JPH10301429A - 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置

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JPH10301429A
JPH10301429A JP10594497A JP10594497A JPH10301429A JP H10301429 A JPH10301429 A JP H10301429A JP 10594497 A JP10594497 A JP 10594497A JP 10594497 A JP10594497 A JP 10594497A JP H10301429 A JPH10301429 A JP H10301429A
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JP
Japan
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roller
image
cleaning
contact
heating
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Application number
JP10594497A
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English (en)
Inventor
Makoto Tamura
真 田村
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、トナー像を被転写媒体に定着させ
る際に常に適量のシリコンオイルを供給でき、オイル漏
れ等の画像不良を防止できる定着装置、およびこの定着
装置を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】定着装置30は、互いに転接された加熱ロ
ーラ31および加圧ローラ32を有している。加熱ロー
ラ31の表面上には、クリーニング機構33および塗布
機構34が配設されている。オイルタンク53から供給
されたシリコンオイルは、ノズル56、ブレード57、
供給ローラ52、および塗布ローラ51を介して加熱ロ
ーラ31の表面に塗布される。ウェブローラ42に巻回
されたウェブ41が巻き取りローラ43によって少しづ
つ巻き取られ、押えローラ44によって加熱ローラ31
の表面に摺接される。装置を停止した状態で長時間放置
した後、塗布ローラ51が離間され、ニップに溜まった
オイルが除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被転写媒体上に
転写したトナーを加熱溶融して定着させる定着装置、お
よびこの定着装置を備えた画像形成装置に関し、特に、
フルカラー画像を形成するカラー複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フルカラー複写機の定着装置とし
て、加熱ローラ表面に一定量のシリコンオイルを塗布す
るための塗布機構、および加熱ローラ表面をクリーニン
グするためのクリーニング機構を加熱ローラ表面に接触
した状態で配設した定着装置が知られている。
【0003】この種の定着装置では、被転写媒体上に出
力されるカラー画像に光沢を持たせるため、または加熱
ローラ表面上に残留したトナーによるオフセットを防止
するため、比較的多量のシリコンオイルが塗布機構を介
して加熱ローラ表面に塗布される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のカラー用の定着装置において、加熱ロー
ラ表面に十分な量のシリコンオイルを塗布した状態で長
時間放置した場合、加熱ローラに塗布されたシリコンオ
イルが流れ落ち、加熱ローラに転接された加圧ローラと
の間のニップにシリコンオイルが溜まる現象が生じる。
【0005】このように、シリコンオイルがニップに溜
まった状態で、コピー動作を行い、トナー像を保持した
被転写媒体を定着装置へ通紙すると、被転写媒体上に出
力される画像にオイル漏れ等の画像不良を生じる問題が
ある。
【0006】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、トナー像を被転写媒体に定着させる際
に常に適量のシリコンオイルを供給でき、オイル漏れ等
の画像不良を防止できる定着装置、およびこの定着装置
を備えた画像形成装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のうち請求項1記載の定着装置は、互いに
転接された第1および第2ローラと、上記第1および第
2ローラのうち少なくとも一方を加熱する加熱手段と、
上記第1ローラの表面上に接触して配置され、該表面を
クリーニングするクリーニング手段と、上記第1ローラ
の表面に対して離接可能に設けられ、該表面に接触した
ときに該表面にオイルを塗布する塗布手段と、前記第1
及び第2ローラの使用状態に基づいて、上記クリーニン
グ手段による該表面のクリーニング条件を変更する制御
手段と、を備えている。
【0008】また、この発明のうち請求項2記載の定着
装置は、互いに転接された第1および第2ローラと、上
記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱す
る加熱手段と、上記第1ローラの表面上に接触して配置
され、該表面をクリーニングするクリーニング手段と、
上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
段と、装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動
作待機時間が所定時間を超えたときに、上記塗布手段を
上記第1ローラの表面から離間させ、上記クリーニング
手段によるクリーニング条件を変更する制御手段と、を
備えている。
【0009】また、この発明のうち請求項3記載の定着
装置は、互いに転接された第1および第2ローラと、上
記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱す
る加熱手段と、巻回された帯状のクリーニング部材を巻
き取る巻き取りローラ、この巻き取りローラを可変速で
回転させるモータ、および上記巻き取りローラによって
巻き取られるクリーニング部材を上記第1ローラの表面
に摺接させる押え部材を有するクリーニング手段と、上
記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該表
面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手段
と、上記塗布手段を上記第1ローラの表面に接触させ、
上記モータを第1の速度で回転させる第1制御手段と、
装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
時間が所定時間を超えたときに、上記塗布手段を上記第
1ローラの表面から離間させ、上記モータを上記第1の
速度より速い第2の速度で所定時間だけ回転させる第2
制御手段と、を備えている。
【0010】また、この発明のうち請求項4記載の定着
装置は、互いに転接された第1および第2ローラと、上
記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱す
る加熱手段と、巻回された帯状のクリーニング部材を巻
き取る巻き取りローラ、この巻き取りローラを可変速で
回転させるモータ、および上記巻き取りローラによって
巻き取られるクリーニング部材を上記第1ローラの表面
に摺接させる押え部材を有するクリーニング手段と、オ
イルを供給する供給ローラ、この供給ローラに転接され
るとともに上記第1ローラの表面に対して離接可能に設
けられ、該表面に転接したときに上記供給ローラから供
給されたオイルを該表面に塗布する塗布ローラ、および
この塗布ローラを上記第1ローラに対して離接させる離
接機構を有する塗布手段と、上記塗布ローラを上記第1
ローラの表面に転接させるように上記離接機構を制御す
るとともに、上記クリーニング手段のモータを第1の速
度で回転させる第1制御手段と、装置の電源が投入され
たとき、もしくは装置の動作待機時間が所定時間を超え
たときに、上記塗布ローラを上記第1ローラの表面から
離間させるように上記離接機構を制御し、上記モータを
上記第1の速度より速い第2の速度で所定時間だけ回転
させる第2制御手段と、を備えている。
【0011】また、この発明のうち請求項5記載の画像
形成装置は、像担持体上に熱溶融性の現像剤による像を
形成する画像形成手段と、上記像担持体上に形成された
現像剤像と同期して被転写媒体を搬送する搬送手段と、
上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
像を転写させる転写手段と、上記転写手段にて上記現像
剤像が転写された被転写媒体を加熱することにより該現
像剤像を溶融して上記被転写媒体上に定着させる定着装
置と、を備え、上記定着装置は、互いに転接された第1
および第2ローラと、上記第1および第2ローラのうち
少なくとも一方を加熱する加熱手段と、上記第1ローラ
の表面上に接触して配置され、該表面をクリーニングす
るクリーニング手段と、上記第1ローラの表面に対して
離接可能に設けられ、該表面に接触したときに該表面に
オイルを塗布する塗布手段と、装置の電源が投入された
ことを条件に、上記塗布手段を上記第1ローラの表面か
ら離間させ、上記クリーニング手段によって該表面をク
リーニングする制御手段と、を備えている。
【0012】また、この発明のうち請求項6記載の画像
形成装置は、像担持体上に熱溶融性の現像剤による像を
形成する画像形成手段と、上記像担持体上に形成された
現像剤像と同期して被転写媒体を搬送する搬送手段と、
上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
像を転写させる転写手段と、上記転写手段にて上記現像
剤像が転写された被転写媒体を加熱することにより該現
像剤像を溶融して上記被転写媒体上に定着させる定着装
置と、を備え、上記定着装置は、互いに転接された第1
および第2ローラと、上記第1および第2ローラのうち
少なくとも一方を加熱する加熱手段と、上記第1ローラ
の表面上に接触して配置され、該表面をクリーニングす
るクリーニング手段と、上記第1ローラの表面に対して
離接可能に設けられ、該表面に接触したときに該表面に
オイルを塗布する塗布手段と、装置の電源が投入された
とき、もしくは装置の動作待機時間が所定時間を超えた
ときに、上記塗布手段を上記第1ローラの表面から離間
させ、上記クリーニング手段によって該表面をクリーニ
ングする制御手段と、を備えている。
【0013】また、この発明のうち請求項7記載の画像
形成装置は、像担持体上に熱溶融性の現像剤による像を
形成する画像形成手段と、上記像担持体上に形成された
現像剤像と同期して被転写媒体を搬送する搬送手段と、
上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
像を転写させる転写手段と、上記転写手段にて上記現像
剤像が転写された被転写媒体を加熱することにより該現
像剤像を溶融して上記被転写媒体上に定着させる定着装
置と、を備え、上記定着装置は、互いに転接された第1
および第2ローラと、上記第1および第2ローラのうち
少なくとも一方を加熱する加熱手段と、巻回された帯状
のクリーニング部材を巻き取る巻き取りローラ、この巻
き取りローラを可変速で回転させるモータ、および上記
巻き取りローラによって巻き取られるクリーニング部材
を上記第1ローラの表面に摺接させる押え部材を有する
クリーニング手段と、上記第1ローラの表面に対して離
接可能に設けられ、該表面に接触したときに該表面にオ
イルを塗布する塗布手段と、上記塗布手段を上記第1ロ
ーラの表面に接触させ、上記モータを第1の速度で回転
させる第1制御手段と、装置の電源が投入されたとき、
もしくは装置の動作待機時間が所定時間を超えたとき
に、上記塗布手段を上記第1ローラの表面から離間さ
せ、上記モータを上記第1の速度より速い第2の速度で
所定時間だけ回転させる第2制御手段と、を備えてい
る。
【0014】更に、この発明のうち請求項8記載の画像
形成装置は、像担持体上に熱溶融性の現像剤による像を
形成する画像形成手段と、上記像担持体上に形成された
現像剤像と同期して被転写媒体を搬送する搬送手段と、
上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
像を転写させる転写手段と、上記転写手段にて上記現像
剤像が転写された被転写媒体を加熱することにより該現
像剤像を溶融して上記被転写媒体上に定着させる定着装
置と、を備え、上記定着装置は、互いに転接された第1
および第2ローラと、上記第1および第2ローラのうち
少なくとも一方を加熱する加熱手段と、巻回された帯状
のクリーニング部材を巻き取る巻き取りローラ、この巻
き取りローラを可変速で回転させるモータ、および上記
巻き取りローラによって巻き取られるクリーニング部材
を上記第1ローラの表面に摺接させる押え部材を有する
クリーニング手段と、オイルを供給する供給ローラ、こ
の供給ローラに転接されるとともに上記第1ローラの表
面に対して離接可能に設けられ、該表面に転接したとき
に上記供給ローラから供給されたオイルを該表面に塗布
する塗布ローラ、およびこの塗布ローラを上記第1ロー
ラに対して離接させる離接機構を有する塗布手段と、上
記塗布ローラを上記第1ローラの表面に転接させるよう
に上記離接機構を制御するとともに、上記クリーニング
手段のモータを第1の速度で回転させる第1制御手段
と、装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作
待機時間が所定時間を超えたときに、上記塗布ローラを
上記第1ローラの表面から離間させるように上記離接機
構を制御し、上記モータを上記第1の速度より速い第2
の速度で所定時間だけ回転させる第2制御手段と、を備
えている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1には、こ
の発明の実施の形態に係る画像形成装置として、例えば
4連方式のフルカラー複写機1(以下、単に複写機1と
称する)を概略的に示してある。複写機1は、マゼン
タ、シアン、イエロー、ブラックの4色の可視像をそれ
ぞれ形成するための電子写真方式の4組の画像形成部1
0M、10C、10Y、10K(画像形成手段)を備え
ている。これらの画像形成部10M、10C、10Y、
10Kは、略水平方向に並設され、互いに所定距離離間
して配設されている。
【0016】各画像形成部10M、10C、10Y、1
0Kの下方には、各画像形成部を介して被転写媒体とし
ての記録用紙Pを搬送するための搬送機構20(搬送手
段)が延設されている。搬送機構20は、横方向に離間
して配置された駆動ローラ22および従動ローラ24、
および各ローラ22、24に巻回されて張設され所定方
向に無端走行される搬送ベルト21を有している。従動
ローラ4は、図示しないバネ等により駆動ローラ22か
ら離れる方向(図中矢印a方向)に付勢されており、両
者の間に巻回された搬送ベルト21には所定のテンショ
ンが与えられている。そして、各画像形成部10M、1
0C、10Y、10Kの感光体ドラム(後述する)が搬
送ベルト21にそれぞれ転接されて配置されている。
【0017】搬送機構20の図中右側端部には、搬送ベ
ルト21を介して従動ローラ24の上方に転接した吸着
ローラ25が設けられている。吸着ローラ25には、吸
着バイアス電源25aが接続され、接地された従動ロー
ラ24との間に所定の吸着バイアス電圧が与えられるよ
うになっている。
【0018】また、搬送機構20の図中左側端部には、
搬送ベルト21を介して駆動ローラ22に転接されたベ
ルトクリーナ27が設けられている。ベルトクリーナ2
7は、搬送ベルト21上に不所望に残留した残留トナー
を清掃する。更に、ベルトクリーナ27より下流側の搬
送路上には、後述するこの発明の定着装置30が配設さ
れている。
【0019】以下、各画像形成部10M、10C、10
Y、10Kの構成について説明する。尚、各画像形成部
は、略同一の構成を有しているため、ここでは記録用紙
Pの搬送方向上流側に配設されたマゼンタ用の画像形成
部10Mについて代表して説明する。
【0020】すなわち、画像形成部10Mはその略中央
位置に像担持体としての感光体ドラム1Mを備えてい
る。感光体ドラム1Mは、搬送ベルト21に転接されて
配置され、搬送ベルト21の走行速度と同じ周速度で回
転される。感光体ドラム1Mの周囲には、感光体ドラム
1Mの表面を所定の電位に帯電させる帯電装置2M、帯
電された表面を露光して静電潜像を形成する露光装置3
M、静電潜像にトナーを供給して静電潜像を現像する現
像装置4M、現像したトナー像を図示しない給紙機構を
介して給紙される記録用紙P上に転写させる転写ローラ
6M、および転写されずに感光体ドラム1Mの表面に残
留した残留トナーを除去するクリーナ7Mが順に配設さ
れている。
【0021】以下、マゼンタ用の画像形成部10Mの動
作について説明する。まず、動作に先立って、帯電装置
2Mを介して感光体ドラム1Mの表面が所定の電位に帯
電される。感光体ドラム1Mの表面は、有機系光導電体
によって形成されている。この光導電体は、通常は高抵
抗であるが、光が照射されると、光照射部の比抵抗が変
化する性質を持っている。そこで、帯電した感光体ドラ
ム1Mの表面に、図示しない制御部から送られてくるマ
ゼンタ用の画像データに従って、露光装置3Mを介して
露光光を出力する。露光光は、感光体ドラム1Mの表面
に照射され、それにより、マゼンタ印字パターンの静電
潜像が感光体ドラム1Mの表面に形成される。
【0022】静電潜像とは、帯電によって感光体ドラム
1Mの表面に形成される像であり、露光装置3Mからの
光照射によって、光導電体の被照射部分の比抵抗が低下
し、感光体ドラム1Mの表面の帯電した電荷が流れ、一
方、露光装置3Mからの光照射がなされなかった部分の
電荷が残留することによって形成される、いわゆるネガ
潜像である。
【0023】このようにして帯電された感光体ドラム1
M上の露光位置に、露光装置3Mを介して出力される露
光光が結像されて形成された静電潜像は、感光体ドラム
1Mの回転に従って所定の現像位置まで回転される。そ
して、この現像位置で、感光体ドラム1M上の静電潜像
は、現像装置4Mによって可視像としてトナー像化され
る。
【0024】現像装置4Mは、図示しない現像器駆動モ
ータにより所定の周速度で回転駆動される現像スリーブ
(図示せず)を有している。現像スリーブは、感光体ド
ラム1Mに転接された状態で配置されている。
【0025】現像装置4M内には、マゼンタ染料を含む
樹脂によって形成されたマゼンタトナーが収容されてい
る。マゼンタトナーは、現像装置4Mの内部で攪拌され
ることで摩擦帯電し、感光体ドラム1M上に帯電した帯
電荷と同極性の電荷を有している。感光体ドラム1Mの
表面が現像装置4Mの現像スリーブを通過していくこと
により、感光体ドラム1M表面上の除電された潜像部に
のみマゼンタトナーが静電的に付着し、潜像がマゼンタ
トナーによって現像される。マゼンタのトナー像が形成
された感光体ドラム1Mは、引続き所定の周速度で回転
され、トナー像が転写位置へ回転される。
【0026】一方、図示しない給紙機構を介して給紙さ
れる記録用紙Pは、搬送ベルト21と吸着ローラ25と
の間を通って転写位置へ搬送される。このとき、吸着バ
イアス電源25aを介して吸着ローラ25に所定の吸着
バイアス電圧が印加され、吸着ローラ25と従動ローラ
26との間に所定の電界が形成される。この電界によ
り、記録用紙Pが搬送ベルト21に吸着され、搬送ベル
ト21の走行に従って吸着された記録用紙Pが各画像形
成部に対応した複数の転写位置を通して搬送される。
【0027】感光体ドラム1M上のトナー像が転写位置
へ回転されるとともに記録用紙Pが転写位置へ搬送され
ると、転写ローラ6Mを介して所定の転写バイアス電圧
が印加され、記録用紙P上にトナー像が転写される。ま
た、シアン画像形成部10C以降の転写ローラ6C、6
Y、6Kによる転写バイアスは、後段に行くにつれて高
くなるように設定されている。尚、これらの転写バイア
スは、記録用紙Pの種類や環境条件により適宜変更され
る。
【0028】以上のように、記録用紙P上にトナー像が
転写された後、感光体ドラム1Mは、そのまま所定の周
速度にて回転駆動され、クリーナ7Mによって残留トナ
ーや紙粉がクリーニングされる。その後、必要に応じて
再び帯電装置2Mからの一連のプロセスに入る。
【0029】転写位置において記録用紙Pと接した感光
体ドラム1M上のマゼンタトナー像は、転写ローラ6M
によって、感光体ドラム1Mから離脱して記録用紙P上
に転写され、この結果、マゼンタ印字信号に基づく印字
パターンのマゼンタトナー像が記録用紙P上に形成され
る。
【0030】転写ローラ6Mは、搬送ベルト21の内側
に設けられ、搬送ベルト21を介して感光体ドラム1M
に転接しており、感光体ドラム1Mに静電的に付着して
いるマゼンタトナーの電位と逆極性を有する電界を搬送
ベルト21の裏側から記録用紙Pに供給する。この電界
は、搬送ベルト21および記録用紙Pを通して感光体ド
ラム1M上のマゼンタトナー像に作用し、その結果、感
光体ドラム1Mから記録用紙Pへトナー像が転写され
る。
【0031】こうして、マゼンタ画像形成部10Mにて
マゼンタトナー像の転写された記録用紙Pは、搬送ベル
ト21により、シアン画像形成部10C、イエロー画像
形成部10Y、さらにブラック画像形成部10Kを通し
て順次搬送され、各色のトナー像が重ねられて転写され
る。
【0032】なお、シアン画像形成部10C、イエロー
画像形成部10Y、ブラック画像形成部10Kは、上述
したマゼンタ画像形成部10Mと略同様に構成されてお
り、同一の部分にはマゼンタ(M)の代わりに、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)を付した同一
参照符号を付すことにより、その詳細な説明を省略す
る。
【0033】マゼンダ転写位置、シアン転写位置、イエ
ロー転写位置、ブラック転写位置を順次通過して、全て
のトナー像が重ねて転写された記録用紙Pは、定着装置
30へと送り込まれる。そして、電荷力によって記録用
紙P上に載っているだけのトナー像がここで加熱され、
色重ねしたトナー像が溶融され、記録用紙Pへ永久定着
される。カラー画像の定着が完了した記録用紙Pは、図
示しない排出部へ向けて搬出され、一連のカラー画像形
成動作が終了される。
【0034】次に、この発明の実施の形態に係る定着装
置30について、図2および図3を用いて説明する。
尚、図2は定着装置30の概略構成を示す断面図であ
り、図3は定着装置30の動作を制御する制御系を示す
ブロック図である。
【0035】図2に示すように、定着装置30は、互い
に転接して配設された加熱ローラ31(第1ローラ)お
よび加圧ローラ32(第2ローラ)を有している。加熱
ローラ31内には、加熱ローラ31の表面温度を所定の
温度に加熱するための図示しないハロゲンランプなどの
ヒータが配設されており、後述するモータにより図中矢
印方向に一定速度で回転されるようになっている。ま
た、加熱ローラ31の下方に転接された加圧ローラ32
は、図示しないバネ等により加熱ローラ31に向けて所
定圧力で圧接され、加熱ローラ31との間に所定長さの
ニップを形成し、加熱ローラ31に従動されて回転され
るようになっている。尚、各ローラは、200mm/s
ecのプロセス速度を達成するように回転される。
【0036】加熱ローラ31の表面上には、ニップを挟
んで、クリーニング機構33(クリーニング手段)およ
び塗布機構34(塗布手段)が配設されている。加熱ロ
ーラ31の図中左上方に配設されたクリーニング機構3
3は、加熱ローラ31の軸方向幅と略同じ幅を有すると
ともに、約7mの長さを有するポリイミド繊維により形
成された帯状のウェブ41(クリーニング部材)を有し
ている。ウェブ41は、初め加熱ローラ31と平行に配
設されたウェブローラ42に巻回されており、ウェブロ
ーラ42に隣接して配置された巻き取りローラ43によ
って少しづつ巻き取られる。ウェブローラ42と巻き取
りローラ43との間には、両者の間に介在されたウェブ
41を加熱ローラ31の表面に押し付けるためのスポン
ジにより形成された押えローラ44(押え部材)が配設
されている。
【0037】しかして、後述するモータにより巻き取り
ローラ43が回転されてウェブ41が巻き取られている
状態で加熱ローラ31を回転させると、押えローラ44
によって加熱ローラ31の表面に摺接されたウェブ41
により、該表面上に残留したオフセットトナー、シリコ
ンオイル(後述する)、紙粉等が除去される。そして、
全てのウェブ41が巻き取りローラ43によって巻き取
られた後、クリーニング機構33がユニット毎交換され
る。
【0038】一方、クリーニング機構33より下流側に
配設された塗布機構34は、後述するソレノイドにより
加熱ローラ31に対して図中矢印a方向に離接される塗
布ローラ51、および塗布ローラ51に転接され、後述
するモータにより図中矢印方向に回転される供給ローラ
52を有している。塗布ローラ51および供給ローラ5
2は、加熱ローラ31と略同じ幅を有するゴムローラに
より形成され、加熱ローラ31と略平行に配設されてい
る。
【0039】塗布機構34によって加熱ローラ31の表
面に塗布されるシリコンオイルは、定着装置30の下方
に配設されたオイルタンク53内に収容されている。シ
リコンオイルの粘度は、100〜500cs(センチス
トークス)程度に設定されている。
【0040】オイルタンク53内のシリコンオイルは、
ポンプ54によって供給管55を介して吸い上げられ、
供給管55の上端に設けられたノズル56を介して流出
される。ノズル56は、加熱ローラ31の軸方向に延
び、その長手方向に沿って多数の孔を有している。ノズ
ル56の多数の孔から流出されたシリコンオイルは、ノ
ズル56の下方に配設されたブレード57を伝って供給
ローラ52の表面に均一に供給される。
【0041】このようにして供給ローラ52に供給され
たシリコンオイルは、供給ローラ52の表面から所定間
隔離間して設けられたフレット58によって所定の厚さ
に規制され、塗布ローラ51を介して加熱ローラ31の
表面に塗布される。
【0042】尚、シリコンオイルの粘度、フレット58
の配置位置に起因したシリコンオイルの厚さ、供給ロー
ラ52の回転速度等は、加熱ローラ31の表面に塗布さ
れるシリコンオイルの量に応じて調整される。例えば、
本実施の形態では、A4サイズの記録用紙に対して3〜
10gのシリコンオイルが塗布されるように、これらの
値が設定されている。
【0043】一方、ノズル56を介して流出されて供給
ローラ52を介して供給されなかったシリコンオイル
は、供給ローラ53の下方に設けられたオイル溜め59
にて回収される。オイル溜め59には、オイルタンク5
3に接続された排出管60が連通されている。排出管6
0の上端は、オイル溜め59内のシリコンオイルの液面
の高さに配置されている。しかして、オイル溜め59に
て回収されたシリコンオイルは、液面が所定の高さにな
ったところで排出管60を介して排出され、オイルタン
ク53にて回収されて循環される。
【0044】図3に示すように、定着装置30の制御系
は、制御手段として作用する制御部70を有している。
制御部70には、複写機1の電源を投入するためのコン
トロールパネル71が接続されている。また、制御部7
0には、加熱ローラ31を所定速度で回転させるモータ
72、クリーニング機構33のウェブ41を巻き取る巻
き取りローラ43を可変速で回転させるモータ73、塗
布機構34の塗布ローラ51を加熱ローラ31に対して
離接させるためのソレノイド74(離接機構)、および
供給ローラ52を所定速度で回転させるモータ75が接
続されている。更に、制御部70には、シリコンオイル
を汲み上げるためのポンプ54、および一対の排紙ロー
ラ62を回転させるためのモータ76が接続されてい
る。
【0045】尚、巻き取りローラ43によるウェブ41
の巻き取り速度は、通常のコピー動作中で1mm/3分
(第1の速度)に設定されている。また、塗布ローラ5
1は、ソレノイド74が通電されているときに加熱ロー
ラ31から離間され、通電されていないときに加熱ロー
ラ31に転接されるようになっている。
【0046】上記のように構成された定着装置30は、
以下のように動作される。まず、複写機1の電源投入と
同時に加熱ローラ31内のヒータがオンされ、加熱ロー
ラ31の表面温度が所定の温度に達するまでウォームア
ップがなされる。ウォームアップが終了されてコピース
タートキーが入力されると、加熱ローラ31、供給ロー
ラ52、および加熱ローラ31に転接された塗布ローラ
51がそれぞれ所定速度で回転され、所定量のシリコン
オイルが加熱ローラ31の表面上に均一に塗布される。
このとき、クリーニング機構33の巻き取りローラ43
が所定速度で回転され、加熱ローラ31の表面に摺接さ
れたウェブ41が1mm/3分の速度(第2の速度)で
巻き取られる。
【0047】この状態で、各画像形成部10M、10
C、10Y、10Kを介して各色のトナー像が転写され
た記録用紙Pが、搬送ガイド61を介して、加熱ローラ
31と加圧ローラ32との間のニップへ送り込まれる。
ニップを通過される記録用紙Pは、十分に加熱されたロ
ーラ31、32によって加熱されるとともに加圧され、
重ね合わされた各色のトナー像が記録用紙P上に融着定
着される。このとき、加熱ローラ31の表面に塗布され
たシリコンオイルの作用により、トナーのオフセットが
防止されるとともに、定着した画像に光沢が付与され
る。そして、トナー像が定着された記録用紙Pは、一対
の排出ローラ62を介して複写機1の外部へ排出され
る。
【0048】上記のように、カラー画像を出力するカラ
ー複写機においては、定着時のトナーオフセットを防止
するため、および定着した画像に光沢を持たせるため、
モノクロの複写機に用いられる定着装置と比較して、よ
り多くのシリコンオイルが加熱ローラ31の表面に塗布
される。このため、装置を長時間使用しないで放置する
と、加熱ローラ31に塗布されたシリコンオイルが流れ
落ち、加圧ローラ32との間のニップに溜まる場合があ
る。この場合、定着装置30を通過された記録用紙P上
に出力された画像にオイル漏れ等の画像不良を生じる問
題がある。
【0049】このため、本発明では、複写機1の電源を
投入した直後のウォームアップ動作時、およびウォーム
アップが終了された後のコピー待機時間が所定時間を超
えたときに、加熱ローラ31をクリーニングするための
クリーニング機構33を利用して、ニップに溜まったシ
リコンオイルを除去するようにした。
【0050】以下、本発明の定着装置30におけるオイ
ル除去動作について、図4のフローチャートを参照して
説明する。まず、コントロールパネル71を介して複写
機1の電源が投入されると、加熱ローラ31内に設けら
れたヒータがオンされ、装置のウォームアップ動作が開
始される(ステップ1)。次に、塗布機構34のソレノ
イド74がオンされ、塗布ローラ51が加熱ローラ31
の表面から離間される(ステップ2)。
【0051】この状態で、加熱ローラ31が所定速度で
回転(プレラン)されると同時に、クリーニング機構3
3の巻き取りローラ43が回転され、加熱ローラ31の
表面にウェブ41が摺接されてオイルが除去される(ス
テップ3)。このオイル除去動作は、約10秒間続けら
れた後、加熱ローラ31および巻き取りローラ43の回
転が停止される。尚、オイル除去動作時のウェブ41の
巻き取り速度は、通常のコピー動作時の速度(1mm/
3分)より速くされており、本実施の形態では、1mm
/分に設定されている。
【0052】オイル除去動作が終了されると、塗布機構
34のソレノイド74がオフにされ、塗布ローラ51が
加熱ローラ31の表面に転接され、ウォームアップ動作
が続行される(ステップ4)。
【0053】そして、ウォームアップ終了が判断され
(ステップ5)、コピー動作が可能となる(ステップ
6)。更に、コピー待機状態で、待機時間が1時間を超
えたか否かが判断され(ステップ7)、コピー待機状態
が1時間を超えたときに上述したオイル除去動作がなさ
れる。
【0054】つまり、コピー待機状態が1時間を超えた
ことにより、ソレノイド74がオンされ、塗布ローラ5
1が離間される(ステップ8)。この状態で、加熱ロー
ラ31および巻き取りローラ43がそれぞれ所定速度で
約10秒間回転され、オイルが除去される(ステップ
9)。
【0055】そして、ソレノイド74がオフにされて塗
布ローラ51が加熱ローラ31に転接され(ステップ1
0)、コピー待機状態に戻される。一方、コピー待機状
態で1時間を超える前に複写機1の電源がオフにされる
(ステップ11)と、動作が終了される。
【0056】以上のように、本発明の定着装置30によ
ると、複写機1のウォームアップ時、およびコピー待機
時間が所定時間を超えたときに、塗布ローラ51を加熱
ローラ31から離間させた状態で、クリーニング機構3
3を作動させ、ニップに溜まったシリコンオイルを除去
している。これにより、定着時において、常に適量のシ
リコンオイルを加熱ローラ表面に塗布でき、定着時にお
ける画像不良、即ちニップに溜まったオイルによる画像
の汚れを防止できる。
【0057】尚、この発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可
能である。例えば、本実施の形態においてはウォームア
ップ時及びコピー待機時間が所定時間を超えた際に、特
定のクリーニング動作を行っているが、特にこれに限定
されることなくローラ回転停止時間検知手段のローラ間
にオイルが溜り易くなるような状態が継続していること
を検知できる手段を設けて、適当なタイミングでクリー
ニングを行えば良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の定着装
置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置は、上記
のような構成および作用を有しているので、トナー像を
被転写媒体に定着させる際に常に適量のシリコンオイル
を供給でき、オイル漏れ等の画像不良を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る画像形成装置とし
てのフルカラー複写機を示す概略図。
【図2】図1の複写機に組込まれた定着装置を概略的に
示す断面図。
【図3】図2の定着装置の制御系を示すブロック図。
【図4】図2の定着装置の動作を説明するためのフロー
チャート。
【符号の説明】
1…複写機、 30…定着装置、 31…加熱ローラ、 32…加圧ローラ、 33…クリーニング機構、 34…塗布機構、 41…ウェブ、 42…ウェブローラ、 43…巻き取りローラ、 44…押えローラ、 51…塗布ローラ、 52…供給ローラ、 53…オイルタンク、 54…ポンプ、 55…供給管、 56…ノズル、 57…ブレード、 58…フレット、 59…オイル溜め、 60…排出管、 61…搬送ガイド、 62…排出ローラ、 70…制御部、 71…コントロールパネル、 72、73、75、76…モータ、 74…ソレノイド、 P…記録用紙。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに転接された第1および第2ローラ
    と、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 上記第1ローラの表面上に接触して配置され、該表面を
    クリーニングするクリーニング手段と、 上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
    表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
    段と、 前記第1及び第2ローラの使用状態に基づいて、上記ク
    リーニング手段による該表面のクリーニング条件を変更
    する制御手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 互いに転接された第1および第2ローラ
    と、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 上記第1ローラの表面上に接触して配置され、該表面を
    クリーニングするクリーニング手段と、 上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
    表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
    段と、 装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
    時間が所定時間を超えたときに、上記塗布手段を上記第
    1ローラの表面から離間させ、上記クリーニング手段に
    よるクリーニング条件を変更する制御手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  3. 【請求項3】 互いに転接された第1および第2ローラ
    と、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 巻回された帯状のクリーニング部材を巻き取る巻き取り
    ローラ、この巻き取りローラを可変速で回転させるモー
    タ、および上記巻き取りローラによって巻き取られるク
    リーニング部材を上記第1ローラの表面に摺接させる押
    え部材を有するクリーニング手段と、 上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
    表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
    段と、 上記塗布手段を上記第1ローラの表面に接触させ、上記
    モータを第1の速度で回転させる第1制御手段と、 装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
    時間が所定時間を超えたときに、上記塗布手段を上記第
    1ローラの表面から離間させ、上記モータを上記第1の
    速度より速い第2の速度で所定時間だけ回転させる第2
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  4. 【請求項4】 互いに転接された第1および第2ローラ
    と、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 巻回された帯状のクリーニング部材を巻き取る巻き取り
    ローラ、この巻き取りローラを可変速で回転させるモー
    タ、および上記巻き取りローラによって巻き取られるク
    リーニング部材を上記第1ローラの表面に摺接させる押
    え部材を有するクリーニング手段と、 オイルを供給する供給ローラ、この供給ローラに転接さ
    れるとともに上記第1ローラの表面に対して離接可能に
    設けられ、該表面に転接したときに上記供給ローラから
    供給されたオイルを該表面に塗布する塗布ローラ、およ
    びこの塗布ローラを上記第1ローラに対して離接させる
    離接機構を有する塗布手段と、 上記塗布ローラを上記第1ローラの表面に転接させるよ
    うに上記離接機構を制御するとともに、上記クリーニン
    グ手段のモータを第1の速度で回転させる第1制御手段
    と、 装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
    時間が所定時間を超えたときに、上記塗布ローラを上記
    第1ローラの表面から離間させるように上記離接機構を
    制御し、上記モータを上記第1の速度より速い第2の速
    度で所定時間だけ回転させる第2制御手段と、 を備えていることを特徴とする定着装置。
  5. 【請求項5】 像担持体上に熱溶融性の現像剤による像
    を形成する画像形成手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像と同期して被転写
    媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
    像を転写させる転写手段と、 上記転写手段にて上記現像剤像が転写された被転写媒体
    を加熱することにより該現像剤像を溶融して上記被転写
    媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記定着装置は、 互いに転接された第1および第2ローラと、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 上記第1ローラの表面上に接触して配置され、該表面を
    クリーニングするクリーニング手段と、 上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
    表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
    段と、 装置の電源が投入されたことを条件に、上記塗布手段を
    上記第1ローラの表面から離間させ、上記クリーニング
    手段によって該表面をクリーニングする制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 像担持体上に熱溶融性の現像剤による像
    を形成する画像形成手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像と同期して被転写
    媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
    像を転写させる転写手段と、 上記転写手段にて上記現像剤像が転写された被転写媒体
    を加熱することにより該現像剤像を溶融して上記被転写
    媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記定着装置は、 互いに転接された第1および第2ローラと、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 上記第1ローラの表面上に接触して配置され、該表面を
    クリーニングするクリーニング手段と、 上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
    表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
    段と、 装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
    時間が所定時間を超えたときに、上記塗布手段を上記第
    1ローラの表面から離間させ、上記クリーニング手段に
    よって該表面をクリーニングする制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 像担持体上に熱溶融性の現像剤による像
    を形成する画像形成手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像と同期して被転写
    媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
    像を転写させる転写手段と、 上記転写手段にて上記現像剤像が転写された被転写媒体
    を加熱することにより該現像剤像を溶融して上記被転写
    媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記定着装置は、 互いに転接された第1および第2ローラと、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 巻回された帯状のクリーニング部材を巻き取る巻き取り
    ローラ、この巻き取りローラを可変速で回転させるモー
    タ、および上記巻き取りローラによって巻き取られるク
    リーニング部材を上記第1ローラの表面に摺接させる押
    え部材を有するクリーニング手段と、 上記第1ローラの表面に対して離接可能に設けられ、該
    表面に接触したときに該表面にオイルを塗布する塗布手
    段と、 上記塗布手段を上記第1ローラの表面に接触させ、上記
    モータを第1の速度で回転させる第1制御手段と、 装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
    時間が所定時間を超えたときに、上記塗布手段を上記第
    1ローラの表面から離間させ、上記モータを上記第1の
    速度より速い第2の速度で所定時間だけ回転させる第2
    制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 像担持体上に熱溶融性の現像剤による像
    を形成する画像形成手段と、 上記像担持体上に形成された現像剤像と同期して被転写
    媒体を搬送する搬送手段と、 上記搬送手段にて搬送された被転写媒体上に上記現像剤
    像を転写させる転写手段と、 上記転写手段にて上記現像剤像が転写された被転写媒体
    を加熱することにより該現像剤像を溶融して上記被転写
    媒体上に定着させる定着装置と、を備え、 上記定着装置は、 互いに転接された第1および第2ローラと、 上記第1および第2ローラのうち少なくとも一方を加熱
    する加熱手段と、 巻回された帯状のクリーニング部材を巻き取る巻き取り
    ローラ、この巻き取りローラを可変速で回転させるモー
    タ、および上記巻き取りローラによって巻き取られるク
    リーニング部材を上記第1ローラの表面に摺接させる押
    え部材を有するクリーニング手段と、 オイルを供給する供給ローラ、この供給ローラに転接さ
    れるとともに上記第1ローラの表面に対して離接可能に
    設けられ、該表面に転接したときに上記供給ローラから
    供給されたオイルを該表面に塗布する塗布ローラ、およ
    びこの塗布ローラを上記第1ローラに対して離接させる
    離接機構を有する塗布手段と、 上記塗布ローラを上記第1ローラの表面に転接させるよ
    うに上記離接機構を制御するとともに、上記クリーニン
    グ手段のモータを第1の速度で回転させる第1制御手段
    と、 装置の電源が投入されたとき、もしくは装置の動作待機
    時間が所定時間を超えたときに、上記塗布ローラを上記
    第1ローラの表面から離間させるように上記離接機構を
    制御し、上記モータを上記第1の速度より速い第2の速
    度で所定時間だけ回転させる第2制御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
JP10594497A 1997-04-23 1997-04-23 定着装置、およびこの定着装置を備えた画像形成装置 Pending JPH10301429A (ja)

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