JPH10298695A - 炭窒化チタン基合金 - Google Patents

炭窒化チタン基合金

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JPH10298695A
JPH10298695A JP9107301A JP10730197A JPH10298695A JP H10298695 A JPH10298695 A JP H10298695A JP 9107301 A JP9107301 A JP 9107301A JP 10730197 A JP10730197 A JP 10730197A JP H10298695 A JPH10298695 A JP H10298695A
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black
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JP9107301A
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Kazutaka Isobe
和孝 磯部
Nobuyuki Kitagawa
信行 北川
Isao Yamazaki
勲 山崎
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Hokkaido Sumiden Precision Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Hokkaido Sumiden Precision Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用寿命の長いサーメット切削工具用の炭窒
化チタン基合金を提供する。 【解決手段】 本発明による炭窒化チタン基合金では、
その断面を走査型電子顕微鏡写真で観察した場合、その
合金中の硬質相粒子が、その芯部に位置する黒色に見え
る黒芯部1と、その周辺のグレーに見える周辺組織2と
を有する。そして、その黒芯部1の面積が粒子全体の面
積の30%以上の粒子を粒子A、黒芯部1の面積が粒子
全体の面積の30%未満の粒子を粒子Bとした場合、粒
子Aの黒芯部1の平均面積が0.8以上μm2 2.5以
下μm2 、粒子Bの黒芯部1の平均面積が0.1μm2
以上0.7μm2 以下の範囲にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭窒化チタン基
合金に関し、より特定的には、Tiと、Ti以外の周期
律表IVa、VaおよびVIa族の金属の中から選択さ
れる少なくとも1種の金属との炭化物、窒化物および炭
窒化物のうちの少なくとも1つを含む硬質相が80重量
%以上95重量%以下存在し、残部が、CoおよびNi
を主成分とした結合相と、不可避不純物とを有する、炭
窒化チタン基合金に関する。
【0002】
【従来の技術】炭窒化チタン基合金(サーメット)は、
WC基合金に比べ耐酸化性と耐摩耗性とに優れているの
で、切削工具として広く使用されている。しかし、従来
のサーメットは機械的に欠損しやすいという欠点を有し
ている。
【0003】また、従来のサーメットでは、1つの材質
の中でそれを構成する硬質相において、その硬質相の粒
子の黒芯部の面積とその黒芯部の周辺組織の面積との比
がどの粒子をとってもほぼ一定である。このため、黒芯
部の比率が大きいと耐摩耗性が向上するが耐欠損性が低
下し、また黒芯部の比率が小さいと耐欠損性が向上する
が耐摩耗性が低下するという、性能のトレードオフの関
係を脱するのは困難であった。
【0004】また、特開昭62−170452号公報に
開示される従来のサーメットでは、サーメットの硬質相
が有芯構造を有している。その有芯構造では、その芯部
が黒色(Ti等、VI族に富む)である粒子と、白色
(W等、Va、VIa族に富む)である粒子とから構成
されていることを前提としており、それぞれの粒子をあ
る一定の割合で分散させていることを特徴としている。
しかしながら、この開示されたサーメットでは、芯部が
白色の粒子は耐摩耗性にはほとんど寄与しておらず、か
つ、その芯部が白色の粒子の硬質相に占める比率が50
%〜80%と多く、このため耐摩耗性が不十分であっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来で
は、耐摩耗性および耐欠損性の両方を大幅に向上させる
ことが可能なサーメットを提供するのは困難であった。
このため、従来ではサーメットの使用寿命を長くするの
は困難であった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、使用寿命の長いサーメット
切削工具用の炭窒化チタン基合金を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の炭窒化チタン
基合金では、80重量%以上95重量%以下の硬質相
と、それ以外の残部とを備える。硬質相は、Tiと、T
i以外の周期律表IV、VaおよびVIa族の金属の中
から選択される少なくとも1種の金属との炭化物、窒化
物および炭窒化物のうちの少なくとも1つを含む。残部
は、CoおよびNiを主成分とした結合相と、不可避不
純物とを有する。本発明では、このような炭窒化チタン
基合金において、その合金断面を研磨した後に走査型電
子顕微鏡写真で観察した場合に、上記合金中の硬質相の
粒子が、芯部に位置する黒色に見える黒芯部と、その黒
芯部の周辺のグレーに見える周辺組織とを有する。その
黒芯部の面積が粒子全体の面積の30%以上の粒子を粒
子A、黒芯部の面積が粒子全体の面積の30%未満の粒
子を粒子Bとした場合、粒子Aの黒芯部の平均面積が
0.8μm2 以上2.5μm2 以下であり、粒子Bの黒
芯部の平均面積は0.1μm2 以上0.7μm2 以下の
範囲にある。また、上記の炭窒化チタン基合金におい
て、粒子AおよびBの面積が、0.3≦A/(A+B)
≦0.8の割合で存在するようにしてもよい。
【0008】なお、本発明における硬質相は、80重量
%未満では耐摩耗性、耐塑性変形性の低下が著しく、9
5重量%を超えると、強度および靱性が低下するので好
ましくない。したがって、硬質相は80重量%以上95
重量%以下にするのが好ましい。また、粒子Aは主とし
て耐摩耗性に寄与する粒子であるが、その粒子の黒芯の
平均面積が2.5μm2 を超えると、硬質相に占める黒
芯(Tiに富む)の割合が多くなり、耐摩耗性は向上す
るものの、周辺組織が薄くなるため亀裂の伝播が抑えら
れなくなり耐欠損性が不十分になる。また、粒子Aの黒
芯の平均面積が0.8μm2 未満では硬質相に占める黒
芯の割合が減り、そのため耐摩耗性が劣ってしまう。し
たがって、粒子Aの黒芯の平均面積は0.8μm2 以上
2.5μm2 以下にするのが好ましい。同様に、粒子B
は主として耐欠損性に寄与する粒子であるが、その粒子
Bの黒芯の平均面積が0.7μm2 を超えると周辺組織
が薄くなり耐欠損性が不十分となる。また、粒子Bの黒
芯の平均面積が0.1μm 2 未満では周辺組織が厚くな
り耐欠損性は向上するが硬質相に占める黒芯の割合が減
り耐摩耗性が劣る。したがって、粒子Bの黒芯の平均面
積は0.1μm2 以上0.7μm2 以下の範囲にするの
が好ましい。
【0009】また、硬質相に占める粒子Aと粒子Bとの
面積の割合でも上記と同様のことが言える。すなわち、
硬質相に占める粒子Aと粒子Bとの面積の割合が、A/
(A+B)<0.3ではTiに富む黒芯サイズの大きい
粒子が少ないため、耐摩耗性や耐酸化性が低下する。そ
の一方、硬質相に占める粒子Aと粒子Bとの面積の割合
がA/(A+B)>0.8では黒芯サイズの小さい(周
辺組織が厚い)粒子が少ないため、亀裂の伝播を抑える
ことができず、その結果耐欠損性が不十分となる。した
がって、硬質相に占める粒子Aと粒子Bとの面積は、
0.3≦A/(A+B)≦0.8の割合で存在するのが
好ましい。
【0010】上記の構成によれば、黒芯のサイズが大き
い粒子Aはその芯部にTiの炭化物や炭窒化物が多く存
在しており、それが耐摩耗性および耐酸化性の向上に寄
与する。また、黒芯のサイズが小さい(周辺組織が厚
い)粒子Bはその周辺組織にWを初めとするVIa族が
多く固溶または存在しており、それが強度および耐欠損
性の向上に寄与する。そして、それぞれの粒子を共存さ
せ機能を分担させることで、耐摩耗性および耐欠損性を
ともに著しく向上させることが可能であるという知見を
得、本発明に到達した。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態に
よる炭窒化チタン基合金の断面を走査型電子顕微鏡で観
察した場合の断面構造図であり、図2は本発明の他の実
施の形態による炭窒化チタン基合金の断面を走査型電子
顕微鏡写真で観察した場合の断面構造図である。図1お
よび図2を参照して、本発明の炭窒化チタン基合金(サ
ーメット合金)では、合金中の硬質相粒子が、その芯部
に位置し、Tiに富み黒色に見える黒芯部1と、その黒
芯部1の周辺にグレーに見える周辺組織2とを有する有
芯構造を備えている。黒芯部1の面積が粒子全体の面積
の30%以上の粒子を粒子Aとし、黒芯部1の面積が粒
子全体の面積の30%未満の粒子を粒子Bとする。粒子
Aの黒芯部1の平均面積は0.8μm2 以上2.5μm
2 以下の範囲であることが好ましく、粒子Bの黒芯部1
の平均面積は0.1μm2 以上0.7μm 2 以下の範囲
にあるのが好ましい。また、本発明の炭窒化チタン基合
金では、上記のような粒子Aと粒子Bとからなる硬質相
を80重量%以上95重量%以下の範囲にするのが好ま
しい。
【0012】このように構成した本発明のサーメット合
金では、黒芯部1のサイズが大きい粒子Aはその芯部に
Tiの炭化物および炭窒化物が多く存在しており、それ
らが耐摩耗性および耐酸化性の向上に寄与する。また、
黒芯部1のサイズが小さく周辺組織2が厚い粒子Bは、
その周辺組織2にWを初めとするVIa族が多く固溶ま
たは存在しており、それが強度および耐欠損性の向上に
寄与している。本発明の実施の形態では、硬質相に、黒
芯部1のサイズが大きい粒子Aと黒芯部1のサイズが小
さい粒子Bとを最適な比率で存在させることによって、
それぞれの粒子AおよびBの機能により耐摩耗性および
耐欠損性を大幅に向上させることができる。その結果、
従来欠損で使用できなかった粗加工の用途でも使用する
ことができるとともに、使用寿命の長いサーメット切削
工具用の炭窒化チタン基合金を得ることができる。
【0013】ここで、黒芯の面積と粒子の面積とは、合
金断面を研磨し、その研磨断面を走査型電子顕微鏡組織
写真を用いて観察することによって算出可能である。こ
の面積は肉眼によって算出することもできるが、下記の
手順で画像処理技術を用いて算出することもできる。具
体的には、 (1) まず、サーメット合金を研磨し、走査型電子顕
微鏡で4800倍の組織写真を撮る。
【0014】(2) 14μm×17μmの領域に対し
て粒界を識別後、画像スキャナを用いてコンピュータに
読込む。
【0015】(3) 識別された各粒子の黒芯部と周辺
組織との占有する画素数を求め、倍率から1画素数の面
積を求める。そして、黒芯部と周辺組織との面積を求め
る。
【0016】(4) 各粒子の黒芯部と周辺組織との面
積から上記の粒子Aと粒子Bとに分ける。
【0017】(5) 粒子Aと粒子Bとの黒芯部の面積
の分布を求め、それぞれの粒子の黒芯部の平均面積を算
出する。
【0018】(6) さらに、粒子Aと粒子Bとの占有
する画素数から粒子AおよびBのそれぞれの面積を求
め、硬質相に占めるそれぞれの粒子の割合を求める。
【0019】実際の走査型電子顕微鏡による観察では、
硬質相は、図1に示すように、黒芯部1のサイズが大き
い粒子と、黒芯部1のサイズが小さい(周辺組織2が厚
い)粒子とに区別することができる。そして、その48
00倍の写真の14μm×17μmの領域を10視野画
像解析して硬質相の黒芯部1のサイズが大きい粒子Aと
黒芯部1のサイズが小さい粒子Bとを区別し、それぞれ
の粒子の黒芯面積の分布を求める。これにより、粒子A
および粒子Bの黒芯部1の平均面積を算出する。なお、
図2に示した実施の形態では、黒芯部1が存在しない粒
子Bもあるが、このような粒子Bも、粒子Bの黒芯部1
の平均面積を算出する際には考慮に入れる。
【0020】
【実施例】TiCN、TiC、TaC、NbCをそれぞ
れ70重量%、14重量%、8重量%、8重量%の配合
で混合後、N雰囲気中(1atm)で比較的低い温度
(1550℃)の熱処理をして固溶体(以下、「固溶体
α」という)を作製した。この固溶体αは黒芯サイズの
大きい粒子Aを形成するのに役立つことがわかった。
【0021】また、固溶体αに比べTiCNおよびTi
Cの比率を減らし、さらに、WCを添加して、TiC
N、TiC、TaC、NbC、WCをそれぞれ40重量
%、10重量%、8重量%、8重量%、34重量%の配
合で混合後、N雰囲気中(1atm)で1800℃の熱
処理をして固溶体(以下、「固溶体β」という)を作製
した。固溶体βはWCを添加することで周辺組織が厚く
なることがわかり、黒芯サイズの小さい粒子Bの形成に
役立つことが判明した。
【0022】以下の表1および表2に示す配合で、上記
2つの固溶体αおよびβと、WCと鉄族金属であるCo
およびNiとを湿式混合後、型押し成形した。そして、
10 -2Torrの真空中で1200℃で脱ガス後、窒素
ガス分圧を1〜200Torrで1480℃で1時間焼
結して、試料NO.1、4、6〜9および12〜17を
作製した。また、同様に、10-2Torrの真空中で1
200℃で脱ガス後、1〜200Torrで1530℃
で1時間焼結して試料NO.2、3、5、10および1
1を作製した。なお、表1は本発明品、表2は比較例を
示す。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】上記表1および表2を参照して、固溶体α
/(固溶体α+固溶体β)と、粒子の面積比であるA/
(A+B)とが一致しないのは、固溶体の比率が重量比
であるのに対し粒子は面積比であることと、単独に配合
されているWCが固溶体αや固溶体βの周辺組織に固溶
し粒子Bを形成したり、WC自身が単独で存在したりも
しくは粒子Bに変化するためであると考えられる。
【0026】(焼結体の評価)得られた焼結体を平面研
削し、バフ研磨した後に、走査型電子顕微鏡の4800
倍写真の10視野を画像解析する。これにより硬質相の
粒子Aと粒子Bとを区別し、それぞれの粒子の黒芯部の
面積分布を求め、粒子Aの黒芯の平均面積と粒子Bの黒
芯の平均面積とを算出した。
【0027】(切削試験)次に、本発明品である試料N
O.1〜9および比較例である試料NO.10〜17に
対して、研削およびホーニング加工を施し、以下に示す
一定の条件下で耐摩耗試験および耐欠損性試験を行なっ
た。
【0028】(1) 耐摩耗試験 工具形状 SNMG432 被削材 SCM435(HB=240)丸棒 切削速度 230m/min 送り 0.25mm/rev 切込み 2.0mm 切削油 水溶性 切削時間 10分 判定 逃げ面摩耗量幅VB(mm) (2) 耐欠損性試験 工具形状 SNMG432 被削材 SCM435(HB=225)溝付き材 切削速度 220m/min 送り 0.22mm/rev 切込み 2.0mm 切削油 水溶性 判定 欠損までの衝撃回数(回) 上記の耐摩耗試験および耐欠損性試験の結果を以下の表
3および表4に示す。
【0029】
【表3】
【0030】
【表4】
【0031】上記表3および表4を参照して、本発明品
である試料NO.1〜9は、すべて耐摩耗試験における
摩耗量が0.15mm以下になっており、かつ、耐欠損
性試験における欠損するまでの衝撃回数も8000回以
上になっている。
【0032】それに対して、比較例試料NO.10およ
び11は耐欠損性は優れるが耐摩耗性が著しく劣り、ま
た比較例試料NO.12および13は耐摩耗性に優れる
が耐欠損性が著しく劣る。比較例試料NO.14は粒子
Aの比率が大きいため、耐摩耗性は優れるものの耐欠損
性が不十分である。比較例NO.15は粒子Bの比率を
高くしているため、耐欠損性に優れるものの、耐摩耗性
が劣る。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、硬質相に
黒芯部のサイズが大きい粒子Aと黒芯部のサイズが小さ
い粒子Bとを最適な比率で存在させることによって、そ
れぞれの粒子を機能を分担させて耐摩耗性および耐欠損
性を大幅に向上させることができる。その結果、従来欠
損で使用できなかった粗加工の用途でも使用でき、ま
た、使用寿命の長いサーメット切削工具用の炭窒化チタ
ン基合金を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による炭窒化チタン基合
金の断面を走査型電子顕微鏡で観察した場合の断面構造
図である。
【図2】本発明の他の実施の形態による炭窒化チタン基
合金の断面を走査型電子顕微鏡で観察した場合の断面構
造図である。
【符号の説明】
1:黒芯部 2:周辺組織
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 勲 北海道空知郡奈井江町字奈井江776番地 北海道住電精密株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Tiと、Ti以外の周期律表IVa、V
    aおよびVIa族の金属の中から選択される少なくとも
    1種の金属との炭化物、窒化物および炭窒化物のうちの
    少なくとも1つを含む硬質相が80重量%以上95重量
    %以下存在し、残部が、CoおよびNiを主成分とした
    結合相と、不可避不純物とを有する炭窒化チタン基合金
    であって、 走査型電子顕微鏡写真で観察した場合に、前記合金中の
    前記硬質相の粒子は、芯部に位置する黒色に見える黒芯
    部と、前記黒芯部の周辺のグレーに見える周辺組織とを
    有し、 前記黒芯部の面積が粒子全体の面積の30%以上の粒子
    を粒子A、前記黒芯部の面積が粒子全体の面積の30%
    未満の粒子を粒子Bとした場合、前記粒子Aの前記黒芯
    部の平均面積が0.8μm2 以上2.5μm2 以下であ
    り、前記粒子Bの前記黒芯部の平均面積が0.1μm2
    以上0.7μm2 以下の範囲にある、炭窒化チタン基合
    金。
  2. 【請求項2】 前記粒子Aおよび前記粒子Bの面積が、 0.3≦A/(A+B)≦0.8 の割合で存在する、請求項1に記載の炭窒化チタン基合
    金。
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