JPH10300884A - 線量率測定装置及びそれを使用する線量率測定方法 - Google Patents
線量率測定装置及びそれを使用する線量率測定方法Info
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- JPH10300884A JPH10300884A JP9106389A JP10638997A JPH10300884A JP H10300884 A JPH10300884 A JP H10300884A JP 9106389 A JP9106389 A JP 9106389A JP 10638997 A JP10638997 A JP 10638997A JP H10300884 A JPH10300884 A JP H10300884A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧力容器とシュラウドとの間のような複雑な
場所でも確実に測定しかつ容易に引き上げ、さらに厚さ
に大差があって圧力容器とシュラウドとの厚さに拘わら
ず、双方の線量当量率をほぼ正確に測定すること。 【解決手段】 シュラウド8の内側に配置された一方の
ファイバスコープ21と、シュラウド8及び圧力容器1
の外壁1a間の中間に配置された他方のファイバスコー
プ23との検出により、放射能測定器25が圧力容器1
とシュラウド8との所望位置での線量当量率を個々に求
めることができるので、取り出したシュラウド8をコン
テナにつめるとき、該シュラウド8の線量当量率に見合
う遮蔽を行えばよく、遮蔽を過剰にすることが不要にな
り、またファイバスコープ21,23が長尺状に形成さ
れ、その長手方向の任意の位置で放射線を検出できるの
で、ファイバスコープ21,23の長さに渡り連続的に
放射線を検出でき、容易に測定でき、しかも圧力容器外
壁1aとシュラウド8間の複雑な場所でも確実に挿入し
たり抜き取ったりすることができる。
場所でも確実に測定しかつ容易に引き上げ、さらに厚さ
に大差があって圧力容器とシュラウドとの厚さに拘わら
ず、双方の線量当量率をほぼ正確に測定すること。 【解決手段】 シュラウド8の内側に配置された一方の
ファイバスコープ21と、シュラウド8及び圧力容器1
の外壁1a間の中間に配置された他方のファイバスコー
プ23との検出により、放射能測定器25が圧力容器1
とシュラウド8との所望位置での線量当量率を個々に求
めることができるので、取り出したシュラウド8をコン
テナにつめるとき、該シュラウド8の線量当量率に見合
う遮蔽を行えばよく、遮蔽を過剰にすることが不要にな
り、またファイバスコープ21,23が長尺状に形成さ
れ、その長手方向の任意の位置で放射線を検出できるの
で、ファイバスコープ21,23の長さに渡り連続的に
放射線を検出でき、容易に測定でき、しかも圧力容器外
壁1aとシュラウド8間の複雑な場所でも確実に挿入し
たり抜き取ったりすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物が大きな構
造物であってその周辺の高い放射線線量当量率を測定す
る装置とその装置を使用して測定する方法とに係り、特
に、運転中の原子力発電所に設置されている圧力容器内
構造体の線量当量率を測定するの好適なものに関する。
造物であってその周辺の高い放射線線量当量率を測定す
る装置とその装置を使用して測定する方法とに係り、特
に、運転中の原子力発電所に設置されている圧力容器内
構造体の線量当量率を測定するの好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所にあっては、長い期間運転
した場合、原子炉炉内の構造物に小さなクラックを発生
することが最近発見されている。この場所は通常、人が
作業を直接行う場所でないため、放射能の測定を行う必
要がなかった。ところが、このクラックの発見により、
クラックを発生している構造物の交換・修理が要請され
ている。
した場合、原子炉炉内の構造物に小さなクラックを発生
することが最近発見されている。この場所は通常、人が
作業を直接行う場所でないため、放射能の測定を行う必
要がなかった。ところが、このクラックの発見により、
クラックを発生している構造物の交換・修理が要請され
ている。
【0003】交換に際しては、構造物を炉内から取り外
すこととなるが、運転中の原子炉を構成する圧力容器の
内面は、燃料集合体を保持する上,下グリッドや、燃料
集合体とジェットポンプとの中間に位置するシュラウド
等が、中性子照射を直接受けるために放射能が高く、巨
大な放射線源である燃料集合体を使用済燃料プールへ移
動した後においても、高放射線量のままとなっている。
また、炉内構造物の取出し作業は、圧力容器からシュラ
ウドをクレーンなどにより吊り上げて取り出し、該取り
出したシュラウドをドライヤセパレータプールに移動し
てそこで適当な大きさに切断し、切断したシュラウドを
コンテナに詰めて遮蔽する必要がある。
すこととなるが、運転中の原子炉を構成する圧力容器の
内面は、燃料集合体を保持する上,下グリッドや、燃料
集合体とジェットポンプとの中間に位置するシュラウド
等が、中性子照射を直接受けるために放射能が高く、巨
大な放射線源である燃料集合体を使用済燃料プールへ移
動した後においても、高放射線量のままとなっている。
また、炉内構造物の取出し作業は、圧力容器からシュラ
ウドをクレーンなどにより吊り上げて取り出し、該取り
出したシュラウドをドライヤセパレータプールに移動し
てそこで適当な大きさに切断し、切断したシュラウドを
コンテナに詰めて遮蔽する必要がある。
【0004】従来このような高線量当量率の場所での線
量測定は、アラニン線量計または高線量用電離箱が用い
られてきた。
量測定は、アラニン線量計または高線量用電離箱が用い
られてきた。
【0005】いずれの方法も原子炉ウェルに水を一杯に
張った状態で、オペレーションフロアにある燃料交換台
車から、測定センサーを圧力容器内に吊り降ろして測定
する方法である。
張った状態で、オペレーションフロアにある燃料交換台
車から、測定センサーを圧力容器内に吊り降ろして測定
する方法である。
【0006】従来技術の一例として後者の高線量用電離
箱を用いた、原子炉炉内線量当量率測定方法について第
10図を用いて説明する。第10図は、炉内の線量当量
率を測定するために燃料を取り出し水を原子炉ウェル一
杯に張った状態を示す。同図において1は圧力容器、2
は原子炉ウェル、3はウェル水面、4は燃料交換台車、
5はオペレーションフロア床面、6は圧力容器1内の上
部グリット、7は圧力容器1内の下部グリット、8は圧
力容器1内に設置されたシュラウド、9は再循環用の配
管、10は再循環用のポンプ、11はジェットポンプで
ある。
箱を用いた、原子炉炉内線量当量率測定方法について第
10図を用いて説明する。第10図は、炉内の線量当量
率を測定するために燃料を取り出し水を原子炉ウェル一
杯に張った状態を示す。同図において1は圧力容器、2
は原子炉ウェル、3はウェル水面、4は燃料交換台車、
5はオペレーションフロア床面、6は圧力容器1内の上
部グリット、7は圧力容器1内の下部グリット、8は圧
力容器1内に設置されたシュラウド、9は再循環用の配
管、10は再循環用のポンプ、11はジェットポンプで
ある。
【0007】そして、12は高線量用電離箱のモニタセ
ンサ、13はおもり、14はモニタセンサ12用のケー
ブル、15は放射能測定器を示す。
ンサ、13はおもり、14はモニタセンサ12用のケー
ブル、15は放射能測定器を示す。
【0008】原子炉炉内の高線量当量率場を測定する場
合は、人が燃料交換台車4に乗り、高線量用電離箱のケ
ーブル33を介しモニタセンサ31,おもり32を圧力
容器1内に吊り下げ、圧力容器1内の目的とする位置の
線量当量率を放射能測定器34で測定する。その際、測
定する位置は上部グリット6の上面にモニタセンサ31
が当たった位置を基準として、燃料交換台車4からのケ
ーブル33の長さにより求める。
合は、人が燃料交換台車4に乗り、高線量用電離箱のケ
ーブル33を介しモニタセンサ31,おもり32を圧力
容器1内に吊り下げ、圧力容器1内の目的とする位置の
線量当量率を放射能測定器34で測定する。その際、測
定する位置は上部グリット6の上面にモニタセンサ31
が当たった位置を基準として、燃料交換台車4からのケ
ーブル33の長さにより求める。
【0009】モニタセンサ31は比較的軽量にできてい
ることから、水中に沈めることができるようにおもり3
2をつけている。モニタセンサ31が目的とする位置に
達した後約1分程度停止し、モニタセンサ31による検
出値が一定の値となったところで測定器34により線量
率を読み、位置の情報と共に記録する。
ることから、水中に沈めることができるようにおもり3
2をつけている。モニタセンサ31が目的とする位置に
達した後約1分程度停止し、モニタセンサ31による検
出値が一定の値となったところで測定器34により線量
率を読み、位置の情報と共に記録する。
【0010】現在の使用されている高線量用電離箱は、
モニタセンサ31が強度的に弱いため、シュラウド8を
クレーン等で吊り上げるような時、破損する恐れがあ
る。
モニタセンサ31が強度的に弱いため、シュラウド8を
クレーン等で吊り上げるような時、破損する恐れがあ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に従来
技術の高線量用電離箱は、モニタセンサ31により圧力
容器1内のシュラウド8の線量当量率を測定している
が、モニタセンサ31の検出は、その部分である点測定
であり、そのため、シュラウド8を軸方向全体で測定し
ようとすると、時間がかかり過ぎると云う問題がある。
技術の高線量用電離箱は、モニタセンサ31により圧力
容器1内のシュラウド8の線量当量率を測定している
が、モニタセンサ31の検出は、その部分である点測定
であり、そのため、シュラウド8を軸方向全体で測定し
ようとすると、時間がかかり過ぎると云う問題がある。
【0012】また、モニタセンサ31を原子炉ウェル2
中に沈める場合、モニタセンサ31が軽量であることか
らおもり32を付けて沈めているが、そのままの状態で
ジェットポンプ11が設置されているような複雑な形状
の場所で測定しようとすると、モニタセンサ31及びお
もり32が障害物となる問題がある。即ち、モニタセン
サ31,おもり32の双方を圧力容器1とシュラウド8
との間に入れると、圧力容器1とシュラウド8間にジェ
ットポンプ11等が設置されているので、モニタセンサ
31,おもり32がジェットポンプ11等に引っかかっ
てしまい、所望の位置に吊り下げることが困難になるば
かりでなく、引き上げることも不可能となる。
中に沈める場合、モニタセンサ31が軽量であることか
らおもり32を付けて沈めているが、そのままの状態で
ジェットポンプ11が設置されているような複雑な形状
の場所で測定しようとすると、モニタセンサ31及びお
もり32が障害物となる問題がある。即ち、モニタセン
サ31,おもり32の双方を圧力容器1とシュラウド8
との間に入れると、圧力容器1とシュラウド8間にジェ
ットポンプ11等が設置されているので、モニタセンサ
31,おもり32がジェットポンプ11等に引っかかっ
てしまい、所望の位置に吊り下げることが困難になるば
かりでなく、引き上げることも不可能となる。
【0013】一方、シュラウド8を構成する鉄板の厚さ
が約3.2cmであり、圧力容器1の厚さが約30cm
であり、従って、一個のモニタセンサ31を吊り下げる
で測定するだけでは、厚さの違いにより双方の何れが線
量当量率が多いのか正確に評価することができない。こ
のため、シュラウド8を取出し、コンテナに詰めて遮蔽
する場合、コンテナの遮蔽を過剰にしなければならない
と云う問題がある。
が約3.2cmであり、圧力容器1の厚さが約30cm
であり、従って、一個のモニタセンサ31を吊り下げる
で測定するだけでは、厚さの違いにより双方の何れが線
量当量率が多いのか正確に評価することができない。こ
のため、シュラウド8を取出し、コンテナに詰めて遮蔽
する場合、コンテナの遮蔽を過剰にしなければならない
と云う問題がある。
【0014】さらに、シュラウド8の取出しに際して
は、クレーンでシュラウド8を吊り上げる必要がある。
この場合、吊り上げたシュラウド8の線量当量率を、オ
ペレーションフロア5で確認する必要があるが、測定員
が常時近傍でモニタしなければならないので、万一、線
量等量率が大きい場合には危険を招く問題がある。
は、クレーンでシュラウド8を吊り上げる必要がある。
この場合、吊り上げたシュラウド8の線量当量率を、オ
ペレーションフロア5で確認する必要があるが、測定員
が常時近傍でモニタしなければならないので、万一、線
量等量率が大きい場合には危険を招く問題がある。
【0015】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、連続した位置を確実に測定することができると共
に、圧力容器とシュラウドとの間のような複雑な場所で
も確実に測定し、かつ容易に引き上げることができ、さ
らに厚さに大差があって圧力容器とシュラウドとの厚さ
に拘わらず、双方の線量当量率をほぼ正確に測定するこ
とができる線量率測定装置を提供することにあり、他の
目的は、上記測定装置を使用して極力安全にシュラウド
の交換等を行うことができる線量率測定方法を提供する
ことにある。
鑑み、連続した位置を確実に測定することができると共
に、圧力容器とシュラウドとの間のような複雑な場所で
も確実に測定し、かつ容易に引き上げることができ、さ
らに厚さに大差があって圧力容器とシュラウドとの厚さ
に拘わらず、双方の線量当量率をほぼ正確に測定するこ
とができる線量率測定装置を提供することにあり、他の
目的は、上記測定装置を使用して極力安全にシュラウド
の交換等を行うことができる線量率測定方法を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の線量率測定装置
においては、圧力容器の高さ方向に沿う長尺状に形成さ
れ、放射線の入射により発光して放射線を検出するシン
チレーションファイバスコープと、該シンチレーション
ファイバスコープの検出に基づいて放射線線量当量率を
測定する放射能測定器と、シンチレーションファイバス
コープを繰り出し及び巻き取るリール手段とを有するこ
とを特徴とする。
においては、圧力容器の高さ方向に沿う長尺状に形成さ
れ、放射線の入射により発光して放射線を検出するシン
チレーションファイバスコープと、該シンチレーション
ファイバスコープの検出に基づいて放射線線量当量率を
測定する放射能測定器と、シンチレーションファイバス
コープを繰り出し及び巻き取るリール手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0017】また本発明の線量率測定方法においては、
圧力容器の高さ方向に沿う細い長尺状に形成され、放射
線の入射により発光して放射線を検出するシンチレーシ
ョンファイバスコープと、該シンチレーションファイバ
スコープの検出に基づいて放射線線量当量率を測定する
放射能測定器とを用い、シンチレーションファイバスコ
ープを圧力容器及びシュラウドの軸方向に沿って圧力容
器内の被測定物に挿入し、シンチレーションファイバス
コープの長手方向に沿い被測定物の放射線線量当量率を
連続的に検出することを特徴とする。
圧力容器の高さ方向に沿う細い長尺状に形成され、放射
線の入射により発光して放射線を検出するシンチレーシ
ョンファイバスコープと、該シンチレーションファイバ
スコープの検出に基づいて放射線線量当量率を測定する
放射能測定器とを用い、シンチレーションファイバスコ
ープを圧力容器及びシュラウドの軸方向に沿って圧力容
器内の被測定物に挿入し、シンチレーションファイバス
コープの長手方向に沿い被測定物の放射線線量当量率を
連続的に検出することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図9により説明する。図1乃至図5は本発明の測定方法
を実施するための線量率測定装置の一実施例を示してい
る。
図9により説明する。図1乃至図5は本発明の測定方法
を実施するための線量率測定装置の一実施例を示してい
る。
【0019】実施例の線量率測定装置の一実施例を述べ
る前に、原子炉圧力容器1について概要を述べると、該
圧力容器1はオペレーションフロア5の下方に設置さ
れ、その上部に原子炉ウエル2が設置されている。圧力
容器1の内部には図示しない燃料集合体を支持するため
の上部グリッド6,下部グリッド7が設けられると共
に、これら6,7の間にシュラウド8が配設されてい
る。シュラウド8と圧力容器1の外壁1aとの間には燃
料集合体用の冷却水を供給するジェットポンプ11が配
設されている。また圧力容器1には内部の循環水を取り
込んでジェットポンプ11に供給する再循環用の配管
9,ポンプ10が設けられている。
る前に、原子炉圧力容器1について概要を述べると、該
圧力容器1はオペレーションフロア5の下方に設置さ
れ、その上部に原子炉ウエル2が設置されている。圧力
容器1の内部には図示しない燃料集合体を支持するため
の上部グリッド6,下部グリッド7が設けられると共
に、これら6,7の間にシュラウド8が配設されてい
る。シュラウド8と圧力容器1の外壁1aとの間には燃
料集合体用の冷却水を供給するジェットポンプ11が配
設されている。また圧力容器1には内部の循環水を取り
込んでジェットポンプ11に供給する再循環用の配管
9,ポンプ10が設けられている。
【0020】このような圧力容器1は、炉内構造物とし
てのシュラウド8を交換する場合、まず、オペレーショ
ンフロア5に燃料交換台車4を移動し、該交換台車4を
利用して燃料集合体を取り外し、また燃料棒等を図示し
ない手段により取り外した後、測定装置を用いてシュラ
ウド8付近の線量当量率を測定する。
てのシュラウド8を交換する場合、まず、オペレーショ
ンフロア5に燃料交換台車4を移動し、該交換台車4を
利用して燃料集合体を取り外し、また燃料棒等を図示し
ない手段により取り外した後、測定装置を用いてシュラ
ウド8付近の線量当量率を測定する。
【0021】そして、実施例の線量率測定装置は、図1
に示すように、測定センサ(符示せず)と、該センサの
検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能測定
器25とを備えている。
に示すように、測定センサ(符示せず)と、該センサの
検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能測定
器25とを備えている。
【0022】測定センサとしては、細い長尺状の二本の
シンチレーションファイバスコープ21,23からなっ
ている。これらシンチレーションファイバスコープ2
1,23は、高純度のプラスチックからなる光ファィバ
ケーブルにより構成されており、水中におもりなしで沈
めることができる重さをなすと共に、その表面が破損し
ないようにステンレス等からなる金属で被覆されてい
る。
シンチレーションファイバスコープ21,23からなっ
ている。これらシンチレーションファイバスコープ2
1,23は、高純度のプラスチックからなる光ファィバ
ケーブルにより構成されており、水中におもりなしで沈
めることができる重さをなすと共に、その表面が破損し
ないようにステンレス等からなる金属で被覆されてい
る。
【0023】また、シンチレーションファイバスコープ
(以下、単にファイバスコープと略称す)21,23
は、その長さ方向の途中に高放射線が当たると、内部で
その放射線量に応じた光量で発光することにより放射線
を検出するものであり、詳細は後述する。この場合の最
大検出長は約10m程度であって、ファイバスコープか
ら遠く離れた位置に設けられる放射能測定器25までの
長さをとることができないので、伝送用ファイバスコー
プ22,24によりドラム26を経て放射能測定器25
に接続されている。ドラム26は、本例では回転により
伝送用ファイバスコープ22,24をそれぞれ独立的に
繰り出したり巻き取ったりすることにより、ファイバス
コープ21,23の圧力容器1内における高さ方向を位
置決めする。
(以下、単にファイバスコープと略称す)21,23
は、その長さ方向の途中に高放射線が当たると、内部で
その放射線量に応じた光量で発光することにより放射線
を検出するものであり、詳細は後述する。この場合の最
大検出長は約10m程度であって、ファイバスコープか
ら遠く離れた位置に設けられる放射能測定器25までの
長さをとることができないので、伝送用ファイバスコー
プ22,24によりドラム26を経て放射能測定器25
に接続されている。ドラム26は、本例では回転により
伝送用ファイバスコープ22,24をそれぞれ独立的に
繰り出したり巻き取ったりすることにより、ファイバス
コープ21,23の圧力容器1内における高さ方向を位
置決めする。
【0024】さらにファイバスコープ21,23のう
ち、一方のファイバスコープ21はシュラウド8の内側
に配置され、他方のファイバスコープ23は圧力容器1
とシュラウド8間に配置される。
ち、一方のファイバスコープ21はシュラウド8の内側
に配置され、他方のファイバスコープ23は圧力容器1
とシュラウド8間に配置される。
【0025】放射能測定器25は、例えば図2(a)に
示すように、ファイバスコープ21の両端がファイバス
コープ22a,22bを介し接続された時間波高変換器
25aと、該時間波高変換器25aの出力信号に基づい
て線量当量率を求める放射線計測部25bと、その出力
信号に基づいて出力装置25dに表示したりするパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンと略称す)25cと
を有している。
示すように、ファイバスコープ21の両端がファイバス
コープ22a,22bを介し接続された時間波高変換器
25aと、該時間波高変換器25aの出力信号に基づい
て線量当量率を求める放射線計測部25bと、その出力
信号に基づいて出力装置25dに表示したりするパーソ
ナルコンピュータ(以下、パソコンと略称す)25cと
を有している。
【0026】そして測定時、図2(a)において、シン
チレーションファイバ21の上部に放射線aが当たる
と、シンチレーションファイバ21の当たった部分の内
部で発光し、その発光した光がシンチレーションファイ
バ2の両端方向に伝わると共に、シンチレーションファ
イバ21の両端に接続されているファイバスコープ22
a,22bを経て時間波高変換器25aに入る。この場
合、シンチレーションファイバ21の一端側及びファイ
バスコープ22aを経て時間波高変換器25aに到達し
た光と、その他端側及びファイバスコープ22bを経て
時間波高変換器25aに到達した光とでは伝送距離の差
に応じた時間差が生じるので、時間波高変換器25aが
その時間差に応じて出力すると、その時間差と発光量と
に基づき放射線計測部25bがその位置と放射線量とを
求め、そのデータがパソコン25cに出力され、該パソ
コン25cがデータ保存すると共に、そのデータに基づ
いて出力装置25dを介し図2(b)に示す如く表示す
るようにしている。
チレーションファイバ21の上部に放射線aが当たる
と、シンチレーションファイバ21の当たった部分の内
部で発光し、その発光した光がシンチレーションファイ
バ2の両端方向に伝わると共に、シンチレーションファ
イバ21の両端に接続されているファイバスコープ22
a,22bを経て時間波高変換器25aに入る。この場
合、シンチレーションファイバ21の一端側及びファイ
バスコープ22aを経て時間波高変換器25aに到達し
た光と、その他端側及びファイバスコープ22bを経て
時間波高変換器25aに到達した光とでは伝送距離の差
に応じた時間差が生じるので、時間波高変換器25aが
その時間差に応じて出力すると、その時間差と発光量と
に基づき放射線計測部25bがその位置と放射線量とを
求め、そのデータがパソコン25cに出力され、該パソ
コン25cがデータ保存すると共に、そのデータに基づ
いて出力装置25dを介し図2(b)に示す如く表示す
るようにしている。
【0027】以下同様に、ファイバスコープ21の中段
側の放射線b,また下部側放射線c,dにおいても同様
の作用が起こることにより、ファイバスコープ21の高
さ(長さ)方向で放射線線量当量率を測定すると共に、
その位置を特定することができるようにしている。
側の放射線b,また下部側放射線c,dにおいても同様
の作用が起こることにより、ファイバスコープ21の高
さ(長さ)方向で放射線線量当量率を測定すると共に、
その位置を特定することができるようにしている。
【0028】なお、図2では一方のファイバスコープ2
1のみについて述べたが、他方のファイバスコープ23
も伝送用ファイバスコープ24を介し同様の接続構成で
あり、同様の機能を果たす。
1のみについて述べたが、他方のファイバスコープ23
も伝送用ファイバスコープ24を介し同様の接続構成で
あり、同様の機能を果たす。
【0029】実施例の測定装置は、上記の如き構成より
なるので、次にその取扱について述べる。
なるので、次にその取扱について述べる。
【0030】例えば、シュラウド8の厚さが約3.2c
mで、圧力容器1の厚さが約30cmであり、圧力容器
外壁1aとシュラウド8との間が30cmとする。この
場合、シュラウド8,圧力容器1双方における中性子の
密度が仮に等しいとすると、各々の比放射能(Bq/
g)は等しくなり、構造材の自己吸収を無視すれば、圧
力容器1の方が約十倍強いことになる。
mで、圧力容器1の厚さが約30cmであり、圧力容器
外壁1aとシュラウド8との間が30cmとする。この
場合、シュラウド8,圧力容器1双方における中性子の
密度が仮に等しいとすると、各々の比放射能(Bq/
g)は等しくなり、構造材の自己吸収を無視すれば、圧
力容器1の方が約十倍強いことになる。
【0031】しかし、ファイバスコープ21,23によ
り検出すれば、以下のようにして放射線量を測定するこ
とができる。即ち、測定に際してはまず、二本のファイ
バスコープ21,23を圧力容器1内に挿入し、そのう
ち、一方のファイバスコープ21を図3に示す如く、シ
ュラウド8の内壁から約15cm離した位置におき、他
方のファイバスコープ23を、シュラウド8と圧力容器
1との間の中間部に配置し、ファイバスコープ23とシ
ュラウド8,圧力容器1との間も15cmとしておく。
そして、この状態で二本のファイバスコープ21,23
により放射線を検出することにより、即ち、一方のファ
イバスコープ21がシュラウド8の内側の放射能を検出
すると共に、他方のファイバスコープ23がシュラウド
8,圧力容器1間の中間部の放射能を検出することによ
り、放射能測定器25が検出に基づいて演算し、シュラ
ウド8と圧力容器1との線量当量率を独立的に求める。
この場合、それぞれの検出位置は、同一高さの位置20
にある。
り検出すれば、以下のようにして放射線量を測定するこ
とができる。即ち、測定に際してはまず、二本のファイ
バスコープ21,23を圧力容器1内に挿入し、そのう
ち、一方のファイバスコープ21を図3に示す如く、シ
ュラウド8の内壁から約15cm離した位置におき、他
方のファイバスコープ23を、シュラウド8と圧力容器
1との間の中間部に配置し、ファイバスコープ23とシ
ュラウド8,圧力容器1との間も15cmとしておく。
そして、この状態で二本のファイバスコープ21,23
により放射線を検出することにより、即ち、一方のファ
イバスコープ21がシュラウド8の内側の放射能を検出
すると共に、他方のファイバスコープ23がシュラウド
8,圧力容器1間の中間部の放射能を検出することによ
り、放射能測定器25が検出に基づいて演算し、シュラ
ウド8と圧力容器1との線量当量率を独立的に求める。
この場合、それぞれの検出位置は、同一高さの位置20
にある。
【0032】この原理について、一般に原子炉炉内構造
物で生じる放射性核種がCo−60,Mn−54を主と
することから、Co−60を対象として詳細に説明す
る。Co−60のγ線は水中5cmで約1/2に減衰
し、15cmで1/3に、30cmで1/10に減衰す
る。そして、Co−60,3.7*1010Bq(旧単位
で1Ci)で、線源から1m離れた位置における線量当
量率は、13mSv/h(旧単位で1.3r/h)であ
る。これより、旧単位の方が数字が簡単であるのでこれ
を用いる。換算は次のとおりである。
物で生じる放射性核種がCo−60,Mn−54を主と
することから、Co−60を対象として詳細に説明す
る。Co−60のγ線は水中5cmで約1/2に減衰
し、15cmで1/3に、30cmで1/10に減衰す
る。そして、Co−60,3.7*1010Bq(旧単位
で1Ci)で、線源から1m離れた位置における線量当
量率は、13mSv/h(旧単位で1.3r/h)であ
る。これより、旧単位の方が数字が簡単であるのでこれ
を用いる。換算は次のとおりである。
【0033】3.7*1010Bq =1Ci 1Sv =100rem=100r 第4図は第3図の圧力容器1,シュラウド8,各シンチ
レーションファイバ21,23間の関係を等価的に表し
た図であって、同図において、圧力容器1における放射
能をA(Ci)、シュラウド8における放射能をB(C
i)とし、圧力容器1とシュラウド8との中間における
線量当量率をX(r/h)、シュラウド8より内側の線
量当量率をY(r/h)とし、距離は各々の15cmと
すると、各々の線量当量率は次のような(数1),(数
2)式の関係となる。
レーションファイバ21,23間の関係を等価的に表し
た図であって、同図において、圧力容器1における放射
能をA(Ci)、シュラウド8における放射能をB(C
i)とし、圧力容器1とシュラウド8との中間における
線量当量率をX(r/h)、シュラウド8より内側の線
量当量率をY(r/h)とし、距離は各々の15cmと
すると、各々の線量当量率は次のような(数1),(数
2)式の関係となる。
【0034】
【数1】
【0035】
【数2】
【0036】即ち、前記線量当量率X,Y(Sv/hま
たはr/h)がファイバスコープ21,23により実測
することができるので、上記数式により圧力容器1の放
射能A及びシュラウド8の放射能B(BqまたはCi)
を求めることができる。
たはr/h)がファイバスコープ21,23により実測
することができるので、上記数式により圧力容器1の放
射能A及びシュラウド8の放射能B(BqまたはCi)
を求めることができる。
【0037】従って、放射能測定器25は、シュラウド
8の内側に配置された一方のファイバスコープ21と、
シュラウド8及び圧力容器1の外壁1a間の中間に配置
された他方のファイバスコープ23との検出により、圧
力容器1とシュラウド8との所望位置での線量当量率を
個々に求めることができ、図5にその測定結果を示す。
図5は圧力容器内の高さ方向位置と線量当量率との関係
に基づいた測定結果であり、曲線Cは圧力容器外壁の線
量当量率を、曲線Dはシュラウドの線量当量率をそれぞ
れ表している。
8の内側に配置された一方のファイバスコープ21と、
シュラウド8及び圧力容器1の外壁1a間の中間に配置
された他方のファイバスコープ23との検出により、圧
力容器1とシュラウド8との所望位置での線量当量率を
個々に求めることができ、図5にその測定結果を示す。
図5は圧力容器内の高さ方向位置と線量当量率との関係
に基づいた測定結果であり、曲線Cは圧力容器外壁の線
量当量率を、曲線Dはシュラウドの線量当量率をそれぞ
れ表している。
【0038】その結果、取り出したシュラウド8をコン
テナにつめるとき、該シュラウド8の線量当量率に見合
う遮蔽を行えばよいので、従来技術のように遮蔽を過剰
にすることが不要になる。
テナにつめるとき、該シュラウド8の線量当量率に見合
う遮蔽を行えばよいので、従来技術のように遮蔽を過剰
にすることが不要になる。
【0039】また、ファイバスコープ21,23が長尺
状に形成され、その長手方向の任意の位置で放射線を検
出することができるので、各点の放射能をいちいち検出
する従来技術に比較すると、ファイバスコープ21,2
3の長さに渡り連続的に放射線を検出でき、容易に検出
することができる。しかも、ファイバスコープ21,2
3は適宜の重さがあってかつ細い長尺状のものであるの
で、圧力容器外壁1aとシュラウド8間の複雑な場所で
も確実に挿入したり抜き取ったりすることができる。
状に形成され、その長手方向の任意の位置で放射線を検
出することができるので、各点の放射能をいちいち検出
する従来技術に比較すると、ファイバスコープ21,2
3の長さに渡り連続的に放射線を検出でき、容易に検出
することができる。しかも、ファイバスコープ21,2
3は適宜の重さがあってかつ細い長尺状のものであるの
で、圧力容器外壁1aとシュラウド8間の複雑な場所で
も確実に挿入したり抜き取ったりすることができる。
【0040】さらにその挿入時や抜き取り時、例えファ
イバスコープが他の機器と当たっても、表面が金属で被
覆されているので、破損するおそれがない。
イバスコープが他の機器と当たっても、表面が金属で被
覆されているので、破損するおそれがない。
【0041】図6は本発明の測定方法を実施するための
線量率測定装置の第二の実施例を示している。この場合
は、シュラウド8の内側に挿入配置されるファイバスコ
ープ21と、シュラウド8及び圧力容器外壁1a間に挿
入配置されるファイバスコープ23とを所定位置に確実
に配置できるようにしたものである。
線量率測定装置の第二の実施例を示している。この場合
は、シュラウド8の内側に挿入配置されるファイバスコ
ープ21と、シュラウド8及び圧力容器外壁1a間に挿
入配置されるファイバスコープ23とを所定位置に確実
に配置できるようにしたものである。
【0042】即ち、各ファイバスコープ21,23の高
さ(長さ)方向の途中位置に距離測定用治具51,52
が取付けられている。そして、一方のファイバスコープ
21がシュラウド8の内側に挿入されたとき、距離測定
用治具51部分をテレビカメラ53が撮像し、該撮像画
面を図示しないモニタで観察しながら、距離測定用治具
51に基づいてファイバスコープ21をシュラウド8か
ら所定距離離れた位置にずらすことにより、ファイバス
コープ21を所定位置に配置する。
さ(長さ)方向の途中位置に距離測定用治具51,52
が取付けられている。そして、一方のファイバスコープ
21がシュラウド8の内側に挿入されたとき、距離測定
用治具51部分をテレビカメラ53が撮像し、該撮像画
面を図示しないモニタで観察しながら、距離測定用治具
51に基づいてファイバスコープ21をシュラウド8か
ら所定距離離れた位置にずらすことにより、ファイバス
コープ21を所定位置に配置する。
【0043】また他方のファイバスコープ23は、シュ
ラウド8と圧力容器1間の狭い部分に配置されるので、
テレビカメラ53で距離測定用治具52部分を撮像する
ことができないが、例えば、シュラウド8と圧力容器1
間においてファイバスコープ23を左右にずらし、双方
8,1にファイバスコープ23を接触させてその距離の
目安をつけることにより、該ファイバスコープ23をシ
ュラウド8と圧力容器1間の中間位置に位置決めするよ
うにしている。
ラウド8と圧力容器1間の狭い部分に配置されるので、
テレビカメラ53で距離測定用治具52部分を撮像する
ことができないが、例えば、シュラウド8と圧力容器1
間においてファイバスコープ23を左右にずらし、双方
8,1にファイバスコープ23を接触させてその距離の
目安をつけることにより、該ファイバスコープ23をシ
ュラウド8と圧力容器1間の中間位置に位置決めするよ
うにしている。
【0044】そのため、ファイバスコープ21,23に
取付けられた距離測定用治具51,52と、テレビカメ
ラ53及び図示しないディスプレイを含み、かつ一方の
距離測定用治具51周辺の画像を撮像して一方のファイ
バスコープ21を位置決めするためのモニタ手段とを有
している。
取付けられた距離測定用治具51,52と、テレビカメ
ラ53及び図示しないディスプレイを含み、かつ一方の
距離測定用治具51周辺の画像を撮像して一方のファイ
バスコープ21を位置決めするためのモニタ手段とを有
している。
【0045】この実施例によれば、ファイバスコープ2
1,23に基づきシュラウド8の内側に配置すべきファ
イバスコープ21の挿入位置と、シュラウド8及び圧力
容器外壁1a間に配置すべきファイバスコープ23の挿
入位置とをほぼ正確に位置決めできるので、前記一実施
例に比較しシュラウド8,圧力容器1各々の線量当量率
をより正確に測定することができる。
1,23に基づきシュラウド8の内側に配置すべきファ
イバスコープ21の挿入位置と、シュラウド8及び圧力
容器外壁1a間に配置すべきファイバスコープ23の挿
入位置とをほぼ正確に位置決めできるので、前記一実施
例に比較しシュラウド8,圧力容器1各々の線量当量率
をより正確に測定することができる。
【0046】なおこれまで述べた実施例では、測定セン
サとして二本のファイバスコープ21,23を同時に用
いた例を示したが、一本のファイバスコープのみを使用
し、これをシュラウド8の内側に挿入して測定し、その
後、シュラウド8及び圧力容器外壁1aに挿入して測定
し、それらの測定結果に基づいてシュラウド8の線量当
量率と圧力容器1の線量当量率とを個々に得るようにす
ることもできる。
サとして二本のファイバスコープ21,23を同時に用
いた例を示したが、一本のファイバスコープのみを使用
し、これをシュラウド8の内側に挿入して測定し、その
後、シュラウド8及び圧力容器外壁1aに挿入して測定
し、それらの測定結果に基づいてシュラウド8の線量当
量率と圧力容器1の線量当量率とを個々に得るようにす
ることもできる。
【0047】図7乃至図9は、本発明の線量率測定方法
の他の実施例をそれぞれ示している。図7は、シュラウ
ド8を圧力容器1から取り外し、吊り上げた状態のとき
に測定することにより、より正確な測定値を得るように
したものである。
の他の実施例をそれぞれ示している。図7は、シュラウ
ド8を圧力容器1から取り外し、吊り上げた状態のとき
に測定することにより、より正確な測定値を得るように
したものである。
【0048】即ち、予めファイバスコープ21,23に
より前述した如く線量当量率を測定し、また圧力容器1
内の上部グリッド6を切断等して取り除いた後、シュラ
ウド8をクレーン40により圧力容器1の上部フランジ
周辺まで吊り上げ、圧力容器1からの放射線の影響が少
なくなったところで、再びファイバスコープ21をシュ
ラウド8の内側に挿入し、かつファイバスコープ23を
シュラウド8及び圧力容器1の外壁1a間に挿入するこ
とにより、シュラウド8の線量当量率を測定する。
より前述した如く線量当量率を測定し、また圧力容器1
内の上部グリッド6を切断等して取り除いた後、シュラ
ウド8をクレーン40により圧力容器1の上部フランジ
周辺まで吊り上げ、圧力容器1からの放射線の影響が少
なくなったところで、再びファイバスコープ21をシュ
ラウド8の内側に挿入し、かつファイバスコープ23を
シュラウド8及び圧力容器1の外壁1a間に挿入するこ
とにより、シュラウド8の線量当量率を測定する。
【0049】これにより、シュラウド8は、圧力容器1
からの放射線の影響が少なくなっているので、それだけ
シュラウド8の線量当量率を正確に測定することができ
る。
からの放射線の影響が少なくなっているので、それだけ
シュラウド8の線量当量率を正確に測定することができ
る。
【0050】そのため、シュラウド8の修理・交換作業
に際し圧力容器1に取付けられた状態の線量当量率と、
シュラウド8を吊り上げたときの線量当量率とを監視し
続けることができるので、作業性の安全化を図ることが
できる。
に際し圧力容器1に取付けられた状態の線量当量率と、
シュラウド8を吊り上げたときの線量当量率とを監視し
続けることができるので、作業性の安全化を図ることが
できる。
【0051】図8は、シュラウドを圧力容器1からドラ
イヤセパレータプールへ移動するときの測定方法を示し
ている。この場合は、クレーン40の吊り具41下部に
設置されたシンチレーションファイバスコープ27と、
原子炉ウエル2の上部位置に設置されたシンチレーショ
ンファイバスコープ28とを用いる。これらシンチレー
ションファイバスコープ(以下、ファイバスコープと略
称す)27,28はそれぞれが伝送用のファイバスコー
プ29,30を介しドラム31に巻かれ、かつ放射能測
定器25に接続されている。また、ファイバスコープ2
8は、原子炉ウエル2が大きいので1本ではウエル全周
をカバーすることができないので、複数本設置すること
によりウエル全周にわたりモニタするようにしている。
なお、放射能測定器25の構成は前述した図2のものと
基本的には同様であるので説明を省略するが、クレーン
時に用いるものとして測定装置を別に設置してもよい。
イヤセパレータプールへ移動するときの測定方法を示し
ている。この場合は、クレーン40の吊り具41下部に
設置されたシンチレーションファイバスコープ27と、
原子炉ウエル2の上部位置に設置されたシンチレーショ
ンファイバスコープ28とを用いる。これらシンチレー
ションファイバスコープ(以下、ファイバスコープと略
称す)27,28はそれぞれが伝送用のファイバスコー
プ29,30を介しドラム31に巻かれ、かつ放射能測
定器25に接続されている。また、ファイバスコープ2
8は、原子炉ウエル2が大きいので1本ではウエル全周
をカバーすることができないので、複数本設置すること
によりウエル全周にわたりモニタするようにしている。
なお、放射能測定器25の構成は前述した図2のものと
基本的には同様であるので説明を省略するが、クレーン
時に用いるものとして測定装置を別に設置してもよい。
【0052】そして、クレーン40によりシュラウド8
を図8に示す如く吊り上げると共に、その吊り上げた状
態でドライヤセパレータプールに移動するとき、吊り具
41下部のファイバスコープ27及びウエル上部のファ
イバスコープ28によりシュラウド8の線量当量率をモ
ニタする。
を図8に示す如く吊り上げると共に、その吊り上げた状
態でドライヤセパレータプールに移動するとき、吊り具
41下部のファイバスコープ27及びウエル上部のファ
イバスコープ28によりシュラウド8の線量当量率をモ
ニタする。
【0053】この場合、吊り具41とシュラウド8間の
ワイヤロープ43の長さを予め調節し(ウエル水面3と
シュラウド8との距離が約2m程度)、シュラウド8が
ウエル内の水で遮蔽されたままの状態を保持することに
より、オペレーションフロア5の線量当量率を安全に保
てる。
ワイヤロープ43の長さを予め調節し(ウエル水面3と
シュラウド8との距離が約2m程度)、シュラウド8が
ウエル内の水で遮蔽されたままの状態を保持することに
より、オペレーションフロア5の線量当量率を安全に保
てる。
【0054】また例え、操作ミス等によりオペレーショ
ンフロア5の線量当量率が上昇するほどシュラウド8が
引き上げられることがあっても、ファイバスコープ28
がオペレーションフロア5側の線量当量率を常にモニタ
しているので、そのモニタの監視により作業の中断など
を直ちに行うことができ、これにより作業員が被曝する
のを回避することができる。
ンフロア5の線量当量率が上昇するほどシュラウド8が
引き上げられることがあっても、ファイバスコープ28
がオペレーションフロア5側の線量当量率を常にモニタ
しているので、そのモニタの監視により作業の中断など
を直ちに行うことができ、これにより作業員が被曝する
のを回避することができる。
【0055】図9は、図8の実施例を応用したものであ
って、吊り具41の下部に配置されたファイバスコープ
27と、原子炉ウェル2の上部位置に配置されたファイ
バスコープ28とを有する他、吊り上げられたシュラウ
ド8の上部に配置されるファイバスコープ32を有して
いる。即ち、このファイバスコープ32は、シュラウド
8の径方向あるいは周囲に沿い複数設けられてシュラウ
ド8の上部に配置され、伝送用ファイバスコープ33を
介しドラム31に巻かれ、かつ放射能測定器25に接続
されている。
って、吊り具41の下部に配置されたファイバスコープ
27と、原子炉ウェル2の上部位置に配置されたファイ
バスコープ28とを有する他、吊り上げられたシュラウ
ド8の上部に配置されるファイバスコープ32を有して
いる。即ち、このファイバスコープ32は、シュラウド
8の径方向あるいは周囲に沿い複数設けられてシュラウ
ド8の上部に配置され、伝送用ファイバスコープ33を
介しドラム31に巻かれ、かつ放射能測定器25に接続
されている。
【0056】この実施例によれば、吊り具41下部のフ
ァイバスコープ27とオペレーションフロア5下部のフ
ァイバスコープ28とを有しているので、基本的には図
9に示す実施例と同様の作用効果がある。これに加え、
シュラウド8の上部にもファイバスコープ32を設けて
いるので、該ファイバスコープ32によりシュラウド8
自体の線量当量率を測定することができ、そのため、ウ
エル3内の水によってシュラウド8からの放射線が遮蔽
されるおそれがないので、シュラウド8の線量当量率を
より正確に測定することができる。
ァイバスコープ27とオペレーションフロア5下部のフ
ァイバスコープ28とを有しているので、基本的には図
9に示す実施例と同様の作用効果がある。これに加え、
シュラウド8の上部にもファイバスコープ32を設けて
いるので、該ファイバスコープ32によりシュラウド8
自体の線量当量率を測定することができ、そのため、ウ
エル3内の水によってシュラウド8からの放射線が遮蔽
されるおそれがないので、シュラウド8の線量当量率を
より正確に測定することができる。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、圧
力容器の高さ方向に沿う長尺状に形成され、放射線の入
射により発光して放射線を検出するシンチレーションフ
ァイバスコープと、該シンチレーションファイバスコー
プの検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能
測定器と、シンチレーションファイバスコープを繰り出
し及び巻き取るリール手段とを有し、圧力容器とシュラ
ウドとの線量当量率を個々に求めることができるように
構成したので、取り出したシュラウドをコンテナにつめ
るとき、遮蔽を過剰にすることが不要になり、また圧力
容器とシュラウド間の複雑な場所でも確実に挿入したり
抜き取ったりすることができ、さらに厚さに大差があっ
て圧力容器とシュラウドとの厚さに拘わらず、双方の線
量当量率をほぼ正確に測定することができる効果があ
る。
力容器の高さ方向に沿う長尺状に形成され、放射線の入
射により発光して放射線を検出するシンチレーションフ
ァイバスコープと、該シンチレーションファイバスコー
プの検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能
測定器と、シンチレーションファイバスコープを繰り出
し及び巻き取るリール手段とを有し、圧力容器とシュラ
ウドとの線量当量率を個々に求めることができるように
構成したので、取り出したシュラウドをコンテナにつめ
るとき、遮蔽を過剰にすることが不要になり、また圧力
容器とシュラウド間の複雑な場所でも確実に挿入したり
抜き取ったりすることができ、さらに厚さに大差があっ
て圧力容器とシュラウドとの厚さに拘わらず、双方の線
量当量率をほぼ正確に測定することができる効果があ
る。
【0058】また、請求項2〜6によれば、請求項1の
装置を使用して極力安全にシュラウドの交換等を行うこ
とができるので、作業員の過剰被曝を未然に防止できる
と共に、作業員の防護装備の軽減化を図ることもできる
効果がある。
装置を使用して極力安全にシュラウドの交換等を行うこ
とができるので、作業員の過剰被曝を未然に防止できる
と共に、作業員の防護装備の軽減化を図ることもできる
効果がある。
【図1】本発明の測定方法を実施するための線量率測定
装置の一実施例を示す測定時の説明図。
装置の一実施例を示す測定時の説明図。
【図2】同じく線量率測定装置の構成を示す説明図
(a),測定時の出力結果を示す説明図(b)。
(a),測定時の出力結果を示す説明図(b)。
【図3】シンチレーションファイバスコープとシュラウ
ドと圧力容器との位置関係を示す説明図。
ドと圧力容器との位置関係を示す説明図。
【図4】図3におけるシンチレーションファイバスコー
プ,シュラウド,各シンチレーションファイバ間の関係
を等価的に表した図。
プ,シュラウド,各シンチレーションファイバ間の関係
を等価的に表した図。
【図5】線量率測定装置による測定結果を示す説明図。
【図6】線量率測定装置の第二の実施例を示す要部の説
明図。
明図。
【図7】シュラウドを吊り上げたときの測定方法を示す
説明図。
説明図。
【図8】同じくシュラウドを吊り上げたときの他の測定
方法を示す説明図。
方法を示す説明図。
【図9】同じくシュラウドを吊り上げたときのさらに他
の測定方法を示す説明図。
の測定方法を示す説明図。
【図10】高線量用電離箱を用いて測定する従来技術を
示す説明図。
示す説明図。
1…圧力容器、1a…圧力外壁、2…原子炉ウエル、3
…ウエル水面、5…オペレーションフロア、8…シュラ
ウド、21,23,27,28,32…シンチレーショ
ンファイバスコープ、25…放射能測定器、26…ドラ
ム、40…クレーン。
…ウエル水面、5…オペレーションフロア、8…シュラ
ウド、21,23,27,28,32…シンチレーショ
ンファイバスコープ、25…放射能測定器、26…ドラ
ム、40…クレーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 隆博 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 千葉 吉紀 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 弓立 忠弘 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (6)
- 【請求項1】 圧力容器の高さ方向に沿う長尺状に形成
され、放射線の入射により発光して放射線を検出するシ
ンチレーションファイバスコープと、該シンチレーショ
ンファイバスコープの検出に基づいて放射線線量当量率
を測定する放射能測定器と、シンチレーションファイバ
スコープを繰り出し及び巻き取るリール手段とを有する
ことを特徴とする線量率測定装置。 - 【請求項2】 圧力容器の高さ方向に沿う細い長尺状に
形成され、放射線の入射により発光して放射線を検出す
るシンチレーションファイバスコープと、該シンチレー
ションファイバスコープの検出に基づいて放射線線量当
量率を測定する放射能測定器とを用い、シンチレーショ
ンファイバスコープを圧力容器及びシュラウドの軸方向
に沿って圧力容器内の被測定物に挿入し、シンチレーシ
ョンファイバスコープの長手方向に沿い被測定物の放射
線線量当量率を連続的に検出することを特徴とする線量
率測定方法。 - 【請求項3】 圧力容器の高さ方向に沿う細い長尺状に
形成され、放射線の入射により発光して放射線を検出す
るシンチレーションファイバスコープと、該シンチレー
ションファイバスコープの検出に基づいて放射線線量当
量率を測定する放射能測定器とを用い、シンチレーショ
ンファイバスコープを圧力容器のシュラウドの内側に所
定の距離を隔てて挿入し、シュラウドの放射線線当量率
を測定する第1工程と、シンチレーションファイバスコ
ープを圧力容器とシュラウドとの間に挿入し、圧力容器
とシュラウド間の放射線線量当量率を測定する第2工程
と、第1工程及び第2工程によって測定されたシュラウ
ド放射線線量当量率,圧力容器とシュラウド間の放射線
線量当量率に基づき、シュラウドと圧力容器との放射線
線量当量率を独立的に求める第3工程とを有することを
特徴とする線量率測定方法。 - 【請求項4】 圧力容器内から原子炉ウエル中にシュラ
ウドを吊り上げ、該吊り上げたシュラウドをドライヤセ
パレータプールに移動してなる方法において、圧力容器
の高さ方向に沿う細い長尺状に形成され、放射線の入射
により発光して放射線を検出するシンチレーションファ
イバスコープと、該シンチレーションファイバスコープ
の検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能測
定器とを用い、圧力容器内から原子炉ウエル中にシュラ
ウドを吊り上げたとき、シンチレーションファイバスコ
ープをシュラウドの内側に所定の距離を隔てて挿入し、
シュラウドの放射線線当量率を軸方向に沿って測定する
第1工程と、シンチレーションファイバスコープを圧力
容器とシュラウドとの間に挿入し、圧力容器とシュラウ
ド間の放射線線量当量率を軸方向に沿って測定する第2
工程と、第1工程及び第2工程によって測定されたシュ
ラウド放射線線量当量率,圧力容器とシュラウド間の放
射線線量当量率に基づき、シュラウドと圧力容器との放
射線線量当量率を独立的に求める第3工程とを有するこ
とを特徴とする線量率測定方法。 - 【請求項5】 圧力容器内から原子炉ウエル中にシュラ
ウドを吊り上げ、該吊り上げたシュラウドをドライヤセ
パレータプールに移動してなる方法において、圧力容器
の高さ方向に沿う細い長尺状に形成され、放射線の入射
により発光して放射線を検出するシンチレーションファ
イバスコープと、該シンチレーションファイバスコープ
の検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能測
定器とを用い、圧力容器内から原子炉ウエル中にシュラ
ウドを吊り上げるとき、シンチレーショ原子炉ウエルの
上方位置に横設される第一シンチレーションファイバス
コープと該第一シンチレーションファイバスコープより
上方位置にあってかつオペレーションフロアの下方位置
に横設される第二シンチレーションファイバスコープと
により、シュラウドの放射線線量当量率を検出し、該検
出に基づいて放射線線量当量率を測定することを特徴と
する線量率測定方法。 - 【請求項6】 圧力容器内から原子炉ウエル中にシュラ
ウドを吊り上げ、該吊り上げたシュラウドをドライヤセ
パレータプールに移動してなる方法において、圧力容器
の高さ方向に沿う細い長尺状に形成され、放射線の入射
により発光して放射線を検出するシンチレーションファ
イバスコープと、該シンチレーションファイバスコープ
の検出に基づいて放射線線量当量率を測定する放射能測
定器とを用い、圧力容器内から原子炉ウエル中にシュラ
ウドを吊り上げるとき、シンチレーショ原子炉ウエルの
上方位置に横設される第一シンチレーションファイバス
コープと該第一シンチレーションファイバスコープより
上方位置にあってかつオペレーションフロアの下方位置
に横設される第二シンチレーションファイバスコープと
原子炉ウエル中にあってかつシュラウドの上部位置に横
設される第三シンチレーションファイバスコープとによ
り、シュラウドの放射線線量当量率を検出し、該検出に
基づいて放射線線量当量率を測定することを特徴とする
線量率測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106389A JPH10300884A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 線量率測定装置及びそれを使用する線量率測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9106389A JPH10300884A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 線量率測定装置及びそれを使用する線量率測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300884A true JPH10300884A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14432350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9106389A Pending JPH10300884A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-23 | 線量率測定装置及びそれを使用する線量率測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10300884A (ja) |
-
1997
- 1997-04-23 JP JP9106389A patent/JPH10300884A/ja active Pending
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