ット104の記録紙サイズが指定されていないと判断し
てステップS208に進み、エラー処理を行う。このエ
ラー処理では、記録紙のサイズデータがないことをホス
トコンピュータ136に通知する。この通知を受けたホ
ストコンピュータ136はその通知内容を表示する。な
お、操作パネル127から記録紙のサイズデータが指定
されたときには、記録紙のサイズデータがない旨を操作
パネル127に表示するようにすることも可能である。
【0119】複数種のフリーサイズカセットがあり、そ
の中の1つのフリーサイズカセットから他のフリーサイ
ズカセットに交換して使用するなど複数種のフリーサイ
ズカセットを相互に交換して使用するときには、複数種
のフリーサイズカセット毎に指定する記録紙のサイズデ
ータを対応付けてNVRAM201に格納し、装着され
ているフリーサイズカセット104に対応付けられてい
る記録紙のサイズデータを読み出すようにすればよい。
複数種のフリーサイズカセットにはその種別に応じて検
出用コードを形成する突起がそれぞれ異なるように組み
替えられ、この突起の組替えの違いに応じて各フリーサ
イズカセットに対する紙サイズ検出部106の出力信号
が異なり、この出力信号に応じて各フリーサイズカセッ
トの判別が可能になる。例えば、紙サイズ検出部106
の出力信号が「1」であるときには、SIZE1のフリ
ーサイズカセットであるとし、出力信号が「2」である
ときには、SIZE2のフリーサイズカセットであると
するように予め各フリーサイズカセットに割り当てれば
よい。
【0120】このように複数種のフリーサイズカセット
毎に指定する記録紙のサイズデータを対応付けてNVR
AM201に格納している場合におけるNVRAM20
1からのデータ読出しタスクについて図13を参照しな
がら説明する。なお、本処理は、図12に示す処理とほ
ぼ同じであり、同一ステップには同一の番号を付し、そ
の説明は省略し、異なるステップについて説明を行う。
【0121】ステップS210で、紙サイズ検出部10
6の出力信号に基づきフリーサイズカセットの種別を判
定し、例えばSIZE1のフリーサイズカセットであれ
ば、ステップS211に進み、SIZE1のフリーサイ
ズカセットに対応付けられているサイズデータをNVR
AM201から読み出す。また、SIZE2のフリーサ
イズカセットであれば、ステップS212に進み、SI
ZE2のフリーサイズカセットに対応付けられているサ
イズデータをNVRAM201から読み出す。
【0122】よって、フリーサイズカセットを装着する
毎に行う記録紙のサイズを指定するための操作作業を簡
略化することができる。
【0123】(実施の第3形態)次に、本発明の実施の
第3形態について図14および図15を参照しながら説
明する。図14は本発明の画像形成装置の実施の第3形
態を示す構成図、図15は図14のレーザビームプリン
タにおける制御系の主要部を示すブロック図である。
【0124】本実施の形態は、実施の第2形態に対し、
指定された記録紙のサイズを格納するNVRAM202
をフリーサイズカセット104に設けた点で異なり、他
の構成については実施の第1形態と同じであり、その説
明を簡単にまたは省略する。
【0125】具体的には、図14および図15に示すよ
うに、指定された記録紙のサイズを格納するNVRAM
202がフリーサイズカセット104側壁に設けられ、
NVRAM202はそれに取り付られたコネクタ(図示
せず)を介してCPU134と接続される。
【0126】なお、本実施の形態は、実施の第2形態に
対し、指定された記録紙のサイズを格納するNVRAM
202をフリーサイズカセット104に設けた点で異な
るだけであり、NVRAM202へのデータ書込タス
ク、NVRAM202からのデータ読出しタスクは実施
の第2形態と同じ手順で行われる。
【0127】(実施の第4形態)次に、本発明の実施の
第4形態について図16を参照しながら説明する。図1
6は本発明の画像形成装置の実施の第4形態における記
録紙のサイズデータ確認タスクを示すフローチャートで
ある。
【0128】本実施の形態は、実施の第2形態と同じハ
ードウェア構成を有し、本実施の形態では、操作パネル
127から出されたサイズ要求コマンドに応じてNVR
AM201に格納されている記録紙のサイズデータを読
み出して操作パネル127に表示し、またはホストコン
ピュータ136からのサイズ要求コマンドに応じてNV
RAM201に格納されている記録紙のサイズデータを
読み出して通知する。
【0129】図16を参照するに、ステップS213で
ホストコンピュータ136から、または操作パネル12
7からビデオコントローラ103を介して出されたサイ
ズ要求コマンドを受信すると、ステップS214でNV
RAM201の規定アドレスに格納されているサイズデ
ータを読み出す。
【0130】次いで、ステップS215に進み、フリー
サイズカセット104に対する記録紙サイズデータがあ
るか否かを判定し、フリーサイズカセット104に対す
る記録紙サイズデータがあると、ステップS217に進
み、読み出した記録紙のサイズデータをビデオコントロ
ーラ103に送る。フリーサイズカセット104に対す
る記録紙サイズデータがないと、ステップS216に進
み、記録紙のサイズデータ無をビデオコントローラ10
3に送る。
【0131】このサイズデータまたはサイズデータ無を
送る手順は、ビデオコントローラ103からのステータ
ス要求に従いCPU134はそのシリアル信号ポートに
サイズデータまたはサイズデータ無をロードする。ビデ
オコントローラ103は、CPU134からのサイズデ
ータまたはサイズデータ無のロードを検出してシリアル
クロックを送り、CPU134のシリアル信号ポートか
らサイズデータまたはサイズデータ無を受け取る。ビデ
オコントローラ103は、サイズデータまたはサイズデ
ータ無を受け取ると、その結果を操作パネル127に表
示する。また、ホストコンピュータ136からの問合せ
であれば、ビデオコントローラ103はその結果をホス
トコンピュータ136に送信する。
【0132】このように、ユーザはNVRAM201に
格納されている記録紙のサイズデータを簡単に確認する
ことができる。
【0133】なお、本実施の形態では、NVRAM20
1に記録紙のサイズデータを格納している例を説明した
が、記録紙のサイズデータを他の記憶手段に格納し、該
記憶手段からサイズデータを読み出すようにすることも
可能である。
【0134】(実施の第5形態)次に、本発明の実施の
第5形態について図17ないし図22を参照しながら説
明する。図17は本発明の画像形成装置の実施の第5形
態に設けられているテスト画像生成回路の構成を示すブ
ロック図、図18は図17のテスト画像生成回路の動作
タイミングを示すタイミングチャート、図19はテスト
画像の出力例を示す図、図20はテスト画像の他の出力
例を示す図、図21は記録紙に対するテスト画像形成領
域の設定を説明するための図、図22は本発明の画像形
成装置の実施の第5形態におけるテスト画像形成処理を
示すフローチャートである。
【0135】本実施の形態では、フリーサイズカセット
104の記録紙サイズが指定されたときに、この指定さ
れた記録紙サイズが規定する画像領域を有するテスト画
像をフリーサイズカセット104から給紙された記録紙
105に形成するテスト画像形成処理を行う。
【0136】このテスト画像は、指定された記録紙サイ
ズに対して所定の余白を考慮した画像領域を有する画像
である。例えば、図19に示すように、指定されたサイ
ズが実際にフリーサイズカセット104から給紙される
記録紙360のサイズに合致するときには、この指定さ
れたサイズにより規定された画像領域を有するテスト画
像361が給紙された記録紙360に所定の余白を設け
た状態で形成されるが、図20に示すように、指定され
たサイズが実際にフリーサイズカセット104から給紙
される記録紙362のサイズより小さいときには、この
指定されたサイズにより規定された画像領域を有するテ
スト画像363が給紙された記録紙362に所定以上の
余白を設けた状態で形成されることになる。
【0137】テスト画像は、テスト画像生成回路で生成
される。テスト画像生成回路は、図17に示すように、
テスト画像生成を制御するとともに生成したテスト画像
の記録紙への形成を制御するためのCPU134と、記
録紙搬送方向(副走査方向)長さをカウントするための
カウンタからなる副走査カウンタ部305と、レーザ光
の走査方向長さ(主走査方向)をカウントするためのカ
ウンタからなる主走査カウンタ部310とを有する。
【0138】CPU134には、アドレスバス301を
介してセレクタ部303が接続されている。セレクタ部
303は、CPU134からアドレスバス301を介し
て入力されるアドレスをデコードし、各コンパレーター
部307,308,311,313に対するセレクト信
号306,321,322,323を生成する。これに
より、各コンパレーター部307,308,311,3
13はCPU134のアドレスマップ上に配置され、各
コンパレーター部307,308,311,313には
CPU134によりデータバス302を介して比較用デ
ータがセットされる。
【0139】コンパレータ部308には、記録紙先端か
ら画像書出し位置までの距離に相当するBD信号304
のパルス数が比較用データとしてセットされ、コンパレ
ータ部308は副走査カウンタ部305の出力とCPU
105によってセットされたデータとを比較し、副走査
カウンタ部305の出力とCPU105によってセット
されたデータが一致したときに信号317を出力する。
【0140】コンパレータ部307には、記録紙先端か
ら画像書き終り位置までの距離に相当するBD信号30
4のパルス数が比較用データとしてセットされ、コンパ
レータ部307は副走査カウンタ部305の出力とCP
U105によってセットされたデータとを比較し、副走
査カウンタ部305の出力とCPU105によってセッ
トされたデータが一致したときに信号318を出力す
る。
【0141】副走査カウンタ部305は、レーザ光の1
走査毎に発生するBD信号304をインバータを介して
取り込み、カウントする。この副走査カウンタ部305
に対するリセットはCPU134からのリセット信号に
より制御される。具体的には、CPU134は、記録紙
先端が所定位置に到達するまでリセット信号341を真
に保持して副走査カウンタ部305のカウンタ動作を停
止させ、記録紙先端が所定位置に到達すると、リセット
を解除するようにリセット信号341を偽にして副走査
カウンタ部305の動作を開始させる。
【0142】コンパレータ部313には、BD信号30
4から画像書き出し位置までの距離に相当する画像クロ
ック312の数が比較用データとしてセットされ、コン
パレータ部313は主走査カウンタ部310の出力とC
PU105によってセットされたデータとを比較し、主
走査カウンタ部310の出力とCPU105によってセ
ットされたデータが一致したときに信号319を出力す
る。
【0143】コンパレータ部311には、BD信号30
4から画像書き終り位置までの距離に相当する画像クロ
ック312の数が比較用データとしてセットされ、コン
パレータ部311は主走査カウンタ部310の出力とC
PU105によってセットされたデータとを比較し、主
走査カウンタ部310の出力とCPU105によってセ
ットされたデータが一致したときに信号320を出力す
る。
【0144】主走査カウンタ部310は、1画素分の画
像クロック312をカウントし、リセット信号としてB
D信号304が用いられ、BD信号304が真になる毎
にリセットされる。
【0145】コンパレータ部308の出力317はS/
Rラッチ回路309のS端子、コンパレータ部307の
出力318はS/Rラッチ回路309のR端子にそれぞ
れ入力され、コンパレータ部313の出力319はS/
Rラッチ回路314のS端子、コンパレータ部311の
出力320はS/Rラッチ回路314のR端子にそれぞ
れ入力される。
【0146】各S/Rラッチ回路309,314の出力
344,349はANDゲート316を取り込まれ、A
NDゲート316は各出力344,349に対し論理演
算を行い、その結果をビデオ信号315として出力す
る。
【0147】このように構成されたテスト画像生成回路
では、図18に示すタイミングで各信号を出力する。
【0148】例えば、図18(a)に示すように、記録
紙先端が所定位置に到達すると、偽のリセット信号34
1がCPU134から副走査カウンタ部305に与えら
れ、副走査カウンタ部305はカウンタ動作を開始す
る。コンパレータ部308は、記録紙先端から画像書出
し位置までの距離に相当するBD信号304のパルス数
と副走査カウンタ部305の出力とを比較し、該パルス
数と副走査カウンタ部305の出力とが一致すると、信
号317を出力する。この信号317の出力に伴いS/
Rラッチ回路309は信号344の出力を保持し、この
信号344はANDゲート316に入力される。コンパ
レータ部307は、記録紙先端から画像書き終り位置ま
での距離に相当するBD信号304のパルス数と副走査
カウンタ部305の出力とを比較し、該パルス数と副走
査カウンタ部305の出力とが一致すると、信号318
を出力する。この信号318の出力に伴いS/Rラッチ
回路309は信号344の出力を停止する。記録紙先端
が所定位置に到達すると、偽のリセット信号341がC
PU134から副走査カウンタ部305に与えられ、副
走査カウンタ部305はカウンタ動作を停止する。
【0149】これに対し、図18(b)に示すように、
主走査カウンタ部310は、BD信号304によりリセ
ットが解除されると、1画素分の画像クロック312の
カウント動作を開始する。コンパレータ部313は、B
D信号304から画像書き出し位置までの距離に相当す
る画像クロック312の数と主走査カウンタ部310の
出力とを比較し、該画像クロック312数と主走査カウ
ンタ部310の出力とが一致すると、信号319を出力
する。この信号319の出力に伴いS/Rラッチ回路3
14は信号349の出力を保持し、この信号349はA
NDゲート316に入力される。コンパレータ部311
は、BD信号304から画像書き終り位置までの距離に
相当する画像クロック312の数と主走査カウンタ部3
10の出力とを比較し、該画像クロック312数と主走
査カウンタ部310の出力とが一致すると、信号320
を出力する。この信号320の出力に伴いS/Rラッチ
回路314は信号349の出力を停止する。BD信号3
04が真になると、主走査カウンタ部310はリセット
される。
【0150】このような入力に対するANDゲート31
6の出力からは、レーザ光の走査毎に記録紙幅に応じて
レーザ光源を122を点灯し、これを記録紙長さに応じ
て繰り返すビデオ信号315が得られることになる。
【0151】次に、各コンパレータ部307,308,
311,313にCPU134によりセットされるデー
タについて図21を参照しながら説明する。本説明で
は、BD信号と記録紙の位置との対応関係が明確になる
ようにBD信号370と記録紙381の位置とを概念的
に表した図を用いている。
【0152】記録紙381においてはその中央位置を示
す線(通紙基準線)371が通紙位置の基準となること
を前提し、寸法線379で示す「A」が記録紙381の
主走査方向の寸法を表し、寸法線377で示す「B」が
記録紙381の副走査方向の寸法を表し、これら
「A」,「B」はユーザによって設定される値である。
また、図中の寸法線376で示す「a」は所定の画像余
白を表す値であり、図中の線374で示す間隔CはBD
信号370から通紙基準線371までのレーザ項の走査
時間に相当する値を表す。
【0153】コンパレータ部313にセットされるデー
タは、BD信号370から画像書き出し位置までの距離
に相当する画像クロック312の数であるから、BD信
号370から画像書き出し位置までの時間は図中の寸法
線373で示す「D」になり、この「D」は次の(1)
式により算出される。
【0154】 D=C−{(A/2)−a}/Vls …(1) Vls:レーザ光の走査速度 なお、実際にコンパレータ部313にセットされるデー
タは、求めた「D」を画像クロック312の周期で割っ
た値となる。
【0155】コンパレータ部311にセットされるデー
タは、BD信号370から画像書き終り位置までの距離
に相当する画像クロック312の数であるから、BD信
号370から画像書き終り位置までの時間は図中の寸法
線372で示す「E」になり、この「E」は次の(2)
式により算出される。
【0156】 E=C+{(A/2)−a}/Vls …(2) なお、実際にコンパレータ部311にセットされるデー
タは、求めた「E」を画像クロック312の周期で割っ
た値となる。
【0157】コンパレータ部308にセットされるデー
タは、記録紙先端から画像書き出し位置までの距離に相
当するBD信号370のパルス数であるから、記録紙先
端381から画像書き出し位置までの距離は「a」にな
り、この「a」を記録紙搬送速度Vsで割って時間t0
を算出し、該時間t0をBD信号370のパルス間隔で
割って得られた値がコンパレータ部308にセットされ
るデータになる。
【0158】コンパレータ部307にセットされるデー
タは、記録紙先端から画像書き終り位置までの距離に相
当するBD信号370のパルス数であるから、記録紙先
端381から画像書き終り位置までの距離は寸法線37
8で示す距離「F」になり、この「F」を記録紙搬送速
度Vsで割って時間teを算出し、該時間teをBD信
号370のパルス間隔で割って得られた値がコンパレー
タ部307にセットされるデータになる。この距離
「F」は、設定された寸法「B」から「a」を引くこと
によって得られる。
【0159】次に、このテスト画像生成回路におけるC
PU134の処理手順について図22を参照しながら説
明する。
【0160】まず、ステップS300において副走査カ
ウンタ部305をリセットするように真のリセット信号
341を出力する。
【0161】次いで、ステップS301に進み、主走査
書き出し位置すなわちBD信号304から画像書き出し
位置までの距離に相当する画像クロック312の数の計
算を行い、続くステップS302で、この計算によって
得られた画像クロック312の数をコンパレータ部31
3にセットする。このセットされる値の算出方法は上述
した通りである。
【0162】次いで、ステップS303に進み、主走査
書き終り位置すなわちBD信号304から画像書き終り
位置までの距離に相当する画像クロック312の数の計
算を行い、続くステップS304で、この計算によって
得られた画像クロック312の数をコンパレータ部31
1にセットする。このセットされる値の算出方法は上述
した通りである。
【0163】次いで、ステップS305に進み、副走査
書き出し位置すなわち記録紙先端から画像書き出し位置
までの距離に相当するBD信号304のパルス数の計算
を行い、続くステップS306で、この計算によって得
られたBD信号304のパルス数をコンパレータ部30
8にセットする。このセットされる値の算出方法は上述
した通りである。
【0164】次いで、ステップS307に進み、副走査
書き終り位置すなわち記録紙先端から画像書き終り位置
までの距離に相当するBD信号304のパルス数の計算
を行い、続くステップS308で、この計算によって得
られたBD信号304のパルス数をコンパレータ部30
7にセットする。このセットされる値の算出方法は上述
した通りである。
【0165】次いで、ステップS309に進み、紙搬送
動作を開始するように制御を行い、続くステップ310
で、記録紙先端が印字開始位置に到達したか否かを判定
し、記録紙先端が印字開始位置に到達すると、ステップ
S311に進む。ステップS311では、副走査カウン
タ部305のリセットを解除するように偽のリセット信
号を出力する。このリセット信号により副走査カウンタ
部305はリセットが解除されてカウント動作を開始す
る。
【0166】続くステップ312では、1枚の記録紙へ
のプリントが終了したか否かを判定し、1枚の記録紙へ
のプリントが終了すると、ステップS313に進み、副
走査カウンタ部305をリセットするように真のリセッ
ト信号を出力し、本処理を終了する。このリセット信号
により副走査カウンタ部305はリセットされてカウン
ト動作を停止する。
【0167】このように、フリーサイズカセット104
の記録紙サイズが指定されたときに、この指定された記
録紙サイズが規定する画像領域を有するテスト画像をフ
リーサイズカセット104から給紙された記録紙に形成
するテスト画像形成処理を行うから、事前に指定された
記録紙サイズが実際の記録紙のサイズに適合したもので
ある否かを容易に確認することができ、記録紙サイズの
指定ミスなどのよる無駄な出力を未然に回避することが
できる。
【0168】(実施の第6形態)次に、本発明の実施の
第6形態について図23を参照しながら説明する。図2
3は本発明の画像形成装置の実施の第6形態におけるプ
リント命令受付からプリント処理までの一連の処理手順
を示すフローチャートである。
【0169】本実施の形態は、上述の実施の第1形態と
同じ構成を有し、本実施の形態では、給紙される記録紙
のサイズが決定されていないと判断したときに、給紙動
作を行わずにミスプリントとして処理をするように制御
を行う。
【0170】給紙される記録紙のサイズ決定において
は、定型サイズの記録紙カセットに対しては、実施の第
1形態において述べたように、この記録紙カセットが装
着された時点でカセット種類検知部106でこの記録紙
カセットに搭載されている記録紙のサイズが検知され、
決定されるが、フリーサイズカセット104のように接
点スイッチによる記録紙サイズの指定が困難なカセット
に対しては、給紙する記録紙のサイズを予め操作パネル
127またはホストコンピュータ136からビデオコン
トローラ103を介して指定する必要があり、このフリ
ーサイズカセット104が装着されかつサイズ指定があ
ると、給紙される記録紙のサイズが決定されることにな
る。また、同様に、マルチペーパトレイに代表されるよ
うな紙サイズ検出部が存在しない場合においては、給紙
する記録紙のサイズを予め指定する必要がある。
【0171】このように給紙方法の違いに応じて記録紙
サイズの決定方法が異なるが、本実施の形態では、記録
紙サイズの決定の有無を判断して、その判断結果に応じ
て制御を行う。この制御処理手順について図23を参照
しながら説明する。
【0172】まず、ステップS400においてプリント
命令を待ち、プリント命令を受けると、ステップS40
1に進み、記録紙のサイズが決定されているか否かを判
定する。この判定は、別のタスクすなわち記録紙サイズ
決定タスクの処理結果に基づき行われ、記録紙サイズ決
定タスクでは、上述したように、定型サイズの記録紙カ
セットに対しては、カセット種類検知部106の出力信
号に基づき、フリーサイズカセット104に対しては、
カセット種類検知部106の出力信号および記録紙サイ
ズの指定の有無に基づき、マルチペーパトレイに対して
は、記録紙サイズの指定の有無に基づき記録紙サイズの
指定がされているか否かに基づき記録紙サイズ指定条件
が得られているか否かを判定し、記録紙サイズ指定条件
が得られていれば、この記録紙サイズ指定条件に基づき
記録サイズを決定するとともに、その旨を示すフラグを
セットする。
【0173】記録紙のサイズが決定されていると、ステ
ップS402に進み、プリント処理を開始するように制
御を行う。このプリント処理では、フリーサイズカセッ
ト104の場合にように記録紙のサイズが指定されてい
るときには、実施の第1形態と同様に指定された記録紙
サイズに基づき適応的な制御を行い、定型サイズの記録
紙カセットの場合には、通常のプリント処理を行う。次
いで、再度ステップS400に戻り、次のプリント命令
を待つ。
【0174】これに対し、記録紙のサイズが決定されて
ないと、ステップS403に進み、制御状態を変更して
ミスプリント処理を開始するように制御を行う。このプ
リント処理では、給紙動作を行わないように設定すると
ともに、ミスプリント解除を待つミスプリント状態を設
定し、また、ミスプリント状態である旨をホストコンピ
ュータ136または操作パネル127を介してユーザに
通知する。
【0175】次いで、ステップS404に進み、ミスプ
リント解除を待つ。このミスプリント解除には、ドアの
オープン/クローズ、ホストコンピュータ136からの
解除指令、または操作パネル127からの解除指令など
があり、いずれかによるミスプリント解除を受け付ける
と、ミスプリント状態を解除し、再度ステップS400
に戻り、次のプリント命令を待つ。
【0176】このように、記録紙サイズが決定されてい
ないときには、給紙動作を行わずにミスプリントとして
処理をするように制御を行うから、フリーサイズカセッ
ト104の場合のように記録紙サイズの指定が必要な場
合においてその記録紙サイズの指定忘れに起因するエラ
ーの発生を未然に防止することができるとともに、記録
紙サイズの指定忘れをユーザに認識させることができ
る。
【0177】(実施の第7形態)次に、本発明の実施の
第7形態について図24を参照しながら説明する。図2
4は本発明の画像形成装置の実施の第7形態におけるプ
リント命令受付からプリント処理までの一連の処理手順
を示すフローチャートである。
【0178】本実施の形態は、上述の実施の第1形態と
同じ構成を有し、本実施の形態では、実施の第6形態に
対し、給紙される記録紙のサイズが決定されていないと
判断したときに、プリント命令を受け付けないように制
御を行う点で異なる。
【0179】具体的には、図24に示すように、ステッ
プS500においてプリント命令を待ち、プリント命令
を受けると、ステップS501に進み、上述のステップ
S401と同様に、記録紙のサイズが決定されているか
否かを判定する。記録紙のサイズが決定されていると、
ステップS502に進み、プリント処理を開始するよう
に制御を行う。このプリント処理は、上述のステップS
402に同じである。
【0180】これに対し、記録紙のサイズが決定されて
ないと、今回のプリント命令を無視して再度ステップS
500に戻り、次のプリント命令を待つ。
【0181】このように、記録紙サイズが決定されてい
ないときには、プリント命令を受け付けないように制御
を行うから、フリーサイズカセット104の場合のよう
に記録紙サイズの指定が必要な場合においてその記録紙
サイズの指定忘れをユーザに認識させることができると
ともに、ユーザがミスプリント解除作業を行う必要がな
くなる。
【0182】(実施の第8形態)次に、本発明の実施の
第8形態について図25を参照しながら説明する。図2
5は本発明の画像形成装置の実施の第8形態におけるプ
リント命令受付からプリント処理までの一連の処理手順
を示すフローチャートである。
【0183】本実施の形態は、上述の実施の第1形態と
同じ構成を有し、本実施の形態では、実施の第7形態に
対し、給紙される記録紙のサイズが決定されていないと
判断したときに、プリント命令を受け付けないように制
御を行うとともにその旨をユーザに通知するように制御
を行う点で異なる。
【0184】具体的には、図25に示すように、ステッ
プS600においてプリント命令を待ち、プリント命令
を受けると、ステップS601に進み、上述のステップ
S401と同様に、記録紙のサイズが決定されているか
否かを判定する。記録紙のサイズが決定されていると、
ステップS602に進み、プリント処理を開始するよう
に制御を行う。このプリント処理は、上述のステップS
402に同じである。次いで、再度ステップS600に
戻り、次のプリント命令を待つ。
【0185】これに対し、記録紙のサイズが決定されて
ないと、ステップS603に進み、今回のプリント命令
を無視するとともにその旨をホストコンピュータ136
または操作パネル127を介してユーザに通知する。次
いで、再度ステップS600に戻り、次のプリント命令
を待つ。
【0186】このように、記録紙サイズが決定されてい
ないときには、プリント命令を受け付けないように制御
を行うとともにその旨をユーザに通知するように制御を
行うから、さらにユーザビリティの向上を図ることがで
きる。
【0187】(実施の第9形態)次に、本発明の実施の
第9形態について図26を参照しながら説明する。図2
6は本発明の画像形成装置の実施の第9形態に用いられ
るフリーサイズカセットの構成図である。
【0188】本実施の形態において用いられるフリーサ
イズカセット104は、上述の実施の第1形態に装着可
能なカセットであり、該カセットは、図26に示すよう
に、カセット筐体を兼ねた記録紙後端突当板501を有
する。記録紙後端突当板501には記録紙105の後端
が突き当てられ、記録紙105は、その後端を記録紙後
端突当板501に突き当てることによって後端を基準と
してフリーサイズカセット104内の底板129に搭載
される。底板129は記録紙105の積載枚数に応じて
上下方向に移動可能に構成されている。
【0189】カセット筐体には、記録紙先端に突き当て
られる記録紙先端仕切板502が記録紙105のサイズ
に応じて記録紙105の搬送方向へ移動可能に設けられ
ている。記録紙先端仕切板502とカセット筐体の先端
との間には、記録紙105の搬送路を形成するための搬
送シート503が配置されている。搬送シート503の
一方の端部は記録紙先端仕切板502に固着され、他方
の端部はカセット筐体の先端に配置されているシート収
納ローラ504に固着されている。シート収納ローラ5
04は、記録紙先端仕切板502の移動に応じて変化す
る搬送シート503における記録紙先端仕切板502と
カセット筐体の先端間の長さを調整するように搬送シー
ト503を巻き付ける。
【0190】このように構成されたフリーサイズカセッ
ト104に搭載されている記録紙の搬送は、上述の実施
の第1形態と同様に、ピックアップローラ108の駆動
より行われ、また、記録紙105の有無はセンサフラグ
107aとフォトインタラプタ107bとから構成され
る紙面センサで検知される。さらに、この紙面センサに
加えて、カセット筐体先端近傍位置に配置されている記
録紙センサ508が設けられている。この記録紙センサ
508は、ピックアップローラ108の駆動より搬送さ
れた記録紙105の先端を検出するためのセンサからな
り、該センサはセンサフラグ506とフォトインタラプ
タ507とから構成される。
【0191】このような構成において、ピックアップロ
ーラ108の駆動開始から記録紙センサ508が記録紙
105の先端を検出するまでの時間をTsとし、ピック
アップローラ108による記録紙搬送速度をVs(mm
/sec)とし、記録紙後端突当板501から記録紙セ
ンサ508までの搬送方向距離をLs(mm)とする
と、記録紙105の搬送方向寸法l(mm)は次の
(3)式から求められる。
【0192】 l=Ls−Vs×Ts …(3) このようにフリーサイズカセット104を構成するとと
もに記録紙センサ508を新たに設けることによって、
複雑な検知機構を設けることなく記録紙105の搬送方
向寸法lを算出することができ、記録サイズの指定時に
記録紙105の搬送方向の寸法を指定する必要がなくな
る。
【0193】(実施の第10形態)次に、本発明の実施
の第10形態について図27を参照しながら説明する。
図27は本発明の画像形成装置の実施の第10形態に用
いられるフリーサイズカセットの構成図である。
【0194】本実施の形態は、上述の実施の第9形態に
対し、ピックアップローラ108をステッピングモータ
505で駆動するように構成されている点で異なり、本
実施の形態では、ステッピングモータ505の駆動パル
ス数を用いて記録紙105の搬送方向寸法lを算出す
る。
【0195】具体的には、ピックアップローラ108の
駆動開始から記録紙センサ508が記録紙105の先端
を検出するまでのステッピングモータ505の駆動パル
ス数をPsとし、ステッピングモータ505の1駆動パ
ルス数当りのピックアップローラ108による記録紙搬
送距離をLp(mm)とし、記録紙後端突当板501か
ら記録紙センサ508までの搬送方向距離をLs(m
m)とすると、記録紙105の搬送方向寸法l(mm)
は次の(4)式から求められる。
【0196】 l=Ls−Lp×Ps …(4) このようにステッピングモータ505の駆動パルス数を
用いて記録紙105の搬送方向寸法lを算出することが
できる。
【0197】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
画像形成装置によれば、フリーサイズカセットに搭載さ
れる記録紙のサイズを指定する指定手段と、指定された
記録紙のサイズを標本化して標本化サイズを生成する標
本化手段と、指定された記録紙のサイズおよび標本化サ
イズを、記録紙上への画像形成に関わる制御対象毎にそ
の制御対象に用いられる代表サイズとして分類する分類
手段と、分類手段によって分類された代表サイズに基づ
き制御対象に対する動作条件を設定する動作条件設定手
段とを備え、制御手段で、設定された動作条件に応じて
制御対象に対する制御を行うから、フリーサイズカセッ
トからの給紙時にスループットを低下させることなく、
指定された記録紙のサイズに応じた適応的な制御を簡略
化することができる。
【0198】請求項2記載の画像形成装置によれば、指
定手段で指定された記録紙のサイズを記憶手段に格納す
る格納手段と、フリーサイズカセットの装着を検出する
検出手段と、フリーサイズカセットの装着を検出する
と、記憶手段に格納されている記録紙のサイズを読み出
す読出手段とを備えるから、指定したサイズを簡単に確
認することができるとともに、再度同じサイズを指定す
る必要がなくなり、フリーサイズカセットを装着する毎
に行う記録紙のサイズを指定するための操作作業を簡略
化することができる。
【0199】請求項3記載の画像形成装置によれば、指
定手段で指定された記録紙のサイズを複数種のフリーサ
イズカセット毎に対応付ける対応付け手段と、指定手段
で指定された記録紙のサイズとそれに対応付けられてい
るフリーサイズカセットを記憶手段に格納する格納手段
と、複数種のフリーサイズカセットの装着を識別可能に
検出する検出手段と、フリーサイズカセットの装着を検
出すると、記憶手段から装着を検出したフリーサイズカ
セットに対応付けられている記録紙のサイズデータを読
み出す読出手段とを備えるから、フリーサイズカセット
を装着する毎に行う記録紙のサイズを指定するための操
作作業を簡略化することができる。
【0200】請求項4記載の画像形成装置によれば、記
憶手段をフリーサイズカセットに装着するように構成す
ることができる。
【0201】請求項5記載の画像形成装置によれば、記
憶手段に格納されている記録紙のサイズを通知する通知
手段を設けたから、ユーザは指定したサイズを簡単に確
認することができる。
【0202】請求項6記載の画像形成装置によれば、制
御手段で、指定手段による記録紙のサイズの指定時に、
該指定された記録紙のサイズに対し決定される画像形成
領域に相当するサイズのテスト画像を記録紙に形成する
ように制御するから、実際の記録紙サイズと指定したサ
イズと間の相違を事前に確認することができる。
【0203】請求項7記載の画像形成装置によれば、フ
リーサイズカセットに搭載されている記録紙への画像形
成を指示するプリント命令が出されると、指定手段によ
る記録紙のサイズの指定があるか否かを判定する判定手
段を備え、制御手段で、指定手段による記録紙のサイズ
の指定がないときには、記録紙への画像形成動作を禁止
する動作禁止制御を行うから、記録紙のサイズの指定忘
れに起因する復旧作業が必要なエラー発生を未然に防止
することができる。
【0204】請求項8記載の画像形成装置によれば、動
作禁止制御で、フリーサイズカセットに搭載されている
記録紙の給紙動作を禁止してエラー発生として処理する
ように構成することができる。
【0205】請求項9記載の画像形成装置によれば、動
作禁止制御で、プリント命令の受付を禁止してエラー発
生として処理するように構成することもできる。
【0206】請求項10記載の画像形成装置によれば、
指定手段を、記録紙のサイズをキー操作により指定する
キー入力手段から構成することができる。
【0207】請求項11記載の画像形成装置によれば、
フリーサイズカセットの下流側に配置されている記録紙
センサと、該フリーサイズカセットに設けられた記録紙
後端突当板に後端が突き当てられて搭載されている記録
紙を該フリーサイズカセットの外部へ搬送するための搬
送ローラとを設け、搬送ローラによる記録紙搬送開始か
ら記録紙センサによる記録紙先端検出までの時間から記
録紙の搬送方向のサイズを算出し、該記録紙の搬送方向
と直交する方向のサイズを指定手段によって指定するか
ら、記録紙の搬送方向のサイズを指定手段で指定する操
作を省くことができる。
【0208】請求項12記載の画像形成装置によれば、
搬送ローラを駆動するステッピングモータを設け、搬送
ローラによる記録紙搬送開始から記録紙センサによる記
録紙先端検出までのステッピングモータのステップ数
と、記録紙後端突当板から記録紙センサまでの距離とに
基づき記録紙の搬送方向のサイズを算出するように構成
することができる。
【0209】請求項13記載の画像形成装置によれば、
フリーサイズカセットを、記録紙の搬送方向のサイズに
応じて移動可能な記録紙先端仕切板と、該記録紙先端仕
切板とフリーサイズカセット先端間を搬送される記録紙
を案内するための搬送シートと、記録紙先端仕切板の位
置に応じて搬送シートを収納する収納ローラとを有する
構成にすることができる。
【0210】請求項14記載の画像形成装置によれば、
記録紙のサイズを指定する指定手段と、指定手段で指定
された記録紙のサイズを記憶手段に格納する格納手段
と、前記フリーサイズカセットの装着を検出する検出手
段と、フリーサイズカセットの装着を検出すると、記憶
手段に格納されている記録紙のサイズを読み出す読出手
段とを備えるから、指定したサイズを簡単に確認するこ
とができるとともに、再度同じサイズを指定する必要が
なくなり、フリーサイズカセットを装着する毎に行う記
録紙のサイズを指定するための操作作業を簡略化するこ
とができる。
【0211】請求項15記載の画像形成装置によれば、
記憶手段をフリーサイズカセットに装着するように構成
することができる。
【0212】請求項16記載の画像形成装置によれば、
記憶手段に格納されている記録紙のサイズを通知する通
知手段を設けたから、ユーザは指定したサイズを簡単に
確認することができる。
【0213】請求項17記載の画像形成装置によれば、
記録紙のサイズを複数種のフリーサイズカセット毎に対
応付けて指定する指定手段と、指定手段で指定された記
録紙のサイズとそれに対応付けられているフリーサイズ
カセットを記憶手段に格納する格納手段と、複数種のフ
リーサイズカセットの装着を識別可能に検出する検出手
段と、フリーサイズカセットの装着を検出すると、記憶
手段から装着を検出したフリーサイズカセットに対応付
けられている記録紙のサイズを読み出す読出手段とを備
えるから、フリーサイズカセットを装着する毎に行う記
録紙のサイズを指定するための操作作業を簡略化するこ
とができる。
【0214】請求項18記載の画像形成装置によれば、
記憶手段をフリーサイズカセットに装着するように構成
することができる。
【0215】請求項19記載の画像形成装置によれば、
記憶手段に格納されている記録紙のサイズを通知する通
知手段を設けたから、ユーザは指定したサイズを簡単に
確認することができる。
【0216】請求項20記載の画像形成装置によれば、
記録紙のサイズを指定する指定手段と、指定手段による
記録紙のサイズの指定時に、該指定された記録紙のサイ
ズに対し決定される画像形成領域に相当するサイズのテ
スト画像を記録紙に形成するように制御するから、実際
の記録紙サイズと指定したサイズと間の相違を事前に確
認することができる。
【0217】請求項21記載の画像形成装置によれば、
記録紙のサイズを指定する指定手段と、フリーサイズカ
セットに搭載されている記録紙への画像形成を指示する
プリント命令が出されると、指定手段による記録紙のサ
イズの指定があるか否かを判定する判定手段とを設け、
指定手段による記録紙のサイズの指定がないときには、
記録紙への画像形成動作を禁止する動作禁止制御を行う
から、記録紙のサイズの指定忘れに起因する復旧作業が
必要なエラー発生を未然に防止することができる。
【0218】請求項22記載の画像形成装置によれば、
動作禁止制御で、フリーサイズカセットに搭載されてい
る記録紙の給紙動作を禁止してエラー発生として処理す
るようにすることができる。
【0219】請求項23記載の画像形成装置によれば、
動作禁止制御で、プリント命令の受付を禁止してエラー
発生として処理するようにすることができる。
【0220】請求項24記載の画像形成装置によれば、
定型サイズ以外の任意のサイズのフリーサイズシートお
よび定型サイズシートのいずれかに画像を形成する画像
形成手段と、画像形成手段が前記定型サイズシートに画
像を形成するとき、該定型サイズシートのサイズに応じ
て制御対象を制御する制御手段と、フリーサイズシート
のサイズを入力する入力手段と、入力手段から入力した
サイズを、制御手段が定型サイズシートのサイズに対し
て行う制御に適合するように変換して制御手段に出力す
る変換手段とを備えるから、入力されたサイズのフリー
サイズシートへの画像形成を、定型サイズシートにおけ
る制御対象に対する制御と同様の制御で行うことができ
る。
【0221】請求項25記載の画像形成装置によれば、
制御手段で、サイズのグループ毎に異なる制御を行い、
変換手段で、フリーサイズシートのサイズをグループに
適合させるための変換を行うから、入力されたサイズの
フリーサイズシートへの画像形成を、定型サイズシート
における制御対象に対する制御により近い制御を用いて
行うことができる。
【0222】請求項26記載の画像形成装置によれば、
制御手段で、画像形成手段に含まれる定着器のヒータを
制御するように構成することができる。
【0223】請求項27記載の画像形成装置によれば、
定着器が複数のヒータを有し、制御手段で、複数のヒー
タへの通電比率を制御するように構成することができ
る。
【0224】請求項28記載の画像形成装置によれば、
画像形成手段が、電子写真プロセス方式を用いて画像形
成を行うようにすることができる。
【0225】請求項29記載の画像形成装置によれば、
入力手段で、画像が形成されるフリーサイズシートの幅
および長さを入力するから、入力手段から、制御対象に
応じたデータの入力を行うことができる。
【0226】請求項30記載の画像形成装置によれば、
入力手段を、操作パネルに設けることができる。請求項
31記載の画像形成装置によれば、入力手段が、フリー
サイズシートのサイズを検知するセンサを有し、該セン
サからフリーサイズシートのサイズを入力するから、フ
リーサイズシートのサイズの入力操作の手間を省くこと
ができる。
【0227】請求項32記載の画像形成装置によれば、
定型サイズ以外の任意のサイズのフリーサイズシートに
画像を形成する画像形成手段と、フリーサイズシートの
サイズを入力する入力手段と、前記入力手段から入力し
たサイズに対して制御対象部毎に異なるサンプリングを
行うサンプリング手段と、サンプリング手段のサンプリ
ング結果に応じて各制御対象部を制御する制御手段とを
備えるから、フリーサイズシートのサイズに応じて各制
御対象に対してより適した制御を行うことができ、入力
されたサイズのフリーサイズシートへの画像形成を正確
に行うことができる。
【0228】請求項33記載の画像形成装置によれば、
サンプリング手段で、シート搬送を行う制御に対応し
て、入力したサイズに対して細かいサンプリングを行う
から、シート搬送制御に関する制御条件をより適正に設
定することができる。
【0229】請求項34記載の画像形成装置によれば、
サンプリング手段で、画像形成手段に含まれる定着器の
ヒータの制御に対応して、入力したサイズに対して荒い
サンプリングを行うから、高いサンプリング精度を必要
としない定着器のヒータの制御に関しては無駄なサンプ
リング化を行う必要がない。
【0230】請求項35記載の画像形成装置によれば、
制御手段で、フリーサイズシート上に形成される画像の
領域制御に関して、サンプリング手段のサンプリング結
果を用いずに、入力手段から入力したサイズを用いるか
ら、フリーサイズシート上に形成される画像の領域制御
をサイズに応じて適正に行うことができる。
【0231】請求項36記載の画像形成装置によれば、
入力手段で、画像が形成されるフリーサイズシートの幅
および長さを入力するから、入力手段から、制御対象に
応じたデータの入力を行うことができる。
【0232】請求項37記載の画像形成装置によれば、
入力手段を、操作パネルに設けるように構成することが
できる。
【0233】請求項38記載の画像形成装置によれば、
入力手段が、フリーサイズシートのサイズを検知するセ
ンサを有し、該センサからフリーサイズシートのサイズ
を入力するから、フリーサイズシートのサイズの入力操
作に掛かる手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の実施の第1形態を示す
構成図である。
【図2】図1のレーザビームプリンタにおける制御系の
主要部を示すブロック図である。
【図3】記録紙の画像領域を示す図である。
【図4】図1のレーザビームプリンタにおける記録紙サ
イズのサンプル化データを示す図である。
【図5】図1のレーザビームプリンタにおける画像形成
処理を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS103のサンプル化の処理手
順を示すフローチャートである。
【図7】図1のレーザビームプリンタのプリンタコント
ローラ内に設けられている画像領域制御回路の構成を示
すブロック図である。
【図8】図7の画像領域制御回路の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図9】図1のレーザビームプリンタのプリント時にお
ける記録紙搬送制御の動作タイミングを示す図である。
【図10】本発明の画像形成装置の実施の第2形態にお
ける制御系の主要部を示すブロック図である。
【図11】図10のレーザビームプリンタにおけるNV
RAMへのデータ書込タスクを示すフローチャートであ
る。
【図12】図10のレーザビームプリンタにおけるNV
RAMからのデータ読出しタスクを示すフローチャート
である。
【図13】図10のレーザビームプリンタに複数種のフ
リーサイズカセットを装着する場合におけるNVRAM
からのデータ読出しタスクを示すフローチャートであ
る。
【図14】本発明の画像形成装置の実施の第3形態を示
す構成図である。
【図15】図14のレーザビームプリンタにおける制御
系の主要部を示すブロック図である。
【図16】本発明の画像形成装置の実施の第4形態にお
ける記録紙のサイズデータ確認タスクを示すフローチャ
ートである。
【図17】本発明の画像形成装置の実施の第5形態に設
けられているテスト画像生成回路の構成を示すブロック
図である。
【図18】図17のテスト画像生成回路の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図19】テスト画像の出力例を示す図である。
【図20】テスト画像の他の出力例を示す図である。
【図21】記録紙に対するテスト画像形成領域の設定を
説明するための図である。
【図22】本発明の画像形成装置の実施の第5形態にお
けるテスト画像形成処理を示すフローチャートである。
【図23】本発明の画像形成装置の実施の第6形態にお
けるプリント命令受付からプリント処理までの一連の処
理手順を示すフローチャートである。
【図24】本発明の画像形成装置の実施の第7形態にお
けるプリント命令受付からプリント処理までの一連の処
理手順を示すフローチャートである。
【図25】本発明の画像形成装置の実施の第8形態にお
けるプリント命令受付からプリント処理までの一連の処
理手順を示すフローチャートである。
【図26】本発明の画像形成装置の実施の第9形態に用
いられるフリーサイズカセットの構成図である。
【図27】本発明の画像形成装置の実施の第10形態に
用いられるフリーサイズカセットの構成図である。
【図28】定着器制御のための記録紙サイズのサンプル
化を示す図である。
【図29】定着器のメインヒータおよびサブヒータの通
電比率を設定する処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図30】画像形成装置に設けられている定着器の構成
を示す図である。
【符号の説明】
101 レーザビームプリンタ 103 ビデオコントローラ 104 フリーサイズカセット 105 記録紙 106 カセット種類検知部 107 紙面センサ 108 ピックアップローラ 109 給紙ローラ 110 給紙センサ 111 レジストローラ 112 レジストローラ 113 プロセスカートリッジ 114 感光ドラム 115 定着センサ 116 定着ローラ 117 排紙センサ 118 排紙ローラ 119 スキャナユニット 122 レーザ光源 126 転写ローラ 127 操作パネル 128 プリンタコントローラ 131 プリンタエンジン 132 記録部 133 センサ群 134 CPU 136 ホストコンピュータ 151 画像領域制御回路 201,202 NVRAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 壮哉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 千原 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のサイズを有する記録紙を搭載可能
    なフリーサイズカセットを装着するカセット装着手段
    と、前記フリーサイズカセットに搭載されている記録紙
    のサイズに応じて該記録紙上への画像形成に関する制御
    を適応的に行う制御手段が設けられている画像形成装置
    において、前記フリーサイズカセットに搭載される記録
    紙のサイズを指定する指定手段と、前記指定された記録
    紙のサイズを標本化して標本化サイズを生成する標本化
    手段と、前記指定された記録紙のサイズおよび前記標本
    化サイズを、前記記録紙上への画像形成に関わる制御対
    象毎にその制御対象に用いられる代表サイズとして分類
    する分類手段と、前記分類手段によって分類された代表
    サイズに基づき前記制御対象に対する動作条件を設定す
    る動作条件設定手段とを備え、前記制御手段は、前記設
    定された動作条件に応じて前記制御対象に対する制御を
    行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記指定手段で指定された記録紙のサイ
    ズを記憶手段に格納する格納手段と、前記フリーサイズ
    カセットの装着を検出する検出手段と、前記フリーサイ
    ズカセットの装着を検出すると、前記記憶手段に格納さ
    れている前記記録紙のサイズを読み出す読出手段とを備
    えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記指定手段で指定された記録紙のサイ
    ズを複数種のフリーサイズカセット毎に対応付ける対応
    付け手段と、前記指定手段で指定された記録紙のサイズ
    とそれに対応付けられているフリーサイズカセットを記
    憶手段に格納する格納手段と、前記複数種のフリーサイ
    ズカセットの装着を識別可能に検出する検出手段と、前
    記フリーサイズカセットの装着を検出すると、前記記憶
    手段から前記装着を検出したフリーサイズカセットに対
    応付けられている記録紙のサイズデータを読み出す読出
    手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段を前記フリーサイズカセッ
    トに装着したことを特徴とする請求項2また3記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段に格納されている記録紙の
    サイズを通知する通知手段を設けたことを特徴とする請
    求項2ないし4のいずれか1つに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記指定手段による記
    録紙のサイズの指定時に、該指定された記録紙のサイズ
    に対し決定される画像形成領域に相当するサイズのテス
    ト画像を前記記録紙に形成するように制御することを特
    徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記フリーサイズカセットに搭載されて
    いる記録紙への画像形成を指示するプリント命令が出さ
    れると、前記指定手段による記録紙のサイズの指定があ
    るか否かを判定する判定手段を備え、前記制御手段は、
    前記指定手段による記録紙のサイズの指定がないときに
    は、前記記録紙への画像形成動作を禁止する動作禁止制
    御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記動作禁止制御は、前記フリーサイズ
    カセットに搭載されている記録紙の給紙動作を禁止して
    エラー発生として処理することを特徴とする請求項7記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記動作禁止制御は、前記プリント命令
    の受付を禁止してエラー発生として処理することを特徴
    とする請求項7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記指定手段は、前記記録紙のサイズ
    をキー操作により指定するキー入力手段からなることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記フリーサイズカセットの下流側に
    配置されている記録紙センサと、該フリーサイズカセッ
    トに設けられた記録紙後端突当板に後端が突き当てられ
    て搭載されている記録紙を該フリーサイズカセットの外
    部へ搬送するための搬送ローラとを設け、前記搬送ロー
    ラによる記録紙搬送開始から前記記録紙センサによる記
    録紙先端検出までの時間から前記記録紙の搬送方向のサ
    イズを算出し、該記録紙の搬送方向と直交する方向のサ
    イズを前記指定手段によって指定することを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記搬送ローラを駆動するステッピン
    グモータを設け、前記搬送ローラによる記録紙搬送開始
    から前記記録紙センサによる記録紙先端検出までのステ
    ッピングモータのステップ数と、前記記録紙後端突当板
    から前記記録紙センサまでの距離とに基づき前記記録紙
    の搬送方向のサイズを算出することを特徴とする請求項
    11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記フリーサイズカセットは、前記記
    録紙の搬送方向のサイズに応じて移動可能な記録紙先端
    仕切板と、該記録紙先端仕切板と前記フリーサイズカセ
    ット先端間を搬送される記録紙を案内するための搬送シ
    ートと、前記記録紙先端仕切板の位置に応じて前記搬送
    シートを収納する収納ローラを有することを特徴とする
    請求項11記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 任意のサイズを有する記録紙を搭載可
    能なフリーサイズカセットを装着し、該フリーサイズカ
    セットに搭載されている記録紙のサイズに応じて該記録
    紙上への画像形成に関する制御を適応的に行う画像形成
    装置において、前記記録紙のサイズを指定する指定手段
    と、前記指定手段で指定された記録紙のサイズを記憶手
    段に格納する格納手段と、前記フリーサイズカセットの
    装着を検出する検出手段と、前記フリーサイズカセット
    の装着を検出すると、前記記憶手段に格納されている前
    記記録紙のサイズを読み出す読出手段とを備えることを
    特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記記憶手段を前記フリーサイズカセ
    ットに装着したことを特徴とする請求項14記載の画像
    形成装置。
  16. 【請求項16】 前記記憶手段に格納されている記録紙
    のサイズを通知する通知手段を設けたことを特徴とする
    請求項14または15記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 任意のサイズを有する記録紙を搭載可
    能なフリーサイズカセットを装着し、該フリーサイズカ
    セットに搭載されている記録紙のサイズに応じて該記録
    紙上への画像形成に関する制御を適応的に行う画像形成
    装置において、前記記録紙のサイズを複数種のフリーサ
    イズカセット毎に対応付けて指定する指定手段と、前記
    指定手段で指定された記録紙のサイズとそれに対応付け
    られているフリーサイズカセットを記憶手段に格納する
    格納手段と、前記複数種のフリーサイズカセットの装着
    を識別可能に検出する検出手段と、前記フリーサイズカ
    セットの装着を検出すると、前記記憶手段から前記装着
    を検出したフリーサイズカセットに対応付けられている
    記録紙のサイズを読み出す読出手段とを備えることを特
    徴とする画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記記憶手段を前記フリーサイズカセ
    ットに装着したことを特徴とする請求項17記載の画像
    形成装置。
  19. 【請求項19】 前記記憶手段に格納されている記録紙
    のサイズを通知する通知手段を設けたことを特徴とする
    請求項17または18記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 任意のサイズを有する記録紙を搭載可
    能なフリーサイズカセットを装着し、該フリーサイズカ
    セットに搭載されている記録紙のサイズに応じて該記録
    紙上への画像形成に関する制御を適応的に行う画像形成
    装置において、前記記録紙のサイズを指定する指定手段
    と、前記指定手段による記録紙のサイズの指定時に、該
    指定された記録紙のサイズに対し決定される画像形成領
    域に相当するサイズのテスト画像を前記記録紙に形成す
    るように制御することを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 任意のサイズを有する記録紙を搭載可
    能なフリーサイズカセットを装着し、該フリーサイズカ
    セットに搭載されている記録紙のサイズに応じて該記録
    紙上への画像形成に関する制御を適応的に行う画像形成
    装置において、前記記録紙のサイズを指定する指定手段
    と、前記フリーサイズカセットに搭載されている記録紙
    への画像形成を指示するプリント命令が出されると、前
    記指定手段による記録紙のサイズの指定があるか否かを
    判定する判定手段とを設け、前記指定手段による記録紙
    のサイズの指定がないときには、前記記録紙への画像形
    成動作を禁止する動作禁止制御を行うことを特徴とする
    画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記動作禁止制御は、前記フリーサイ
    ズカセットに搭載されている記録紙の給紙動作を禁止し
    てエラー発生として処理することを特徴とする請求項2
    1記載の画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記動作禁止制御は、前記プリント命
    令の受付を禁止してエラー発生として処理することを特
    徴とする請求項21記載の画像形成装置。
  24. 【請求項24】 定型サイズ以外の任意のサイズのフリ
    ーサイズシートおよび定型サイズシートのいずれかに画
    像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段が前記
    定型サイズシートに画像を形成するとき、該定型サイズ
    シートのサイズに応じて制御対象を制御する制御手段
    と、前記フリーサイズシートのサイズを入力する入力手
    段と、前記入力手段から入力したサイズを、前記制御手
    段が前記定型サイズシートのサイズに対して行う制御に
    適合するように変換して前記制御手段に出力する変換手
    段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記制御手段は、サイズのグループ毎
    に異なる制御を行い、前記変換手段は、前記フリーサイ
    ズシートのサイズを前記グループに適合させるための変
    換を行うことを特徴とする請求項24記載の画像形成装
    置。
  26. 【請求項26】 前記制御手段は、前記画像形成手段に
    含まれる定着器のヒータを制御することを特徴とする請
    求項24記載の画像形成装置。
  27. 【請求項27】 前記定着器は複数のヒータを有し、前
    記制御手段は、前記複数のヒータへの通電比率を制御す
    ることを特徴とする請求項26記載の画像形成装置。
  28. 【請求項28】 前記画像形成手段は、電子写真プロセ
    ス方式を用いて画像形成を行うことを特徴とする請求項
    24記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記入力手段は、画像が形成されるフ
    リーサイズシートの幅および長さを入力することを特徴
    とする請求項24記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記入力手段は、操作パネルに設けら
    れていることを特徴とする請求項24記載の画像形成装
    置。
  31. 【請求項31】 前記入力手段は、前記フリーサイズシ
    ートのサイズを検知するセンサを有し、該センサから前
    記フリーサイズシートのサイズを入力することを特徴と
    する請求項24記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 定型サイズ以外の任意のサイズのフリ
    ーサイズシートに画像を形成する画像形成手段と、前記
    フリーサイズシートのサイズを入力する入力手段と、前
    記入力手段から入力したサイズに対して制御対象部毎に
    異なるサンプリングを行うサンプリング手段と、前記サ
    ンプリング手段のサンプリング結果に応じて各制御対象
    部を制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  33. 【請求項33】 前記サンプリング手段は、シート搬送
    を行う制御に対応して、前記入力したサイズに対して細
    かいサンプリングを行うことを特徴とする請求項32記
    載の画像形成装置。
  34. 【請求項34】 前記サンプリング手段は、前記画像形
    成手段に含まれる定着器のヒータの制御に対応して、前
    記入力したサイズに対して荒いサンプリングを行うこと
    をすることを特徴とする請求項32記載の画像形成装
    置。
  35. 【請求項35】 前記制御手段は、前記フリーサイズシ
    ート上に形成される画像の領域制御に関して、前記サン
    プリング手段のサンプリング結果を用いずに、前記入力
    手段から入力したサイズを用いることを特徴とする請求
    項32記載の画像形成装置。
  36. 【請求項36】 前記入力手段は、画像が形成されるフ
    リーサイズシートの幅および長さを入力することを特徴
    とする請求項32記載の画像形成装置。
  37. 【請求項37】 前記入力手段は、操作パネルに設けら
    れていることを特徴とする請求項32記載の画像形成装
    置。
  38. 【請求項38】 前記入力手段は、前記フリーサイズシ
    ートのサイズを検知するセンサを有し、該センサから前
    記フリーサイズシートのサイズを入力することを特徴と
    する請求項32記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016132250A (ja) * 2015-01-22 2016-07-25 キヤノン株式会社 画像形成装置及びその制御方法とプログラム

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