JPH10298340A - ポリオレフィン微多孔膜の製造方法 - Google Patents

ポリオレフィン微多孔膜の製造方法

Info

Publication number
JPH10298340A
JPH10298340A JP9120253A JP12025397A JPH10298340A JP H10298340 A JPH10298340 A JP H10298340A JP 9120253 A JP9120253 A JP 9120253A JP 12025397 A JP12025397 A JP 12025397A JP H10298340 A JPH10298340 A JP H10298340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
polyolefin
molecular weight
membrane
solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9120253A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimitsu Kaimai
教充 開米
Kotaro Takita
耕太郎 滝田
Koichi Kono
公一 河野
Tetsuro Nogata
鉄郎 野方
Soichiro Yamaguchi
総一郎 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tonen Chemical Corp
Original Assignee
Tonen Sekiyu Kagaku KK
Tonen Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tonen Sekiyu Kagaku KK, Tonen Chemical Corp filed Critical Tonen Sekiyu Kagaku KK
Priority to JP9120253A priority Critical patent/JPH10298340A/ja
Publication of JPH10298340A publication Critical patent/JPH10298340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水処理、精密濾過膜等の用途に用いられる比
較的孔径が大きく、かつ孔径分布のシャープな透過性の
優れたポリオレフィン微多孔膜を提供する。 【解決手段】 重量平均分子量5×105以上の超高分
子量ポリオレフィン(A)と重量平均分子量5×105
未満のポリオレフィン(B)からなるポリオレフィン組
成物5〜40重量%と、溶媒95〜60重量%からなる
溶液を調製し、前記溶液をダイより押し出し、冷却して
フィルムを成形後、残存溶媒を除去し、乾燥してポリオ
レフィン微多孔膜を製造する方法において、得られたポ
リオレフィン微多孔膜を80℃以上融点以下の温度で熱
固定することを特徴とするポリオレフィン微多孔膜の製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超高分子量ポリオレフ
ィンを含有するポリオレフィン組成物からなる微多孔膜
を製造する方法に関し、特に高透過性ポリオレフィン微
多孔膜に関する。
【0002】
【従来の技術】微多孔膜は、電池用セパレーター、電解
コンデンサー用隔膜、分離膜、水処理膜、逆浸透濾過
膜、限外濾過膜、精密濾過膜、透湿防水衣料等の各種用
途に用いられている。従来から、ポリオレフィンに有機
媒体及び微粉末シリカ等の無機粉体を混合し溶融成形
後、有機媒体及び無機粉体を抽出して微多孔膜を得る方
法は知られているが、無機物の抽出する工程が必要であ
り、得られた膜の透過性は無機粉体の粒径によるところ
が大きく、その制御は難しかった。また、超高分子量ポ
リオレフィンを用いた高強度の微多孔膜の製造法が種々
提案されている。例えば、特開昭60−242035
号、特開昭61−195132号、特開昭61−195
133号、特開昭63−39602号、特開昭63−2
73651号等には、超高分子量ポリオレフィンを含む
ポリオレフィン組成物を溶媒に加熱溶解した溶液からゲ
ル状シートを成形し、前記ゲル状シートを加熱延伸、溶
媒の抽出除去による微多孔膜を製造する方法が記載され
ているが、これらの技術によるポリオレフィン微多孔膜
は孔径が小さく、孔径分布が狭いことが特徴で、電池用
セパレーター等には好適であったが大孔径の微多孔膜は
得られていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】最近では各用途ごとに
種々の透過性の微多孔膜がのぞまれており、それぞれの
用途にあった特性を向上させるために膜の透過性の制御
が望まれていた。しかしながら、先行発明においては、
延伸法によって微細な孔を多数形成させており、孔径が
小さく、孔径分布がせまいため、水処理、精密濾過膜等
の用途に用いられる大孔径の微多孔膜は得られておら
ず、その開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、超高分子
量ポリオレフィンを特定量含有する組成物を用い、その
溶媒との特定濃度の溶液を押し出して、冷却後溶媒を除
去し、乾燥後特定の熱固定処理を行うと、得られた微多
孔膜の透過性が高くなり、孔径分布が狭くなることを見
い出し、本発明に想到した。すなわち、本発明は、重量
平均分子量5×105以上の超高分子量ポリオレフィン
(A)と重量平均分子量5×105未満のポリオレフィ
ン(B)の混合物で、(B)/(A)の重量比が0.2
〜20であるポリオレフィン組成物5〜40重量%と、
溶媒95〜60重量%からなる溶液を調製し、前記溶液
をダイより押し出し、冷却してフィルムを成形後、フィ
ルム中の残存溶媒を除去し、乾燥してポリオレフィン微
多孔膜を製造する方法において、得られたポリオレフィ
ン微多孔膜を80℃以上融点以下の温度で熱固定するこ
とを特徴とするポリオレフィン微多孔膜の製造方法であ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を以下に詳細に説明する。
本発明において製造するポリオレフィン微多孔膜は、重
量平均分子量5×105以上の超高分子量ポリオレフィ
ン(A)と重量平均分子量5×105未満のポリオレフ
ィン(B)の混合物で、(B)/(A)の重量比が0.
2〜20、好ましくは0.5〜10であるポリオレフィ
ン組成物からなる。ポリオレフィン組成物中の(B)/
(A)の重量比が0.2未満では、得られるゲル状シー
トの厚み方向の収縮が起きやすく透過性が低下し、また
溶液粘度が高くなり成形加工性が低下する。また、
(B)/(A)の重量比が20を超えると低分子量成分
が多くなり、ゲル構造が緻密化し、得られる微多孔膜の
透過性が低下する。
【0006】本発明で用いる超高分子量ポリオレフィン
は、重量平均分子量が5×105以上であり、好ましく
は1×106〜15×106である。また、重量平均分子
量が5×105未満のポリオレフィンの分子量の下限と
しては、1×105以上のものが好ましい。重量平均分
子量が1×105未満のポリオレフィンを用いると、破
断が起こりやすく、目的の微多孔膜が得られないので好
ましくない。したがって重量平均分子量が1×105
上5×105未満のポリオレフィンを超高分子量ポリオ
レフィンに配合するのが好ましい。
【0007】上記ポリオレフィンとしては、エチレン、
プロピレン、1−ブテン、4−メチル−ペンテン−1、
1−ヘキセンなどを重合した結晶性の単独重合体、2段
重合体、又は共重合体及びこれらのブレンド物等が挙げ
られる。これらのうちではポリプロピレン、ポリエチレ
ン(特に高密度ポリエチレン)及びこれらの組成物等が
好ましい。なお、上記ポリオレフィン組成物の分子量分
布(重量平均分子量/数平均分子量)は300以下、特
に5〜50であるのが好ましい。分子量分布が300を
こえると、低分子量成分による破断が起こり膜全体の強
度が低下するため好ましくない。
【0008】このポリオレフィン組成物は、上記分子量
及び分子量分布を有していれば、多段重合によるもので
あっても、2種以上のポリオレフィンによる組成物であ
っても、いずれでもよい。多段重合の場合、例えば、重
量平均分子量が5×105以上の超高分子量成分(A)
と重量平均分子量が5×105未満のポリオレフィン成
分(B)を(B)/(A)の重量比が0.2〜20で、
かつ分子量分布が300以下となるように、オレフィン
を多段重合することにより製造することができる。多段
重合法としては、二段重合により、高分子量部分と低分
子量部分とを製造する方法を採用するのが好ましい。な
お、上述したような超高分子量成分を含有するポリオレ
フィン組成物には、必要に応じて、酸化防止剤、紫外線
吸収剤、アンチブロッキング剤、顔料、染料、無機充填
材などの各種添加剤を本発明の目的を損なわない範囲で
添加することができる。
【0009】本発明の微多孔膜の製造方法は、上述のポ
リオレフィン組成物を溶媒に加熱溶解することにより、
溶液を調製する。この溶媒としては、ノナン、デカン、
デカリン、p−キシレン、ウンデカン、ドデカン、流動
パラフィンなどの脂肪族または環式の炭化水素、あるい
は沸点がこれらに対応する鉱油留分などを用いることが
できる。またこの溶媒の粘度としては、25℃における
粘度が30〜500cSt、特に50〜200cStで
あるのが好ましい。25℃における粘度が30cSt未
満では、不均一吐出を生じ、混練が困難であり、一方5
00cStを超えると、後工程での脱溶媒が容易でなく
なる。
【0010】加熱溶解は、ポリオレフィン組成物を溶媒
中で完全に溶解する温度で撹拌しながら行うか、又は押
出機中で均一混合して溶解する方法で行う。溶媒中で撹
拌しながら溶解する場合は、温度は使用する重合体及び
溶媒により異なるが、例えばポリエチレン組成物の場合
には140〜250℃の範囲である。ポリオレフィン組
成物の高濃度溶液から微多孔膜を製造する場合は、押出
機中で溶解するのが好ましい。
【0011】押出機中で溶解する場合は、まず押出機に
上述したポリオレフィン組成物を供給し、溶融する。溶
融温度は、使用するポリオレフィンの種類によって異な
るが、ポリオレフィンの融点+30〜100℃が好まし
い。例えば、ポリエチレンの場合は160〜230℃、
特に170〜200℃であるのが好ましく、ポリプロピ
レンの場合は190〜270℃、特に190〜250℃
であるのが好ましい。次に、この溶融状態のポリオレフ
ィン組成物に対して、液状の溶媒を押出機の途中から供
給する。
【0012】ポリオレフィン組成物と溶媒との配合割合
は、ポリオレフィン組成物と溶媒の合計を100重量%
として、ポリオレフィン組成物が5〜40重量%、好ま
しくは10〜30重量%であり、溶媒が95〜60重量
%、好ましくは90〜70重量%である。ポリオレフィ
ン組成物が5重量%未満では(溶媒が95重量%を超え
ると)、シート状に成形する際に、ダイ出口で、スウエ
ルやネックインが大きくシートの成形性、自己支持性が
困難となる。一方、ポリオレフィン組成物が40重量%
を超えると(溶媒が60重量%未満では)、厚み方向の
収縮が大きくなり、空孔率が低下し、大孔径を有する微
多孔膜が得られず、また成形加工性も低下する。この範
囲において濃度を変えることにより、膜の透過性をコン
トロールすることができる。
【0013】次に、このようにして溶融混練したポリオ
レフィン組成物の加熱溶液を直接に、あるいはさらに別
の押出機を介して、または一旦冷却してペレット化した
後、再度押出機を介して、ダイ等から押し出して成形す
る。ダイは、通常長方形の口金形状をしたシートダイが
用いられるが、2重円筒状の中空糸ダイ、インフレーシ
ョンダイ等も用いることができる。シートダイを用いた
場合のダイギャップは通常0.1〜5mmである。押し
出し成形時には140〜250℃に加熱して押し出す。
【0014】ダイから押し出された溶液は、冷却するこ
とによりゲル状シートに形成される。冷却は、ダイを冷
却するか、ゲル状シートを冷却する方法による。ゲル状
シートの冷却方法としては、冷風、冷却水、その他の冷
却媒体に直接接触させるほうほう、冷却ロールに接触さ
せる方法などを用いることができる。冷却ロールを用い
て冷却する場合は、ダイから冷却ロールの間隔は、5m
m〜100mm、特に10mm〜50mmにするのが好
ましい。樹脂溶液の粘度が低い場合は、ダイから冷却ロ
ールの間隔が長いと得られたシートはネックインを起こ
しやすく短いほうが好ましい。冷却ロールの温度は、3
0℃〜ポリオレフィン結晶化温度、特に40〜90℃に
するのが好ましい。冷却ロール温度が高すぎると、ゲル
状シートは徐冷されてゲル構造を形成するポリオレフィ
ンのラメラ構造を構成する壁が厚くなり、微多孔は独立
泡になり易いため、脱溶媒性が低下し透過性が低下す
る。冷却ロール温度が低すぎると、ゲル状シートは急冷
されてゲル構造が緻密になり過ぎるため、孔径が小さく
なり、透過性が低下する。引き取り速度は、1〜20m
/分、特に3〜10m/分が好ましい。引き取り速度が速
過ぎるとシートがネックインを起こし、延伸されやすい
ため、遅いほうが好ましい。
【0015】ダイから押し出され、冷却されて得られた
ゲル状シートは、溶剤で洗浄し残留する溶媒を除去す
る。洗浄溶剤としては、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン
などの炭化水素、塩化メチレン、四塩炭素などの塩素化
炭化水素、三フッ化エタンなどのフッ化炭化水素、ジエ
チルエーテル、ジオキサンなどのエーテル類などの易揮
発性のものを用いることができる。これらの溶剤はポリ
オレフィン組成物の溶解に用いた溶媒に応じて適宜選択
し、単独もしくは混合して用いる。洗浄方法は、溶剤に
浸漬し抽出する方法、溶剤をシャワーする方法、または
これらの組合せによる方法などにより行うことができ
る。上述のような洗浄は、成形物中の残留溶媒が1重量
%未満になるまで行う。その後洗浄溶剤を乾燥するが、
洗浄溶剤の乾燥方法は加熱乾燥、風乾などの方法で行う
ことができる。
【0016】次いで、乾燥して得た膜状成形物を80℃
以上ポリオレフィンの融点以下、好ましくは110℃〜
130℃で熱固定する。ゲル構造の壁は、1〜数層のポ
リオレフィンラメラからなっているが、熱固定によって
結晶が安定化し、ラメラ層が均一化される。そのため小
孔径部分は少なくなり、平均孔径は若干大きくなり、透
過性はさらに高くなる。また、孔径分布は、広くなだら
かなものが、熱固定によってシャープになる。以上のよ
うにして製造したポリエチレン微多孔膜は、透気度が1
0〜100秒/100cc、空孔率が35〜95%、平均
貫通孔径が0.05〜1.0μmの高透過性膜である。な
お、得られたポリエチレン微多孔膜は、必要に応じてさ
らに、プラズマ照射、界面活性剤含浸、表面グラフト等
の親水化処理などの表面修飾を施すことができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明について実施例を挙げてさらに
詳細に説明するが、本発明は実施例に特に限定されるも
のではない。なお、実施例における試験方法は次の通り
である。 (1)膜厚:断面を走査型電子顕微鏡により測定。 (2)空孔率:重量法により測定。 (3)透気度:JIS P8117に準拠して測定した (4)平均孔径:コールターポロメーターII(コール
ター社製)にて測定。 (5)孔径分布標準偏差:孔径、孔数より孔径分布の標
準偏差値を求めた。
【0018】実施例1 重量平均分子量が3.0×105の高密度ポリエチレン
(融点135℃、HDPE)80重量%と重量平均分子
量が2.5×106の超高分子量ポリエチレン(融点1
32℃、UHMWPE)20重量%からなるポリエチレ
ン組成物に、酸化防止剤をポリエチレン組成物100重
量部当たり0.375重量部を加えたポリエチレン組成
物を得た。このポリエチレン組成物20重量部を二軸押
出機(58mmφ、L/D=42、強混練タイプ)に投
入した。また、この二軸押出機のサイドフィーダーから
流動パラフィン80重量部を供給し、200℃、200
rpmで溶融混練して、押出機中にてポリエチレン溶液
を調製し、押出機の先端に設置されたTダイから押し出
し、ダイとロールの間隔を20mm、冷却ロール温度を
60℃、引き取り速度を5m/分の条件でゲル状シート
を押し出した。得られたシートを塩化メチレンで洗浄し
て残留する流動パラフィンを抽出除去した後、乾燥し、
さらに115℃で熱固定を行いポリエチレン微多孔膜を
得た。このポリエチレン微多孔膜の物性評価の結果を第
1表に示す。
【0019】実施例2〜3 実施例1において、熱固定の温度を表1に示すように変
更した以外は、実施例1と同様の方法で、ポリエチレン
微多孔膜を得た。このポリエチレン微多孔膜の物性評価
の結果を第1表に示す。
【0020】実施例4〜5 実施例1において、ポリエチレン組成物の溶液濃度を表
1に示すように変更した以外は、実施例1と同様の方法
で、ポリエチレン微多孔膜を得た。このポリエチレン微
多孔膜の物性評価の結果を第1表に示す。
【0021】比較例1〜3 実施例1において、熱固定条件を表1に示すように変更
した以外は、実施例1と同様の方法で、ポリエチレン微
多孔膜を得た。このポリエチレン微多孔膜の物性評価の
結果を第1表に示す。
【0022】比較例4〜5 実施例1において、熱固定条件およびポリエチレン組成
物溶液濃度を表1に示す以外は、実施例1と同様の方法
で、ポリエチレン微多孔膜を得た。このポリエチレン微
多孔膜の物性評価の結果を第1表に示す。
【0023】
【表1】 表1から明らかなように、熱固定の条件を本発明の範囲
内で行うと、得られる微多孔膜は、平均孔径が大きく高
透過性の膜であることが解る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の方法により
得られるポリオレフィン微多孔膜は、孔径が大きく、高
透過性であり、液体フィルター等として好適に用いるこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野方 鉄郎 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東 燃化学株式会社技術開発センター内 (72)発明者 山口 総一郎 神奈川県川崎市川崎区千鳥町3番1号 東 燃化学株式会社技術開発センター内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量平均分子量5×105以上の超高分
    子量ポリオレフィン(A)と重量平均分子量5×105
    未満のポリオレフィン(B)の混合物で、(B)/
    (A)の重量比が0.2〜20であるポリオレフィン組
    成物5〜40重量%と、溶媒95〜60重量%からなる
    溶液を調製し、前記溶液をダイより押し出し、冷却して
    フィルムを成形後、残存溶媒を除去し、乾燥してポリオ
    レフィン微多孔膜を製造する方法において、得られたポ
    リオレフィン微多孔膜を80℃以上融点以下の温度で熱
    固定することを特徴とするポリオレフィン微多孔膜の製
    造方法。
JP9120253A 1997-04-23 1997-04-23 ポリオレフィン微多孔膜の製造方法 Pending JPH10298340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9120253A JPH10298340A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 ポリオレフィン微多孔膜の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9120253A JPH10298340A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 ポリオレフィン微多孔膜の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10298340A true JPH10298340A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14781629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9120253A Pending JPH10298340A (ja) 1997-04-23 1997-04-23 ポリオレフィン微多孔膜の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10298340A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228429A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Tonen Chem Corp フィルムの評価方法及びスリットフィルムの品質管理方法
JP2012106208A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Seiko Epson Corp 微粒子分離装置
US8242222B2 (en) 2008-03-31 2012-08-14 Shiseido Company, Ltd. Polysiloxane, acrylic compound and vinylic compound

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002228429A (ja) * 2001-01-30 2002-08-14 Tonen Chem Corp フィルムの評価方法及びスリットフィルムの品質管理方法
US8242222B2 (en) 2008-03-31 2012-08-14 Shiseido Company, Ltd. Polysiloxane, acrylic compound and vinylic compound
JP2012106208A (ja) * 2010-11-19 2012-06-07 Seiko Epson Corp 微粒子分離装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4033246B2 (ja) 高透過性ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
US5786396A (en) Method of producing microporous polyolefin membrane
EP1153968B1 (en) Microporous polyolefin film and process for producing the same
JPWO1999021914A6 (ja) 高透過性ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
EP1153969A1 (en) Microporous polyolefin film and process for producing the same
JP3347835B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JPWO2006137535A1 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP2004149637A (ja) 微多孔膜及びその製造方法並びに用途
JP3549290B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
JP2001200081A (ja) ポリエチレン微多孔膜及びその製造方法
JP3638401B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP2001200082A (ja) ポリエチレン微多孔膜及びその製造方法
JPH11106552A (ja) 親水化ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
JP5057414B2 (ja) 微多孔膜の製造方法及びその製造方法により得られる微多孔膜の用途
JP3967421B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JPH10298340A (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP2000248088A (ja) ポリオレフィン微多孔膜及びその製造方法
JP3673623B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JP3250870B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜、それを用いた電池用セパレーター及びフィルター
JPH11106533A (ja) ポリオレフィン製多孔質膜
JP3250886B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
KR100517204B1 (ko) 폴리올레핀미다공막(微多孔膜)의제조방법
JP2657441B2 (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法
JPH09302120A (ja) ポリオレフィン微多孔膜の製造方法