JPH10301036A - 観察装置 - Google Patents

観察装置

Info

Publication number
JPH10301036A
JPH10301036A JP10985997A JP10985997A JPH10301036A JP H10301036 A JPH10301036 A JP H10301036A JP 10985997 A JP10985997 A JP 10985997A JP 10985997 A JP10985997 A JP 10985997A JP H10301036 A JPH10301036 A JP H10301036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
lens barrel
guide
light
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10985997A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiro Shinofuji
俊郎 篠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Keyence Corp filed Critical Keyence Corp
Priority to JP10985997A priority Critical patent/JPH10301036A/ja
Publication of JPH10301036A publication Critical patent/JPH10301036A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用姿勢を安定して維持でき、また視点の変
更操作が容易に行える使い勝手に優れた観察装置をコン
パクトに構成する。 【解決手段】 鏡筒1を保持し、その一側にイメージガ
イド3a及びライトガイド3bとを支持する筐体2の内部
に、ライトガイド3bの基端部に光を導入するランプ5
と、このランプ5への給電用の電池6,6…の収納室60
とを、鏡筒1の光軸と略平行をなす軸線上に並べて設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイバスコー
プ、ボアスコープ等、外部からの目視が難しい場所の観
察に用いられる観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の観察装置は、内臓検査のために
用いられる医療用の用途に加え、ボイラチューブの管内
検査、各種の炉の内部検査、航空機、自動車のエンジ
ン、ギヤボックスの内部検査等、外部からの目視が難し
い狭小な場所の検査を可能とするものとして、工業用の
用途にも広く用いられるようになっている。
【0003】このように用いられる観察装置は、拡大用
のレンズを内蔵する鏡筒と、該鏡筒の一側にこれと光軸
を一致させて位置決めされたイメージガイドと、該イメ
ージガイドに並設され、その先端部に光を導くライトガ
イドとを備えてなり、イメージガイドの先端部に臨ませ
た対象物を、ライトガイドの先端からの照射光下にてイ
メージガイドの先端部に結像させ、この像を前記鏡筒に
内蔵されたレンズにより拡大して、前記イメージガイド
の基端側から観察する構成となっている。
【0004】イメージガイドとしては、多数本の光ファ
イバの素線を互いに交叉させることなく並べ、相互に束
ねて構成されたイメージファイバ、又はロッドレンズが
用いられている。イメージファイバを用いてなる観察装
置(ファイバスコープ)は、イメージファイバが可撓性
に富み、長寸化が可能であることから、曲がり管の内部
検査への適用が可能となる等、可撓性を有しないロッド
レンズを用いてなる観察装置(ボアスコープ)よりも適
用範囲が広いという利点を有する反面、観察される像の
解像度(細かさ)がイメージファイバを構成する素線の
本数に依存し、ボアスコープに比して解像度が低いとい
う欠点を有しており、これらは、観察対象物に応じて使
い分けられている。
【0005】前記ライトガイドは、イメージガイドに沿
って並設された光ファイバであり、その基端に臨ませた
光源の発光をイメージガイドの先端部に導き、該先端部
の到達位置近傍に光を照射し、対象物の観察を可能とす
るために必要なものである。照射光の光源としては、ハ
ロゲンランプ等のランプが用いられており、特に、工業
用の観察装置においては、可搬性を重視し、電池からの
給電により発光するランプが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図10は、工業用とし
て従来から用いられている観察装置の概略構成を示す模
式図である。図10(a)に示す観察装置は、鏡筒1を
収納する筐体2の一側にイメージガイド3a及びライトガ
イド3bを内蔵するガイド筒3を、他側に観察用のアイキ
ャップ4を夫々一体的に取付けると共に、前記筐体2の
中途部に、これと略直交する態様に把手2aを突設し、該
把手2aに、光源としてのランプ5、及び電源用の電池6
を夫々収納し、前記ライトガイド3bの基端部を把手2aの
内側にまで延設してランプ5に臨ませた構成となってい
る。
【0007】この観察装置は、把手2aを把持して筐体2
を下方から支え、アイキャップ4を目に当て、ガイド筒
3の図示しない先端部を観察対象物の内部に挿入して用
いるが、把持位置となる把手2aとアイキャップ4とが離
れているために使用姿勢を安定して維持することが難し
く、使い勝手が悪いという問題がある。使用姿勢を安定
するには、アイキャップ4に近い位置を把持することが
有効であるが、把手2aの基端部近傍を把持した場合、該
位置に内蔵されたランプ5の発熱が使用者に体感される
という不具合があり、また筐体2の一部を把持した場
合、該筐体2から突設された把手2aの存在が邪魔になる
という不具合があって、いずれにしても満足すべき使い
勝手は得られない。
【0008】図10(b)に示す観察装置は、鏡筒1を
収納し、その一側にイメージガイド3a及びライトガイド
3bを内蔵するガイド筒3を、他側に観察用のアイキャッ
プ4を夫々一体的に取付けてなる筐体2と、光源となる
ランプ5、及び電源用の電池6を収納するランプ筐2bと
を別体に構成し、筐体2とランプ筐2bとを可撓性を有す
る連結管2cにより連結して、この連結管2c内にライトガ
イド3bの基端側を延長し、ランプ筐2b内部のランプ5に
臨ませた構成となっている。
【0009】この観察装置は、筐体2自体を把持して支
えることができ、図10(a)に示す観察装置に比較し
て、使用姿勢が安定するという利点を有する。ところ
が、この種の観察装置の使用に際しては、視点を変更す
べくガイド筒3の押し引き操作及び回転操作を筐体2を
介して行う必要があり、この操作が、前記ランプ筐2bへ
の連結のための連結管2cの存在により阻害されるという
不具合がある。
【0010】また、使用時に、ランプ筐2bの載置場所を
別位置に確保する必要があるが、特に、前述した用途に
適用される工業用の観察装置においては、前記載置場所
の確保が難しい場合が多く、このような場合、ランプ筐
2bを手持ちすることとなり、該ランプ筐2bと前記筐体2
との把持のために両手がふさがった使用状態を強いら
れ、前述した視点の変更操作に支障を来すという不具合
がある。
【0011】更に、図10(a)に示す観察装置は、筐
体2の中途部に把手2aを備えたT字形の形態をなしてお
り、また図10(b)に示す観察装置は、ランプ筐2bを
別体に備えることから、いずれも全体形状が大きくな
り、非使用時における収納及び持ち運びに不便を伴うと
いう問題があった。
【0012】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、使用時において、使用姿勢を安定して維持で
き、また視点の変更操作が容易に行え、更に、非使用時
における収納及び持ち運びが容易であり、使い勝手に優
れると共に、コンパクトに構成された観察装置を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る観察装置
は、鏡筒と、該鏡筒の一側にその基端部を臨ませたイメ
ージガイドと、該イメージガイドに並設され、その先端
部に光を導くライトガイドと、該ライトガイドの基端部
に光を導入する光源とを備え、該ライトガイドによる導
光を前記イメージガイドの先端部に臨ませた対象物に照
射し、該対象物を、前記イメージガイドの内部を経て基
端部側から観察し得るようにした観察装置において、前
記鏡筒を保持し、前記イメージガイド及びライトガイド
の基端部をその一側に支持する筐体を備え、該筐体の内
部に、前記光源及び該光源への給電用の電池の収納室
が、前記鏡筒の光軸と略平行をなす軸線上に並設してあ
ることを特徴とする。
【0014】本発明においては、観察用の鏡筒を保持す
ると共に、イメージガイド及びライトガイドの基端部を
支える筐体の内部に、光源、及び該光源への給電用の電
池の収納室をコンパクトに配設でき、筐体自体の把持に
より安定した使用姿勢を維持しつつ、鏡筒の光軸回りに
筐体を回転させる操作により、筐体の他側に取付けたイ
メージガイド及びライトガイドを一括して回転させるこ
とができ、視点の変更が容易に行える。
【0015】更に加えて、前記鏡筒の光軸回りでの回転
自在に前記筐体に取付けてあるアイキャップを備えるこ
とを特徴とする。
【0016】この発明においては、鏡筒の内部を覗くべ
く設けたアイキャップを支えとして、筐体、及び該筐体
の他側に取付けたイメージガイド及びライトガイドを一
括して回転操作することができ、この操作による視点の
変更が、使用姿勢の維持に支障を来すことなく容易に行
える。
【0017】また、前記光源の配設部を囲む前記筐体の
周壁の夫々に、外部に開口する通気口を備えることを特
徴とする。
【0018】この発明においては、光源の発光に伴って
筐体の内部に発生する熱を、前記光源の配設部を囲む筐
体の周壁の夫々に開設された通気口を経て外気に効果的
に放熱し、筐体を把持しての使用中に、光源の発熱が使
用者に体感されることを緩和して使用感の悪化を防ぐ。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係る観察
装置の外観を示す側面図、図2は、同じく内部構成を示
す側断面図であり、以下の説明は、これらの図における
上下をそのまま用い、また、左側を前、右側を後として
行う。
【0020】図1に示す如く本発明に係る観察装置は、
図10に示す従来の観察装置と同様に、筐体2の一側
(前側)に、イメージガイド3a及びライトガイド3bを内
蔵するガイド筒3を取付け、また、筐体2の他側(後
側)に観察用のアイキャップ4を取付けた構成となって
いる。筐体2の内部には、図2に示す如く、観察用の鏡
筒1、光源としてのランプ5、及び該ランプ5の電源と
なる電池6が収納されている。
【0021】筐体2は、鏡筒1及びランプ5を支持し、
電池6の収納室60を形成する支持フレーム20(図2参
照)の上部を、これにねじ止め固定されたトップカバー
21により覆い、また、支持フレーム20の左右両側を、そ
の下部を含めて一対のサイドプレート22,22(図1に片
側のみ図示)により覆って、図1に示す外観形状を有し
て構成されている。
【0022】図2に示す如く、筐体2の内側は、支持フ
レーム20の一部をなす隔壁により、上,下2室に分割さ
れている。図3は、図2の III−III 線による上室の平
面断面図である。
【0023】図2及び図3に示す如く上室の内部には、
共に円筒形をなす支持筒23,24が、前後方向に適宜の間
隔を隔てて同軸的に設けてあり、前記鏡筒1は、先端部
及び基端部を前記支持筒23,24に夫々嵌め合わせ、その
内側に固設された対物レンズ10及び接眼レンズ11の光軸
を前後方向として、軸長方向への摺動自在に支持されて
いる。
【0024】鏡筒1の中途部には、前記支持筒23,24に
よる支持部間に、円環状をなすダイヤルリング25が係合
されている。該ダイヤルリング25の上半部は、図1に示
す如く、トップカバー21の該当位置に形成された切欠き
部を介して筐体2の上部に露出させてあり、この露出部
分の回転操作により、鏡筒1を軸長方向に移動させ得る
ようになしてある。この操作は、鏡筒1内部の対物レン
ズ10及び接眼レンズ11を一括して移動させ、該鏡筒1の
前端部に後述の如く形成される結像に対する焦点調整を
行うべく実施される。
【0025】イメージガイド3a及びライトガイド3bを内
蔵するガイド筒3は、前記筐体2の前側壁に突設された
連結筒26に、コネクタ30を介して着脱自在に取付けてあ
る。コネクタ30の内部に突出するイメージガイド3aの基
端部は、該コネクタ30の内部に固設された円筒形の保持
スリーブ31に挿入され、同軸的に保持させてあり、該保
持スリーブ31の一側を拡径してなる円環状の連結部を筐
体2の同側に開口する前記支持筒23の端部に嵌合せしめ
て、前記鏡筒1の一側に光軸を一致させて位置決めされ
ている。
【0026】同様にコネクタ30の内部に突出するライト
ガイド3bの基端部は、前記保持スリーブ31と平行をなし
てコネクタ30の一部に固設された円筒形の保持スリーブ
32に挿入され、同軸的に保持させてあり、前記連結筒26
の内側において前記支持筒23の開口部の下位置に開口す
る支持孔27に前記保持スリーブ32を嵌合せしめて、前記
イメージガイド3aと略平行な光軸を有し、筐体2の内側
に構成された前記下室内に臨ませてある。
【0027】鏡筒1の他側(後側)を支持する支持筒24
は、筐体2の同側の端面から適長突出させてあり、この
突出部に前記アイキャップ4が取付けてある。アイキャ
ップ4は、一側から他側に向けて縮径された円環であ
り、縮径側端部の内周面に周設された係合突起40を前記
支持筒24の突出部外周に周設された係合溝に嵌め合わ
せ、拡径側を外向きとして、支持筒24の軸心、即ち、前
記鏡筒1の光軸回りでの回転自在に取付けてある。
【0028】このように取付けられたアイキャップ4
は、拡径側の端縁を使用者の目の回りに当て、鏡筒1の
内部を見通すべく用いられる。前記端縁には、周囲から
の外光の侵入を防ぐべく、同側に張り出す態様に覆い部
41が周設されており、またアイキャップ4の取付けは、
鏡筒1の後端に同軸的に位置決めしてなされているか
ら、前述した使用に際し、鏡筒1の前端部に臨ませた前
記イメージガイド3aの基端部に形成される結像を、接眼
レンズ11及び対物レンズ10を経て確実に見通すことがで
きる。
【0029】また前述した使用に際し、アイキャップ4
の一部を把持することにより筐体2を支えることが可能
であり、この状態においては、筐体2を、これの前端に
取り付けたガイド筒3と共に回転操作することができ
る。この操作は、ガイド筒3に内蔵されたイメージガイ
ド3aを光軸上にて回転させ、該イメージガイド3aの先端
部に対向する対象物に対し、その視点を変更すべく行わ
れるものであり、筐体2の回転が前記鏡筒1の光軸を中
心として生じることからから、鏡筒1内部の視野に変動
を伴うことなく視点の変更が可能となる。
【0030】一方筐体2内部の前記下室は、支持フレー
ム20の一部をなす隔壁により、前,後2室に分割されて
おり、前記コネクタ30の取付け側に対応する前室には、
光源となるランプ5が取付けられ、前記アイキャップ4
の取付け側に対応する後室には、電池6の収納室60が形
成されている。
【0031】前記前室には、前述した如く、筐体2の前
側壁を貫通する支持孔27に前記保持スリーブ32を介して
嵌着されたライトガイド3bの基端部が臨ませてある。図
4は、前室に取付けられるランプ5の拡大断面図、図5
は、その分解斜視図である。
【0032】これらの図に示す如くランプ5は、発光体
となるランプ本体50を板状をなす基台51の一面中央に嵌
合保持させ、該ランプ本体50の周囲を、前記基台51に支
えられ、先端に向けて拡径する傘形の集光ミラー52によ
り囲うと共に、該集光ミラー52の拡径側を、その中心の
開口55に光学フィルタ53を取付けてなる取付け板54によ
り覆った構成となっている。
【0033】基台51のランプ本体50の取付け面には、集
光ミラー52の外側を囲う態様に支持筒56が突設されてい
る。該支持筒56の先端側は、その4隅を残して適宜の深
さの切欠き部57,57…が形成してあり、半径方向に対向
する位置にある切欠き部57,57には、前記端縁に達する
一対の係止突起58,58が突設されている。前記光学フィ
ルタ53の取付け板54は、支持筒56の先端部に嵌め込み、
前記係止突起58,58の先端に内向きに突設された係止爪
の弾接により両側から挾持させ、また支持筒56の4隅に
より拘束せしめて、図4に示す如く取付けられている。
図6は、光学フィルタ53の取付け側から見たランプ5の
正面図である。
【0034】一方、図5に示す如く、支持筒56の内側に
位置する集光ミラー52には、拡径側の端縁から適宜の深
さを有する切欠き部59,59が、半径方向に対向する位置
に形成されており、該集光ミラー52は、前記切欠き部5
9,59の形成位置が、支持筒56において係止突起58,58
を備えない切欠き部57,57の形成位置に略整合するよう
に位置決めされて組み付けられている。
【0035】このように構成されたランプ5において、
外部からの給電によるランプ本体50の発光は、図4中に
矢符により示す如く、鏡面とされた集光ミラー52の内面
での反射により取付け板54の中央に集光され、中央の開
口55を覆う光学フィルタ53を経て外部に放出される。
【0036】前記前室内でのランプ5の取付けは、図2
に示す如く、ライトガイド3b取付け用の前記支持孔27に
光学フィルタ53の取付け側を対向させ、前述の如く放出
される光が前記支持孔27を介して室内を臨むライトガイ
ド3bの内部に確実に導入されるようになしてある。ライ
トガイド3bは、ガイド筒3の内部においてイメージガイ
ド3aの先端に至るまで並設されており、前述の如く導入
される光は、イメージガイド3aの先端部にまで導かれて
放出される。
【0037】以上の如きランプ5の発光に伴って発光体
としてのランプ本体50が発熱するが、ランプ本体50の周
囲を囲う集光ミラー52及び支持筒56が、切欠き部57,57
及び切欠き部59,59を備えており、これらが略整合する
ように組み付けられていることから、集光ミラー52の内
側には、図4,図6中に白抜矢符により示す如き通気が
生じ、前記ランプ本体50の発熱は、ランプ5の収納室と
なる前室内に効果的に放熱される。
【0038】筐体2を構成する支持フレーム20の前側壁
と、該支持フレーム20の両側を覆うサイドカバー22,22
とには、ランプ5が配設される前記前室の相当位置に矩
形に開口する通気口28が形成され、これらには、夫々の
開口を横切る態様に各複数の放熱フィン29,29…が、開
口域の周囲も含めて架設されている。一側のサイドカバ
ー22に形成された通気口28及び放熱フィン29,29…は、
図1に示されており、また支持フレーム20の前側壁に形
成された通気口28及び放熱フィン29,29…は、図2に断
面形状として示されている。
【0039】更に、支持フレーム20の上部を覆うトップ
カバー21には、下方の前記前室に対応する位置に、前後
を長手方向とする複数の長孔の形態を有して通気口28が
形成されている。この通気口28は、図1及び図2に示さ
れている。
【0040】このようにランプ5が取付けられた前記前
室は、上側、前側及び左右両側との4か所に開口する通
気口28,28…を介して外部と連通させてあり、前述の如
く前室内に放出されるランプ本体50の発熱は、これらの
通気口28,28…を経て導入される外気と共に筐体2の外
部に効果的に放熱される。更に、各通気口28,28…には
放熱フィン29,29…が架設してあることから、前記放熱
がより効果的に行われる。これにより、ランプ5の点灯
中に筐体2の該当位置の温度が過度に上昇する虞れは小
さく、筐体2を把持しての使用中に誤って把持位置がず
れたとしても、使用者に「熱さ」を体感させることがな
くなり、良好な使用感が得られる。
【0041】また前記通気口28,28…は、前室内に収納
されたランプ5の周囲を囲む態様に複数形成されている
ことから、前述した如く、視点変更のための筐体2の回
転操作が行われた場合、又は筐体2が前後に傾倒された
場合においても、通気口28,28…のいずれかが上向きと
なり、ランプ5との接触により加熱された空気の排出は
確実に行われる。
【0042】以上の如くランプ5が取付けられた前室の
後側に隔絶された後室は、前述の如く、上下に2列、左
右に2列に並べて4本の電池6,6…が収納される収納
室60として利用されている。これらの電池6,6…は、
図2に示す如く、収納室60の前後壁に固設された電極に
夫々の正負極を当て、前後方向に向けて収納され、前記
電極同士の連結により直列接続されている。
【0043】これらの電池6,6…は、筐体2内に引き
回された図示しない配線により、上室の内部に配したメ
インスイッチ7を介してランプ5に接続されている。該
メインスイッチ7は、前記ダイヤルリング25の後側に前
後へのスライド操作可能に取付けたスイッチノブ70の操
作により、ランプ5を点消灯させるべくオンオフされ
る。スイッチノブ70は、図1及び図2に示す如く、トッ
プカバー21の該当位置に開設された切欠き部を介して、
ダイヤルリング25と並べて筐体2の上部に突出させてあ
り、メインスイッチ7のオンオフ操作は、筐体2を把持
した使用状態において容易に行えるようになっている。
【0044】筐体2の一側を覆うサイドカバー22は、電
池6,6…、及び前記ランプ5の交換を可能とするため
着脱自在に取付けてある。図7は、サイドカバー22を取
り外した外観を示す側面図である。本図に示す如く、サ
イドカバー22の取り外しにより筐体2の下半部は、ラン
プ5が収納された前記前室を含めて開放された状態とな
り、収納室60に対する電池6,6…の着脱は、この状態
で行われる。なお、図2及び図7中の61,61は、電池
6,6…引き出し用のリボンである。
【0045】図8は、筐体2の下面の外観を示す平面図
であり、本図及び図2に示す如く、筐体2の下面には、
前後方向へのスライド操作自在にロックつまみ62が備え
られている。前記サイドカバー22の取付けは、トップカ
バー21の下縁部にその上縁部を差し込み、前記ロックつ
まみ62と共に前後動作するロックプレート63(図2参
照)にその下縁部を係合せしめてなされており、該サイ
ドカバー22の取り外しは、ロックつまみ62の操作により
ロックプレート63を摺動させてサイドカバー22の係合を
解除し、下方に引出すことにより実現される。
【0046】図9は、収納室60内での4本の電池6,6
…の接続関係を示す説明図であり、これらの電池6,6
…は、前述の如く、上下及び左右に各2列に並べて収納
室60に収納されている。このような収納状態において直
列接続を実現しようとする場合、各電池の長手方向のい
ずれかの側において、正極と負極との間を斜めに接続す
る必要がある。図の配置においては、図の奥側において
前述した接続がなされるが、本発明においては、これら
の一方の間にランプ5及びメインスイッチ7の接続回路
を構成し、他方の間には、抵抗8a及びサーマルプロテク
タ8bが介装された保護回路を構成している。これによ
り、近接配置された電池6,6…間におけるショートの
発生を防ぐことができる。なお、抵抗8a及びサーマルプ
ロテクタ8bは、電池6,6…の収納室60と、上室内部の
鏡筒1との間に他部と隔絶して形成された収納室8内に
収納してある。
【0047】以上の如く構成された本発明に係る観察装
置は、従来と同様、アイキャップ4を目に当てた状態で
筐体2を支え、ガイド筒3の図示しない先端部を観察対
象物の内部に挿入して用いるが、筐体2の内部には、そ
の上半部に鏡筒1が保持され、その下半部に前記鏡筒1
の光軸と略平行をなす軸線上に、ランプ5と電池6,6
…の収納室60とが前後に並べて構成してあることから、
筐体2自体を無理なく把持することができ、アイキャッ
プ4を目に当てた使用姿勢を安定して維持することがで
きる。
【0048】また、この状態で前記アイキャップ4の一
部を把持して筐体2を回転させる操作により、該筐体2
の前端に取付けたイメージガイド3a及びライトガイド3b
を一括して回転させることができ、イメージガイド3aの
先端に対向する対象物に対する視点の変更操作が容易に
行える。また、アイキャップ4の回転は、鏡筒1の光軸
上にて生じるから、前記視点の変更操作に際し視野が変
動する虞れもない。
【0049】また、ライトガイド3bを介して対象物に照
射される光を発するランプ5は、筐体2の前側下部に収
納されている一方、使用中に焦点調整のために操作され
るダイヤルリング25及びメインスイッチ70は、筐体2の
後側上部に配設されていることから、筐体2を把持して
の使用中にランプ5の発熱が使用者に体感される虞れは
なく、良好な使用感が得られる。
【0050】更に、ランプ5が配設された前記前室を囲
む筐体の周壁の夫々に通気口28,28…が形成されている
ことから、ランプ5の発熱が効果的に外気に放出されて
前室の周囲の過熱を有効に防止でき、使用中に筐体2の
前半部を把持した状態となったとしても、使用者に「熱
さ」を体感させる虞れはない。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る観察装置
においては、鏡筒を保持し、イメージガイド及びライト
ガイドの基端部を支える筐体の内部に、ライトガイドに
光を導入する光源と、該光源への給電用の電池の収納室
とを、前記鏡筒の光軸と略平行をなす軸線上に並設した
から、必要な構成部材の全てを含む筐体をコンパクトに
構成でき、該筐体自体の把持により安定した使用姿勢を
維持することができ、また、鏡筒の光軸回りに筐体を回
転させる操作により視点の変更が容易に行え、更に、非
使用時における収納及び持ち運びが容易であり、使い勝
手を向上することができる。
【0052】また、鏡筒の一側のアイキャップを、鏡筒
の光軸回りでの回転自在に筐体に取付けたから、前記ア
イキャップを支えとして筐体を回転操作することがで
き、この操作による視点の変更が、鏡筒内部での視野の
変動を伴うことなく、また使用姿勢の維持に支障を来す
ことなく容易に行え、使い勝手が更に向上する。
【0053】更に、光源の配設部を囲む筐体の周壁の夫
々に、放熱フィンが架設された通気口を設け、また、光
源自体に通気用の切欠きを設けたから、光源の発熱を効
果的に外気に放出して筐体の過熱を防止することがで
き、使用中に誤って光源の近傍を把持した状態となった
場合においても、使用者に「熱さ」を体感させる虞れが
なく、良好な使用感が得られる等、本発明は優れた効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る観察装置の外観を示す側面図であ
る。
【図2】本発明に係る観察装置の内部構成を示す側断面
図である。
【図3】図2の III−III 線による上室の平面断面図で
ある。
【図4】ランプの拡大断面図である。
【図5】ランプの分解斜視図である。
【図6】ランプの正面図である。
【図7】サイドカバーを取り外した外観を示す側面図で
ある。
【図8】筐体の下面の外観を示す平面図である。
【図9】収納室内での電池の接続関係を示す説明図であ
る。
【図10】従来から用いられている観察装置の概略構成
を示す模式図である。
【符号の説明】
1 鏡筒 2 筐体 3 ガイド筒 4 アイキャップ 5 ランプ 6 電池 10 対物レンズ 11 接眼レンズ 21 トップカバー 22 サイドカバー 60 収納室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡筒と、該鏡筒の一側にその基端部を臨
    ませたイメージガイドと、該イメージガイドに並設さ
    れ、その先端部に光を導くライトガイドと、該ライトガ
    イドの基端部に光を導入する光源とを備え、該ライトガ
    イドによる導光を前記イメージガイドの先端部に臨ませ
    た対象物に照射し、該対象物を、前記イメージガイドの
    内部を経て基端部側から観察し得るようにした観察装置
    において、前記鏡筒を保持し、前記イメージガイド及び
    ライトガイドの基端部をその一側に支持する筐体を備
    え、該筐体の内部に、前記光源及び該光源への給電用の
    電池の収納室が、前記鏡筒の光軸と略平行をなす軸線上
    に並設してあることを特徴とする観察装置。
  2. 【請求項2】 前記鏡筒の光軸回りでの回転自在に前記
    筐体に取付けてあるアイキャップを備える請求項1記載
    の観察装置。
  3. 【請求項3】 前記光源の配設部を囲む前記筐体の周壁
    の夫々に、外部に開口する通気口を備える請求項1又は
    請求項2記載の観察装置。
JP10985997A 1997-04-25 1997-04-25 観察装置 Pending JPH10301036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10985997A JPH10301036A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 観察装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10985997A JPH10301036A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 観察装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10301036A true JPH10301036A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14521013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10985997A Pending JPH10301036A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 観察装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10301036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501239A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 ジーイー・インスペクション・テクノロジーズ,エルピー 光源バンクを有する目視検査装置
US8767060B2 (en) 2007-10-26 2014-07-01 Ge Inspection Technologies, Lp Inspection apparatus having heat sink assembly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011501239A (ja) * 2007-10-26 2011-01-06 ジーイー・インスペクション・テクノロジーズ,エルピー 光源バンクを有する目視検査装置
US8767060B2 (en) 2007-10-26 2014-07-01 Ge Inspection Technologies, Lp Inspection apparatus having heat sink assembly

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6135947A (en) Endoscope apparatus having light source movable between on and off positions
US4823244A (en) Light source assembly
US3934578A (en) Direct illumination otoscope
EP2020204B1 (en) Endoscope
US20030187331A1 (en) Ergonomic otoscope with efficient light
JPH11155815A (ja) 小型イメージング器具
JP3828436B2 (ja) バッテリ式内視鏡装置
JP3178845B2 (ja) 光源系に光ファイバ要素を装着するための係止型基端コネクタ
US6033360A (en) Portable endoscope
JP3904519B2 (ja) マイボーム腺の観察装置
JPH10301036A (ja) 観察装置
JP4129312B2 (ja) 内視鏡装置
JP2003169777A (ja) 内視鏡用バッテリ型光源装置
JP4044162B2 (ja) ハンディ型機能器具の保持台
JP2000056239A (ja) 内視鏡装置
US20060057535A1 (en) Cordless intraoral dental examination instrument having non-plano mirror
JP4675001B2 (ja) 内視鏡装置
JP2757866B2 (ja) 光源装置
JP6266173B2 (ja) 携帯型内視鏡
US6799878B1 (en) Recessed indexing rotary multiple port turret for single or multiple port medical fiber-optic illuminator
US5459535A (en) Compact telescoping retinoscope
JP3401200B2 (ja) 内視鏡装置
JP3455150B2 (ja) 内視鏡装置
JP2543358Y2 (ja) 材料実験用温度勾配炉
JPS6031693Y2 (ja) 手術用顕微鏡