JPH10299440A - 内燃機関のバルブ特性制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブ特性制御装置

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JPH10299440A
JPH10299440A JP10894397A JP10894397A JPH10299440A JP H10299440 A JPH10299440 A JP H10299440A JP 10894397 A JP10894397 A JP 10894397A JP 10894397 A JP10894397 A JP 10894397A JP H10299440 A JPH10299440 A JP H10299440A
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JP
Japan
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oil
valve
internal combustion
combustion engine
passage
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Pending
Application number
JP10894397A
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English (en)
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Toshio Ito
敏雄 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

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  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストの上昇及び装置の大型化の原因となる
加熱手段を設けることなく、内燃機関の低温始動時にお
いても、正確にバルブのタイミングを調整し、かつバル
ブタイミング調整の応答性を向上させる。 【解決手段】 作動油圧によって作動し、かつ機関運転
状態に応じて吸気弁又は排気弁の開閉特性を変更するバ
ルブタイミング調整装置1と、クランクシャフトジャー
ナル部に形成したオイル暖機通路10とを具備し、オイ
ル暖機通路10は、オイルパン5からバルブタイミング
調整装置1に至る油圧通路の一部をなす。作動油は、オ
イル暖機通路10においてクランクシャフトの摺動熱に
より加熱されるため、内燃機関の低温始動時であって
も、作動油の粘度を低下させることにより、バルブタイ
ミング調整装置1を正確に作動することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関のバルブ特
性制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作動油によって吸排気バルブの開
弁タイミングを調整する、バルブタイミング調整装置を
備えた内燃機関のバルブ特性制御装置が知られている。
この内燃機関のバルブ特性制御装置は、進角側油圧室及
び遅角側油圧室への油供給量を調整する油量調整手段に
より、バルブの開弁タイミングを調整している。この種
の内燃機関のバルブ特性制御装置の例としては、例えば
特開平6−330712号公報に記載されたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、内燃機関の
低温始動時には、作動油の粘度が高いため、内燃機関の
バルブ特性制御装置の作動応答性が低下してしまう。そ
のため、内燃機関のバルブ特性制御装置を正確に作動さ
せるには、水温の立上がりを待ってバルブタイミング調
整装置の制御を開始しなければならない。
【0004】この問題点を解消するために、内燃機関の
バルブ特性制御装置に加熱手段を設けることが考えられ
る。内燃機関のバルブ特性制御装置の一種である油圧式
バルブ停止装置に加熱装置を設けたものが、実開昭61
−94213号公報から知られている。ところが、内燃
機関のバルブ特性制御装置に加熱手段を設けた場合、装
置のコストが増加してしまう。また、装置が大型化して
しまう。設計上、内燃機関のバルブ特性制御装置に加熱
手段を設けることは、非常に困難である。
【0005】上記問題点に鑑み、本発明は、コストの上
昇及び装置の大型化の原因となる加熱手段を設けること
なく、内燃機関の低温始動時において、作動油の粘度を
低下させることにより、正確にバルブのタイミングを調
整することができ、かつバルブタイミング調整の応答性
を向上させることができる内燃機関のバルブ特性制御装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、作動油圧によって作動し、かつ機関運転状態に
応じて吸気弁又は排気弁の開閉特性を変更するバルブ特
性変更機構を備えた内燃機関のバルブ特性制御装置にお
いて、クランクシャフトジャーナル部に形成した油流通
路は、前記作動油圧の油圧源から前記バルブ特性変更機
構に至る油圧通路の一部をなすことを特徴とする内燃機
関のバルブ特性制御装置が提供される。
【0007】請求項2に記載の発明によれば、前記油流
通路は、シリンダブロックの前記クランクシャフトジャ
ーナル部に形成された溝部であることを特徴とする請求
項1に記載の内燃機関のバルブ特性制御装置が提供され
る。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、前記油流
通路は、前記クランクシャフトジャーナル部に配置され
たベアリングの摺動面に形成された溝部であることを特
徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブ特性制御装
置が提供される。
【0009】請求項1〜3に記載の内燃機関のバルブ特
性制御装置では、作動油圧の油圧源から圧送される作動
油は、クランクシャフトジャーナル部に形成された油流
通路において、クランクシャフトの摺動時の熱により加
熱される。そのため、内燃機関の低温始動時であって
も、作動油の粘度を低下させることにより、バルブ特性
変更機構を正確に作動することができる。つまり、正確
にバルブのタイミングを調整することができ、かつバル
ブタイミング調整の応答性を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を用いて本発明の
実施形態について説明する。
【0011】図1は内燃機関のバルブ特性制御装置の一
実施形態の部分断面側面図である。図1において、1は
可変式バルブタイミング調整装置であり、クランクシャ
フト6に対する吸気カムシャフト、及び、排気カムシャ
フト(図示せず)の回転位相を変更するものである。2
はオイルコントロールバルブ、3はメインオイルホー
ル、4はオイルポンプ、5はオイルパン、6はクランク
シャフト、7はクランクシャフトアッパベアリング、8
はサブオイルホール、9は第一通路、10はオイル暖機
通路、11は第二通路、12は第三通路である。
【0012】図1において、オイルパン5及びオイルポ
ンプ4は、作動油と潤滑油とで共用になっている。つま
り、オイルパン5内のオイルは、一方では、図1に示す
ようにバルブタイミング調整装置1まで供給され、他方
では、図示していないエンジン内の各潤滑部まで供給さ
れる。オイルパン5内のオイルは、オイルポンプ4によ
り加圧されてメインオイルホール3まで移動する。メイ
ンオイルホール3は、図1の表裏方向に延長している。
続いてオイルは、第一通路9を介してクランクシャフト
6のジャーナル部まで移動し、オイル暖機通路10内を
通過する。
【0013】クランクシャフト6のジャーナル部におい
て、クランクシャフト6とクランクシャフトアッパベア
リング7との摺動により熱が発生している。そのため、
オイル暖機通路10内を通過したオイルは、摺動熱によ
って加熱される。オイルの粘度が高すぎるエンジンの低
温始動時(水温10°C以下)においても、オイル暖機
通路10においてオイルを加熱することにより、オイル
の粘度を適切に維持することができる。図2はクランク
シャフトアッパベアリング7の斜視図であり、クランク
シャフトアッパベアリング7には、オイル暖機通路10
としてオイル溝13が形成されている。本実施形態で
は、オイル溝13をクランクシャフトアッパベアリング
7に設けてあるが、他の実施形態では、オイル溝を、図
示していないシリンダブロックのクランクシャフトジャ
ーナル部に形成することも可能である。
【0014】図1において、オイル暖機通路10を通過
したオイルは、第二通路11を介してサブオイルホール
8まで移動する。サブオイルホール8は、上述したメイ
ンオイルホール3と同様に、図1の表裏方向に延長して
いる。尚、本実施形態では、第一通路9とオイル暖機通
路10と第二通路11とを一組のみ設けているが、他の
実施形態では、複数組の第一通路9とオイル暖機通路1
0と第二通路11とを図1の表裏方向に並列して設ける
ことも可能である。サブオイルホール8を通過したオイ
ルは、第三通路12及びオイルコントロールバルブ2を
介してバルブタイミング調整装置1まで移動する。バル
ブタイミング調整装置1において、オイルは、吸気弁又
は排気弁の開閉特性を機関運転状態に応じて変更する。
【0015】従来の内燃機関のバルブ特性制御装置で
は、メインオイルホール3を通過したオイルは、従来の
オイル通路100及びオイルコントロールバルブ2を介
してバルブタイミング調整装置1まで移動していた。そ
のため、エンジンの低温始動時には、粘度が高すぎるオ
イルがバルブタイミング調整装置1まで送られたため、
バルブタイミング調整装置1によって要求バルブタイミ
ングでバルブを作動しようとしても、正確に作動するこ
とができなかった。それゆえ、従来の内燃機関のバルブ
特性制御装置では、水温の立上がりを待って、バルブタ
イミング調整装置1の制御を開始していた。バルブタイ
ミング調整装置1の制御が開始するまで、バルブが要求
バルブタイミングで作動されないことにより、エンジン
の出力性能の低下による走り不良、又は過剰なアクセル
の踏み込みによる燃費の悪化が発生していた。
【0016】本実施形態の内燃機関のバルブ特性制御装
置では、上述したように、メインオイルホール3を通過
したオイルは、第一通路9、オイル暖機通路10、第二
通路11、サブオイルホール8、第三通路12、及びオ
イルコントロールバルブ2を介してバルブタイミング調
整装置1まで移動する。そのため、エンジンの低温始動
時であっても、オイル暖機通路10を通過したオイル
は、クランクシャフト6とクランクシャフトアッパベア
リング7との摺動熱によって油膜加熱されて温度上昇
し、適切な低粘性油となってバルブタイミング調整装置
1まで送られる。それゆえ、水温の立上がりを待つまで
もなく、早期段階からバルブタイミング調整装置1の制
御を開始することができる。その結果、上述したエンジ
ンの出力性能の低下による走り不良、又は過剰なアクセ
ルの踏み込みによる燃費の悪化の発生を回避することが
できる。
【0017】更に、本実施形態では、オイルの早期暖機
を行うためのヒータ等の加熱手段が必要ないため、加熱
手段を設置することによるコストの上昇及び装置の大型
化を回避することができる。
【0018】尚、上述したように、オイルパン5及びオ
イルポンプ4は、作動油と潤滑油とで共用になっている
ため、他の実施形態において、オイル暖機通路10を通
過したオイルを動弁系の潤滑部に供給することにより、
潤滑油の早期暖機を行うことも可能になる。その結果、
動弁系の摩擦を低減でき、燃費の向上をはかることがで
きる。尚、本実施形態では吸気弁又は排気弁の開閉特性
を変更する手段としてクランクシャフトに対するカムシ
ャフトの回転位相を変更する可変式バルブタイミング調
整装置1としたが、これに限定されることなく、吸気弁
又は排気弁のリフト量を変更することにより開閉特性を
変更するものであってもよい。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、コストの上昇及び装置
の大型化の原因となる加熱手段を設けることなく、内燃
機関の低温始動時において、作動油の粘度を低下させる
ことにより、正確にバルブのタイミングを調整すること
ができ、かつバルブタイミング調整の応答性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内燃機関のバルブ特性制御装置の一実施形態の
部分断面側面図である。
【図2】クランクシャフトアッパベアリングの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1…バルブタイミング調整装置 5…オイルパン 10…オイル暖機通路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油圧によって作動し、かつ機関運転
    状態に応じて吸気弁又は排気弁の開閉特性を変更するバ
    ルブ特性変更機構を備えた内燃機関のバルブ特性制御装
    置において、クランクシャフトジャーナル部に形成した
    油流通路は、前記作動油圧の油圧源から前記バルブ特性
    変更機構に至る油圧通路の一部をなすことを特徴とする
    内燃機関のバルブ特性制御装置。
  2. 【請求項2】 前記油流通路は、シリンダブロックの前
    記クランクシャフトジャーナル部に形成された溝部であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブ
    特性制御装置。
  3. 【請求項3】 前記油流通路は、前記クランクシャフト
    ジャーナル部に配置されたベアリングの摺動面に形成さ
    れた溝部であることを特徴とする請求項1に記載の内燃
    機関のバルブ特性制御装置。
JP10894397A 1997-04-25 1997-04-25 内燃機関のバルブ特性制御装置 Pending JPH10299440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075631A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Kubota Corp 多気筒エンジン
JP2016050501A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 マツダ株式会社 エンジンのオイル供給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008075631A (ja) * 2006-09-25 2008-04-03 Kubota Corp 多気筒エンジン
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