JPH10301080A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JPH10301080A JPH10301080A JP9106022A JP10602297A JPH10301080A JP H10301080 A JPH10301080 A JP H10301080A JP 9106022 A JP9106022 A JP 9106022A JP 10602297 A JP10602297 A JP 10602297A JP H10301080 A JPH10301080 A JP H10301080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- crystal cell
- plate
- display device
- display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】液晶分子をツイスト配向させた液晶セルを用い
る2ウエイ表示方式の液晶表示装置として、前記液晶セ
ルの液晶の複屈折作用による光の着色を効果的に補償し
て表示の帯色がほとんど無く、コントラストも充分な高
品質の表示を得ることができるとともに、表示装置の厚
さを薄くし、製造コストも低く抑えることができるとと
もにるものを提供する。 【解決手段】液晶セル10と表側偏光板21との間に、
遅相軸のねじれ方向が前記液晶セル10の液晶分子ツイ
スト方向と逆のねじれ位相差板20を配置し、液晶セル
10の液晶18の複屈折作用による光の着色を前記ねじ
れ位相差板20によって補償した。
る2ウエイ表示方式の液晶表示装置として、前記液晶セ
ルの液晶の複屈折作用による光の着色を効果的に補償し
て表示の帯色がほとんど無く、コントラストも充分な高
品質の表示を得ることができるとともに、表示装置の厚
さを薄くし、製造コストも低く抑えることができるとと
もにるものを提供する。 【解決手段】液晶セル10と表側偏光板21との間に、
遅相軸のねじれ方向が前記液晶セル10の液晶分子ツイ
スト方向と逆のねじれ位相差板20を配置し、液晶セル
10の液晶18の複屈折作用による光の着色を前記ねじ
れ位相差板20によって補償した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶表示装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置としては、内面に透明電極
を設けた一対の透明基板間にネマティック液晶を挟持し
その液晶の分子を両基板間においてツイスト配向させた
液晶セルをはさんで表側偏光板および裏側偏光板を配置
した構成のものが広く利用でされている。
を設けた一対の透明基板間にネマティック液晶を挟持し
その液晶の分子を両基板間においてツイスト配向させた
液晶セルをはさんで表側偏光板および裏側偏光板を配置
した構成のものが広く利用でされている。
【0003】この種の液晶表示装置には、液晶セルの液
晶分子のツイスト角をほぼ90°としたTN(ツイステ
ッドネマティック)型と呼ばれるものと、液晶セルの液
晶分子のツイスト角を180°〜270°と大きくして
マルチプレックス駆動特性を向上させたSTN(スーパ
ーツイステッドネマティック)型と呼ばれるものとがあ
る。
晶分子のツイスト角をほぼ90°としたTN(ツイステ
ッドネマティック)型と呼ばれるものと、液晶セルの液
晶分子のツイスト角を180°〜270°と大きくして
マルチプレックス駆動特性を向上させたSTN(スーパ
ーツイステッドネマティック)型と呼ばれるものとがあ
る。
【0004】しかし、上記液晶分子をツイスト配向させ
た液晶セルを用いる液晶表示装置は、液晶の複屈折作用
によって光が着色するという問題をもっている。これ
は、一方の偏光板を透過して液晶セルに入射した光(直
線偏光)が、液晶の複屈折作用により各波長光がそれぞ
れ偏光状態の異なる楕円偏光となった光になり、その光
が他方の偏光板に入射するため、この他方の偏光板を透
過した光が、その光を構成する各波長光の強度比に応じ
た色に着色するためであり、特にSTN型の液晶表示装
置の場合は、その表裏の偏光板の透過軸の向きをそれぞ
れ液晶セルの表裏の基板の近傍における液晶分子の配向
方向に対して斜めにずらしているため、液晶の複屈折作
用による各波長光の偏光状態の変化が大きく、そのため
に光の着色が顕著である。
た液晶セルを用いる液晶表示装置は、液晶の複屈折作用
によって光が着色するという問題をもっている。これ
は、一方の偏光板を透過して液晶セルに入射した光(直
線偏光)が、液晶の複屈折作用により各波長光がそれぞ
れ偏光状態の異なる楕円偏光となった光になり、その光
が他方の偏光板に入射するため、この他方の偏光板を透
過した光が、その光を構成する各波長光の強度比に応じ
た色に着色するためであり、特にSTN型の液晶表示装
置の場合は、その表裏の偏光板の透過軸の向きをそれぞ
れ液晶セルの表裏の基板の近傍における液晶分子の配向
方向に対して斜めにずらしているため、液晶の複屈折作
用による各波長光の偏光状態の変化が大きく、そのため
に光の着色が顕著である。
【0005】そのため、上記液晶表示装置は、その表示
が色を帯び、白黒画像を表示する液晶表示装置では白お
よび黒の表示の純度が、また液晶セルの各画素領域にカ
ラーフィルタを設けてカラー画像を表示する液晶表示装
置では前記カラーフィルタによって着色される各表示色
の色純度が悪くなる。
が色を帯び、白黒画像を表示する液晶表示装置では白お
よび黒の表示の純度が、また液晶セルの各画素領域にカ
ラーフィルタを設けてカラー画像を表示する液晶表示装
置では前記カラーフィルタによって着色される各表示色
の色純度が悪くなる。
【0006】また、上記のように表示が色を帯びるとい
うことは、明表示の明るさが低下し、暗表示が薄明るく
なるということであり、したがって上記液晶表示装置
は、その表示がコントラストの低い表示であるという問
題をもっている。
うことは、明表示の明るさが低下し、暗表示が薄明るく
なるということであり、したがって上記液晶表示装置
は、その表示がコントラストの低い表示であるという問
題をもっている。
【0007】このコントラストの低さは、特に、自然光
や室内照明光等の外光を利用する表示とバックライトの
光を利用する表示との両方を行なう、いわゆる2ウエイ
表示方式の液晶表示装置において問題とされている。
や室内照明光等の外光を利用する表示とバックライトの
光を利用する表示との両方を行なう、いわゆる2ウエイ
表示方式の液晶表示装置において問題とされている。
【0008】すなわち、2ウエイ表示方式の液晶表示装
置は、液晶セルをはさんで配置された表裏一対の偏光板
のうちの、裏側の偏光板の裏面側に半透過反射板を配置
し、この半透過反射板の背後にバックライトを配置した
構成となっているが、この2ウエイ表示方式の液晶表示
装置では、前記半透過反射板が入射光をその特性に応じ
た反射/透過率で反射および透過させるため、外光を利
用する反射型表示では、表示装置の前面から入射した外
光のうちの半透過反射板の反射率に応じた量の光だけが
反射されて表示に利用され、他の光は半透過反射板の裏
面側に透過してロス光となり、またバックライトの光を
利用する透過型表示では、バックライトからの光のうち
の前記半透過反射板の透過率に応じた量の光だけが液晶
セルに入射して表示に利用され、他の光は裏面側に反射
されてロス光となる。
置は、液晶セルをはさんで配置された表裏一対の偏光板
のうちの、裏側の偏光板の裏面側に半透過反射板を配置
し、この半透過反射板の背後にバックライトを配置した
構成となっているが、この2ウエイ表示方式の液晶表示
装置では、前記半透過反射板が入射光をその特性に応じ
た反射/透過率で反射および透過させるため、外光を利
用する反射型表示では、表示装置の前面から入射した外
光のうちの半透過反射板の反射率に応じた量の光だけが
反射されて表示に利用され、他の光は半透過反射板の裏
面側に透過してロス光となり、またバックライトの光を
利用する透過型表示では、バックライトからの光のうち
の前記半透過反射板の透過率に応じた量の光だけが液晶
セルに入射して表示に利用され、他の光は裏面側に反射
されてロス光となる。
【0009】このため、上記2ウエイ表示方式の液晶表
示装置は、外光を利用する表示においても、バックライ
トの光を利用する表示においても、光の利用効率があま
り良くないが、それに加えて、上述した液晶の複屈折作
用による光の着色があると、明表示の明るさがさらに低
下して画面が暗くなるとともにコントラストが悪くな
る。
示装置は、外光を利用する表示においても、バックライ
トの光を利用する表示においても、光の利用効率があま
り良くないが、それに加えて、上述した液晶の複屈折作
用による光の着色があると、明表示の明るさがさらに低
下して画面が暗くなるとともにコントラストが悪くな
る。
【0010】そこで、従来から、表裏の偏光板のいずれ
か一方と液晶セル(以下、表示用液晶セルという)との
間に、前記表示用液晶セルの液晶の複屈折作用を打ち消
すような複屈折性を有する光学素子を配置して、上述し
た光の着色を補償することが行なわれている。
か一方と液晶セル(以下、表示用液晶セルという)との
間に、前記表示用液晶セルの液晶の複屈折作用を打ち消
すような複屈折性を有する光学素子を配置して、上述し
た光の着色を補償することが行なわれている。
【0011】この着色補償のための光学素子としては、
従来、一対の透明基板間に液晶を挟持しその液晶の分子
を前記表示用液晶セルとほぼ同じツイスト角で逆方向に
ツイスト配向させた補償用液晶セル(この補償用液晶セ
ルには液晶層に電圧を印加するための透明電極はない)
か、あるいは一軸性の位相差板が用いられている。
従来、一対の透明基板間に液晶を挟持しその液晶の分子
を前記表示用液晶セルとほぼ同じツイスト角で逆方向に
ツイスト配向させた補償用液晶セル(この補償用液晶セ
ルには液晶層に電圧を印加するための透明電極はない)
か、あるいは一軸性の位相差板が用いられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記補
償用液晶セルによって光の着色を補償する液晶表示装置
は、着色補償効果は良好であるが、表示用と着色補償用
の2つの液晶セルが必要であるため、表示装置が厚くな
ってしまうし、その製造コストも高くなってしまうとい
う問題をもっている。
償用液晶セルによって光の着色を補償する液晶表示装置
は、着色補償効果は良好であるが、表示用と着色補償用
の2つの液晶セルが必要であるため、表示装置が厚くな
ってしまうし、その製造コストも高くなってしまうとい
う問題をもっている。
【0013】一方、上記一軸性位相差板によって光の着
色を補償する液晶表示装置は、前記位相差板が極く薄い
光学フィルムであり、その価格も液晶セルに比べれば非
常に安価であるため、表示装置の厚さを薄くできるし、
また製造コストも低く抑えることができる。
色を補償する液晶表示装置は、前記位相差板が極く薄い
光学フィルムであり、その価格も液晶セルに比べれば非
常に安価であるため、表示装置の厚さを薄くできるし、
また製造コストも低く抑えることができる。
【0014】しかし、この液晶表示装置は、一軸性位相
差板による着色補償効果が充分とは言えず、したがっ
て、ある程度の表示の帯色やコントラストの低下は避け
られないため、2ウエイ表示方式とすると、画面が暗く
なるとともにコントラストが悪くなる。
差板による着色補償効果が充分とは言えず、したがっ
て、ある程度の表示の帯色やコントラストの低下は避け
られないため、2ウエイ表示方式とすると、画面が暗く
なるとともにコントラストが悪くなる。
【0015】この発明は、液晶分子をツイスト配向させ
た液晶セルを用いる2ウエイ表示方式の液晶表示装置と
して、前記液晶セルの液晶の複屈折作用による光の着色
を効果的に補償して表示の帯色がほとんど無く、コント
ラストも充分な高品質の表示を得ることができるととも
に、表示装置の厚さを薄くし、製造コストも低く抑える
ことができるとともにるものを提供することを目的とし
たものである。
た液晶セルを用いる2ウエイ表示方式の液晶表示装置と
して、前記液晶セルの液晶の複屈折作用による光の着色
を効果的に補償して表示の帯色がほとんど無く、コント
ラストも充分な高品質の表示を得ることができるととも
に、表示装置の厚さを薄くし、製造コストも低く抑える
ことができるとともにるものを提供することを目的とし
たものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明の液晶表示装置
は、内面に透明電極を設けた一対の透明基板間に液晶を
挟持しその液晶の分子を両基板間においてツイスト配向
させた液晶セルと、この液晶セルをはさんで配置された
表側偏光板および裏側偏光板と、そのいずれか一方の偏
光板と前記液晶セルとの間に設けられた位相差板と、前
記裏側偏光板の裏面側に配置された半透過反射板と、こ
の半透過反射板の背後に配置されたバックライトとを備
え、前記位相差板は、ねじれ位相差板であって、その遅
相軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子のツイスト
方向と逆であることを特徴とするものである。
は、内面に透明電極を設けた一対の透明基板間に液晶を
挟持しその液晶の分子を両基板間においてツイスト配向
させた液晶セルと、この液晶セルをはさんで配置された
表側偏光板および裏側偏光板と、そのいずれか一方の偏
光板と前記液晶セルとの間に設けられた位相差板と、前
記裏側偏光板の裏面側に配置された半透過反射板と、こ
の半透過反射板の背後に配置されたバックライトとを備
え、前記位相差板は、ねじれ位相差板であって、その遅
相軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子のツイスト
方向と逆であることを特徴とするものである。
【0017】すなわち、この液晶表示装置は、液晶セル
の液晶の複屈折作用による光の着色をねじれ位相差板に
よって補償するものであり、前記ねじれ位相差板の遅相
軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子のツイスト方
向と逆であれば、このねじれ位相差板が前記液晶の複屈
折作用を打ち消すように作用するため、前記光の着色を
効果的に補償することができる。
の液晶の複屈折作用による光の着色をねじれ位相差板に
よって補償するものであり、前記ねじれ位相差板の遅相
軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子のツイスト方
向と逆であれば、このねじれ位相差板が前記液晶の複屈
折作用を打ち消すように作用するため、前記光の着色を
効果的に補償することができる。
【0018】したがって、この液晶表示装置によれば、
液晶の複屈折作用によって生ずる表示の帯色がほとんど
無く、また、半透過反射板を用いて外光を利用する表示
とバックライトの光を利用する表示との両方を行なう2
ウエイ表示方式のものであっても、コントラストが充分
な高品質の表示を得ることができるし、さらに、前記ね
じれ位相差板は極く薄い光学フィルムであってその価格
も安価であるため、表示装置の厚さを薄くし、その製造
コストも低く抑えることができる。
液晶の複屈折作用によって生ずる表示の帯色がほとんど
無く、また、半透過反射板を用いて外光を利用する表示
とバックライトの光を利用する表示との両方を行なう2
ウエイ表示方式のものであっても、コントラストが充分
な高品質の表示を得ることができるし、さらに、前記ね
じれ位相差板は極く薄い光学フィルムであってその価格
も安価であるため、表示装置の厚さを薄くし、その製造
コストも低く抑えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の液晶表示装置は、上記
のように、液晶分子をツイスト配向させた液晶セルを用
いる液晶表示装置における前記液晶の複屈折作用による
光の着色を、遅相軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶
分子ツイスト方向と逆のねじれ位相差板によって補償す
ることにより、液晶の複屈折作用によって生ずる表示の
帯色がほとんど無く、また2ウエイ表示方式のものであ
ってもコントラストも充分な表示を得られるようにする
とともに、表示装置の厚さを薄くし、製造コストも低く
抑えるようにしたものである。
のように、液晶分子をツイスト配向させた液晶セルを用
いる液晶表示装置における前記液晶の複屈折作用による
光の着色を、遅相軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶
分子ツイスト方向と逆のねじれ位相差板によって補償す
ることにより、液晶の複屈折作用によって生ずる表示の
帯色がほとんど無く、また2ウエイ表示方式のものであ
ってもコントラストも充分な表示を得られるようにする
とともに、表示装置の厚さを薄くし、製造コストも低く
抑えるようにしたものである。
【0020】この発明の効果は、TN型およびSTN型
のいずれの液晶表示装置に適用しても得られるが、特に
STN型の液晶表示装置において顕著である。この発明
をSTN型の液晶表示装置に適用する場合、前記液晶セ
ルの液晶分子のツイスト角は240°〜260°の範囲
内、前記ねじれ位相差板の遅相軸のねじれ角は210°
〜240°の範囲内が望ましく、また、前記液晶セルの
液晶の屈折率異方性Δn1 と液晶層厚d1 との積Δn1
d1 の値は870nm〜920nmの範囲内、前記ねじ
れ位相差板の屈折率異方性Δn2 とその板厚d2 との積
Δn2 d2 の値は610nm〜640nmの範囲内が望
ましい。
のいずれの液晶表示装置に適用しても得られるが、特に
STN型の液晶表示装置において顕著である。この発明
をSTN型の液晶表示装置に適用する場合、前記液晶セ
ルの液晶分子のツイスト角は240°〜260°の範囲
内、前記ねじれ位相差板の遅相軸のねじれ角は210°
〜240°の範囲内が望ましく、また、前記液晶セルの
液晶の屈折率異方性Δn1 と液晶層厚d1 との積Δn1
d1 の値は870nm〜920nmの範囲内、前記ねじ
れ位相差板の屈折率異方性Δn2 とその板厚d2 との積
Δn2 d2 の値は610nm〜640nmの範囲内が望
ましい。
【0021】このように、液晶セルの液晶分子のツイス
ト角を240°〜260°の範囲内、そのΔn1 d1 の
値を870nm〜920nmの範囲内に設定し、ねじれ
位相差板の遅相軸のねじれ角を210°〜240°の範
囲内、そのΔn2 d2 の値を610nm〜640nmの
範囲内に設定するときの実施形態をあげると、例えば前
記ねじれ位相差を表側偏光板と液晶セルとの間に配置す
る場合は、前記ねじれ位相差板の裏面における遅相軸の
向きを、前記液晶セルの表側基板の近傍における液晶分
子配向方向に対して該液晶セルの液晶分子ツイスト方向
と同方向に40°〜60°の角度範囲内で斜めにずら
し、前記表側偏光板の透過軸の向きを前記ねじれ位相差
板の表面における遅相軸の向きに対して該位相差板の遅
相軸のねじれ方向と逆方向に70°〜100°の角度範
囲内で斜めにずらし、裏側偏光板の透過軸の向きを前記
液晶セルの裏側基板の近傍における液晶分子配向方向に
対して該液晶セルの液晶分子ツイスト方向と同方向に3
0°〜50°の角度範囲内で斜めにずらすのが好まし
い。
ト角を240°〜260°の範囲内、そのΔn1 d1 の
値を870nm〜920nmの範囲内に設定し、ねじれ
位相差板の遅相軸のねじれ角を210°〜240°の範
囲内、そのΔn2 d2 の値を610nm〜640nmの
範囲内に設定するときの実施形態をあげると、例えば前
記ねじれ位相差を表側偏光板と液晶セルとの間に配置す
る場合は、前記ねじれ位相差板の裏面における遅相軸の
向きを、前記液晶セルの表側基板の近傍における液晶分
子配向方向に対して該液晶セルの液晶分子ツイスト方向
と同方向に40°〜60°の角度範囲内で斜めにずら
し、前記表側偏光板の透過軸の向きを前記ねじれ位相差
板の表面における遅相軸の向きに対して該位相差板の遅
相軸のねじれ方向と逆方向に70°〜100°の角度範
囲内で斜めにずらし、裏側偏光板の透過軸の向きを前記
液晶セルの裏側基板の近傍における液晶分子配向方向に
対して該液晶セルの液晶分子ツイスト方向と同方向に3
0°〜50°の角度範囲内で斜めにずらすのが好まし
い。
【0022】
【実施例】以下、この発明の第1の実施例を図1〜図3
を参照して説明する。図1は液晶表示装置の断面図であ
る。この液晶表示装置は、1つの液晶セル10と、この
液晶セル10をはさんで配置された表側偏光板21およ
び裏側偏光板22と、そのいずれか一方の偏光板と前記
液晶セル10との間に設けられた1枚のねじれ位相差板
20と、前記裏側偏光板22の裏面側に配置された半透
過反射板23と、この半透過反射板23の背後に配置さ
れたバックライト24とを備えたものであり、この実施
例では、前記ねじれ位相差板20を液晶セル10と表側
偏光板21との間に配置している。
を参照して説明する。図1は液晶表示装置の断面図であ
る。この液晶表示装置は、1つの液晶セル10と、この
液晶セル10をはさんで配置された表側偏光板21およ
び裏側偏光板22と、そのいずれか一方の偏光板と前記
液晶セル10との間に設けられた1枚のねじれ位相差板
20と、前記裏側偏光板22の裏面側に配置された半透
過反射板23と、この半透過反射板23の背後に配置さ
れたバックライト24とを備えたものであり、この実施
例では、前記ねじれ位相差板20を液晶セル10と表側
偏光板21との間に配置している。
【0023】上記液晶セル10は、内面に液晶層に電圧
を印加するための透明電極13,14を設けた一対の透
明基板11,12をそれぞれの電極形成面を互いに対向
させて配置し、この両基板11,12間に液晶18を挟
持したものであり、前記両基板11,12は枠状のシー
ル材17を介して接合されており、液晶18は両基板1
1,12間の前記シール材17で囲まれた領域に封入さ
れている。
を印加するための透明電極13,14を設けた一対の透
明基板11,12をそれぞれの電極形成面を互いに対向
させて配置し、この両基板11,12間に液晶18を挟
持したものであり、前記両基板11,12は枠状のシー
ル材17を介して接合されており、液晶18は両基板1
1,12間の前記シール材17で囲まれた領域に封入さ
れている。
【0024】前記液晶18は、誘電異方性が正のネマテ
ィック液晶であり、この液晶18の分子は、前記両基板
11,12の内面に前記透明電極13,14を覆って形
成した配向膜15,16によりそれぞれの基板11,1
2の近傍における配向方向を規制され、両基板11,1
2間において所定のツイスト角でツイスト配向してい
る。
ィック液晶であり、この液晶18の分子は、前記両基板
11,12の内面に前記透明電極13,14を覆って形
成した配向膜15,16によりそれぞれの基板11,1
2の近傍における配向方向を規制され、両基板11,1
2間において所定のツイスト角でツイスト配向してい
る。
【0025】なお、この液晶セル10は、単純マトリッ
クス型のものであり、その裏側基板12に設けられた透
明電極14は、行方向(画面の左右方向)に沿う複数本
の走査電極、表側基板11に設けられた透明電極13
は、列方向(画面の上下方向)に沿う複数本の信号電極
である。また、この実施例の液晶表示装置は白黒画像を
表示するものであり、したがって前記液晶セル10には
カラーフィルタは設けられていない。
クス型のものであり、その裏側基板12に設けられた透
明電極14は、行方向(画面の左右方向)に沿う複数本
の走査電極、表側基板11に設けられた透明電極13
は、列方向(画面の上下方向)に沿う複数本の信号電極
である。また、この実施例の液晶表示装置は白黒画像を
表示するものであり、したがって前記液晶セル10には
カラーフィルタは設けられていない。
【0026】一方、上記ねじれ位相差板20は、高分子
液晶をねじれ配列させたフィルムからなっており、その
遅相軸、つまり高分子液晶の分子の配列方向は、位相差
板20の一面から他面に向かって所定のねじれ角でねじ
れている。そして、このねじれ位相差板20は、その遅
相軸のねじれ方向が前記液晶セル10の液晶分子のツイ
スト方向と逆になるようにして配置されている。
液晶をねじれ配列させたフィルムからなっており、その
遅相軸、つまり高分子液晶の分子の配列方向は、位相差
板20の一面から他面に向かって所定のねじれ角でねじ
れている。そして、このねじれ位相差板20は、その遅
相軸のねじれ方向が前記液晶セル10の液晶分子のツイ
スト方向と逆になるようにして配置されている。
【0027】また、この液晶表示装置はSTN型のもの
であり、上記液晶セル10の液晶分子のツイスト角は2
40°〜260°の範囲内、その液晶18の屈折率異方
性Δn1 と液晶層厚d1 との積Δn1 d1 の値(室温で
の値)は870nm〜920nmの範囲内に設定され、
前記ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ角は210°
〜240°の範囲内、その屈折率異方性Δn2 とその板
厚d2 との積Δn2 d2 の値(室温での値)は610n
m〜640nmの範囲内に設定されている。
であり、上記液晶セル10の液晶分子のツイスト角は2
40°〜260°の範囲内、その液晶18の屈折率異方
性Δn1 と液晶層厚d1 との積Δn1 d1 の値(室温で
の値)は870nm〜920nmの範囲内に設定され、
前記ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ角は210°
〜240°の範囲内、その屈折率異方性Δn2 とその板
厚d2 との積Δn2 d2 の値(室温での値)は610n
m〜640nmの範囲内に設定されている。
【0028】なお、前記液晶セル10のΔn1 d1 の値
は、電圧無印加状態つまり液晶分子が基板11,12面
に対して最も倒伏した初期のツイスト配向状態にあると
きの値であり、液晶18の屈折率異方性Δn1 は、電極
13,14間に印加される電圧に応じて液晶分子がツイ
スト配向状態を保ちつつ立上り配向してゆくのにともな
って小さくなり、それに応じてΔn1 d1 の値が小さく
なる。また、前記ねじれ位相差板20のΔn2 d2 は位
相差板の特性によって決まり、その値は、温度による変
化を無視すれば常に一定である。
は、電圧無印加状態つまり液晶分子が基板11,12面
に対して最も倒伏した初期のツイスト配向状態にあると
きの値であり、液晶18の屈折率異方性Δn1 は、電極
13,14間に印加される電圧に応じて液晶分子がツイ
スト配向状態を保ちつつ立上り配向してゆくのにともな
って小さくなり、それに応じてΔn1 d1 の値が小さく
なる。また、前記ねじれ位相差板20のΔn2 d2 は位
相差板の特性によって決まり、その値は、温度による変
化を無視すれば常に一定である。
【0029】そして、前記液晶セル10と、ねじれ位相
差板20と、一対の偏光板21,22とは、ねじれ位相
差板20の裏面(液晶セル10に隣接する面)における
遅相軸の向きを液晶セル10の表側基板11の近傍にお
ける液晶分子配向方向に対して該液晶セル10の液晶分
子ツイスト方向と同方向に40°〜60°の角度範囲内
で斜めにずらし、表側偏光板21の透過軸の向きを前記
ねじれ位相差板20の表面(表側偏光板21に隣接する
面)における遅相軸の向きに対して該位相差板20の遅
相軸のねじれ方向と逆方向に70°〜100°の角度範
囲内で斜めにずらし、裏側偏光板22の透過軸の向きを
前記液晶セル10の裏側基板12の近傍における液晶分
子配向方向に対して該液晶セル10の液晶分子ツイスト
方向と同方向に30°〜50°の角度範囲内で斜めにず
らして配置されている。
差板20と、一対の偏光板21,22とは、ねじれ位相
差板20の裏面(液晶セル10に隣接する面)における
遅相軸の向きを液晶セル10の表側基板11の近傍にお
ける液晶分子配向方向に対して該液晶セル10の液晶分
子ツイスト方向と同方向に40°〜60°の角度範囲内
で斜めにずらし、表側偏光板21の透過軸の向きを前記
ねじれ位相差板20の表面(表側偏光板21に隣接する
面)における遅相軸の向きに対して該位相差板20の遅
相軸のねじれ方向と逆方向に70°〜100°の角度範
囲内で斜めにずらし、裏側偏光板22の透過軸の向きを
前記液晶セル10の裏側基板12の近傍における液晶分
子配向方向に対して該液晶セル10の液晶分子ツイスト
方向と同方向に30°〜50°の角度範囲内で斜めにず
らして配置されている。
【0030】その例を具体的に説明すると、この実施例
では、液晶セル10の液晶分子ツイスト角をほぼ250
°、そのΔn1 d1 の値を約904nmに設定し、ねじ
れ位相差板20の遅相軸のねじれ角をほぼ220°、そ
のΔn2 d2 の値を約630nmに設定するとともに、
液晶セル10とねじれ位相差板20および偏光板21,
22を次のような向きで配置している。
では、液晶セル10の液晶分子ツイスト角をほぼ250
°、そのΔn1 d1 の値を約904nmに設定し、ねじ
れ位相差板20の遅相軸のねじれ角をほぼ220°、そ
のΔn2 d2 の値を約630nmに設定するとともに、
液晶セル10とねじれ位相差板20および偏光板21,
22を次のような向きで配置している。
【0031】図2は、前記液晶セル10の液晶分子配向
方向と、ねじれ位相差板20の遅相軸および一対の偏光
板21,22の透過軸の向きを示す図である。図2のよ
うに、液晶セル10の表側基板11の近傍における液晶
分子配向方向(配向膜15による配向方向)11aは、
基準線(図では水平線)Sに対し表面側から見て右回り
(図上右回りに)ほぼ35°ずれた方向、裏側基板12
の近傍における液晶分子配向方向(配向膜16による配
向方向)12aは前記基準線Sに対し表面側から見て左
回りにほぼ35°ずれた方向にあり、液晶18の分子
は、図に破線でそのツイスト方向を示したように、裏側
基板12から表側基板11に向かい、表面側から見て右
回りにほぼ250°のツイスト角でツイスト配向してい
る。
方向と、ねじれ位相差板20の遅相軸および一対の偏光
板21,22の透過軸の向きを示す図である。図2のよ
うに、液晶セル10の表側基板11の近傍における液晶
分子配向方向(配向膜15による配向方向)11aは、
基準線(図では水平線)Sに対し表面側から見て右回り
(図上右回りに)ほぼ35°ずれた方向、裏側基板12
の近傍における液晶分子配向方向(配向膜16による配
向方向)12aは前記基準線Sに対し表面側から見て左
回りにほぼ35°ずれた方向にあり、液晶18の分子
は、図に破線でそのツイスト方向を示したように、裏側
基板12から表側基板11に向かい、表面側から見て右
回りにほぼ250°のツイスト角でツイスト配向してい
る。
【0032】また、ねじれ位相差板20の表面における
遅相軸20aの向きは、前記基準線Sに対し表面側から
見て左回りにほぼ95°ずれた方向、裏面における遅相
軸20bの向きは、前記基準線Sに対し表面側から見て
右回りにほぼ125°ずれた方向にある。
遅相軸20aの向きは、前記基準線Sに対し表面側から
見て左回りにほぼ95°ずれた方向、裏面における遅相
軸20bの向きは、前記基準線Sに対し表面側から見て
右回りにほぼ125°ずれた方向にある。
【0033】したがって、このねじれ位相差板20の遅
相軸は、図に破線でそのねじれ方向を示したように、位
相差板の裏面から表面に向かい前記液晶セル10の液晶
分子ツイスト方向とは逆方向(表面側から見て左回り)
にほぼ220°のねじれ角でねじれており、また、その
裏面、つまり液晶セル10との隣接面における遅相軸2
0bの向きは、液晶セル10の表側基板11の近傍にお
ける液晶分子配向方向11aに対して、該液晶セル10
の液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側から見て右回
り)にほぼ90°ずれている。
相軸は、図に破線でそのねじれ方向を示したように、位
相差板の裏面から表面に向かい前記液晶セル10の液晶
分子ツイスト方向とは逆方向(表面側から見て左回り)
にほぼ220°のねじれ角でねじれており、また、その
裏面、つまり液晶セル10との隣接面における遅相軸2
0bの向きは、液晶セル10の表側基板11の近傍にお
ける液晶分子配向方向11aに対して、該液晶セル10
の液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側から見て右回
り)にほぼ90°ずれている。
【0034】さらに、図2のように、表側偏光板21の
透過軸21aは、前記基準線Sに対し表面側から見て左
回りにほぼ45°ずれた方向にあり、この表側偏光板2
1の透過軸21aの向きは、前記ねじれ位相差板20の
表面、つまり表側偏光板21に隣接する面における遅相
軸20aの向きに対して該位相差板20の遅相軸のねじ
れ方向と逆方向(表面側から見て右回り)にほぼ50°
ずれている。
透過軸21aは、前記基準線Sに対し表面側から見て左
回りにほぼ45°ずれた方向にあり、この表側偏光板2
1の透過軸21aの向きは、前記ねじれ位相差板20の
表面、つまり表側偏光板21に隣接する面における遅相
軸20aの向きに対して該位相差板20の遅相軸のねじ
れ方向と逆方向(表面側から見て右回り)にほぼ50°
ずれている。
【0035】また、裏側偏光板22の透過軸22aは、
前記基準線Sに対し表面側から見て右回りにほぼ10°
ずれた方向にあり、この裏側偏光板22の透過軸22a
の向きは、前記液晶セル10の裏側基板12の近傍にお
ける液晶分子配向方向12aに対して該液晶セル10の
液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側から見て右回
り)にほぼ45°ずれている。
前記基準線Sに対し表面側から見て右回りにほぼ10°
ずれた方向にあり、この裏側偏光板22の透過軸22a
の向きは、前記液晶セル10の裏側基板12の近傍にお
ける液晶分子配向方向12aに対して該液晶セル10の
液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側から見て右回
り)にほぼ45°ずれている。
【0036】この液晶表示装置は、充分な明るさの外光
が得られるときは外光を利用する反射型表示を行ない、
充分な明るさの外光が得られないときはバックライト2
4を点灯させてこのバックライト24の光を利用する透
過型表示を行なうものであり、外光を利用する表示で
は、表示装置の前面から入射した外光が、表側偏光板2
1とねじれ位相差板20と液晶セル10と裏側偏光板2
2とを順に透過して半透過反射板23に入射し、その光
のうち、前記半透過反射板23によりその反射/透過率
に応じた反射率で反射された光が、前記裏側偏光板22
と液晶セル10とねじれ位相差板20と表側偏光板21
とを順に透過して前面に出射する。
が得られるときは外光を利用する反射型表示を行ない、
充分な明るさの外光が得られないときはバックライト2
4を点灯させてこのバックライト24の光を利用する透
過型表示を行なうものであり、外光を利用する表示で
は、表示装置の前面から入射した外光が、表側偏光板2
1とねじれ位相差板20と液晶セル10と裏側偏光板2
2とを順に透過して半透過反射板23に入射し、その光
のうち、前記半透過反射板23によりその反射/透過率
に応じた反射率で反射された光が、前記裏側偏光板22
と液晶セル10とねじれ位相差板20と表側偏光板21
とを順に透過して前面に出射する。
【0037】また、バックライト24の光を利用する表
示では、前記バックライト24からの光のうちの前記半
透過反射板23をその反射/透過率に応じた透過率で透
過した光が表示装置への入射光となり、その光が裏側偏
光板22と液晶セル10とねじれ位相差板20と表側偏
光板21とを順に透過して前面に出射する。
示では、前記バックライト24からの光のうちの前記半
透過反射板23をその反射/透過率に応じた透過率で透
過した光が表示装置への入射光となり、その光が裏側偏
光板22と液晶セル10とねじれ位相差板20と表側偏
光板21とを順に透過して前面に出射する。
【0038】この液晶表示装置は、その液晶セル10の
電極13,14間に印加する電圧を制御して表示駆動さ
れる。なお、前記液晶セル10は時分割駆動される単純
マトリックス型のものであり、各画素領域(走査電極1
4と信号電極13とが対向している領域)の液晶分子
は、印加される実効電圧に応じて配向状態を変え、それ
に応じて透過光の偏光状態が変化して、各画素領域の表
示がON(暗表示)状態とOFF(明表示)状態とに変
化する。
電極13,14間に印加する電圧を制御して表示駆動さ
れる。なお、前記液晶セル10は時分割駆動される単純
マトリックス型のものであり、各画素領域(走査電極1
4と信号電極13とが対向している領域)の液晶分子
は、印加される実効電圧に応じて配向状態を変え、それ
に応じて透過光の偏光状態が変化して、各画素領域の表
示がON(暗表示)状態とOFF(明表示)状態とに変
化する。
【0039】そして、この液晶表示装置においては、液
晶セル10の液晶18の複屈折作用による光の着色がね
じれ位相差板20によって補償されるため、液晶18の
複屈折作用によって生ずる表示の帯色がほとんど無く、
コントラストも充分な高品質の表示を得ることができ
る。
晶セル10の液晶18の複屈折作用による光の着色がね
じれ位相差板20によって補償されるため、液晶18の
複屈折作用によって生ずる表示の帯色がほとんど無く、
コントラストも充分な高品質の表示を得ることができ
る。
【0040】すなわち、液晶分子をツイスト配向させた
液晶セルを用いる液晶表示装置では、一方の偏光板を透
過して液晶セルに入射した光(直線偏光)が、液晶の複
屈折作用により各波長光がそれぞれ偏光状態の異なる楕
円偏光となった光になり、その光が他方の偏光板に入射
して、この他方の偏光板を透過した光が、その光を構成
する各波長光の強度比に応じた色に着色するが、上記実
施例の液晶表示装置によれば、液晶セル10に、その液
晶18のツイスト方向とは逆方向に遅相軸がねじれたね
じれ位相差板20を積層しているため、このねじれ位相
差板20が前記液晶セル10の液晶18の複屈折作用を
打ち消すように作用し、前記光の着色が効果的に補償さ
れる。
液晶セルを用いる液晶表示装置では、一方の偏光板を透
過して液晶セルに入射した光(直線偏光)が、液晶の複
屈折作用により各波長光がそれぞれ偏光状態の異なる楕
円偏光となった光になり、その光が他方の偏光板に入射
して、この他方の偏光板を透過した光が、その光を構成
する各波長光の強度比に応じた色に着色するが、上記実
施例の液晶表示装置によれば、液晶セル10に、その液
晶18のツイスト方向とは逆方向に遅相軸がねじれたね
じれ位相差板20を積層しているため、このねじれ位相
差板20が前記液晶セル10の液晶18の複屈折作用を
打ち消すように作用し、前記光の着色が効果的に補償さ
れる。
【0041】したがって、この液晶表示装置は、液晶セ
ル10の液晶18の複屈折作用によって生ずる表示の帯
色がほとんど無く、また、半透過反射板23を用いて外
光を利用する表示とバックライト24の光を利用する表
示との両方を行なう2ウエイ表示方式のものであって
も、コントラストが充分な高品質の表示を得ることがで
きる。
ル10の液晶18の複屈折作用によって生ずる表示の帯
色がほとんど無く、また、半透過反射板23を用いて外
光を利用する表示とバックライト24の光を利用する表
示との両方を行なう2ウエイ表示方式のものであって
も、コントラストが充分な高品質の表示を得ることがで
きる。
【0042】図3は、液晶セル10の液晶分子ツイスト
角をほぼ250°、そのΔn1 d1の値を約904nm
に設定し、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ角をほ
ぼ220°、そのΔn2 d2 の値を約630nmに設定
するとともに、液晶セル10とねじれ位相差板20およ
び偏光板21,22を図2に示したような向きで配置し
た上記実施例の液晶表示装置における出射光の分光特性
図であり、液晶セル10の液晶18の屈折率異方性Δn
1 の変化に対する赤、緑、青の各波長光の透過率の変化
を示している。
角をほぼ250°、そのΔn1 d1の値を約904nm
に設定し、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ角をほ
ぼ220°、そのΔn2 d2 の値を約630nmに設定
するとともに、液晶セル10とねじれ位相差板20およ
び偏光板21,22を図2に示したような向きで配置し
た上記実施例の液晶表示装置における出射光の分光特性
図であり、液晶セル10の液晶18の屈折率異方性Δn
1 の変化に対する赤、緑、青の各波長光の透過率の変化
を示している。
【0043】この実施例で用いた液晶セル10は、屈折
率異方性Δn1 が0.133の液晶を用い、液晶層厚d
1 を6.8μmにして、Δn1 d1 の値を約904nm
に設定したものであり、液晶18の屈折率異方性Δn1
は、液晶分子が基板11,12面に対して最も倒伏した
初期のツイスト配向状態(電圧無印加状態)にあるとき
でΔn1 =0.133であり、液晶セル10の電極1
3,14間に印加される電圧に応じて液晶分子がツイス
ト配向状態を保ちつつ立上り配向してゆくのにともなっ
てΔn1 の値が小さくなる。
率異方性Δn1 が0.133の液晶を用い、液晶層厚d
1 を6.8μmにして、Δn1 d1 の値を約904nm
に設定したものであり、液晶18の屈折率異方性Δn1
は、液晶分子が基板11,12面に対して最も倒伏した
初期のツイスト配向状態(電圧無印加状態)にあるとき
でΔn1 =0.133であり、液晶セル10の電極1
3,14間に印加される電圧に応じて液晶分子がツイス
ト配向状態を保ちつつ立上り配向してゆくのにともなっ
てΔn1 の値が小さくなる。
【0044】また、図3において、透過率(入射光量に
対する出射光量の割合)は、最大透過率を1.0とした
ときの値であり、赤、緑、青の各波長光の透過率はそれ
ぞれ、650nm、550nm、450nmの波長光の
透過率である。
対する出射光量の割合)は、最大透過率を1.0とした
ときの値であり、赤、緑、青の各波長光の透過率はそれ
ぞれ、650nm、550nm、450nmの波長光の
透過率である。
【0045】なお、図3に示した分光特性は、外光を利
用して反射型表示を行なったときの特性であるが、バッ
クライト42の光を利用する透過型表示を行なったとき
の分光特性も同様である。
用して反射型表示を行なったときの特性であるが、バッ
クライト42の光を利用する透過型表示を行なったとき
の分光特性も同様である。
【0046】この分光特性図のように、上記液晶表示装
置は、Δn1 が約0.083〜0.075になる状態に
液晶分子が立上り配向する実効電圧を印加したときの
赤、緑、青の各波長光の透過率がいずれもほぼ0であ
り、したがって、帯色がほとんどない黒の暗表示が得ら
れる。
置は、Δn1 が約0.083〜0.075になる状態に
液晶分子が立上り配向する実効電圧を印加したときの
赤、緑、青の各波長光の透過率がいずれもほぼ0であ
り、したがって、帯色がほとんどない黒の暗表示が得ら
れる。
【0047】また、Δn1 が約0.131になる状態に
液晶分子が倒伏配向する実効電圧を印加したときの赤、
緑、青の各波長光の透過率がいずれも約0.85以上で
あり、各波長光の透過率も、赤と青の波長光の透過率が
ほぼ同じで緑の波長光の透過率が若干大きいだけである
ため、帯色がほとんど目立たないほぼ白の高輝度の明表
示が得られる。
液晶分子が倒伏配向する実効電圧を印加したときの赤、
緑、青の各波長光の透過率がいずれも約0.85以上で
あり、各波長光の透過率も、赤と青の波長光の透過率が
ほぼ同じで緑の波長光の透過率が若干大きいだけである
ため、帯色がほとんど目立たないほぼ白の高輝度の明表
示が得られる。
【0048】したがって、ON電圧を、Δn1 が約0.
083〜0.075になる状態に液晶分子が立上り配向
する実効電圧が液晶に印加されるように設定し、OFF
電圧を、Δn1 が約0.131になる状態に液晶分子が
倒伏配向する実効電圧が液晶に印加されるように設定し
て液晶セル10を駆動すれば、液晶の複屈折作用によっ
て生ずる表示の帯色がほとんど無い表示を得ることがで
きる。
083〜0.075になる状態に液晶分子が立上り配向
する実効電圧が液晶に印加されるように設定し、OFF
電圧を、Δn1 が約0.131になる状態に液晶分子が
倒伏配向する実効電圧が液晶に印加されるように設定し
て液晶セル10を駆動すれば、液晶の複屈折作用によっ
て生ずる表示の帯色がほとんど無い表示を得ることがで
きる。
【0049】さらに、上記液晶表示装置は、ON(暗表
示)時の各波長光の透過率がほとんど0であり、OFF
(明表示)時の各波長光の透過率がいずれも約0.85
以上であるため、その表示のコントラストも充分であ
る。
示)時の各波長光の透過率がほとんど0であり、OFF
(明表示)時の各波長光の透過率がいずれも約0.85
以上であるため、その表示のコントラストも充分であ
る。
【0050】また、上記液晶表示装置は、液晶セル10
の液晶18の複屈折作用による光の着色をねじれ位相差
板20によって補償するものであるが、このねじれ位相
差板20は極く薄い光学フィルムであり、その価格も安
価であるため、表示装置の厚さを薄くし、その製造コス
トも低く抑えることができる。
の液晶18の複屈折作用による光の着色をねじれ位相差
板20によって補償するものであるが、このねじれ位相
差板20は極く薄い光学フィルムであり、その価格も安
価であるため、表示装置の厚さを薄くし、その製造コス
トも低く抑えることができる。
【0051】なお、上記第1の実施例では、液晶セル1
0の液晶分子ツイスト角をほぼ250°、そのΔn1 d
1 の値を約904nmに設定し、ねじれ位相差板20の
遅相軸のねじれ角をほぼ220°、そのΔn2 d2 の値
を約630nmに設定するとともに、液晶セル10とね
じれ位相差板20および偏光板21,22を図2に示し
たような向きで配置したが、前記液晶セル10の液晶分
子ツイスト角およびΔn1 d1 の値と、前記ねじれ位相
差板20の遅相軸のねじれ角およびΔn2 d2の値と、
液晶セル10とねじれ位相差板20および偏光板21,
22の向きは上記実施例に限られるものではなく、要
は、液晶セル10の液晶18の複屈折作用によって生ず
る表示の帯色がほとんど無く、コントラストも充分な表
示を得られるように選べばよい。
0の液晶分子ツイスト角をほぼ250°、そのΔn1 d
1 の値を約904nmに設定し、ねじれ位相差板20の
遅相軸のねじれ角をほぼ220°、そのΔn2 d2 の値
を約630nmに設定するとともに、液晶セル10とね
じれ位相差板20および偏光板21,22を図2に示し
たような向きで配置したが、前記液晶セル10の液晶分
子ツイスト角およびΔn1 d1 の値と、前記ねじれ位相
差板20の遅相軸のねじれ角およびΔn2 d2の値と、
液晶セル10とねじれ位相差板20および偏光板21,
22の向きは上記実施例に限られるものではなく、要
は、液晶セル10の液晶18の複屈折作用によって生ず
る表示の帯色がほとんど無く、コントラストも充分な表
示を得られるように選べばよい。
【0052】ただし、STN型の液晶表示装置の場合
は、液晶セル10の液晶分子ツイスト角は240°〜2
60°の範囲内、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ
角は210°〜240°の範囲内が望ましく、また、液
晶セル10のΔn1 d1 とねじれ位相差板20のΔn2
d2 の値(いずれも室温での値)は、Δn1 d1 =87
0nm〜920nm、Δn2 d2 =610nm〜640
nmの範囲内が望ましい。
は、液晶セル10の液晶分子ツイスト角は240°〜2
60°の範囲内、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ
角は210°〜240°の範囲内が望ましく、また、液
晶セル10のΔn1 d1 とねじれ位相差板20のΔn2
d2 の値(いずれも室温での値)は、Δn1 d1 =87
0nm〜920nm、Δn2 d2 =610nm〜640
nmの範囲内が望ましい。
【0053】そして、このように液晶セル10の液晶分
子ツイスト角およびΔn1 d1 の値と、ねじれ位相差板
20の遅相軸のねじれ角およびΔn2 d2 の値とを設定
する場合は、ねじれ位相差板20の裏面(液晶セル10
に隣接する面)における遅相軸の向きを液晶セル10の
表側基板11の近傍における液晶分子配向方向に対して
該液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と同方向に40
°〜60°の角度範囲内で斜めにずらし、表側偏光板2
1の透過軸の向きを前記ねじれ位相差板20の表面(表
側偏光板21に隣接する面)における遅相軸の向きに対
して該位相差板20の遅相軸のねじれ方向と逆方向に7
0°〜100°の角度範囲内で斜めにずらし、裏側偏光
板22の透過軸の向きを前記液晶セル10の裏側基板1
2の近傍における液晶分子配向方向に対して該液晶セル
10の液晶分子ツイスト方向と同方向に30°〜50°
の角度範囲内で斜めにずらせばよく、このように液晶セ
ル10とねじれ位相差板20および偏光板21,22の
向きを設定すれば、液晶セル10の液晶18の複屈折作
用によって生ずる表示の帯色がほとんど無く、コントラ
ストも充分な表示を得ることができる。
子ツイスト角およびΔn1 d1 の値と、ねじれ位相差板
20の遅相軸のねじれ角およびΔn2 d2 の値とを設定
する場合は、ねじれ位相差板20の裏面(液晶セル10
に隣接する面)における遅相軸の向きを液晶セル10の
表側基板11の近傍における液晶分子配向方向に対して
該液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と同方向に40
°〜60°の角度範囲内で斜めにずらし、表側偏光板2
1の透過軸の向きを前記ねじれ位相差板20の表面(表
側偏光板21に隣接する面)における遅相軸の向きに対
して該位相差板20の遅相軸のねじれ方向と逆方向に7
0°〜100°の角度範囲内で斜めにずらし、裏側偏光
板22の透過軸の向きを前記液晶セル10の裏側基板1
2の近傍における液晶分子配向方向に対して該液晶セル
10の液晶分子ツイスト方向と同方向に30°〜50°
の角度範囲内で斜めにずらせばよく、このように液晶セ
ル10とねじれ位相差板20および偏光板21,22の
向きを設定すれば、液晶セル10の液晶18の複屈折作
用によって生ずる表示の帯色がほとんど無く、コントラ
ストも充分な表示を得ることができる。
【0054】図4および図5は、この発明の第2の実施
例を示しており、図4は液晶セル10の液晶分子配向方
向と、ねじれ位相差板20の遅相軸および一対の偏光板
21,22の透過軸の向きを示す図である。
例を示しており、図4は液晶セル10の液晶分子配向方
向と、ねじれ位相差板20の遅相軸および一対の偏光板
21,22の透過軸の向きを示す図である。
【0055】なお、この実施例の液晶表示装置も、図1
に示したように、液晶分子をツイスト配向させた液晶セ
ル10と、この液晶セル10をはさんで配置された表側
偏光板21および裏側偏光板22と、前記表側偏光板2
1と前記液晶セル10との間に設けられたねじれ位相差
板20と、前記裏側偏光板22の裏面側に配置された半
透過反射板23と、この半透過反射板23の背後に配置
されたバックライト24とを備えたものである。
に示したように、液晶分子をツイスト配向させた液晶セ
ル10と、この液晶セル10をはさんで配置された表側
偏光板21および裏側偏光板22と、前記表側偏光板2
1と前記液晶セル10との間に設けられたねじれ位相差
板20と、前記裏側偏光板22の裏面側に配置された半
透過反射板23と、この半透過反射板23の背後に配置
されたバックライト24とを備えたものである。
【0056】この実施例の液晶表示装置は、上記第1の
実施例のものと同じ液晶セル10とねじれ位相差板20
を用いたものであるが、前記液晶セル10とねじれ位相
差板20および偏光板21,22が第1の実施例と異な
っている。
実施例のものと同じ液晶セル10とねじれ位相差板20
を用いたものであるが、前記液晶セル10とねじれ位相
差板20および偏光板21,22が第1の実施例と異な
っている。
【0057】すなわち、この実施例では、液晶セル10
の液晶分子ツイスト角をほぼ250°、そのΔn1 d1
の値は約904nm(Δn1 =0.133、d1 =6.
8μm)に設定し、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじ
れ角をほぼ220°、そのΔn2 d2 の値を約630n
mに設定するとともに、液晶セル10とねじれ位相差板
20および偏光板21,22を図4のような向きで配置
している。
の液晶分子ツイスト角をほぼ250°、そのΔn1 d1
の値は約904nm(Δn1 =0.133、d1 =6.
8μm)に設定し、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじ
れ角をほぼ220°、そのΔn2 d2 の値を約630n
mに設定するとともに、液晶セル10とねじれ位相差板
20および偏光板21,22を図4のような向きで配置
している。
【0058】図4のように、液晶セル10の表側基板1
1の近傍における液晶分子配向方向11aは、基準線S
に対し表面側から見て右回りほぼ35°ずれた方向、裏
側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aは前
記基準線Sに対し表面側から見て左回りにほぼ35°ず
れた方向にあり、液晶18の分子は、図に破線でそのツ
イスト方向を示したように、裏側基板12から表側基板
11に向かい、表面側から見て右回りにほぼ250°の
ツイスト角でツイスト配向している。
1の近傍における液晶分子配向方向11aは、基準線S
に対し表面側から見て右回りほぼ35°ずれた方向、裏
側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aは前
記基準線Sに対し表面側から見て左回りにほぼ35°ず
れた方向にあり、液晶18の分子は、図に破線でそのツ
イスト方向を示したように、裏側基板12から表側基板
11に向かい、表面側から見て右回りにほぼ250°の
ツイスト角でツイスト配向している。
【0059】一方、ねじれ位相差板20の表面における
遅相軸20aの向きは、前記基準線Sに対し表面側から
見て左回りにほぼ105°ずれた方向、裏面における遅
相軸20bの向きは、前記基準線Sに対し表面側から見
て右回りにほぼ115°ずれた方向にある。
遅相軸20aの向きは、前記基準線Sに対し表面側から
見て左回りにほぼ105°ずれた方向、裏面における遅
相軸20bの向きは、前記基準線Sに対し表面側から見
て右回りにほぼ115°ずれた方向にある。
【0060】したがって、このねじれ位相差板20の遅
相軸は、図に破線でそのねじれ方向を示したように、位
相差板の裏面から表面に向かい前記液晶セル10の液晶
分子ツイスト方向とは逆方向(表面側から見て左回り)
にほぼ220°のねじれ角でねじれており、また、その
裏面、つまり液晶セル10との隣接面における遅相軸2
0bの向きは、液晶セル10の表側基板11の近傍にお
ける液晶分子配向方向11aに対して、該液晶セル10
の液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側から見て右回
り)にほぼ80°ずれている。
相軸は、図に破線でそのねじれ方向を示したように、位
相差板の裏面から表面に向かい前記液晶セル10の液晶
分子ツイスト方向とは逆方向(表面側から見て左回り)
にほぼ220°のねじれ角でねじれており、また、その
裏面、つまり液晶セル10との隣接面における遅相軸2
0bの向きは、液晶セル10の表側基板11の近傍にお
ける液晶分子配向方向11aに対して、該液晶セル10
の液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側から見て右回
り)にほぼ80°ずれている。
【0061】さらに、図4のように、表側偏光板21の
透過軸21aは、前記基準線Sに対し表面側から見て左
回りにほぼ50°ずれた方向にあり、この表側偏光板2
1の透過軸21aの向きは、前記ねじれ位相差板20の
表面、つまり表側偏光板21に隣接する面における遅相
軸20aの向きに対して該位相差板20の遅相軸のねじ
れ方向と逆方向(表面側から見て右回り)にほぼ55°
ずれている。
透過軸21aは、前記基準線Sに対し表面側から見て左
回りにほぼ50°ずれた方向にあり、この表側偏光板2
1の透過軸21aの向きは、前記ねじれ位相差板20の
表面、つまり表側偏光板21に隣接する面における遅相
軸20aの向きに対して該位相差板20の遅相軸のねじ
れ方向と逆方向(表面側から見て右回り)にほぼ55°
ずれている。
【0062】また、裏側偏光板22の透過軸22aは、
前記基準線Sに対するずれ角がほぼ0°の方向、つまり
基準線Sとほぼ平行な方向にあり、この裏側偏光板22
の透過軸22aの向きは、前記液晶セル10の裏側基板
12の近傍における液晶分子配向方向12aに対して該
液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側
から見て右回り)にほぼ35°ずれている。
前記基準線Sに対するずれ角がほぼ0°の方向、つまり
基準線Sとほぼ平行な方向にあり、この裏側偏光板22
の透過軸22aの向きは、前記液晶セル10の裏側基板
12の近傍における液晶分子配向方向12aに対して該
液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と同方向(表面側
から見て右回り)にほぼ35°ずれている。
【0063】図5は、液晶セル10の液晶分子ツイスト
角をほぼ250°、そのΔn1 d1の値を約904nm
に設定し、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ角をほ
ぼ220°、そのΔn2 d2 の値を約630nmに設定
するとともに、液晶セル10とねじれ位相差板20およ
び偏光板21,22を図4に示したような向きで配置し
た上記実施例の液晶表示装置における出射光の分光特性
図であり、液晶セル10の液晶18の屈折率異方性Δn
1 の変化に対する赤、緑、青の各波長光の透過率の変化
を示している。
角をほぼ250°、そのΔn1 d1の値を約904nm
に設定し、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ角をほ
ぼ220°、そのΔn2 d2 の値を約630nmに設定
するとともに、液晶セル10とねじれ位相差板20およ
び偏光板21,22を図4に示したような向きで配置し
た上記実施例の液晶表示装置における出射光の分光特性
図であり、液晶セル10の液晶18の屈折率異方性Δn
1 の変化に対する赤、緑、青の各波長光の透過率の変化
を示している。
【0064】なお、図5に示した分光特性は、外光を利
用して反射型表示を行なったときの特性であるが、バッ
クライト42の光を利用する透過型表示を行なったとき
の分光特性も同様である。
用して反射型表示を行なったときの特性であるが、バッ
クライト42の光を利用する透過型表示を行なったとき
の分光特性も同様である。
【0065】この分光特性図のように、上記液晶表示装
置は、Δn1 が約0.077〜0.071になる状態に
液晶分子が立上り配向する実効電圧)を印加したときの
赤、緑、青の各波長光の透過率がほぼ0か0に近く、し
たがって、帯色がほとんど無いほぼ黒の暗表示が得られ
る。
置は、Δn1 が約0.077〜0.071になる状態に
液晶分子が立上り配向する実効電圧)を印加したときの
赤、緑、青の各波長光の透過率がほぼ0か0に近く、し
たがって、帯色がほとんど無いほぼ黒の暗表示が得られ
る。
【0066】また、Δn1 が約0.129になる状態に
液晶分子が倒伏配向する実効電圧を印加したときの赤、
緑、青の各波長光の透過率がいずれも約0.85以上で
あり、各波長光の透過率も、赤と青の波長光の透過率が
ほぼ同じで緑の波長光の透過率が若干大きいだけである
ため、帯色がほとんど目立たないほぼ白の高輝度の明表
示が得られる。
液晶分子が倒伏配向する実効電圧を印加したときの赤、
緑、青の各波長光の透過率がいずれも約0.85以上で
あり、各波長光の透過率も、赤と青の波長光の透過率が
ほぼ同じで緑の波長光の透過率が若干大きいだけである
ため、帯色がほとんど目立たないほぼ白の高輝度の明表
示が得られる。
【0067】したがって、この実施例の液晶表示装置の
場合は、ON電圧を、Δn1 が約0.077〜0.07
1になる状態に液晶分子が立上り配向する実効電圧が液
晶に印加されるように設定し、OFF電圧を、Δn1 が
約0.129になる状態に液晶分子が倒伏配向する実効
電圧が液晶に印加されるように設定して液晶セル10を
駆動すればよく、それにより、液晶の複屈折作用によっ
て生ずる表示の帯色がほとんど無い表示を得ることがで
きる。
場合は、ON電圧を、Δn1 が約0.077〜0.07
1になる状態に液晶分子が立上り配向する実効電圧が液
晶に印加されるように設定し、OFF電圧を、Δn1 が
約0.129になる状態に液晶分子が倒伏配向する実効
電圧が液晶に印加されるように設定して液晶セル10を
駆動すればよく、それにより、液晶の複屈折作用によっ
て生ずる表示の帯色がほとんど無い表示を得ることがで
きる。
【0068】そして、この実施例の液晶表示装置も、O
N(暗表示)時の各波長光の透過率がほとんど0であ
り、OFF(明表示)時の各波長光の透過率がいずれも
約0.85以上であるため、その表示のコントラストも
充分である。
N(暗表示)時の各波長光の透過率がほとんど0であ
り、OFF(明表示)時の各波長光の透過率がいずれも
約0.85以上であるため、その表示のコントラストも
充分である。
【0069】なお、図5の分光特性と、図3に示した第
1の実施例の液晶表示装置における分光特性とを比較す
ると、ON時の各波長光の透過率の差は図3の特性の方
が小さく、OFF時の各波長光の透過率の差は図5の特
性の方が小さいため、ON時の帯色防止効果は第1の実
施例の液晶表示装置の方が良く、OFF時の帯色防止効
果は第2の実施例の液晶表示装置の方が良い。
1の実施例の液晶表示装置における分光特性とを比較す
ると、ON時の各波長光の透過率の差は図3の特性の方
が小さく、OFF時の各波長光の透過率の差は図5の特
性の方が小さいため、ON時の帯色防止効果は第1の実
施例の液晶表示装置の方が良く、OFF時の帯色防止効
果は第2の実施例の液晶表示装置の方が良い。
【0070】しかし、ON時の表示は暗表示であり、図
5の分光特性でも表示の帯色は人間の眼にはほとんど認
識されないのに対し、OFF時の表示は明表示であって
その表示の帯色は表示品質に大きく影響する。
5の分光特性でも表示の帯色は人間の眼にはほとんど認
識されないのに対し、OFF時の表示は明表示であって
その表示の帯色は表示品質に大きく影響する。
【0071】したがって、液晶表示装置としては、OF
F時の帯色防止効果がより高いものが好ましいため、上
記第1と第2の実施例の液晶表示装置を比較すれば、第
2の実施例のものの方が優れているといえる。
F時の帯色防止効果がより高いものが好ましいため、上
記第1と第2の実施例の液晶表示装置を比較すれば、第
2の実施例のものの方が優れているといえる。
【0072】なお、上記第2の実施例のように、ねじれ
位相差板20の裏面(液晶セル10との隣接面)におけ
る遅相軸20bの向きを液晶セル10の表側基板11の
近傍における液晶分子配向方向11aに対して該液晶セ
ル10の液晶分子ツイスト方向と同方向にほぼ80°ず
らし、表側偏光板21の透過軸21aの向きを前記ねじ
れ位相差板20の表面(表側偏光板21に隣接する面)
における遅相軸20aの向きに対して該位相差板20の
遅相軸のねじれ方向と逆方向にほぼ55°ずらし、裏側
偏光板22の透過軸22aの向きを前記液晶セル10の
裏側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aに
対して該液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と同方向
にほぼ35°ずらす場合も、液晶セル10の液晶分子ツ
イスト角が240°〜260°の範囲内、ねじれ位相差
板20の遅相軸のねじれ角が210°〜240°の範囲
内であり、また、液晶セル10のΔn1 d1 とねじれ位
相差板20のΔn2 d2 の値が、Δn1 d1 =870n
m〜920nm、Δn2 d2 =610nm〜640nm
の範囲内であれば、同様な効果が得られる。
位相差板20の裏面(液晶セル10との隣接面)におけ
る遅相軸20bの向きを液晶セル10の表側基板11の
近傍における液晶分子配向方向11aに対して該液晶セ
ル10の液晶分子ツイスト方向と同方向にほぼ80°ず
らし、表側偏光板21の透過軸21aの向きを前記ねじ
れ位相差板20の表面(表側偏光板21に隣接する面)
における遅相軸20aの向きに対して該位相差板20の
遅相軸のねじれ方向と逆方向にほぼ55°ずらし、裏側
偏光板22の透過軸22aの向きを前記液晶セル10の
裏側基板12の近傍における液晶分子配向方向12aに
対して該液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と同方向
にほぼ35°ずらす場合も、液晶セル10の液晶分子ツ
イスト角が240°〜260°の範囲内、ねじれ位相差
板20の遅相軸のねじれ角が210°〜240°の範囲
内であり、また、液晶セル10のΔn1 d1 とねじれ位
相差板20のΔn2 d2 の値が、Δn1 d1 =870n
m〜920nm、Δn2 d2 =610nm〜640nm
の範囲内であれば、同様な効果が得られる。
【0073】また、上記第1および第2の実施例では、
ねじれ位相差板20を表側偏光板21と液晶セル10と
の間に配置しているが、前記ねじれ位相差板20は表側
偏光板21と液晶セル10との間に配置してもよく、そ
の場合でも、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ方向
が液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と逆であれば、
このねじれ位相差板20が液晶の複屈折作用を打ち消す
ように作用するため、液晶の複屈折作用による光の着色
を効果的に補償することができる。
ねじれ位相差板20を表側偏光板21と液晶セル10と
の間に配置しているが、前記ねじれ位相差板20は表側
偏光板21と液晶セル10との間に配置してもよく、そ
の場合でも、ねじれ位相差板20の遅相軸のねじれ方向
が液晶セル10の液晶分子ツイスト方向と逆であれば、
このねじれ位相差板20が液晶の複屈折作用を打ち消す
ように作用するため、液晶の複屈折作用による光の着色
を効果的に補償することができる。
【0074】さらに、上記第1および第2の実施例の液
晶表示装置はSTN型のものであるが、この発明は、液
晶分子をほぼ90°のツイスト角でツイスト配向させた
液晶セルを用いるTN型の液晶表示装置にも適用するこ
とができる。
晶表示装置はSTN型のものであるが、この発明は、液
晶分子をほぼ90°のツイスト角でツイスト配向させた
液晶セルを用いるTN型の液晶表示装置にも適用するこ
とができる。
【0075】また、この発明は、液晶セルの各画素領域
にカラーフィルタを設けてカラー画像を表示する液晶表
示装置にも適用できるものであり、この種のカラー液晶
表示装置にこの発明を適用すれば、2ウエイ表示方式の
ものであっても、液晶の複屈折作用によって生ずる表示
の帯色がほとんど無く、コントラストも充分な高品質の
表示を得ることができるし、では前記カラーフィルタに
よって着色される各表示色の色純度が悪くなる。
にカラーフィルタを設けてカラー画像を表示する液晶表
示装置にも適用できるものであり、この種のカラー液晶
表示装置にこの発明を適用すれば、2ウエイ表示方式の
ものであっても、液晶の複屈折作用によって生ずる表示
の帯色がほとんど無く、コントラストも充分な高品質の
表示を得ることができるし、では前記カラーフィルタに
よって着色される各表示色の色純度が悪くなる。
【0076】
【発明の効果】この発明の液晶表示装置は、液晶セルの
液晶の複屈折作用による光の着色を、ねじれ位相差板に
よって補償するものであり、前記ねじれ位相差板の遅相
軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子のツイスト方
向と逆であれば、このねじれ位相差板が前記液晶の複屈
折作用を打ち消すように作用するため、前記光の着色を
効果的に補償することができる。
液晶の複屈折作用による光の着色を、ねじれ位相差板に
よって補償するものであり、前記ねじれ位相差板の遅相
軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子のツイスト方
向と逆であれば、このねじれ位相差板が前記液晶の複屈
折作用を打ち消すように作用するため、前記光の着色を
効果的に補償することができる。
【0077】したがって、この液晶表示装置によれば、
液晶の複屈折作用によって生ずる表示の帯色がほとんど
無く、また半透過反射板を用いて外光を利用する表示と
バックライトの光を利用する表示との両方を行なう2ウ
エイ表示方式のものであっても、コントラストが充分な
高品質の表示を得ることができるし、さらに前記ねじれ
位相差板は極く薄い光学フィルムであってその価格も安
価であるため、表示装置の厚さを薄くし、その製造コス
トも低く抑えることができる。
液晶の複屈折作用によって生ずる表示の帯色がほとんど
無く、また半透過反射板を用いて外光を利用する表示と
バックライトの光を利用する表示との両方を行なう2ウ
エイ表示方式のものであっても、コントラストが充分な
高品質の表示を得ることができるし、さらに前記ねじれ
位相差板は極く薄い光学フィルムであってその価格も安
価であるため、表示装置の厚さを薄くし、その製造コス
トも低く抑えることができる。
【図1】この本発明の第1の実施例を示す液晶表示装置
の断面図。
の断面図。
【図2】第1の実施例の液晶表示装置における液晶セル
の液晶分子配向方向とねじれ位相差板の遅相軸および一
対の偏光板の透過軸の向きを示す図。
の液晶分子配向方向とねじれ位相差板の遅相軸および一
対の偏光板の透過軸の向きを示す図。
【図3】第1の実施例の液晶表示装置における出射光の
分光特性図。
分光特性図。
【図4】この発明の第2の実施例を示す、液晶セルの液
晶分子配向方向とねじれ位相差板の遅相軸および一対の
偏光板の透過軸の向きを示す図。
晶分子配向方向とねじれ位相差板の遅相軸および一対の
偏光板の透過軸の向きを示す図。
【図5】第2の実施例の液晶表示装置における出射光の
分光特性図。
分光特性図。
10…液晶セル 11a,12a…液晶分子配向方向 20…ねじれ位相差板 20a,20b…遅相軸 21,22…偏光板 21a,22a…透過軸 23…半透過反射板 24…バックライト
Claims (3)
- 【請求項1】内面に透明電極を設けた一対の透明基板間
に液晶を挟持しその液晶の分子を両基板間においてツイ
スト配向させた液晶セルと、この液晶セルをはさんで配
置された表側偏光板および裏側偏光板と、そのいずれか
一方の偏光板と前記液晶セルとの間に設けられた位相差
板と、前記裏側偏光板の裏面側に配置された半透過反射
板と、この半透過反射板の背後に配置されたバックライ
トとを備え、前記位相差板は、ねじれ位相差板であっ
て、その遅相軸のねじれ方向が前記液晶セルの液晶分子
のツイスト方向と逆であることを特徴とする液晶表示装
置。 - 【請求項2】前記液晶セルの液晶分子のツイスト角は2
40°〜260°の範囲内であり、前記ねじれ位相差板
の遅相軸のねじれ角は210°〜240°の範囲内であ
ることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】前記液晶セルの液晶の屈折率異方性Δn1
と液晶層厚d1 との積Δn1 d1 の値は870nm〜9
20nmの範囲内であり、前記ねじれ位相差板の屈折率
異方性Δn2 とその板厚d2 との積Δn2 d2 の値は6
10nm〜640nmの範囲内であることを特徴とする
請求項1または2に記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106022A JPH10301080A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106022A JPH10301080A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10301080A true JPH10301080A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14423029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9106022A Pending JPH10301080A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10301080A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001022155A1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-03-29 | Nippon Mitsubishi Oil Corporation | Afficheur reflectif a cristaux liquides |
JP2002107726A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Asahi Glass Co Ltd | 半透過型液晶表示装置 |
JP2002214609A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Nippon Mitsubishi Oil Corp | 液晶表示装置 |
WO2002103444A1 (fr) * | 2001-06-15 | 2002-12-27 | Citizen Watch Co., Ltd. | Structure de panneau d'affichage a cristaux liquides |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9106022A patent/JPH10301080A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001022155A1 (fr) * | 1999-09-17 | 2001-03-29 | Nippon Mitsubishi Oil Corporation | Afficheur reflectif a cristaux liquides |
JP2002107726A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-10 | Asahi Glass Co Ltd | 半透過型液晶表示装置 |
JP2002214609A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Nippon Mitsubishi Oil Corp | 液晶表示装置 |
WO2002103444A1 (fr) * | 2001-06-15 | 2002-12-27 | Citizen Watch Co., Ltd. | Structure de panneau d'affichage a cristaux liquides |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3406242B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3143271B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH10301080A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2003131268A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2000347187A (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JPH09258214A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP3289385B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JPH075457A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP3619506B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH10177168A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP3648572B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP3297606B2 (ja) | カラー液晶表示パネル | |
JP3289392B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JPH095702A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP3289370B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP2001108957A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3619507B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4137234B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
KR20020058272A (ko) | 액정표시장치용 광학필름 | |
JPH11174497A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JPH07294910A (ja) | カラー液晶表示素子 | |
JPH0990315A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP3289368B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JPH08262399A (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JPH0973105A (ja) | カラー液晶表示装置 |