JPH10300403A - 三点式ノギス - Google Patents

三点式ノギス

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JPH10300403A
JPH10300403A JP11104197A JP11104197A JPH10300403A JP H10300403 A JPH10300403 A JP H10300403A JP 11104197 A JP11104197 A JP 11104197A JP 11104197 A JP11104197 A JP 11104197A JP H10300403 A JPH10300403 A JP H10300403A
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JP
Japan
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slider
fixed
measuring element
guide
scale
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Pending
Application number
JP11104197A
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English (en)
Inventor
Katsushi Sugikawa
勝志 杉川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3以上の部材が同一円周上に配置されたとき
に、該円の直径を容易に測定できる三点式ノギスを提供
すること。 【解決手段】 固定部材10に取り付けられた固定測定
子16と、該固定部材10の固定軸11に対して摺動可
能なスライダ20に取り付けられたスライダ測定子24
と、前記固定部材10に形成された第1ガイド14のガ
イド溝15及び前記スライダ20に形成された第2ガイ
ド22のガイド溝23に摺動可能に係合する移動測定子
30とを具備し、前記固定測定子16、前記スライダ測
定子24及び前記移動測定子30の位置により正三角形
を形成することを特徴とする三点式ノギス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三点式ノギスに関
し、特に、円周上に3つ以上の部材が配置された場合に
該円周の直径を容易に測定することができる三点式ノギ
スに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の二点式ノギスを示してい
る。図5に示すノギス40において、スライダ42は本
尺41に摺動可能に取り付けられている。本尺41の一
部分とスライダ42の一部分とにより外径用測定面43
及び内径用測定面44が形成されている。しかし、この
場合、外径用測定面43及び内径用測定面44は共に、
二点式であるので、例えば3個の部材が円状に等間隔に
配置された場合に該円の直径を直接測定することができ
なかった。
【0003】例えば図7に示す旋盤の主軸に固定された
チャックのなま爪の切削においては下記のようになる。
図7(a)は該チャックの正面を示し、図7(b)は図
7(a)のA−A断面構造を示している。なお、図7
(b)には切削手段が付加されている。図7にて、チャ
ック本体61になま爪62、63、64が円形にほぼ等
間隔で配設されている。今、なま爪62のワークを掴む
面62a、なま爪63のワークを掴む面63a及びなま
爪64のワークを掴む面64aにより成形カラー65を
掴んでいる。この状態で、前記主軸の回転により回転す
るなま爪62aのワークを掴む面62b、なま爪63の
ワークを掴む面63b及びなま爪64のワークを掴む面
64bを刃56により切削している。なお、55は刃5
6を保持するホルダーである。しかし、上述のように、
二点式ノギス40では面62a、63a、64aを通る
円の直径及び面62b、63b、64bを通る円の直径
を測定することができないので、必要な直径のカラー6
5を目視で試行錯誤により選定する必要があり、その結
果、作業性が良くなかった。
【0004】図6は、従来の三点式マイクロメーター5
0を示している。この場合、3つの測定面51、52、
53が三方に伸びるので、上述のように3個の部材が円
形に等間隔に配置された場合の該円の直径を直接測定す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の三点式
マイクロメーター50では、前記測定面51、52、5
3の変位量が小さいので、前記円の直径のとりうる範囲
が広い場合には、多種類の三点式マイクロメーター50
を用意する必要があるという欠点があった。したがっ
て、本願発明の課題は、上述の従来例の欠点をなくし、
3つ以上の部材が円周上に配置されたときに、該円周の
直径を容易に測定することができる三点式ノギスを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、固定部材に取り付けら
れた固定測定子と、該固定部材の固定軸に対して摺動可
能なスライダに取り付けられたスライダ測定子と、前記
固定部材に形成された第1ガイドのガイド溝及び前記ス
ライダに形成された第2ガイドのガイド溝に摺動可能に
係合する移動測定子とを具備し、前記固定測定子、前記
スライダ測定子及び前記移動測定子の測定点により正三
角形を形成することを特徴とする三点式ノギスである。
【0007】上記第1の発明の構成によって、前記固定
測定子、前記スライダ測定子及び前記移動測定子の測定
点により正三角形を形成するので、該3つの測定点を測
定することにより、該3つの測定点を通る円の直径を容
易に算出することができる。更に、前記固定測定子が固
定部材に取り付けられ、前記スライダ測定子が該固定部
材の固定軸に対して摺動可能なスライダに取り付けられ
ているので、前記固定測定子と前記スライダ測定子との
間の距離を調整可能であり、更に、前記移動測定子が前
記固定部材に形成された第1ガイドのガイド溝及び前記
スライダに形成された第2ガイドのガイド溝に摺動可能
に係合するので、前記固定測定子と前記スライダ測定子
との間の距離の調整に連動して、前記移動測定子の位置
も調整可能である。このため、前記3つの測定点相互の
位置を測定対象の物品等の位置に合わせて調整すること
ができる。
【0008】更に、第2の発明の構成は、上記第1の発
明の構成において、前記スライダの移動方向に目盛りを
形成し、前記固定軸に形成した指針により該目盛りを指
すことである。
【0009】上記第2の発明の構成により、上記第1の
発明の構成による作用とともに、前記スライダの移動方
向に目盛りを形成し、前記固定軸に形成した指針により
該目盛りを指すようにしているので、前記指針が指す該
目盛りが前記固定測定子と前記スライダ測定子との距離
を前記円の直径に換算したものであるときは、前記円の
直径を直接測定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本願発明の実施の形態に係
わる三点式ノギス1を示している。更に、図2は該三点
式ノギス1の側面を示し、図3(a)、(b)、(c)
は該三点式ノギス1の各部分を示している。図1〜図3
にて、固定部材10の蟻溝17に該固定部材10の一部
分となる固定軸11の端部が嵌装され、ねじ18により
固定されている。なお、ねじ孔19が図1の固定部材1
0の裏面側に形成され(図3(b)参照)、ねじ18が
ねじ孔19に螺合している。第1ガイド14が固定部材
10に形成され、長孔状のガイド溝15がガイド14に
形成されている。なお、ガイド溝15の長手方向と固定
軸11の長手方向との角度は60°である。棒状固定測
定子16が、固定軸11の長手方向及びガイド14の長
手方向に対して垂直になるように固定部材10に垂直に
取り付けられている。「N」及び「G」が固定軸11の
所定位置に表示されている。後述する測定時において、
「N」は内径の指針12となり、「G」は外径の指針1
3となる。なお、「N」用副尺12a及び「G」用副尺
13aが固定軸11に表示されている。この副尺12
a、13aは後述する本尺用目盛り21の19/20の
縮尺であり、各副尺12a、13aに「20目盛り」が
形成されている。
【0011】スライダ20の長手方向に蟻溝25が形成
され、固定軸11が該蟻溝25内を摺動可能であるの
で、スライダ20は固定軸11に対して摺動しつつ、そ
の長手方向に移動可能である。本尺用目盛り21がスラ
イダ20の長手方向に形成されている。後述する測定時
に、目盛り21を前記「N」用副尺12a又は「G」用
副尺13aが指すことになる。第2ガイド22がスライ
ダ20に形成され、ガイド溝23がガイド22に形成さ
れている。ガイド溝23の長手方向と固定軸11の長手
方向との角度は60°である。棒状スライダ測定子24
がスライダ20の長手方向に垂直にスライダ20(ガイ
ド溝23の長手方向の位置)に取り付けられている。な
お、二点鎖線で示すスライダ20、目盛り21及びスラ
イダ測定子24は移動した状態である。
【0012】棒状移動測定子30がガイド溝15及びガ
イド溝23を挿通するように配設されている。なお、移
動測定子30の長手方向は、ガイド14の長手方向及び
ガイド22の長手方向に対して垂直である。移動測定子
30の一端が細く形成され、その細い部分に雄ねじが形
成されている。座金33が該細い部分の根元に挿着さ
れ、ガイド14とガイド22との間にて該細い部分に座
金34が挿着され、更に、図1及び図2のガイド22の
外側にて該細い部分に座金32が装着され、該座金32
を介してロックナット用の2つのナット31が該細い部
分の雄ねじに螺合している。
【0013】図4は、該三点式ノギス1の使用方法を示
している。図4(a)は該三点式ノギスの使用用法の原
理を示している。図4(a)において、丸16aは固定
測定子16の位置を示し、丸24a、24b、24cは
スライダ測定子24の位置を示し、丸30a、30b、
30cは移動測定子30の位置を示している。また、丸
16a、丸24a及び丸30aは正三角形を形成し、同
様に、丸16a、丸24b及び丸30bは正三角形を形
成し、丸16a、丸24c及び丸30cは正三角形を形
成している。このため、例えば、丸16a、24a、3
0aの外側に接する円の直径を測定するには、丸16a
の外側と丸24aの外側との間の距離L1 を測定して、
前記直径φを φ=2L1 ÷31/2 ──(1) から算出することができる。なお、図中H1 は H1 =(1/2)×31/2 1 である。同様に、丸16aと丸24bとから図中L2
使用して、これに対応する前記直径φ及び図中H2 を算
出することができる。
【0014】図4(b)は、該三点式ノギス1の実際の
使用方法を示している。図4(b)において、図示しな
い旋盤の主軸に固定されたチャックのなま爪31、3
2、33が円周上に等間隔で配置されている。このなま
爪31のワークを掴む面31a、なま爪32のワークを
掴む面32a及びなま爪33のワークを掴む面33aが
同一円周上にあるとすると、固定測定子16をなま爪3
1の面31aに当接し、スライダ測定子24をなま爪3
2の面32aに当接し、更に、移動測定子30をなま爪
33の面33aに当接する。この状態で、固定測定子1
6の外側とスライド測定子24外側との距離L3 を測定
する。このとき、スライダ20の目盛り21は上記1式
により前記直径φの値に換算した値であるので、固定軸
11の「N」用副尺12aが示す目盛り21上の値を読
み取ると、前記円の直径を直接測定することができる。
その際、副尺12aを利用すると、本尺用目盛り21の
「1目盛り」の1/20まで正確に読み取ることができ
る。
【0015】同様に、外径の指針13としての「G」を
使用して、同一円の内側に配置された3以上の部材があ
る場合に、該円の直径を測定することができる。なお、
この場合、各測定端子16、24、30を該部材の外側
(前記同一円上)に当接させることになる。
【0016】
【発明の効果】本願の第1の発明に係わる三点式ノギス
によれば、相互の位置を調整可能な固定測定子、スライ
ダ測定子及び移動測定子の測定点により正三角形を形成
するので、該3つの測定点を測定することにより、該3
つの測定点を通る円の直径を容易に算出することができ
る。このため、例えば旋盤の主軸に固定されたチャック
に3つのなま爪を同一円周上に配置した場合に、該円の
直径を容易に測定することができるので、該3つのなま
爪のワークを掴む面を精密に加工することができる。更
に、第2の発明によれば、上記第1の発明による効果と
ともに、前記スライダの移動方向に目盛りを形成し、前
記固定軸に形成した指針により該目盛りを指すようにし
ているので、前記指針が指す該目盛りが前記固定測定子
と前記スライダ測定子との距離を前記円の直径に換算し
たものであるときは、前記円の直径を直接測定すること
ができる。このため、前記円の直径の測定作業が著しく
容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】該実施の形態を示す側面図である。
【図3】該実施の形態の部品を示す説明図である。
【図4】該実施の形態の使用方法の説明図である。
【図5】従来のノギスを示す正面図である。
【図6】従来の三点マイクロメーターを示す斜視図であ
る。
【図7】従来例による工作機のチャックのなま爪を切削
する方法の説明図である。
【符号の説明】
10 固定部材 11 固定軸 12 内径の指針 13 外径の指針 14 ガイド 15 ガイド溝 16 固定測定子 20 スライダ 21 目盛り 22 ガイド 23 ガイド溝 24 スライダ測定子 30 移動測定子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に取り付けられた固定測定子
    と、該固定部材の固定軸に対して摺動可能なスライダに
    取り付けられたスライダ測定子と、前記固定部材に形成
    された第1ガイドのガイド溝及び前記スライダに形成さ
    れた第2ガイドのガイド溝に摺動可能に係合する移動測
    定子とを具備し、 前記固定測定子、前記スライダ測定子及び前記移動測定
    子の位置により正三角形を形成することを特徴とする三
    点式ノギス。
  2. 【請求項2】前記スライダの移動方向に目盛りを形成
    し、前記固定軸に形成した指針により該目盛りを指すこ
    とを特徴とする請求項1記載の三点式ノギス。
JP11104197A 1997-04-28 1997-04-28 三点式ノギス Pending JPH10300403A (ja)

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