JPH10299510A - ガスタービン蒸気系統の制御方法 - Google Patents
ガスタービン蒸気系統の制御方法Info
- Publication number
- JPH10299510A JPH10299510A JP10744597A JP10744597A JPH10299510A JP H10299510 A JPH10299510 A JP H10299510A JP 10744597 A JP10744597 A JP 10744597A JP 10744597 A JP10744597 A JP 10744597A JP H10299510 A JPH10299510 A JP H10299510A
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- pressure
- steam
- temperature
- control signal
- gas turbine
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガスタービン高温部品を蒸気冷却する蒸気系
統の信頼性の向上を図ったガスタービン蒸気系統の制御
方法をえる。 【解決手段】 ガスタービンの高温部品８をガスタービ
ンの排熱回収ボイラの蒸気で冷却し、高温部品の温度制
御手段を有するガスタービン蒸気系統の制御方法におい
て、温度制御手段の制御信号１７ｓを蒸気の圧力が高い
値に上昇したとき、同蒸気の圧力にもとずく制御信号１
９ｓに切り替える。
統の信頼性の向上を図ったガスタービン蒸気系統の制御
方法をえる。 【解決手段】 ガスタービンの高温部品８をガスタービ
ンの排熱回収ボイラの蒸気で冷却し、高温部品の温度制
御手段を有するガスタービン蒸気系統の制御方法におい
て、温度制御手段の制御信号１７ｓを蒸気の圧力が高い
値に上昇したとき、同蒸気の圧力にもとずく制御信号１
９ｓに切り替える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービンの燃
焼器などの高温部品を蒸気にて冷却する制御装置に適用
されるガスタービン蒸気系統の制御方法に関する。
焼器などの高温部品を蒸気にて冷却する制御装置に適用
されるガスタービン蒸気系統の制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、ガスタービンの燃焼器など高温
部品の冷却に空気が用いられていたが、燃焼温度の高温
化にともない蒸気で冷却する方法が開発されている。
部品の冷却に空気が用いられていたが、燃焼温度の高温
化にともない蒸気で冷却する方法が開発されている。
【０００３】また、ガスタービンの燃焼器など高温部品
を蒸気で冷却するガスタービンをコンバインドプラント
に適用し、蒸気タービンと組合せて高効率な発電プラン
トが計画されている。
を蒸気で冷却するガスタービンをコンバインドプラント
に適用し、蒸気タービンと組合せて高効率な発電プラン
トが計画されている。
【０００４】図２に従来のコンバインドプラントのガス
タービン蒸気系統を示す。ガスタービン１の排ガスは排
熱回収ボイラ２へ送られる。排熱回収ボイラ２の高圧ド
ラム５の蒸気は高圧過熱器６を経て高圧蒸気タービン３
へ送られる。また中圧ドラム９の蒸気は中圧過熱器１
０、中圧ドラム圧力制御弁１１、再熱器７を順次経て中
圧蒸気タービン４へ送られる。高圧蒸気タービン３の出
口蒸気は再熱器７の入口に合流する。
タービン蒸気系統を示す。ガスタービン１の排ガスは排
熱回収ボイラ２へ送られる。排熱回収ボイラ２の高圧ド
ラム５の蒸気は高圧過熱器６を経て高圧蒸気タービン３
へ送られる。また中圧ドラム９の蒸気は中圧過熱器１
０、中圧ドラム圧力制御弁１１、再熱器７を順次経て中
圧蒸気タービン４へ送られる。高圧蒸気タービン３の出
口蒸気は再熱器７の入口に合流する。
【０００５】また、中圧過熱器１０の出口蒸気は分岐し
て温度制御弁１２、ガスタービンの燃焼器等の高温部品
（用熱交換器）８を順次経て再熱器７出口の蒸気に合流
する。
て温度制御弁１２、ガスタービンの燃焼器等の高温部品
（用熱交換器）８を順次経て再熱器７出口の蒸気に合流
する。
【０００６】中圧ドラム９の圧力検出器１３の出力は圧
力制御器１６を経て圧力制御弁１１へ送られる。また高
温部品８の出口蒸気温度検出器１５の出力は温度制御器
１７を経て温度制御弁１２へ送られる。
力制御器１６を経て圧力制御弁１１へ送られる。また高
温部品８の出口蒸気温度検出器１５の出力は温度制御器
１７を経て温度制御弁１２へ送られる。
【０００７】以上において、ガスタービン１の排ガス
は、排熱回収ボイラ２に導かれ、高圧蒸気、中圧蒸気、
低圧蒸気を発生する。高圧ドラム５で発生した蒸気は高
圧過熱器６にて過熱蒸気となり、高圧蒸気タービン３に
て仕事をし、高圧排気ラインで中圧蒸気と合流した後、
再熱器７で再過熱され中圧蒸気タービン４に導かれる。
は、排熱回収ボイラ２に導かれ、高圧蒸気、中圧蒸気、
低圧蒸気を発生する。高圧ドラム５で発生した蒸気は高
圧過熱器６にて過熱蒸気となり、高圧蒸気タービン３に
て仕事をし、高圧排気ラインで中圧蒸気と合流した後、
再熱器７で再過熱され中圧蒸気タービン４に導かれる。
【０００８】中圧ドラム９で発生した蒸気は中圧過熱器
１０にて過熱された後、ガスタービン１の燃焼器等の高
温部品用熱交換器（高温部品部を直接通る場合もある）
８に必要量導かれ、高温部品を冷却し、再熱器７の出口
で合流する。余分な蒸気は高圧排気ラインで合流し再熱
器７に導かれる。
１０にて過熱された後、ガスタービン１の燃焼器等の高
温部品用熱交換器（高温部品部を直接通る場合もある）
８に必要量導かれ、高温部品を冷却し、再熱器７の出口
で合流する。余分な蒸気は高圧排気ラインで合流し再熱
器７に導かれる。
【０００９】高温部品８を通過した蒸気の温度は、温度
制御弁１２にて温度制御される。また中圧ドラム９の圧
力は中圧蒸気タービン４入口圧力で、成り行きに決まる
値よりも高く、圧力制御器１６により圧力制御弁１１で
制御されている。
制御弁１２にて温度制御される。また中圧ドラム９の圧
力は中圧蒸気タービン４入口圧力で、成り行きに決まる
値よりも高く、圧力制御器１６により圧力制御弁１１で
制御されている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンバイン
ドプラント用の、ガスタービン蒸気系統の制御装置にお
いては次のような問題点があった。
ドプラント用の、ガスタービン蒸気系統の制御装置にお
いては次のような問題点があった。
【００１１】冷却用蒸気は、排熱回収ボイラで発生する
が、発生した蒸気圧力を適正に制御する必要があり、そ
の制御は、圧力制御器の回路で行れている。
が、発生した蒸気圧力を適正に制御する必要があり、そ
の制御は、圧力制御器の回路で行れている。
【００１２】この回路が正常でなくなり、冷却蒸気の圧
力が異常に上昇した場合、排熱回収ボイラを保護するた
めに設置されている安全弁が動作し、発生した蒸気を大
気などに放出する。このとき、高温部品を冷却する蒸気
まで大気などに放出されてしまい、燃焼器等高温部品の
冷却用に用いる蒸気量が不足し、冷却不可能になる。
力が異常に上昇した場合、排熱回収ボイラを保護するた
めに設置されている安全弁が動作し、発生した蒸気を大
気などに放出する。このとき、高温部品を冷却する蒸気
まで大気などに放出されてしまい、燃焼器等高温部品の
冷却用に用いる蒸気量が不足し、冷却不可能になる。
【００１３】本発明は上記問題点を解決することを課題
とする。
とする。
【００１４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するため次の手段を講ずる。
決するため次の手段を講ずる。
【００１５】すなわち、ガスタービンの高温部品を同ガ
スタービンの排熱回収ボイラの蒸気で冷却し、同高温部
品の温度制御手段を有する上記ガスタービン蒸気系統の
制御方法において、上記温度制御手段の制御信号を上記
蒸気の圧力が高い値に上昇したとき、同蒸気の圧力にも
とずく制御信号に切り替える。
スタービンの排熱回収ボイラの蒸気で冷却し、同高温部
品の温度制御手段を有する上記ガスタービン蒸気系統の
制御方法において、上記温度制御手段の制御信号を上記
蒸気の圧力が高い値に上昇したとき、同蒸気の圧力にも
とずく制御信号に切り替える。
【００１６】以上において、通常は、温度制御手段の制
御信号により蒸気流量が制御され、高温部品は所定温度
に冷却維持される。
御信号により蒸気流量が制御され、高温部品は所定温度
に冷却維持される。
【００１７】何らかの異常で、排熱回収ボイラの蒸気圧
力が高い圧力に上昇したとき、上記制御信号が、同蒸気
圧力にもとずく制御信号に切り替えられる。すると蒸気
流量が増加し、高温部品は冷却されるとともに、蒸気圧
力の上昇が抑えられる。
力が高い圧力に上昇したとき、上記制御信号が、同蒸気
圧力にもとずく制御信号に切り替えられる。すると蒸気
流量が増加し、高温部品は冷却されるとともに、蒸気圧
力の上昇が抑えられる。
【００１８】このようにして、排熱回収ボイラの蒸気圧
力が異常上昇しつづけることなく、かつ高温部品の冷却
が行われるので、信頼性が向上する。
力が異常上昇しつづけることなく、かつ高温部品の冷却
が行われるので、信頼性が向上する。
【００１９】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図１によ
り説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
り説明する。なお、従来例で説明した部分は、同一の番
号をつけ説明を省略し、この発明に関する部分を主体に
説明する。
【００２０】温度制御器１７の出力は高値選択器１８を
経て温度制御弁１２へ送られる。また中圧ドラム圧力検
出器１３の出力は圧力制御器１９を経て高値選択器１８
へ送られる。
経て温度制御弁１２へ送られる。また中圧ドラム圧力検
出器１３の出力は圧力制御器１９を経て高値選択器１８
へ送られる。
【００２１】以上において、通常は、温度制御器１７の
制御信号１７ｓが高値選択器１８を経て温度制御弁１２
に送られる。そして蒸気流量が制御され、高温部品８は
所定温度に冷却維持される。
制御信号１７ｓが高値選択器１８を経て温度制御弁１２
に送られる。そして蒸気流量が制御され、高温部品８は
所定温度に冷却維持される。
【００２２】何らかの異常、例えば中圧ドラム圧力制御
弁１１または制御回路等に故障が発生し、中圧ドラムの
圧力検出器１３の出力が高い値Ｈに上昇したとき、この
出力は圧力制御器１９を経て、温度制御器１７からの制
御信号１７ｓより高い制御信号１９ｓとなり高値選択器
１８へ送られる。高値選択器１８はこれにより、切り替
り、制御信号１９ｓを温度制御弁１２へ送る。温度制御
弁１２は入力に応じてさらに開き、蒸気流量が増加し、
高温部品８は冷却されるとともに、蒸気圧力の上昇が抑
えられ運転が続行される。
弁１１または制御回路等に故障が発生し、中圧ドラムの
圧力検出器１３の出力が高い値Ｈに上昇したとき、この
出力は圧力制御器１９を経て、温度制御器１７からの制
御信号１７ｓより高い制御信号１９ｓとなり高値選択器
１８へ送られる。高値選択器１８はこれにより、切り替
り、制御信号１９ｓを温度制御弁１２へ送る。温度制御
弁１２は入力に応じてさらに開き、蒸気流量が増加し、
高温部品８は冷却されるとともに、蒸気圧力の上昇が抑
えられ運転が続行される。
【００２３】このようにして、中圧ドラム９の蒸気圧力
が異常上昇しつづけることなく、かつ高温部品８の冷却
が行われるので、信頼性が向上する。
が異常上昇しつづけることなく、かつ高温部品８の冷却
が行われるので、信頼性が向上する。
【００２４】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による制
御方法によれば、蒸気の圧力が高い値に上昇したとき、
温度制御手段の制御信号を上記圧力にもとずく制御信号
に切り替えるので、万一、圧力が高い値に上昇しても、
高温部品の冷却が行えるとともに、蒸気圧力の上昇が抑
えられる。
御方法によれば、蒸気の圧力が高い値に上昇したとき、
温度制御手段の制御信号を上記圧力にもとずく制御信号
に切り替えるので、万一、圧力が高い値に上昇しても、
高温部品の冷却が行えるとともに、蒸気圧力の上昇が抑
えられる。
【００２５】したがって、信頼性が向上する。
【図１】本発明の実施の一形態の構成系統図である。
【図２】従来例の構成系統図である。
１ ガスタービン ２ 排熱回収ボイラ ３ 高圧蒸気タービン ４ 中圧蒸気タービン ５ 高圧ドラム ６ 高圧過熱器 ７ 再熱器 ８ 高温部品 ９ 中圧ドラム １０ 中圧過熱器 １１ 中圧ドラム圧力制御弁 １２ 温度制御弁 １３ 中圧ドラム圧力検出器 １５ 燃焼器等高温部品出口蒸気温度検出器 １６ 圧力制御器 １７ 温度制御器 １８ 高値選択器 １９ 圧力制御器
Claims (1)
- 【請求項１】 ガスタービンの高温部品を同ガスタービ
ンの排熱回収ボイラの蒸気で冷却し、かつ同高温部品の
温度制御手段を有する上記ガスタービン蒸気系統の制御
方法において、上記温度制御手段の制御信号を上記蒸気
の圧力が高い値に上昇したとき、同蒸気の圧力にもとず
く制御信号に切り替えることを特徴とするガスタービン
蒸気系統の制御方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10744597A JPH10299510A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | ガスタービン蒸気系統の制御方法 |
| US09/308,241 US6279308B1 (en) | 1997-04-23 | 1998-06-29 | Cooling steam control method for combined cycle power generation plants |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10744597A JPH10299510A (ja) | 1997-04-24 | 1997-04-24 | ガスタービン蒸気系統の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10299510A true JPH10299510A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14459339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10744597A Withdrawn JPH10299510A (ja) | 1997-04-23 | 1997-04-24 | ガスタービン蒸気系統の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10299510A (ja) |
-
1997
- 1997-04-24 JP JP10744597A patent/JPH10299510A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040706 |