JPH10300646A - サンプル採取用無菌袋 - Google Patents
サンプル採取用無菌袋Info
- Publication number
- JPH10300646A JPH10300646A JP12798797A JP12798797A JPH10300646A JP H10300646 A JPH10300646 A JP H10300646A JP 12798797 A JP12798797 A JP 12798797A JP 12798797 A JP12798797 A JP 12798797A JP H10300646 A JPH10300646 A JP H10300646A
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- Japan
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- sample
- bag
- filling
- germ
- steam
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 殺菌用蒸気の凝縮による殺菌や汚染物質の浸
入を回避するための工夫を施した新規のサンプル採取用
無菌袋を提供する。 【解決手段】 充填口が膜で密閉されたサンプル採取用
無菌袋をサンプル充填装置の蒸気殺菌式充填ヘッドに連
結し、この連結後に充填ヘッド内および膜の外側を蒸気
殺菌してから当該膜を切開すると共にこの切開個所を介
して充填ヘッドからサンプルを無菌袋本体内に採取する
際に用いるものであって、上記充填ヘッド内の容積に見
合う量の空気や窒素等無菌ガスを袋本体内に予め封入し
た完成品であるものである。
入を回避するための工夫を施した新規のサンプル採取用
無菌袋を提供する。 【解決手段】 充填口が膜で密閉されたサンプル採取用
無菌袋をサンプル充填装置の蒸気殺菌式充填ヘッドに連
結し、この連結後に充填ヘッド内および膜の外側を蒸気
殺菌してから当該膜を切開すると共にこの切開個所を介
して充填ヘッドからサンプルを無菌袋本体内に採取する
際に用いるものであって、上記充填ヘッド内の容積に見
合う量の空気や窒素等無菌ガスを袋本体内に予め封入し
た完成品であるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミルク処理装置、
その他飲料食品等の処理装置から処理品サンプル（製品
等）を採取する無菌サンプリング方法を行う時に用いる
サンプル採取用無菌袋に関する。
その他飲料食品等の処理装置から処理品サンプル（製品
等）を採取する無菌サンプリング方法を行う時に用いる
サンプル採取用無菌袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来この種のサンプル採取用無菌袋は、
内部殺菌後にガス抜きされた状態（潰れた状態）で提供
されている。このために、これをサンプル充填装置の蒸
気殺菌式充填ヘッドに連結し、この連結後に充填ヘッド
内および膜の外側を蒸気殺菌してから当該膜を切開する
と、殺菌用蒸気が凝縮することにより充填ヘッド内が真
空状態になり、そしてこの真空状態となるときに機器の
隙間から外気と一緒に細菌や汚染物質を膜の切開き部を
介して吸い込むことになる。このような事態を惹起する
ことは、言うまでもなく全く以て好ましくないことであ
る。
内部殺菌後にガス抜きされた状態（潰れた状態）で提供
されている。このために、これをサンプル充填装置の蒸
気殺菌式充填ヘッドに連結し、この連結後に充填ヘッド
内および膜の外側を蒸気殺菌してから当該膜を切開する
と、殺菌用蒸気が凝縮することにより充填ヘッド内が真
空状態になり、そしてこの真空状態となるときに機器の
隙間から外気と一緒に細菌や汚染物質を膜の切開き部を
介して吸い込むことになる。このような事態を惹起する
ことは、言うまでもなく全く以て好ましくないことであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな好ましくない事態を回避するための工夫を施した新
規のサンプル採取用無菌袋を提供することを目的とす
る。
うな好ましくない事態を回避するための工夫を施した新
規のサンプル採取用無菌袋を提供することを目的とす
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るサンプル採取用無菌袋は、充填口が膜で
密閉されたサンプル採取用無菌袋をサンプル充填装置の
蒸気殺菌式充填ヘッドに連結し、この連結後に充填ヘッ
ド内および膜の外側を蒸気殺菌してから当該膜を切開す
ると共にこの切開個所を介して充填ヘッドからサンプル
を無菌袋本体内に採取する際に用いるものであって、上
記充填ヘッド内の容積に見合う量の空気や窒素等無菌ガ
スを袋本体内に予め封入した完成品であるものである。
に本発明に係るサンプル採取用無菌袋は、充填口が膜で
密閉されたサンプル採取用無菌袋をサンプル充填装置の
蒸気殺菌式充填ヘッドに連結し、この連結後に充填ヘッ
ド内および膜の外側を蒸気殺菌してから当該膜を切開す
ると共にこの切開個所を介して充填ヘッドからサンプル
を無菌袋本体内に採取する際に用いるものであって、上
記充填ヘッド内の容積に見合う量の空気や窒素等無菌ガ
スを袋本体内に予め封入した完成品であるものである。
【０００５】
【発明の効果】本発明に係るサンプル採取用無菌袋は、
上記のように充填ヘッド内の容積に見合う量の空気や窒
素等無菌ガスを袋本体内に予め封入した完成品であるの
で、サンプル充填装置の蒸気殺菌式充填ヘッドに連結
し、この連結後に充填ヘッド内および膜の外側を蒸気殺
菌してから当該膜を切開したときには、袋本体内の無菌
ガスが、上記殺菌用蒸気の凝縮により生起していた充填
ヘッドの真空化部内に流移して当該真空化を防ぎ、上記
した機器の隙間から外気と一緒に殺菌や汚染物質を膜の
切開き部を介して吸い込むような事態を完全に回避する
ことができる。
上記のように充填ヘッド内の容積に見合う量の空気や窒
素等無菌ガスを袋本体内に予め封入した完成品であるの
で、サンプル充填装置の蒸気殺菌式充填ヘッドに連結
し、この連結後に充填ヘッド内および膜の外側を蒸気殺
菌してから当該膜を切開したときには、袋本体内の無菌
ガスが、上記殺菌用蒸気の凝縮により生起していた充填
ヘッドの真空化部内に流移して当該真空化を防ぎ、上記
した機器の隙間から外気と一緒に殺菌や汚染物質を膜の
切開き部を介して吸い込むような事態を完全に回避する
ことができる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図面に依拠して説明する。
すなわち、採取袋本体１と当該袋本体１にジョイント部
１８を介して連結された充填用管２と当該充填用管２の
先端に設けた充填口部材３と当該充填口部材３の充填口
に張設された膜から成るサンプル採取用無菌袋５を用い
て、蒸気殺菌のできる充填ヘッド６をもつサンプル充填
装置（図示せず）付きの加工処理装置からサンプルを採
取し、充填用管２の途中をピンチコック７により閉じる
ようにしたサンプリング手段であって、その各部は次の
ようになっている。
すなわち、採取袋本体１と当該袋本体１にジョイント部
１８を介して連結された充填用管２と当該充填用管２の
先端に設けた充填口部材３と当該充填口部材３の充填口
に張設された膜から成るサンプル採取用無菌袋５を用い
て、蒸気殺菌のできる充填ヘッド６をもつサンプル充填
装置（図示せず）付きの加工処理装置からサンプルを採
取し、充填用管２の途中をピンチコック７により閉じる
ようにしたサンプリング手段であって、その各部は次の
ようになっている。
【０００７】充填ヘッド６は、ケース部９と、このケー
ス部９の左方側壁に開設された通孔８を介して同ケース
部９内に右方側壁に向って進退自在として挿入された注
射針状の蒸気送入兼サンプル充填用針１０と、ケース状
部９右端に螺着したナット部材１３を介しての右方側壁
に開設された充填口部材３の連結用孔１１と、連結用孔
１１に対して連結される充填口部材３のフランジ部１２
に係合して連結状態に保持するナット部材１３と、ケー
ス部９の下方側壁に設けた蒸気排出用口１４とを備えて
いる。
ス部９の左方側壁に開設された通孔８を介して同ケース
部９内に右方側壁に向って進退自在として挿入された注
射針状の蒸気送入兼サンプル充填用針１０と、ケース状
部９右端に螺着したナット部材１３を介しての右方側壁
に開設された充填口部材３の連結用孔１１と、連結用孔
１１に対して連結される充填口部材３のフランジ部１２
に係合して連結状態に保持するナット部材１３と、ケー
ス部９の下方側壁に設けた蒸気排出用口１４とを備えて
いる。
【０００８】また、充填口部材３は、上記充填ヘッド６
における連結用孔１１に対する挿込部１６と、上記保持
部材１３の係合用フランジ部１２と、上記蒸気送入兼サ
ンプル充填用針１０が前進したときに同針１０の先端部
分が密接状態で挿入する径の針挿し孔１６を左端にもつ
充填口孔１７と、充填口孔１７の口縁に張設した膜４
と、充填用管２のジョイント部１８と、を備えている。
における連結用孔１１に対する挿込部１６と、上記保持
部材１３の係合用フランジ部１２と、上記蒸気送入兼サ
ンプル充填用針１０が前進したときに同針１０の先端部
分が密接状態で挿入する径の針挿し孔１６を左端にもつ
充填口孔１７と、充填口孔１７の口縁に張設した膜４
と、充填用管２のジョイント部１８と、を備えている。
【０００９】更に、、サンプル採取用無菌袋５の袋本体
１は、ジョイント部１９の内側に同袋本体１を僅かに膨
れた状態に保持する弾性脚状片２１をもち、この弾性脚
状片２１を以てガスの保留スペース２２を確保し、この
スペース２２内に無菌ガスを封入するようにしてある。
１は、ジョイント部１９の内側に同袋本体１を僅かに膨
れた状態に保持する弾性脚状片２１をもち、この弾性脚
状片２１を以てガスの保留スペース２２を確保し、この
スペース２２内に無菌ガスを封入するようにしてある。
【００１０】上記のように構成されたサンプル採取用無
菌袋５を用いてサンプルを採取するには、先ずサンプル
採取用無菌袋５における充填口部材３を充填ヘッド６に
おける連結用孔１１に対し保持部材１３を用いて連結
し、この連結状態において蒸気送入兼サンプル充填用針
１０の内通孔から蒸気を送入して当該蒸気を蒸気排出用
孔１４から排出することによって膜４の外側面、針１０
の先端部およびケース状部９内を殺菌し、次いで蒸気送
入兼サンプル充填用針１０を前進させて膜４を突き破る
（このとき袋本体内の無菌ガスがケース部内に流移す
る。）と共に当該針１０の先端部を針挿し孔１６に挿入
し、この挿入状態において蒸気送入兼サンプル充填用針
１０の内通孔を介して加工処理装置からサンプルを供給
し、このサンプルを充填用管２を介して採取袋１に充填
すると共に当該充填の後に充填用管２の途中をピンチコ
ック７を以て閉じこの閉じ後に針１０を後退させてから
保持部材１３を抜去して充填口部材３を充填ヘッド６か
ら抜き外し、よって採取を完了する。
菌袋５を用いてサンプルを採取するには、先ずサンプル
採取用無菌袋５における充填口部材３を充填ヘッド６に
おける連結用孔１１に対し保持部材１３を用いて連結
し、この連結状態において蒸気送入兼サンプル充填用針
１０の内通孔から蒸気を送入して当該蒸気を蒸気排出用
孔１４から排出することによって膜４の外側面、針１０
の先端部およびケース状部９内を殺菌し、次いで蒸気送
入兼サンプル充填用針１０を前進させて膜４を突き破る
（このとき袋本体内の無菌ガスがケース部内に流移す
る。）と共に当該針１０の先端部を針挿し孔１６に挿入
し、この挿入状態において蒸気送入兼サンプル充填用針
１０の内通孔を介して加工処理装置からサンプルを供給
し、このサンプルを充填用管２を介して採取袋１に充填
すると共に当該充填の後に充填用管２の途中をピンチコ
ック７を以て閉じこの閉じ後に針１０を後退させてから
保持部材１３を抜去して充填口部材３を充填ヘッド６か
ら抜き外し、よって採取を完了する。
【図１】本発明の実施例を示す断面図である。
【図２】同じく膜を突き破った状態で示す断面図であ
る。
る。
１ 採取袋 ２ 充填用管 ３ 充填口部材 ４ 膜 ５ 無菌袋 ６ 充填ヘッド ７ ピンチコック ８ 通孔 ９ ケース部 １０ 蒸気送入兼サンプル充填用針 １１ 連結用孔 １２ フランジ部 １３ ナット部材 １４ 蒸気排出用口 １５ 挿込部 １６ 針挿し孔 １７ 充填口孔 １８、１９ ジョイント部 ２１ 弾性脚状片 ２２ スペース
Claims (1)
- 【請求項１】 充填口が膜で密閉されたサンプル採取用
無菌袋をサンプル充填装置の蒸気殺菌式充填ヘッドに連
結し、この連結後に充填ヘッド内および膜の外側を蒸気
殺菌してから当該膜を切開すると共にこの切開個所を介
して充填ヘッドからサンプルを無菌袋本体内に採取する
際に用いるものであって、上記充填ヘッド内の容積に見
合う量の空気や窒素等無菌ガスを袋本体内に予め封入し
た完成品であることを特徴とするサンプル採取用無菌
袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9127987A JP3038651B2 (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | サンプル採取用無菌袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9127987A JP3038651B2 (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | サンプル採取用無菌袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10300646A true JPH10300646A (ja) | 1998-11-13 |
| JP3038651B2 JP3038651B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=14973652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9127987A Expired - Fee Related JP3038651B2 (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | サンプル採取用無菌袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3038651B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-01 JP JP9127987A patent/JP3038651B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3038651B2 (ja) | 2000-05-08 |
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