JPH10300119A - エアコンの前面パネルへの印刷装置および該印刷装置により印刷したエアコンの前面パネル - Google Patents
エアコンの前面パネルへの印刷装置および該印刷装置により印刷したエアコンの前面パネルInfo
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- JPH10300119A JPH10300119A JP9111512A JP11151297A JPH10300119A JP H10300119 A JPH10300119 A JP H10300119A JP 9111512 A JP9111512 A JP 9111512A JP 11151297 A JP11151297 A JP 11151297A JP H10300119 A JPH10300119 A JP H10300119A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 エアコン(室内機)のインテリアとしての機
能をより高めうる前面パネルを迅速かつ正確に製作でき
る印刷装置を得る。 【解決手段】 表裏貫通するスリットを形成するよう多
数の横リブを備えたエアコンの前面パネルへの印刷装置
であって、該前面パネルの横リブに対向させて配置した
熱転写ローラと、該熱転写ローラと前面パネルとの間に
配置し、予め印刷すべき意匠画を施した転写シートとか
らなり、前記転写シートの幅を前記横リブ部分の幅と同
一かそれ以下に設定すると共に、前記熱転写ローラには
横リブに係合するフランジ部を形成した印刷装置。ま
た、前記横リブの断面が矩形となっていて、この矩形の
エアコン前面側に上記印刷装置による意匠画が施されて
いるエアコンの前面パネル。
能をより高めうる前面パネルを迅速かつ正確に製作でき
る印刷装置を得る。 【解決手段】 表裏貫通するスリットを形成するよう多
数の横リブを備えたエアコンの前面パネルへの印刷装置
であって、該前面パネルの横リブに対向させて配置した
熱転写ローラと、該熱転写ローラと前面パネルとの間に
配置し、予め印刷すべき意匠画を施した転写シートとか
らなり、前記転写シートの幅を前記横リブ部分の幅と同
一かそれ以下に設定すると共に、前記熱転写ローラには
横リブに係合するフランジ部を形成した印刷装置。ま
た、前記横リブの断面が矩形となっていて、この矩形の
エアコン前面側に上記印刷装置による意匠画が施されて
いるエアコンの前面パネル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に家庭用のエア
コンデイショナー(以下エアコンと称する)の前面パネ
ルへの印刷装置に関し、室内機と室外機が分離してい
る、いわゆるセパレートタイプについては室内機の前面
パネルに関し、室内、室外が共通の筐体内に収められて
いるいわゆる窓用タイプにあってはその室内側部分の前
面パネルに関する印刷装置であり、さらに該印刷装置に
より印刷したエアコンの前面パネルに関する。
コンデイショナー(以下エアコンと称する)の前面パネ
ルへの印刷装置に関し、室内機と室外機が分離してい
る、いわゆるセパレートタイプについては室内機の前面
パネルに関し、室内、室外が共通の筐体内に収められて
いるいわゆる窓用タイプにあってはその室内側部分の前
面パネルに関する印刷装置であり、さらに該印刷装置に
より印刷したエアコンの前面パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】その筐体内に熱交換器、送風ファンおよ
び電装部品などを収容したエアコン本体(1)と、該本
体(1)の前面に着脱自在にかつ開閉自在に取付けた前
面パネル(2)とからなるエアコン(室内機)(3)は
よく知られている(図7)。
び電装部品などを収容したエアコン本体(1)と、該本
体(1)の前面に着脱自在にかつ開閉自在に取付けた前
面パネル(2)とからなるエアコン(室内機)(3)は
よく知られている(図7)。
【0003】そして、上記前面パネル(2)は、一般的
にエアコン本体の前面のほぼ全部を覆うので、該前面パ
ネル(2)の大部分の表裏にわたって空気が流通するよ
うに横方向のスリット(4)が多数形成してある。該横
方向スリット(4)は、前面パネルに形成されており、
横リブ(5)の補強をするために適当間隔で縦リブ
(6)も形成されている。また、この前面パネルは通常
ポリプロピレン(P.P.)などの合成樹脂製である。
にエアコン本体の前面のほぼ全部を覆うので、該前面パ
ネル(2)の大部分の表裏にわたって空気が流通するよ
うに横方向のスリット(4)が多数形成してある。該横
方向スリット(4)は、前面パネルに形成されており、
横リブ(5)の補強をするために適当間隔で縦リブ
(6)も形成されている。また、この前面パネルは通常
ポリプロピレン(P.P.)などの合成樹脂製である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記エアコン(室内
機)は、室内の壁面の比較的高所に固定され、室外機と
の間の冷媒パイプの連結や、電源との接続の間係上、一
旦設置されたならば、当該エアコンを撤去してしまう場
合以外、半永久的に同一場所に固定されたままである。
そのために、掃除のやりにくさなどが生じており、特に
よごれが目立ちやすい前面パネル部のみを本体から取り
外し可能にした製品も、最近になって開発されてきてい
る。このように、エアコン(室内機)は電化製品であり
ながら、準構造物(柱や、欄間など)としての性格も有
しており、インテリアとしての性格も有している。
機)は、室内の壁面の比較的高所に固定され、室外機と
の間の冷媒パイプの連結や、電源との接続の間係上、一
旦設置されたならば、当該エアコンを撤去してしまう場
合以外、半永久的に同一場所に固定されたままである。
そのために、掃除のやりにくさなどが生じており、特に
よごれが目立ちやすい前面パネル部のみを本体から取り
外し可能にした製品も、最近になって開発されてきてい
る。このように、エアコン(室内機)は電化製品であり
ながら、準構造物(柱や、欄間など)としての性格も有
しており、インテリアとしての性格も有している。
【0005】そして、これをインテリアとして見た場合
には、次のような物足りなさがある。すなわち、室内の
代表的インテリアとしてはカーペットやカーテンなどが
挙げられるが、これらは年間の生活サイクルに合わせて
当然のようにとり換えられている、つまり、夏には夏用
の涼しそうなカーテン、カーペットを敷き、冬には冬用
の暖房効果のある厚目のカーテン、カーペットを用いて
おり、暖冷房の実用上の効果の他、見た目にも楽しく生
活を豊かにしてくれている。
には、次のような物足りなさがある。すなわち、室内の
代表的インテリアとしてはカーペットやカーテンなどが
挙げられるが、これらは年間の生活サイクルに合わせて
当然のようにとり換えられている、つまり、夏には夏用
の涼しそうなカーテン、カーペットを敷き、冬には冬用
の暖房効果のある厚目のカーテン、カーペットを用いて
おり、暖冷房の実用上の効果の他、見た目にも楽しく生
活を豊かにしてくれている。
【0006】そこで、本発明者は上記欠点に鑑み、少な
くとも前面パネル部は前述のとおり取り外し可能になっ
ていることを利用して、この前面パネルの横リブ部に意
匠を施すことにより、エアコンのインテリアとしての機
能を全面的に発揮させうることに想到したものである
が、この横リブ部は他の平面部に比べてたわみやすく大
圧力を加える印刷方法はなじまない上に、横リブ部から
はみ出すことなく横リブ部のみに正確に意匠画を施すこ
とは困難であった。
くとも前面パネル部は前述のとおり取り外し可能になっ
ていることを利用して、この前面パネルの横リブ部に意
匠を施すことにより、エアコンのインテリアとしての機
能を全面的に発揮させうることに想到したものである
が、この横リブ部は他の平面部に比べてたわみやすく大
圧力を加える印刷方法はなじまない上に、横リブ部から
はみ出すことなく横リブ部のみに正確に意匠画を施すこ
とは困難であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1の発明は表裏貫通するスリットを形成するよ
う多数の横リブを備えたエアコンの前面パネルへの印刷
装置であって、該前面パネルの横リブに対向させて配置
した熱転写ローラと、該熱転写ローラと前面パネルとの
間に配置し、予め印刷すべき意匠画を施した転写シート
とからなり、前記転写シートの幅を前記横リブ部分の幅
と同一かそれ以下に設定すると共に、前記熱転写ローラ
には横リブに係合するフランジ部を形成したことを特徴
とするエアコンの前面パネルへの印刷装置である。
の請求項1の発明は表裏貫通するスリットを形成するよ
う多数の横リブを備えたエアコンの前面パネルへの印刷
装置であって、該前面パネルの横リブに対向させて配置
した熱転写ローラと、該熱転写ローラと前面パネルとの
間に配置し、予め印刷すべき意匠画を施した転写シート
とからなり、前記転写シートの幅を前記横リブ部分の幅
と同一かそれ以下に設定すると共に、前記熱転写ローラ
には横リブに係合するフランジ部を形成したことを特徴
とするエアコンの前面パネルへの印刷装置である。
【0008】請求項2の発明は、前記フランジ部が熱転
写ローラの両端に形成されると共に、この両端のフラン
ジ部が前記横リブ部分の最外側の横リブにそれぞれ係合
する請求項1に記載のエアコンの前面パネルへの印刷装
置である。
写ローラの両端に形成されると共に、この両端のフラン
ジ部が前記横リブ部分の最外側の横リブにそれぞれ係合
する請求項1に記載のエアコンの前面パネルへの印刷装
置である。
【0009】請求項3の発明は、エアコン本体へ着脱自
在に支持され、表裏貫通するスリットを形成するよう多
数の横リブを備えたエアコンの前面パネルであって、該
横リブの矩形断面のエアコン前面側に請求項1に記載の
印刷装置によって意匠画が転写されていることを特徴と
するエアコンの前面パネルである。
在に支持され、表裏貫通するスリットを形成するよう多
数の横リブを備えたエアコンの前面パネルであって、該
横リブの矩形断面のエアコン前面側に請求項1に記載の
印刷装置によって意匠画が転写されていることを特徴と
するエアコンの前面パネルである。
【0010】請求項4の発明は、前記横リブの矩形断面
のエアコン前面側に転写された意匠画が、横リブ表面の
コーティング層を形成することを特徴とする請求項3に
記載のエアコンの前面パネルである。
のエアコン前面側に転写された意匠画が、横リブ表面の
コーティング層を形成することを特徴とする請求項3に
記載のエアコンの前面パネルである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。従来と同一構造部分については同一
番号を付す。図1は、エアコン(室内機)(3)の全体
斜視図であり、熱交換器(7)、送風ファン(8)およ
び電装部品(9)等を収容した本体と、該本体(1)の
前面のほぼ全部を覆うように取付けられる前面パネル
(2)とからなる。前面パネル(2)はポリプロピレン
製の一体成型品であり、その上辺部に突出形成したヒン
ジ部(11a)(11b)を、本体(1)の筐体(1
2)に形成したヒンジ受け部(13a)(13b)に係
合させることにより、本体(1)に対し、着脱自在かつ
回動自在(開閉自在)になっている。(14)は筐体
(12)に形成したガイド部(15)に沿って挿入し
て、熱交換器(7)の前面に装着するフィルターであ
る。(16)は筐体上面に形成したエア吸込用スリット
である。
基づいて説明する。従来と同一構造部分については同一
番号を付す。図1は、エアコン(室内機)(3)の全体
斜視図であり、熱交換器(7)、送風ファン(8)およ
び電装部品(9)等を収容した本体と、該本体(1)の
前面のほぼ全部を覆うように取付けられる前面パネル
(2)とからなる。前面パネル(2)はポリプロピレン
製の一体成型品であり、その上辺部に突出形成したヒン
ジ部(11a)(11b)を、本体(1)の筐体(1
2)に形成したヒンジ受け部(13a)(13b)に係
合させることにより、本体(1)に対し、着脱自在かつ
回動自在(開閉自在)になっている。(14)は筐体
(12)に形成したガイド部(15)に沿って挿入し
て、熱交換器(7)の前面に装着するフィルターであ
る。(16)は筐体上面に形成したエア吸込用スリット
である。
【0012】次にヒンジ(11a)(11b)とヒンジ
受け部(13a)(13b)について図3に基づいて説
明する。このヒンジ部(11b)は前面パネル(2)と
一体の樹脂(ポリプロピレン)製板状部(17)に係合
孔(18)を形成したものであり、適当な力(使用者が
操作する力)により図3矢印A方向へ容易にたわませる
ことができるようになっている。ヒンジ受け部(13
b)は本体側の筐体(12)に形成した凹所(19)内
に突出形成した係合ピン(21)からなる。
受け部(13a)(13b)について図3に基づいて説
明する。このヒンジ部(11b)は前面パネル(2)と
一体の樹脂(ポリプロピレン)製板状部(17)に係合
孔(18)を形成したものであり、適当な力(使用者が
操作する力)により図3矢印A方向へ容易にたわませる
ことができるようになっている。ヒンジ受け部(13
b)は本体側の筐体(12)に形成した凹所(19)内
に突出形成した係合ピン(21)からなる。
【0013】ヒンジ部(11a)(11b)とヒンジ受
け部(13a)(13b)は上記構造であるので、使用
者が前面パネル(2)を本体(1)へ取付けまたは取り
外す際には、図1に示すように、両側のヒンジ部の板状
部(17)を内側へたわませれば、係合孔(18)が容
易に係合ピン(21)を乗り越えられるので、両者を係
合させ、あるいは係合を外す事ができる。両者を係合さ
せた状態では、この係合ピン(21)を中心として前面
パネル(2)は本体(1)に対し、回動自在(開閉自
在)となる。(22)は前面パネル(2)の下辺部に突
出形成した係合部であり、この係合部(22)が本体
(1)側のロック部(23)に係入して、前面パネル
(2)を閉じた状態を保持するようになっている。
け部(13a)(13b)は上記構造であるので、使用
者が前面パネル(2)を本体(1)へ取付けまたは取り
外す際には、図1に示すように、両側のヒンジ部の板状
部(17)を内側へたわませれば、係合孔(18)が容
易に係合ピン(21)を乗り越えられるので、両者を係
合させ、あるいは係合を外す事ができる。両者を係合さ
せた状態では、この係合ピン(21)を中心として前面
パネル(2)は本体(1)に対し、回動自在(開閉自
在)となる。(22)は前面パネル(2)の下辺部に突
出形成した係合部であり、この係合部(22)が本体
(1)側のロック部(23)に係入して、前面パネル
(2)を閉じた状態を保持するようになっている。
【0014】次に、前面パネル(2)の構造についてさ
らに詳細に説明する。すなわち、前面パネル(2)のほ
ぼ全面にわたっては、図1に全体を示し、図4にその一
部断面を示したようにエアをパネルの表裏にわたって流
通させるための多数のスリット(4)が形成してある。
このスリット(4)は、図4に示した略く字型断面の横
リブ(5)を多数形成することにより形成してあり、エ
アは矢印のようにやや上方から横リブ(5)に沿って屈
曲しながらパネルの裏側、つまりエアコン本体(1)側
へと流入するようになっている。(6)は適当間隔で設
けられた縦リブである。この多数の横リブ(5)は、上
記のように比較的細いものであるので、容易にたわみ、
強い力が加わると折れる恐れがあり、例えば前面パネル
(2)を外して洗剤等をつけて洗う場合には、同一の圧
力でこすっても平面のパネル面(24)よりも単位面積
当り大きな圧力が加わり、その分スリキズ等のキズがつ
きやすい。また、エアが上記のように流通するので、エ
ア流速が弱まるヵ所およびリブの水平部などには室内の
ほこりがたまりやすい。横リブ(5)の断面は、この実
施態様では、横リブ(5)部以外のパネル面(24)と
面一(同一平面)になった平坦部(5a)を有する矩形
に形成してあり、後述する印刷装置により、この平坦部
(5a)に容易に意匠画を印刷できるようになってい
る。
らに詳細に説明する。すなわち、前面パネル(2)のほ
ぼ全面にわたっては、図1に全体を示し、図4にその一
部断面を示したようにエアをパネルの表裏にわたって流
通させるための多数のスリット(4)が形成してある。
このスリット(4)は、図4に示した略く字型断面の横
リブ(5)を多数形成することにより形成してあり、エ
アは矢印のようにやや上方から横リブ(5)に沿って屈
曲しながらパネルの裏側、つまりエアコン本体(1)側
へと流入するようになっている。(6)は適当間隔で設
けられた縦リブである。この多数の横リブ(5)は、上
記のように比較的細いものであるので、容易にたわみ、
強い力が加わると折れる恐れがあり、例えば前面パネル
(2)を外して洗剤等をつけて洗う場合には、同一の圧
力でこすっても平面のパネル面(24)よりも単位面積
当り大きな圧力が加わり、その分スリキズ等のキズがつ
きやすい。また、エアが上記のように流通するので、エ
ア流速が弱まるヵ所およびリブの水平部などには室内の
ほこりがたまりやすい。横リブ(5)の断面は、この実
施態様では、横リブ(5)部以外のパネル面(24)と
面一(同一平面)になった平坦部(5a)を有する矩形
に形成してあり、後述する印刷装置により、この平坦部
(5a)に容易に意匠画を印刷できるようになってい
る。
【0015】そして、この横リブ(5)の、特に前記平
坦部(5a)に意匠画が、図2に拡大示したように施さ
れている。この意匠の図柄は任意に選ばれたものであ
り、後述の装置により横リブ(5)部以外にはみ出さな
いようにパネル面(24)に印刷される。
坦部(5a)に意匠画が、図2に拡大示したように施さ
れている。この意匠の図柄は任意に選ばれたものであ
り、後述の装置により横リブ(5)部以外にはみ出さな
いようにパネル面(24)に印刷される。
【0016】次に、上記意匠画の印刷装置について説明
する。すなわち、この実施態様では、図5に示したよう
に、意匠を施していない前面パネル(2)を水平状態に
載置した上方に、転写シート(25)を配置し、この転
写シート(25)の上方に熱転写ローラ(26)を転動
自在に配置した装置である。転写ローラ(26)は下方
つまり前面パネル(2)方向へ圧接自在であると共に、
回転自在になし、転写シート(25)の下面には予め所
望の意匠(図柄)(27)が、前面パネルのスリットに
対応するブランク部を有しないベタ塗りの状態で施され
ている(図6)。なお、転写シート(25)は供給ロー
ル(25a)から一回の印刷ごとに所望の長さ前面パネ
ル(2)上へ送り出されるようになっている。(25
b)は巻取ロールである。そして、上記熱転写ローラ
(26)の長さ(L1)は横リブ(5)の存在する範囲
(L2)と同一に設定してあると共に、その両端に横リ
ブ(5)に係合するフランジ部(26a)が形成してあ
る。また、転写シート(25)の幅(L3)は前記熱転
写ローラ(26)の長さ(L1)より僅か小に設定して
ある。
する。すなわち、この実施態様では、図5に示したよう
に、意匠を施していない前面パネル(2)を水平状態に
載置した上方に、転写シート(25)を配置し、この転
写シート(25)の上方に熱転写ローラ(26)を転動
自在に配置した装置である。転写ローラ(26)は下方
つまり前面パネル(2)方向へ圧接自在であると共に、
回転自在になし、転写シート(25)の下面には予め所
望の意匠(図柄)(27)が、前面パネルのスリットに
対応するブランク部を有しないベタ塗りの状態で施され
ている(図6)。なお、転写シート(25)は供給ロー
ル(25a)から一回の印刷ごとに所望の長さ前面パネ
ル(2)上へ送り出されるようになっている。(25
b)は巻取ロールである。そして、上記熱転写ローラ
(26)の長さ(L1)は横リブ(5)の存在する範囲
(L2)と同一に設定してあると共に、その両端に横リ
ブ(5)に係合するフランジ部(26a)が形成してあ
る。また、転写シート(25)の幅(L3)は前記熱転
写ローラ(26)の長さ(L1)より僅か小に設定して
ある。
【0017】上記装置を用いた印刷方法を次に説明す
る。すなわち、予め所望の意匠(図柄)を下面に塗った
(印刷した)転写シート(25)を、前述のように前面
パネル(2)上に送り出し、次に熱転写ローラ(26)
を下方へ圧接しつつ転写シート(25)上で転動させ
る。この際、前記フランジ部(26a)が最外側のスリ
ットに嵌まり横リブ(5)に係合するので、転写ローラ
(26)が正確に横リブ(5)に沿って移動し、かつ熱
転写ローラ(26)の長さ(L1)と転写シート(2
5)の幅(L3)は共に横リブ(5)の範囲(22)と
ほぼ同一としてあるので、、前面パネル(2)の載置位
置さえ(適当な治具を用いて)正確に設定しておけば、
横リブ(5)部分のみに正確に意匠が転写され、他の部
分にはみ出すことがない。また、転写シート(25)上
の意匠がベタ塗りの意匠であっても転写されるのは、横
リブ(5)の平坦部(5a)のみであるが、この転写さ
れた横リブ(5)表面の意匠(図2)は、元々全体の1
枚画として統一のとれた形で転写シート(25)上に施
された意匠(27)を転写したものであるので、スリッ
ト(4)部分はブランクとなるものの、遠目で見れば一
枚の完成された意匠となる(図2)。従って、転写後の
転写シート(25)にはスリット(4)部分に対応する
意匠部分のみがストライプ状に残る。また、平坦部(5
a)に施された意匠はコーティング層(27)を構成し
(図4)、横リブ表面を保護する。
る。すなわち、予め所望の意匠(図柄)を下面に塗った
(印刷した)転写シート(25)を、前述のように前面
パネル(2)上に送り出し、次に熱転写ローラ(26)
を下方へ圧接しつつ転写シート(25)上で転動させ
る。この際、前記フランジ部(26a)が最外側のスリ
ットに嵌まり横リブ(5)に係合するので、転写ローラ
(26)が正確に横リブ(5)に沿って移動し、かつ熱
転写ローラ(26)の長さ(L1)と転写シート(2
5)の幅(L3)は共に横リブ(5)の範囲(22)と
ほぼ同一としてあるので、、前面パネル(2)の載置位
置さえ(適当な治具を用いて)正確に設定しておけば、
横リブ(5)部分のみに正確に意匠が転写され、他の部
分にはみ出すことがない。また、転写シート(25)上
の意匠がベタ塗りの意匠であっても転写されるのは、横
リブ(5)の平坦部(5a)のみであるが、この転写さ
れた横リブ(5)表面の意匠(図2)は、元々全体の1
枚画として統一のとれた形で転写シート(25)上に施
された意匠(27)を転写したものであるので、スリッ
ト(4)部分はブランクとなるものの、遠目で見れば一
枚の完成された意匠となる(図2)。従って、転写後の
転写シート(25)にはスリット(4)部分に対応する
意匠部分のみがストライプ状に残る。また、平坦部(5
a)に施された意匠はコーティング層(27)を構成し
(図4)、横リブ表面を保護する。
【0018】次に、上記のようにして横リブ(5)に意
匠を施された前面パネル(2)の使用方法について説明
する。すなわち、この前面パネル(2)は前記のとお
り、エアコン本体(1)に、容易に取り付け、取り外し
できるので、例えば涼しそうな風景の意匠が施された前
面パネル(2)を夏季に(冷房使用時)取付けておき、
冬季(暖房使用時)には、暖かい感覚の意匠が施された
前面パネル(2)に取り換える。また、例えば子供部屋
に設置するエアコンには、子供がよろこぶような、キャ
ラクター又はデザインの意匠が施された前面パネル
(2)を取付ける。さらに、種々の異なった意匠を施し
た前面パネルのみを販売、流通させれば、上記の取り換
えがより、きめ細かく行え、ユーザーの要望により添っ
たものとなる。
匠を施された前面パネル(2)の使用方法について説明
する。すなわち、この前面パネル(2)は前記のとお
り、エアコン本体(1)に、容易に取り付け、取り外し
できるので、例えば涼しそうな風景の意匠が施された前
面パネル(2)を夏季に(冷房使用時)取付けておき、
冬季(暖房使用時)には、暖かい感覚の意匠が施された
前面パネル(2)に取り換える。また、例えば子供部屋
に設置するエアコンには、子供がよろこぶような、キャ
ラクター又はデザインの意匠が施された前面パネル
(2)を取付ける。さらに、種々の異なった意匠を施し
た前面パネルのみを販売、流通させれば、上記の取り換
えがより、きめ細かく行え、ユーザーの要望により添っ
たものとなる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、横リ
ブ部にのみ意匠を施したエアコンの前面パネルを迅速か
つ正確に製作することができ、この印刷装置で印刷した
前面パネルはエアコンのインテリアとしての機能をより
高く発揮させることができ、使用者の生活の豊かさを高
めることができる。また、前記のとおり、横リブ部には
使用中にほこり等が付着しやすいのであるが、これらほ
こりやよごれが意匠画によって目立たなくなる利点もあ
る。さらに、横リブ部のよごれが目立つようになって、
前面パネルをエアコン本体から取り外して洗浄する際に
は、前述のように、転写された意匠がリブのコーティン
グ層(保護層)を構成するので、強い力でこすってもス
リキズ等がつきにくくなる。
ブ部にのみ意匠を施したエアコンの前面パネルを迅速か
つ正確に製作することができ、この印刷装置で印刷した
前面パネルはエアコンのインテリアとしての機能をより
高く発揮させることができ、使用者の生活の豊かさを高
めることができる。また、前記のとおり、横リブ部には
使用中にほこり等が付着しやすいのであるが、これらほ
こりやよごれが意匠画によって目立たなくなる利点もあ
る。さらに、横リブ部のよごれが目立つようになって、
前面パネルをエアコン本体から取り外して洗浄する際に
は、前述のように、転写された意匠がリブのコーティン
グ層(保護層)を構成するので、強い力でこすってもス
リキズ等がつきにくくなる。
【図1】本発明の前面パネルを装着したエアコンの全体
を示した斜視図。
を示した斜視図。
【図2】前面パネルの一部分の正面図
【図3】前面パネルのヒンジ部と本体側のヒンジ受け部
を示す説明図。
を示す説明図。
【図4】前面パネルの横リブ部の断面図(図2のIV−VI
線拡大断面図)。
線拡大断面図)。
【図5】前面パネルへの印刷装置を表す模式図。
【図6】前面パネルと転写シートと熱転写ローラの位置
関係を示す断面図。
関係を示す断面図。
【図7】従来のエアコン(室内機)を示す斜視図。
(1)エアコン本体 (2)前面パネル (3)エアコン (4)スリット (5)横リブ (5a)平坦部 (11a)ヒンジ部 (11b)ヒンジ部 (12)筐体 (13a)ヒンジ受け部 (13b)ヒンジ受け部 (25)転写シート (26)熱転写ローラ (26a)フランジ部 (27)意匠画
Claims (4)
- 【請求項1】 表裏貫通するスリットを形成するよう多
数の横リブを備えたエアコンの前面パネルへの印刷装置
であって、該前面パネルの横リブに対向させて配置した
熱転写ローラと、該熱転写ローラと前面パネルとの間に
配置し、予め印刷すべき意匠画を施した転写シートとか
らなり、前記転写シートの幅を前記横リブ部分の幅と同
一かそれ以下に設定すると共に、前記熱転写ローラには
横リブに係合するフランジ部を形成したことを特徴とす
るエアコンの前面パネルへの印刷装置。 - 【請求項2】 前記フランジ部が熱転写ローラの両端に
形成されると共に、この両端のフランジ部が前記横リブ
部分の最外側の横リブにそれぞれ係合する請求項1に記
載のエアコンの前面パネルへの印刷装置。 - 【請求項3】 エアコン本体へ着脱自在に支持され、表
裏貫通するスリットを形成するよう多数の横リブを備え
たエアコンの前面パネルであって、該横リブの矩形断面
のエアコン前面側に請求項1に記載の印刷装置によって
意匠画が転写されていることを特徴とするエアコンの前
面パネル。 - 【請求項4】 前記横リブの矩形断面のエアコン前面側
に転写された意匠画が、横リブ表面のコーティング層を
形成することを特徴とする請求項3に記載のエアコンの
前面パネル。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9111512A JPH10300119A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | エアコンの前面パネルへの印刷装置および該印刷装置により印刷したエアコンの前面パネル |
IL12339098A IL123390A (en) | 1997-04-03 | 1998-02-19 | Air conditioning system |
US09/028,049 US6018955A (en) | 1997-04-03 | 1998-02-23 | Air conditioning and front panel therefor and method and apparatus for making, using, and reinforcing same |
TW087102958A TW353713B (en) | 1997-04-03 | 1998-03-02 | Air conditioner and front panel therefor and method and apparatus for making, using, and reinforcing same |
CN98108291A CN1197184A (zh) | 1997-04-03 | 1998-03-07 | 空调器及其面板和用于制作、使用、加固面板的方法及装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9111512A JPH10300119A (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | エアコンの前面パネルへの印刷装置および該印刷装置により印刷したエアコンの前面パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10300119A true JPH10300119A (ja) | 1998-11-13 |
Family
ID=14563196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9111512A Pending JPH10300119A (ja) | 1997-04-03 | 1997-04-28 | エアコンの前面パネルへの印刷装置および該印刷装置により印刷したエアコンの前面パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10300119A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003014249A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-15 | Lg Electronics Inc | 空調装置 |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP9111512A patent/JPH10300119A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003014249A (ja) * | 2001-06-19 | 2003-01-15 | Lg Electronics Inc | 空調装置 |
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