JP4044162B2 - ハンディ型機能器具の保持台 - Google Patents

ハンディ型機能器具の保持台 Download PDF

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    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D20/00Hair drying devices; Accessories therefor
    • A45D20/04Hot-air producers
    • A45D20/08Hot-air producers heated electrically
    • A45D20/10Hand-held drying devices, e.g. air douches
    • A45D20/12Details thereof or accessories therefor, e.g. nozzles, stands
    • A45D2020/126Stands therefor

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  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、手持ち式のドライヤーや赤外線治療器などを載置するためのハンディ型機能器具の保持台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ハンディ型機能器具の一形態として、手持ち式のハンディ型ドライヤーや赤外線治療器などが知られている。
【0003】
例えばドライヤーであれば、内部にヒータやファンなどからなる機能部を収容し、前側端部に、機能面として温風の吹出口を形成したヘッド体と、同ヘッド体に連設したグリップ体とを具備する構成となっており、さらに、同グリップ体の前側面に、スイッチや通電状態あるいは設定時間を示す表示部を設けている。そして、使用形態としては、通常は手に持って使用するものである。
【0004】
また、かかるハンディ型ドライヤーや赤外線治療器は、使用しないときに載置しておく場合、載置姿勢が乱雑になることが多いので、ドライヤー本体に保持台を付属させていることがある。
【0005】
かかる保持台において、ドライヤーや赤外線治療器を載置した状態でも使用できるように、同ドライヤーや赤外線治療器を起立させた状態で保持可能な構成としたものが考えられた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように機能器具を載置した状態でも使用できるようにした保持台は、載置面をなす台座部から、内部にグリップ体収納空間を形成した保持用筒部を上方に向けて突設した構成とし、前記グリップ体収納空間内に機能器具のグリップを差し込むようにしたものが一般的である。
【0007】
しかし、この場合、単にグリップ体収納空間を形成しただけでは、グリップ体の抜き差しが円滑にいかなかったり、また、起立状態に載置した場合にスイッチ類の操作性が損なわれたり、あるいは、前記表示部の視認性が悪くなるといった課題が残されていた。
【0008】
本発明は、上記課題を解決することのできるハンディ型機能器具の保持台を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、内部に機能部を収容し、前側端部に機能面を形成したヘッド体と、同ヘッド体の重心位置よりも後側端部寄りに連設し、前側面に機能部の操作・表示部を設けたグリップ体と、前記操作・表示部を区画する境界部の略上半部に設けた横振れ防止用リブとを具備するハンディ型機能器具を、起立状態で載置可能とした保持台であって、台座部と、同台座部から上方に向けて突設し、かつ、前側面に、前記横振れ防止用リブが嵌挿され、前記操作・表示部が視認可能な切欠部を設けた保持用筒部とからなり、同保持用筒部の内周面を、下部から上部にかけて漸次拡開してグリップ体収納空間を形成し、同空間内におけるグリップ体の収納姿勢が前傾姿勢となるようにして、グリップ体の前側面を保持用筒部の内周面に密接させると共に、前記切欠部の周縁端面が前方に向けて拡開するテーパ面をなすこととした。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明は、内部に機能部を収容し、前側端部に機能面を形成したヘッド体と、同ヘッド体の重心位置よりも後側端部寄りに連設し、前側面に機能部の操作・表示部を設けたグリップ体と、前記操作・表示部を区画する境界部の少なくとも一部に、横振れ防止用リブとを具備するハンディ型機能器具を、起立状態で載置可能とした保持台であって、台座部と、同台座部から上方に向けて突設し、かつ、前側面に、前記横振れ防止用リブが嵌挿され、前記操作・表示部が視認可能な切欠部を設けた保持用筒部とからなり、同保持用筒部の内周面を、下部から上部にかけて漸次拡開してグリップ体収納空間を形成し、同空間内におけるグリップ体の収納姿勢が前傾姿勢となるようにして、グリップ体の前側面を保持用筒部の内周面に密接させると共に、前記切欠部の周縁端面が前方に向けて拡開するテーパ面をなすものである。したがって、グリップ体収納空間が上方広がりとなって、グリップ体の抜き差しが円滑に行えるとともに、グリップ体に設けられた操作・表示部が切欠部から確実に視認でき、かつ、前記切欠部とグリップ体との間に見栄えを損なう無用な間隙が生じることがない。また、横振れ防止用リブにより、グリップ体がグリップ収納空間内で横ぶれすることがなく、機能器具を安定した起立姿勢に保つことができる。さらに、切欠部の周縁端面は前方に向けて拡開するテーパ面とすることにより、切欠部に臨む操作・表示部の視認性が広範囲にわたって良好となる。
【0014】
また、前記保持用筒部の内周面のうち、少なくとも前側内周面を仮想垂線に対して1.0 〜3.0 °の角度で拡開させることが好ましい。すなわち、1.0 °以下の角度であれば、グリップ体の前側面が保持用筒部の内側面と確実に密接させることが難しく、また、3.0 °以上の角度では、グリップ体の後側面と保持用筒部との間に形成される隙間が大きくなりすぎるからである。
【0016】
また、前記グリップ体収納空間の底部に、上端がグリップ体の底面に当接する支持用リブを突設するとよい。かかる支持用リブにより、グリップ体の底面を線接触で支持可能となるので、摩擦力が軽減されて機能器具が容易に前傾することになり、より確実にグリップ体の前側面を保持用筒部の内側面に密接させることができる。
【0018】
さらに、前記保持用筒部内に形成されたグリップ体収納空間にグリップ体を収納した際に、同グリップ体の上端部を前記保持用筒部から突出させることが好ましい。
【0019】
かかる構成により、グリップ体を持つ場合に保持用筒部から突出した部分を握れば、機能器具の抜き差しの際に手の位置をずらしたり持ち替えたりする必要がなく使い勝手が向上する。
【0020】
なお、ハンディ型機能器具としては、ドライヤーや赤外線治療器などが考えられるが、これらに限定するものではなく、照明器具などその他各種器具を含むものである。
【0021】
【実施例】
以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明を具体的に説明する。なお、本実施例では、ハンディ型機能器具を赤外線治療器として説明する。
【0022】
図1〜図3に本実施例に係るハンディ型機能器具の保持台Aを示している。同保持台Aは、後述する赤外線ヒータ4などを具備する機能部を収容するとともに、赤外線を放射する前端開口部12からなる機能面を形成したたヘッド体1に、略矩形断面のグリップ体2を取付けたハンディタイプの赤外線治療器Bを起立状態で載置可能に構成している。
【0023】
赤外線治療器Bのグリップ体2は、ヘッド体1の重心位置Gよりも後側端部寄りに同ヘッド体1と一体的に形成された取付用枢支部11に上下回動自在に枢支連結されており、同グリップ体2の前側面に前記機能部の操作・表示部20を設け、また、底部からは電源コードCを延出している。なお、図5に示すように、グリップ体2の内部には、操作・表示部20と前記機能部とにリード線23を介して接続した制御部を有する取付基板22を設けている。図5中、24はリード線挿通用円弧状孔、25はリード線23を被覆する絶縁用チューブである。
【0024】
そして、前記操作・表示部20には、図3に示すように、上部から下部へかけて順に、入/切スイッチSと、5分〜20分まで4段階に設定した設定時間表示ランプS1、及び、通電表示ランプS2とを設けている(図5及び図6参照)。本実施例では、入/切スイッチSをメンブレンスイッチとするとともに、設定時間表示ランプS1と通電表示ランプS2とをLED より構成し、通電表示ランプS2は、電源コードCが電源へ接続されている状態では常時点灯するようにしている。
【0025】
このように、グリップ体2に操作・表示部20を設けており、しかも、グリップ体2の前側面に位置させているので、本赤外線治療器Bを手に持って使用する場合、指でスイッチ操作を簡単に行えるので、ハンディ型として使い勝手が良好となっている。
【0026】
本発明に係る保持台Aは、円形状に形成し、裏面に図示しない載置用脚を形成した台座部32と、同台座部32に一体的に立設するとともに、前記グリップ体2を収納するグリップ体収納空間Qを形成した保持用筒部30とから構成している。そして、合成樹脂製として軽量化するとともに、保持用筒部30を、ヘッド体1の重心位置Gに合わせて台座部32の中心よりも半径方向にわずかに後方から立設させて、軽量であるにもかかわらず転倒することがないようにし、さらに、基部から上端部にかけてわずかに先細り状として意匠上のデザイン性を高めている。
【0027】
また、保持用筒部30の前側面を形成する平面部に、グリップ体収納空間Q内に前記グリップ体2を収納した際に前記操作・表示部20を操作でき、かつ、視認できるように切欠部33を設ける一方、後側面には、前記電源コードCを逃がすためのスリット31を上端縁から基部にかけて形成している。したがって、赤外線治療器Bを保持台Aに保持させた状態で使用する場合、機能面すなわち赤外線を放射する前端開口部12と対峙する使用者は操作・表示部20の操作及び視認が容易に行えるとともに、電源コードCが保持用筒部30の後方に伸延することになるので治療中の邪魔になることがない。
【0028】
なお、前記切欠部33は、保持用筒部30の上端縁から中程位置までの間にかけて略矩形形状に形成され、かつ、下方にいくにしたがって、その横幅がわずかに狭められている。
【0029】
グリップ体収納空間Qは、保持用筒部30の内周面を、下部から上部にかけて漸次拡開して形成しており、本実施例では、内周面のうち、少なくとも前側内周面を仮想垂線に対して2.0 °の角度で拡開させている。
【0030】
かかる構成により、図4に示すように、グリップ体収納空間Qの上部はグリップ体2の下部側よりも広くなってグリップ体2の保持用筒部30に対しての抜き差しが円滑に行える。
【0031】
しかも、グリップ体収納空間Q内にグリップ体2を収納すると、ヘッド体1の重心位置Gがグリップ体2の取付基部をなす取付用枢支部11の中心よりも距離Lだけ前側に位置するので収納姿勢は自然に前傾姿勢となり(図2)、図4に示すように、グリップ体2の前側面が保持用筒部30の内周面に密接し、グリップ体2の操作・表示部20が前記切欠部33から確実に視認できるようになる。また、同切欠部33とグリップ体2との間に見栄えを損なう無用な間隙が生じることもなくなり、赤外線治療器Bの載置姿勢のおさまりが良好となる。なお、図4では、グリップ体2の内部機構を省略してハッチングで示した。
【0032】
さらに、赤外線治療器Bの入/切スイッチSを操作する場合、指で押す力により赤外線治療器B自体が保持用筒部30の後側内周面に当接するまで後方へ一度戻され、スイッチ操作がなされた後に再度前方へ傾動するという一連の動きがなされるので使用者はスイッチ操作を実感することができる。しかも、赤外線治療器Bの前後往復動作においてグリップ体2と保持用筒部30との当接により発せられる叩音により、触覚のみならず聴覚の面からもスイッチ操作を実感することができるので操作感がより向上する。なお、本実施例では入/切スイッチSを押圧式のメンブレンスイッチとしているが、これはスライド式のスイッチであっても同様な効果を奏する。
【0033】
また、本実施例では、グリップ体2に設けた前記操作・表示部20を区画する境界部の略上半部に、前記切欠部33内に嵌挿される横振れ防止用リブ21を正面視で逆U字状に設けている。かかる横振れ防止用リブ21により、グリップ体2がグリップ収納空間Q内で横ぶれすることを防止して、赤外線治療器Bの起立姿勢を安定状態に保持可能としている。
【0034】
しかも、図1及び図4に示すように、切欠部33の両側縁内側には、グリップ体2の前側面に対応するグリップ体受部34をそれぞれ張出状に形成し、前記横振れ防止用リブ21との協働により、グリップ体2の安定保持を確実に行えるようにしている。
【0035】
さらに、図1〜図4に示すように、グリップ体収納空間Qの底部に、上端がグリップ体2の底面に当接する左右一対の支持用リブ35を設けている。
【0036】
かかる支持用リブ35により、グリップ体2の底面を線接触で支持可能となるので面同士の接触に比べて摩擦力が軽減され、赤外線治療器Bが容易に前傾することになり、より確実にグリップ体2の前側面を保持用筒部の内側面に密接させることができる。
【0037】
また、本実施例では、図2、及び図3に示すように、グリップ体収納空間Qにグリップ体2を収納した際に、同グリップ体2の上端部が保持用筒部30の上端縁から突出するようにしている。この突出量は、前記支持用リブ35の高さを設定することにより容易に決定することができる。
【0038】
かかる構成により、グリップ体2を持つ場合に保持用筒部30から突出した部分を握れば、赤外線治療器Bの抜き差しの際に手の位置をずらしたり持ち替えたりする必要がなく、しかも、本実施例では、かかる突出部分に入/切スイッチSが設けられているのでスイッチ操作が抜き差し動作と連続動作で行えることになって使い勝手が向上する。
【0039】
さらに、本実施例では、前記切欠部33の周縁端面33a を前方に向けて拡開するテーパ面としている。したがって、切欠部33に臨む操作・表示部20の視認性が広範囲にわたって良好となり、前述したように正面からのみでなく、やや側方にずれた位置からでも操作・表示部20の設定時間表示ランプS1、及び、通電表示ランプS2を視認でき、作動状態を識別することができる。
【0040】
以上説明してきたように、本実施例に係る保持台Aは、グリップ体2の保持用筒部30に対しての抜き差しが円滑に行えるとともに、保持用筒部30に保持させた状態での赤外線治療器Bの起立姿勢を整えることができ、かつ、操作・表示部20の使い勝手を向上させることができる。
【0041】
次に、上記してきた保持台Aに起立状に載置される赤外線治療器Bについて、より詳細に説明する。
【0042】
赤外線治療器Bは、図5及び図6に示すように、左右一対の半割りケーシング10,10 を接合して、前後端開口の筒状のヘッド体1を構成し、機能面となる前端開口部12に蜘蛛の巣状の前側カバー体14を、また、後端開口部13にはメッシュ状の後側カバー体15を装着している。15a は後側カバー体15を押さえるためのリング、16は前側カバー体14を具備し、ヘッド体1の前端開口部12に着脱自在に取付けたキャップである。
【0043】
また、ヘッド体1の内部には、前側から順に、赤外線を放射するための赤外線ヒータ4、同ヒータ4を囲繞する截頭椀状の反射板5、通電後直ちに発熱可能とした補助ヒータ7、前端開口部12から患部に向けて温風を送るためのファン8をそれぞれ配設している。80は筒状に形成したファンケース、81はファン駆動軸、82は同ファン駆動軸81と連動連結したファンモータである。
【0044】
赤外線ヒータ4は、図6に示すように、取付軸であるねじ体41a を突設した円形のバックプレート41に、ステンレスやアルミニウム等の金属板にセラミックスを塗布焼成した円形の赤外線プレート40を取付けて構成されており、同赤外線プレート40とバックプレート41との間に、マイカ板42,42 により挟持されるとともに、ニクロムヒータ線43a を巻回したヒータ基板43を介設している。
【0045】
補助ヒータ7は、通電直後から発熱し、赤外線ヒータ4よりは熱容量を小さくした剥き出しのコイル状のヒータ線7aを、二枚の基板を断面視十字状に組み合わせて構成したヒータ基板71に巻回するとともに、前記赤外線ヒータ4よりも小径とした金属性の筒状の遮熱ケーシング70で囲繞し、補助ヒータ7の熱が直接ヘッドケーシング10に伝わらないように構成している。
【0046】
また、前記ヒータ基板71の中央部分に設けたモータ収納部71a にファン8のファンモータ82の後半部を収納配設するとともに、前半部をファンケース80の中心部に設けたモータ保持筒80a で保持する構成としている。
【0047】
かかる構成により、補助ヒータ7とファン8とが連設されて同補助ヒータ7とファン8との配設間隔を可及的に短くすることができ、ヘッド体1内のレイアウトのコンパクト化が図れるので、赤外線治療器Bを小型化することができる。
【0048】
このように、赤外線治療器Bは、コンパクトな構成となっており、手に持って容易に使用することができ、かつ、補助ヒータ7とファン8を設けているので、赤外線治療器Bの立上直後から温風を患部に送風可能となって患部を即座に温めることができ、しかも、治療中の間、絶えず温風を患部に当てることできるので使用感を向上させることができる。
【0049】
また、図5及び図6において、6は前記ファン8からの風が直接赤外線ヒータ4の背側中央部に当たらないように設けた邪魔板であり、同邪魔板6は、赤外線ヒータ4を取付けるためにヘッド体1内に配設した環状固定板17に取付けられている。そして、同環状固定板17は、ヘッド体1内に着脱自在に配設した筒状ユニットケーシングEの前部開口に着脱自在に取付けている。63は前記邪魔板6に取付けた温度ヒューズである。
【0050】
ここで、ヘッド体1に上下回動自在に連結したグリップ体2について説明を加えると、図7に示すように、グリップ体2は、その基端部に設けた枢支軸受部26に、ヘッドケーシング10に形成した取付用枢支部11に突設した枢軸18を嵌合枢支して折畳自在に取付けている。換言すれば、ヘッド体1をグリップ体2に対して上下回動自在としている。
【0051】
そして、前述したように、グリップ体2の前側面に操作・表示部20を設け、その最下部に通電表示ランプS2を設けており(図3及び図6参照)、本実施例では、かかる通電表示ランプS2の配設位置を以下のように規定している。
【0052】
すなわち、図8に示すように、赤外線治療器Bを保持台Aに保持させた状態でヘッド体1を完全に下向きとした場合、通電表示ランプS2がヘッド体1により覆い隠されない位置に設けたものである。
【0053】
同通電表示ランプS2は、電源コードCが電源に接続されていると、入/切スイッチSの状態にかかわらず点灯しているので、例えば、治療を終えて赤外線治療器Bを保持台Aに載置した状態で放置した場合、電源コードCをコンセントなどから抜き忘れていても、通電表示ランプS2の点灯を視認することにより電源コードCの抜き忘れに気付くことができる。なお、この点については、赤外線治療器Bを保持台Aに載置している状態に限らず、赤外線治療器B単体で放置していても同様な効果を奏するものである。
【0054】
また、保持台Aの保持用筒部30に形成した切欠部33の周縁端面33a が、前述したように、前方に向けて拡開するテーパ面となっているので、周縁端面33a が保持用筒部30の外周面に対して凹部を形成することになり、ヘッド体1を下向きとした場合、図9に示すように、ヘッド体1の前側周面が前記凹部に収まり、その載置姿勢をよりコンパクトにすることができる。
【0055】
このときに、入/切スイッチSはヘッド体1によって完全に覆い隠されているので、誤ってスイッチONとする誤操作のおそれがなく、したがって、ヘッド体1が下向きの状態で動作してしまい、保持台Aの台座部32や保持用筒部30を加熱変形させたり、溶解させたりすることがなく、また、台座部32を載置する載置面を焦がしたりすることがない。
【0056】
ここで、さらにグリップ体2の連結構造について図7を参照しながら詳述すると、グリップ体2は、これを折畳む、あるいは、ヘッド体1を下向きにする際には所定の角度づつ段階的に回動するようにしている。
【0057】
すなわち、図7(b) に示すように、取付用枢支部11の内部に多数の凸状係合体19を円周方向に多数設ける一方、グリップ体2の枢支軸受部26には、前記枢軸18を嵌入可能で、かつ、外周面に前記凸状係合体19と係合する突起27,27 を形成したリング28を回動不能状態に取付けた筒体29を設け、グリップ体2あるいはヘッド体1を枢軸18回りに回動させると、突起27が凸状係合体19を乗り越える際に使用者にクリック感を与えながら、段階的にグリップ体2を動かすことができるものである。
【0058】
そして、本実施例では、グリップ体2が完全に折り畳まれる位置(図7(b) )に至る際に突起27が乗り越えるべき凸状係合体19',19' を他の係合体19よりも突出長さを低くしてなだらかに形成し、使用者がグリップ体2を完全に折り畳む際に、勢いあまって同グリップ体2とヘッド体1との間に指などを挟まないようにしている。なお、図7中、26a は枢支軸受部26に切欠環状に突設した回動ガイド、26b は同回動ガイド26a が周回した終点位置で端部に当接するように取付用枢支部11に設けたストッパである。
【0059】
以上、本実施例では、ハンディ型の機能器具として赤外線治療器Bを例にして説明したが、本発明に係る保持台Aは、上記赤外線治療器Bに限らず、ドライヤーや照明器具など、各種のハンディ型機能器具に適用することが可能である。
【0060】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明では以下の効果を奏する。
【0061】
〔1〕請求項1記載の本発明では、内部に機能部を収容し、前側端部に機能面を形成したヘッド体と、同ヘッド体の重心位置よりも後側端部寄りに連設し、前側面に機能部の操作・表示部を設けたグリップ体と、前記操作・表示部を区画する境界部の略上半部に設けた横振れ防止用リブとを具備するハンディ型機能器具を、起立状態で載置可能とした保持台であって、台座部と、同台座部から上方に向けて突設し、かつ、前側面に、前記横振れ防止用リブが嵌挿され、前記操作・表示部が視認可能な切欠部を設けた保持用筒部とからなり、同保持用筒部の内周面を、下部から上部にかけて漸次拡開してグリップ体収納空間を形成し、同空間内におけるグリップ体の収納姿勢が前傾姿勢となるようにして、グリップ体の前側面を保持用筒部の内周面に密接させると共に、前記切欠部の周縁端面が前方に向けて拡開するテーパ面をなすこととしたため、グリップ体収納空間が上方拡がりとなって、グリップ体の抜き差しが円滑に行えるとともに、グリップ体に設けられた操作・表示部が切欠部から確実に視認でき、かつ、前記切欠部とグリップ体との間に見栄えを損なう無用な間隙が生じることがない。また、操作・表示部を区画する境界部の少なくとも一部に、前記切欠部内に嵌挿される横振れ防止用リブを設けたことにより、上記の効果に加え、グリップ体がグリップ収納空間内で横ぶれすることがなく、機能器具を安定した起立姿勢に保つことができる。さらには、切欠部の周縁端面が前方に向けて拡開するテーパ面をなすこととしたので、上記の効果に加え、切欠部に臨む操作・表示部の視認性が広範囲にわたって良好となる。
【0064】
〔2〕請求項記載の本発明では、前記保持用筒の内周面のうち、少なくとも前側内周面を仮想垂線に対して1.0 〜3.0 °の角度で拡開させたことにより、前記〔1〕の効果に加え、グリップ体の前側面を保持用筒部の内側面に確実に密接させることができ、かつ、グリップ体の後側面と保持用筒部との間に形成される隙間が無用に大きくなることがない。
【0065】
〔3〕請求項記載の本発明では、前記グリップ体収納空間の底部に、上端がグリップ体の底面に当接する支持用リブを設けたことにより、前記〔1〕〜〔2〕の効果に加え、グリップ体の底面を線接触で支持可能となるので、摩擦力が軽減されて機能器具が容易に前傾することになり、より確実にグリップ体の前側面を保持用筒部の内側面に密接させることができる。
【0067】
〔4〕請求項記載の本発明では、前記保持用筒部内に形成されたグリップ体収納空間にグリップ体を収納した際に、同グリップ体の上端部を前記保持用筒部から突出させたことにより、グリップ体を持つ場合に保持用筒部から突出した部分を握れば、機能器具の抜き差しの際に手の位置をずらしたり持ち替えたりする必要がなく使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハンディ型機能器具の保持台を示す説明図である。
【図2】同保持台に赤外線治療器を載置させた状態の側面視を示す説明図である。
【図3】同保持台に赤外線治療器を載置させた状態の正面視を示す説明図である。
【図4】保持用筒部の横断面を示す説明図である。
【図5】赤外線治療器の断面図である。
【図6】同赤外線治療器の分解斜視図である。
【図7】グリップ体の連結構造を示す説明図である。
【図8】ヘッド体を下向きにして保持台に載置した状態の正面視による説明図である。
【図9】ヘッド体を下向きにして保持台に載置した状態の側面視による説明図である。
【符号の説明】
A 保持台
B 赤外線治療器
G 重心位置
Q グリップ体収納空間
1 ヘッド体
2 グリップ体
20 操作・表示部
21 横振れ防止用リブ
30 保持用筒部
32 台座部
33 切欠部
33a 周縁端面
35 支持用リブ

Claims (4)

  1. 内部に機能部を収容し、前側端部に機能面を形成したヘッド体(1) と、
    同ヘッド体(1) の重心位置(G) よりも後側端部寄りに連設し、前側面に機能部の操作・表示部(20)を設けたグリップ体(2) と、
    前記操作・表示部(20)を区画する境界部の略上半部に設けた横振れ防止用リブ(21)と、を具備するハンディ型機能器具を、起立状態で載置可能とした保持台であって、
    台座部(32)と、同台座部(32)から上方に向けて突設し、かつ、前側面に、前記横振れ防止用リブ(21)が嵌挿され、前記操作・表示部(20)が視認可能な切欠部(33)を設けた保持用筒部(30)とからなり、同保持用筒部(30)の内周面を、下部から上部にかけて漸次拡開してグリップ体収納空間(Q) を形成し、同空間(Q) 内におけるグリップ体(2) の収納姿勢が前傾姿勢となるようにして、グリップ体(2) の前側面を保持用筒部(30)の内周面に密接させると共に、
    前記切欠部(33)の周縁端面(33a) が前方に向けて拡開するテーパ面をなすことを特徴とするハンディ型機能器具の保持台。
  2. 前記保持用筒部(30)の内周面のうち、少なくとも前側内周面を仮想垂線に対して1.0 〜3.0 °の角度で拡開させたことを特徴とする請求項1に記載のハンディ型機能器具の保持台。
  3. 前記グリップ体収納空間(Q) の底部に、上端がグリップ体(2) の底面に当接する支持用リブ(35)を設けたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のハンディ型機能器具の保持台。
  4. 前記保持用筒部(30)内に形成されたグリップ体収納空間(Q) にグリップ体(2)を収納した際に、同グリップ体(2) の上端部を前記保持用筒部(30)から突出させたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハンディ型機能器具の保持台。
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