JPH10297417A - エアバッグ装置用ガス発生装置 - Google Patents

エアバッグ装置用ガス発生装置

Info

Publication number
JPH10297417A
JPH10297417A JP9109940A JP10994097A JPH10297417A JP H10297417 A JPH10297417 A JP H10297417A JP 9109940 A JP9109940 A JP 9109940A JP 10994097 A JP10994097 A JP 10994097A JP H10297417 A JPH10297417 A JP H10297417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
fluid
filling
generating means
gas generating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9109940A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Yamamori
森 清 司 山
Shigeru Takeyama
山 茂 武
Takuro Koyama
山 卓 郎 小
Mitsugi Tsuyuki
木 貢 露
Yasushi Usui
井 康 碓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Morita Miyata Corp
Original Assignee
Miyata Industry Co Ltd
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miyata Industry Co Ltd, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Miyata Industry Co Ltd
Priority to JP9109940A priority Critical patent/JPH10297417A/ja
Publication of JPH10297417A publication Critical patent/JPH10297417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成分流体充填後の拡散による混合均一化時間
を短縮し、製造から動作開始可能での時間を大幅に短縮
し、動作特性を安定させ、生産性の高めることを目的と
する。 【解決手段】 複数の燃焼室5、7内に開口する充填口
8a、8bを有する流体導入管8を充填手段2に接続し
て、充填手段2から充填する成分流体を複数の燃焼室
5、7に直接充填する。これにより、先に充填した成分
流体と、後から充填した成分流体とが短時間に拡散され
る。この流体導入管は、2つのガス発生手段からなるガ
ス発生装置にも適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等に搭載さ
れ、衝突時に乗員と車両構成部材との間に介在するエア
バッグにガス体を注入して膨脹させることにより乗員を
保護するエアバッグ装置用のガス発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エアバッグ装置は、固体推進薬燃
焼式、不活性ガス蓄圧式、蓄圧可燃性流体燃焼式、およ
びハイブリッド式と呼ばれる固体推進薬燃焼式と蓄圧可
燃性流体燃焼式の併用したガス発生装置と、衝突センサ
により検出された衝突の程度を判断してガス発生装置の
起動装置を起動させる起動信号発生回路等とから構成さ
れている。
【0003】衝突時、起動信号がガス発生装置の起動装
置に印加されると、起動装置内の一部である点火部が発
熱し、スクイブ(導火爆管)の場合はこれにより起爆薬
が爆発し、起爆薬に近接して充填された火薬に点火され
る。固体推進薬燃焼式の場合、この時に発生する熱エネ
ルギによりガス発生剤に着火し、予め設計された速度で
燃焼して燃焼ガスを発生する。不活性ガス蓄圧式の場合
は、蓄圧ガス容器の封板が同様に起爆装置の爆発圧力に
より開封され、予め設計された速度でガスを発生する。
蓄圧可燃性流体燃焼式の場合は、起爆装置または単なる
発熱部を有する点火器で蓄圧ガス自身を燃焼させること
により、予め設計された速度で燃焼ガスを発生する。ハ
イブリッド式も同様である。
【0004】以下、蓄圧可燃性流体燃焼式のガス発生装
置について説明する。図29は本願出願人が先に提案し
た蓄圧可燃性流体燃焼式のガス発生装置の概略を示すも
のである。図29において、ガス発生装置は、第1の室
1101と第2の室1102とディフューザ1103と
からなる。第1の室1101とディフューザ1103と
の間には第1通気開口1104およびこれを塞ぐ第1閉
塞部材1105が設けられている。第1の室1101と
第2の室1102とは少なくとも1つの連通孔1106
により連通するとともに、第2通気開口1107とこれ
を塞ぐ第2閉塞部材1108が設けられている。第1の
室1101内には点火手段1109の点火部が配置され
ている。第2の室1102には、充填口1110aおよ
び着火防止室110bを有する充填手段1110が設け
られている。ディフューザ1103には、エアバッグへ
通じるガス噴出口1111が設けられている。
【0005】充填手段1110から第2の室1102に
可燃性ガスが充填されると、連通孔1106を通って第
1の室1101内にも充填される。車両の衝突を検出す
る回路からの信号により点火手段1109が作動する
と、第1の室1101内の可燃性ガスが燃焼し、その圧
力増加により第1閉塞部材1105が破壊されて、燃焼
ガスが第1通気開口1104からディフューザ1103
に流入して拡散され、ガス噴出口1111からエアバッ
グへ導入される。これと同時に、第1の室1101内の
燃焼ガスが連通孔1106を通って第2の室1102に
流入し、第2の室1102内の可燃性ガスが燃焼を開始
する。第1閉塞部材1105の破壊による圧力低下と第
2の室1102内の燃焼による圧力増加とにより第2閉
塞部材1108が破壊され、第2の室1102内の燃焼
ガスが第1の室1101を通ってディフューザ1103
のガス噴出口111からエアバッグへ導入される。
【0006】このようなガス発生装置に使用される可燃
性ガスは、通常、燃料ガスと支燃性ガスと不活性ガスの
混合体が用いられる。まず燃料ガスである水素ガスが所
定の圧力になるまで充填される。充填手段1110から
圧送された水素ガスは、充填手段1110の着火防止室
1110bを経て、小さな充填口1110aから第2の
室1102内に充填される。それと同時に、第2の室1
102から小さな連通孔1106を経て第1の室110
1にも充填され、燃料ガスの充填終了時には、第1の室
1101と第2の室1102は同一圧力になる。次に、
支燃性ガスである酸素ガスと不活性ガスであるヘリウム
を含むアルゴンガスまたは窒素ガスとの混合ガスを充填
手段1110により所定圧力になるまで充填する。これ
により、一定時間が経過すると、先に充填された燃料ガ
スと後から充填された支燃性ガス混合体が容器内で自然
拡散されて均一な混合流体となる。支燃性ガス混合体の
充填終了直後、着火防止室1110b内の燃料ガスは、
後から充填した不活性ガスである支燃性ガス混合体に置
換されて燃料ガスは残留していない。このため、充填手
段1110を封止する際の摩擦熱や永久封止のための封
止板溶接時の熱が短時間作用しても、第2の室1102
内の可燃性ガスに着火することを完全に防止することが
できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たガス発生装置では、ガス密度が高いため自然拡散によ
り充填された成分ガスが容器内で均一な混合流体になる
まで、かなりの時間を必要としていた。すなわち、後か
ら充填された支燃性ガス混合体は、充填手段110から
第2の室102内に充填される過程で、第2の室102
内の圧力が上昇するとともに、連通孔106の近傍の燃
料ガスも加圧されて連通孔106から第1の室101に
流入し、充填終了後には、先に充填した水素ガスが優先
的に押し込まれる結果、第1の室101内の燃料ガス成
分の濃度が高い状態となる。通常、自然拡散による各室
内の混合ガス成分の均一化は密度が低く、容積が小さい
場合には比較的短時間で済むが、密度が高く、小さな連
通孔で結ばれている複数の室の混合ガスが互いに均一化
されるまでには長時間保管しなければならず、また保管
時のガス発生装置の姿勢や保管温度等により必要保管時
間が異なる等の生産上の問題があった。
【0008】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、エアバッグ装置用の蓄圧可燃性流体燃焼
式のガス発生装置において、ガス発生装置における成分
ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造
から動作開始可能までの時間を大幅に短縮するととも
に、均一拡散により動作特性の安定した生産性の高いエ
アバッグ装置用ガス発生装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、充填手段に複数の室内に開口する複数の
充填口を有する流体導入管を接続して、この流体導入管
を通して複数の室内に成分ガスを直接充填するようにし
たものであり、これによりガス発生装置における成分ガ
ス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造か
ら動作開始可能までの時間を大幅に短縮するとともに、
均一拡散により動作特性の安定した生産性の高いエアバ
ッグ装置用ガス発生装置を実現することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、容器内に形成された連通する複数の室を有し、前記
容器に設けられた充填手段から可燃性流体を構成する成
分流体を順次充填し、前記容器内で拡散により前記可燃
性流体を生成するエアバッグ装置用ガス発生装置であっ
て、前記充填手段に連結されて、前記複数の室内にそれ
ぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入管を備えた
ものであり、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡
散による混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可
能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散によ
り動作特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガ
ス発生装置を実現することができる。
【0011】本発明の請求項2に記載の発明は、容器内
に形成された1つの室または連通する複数の室を有し、
前記容器に設けられた充填手段から可燃性流体を構成す
る成分流体を順次充填し、前記容器内で拡散により前記
可燃性流体を生成する第1のガス発生手段と、前記第1
のガス発生手段に直列または並列に連結された第2のガ
ス発生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置で
あって、前記第1および/または第2のガス発生手段の
前記充填手段に連結されて、前記複数の室内にそれぞれ
開口する複数の充填口を有する流体導入管を備えたもの
であり、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡散に
よる混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可能ま
での時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散により動
作特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発
生装置を実現することができる。
【0012】本発明の請求項3に記載の発明は、容器内
に形成された1つの室または連通する複数の室を有し、
内部に順次充填された可燃性流体を構成する成分流体の
容器内での拡散により前記可燃性流体を生成する第1の
ガス発生手段と、前記第1のガス発生手段に直列または
並列に連結された第2のガス発生手段とを備えたエアバ
ッグ装置用ガス発生装置であって、前記第1または第2
のガス発生手段のいずれか一方に設けられた充填手段に
連結されて、前記第1および第2のガス発生手段のそれ
ぞれの室内に開口する複数の充填口を有する流体導入管
を備えたものであり、ガス発生装置における成分ガス充
填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から動
作開始可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一
拡散により動作特性の安定した生産性の高いエアバッグ
装置用ガス発生装置を実現することができる。
【0013】本発明の請求項4に記載の発明は、前記第
1のガス発生手段と第2のガス発生手段とが実質的に同
一構成である請求項2または3記載のエアバッグ装置用
ガス発生装置であり、ガス発生装置における成分ガス充
填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から動
作開始可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一
拡散により動作特性の安定したエアバッグ装置用ガス発
生装置を実現することができる。
【0014】本発明の請求項5に記載の発明は、前記第
1のガス発生手段と第2のガス発生手段とが異なる構成
である請求項2または3記載のエアバッグ装置用ガス発
生装置であり、ガス発生装置における成分ガス充填後の
拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始
可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散に
より動作特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用
ガス発生装置を実現することができる。
【0015】本発明の請求項6に記載の発明は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して第1閉塞部材
により閉塞された第1通気開口を有する第1の室と、可
燃性流体を収容して前記第1の室よりも容積が大きく、
前記第1の室と連通可能な第2閉塞部材により閉塞され
た第2通気開口を有する第2の室と、前記充填手段に連
結されて前記第2の室と前記第1の室とにそれぞれ開口
する第1および第2充填口を有する流体導入管と、前記
第1の室内の可燃性流体に点火する第1点火手段と、前
記第2の室内の可燃性流体に点火する第2点火手段と、
前記第1通気開口を介して前記第1の室と連通可能なデ
ィフューザとを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置で
あり、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡散によ
る混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可能まで
の時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作
特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生
装置を実現することができる。
【0016】本発明の請求項7に記載の発明は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材によ
り閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可
燃性流体に異なる位置で点火する第1および第2点火手
段と、前記第1点火手段を囲むように形成された点火予
備室と、前記充填手段に連結されて前記単室と前記点火
予備室とにそれぞれ開口する第1および第2充填口を有
する流体導入管と、前記通気開口を介して前記単室に連
通可能なディフューザとを備えたエアバッグ装置用ガス
発生装置であり、ガス発生装置における成分ガス充填後
の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から動作開
始可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散
により動作特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置
用ガス発生装置を実現することができる。
【0017】本発明の請求項8に記載の発明は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材によ
り閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可
燃性流体に異なる位置で点火する第1および第2点火手
段と、前記第2点火手段を囲むように形成された点火予
備室と、前記充填手段に連結されて前記単室と前記点火
予備室にそれぞれ開口する第1および第2充填口を有す
る流体導入管と、前記通気開口を介して前記単室に連通
可能なディフューザとを備えたエアバッグ装置用ガス発
生装置であり、ガス発生装置における成分ガス充填後の
拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始
可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散に
より動作特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用
ガス発生装置を実現することができる。
【0018】本発明の請求項9に記載の発明は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して第1閉塞部材
により閉塞された第1通気開口を有する第1の室と、可
燃性流体を収容して前記第1の室よりも容積が大きく、
前記第1の室と連通可能な第2閉塞部材により閉塞され
た第2通気開口を有する第2の室と、前記第1の室内の
可燃性流体に点火する第1点火手段と、前記第2の室内
の可燃性流体に点火する第2点火手段と、前記第2点火
手段を囲むように形成された点火予備室と、前記充填手
段に連結されて前記第2の室と前記第1の室にそれぞれ
開口する第1および第2充填口および前記第2の室と前
記点火予備室にそれぞれ開口する第3および第4充填口
を有する流体導入管と、前記流体導入管の前記第1およ
び第2充填口近傍の充填上流側に設けられた第1逆止弁
および前記第3および第4充填口近傍の充填上流側に設
けられた第2逆止弁と、前記第1通気開口を介して前記
第1の室と連通可能なディフューザとを備えたエアバッ
グ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置における成
分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製
造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮するととも
に、均一拡散により動作特性の安定した生産性の高いエ
アバッグ装置用ガス発生装置を実現することができる。
【0019】本発明の請求項10に記載の発明は、可燃
性流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充
填手段と、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材に
より閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の
可燃性流体に異なる位置で点火する第1および第2点火
手段と、前記第1および第2点火手段をそれぞれ囲むよ
うに形成された第1および第2点火予備室と、前記充填
手段に連結されて前記単室と前記第1点火予備室にそれ
ぞれ開口する第1および第2充填口および前記単室と前
記第2点火予備室とにそれぞれ開口する第3および第4
充填口を有する流体導入管と、前記流体導入管の第1お
よび第2充填口近傍の充填上流側に設けられた第1逆止
弁および前記第3および第4充填口近傍の充填上流側に
設けられた第2逆止弁と、前記通気開口を介して前記単
室に連通可能なディフューザとを備えたエアバッグ装置
用ガス発生装置であり、ガス発生装置における成分ガス
充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から
動作開始可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均
一拡散により動作特性の安定した生産性の高いエアバッ
グ装置用ガス発生装置を実現することができる。
【0020】本発明の請求項11に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段との間に共有のデ
ィフューザを備え、前記第1および第2のガス発生手段
は、可燃性流体を構成する成分流体を充填した後に密封
される充填手段と、充填された可燃性流体を収容して第
1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を有する第1
の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室よりも容積
が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉塞部材によ
り閉塞された第2通気開口を有する第2の室と、前記各
充填手段に連結されてそれぞれ第1および第2の室内に
開口する第1および第2充填口を有する流体導入管と、
前記各第1の室内の可燃性流体に点火する点火手段とを
備え、前記ディフューザは、前記第1および第2のガス
発生手段の各第1通気開口を介してそれぞれの第1の室
と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガ
ス発生装置における成分ガス充填後の拡散による混合均
一化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの時間を
大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特性の安
定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実
現することができる。
【0021】本発明の請求項12に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段との間に共有のデ
ィフューザを備え、前記第1および第2のガス発生手段
は、可燃性流体を構成する成分流体を充填した後に密封
される充填手段と、充填された可燃性流体を収容して閉
塞部材により閉塞された通気開口を有する単室と、前記
単室内の可燃性流体に点火する点火手段と、前記点火手
段を囲むように形成された点火予備室と、前記各充填手
段に連結されてそれぞれ単室と点火予備室とに開口する
第1および第2充填口を有する流体導入管とを備え、前
記ディフューザは、前記第1および第2のガス発生手段
の各通気開口を介してそれぞれの単室に連通可能なエア
バッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置におけ
る成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0022】本発明の請求項13に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段との間に共有のデ
ィフューザを備え、前記第1のガス発生手段は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して第1閉塞部材
により閉塞された第1通気開口を有する第1の室と、可
燃性流体を収容して前記第1の室よりも容積が大きく、
前記第1の室と連通可能な第2閉塞部材により閉塞され
た第2通気開口を有する第2の室と、前記充填手段に連
結されて前記第1および第2の室内にそれぞれ開口する
第1および第2充填口を有する流体導入管と、前記第1
の室内の可燃性流体に点火する点火手段とを備え、前記
第2のガス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流体
を充填した後に密封される充填手段と、充填された可燃
性流体を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を
有する単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火
手段とを備え、前記ディフューザは、前記第1のガス発
生手段の第1通気開口および前記第2のガス発生手段の
通気開口を介してそれぞれ第1の室および単室と連通可
能なエアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装
置における成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間
を短縮し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短
縮するとともに、均一拡散により動作特性の安定した生
産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現するこ
とができる。
【0023】本発明の請求項14に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段との間に共有のデ
ィフューザを備え、前記第1のガス発生手段は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して第1閉塞部材
により閉塞された第1通気開口を有する第1の室と、可
燃性流体を収容して前記第1の室よりも容積が大きく、
前記第1の室と連通可能な第2閉塞部材により閉塞され
た第2通気開口を有する第2の室と、前記充填手段に連
結されて前記第1および第2の室内にそれぞれ開口する
第1および第2の充填口を有する流体導入管と、前記第
1の室内の可燃性流体に点火する点火手段とを備え、前
記第2のガス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流
体を充填した後に密封される充填手段と、充填された可
燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口
を有する単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点
火手段と、前記点火手段を囲むように形成された点火予
備室と、前記充填手段に連結されて前記単室と前記点火
予備室とにそれぞれ開口する第1および第2充填口を有
する流体導入管とを備え、前記ディフューザは、前記第
1のガス発生手段の前記第1通気開口および前記第2の
ガス発生手段の通気開口を介してそれぞれ第1の室およ
び単室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であ
り、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡散による
混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの
時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特
性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装
置を実現することができる。
【0024】本発明の請求項15に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段との間に共有のデ
ィフューザを備え、前記第1のガス発生手段は、可燃性
流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
手段と、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材によ
り閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可
燃性流体に点火する点火手段とを備え、前記第2のガス
発生手段は、可燃性流体を構成する成分流体を充填した
後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を収
容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する単室
と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段と、前
記点火手段を囲むように形成された点火予備室と、前記
充填手段に連結されて前記単室と前記点火予備室とにそ
れぞれ開口する第1および第2充填口を有する流体導入
管とを備え、前記ディフューザは、前記第1および第2
のガス発生手段の前記通気開口を介してそれぞれの単室
と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガ
ス発生装置における成分ガス充填後の拡散による混合均
一化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの時間を
大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特性の安
定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実
現することができる。
【0025】本発明の請求項16に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段とが、一方の側に
ディフューザを共有して半径方向に並列に配置され、前
記第1および第2のガス発生手段は、充填された可燃性
流体を収容して第1閉塞部材により閉塞された第1通気
開口を有する第1の室と、可燃性流体を収容して前記第
1の室よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可能な
第2閉塞部材により閉塞された第2通気開口を有する第
2の室と、前記第1の室内の可燃性流体に点火する点火
手段とを備え、さらに、前記第1または第2のガス発生
手段のいずれかに設けられて可燃性流体を構成する成分
流体を充填した後に密封される充填手段と、前記充填手
段に連結されて前記第1および第2のガス発生手段の第
1および第2の室内にそれぞれ開口する複数の充填口を
有する流体導入管と、前記流体導入管の複数の充填口近
傍の充填上流側に設けられた第1および第2逆止弁とを
備え、前記ディフューザは、前記第1および第2のガス
発生手段の第1通気開口を介してそれぞれの第1の室と
連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス
発生装置における成分ガス充填後の拡散による混合均一
化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの時間を大
幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特性の安定
した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現
することができる。
【0026】本発明の請求項17に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段とが、一方の側に
ディフューザを共有して半径方向に並列に配置され、前
記第1および第2のガス発生手段は、充填された可燃性
流体を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有
する単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手
段とを備え、さらに、前記第1または第2のガス発生手
段のいずれかに設けられて可燃性流体を構成する成分流
体を充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段
に連結されて前記第1および第2のガス発生手段の単室
内にそれぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入管
と、前記流体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側に
設けられた第1および第2逆止弁とを備え、前記ディフ
ューザは、前記第1および第2のガス発生手段の第1通
気開口を介してそれぞれの第1の室と連通可能なエアバ
ッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置における
成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、
製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮するとと
もに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の高い
エアバッグ装置用ガス発生装置を実現することができ
る。
【0027】本発明の請求項18に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段とが、一方の側に
ディフューザを共有して半径方向に並列に配置され、前
記第1および第2のガス発生手段は、充填された可燃性
流体を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有
する単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手
段と、前記点火手段を囲むように形成された点火予備室
とを備え、さらに、前記第1または第2のガス発生手段
のいずれかに設けられて可燃性流体を構成する成分流体
を充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段に
連結されて前記単室と前記点火予備室とにそれぞれ開口
する複数の充填口を有する流体導入管と、前記流体導入
管の複数の充填口近傍の充填上流側に設けられた第1お
よび第2逆止弁とを備え、前記ディフューザは、前記第
1および第2のガス発生手段の通気開口を介してそれぞ
れの単室に連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置で
あり、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡散によ
る混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可能まで
の時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作
特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生
装置を実現することができる。
【0028】本発明の請求項19に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段とが、一方の側に
ディフューザを共有して半径方向に並列に配置され、前
記第1のガス発生手段は、充填された可燃性流体を収容
して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を有す
る第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室より
も容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉塞部
材により閉塞された第2通気開口を有する第2の室と、
前記第1の室内の可燃性流体に点火する点火手段とを備
え、前記第2のガス発生手段は、充填された可燃性流体
を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する
単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段と
を備え、さらに、前記第1または第2のガス発生手段の
いずれかに設けられて可燃性流体を構成する成分流体を
充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段に連
結されて前記第1のガス発生手段の第1および第2の室
と第2のガス発生手段の単室とにそれぞれ開口する複数
の充填口を有する流体導入管と、前記流体導入管の複数
の充填口近傍の充填上流側に設けられた第1および第2
逆止弁とを備え、前記ディフューザは、前記第1のガス
発生手段の第1通気開口および前記第2のガス発生手段
の通気開口を介してそれぞれの第1の室および単室と連
通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発
生装置における成分ガス充填後の拡散による混合均一化
時間を短縮し、製造から動作開始可能までの時間を大幅
に短縮するとともに、均一拡散により動作特性の安定し
た生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現す
ることができる。
【0029】本発明の請求項20に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段とが、一方の側に
ディフューザを共有して半径方向に並列に配置され、前
記第1のガス発生手段は、充填された可燃性流体を収容
して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を有す
る第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室より
も容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉塞部
材により閉塞された第2通気開口を有する第2の室と、
前記第1の室内の可燃性流体に点火する点火手段とを備
え、前記第2のガス発生手段は、充填された可燃性流体
を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する
単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段
と、前記点火手段を囲むように形成された点火予備室と
を備え、さらに、前記第1または第2のガス発生手段の
いずれかに設けられて可燃性流体を構成する成分流体を
充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段に連
結されて前記第1のガス発生手段の第1および第2の室
と第2のガス発生手段の単室および点火予備室とにそれ
ぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入管と、前記
流体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側に設けられ
た第1および第2逆止弁とを備え、前記ディフューザ
は、前記第1のガス発生手段の第1通気開口および前記
第2のガス発生手段の通気開口を介してそれぞれの第1
の室および単室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生
装置であり、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡
散による混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可
能までの時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散によ
り動作特性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガ
ス発生装置を実現することができる。
【0030】本発明の請求項21に記載の発明は、第1
のガス発生手段と第2のガス発生手段とが、一方の側に
ディフューザを共有して半径方向に並列に配置され、前
記第1のガス発生手段は、充填された可燃性流体を収容
して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する単室
と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段とを備
え、前記第2のガス発生手段は、充填された可燃性流体
を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する
単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段
と、前記点火手段を囲むように形成された点火予備室と
を備え、さらに、前記第1または第2のガス発生手段の
いずれかに設けられて可燃性流体を構成する成分流体を
充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段に連
結されて前記第1のガス発生手段の単室と前記第2のガ
ス発生手段の単室および点火予備室とにそれぞれ開口す
る複数の充填口を有する流体導入管と、前記流体導入管
の複数の充填口近傍の充填上流側に設けられた第1およ
び第2逆止弁とを備え、前記ディフューザは、前記第1
および第2のガス発生手段の通気開口を介してそれぞれ
の単室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であ
り、ガス発生装置における成分ガス充填後の拡散による
混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの
時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特
性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装
置を実現することができる。
【0031】本発明の請求項22に記載の発明は、軸方
向に直列に配置されたディフューザと第1のガス発生手
段と第2のガス発生手段とを備え、前記第1のガス発生
手段は、充填された可燃性流体を収容して第1閉塞部材
により閉塞された第1通気開口を有する第1の室と、可
燃性流体を収容して前記第1の室よりも容積が大きく、
前記第1の室と連通可能な第2閉塞部材により閉塞され
た第2通気開口を有する第2の室と、前記第1の室内の
可燃性流体に点火する点火手段とを備え、前記第2のガ
ス発生手段は、前記第1のガス発生手段と実質的に同一
の構成を有するとともに、可燃性流体を構成する成分流
体を充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段
に連結されて前記第1および第2のガス発生手段の第1
および第2の室にそれぞれ開口する複数の充填口を有す
る流体導入管とを備え、前記流体導入管の複数の充填口
近傍の充填上流側には第1および第2逆止弁が設けら
れ、前記ディフューザは、前記第1のガス発生手段の第
1通気開口を介して前記第1のガス発生手段の第1の室
と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガ
ス発生装置における成分ガス充填後の拡散による混合均
一化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの時間を
大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特性の安
定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実
現することができる。
【0032】本発明の請求項23に記載の発明は、軸方
向に直列に配置されたディフューザと第1のガス発生手
段と第2のガス発生手段とを備え、前記第1のガス発生
手段は、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材によ
り閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可
燃性流体に点火する点火手段とを備え、前記第2のガス
発生手段は、前記第1のガス発生手段と実質的に同一の
構成を有するとともに、可燃性流体を構成する成分流体
を充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段に
連結されて前記第1および第2のガス発生手段の単室に
それぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入管とを
備え、前記流体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側
には第1および第2逆止弁が設けられ、前記ディフュー
ザは、前記第1のガス発生手段の通気開口を介して前記
第1のガス発生手段の単室と連通可能なエアバッグ装置
用ガス発生装置であり、ガス発生装置における成分ガス
充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製造から
動作開始可能までの時間を大幅に短縮するとともに、均
一拡散により動作特性の安定した生産性の高いエアバッ
グ装置用ガス発生装置を実現することができる。
【0033】本発明の請求項24に記載の発明は、軸方
向に直列に配置されたディフューザと第1のガス発生手
段と第2のガス発生手段とを備え、前記第1のガス発生
手段は、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材によ
り閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可
燃性流体に点火する点火手段と、前記点火手段を囲むよ
うに形成された点火予備室とを備え、前記第2のガス発
生手段は、前記第1のガス発生手段と実質的に同一の構
成を有するとともに、可燃性流体を構成する成分流体を
充填した後に密封される充填手段と、前記充填手段に連
結されて前記第1および第2のガス発生手段の単室およ
び点火予備室にそれぞれ開口する複数の充填口を有する
流体導入管とを備え、前記流体導入管の複数の充填口近
傍の充填上流側には第1および第2逆止弁が設けられ、
前記ディフューザは、前記第1のガス発生手段の通気開
口を介して前記第1のガス発生手段の単室と連通可能な
エアバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置に
おける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短
縮し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮す
るとともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性
の高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することが
できる。
【0034】本発明の請求項25に記載の発明は、請求
項22記載のディフューザおよび第1のガス発生手段
と、請求項23記載の第2のガス発生手段とを備えたエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置にお
ける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0035】本発明の請求項26に記載の発明は、請求
項22記載のディフューザおよび第1のガス発生手段
と、請求項24記載の第2のガス発生手段とを備えたエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置にお
ける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0036】本発明の請求項27に記載の発明は、請求
項23記載のディフューザおよび第1のガス発生手段
と、請求項22記載の第2のガス発生手段とを備えたエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置にお
ける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0037】本発明の請求項28に記載の発明は、請求
項23記載のディフューザおよび第1のガス発生手段
と、請求項24記載の第2のガス発生手段とを備えたエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置にお
ける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0038】本発明の請求項29に記載の発明は、請求
項24記載のディフューザおよび第1のガス発生手段
と、請求項22記載の第2のガス発生手段とを備えたエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置にお
ける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0039】本発明の請求項30に記載の発明は、請求
項24記載のディフューザおよび第1のガス発生手段
と、請求項23記載の第2のガス発生手段とを備えたエ
アバッグ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置にお
ける成分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮
し、製造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮する
とともに、均一拡散により動作特性の安定した生産性の
高いエアバッグ装置用ガス発生装置を実現することがで
きる。
【0040】本発明の請求項31に記載の発明は、請求
項22から30記載の第2のガス発生手段が、第1のガ
ス発生手段の第2の室または単室内に実質的に内包され
ている請求項22から30のいずれかに記載のエアバッ
グ装置用ガス発生装置であり、ガス発生装置における成
分ガス充填後の拡散による混合均一化時間を短縮し、製
造から動作開始可能までの時間を大幅に短縮するととも
に、均一拡散により動作特性の安定した生産性の高いエ
アバッグ装置用ガス発生装置を実現することができる。
【0041】以下、本発明の実施の形態を図面を用いて
説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の請求項1および6に対
応する実施の形態1におけるエアバッグ装置用ガス発生
装置の構成を示すものである。図1において、有底円筒
状の第1容器部材1の閉塞側底部には、充填手段2およ
び第2点火手段3が取り付けられている。第2点火手段
3は必ずしも必要なものではない。充填手段2は、着火
防止室2aを有するプラグ部材2bと、可燃性ガスを構
成する成分ガスを充填した後に内部のガスを一時的に封
止するための封止ねじ2cと、内部のガスを永久的に封
止するためにプラグ部材2bに溶接される封止部材2d
を備えている。第2点火手段3は、先端部間にフィラメ
ントを溶接された点火電極3aおよびセラミック製絶縁
体3bおよびフランジ付き円筒部材3cがハーメチック
シールされたもので、円筒部材3cのフランジ部が保持
部材3dに気密シールされ、保持部材3dは容器部材1
の底部に気密溶接されている。保持部材3dの点火電極
3aが通る内部空間には、外部からの電磁波を除去する
ためのフェライトビーズ3eが挿入され、点火電極3a
にはリード線3fの一端が接続されて封止樹脂で固着さ
れている。リード線3fの他端は、図示されない起動信
号発生回路に接続されている。第1容器部材1の開放側
端部には蓋部材4が溶接され、その内部空間が第2の室
5になっている。蓋部材4の内側には、小さな有底円筒
状の第2容器部材6の開放側端部が予め溶接されて、そ
の内部空間が第1の室7になっている。第2容器部材6
の閉塞側底部と充填部材2のプラグ部材2aとの間に
は、可燃性ガス19を構成する成分流体を第2の室5お
よび第1の室7内に導入するための第1および第2の充
填口8aおよび8bを有する流体導入管8が接続されて
いる。第2容器部材6の閉塞側底部の中央部には、第2
通気開口9が形成され、その内側壁には円板状の第2閉
塞部材10が溶接されている。蓋部材4にはまた、第2
通気開口9に対向する壁面に第1通気開口11が形成さ
れ、その外側周辺部には第1点火手段13のフランジ部
を兼ねる第1閉塞部材12が気密に溶接されている。第
1点火手段13は、フランジ付き円筒部材13cのフラ
ンジ部が第1閉塞部材12を兼ねることを除いては、第
2点火手段3と同様な構成を有する。蓋部材4にはま
た、円筒部材14が溶接され、その周面壁には複数のガ
ス噴出口15が形成されている。円筒部材14は、その
内周面に沿って金属メッシュ16が配設された後、蓋部
材17が溶接されてディフューザ18が形成される。な
お、第1通気開口11および第1閉塞部材12と第1点
火手段13とは個々に独立に設けてもよい。
【0042】本発明の各実施の形態に使用される可燃性
ガスの成分は、燃料ガスと支燃性ガスと不活性ガスとか
らなる。燃料ガスとしては水素が用いられるが、水素の
代わりに、一般式Cn 2n+1,Cn 2n系炭化水素(n
=1〜4)ガス単独および/またはそれらの混合ガス、
または水素との混合ガスを用いてもよい。支燃性ガスと
しては酸素が用いられる。不活性ガスとしてはアルゴン
を主としてリーク検出のためのヘリウムを含む混合ガス
を用いるが、アルゴン、窒素または炭酸ガスの単体、ま
たは少なくとも2種類以上の混合ガスが用いられる。ま
た、充填に使用する成分流体は、必ずしも気体である必
要はなく、液体であってもよい。
【0043】図1に示したエアバッグ装置用ガス発生装
置において、まず充填手段2から図示しない充填装置を
用いて燃料成分ガスを所定圧力になるまで充填すると、
燃料成分ガスは流体導入管8を通ってそれぞれ第1およ
び第2充填口8a、8bから第2の室5および第1の室
7内に直接導入される。次に同様に、支燃性ガス混合体
を所定圧力まで充填する。これにより、第1の室7およ
び第2の室5には、充填手段2から流体導入管8を経て
第1および第2充填口8a、8bから各室内に直接成分
ガスが充填され、また2つの充填口8a、8bを結ぶ通
路以外に第1の室7と第2の室5とに直接通じる通路が
ないので、2つの室内の成分ガス量の比を充填終了後に
おいて実質的に同一にすることができる。充填後は、封
止ねじ2bにより充填部材2を一時的に封止し、さらに
封止部材2dを溶接して永久封止する。その後、各室内
の成分ガスは拡散によって均一化される。この場合、各
室間相互の拡散は不要になるため、起動可能な均一状態
になるまでの拡散時間が短くて済む。
【0044】次に本実施の形態における動作について説
明する。図示されない加速度検出回路が車両の急減速を
検出すると、それが衝突によるものかどうかを判定回路
が判定し、その信号により起動信号発生回路から起動信
号が発せられ、第1点火手段13の点火電極13aのフ
ィラメントが発熱して、第1の室7内の可燃性ガス19
に着火して燃焼を開始する。この燃焼による温度上昇に
より、第1の室7内の圧力が増加し、その圧力が第1閉
塞部材12の開弁設定圧を越えると、第1閉塞部材12
が破壊されて第1の室7内の燃焼ガスが第1通気開口1
1を通ってディフューザ18内に拡散され、ディフュー
ザ18のガス噴出口15から図示しないエアバッグへ導
入され、エアバッグを膨脹させる。
【0045】一方、第1の室7内の可燃性ガス19の燃
焼によりその内部圧力が上昇すると、その燃焼ガスが流
体導入管8の第1充填口8aから第2充填口8bを通っ
て第2の室5内に流入し、第2の室5内の可燃性ガス1
9が着火して燃焼を開始する。この燃焼による第2の室
5内の圧力増加と、第1閉塞部材12の破壊による第1
の室7内の圧力低下とにより、第2閉塞部材10が破壊
されて、第2の室5内の燃焼ガスが第2通気開口9およ
び第1通気開口11を通ってディフューザ18内に流入
し、ディフューザ18のガス噴出口15からエアバッグ
へ導入される。
【0046】以上がこのガス発生装置の第2点火手段3
を起動させない場合の動作モードであるが、本実施の形
態では、第1点火手段13および第2点火手段3の点火
タイミングを制御することにより、両方の点火手段を同
時に点火する動作モード、いずれか一方の点火手段を点
火した後に他方の点火手段を点火する動作モード、いず
れか一方のみに点火する動作モードの5種類の動作モー
ドを得ることができ、このような動作モードを、衝突の
強度、着座位置および体格等を検出するセンサからの信
号を基に、コンピュータ回路が予め設定されたプログラ
ムに従って選択制御することにより、最適な条件でエア
バッグを膨脹させることができる。
【0047】以上のように、本実施の形態1によれば、
第1の室7および第2の室5内に可燃性ガス19を構成
する成分ガスを直接充填するので、各室内の成分ガスが
自然拡散により短時間に均一に混合され、各室間におけ
る相互拡散が不必要となるので、充填終了後から起動可
能状態までの保管時間を大幅に短縮することができる。
【0048】(実施の形態2)図2は本発明の請求項1
および7に対応する実施の形態2におけるエアバッグ装
置用ガス発生装置の概略構成を示すものである。実施の
形態1と同様な部材には同じ符号を付してある。本実施
の形態が実施の形態1と異なるのは、第2の室の代わり
に単室21を備え、第1の室の代わりに第1点火手段1
3の点火部を囲むように設けられた点火予備室22を備
え、単室21とディフューザ18との間に1つの通気開
口23と閉塞部材24を備えていることである。充填手
段2と点火予備室22との間に流体導入管8が接続さ
れ、その第1充填口8aが点火予備室22に開口し、第
2充填口8bが単室21に開口している。本実施の形態
2においても、実施の形態1と同様な作用効果を有す
る。
【0049】(実施の形態3)図3は本発明の請求項1
および8に対応する実施の形態3におけるエアバッグ装
置用ガス発生装置の概略構成を示すものである。実施の
形態1と同様な部材には同じ符号を付してある。本実施
の形態が実施の形態1と異なるのは、第2の室の代わり
に単室21を備え、第1の室の代わりに第2点火手段3
の点火部を囲むように設けられた点火予備室25を備
え、単室21とディフューザ18との間に1つの通気開
口23と閉塞部材24を備えていることである。充填手
段2と点火予備室25との間に流体導入管8が接続さ
れ、その第1充填口8aが点火予備室25に開口し、第
2充填口8bが単室21に開口している。本実施の形態
3においても、実施の形態1と同様な作用効果を有す
る。
【0050】(実施の形態4)図4は本発明の請求項1
および9に対応する実施の形態4におけるエアバッグ装
置用ガス発生装置の概略構成を示すものである。実施の
形態1と同様な部材には同じ符号を付してある。本実施
の形態が実施の形態1と異なるのは、第2点火手段3の
点火部を囲むように設けられた点火予備室25を備え、
流体導入管8が充填手段2と第1の室7および点火予備
室25との間に接続され、第1充填口8aが第1の室7
に開口し、第2充填口8bが第2の室5に開口し、第3
充填口8cが点火予備室25に開口し、第4充填口8d
が第2の室5に開口している。さらに、第1および第2
充填口8a、8b近傍の充填上流側に第1逆止弁26が
設けられ、第3および第4充填口8c、8d近傍の充填
上流側に第2逆止弁27が設けられている。第1逆止弁
26は、充填手段2からの成分ガスの流入は許可するも
のの、第1の室7からの燃焼ガスの点火予備室25への
流入を阻止するものであり、第2逆止弁27は、充填手
段2からの成分ガスの流入は許可するものの、点火予備
室25からの燃焼ガスの第1の室7への流入を阻止する
ものであり、このような逆止弁を設けることにより、第
1および第2点火手段13および3における点火タイミ
ング制御によるエアバッグ膨脹特性の制御を確実に行う
ことができる。その他の作用効果は実施の形態1と同様
である。
【0051】(実施の形態5)図5は本発明の請求項1
および10に対応する実施の形態5におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の概略構成を示すものである。実施
の形態1と同様な部材には同じ符号を付してある。本実
施の形態が実施の形態1と異なるのは、第2の室の代わ
りに単室21を備え、第1の室の代わりに第1点火手段
13の点火部を囲むように設けられた第1の点火予備室
22を備え、単室21とディフューザ18との間に1つ
の通気開口23と閉塞部材24を備え、さらに第2点火
手段3の点火部を囲むように設けられた第2の点火予備
室25を備えていることである。流体導入管8が充填手
段2と第1および第2の点火予備室22、25との間に
接続され、第1充填口8aが第1の点火予備室22に開
口し、第2充填口8bが単室21に開口し、第3充填口
8cが第2の点火予備室25に開口し、第4充填口8d
が単室21に開口している。さらに、第1および第2充
填口8a、8b近傍の充填上流側に第1逆止弁26が設
けられ、第3および第4充填口8c、8d近傍の充填上
流側に第2逆止弁27が設けられている。第1逆止弁2
6は、充填手段2からの成分ガスの流入は許可するもの
の、第1の点火予備室22からの燃焼ガスの第2の点火
予備室25への流入を阻止するものであり、第2逆止弁
27は、充填手段2からの成分ガスの流入は許可するも
のの、第2の点火予備室25からの燃焼ガスの第1の点
火予備室22への流入を阻止するものであり、このよう
な逆止弁を設けることにより、第1および第2点火手段
13および3における点火タイミング制御によるエアバ
ッグ膨脹特性の制御を確実に行うことができる。その他
の作用効果は実施の形態1と同様である。
【0052】
【実施の形態6】図6は本発明の請求項2、4および1
1に対応する実施の形態6におけるエアバッグ装置用ガ
ス発生装置の概略構成を示すものである。本実施の形態
におけるガス発生装置は、第1のガス発生手段31と第
2のガス発生手段32との間に共有のディフューザ33
を設けたものである。第1のガス発生手段31では、第
1の室34が第2の室35の中に軸方向に並行に形成さ
れ、第1の室31とディフューザ33との間には、第1
通気開口36およびこれを塞ぐ第1閉塞部材37が設け
られ、第2の室35と第1の室34との間には、第2通
気開口38およびこれを塞ぐ第2閉塞部材39が設けら
れている。第1の室34に点火手段40の点火部が配置
され、第2の室35に充填手段41が取り付けられ、充
填手段41には流体導入管42が接続され、その第1充
填口42aが第1の室34に開口し、第2充填口42b
が第2の室35に開口している。第2のガス発生手段3
2は、第1のガス発生手段31と対称構造で、かつ軸線
上で約180度回転させた状態でディフューザ33に固
定されている。したがって、ディフューザ33には、第
1および第2のガス発生手段31、32の第1通気開口
36および第1閉塞部材37が、180度ずれた位置で
対面している。ディフューザ33は、複数のガス噴出口
43を有するとともに、その内周面に金属メッシュ44
を有する。図示されない加速度検出回路が車両の急減速
すなわち衝突等を検出すると、その信号により前記と同
様に第1のガス発生手段31が動作する。すなわち、そ
の点火手段40により第1の室34内の可燃性ガスが着
火して燃焼するとともに、この燃焼ガスが流体導入管4
2を通って第2の室35内に流入して第2の室35内の
可燃性ガスをも燃焼させる。この燃焼による第1の室3
4および第2の室35内の圧力増加により第1閉塞部材
37が破壊され、次いで第2閉塞部材39が破壊され
て、それぞれの室の燃焼ガスが第1通気開口36を通っ
てディフューザ33内に拡散され、ディフューザ33の
ガス噴出口43からエアバッグへ導入され、エアバッグ
を膨脹させる。
【0053】以上が第1のガス発生手段31のみを起動
させた場合の動作モードであるが、本実施の形態6で
も、実施の形態1のような同じ室内に2つの点火手段を
設けた場合と同様に、第1のガス発生手段31と第2の
ガス発生手段32を同時に起動させる場合と、第1のガ
ス発生手段31と第2のガス発生手段32をどちらかを
先にタイミングをずらして起動させる場合と、第1のガ
ス発生手段31と第2のガス発生手段32のどちらか一
方のみを起動させる場合とで、燃焼ガスの噴き出し速度
だけでなく、噴き出し量をも制御することができる。さ
らに、2つのガス発生手段31、32におけるガス収容
容積、ガス充填圧力、ガス組成等を互いに異ならせるこ
とにより、上記動作モードにおける燃焼ガスの噴き出し
速度および噴き出し量をさらに変化させることができ、
さらに細かな制御が可能となる。また、第1および第2
のガス発生手段31、32において、第1の室34およ
び第2の室35内に可燃性ガスを構成する成分ガスを直
接充填するので、各室内の成分ガスが自然拡散により短
時間に均一に混合され、各室間における相互拡散が不必
要となるので、充填終了後から起動可能状態までの保管
時間を大幅に短縮することができる。
【0054】(実施の形態7)図7は本発明の請求項
2、4および12に対応する実施の形態7におけるエア
バッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すものであ
る。実施の形態6と同様な部材には同じ符号を付してあ
る。本実施の形態におけるガス発生装置は、第1のガス
発生手段51と第2のガス発生手段52との間に共有の
ディフューザ53を設けたものである。本実施の形態に
おける第1および第2のガス発生手段51、52が実施
の形態6と異なるのは、第2の室の代わりに単室54を
備え、第1の室の代わりに点火手段40の点火部を囲む
ように設けられた点火予備室55を備え、単室54とデ
ィフューザ53との間に1つの通気開口56と閉塞部材
57を備えていることである。充填手段41と点火予備
室55との間には流体導入管42が接続され、その第1
充填口42aが点火予備室55に開口し、第2充填口4
2bが単室54に開口している。第2のガス発生手段5
2は、第1のガス発生手段51と対称構造で、かつ軸線
上で約180度回転させた状態でディフューザ53に固
定されている。本実施の形態においても、実施の形態6
と同様な作用効果を有する。
【0055】(実施の形態8)図8は本発明の請求項
2、5および13に対応する実施の形態8におけるエア
バッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すものであ
る。本実施の形態におけるガス発生装置は、第1のガス
発生手段61と第2のガス発生手段62との間に共有の
ディフューザ63を設けたものである。本実施の形態に
おける第1のガス発生手段61は、図6に示した実施の
形態6における第1のガス発生手段31と同じ構成を有
する。第2のガス発生手段62は、単室64と、単室6
4とディフューザ53との間に設けられた通気開口65
およびこれを塞ぐ閉塞部材66と、充填手段67および
点火手段68とを有する。したがって、ディフューザ6
3には、第1のガス発生手段61の第1通気開口36お
よび第1閉塞部材37と、第2のガス発生手段62の通
気開口65および閉塞部材66とが180度ずれた位置
で対面している。本実施の形態においても、実施の形態
6と同様な作用効果を有する。
【0056】(実施の形態9)図9は本発明の請求項
2、5および14に対応する実施の形態9におけるエア
バッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すものであ
る。本実施の形態におけるガス発生装置は、実施の形態
6と同じ構成の第1のガス発生手段31と実施の形態7
と同じ構成の第2のガス発生手段52との間に、実施の
形態8と同じ構成のディフューザ63を設けたものであ
る。本実施の形態においても、実施の形態6と同様な作
用効果を有する。
【0057】(実施の形態10)図10は本発明の請求
項2、5および15に対応する実施の形態10における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。本実施の形態におけるガス発生装置は、実施の形
態8の第2のガス発生手段と同じ構成の第1のガス発生
手段69と実施の形態7と同じ構成の第2のガス発生手
段52との間に、実施の形態7と同じ構成のディフュー
ザ53を設けたものである。本実施の形態においても、
実施の形態6と同様な作用効果を有する。
【0058】(実施の形態11)図11は本発明の請求
項3、4および16に対応する実施の形態11における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示したもの
である。本実施の形態は、図1に示した実施の形態1の
ガス発生装置から第2点火手段3を除いた構成と同様の
第1および第2のガス発生手段71および72を半径方
向に並列に配置し、その一方の側にディフューザ73を
共有するように連結したものである。各ガス発生手段7
1、72は、それぞれ第1の室74、第2の室75を有
し、第1の室74とディフューザ73との間に第1通気
開口76、第1閉塞部材77が半径方向に同一面に位置
するように、ディフューザ73に向けて配置されてい
る。また第1の室74と第2の室75との間に第2通気
開口78および第2閉塞部材79が設けられている。第
1の室74には、第1点火手段80の点火部が配置され
れ、第2の室75には、第2点火手段81の点火部が配
置されている。さらに第2のガス発生手段72の第2の
室75の端部には充填手段82が設けられ、この充填手
段82には流体導入管83の一端部が接続され、流体導
入管83の他端部は複数に分岐されて、それぞれ第1の
ガス発生手段71の第1および第2の室74、75に開
口する第1および第2充填口83a、83bと、第2の
ガス発生手段72の第1および第2の室74、75に開
口する第3および第4充填口83c、83dとを有して
いる。そして、第1および第2充填口83a、83b近
傍の充填上流側に第1逆止弁84および第3および第4
充填口83c、83d近傍の充填上流側に第2逆止弁8
5が設けられている。
【0059】本実施の形態における動作は、基本的には
図6に示した実施の形態6と同様であり、第1および第
2のガス発生手段71、72において、第1の室74お
よび第2の室75内に可燃性ガスを構成する成分ガスを
直接充填するので、各室内の成分ガスが自然拡散により
短時間に均一に混合され、各室間における相互拡散が不
必要となるので、充填終了後から起動可能状態までの保
管時間を大幅に短縮することができる。さらに充填手段
82が1つで済むので、製造が容易でコストを低減でき
る効果を有する。
【0060】(実施の形態12)図12は本発明の請求
項3、4および17に対応する実施の形態12における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示したもの
である。実施の形態11と同様の部材には同じ符号を付
してある。本実施の形態は、図2に示した実施の形態2
のガス発生装置から第2点火手段3を除いた構成と同様
の第1および第2のガス発生手段91および92を半径
方向に並列に配置し、その一方の側にディフューザ73
を共有するように連結したものである。各ガス発生手段
91、92は、それぞれ単室93を有し、通気開口94
および閉塞部材95が半径方向に同一面に位置するよう
に、ディフューザ73に向けて配置され、各単室93に
は、第1および第2点火手段80、81の点火部が配置
されている。さらに第2のガス発生手段92の単室93
の端部には充填手段82が設けら、この充填手段82に
は流体導入管83の一端部が接続され、流体導入管83
の他端部は複数に分岐されて、それぞれ第1のガス発生
手段91の単室93に開口する第1充填口83aと、第
2のガス発生手段92の単室93に開口する第2充填口
83bとを有している。そして、第1および第2充填口
83a、83b近傍の充填上流側にそれぞれ第1および
第2逆止弁84、85が設けられている。本実施の形態
も、実施の形態11と同様な作用効果を有する。
【0061】(実施の形態13)図13は本発明の請求
項3、4および18に対応する実施の形態13における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示したもの
である。実施の形態11と同様の部材には同じ符号を付
してある。本実施の形態は、図3に示した実施の形態3
のガス発生装置から第1点火手段13を除いた構成の第
1および第2のガス発生手段手段101および102を
半径方向に並列に配置し、その一方の側にディフューザ
73を共有するように連結したものである。各ガス発生
手段101、102は、それぞれ単室103を有し、通
気開口104および閉塞部材105が半径方向に同一面
に位置するように、ディフューザ73に向けて配置され
ている。また各単室103の反対側の端部には、それぞ
れ第1および第2点火手段80、81が取り付けられ、
その点火部を囲むように点火予備室106が設けられて
いる。さらに第2のガス発生手段102の点火手段81
の近傍には充填手段82が設けら、この充填手段82に
は流体導入管83の一端部が接続され、流体導入管83
の他端部は分岐されて、それぞれ第1のガス発生手段1
01の点火予備室106に開口する第1および第2充填
口83a、83bと、第2のガス発生手段102の点火
予備室106に開口する第3および第4充填口83c、
83dとを有している。そして、第1および第2充填口
83a、83b近傍の充填上流側に第1逆止弁84が設
けられ、第3および第4充填口83c、83d近傍の充
填上流側に第2逆止弁85が設けられている。本実施の
形態も、実施の形態11と同様な作用効果を有する。
【0062】(実施の形態14)図14は本発明の請求
項3、5および19に対応する実施の形態14における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。本実施の形態は、実施の形態11における第1の
ガス発生手段71と実施の形態12における第2のガス
発生手段92とを、それぞれの通気開口および閉塞手段
76、77および94、95がディフューザ73内にお
いて実質的に同一面になるように、半径方向に並列に配
置したものである。また、充填手段82に一端部を接続
された流体導入管83の他端部は複数に分岐されて、第
1のガス発生手段71の第1および第2の室74、75
に開口する第1および第2充填口83a、83bと、第
2のガス発生手段92の単室93に開口する第3充填口
83cとを有し、さらに第1および第2充填口83a、
83b近傍の充填上流側には第1逆止弁84が設けら
れ、第3充填口83c近傍の充填上流側には第2逆止弁
85が設けられている。本実施の形態も、実施の形態1
1と同様な作用効果を有する。
【0063】(実施の形態15)図15は本発明の請求
項3、5および20に対応する実施の形態15における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。本実施の形態は、実施の形態11における第1の
ガス発生手段71と実施の形態13における第2のガス
発生手段102とを、それぞれの通気開口および閉塞手
段76、77および104、105がディフューザ73
内において実質的に同一面になるように、半径方向に並
列に配置したものである。また、充填手段82に一端部
を接続された流体導入管83の他端部は複数に分岐され
て、第1のガス発生手段71の第1および第2の室7
4、75に開口する第1および第2充填口83a、83
bと、第2のガス発生手段102の点火予備室106に
開口する第3充填口83cおよび単室103に開口する
第4充填口83dとを有し、さらに第1および第2充填
口83a、83b近傍の充填上流側には第1逆止弁84
が設けられ、第3および第4充填口83c、83d近傍
の充填上流側には第2逆止弁85が設けられている。本
実施の形態も、実施の形態11と同様な作用効果を有す
る。
【0064】(実施の形態16)図16は本発明の請求
項3、5および21に対応する実施の形態16における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。本実施の形態は、実施の形態12における第1の
ガス発生手段91と実施の形態13における第2のガス
発生手段102とを、それぞれの通気開口および閉塞手
段94、95および104、105がディフューザ73
内において実質的に同一面になるように、半径方向に並
列に配置したものである。また、充填手段82に一端部
を接続された流体導入管83の他端部は複数に分岐され
て、第1のガス発生手段91の単室91に開口する第1
充填口83aと、第2のガス発生手段102の点火予備
室106に開口する第2充填口83bおよび単室103
に開口する第3充填口83cとを有し、さらに第1充填
口83a近傍の充填上流側には第1逆止弁84が設けら
れ、第2および第3充填口83b、83c近傍の充填上
流側には第2逆止弁85が設けられている。本実施の形
態も、実施の形態11と同様な作用効果を有する。
【0065】(実施の形態17)図17は本発明の請求
項3、5および22に対応する実施の形態17における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。本実施の形態は、図11に示した実施の形態11
と実質的に同一の第1および第2のガス発生手段11
1、112を軸方向に直列に配置し、第1のガス発生手
段111の隣にディフューザ113を連結したものであ
る。第1および第2のガス発生手段111、112は、
それぞれ第1の室114、第2の室115、第1通気開
口116および第1閉塞部材117、第2通気開口11
8および第2閉塞部材119を有し、第1通気開口11
6および第1閉塞部材117は、第1の室114とディ
フューザ113との間に設けられ、第2通気開口118
および第2閉塞部材119は、第1の室114と第2の
室115との間に設けられている。それぞれの第1の室
114には、第1および第2点火手段120、121の
点火部が配置されている。第2のガス発生手段112の
端部には充填手段122が取り付けられ、この充填手段
122には、流体導入管123の一端部が接続され、そ
の他端部は複数に分岐されて、第1のガス発生手段11
1の第1および第2の室114、115に開口する第1
および第2充填口123a、123bと、第2のガス発
生手段112の第1および第2の室114、115に開
口する第3および第4充填口123c、123dを有
し、さらに第1および第2充填口123a、123b近
傍の充填上流側には第1逆止弁124が設けられ、第3
および第4充填口123c、123d近傍の充填上流側
には第2逆止弁125が設けられている。
【0066】本実施の形態の動作は、実施の形態11と
同様であり、第1および第2のガス発生手段111、1
12において、第1の室114および第2の室115内
に可燃性ガスを構成する成分ガスを直接充填するので、
各室内の成分ガスが自然拡散により均一に混合され、各
室間における相互拡散が不必要となるので、充填終了後
から起動可能状態までの保管時間を大幅に短縮すること
ができる。さらに充填手段122が1つで済むので、製
造が容易でコストを低減できる効果を有する。
【0067】(実施の形態18)図18は本発明の請求
項3、5および23に対応する実施の形態18における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。実施の形態17と同様な部材には同じ符号を付し
てある。本実施の形態は、図12に示した実施の形態1
2と実質的に同一の第1および第2のガス発生手段13
1、132を軸方向に直列に配置し、第1のガス発生手
段131の隣にディフューザ113を連結したものであ
る。第1および第2のガス発生手段131、132は、
それぞれ単室133と通気開口134および閉塞部材1
35とを有し、第1のガス発生手段131の通気開口1
34および閉塞部材135は、第1のガス発生手段13
1の単室133とディフューザ113との間に設けら
れ、第2のガス発生手段132の通気開口134および
閉塞部材135は、第1のガス発生手段131の単室1
33と第2のガス発生手段132の単室133との間に
設けられている。それぞれの単室133には、第1およ
び第2点火手段120、121の点火部が配置されてい
る。第2のガス発生手段132の端部には充填手段12
2が取り付けられ、この充填手段122には、流体導入
管123の一端部が接続され、その他端部は複数に分岐
されて、第1のガス発生手段131の単室133に開口
する第1充填口123aと、第2のガス発生手段132
の単室133に開口する第2充填口123bとを有し、
さらに第1充填口123a近傍の充填上流側には第1逆
止弁124が設けられ、第2充填口123b近傍の充填
上流側には第2逆止弁125が設けられている。本実施
の形態も、実施の形態17と同様な作用効果を有する。
【0068】(実施の形態19)図19は本発明の請求
項3、5および24に対応する実施の形態19における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
ある。実施の形態17と同様な部材には同じ符号を付し
てある。本実施の形態は、図13に示した実施の形態1
3と実質的に同一の第1および第2のガス発生手段14
1、142を軸方向に直列に配置し、第1のガス発生手
段141の隣にディフューザ113を連結したものであ
る。第1および第2のガス発生手段141、142は、
それぞれ単室143と通気開口144および閉塞部材1
45とを有し、第1のガス発生手段141の通気開口1
44および閉塞部材145は、第1のガス発生手段14
1の単室143とディフューザ113との間に設けら
れ、第2のガス発生手段142の通気開口144および
閉塞部材145は、第1のガス発生手段141の単室1
43と第2のガス発生手段142の単室143との間に
設けられている。それぞれの単室143には、第1およ
び第2点火手段120、121の点火部が配置されてお
り、その点火部を囲むように点火予備室146が設けら
れている。第2のガス発生手段142の端部には充填手
段122が取り付けられ、この充填手段122には、流
体導入管123の一端部が接続され、その他端部は複数
に分岐されて、第1のガス発生手段141の予備室14
6および単室143に開口する第1および第2充填口1
23a、123bと、第2のガス発生手段142の予備
室146および単室143に開口する第3および第4充
填口123c、123dとを有し、さらに第1および第
2充填口123a、123b近傍の充填上流側には第1
逆止弁124が設けられ、第3および第4充填口123
c、123d近傍の充填上流側には第2逆止弁125が
設けられている。本実施の形態も、実施の形態17と同
様な作用効果を有する。
【0069】(実施の形態20)図20は本発明の請求
項3、5および25に対応する実施の形態20における
エアバッグ装置用ガス発生装置の概略構成を示すもので
あり、実施の形態17と同様な部材には同じ符号を付し
てある。本実施の形態は、図17に示した実施の形態1
7における第1のガス発生手段111およびディフュー
ザ113と、図19に示した実施の形態18における第
2のガス発生手段132を有するものであり、実施の形
態17と同様な作用効果を有する。
【0070】(実施の形態21)図21は本発明の請求
項3、5および26に対応する実施の形態21における
エアバッグ装置用ガス発生装置の構成を示すものであ
り、図17に示した実施の形態17における第1のガス
発生手段111およびディフューザ113と、図19に
示した実施の形態19における第2のガス発生手段14
2を有するものであり、実施の形態17と同様な作用効
果を有する。
【0071】(実施の形態22)図22は本発明の請求
項3、5および27に対応する実施の形態22における
エアバッグ装置用ガス発生装置の構成を示すものであ
り、図18に示した実施の形態18における第1のガス
発生手段131およびディフューザ113と、図17に
示した実施の形態17における第2のガス発生手段11
2を有するものであり、実施の形態17と同様な作用効
果を有する。
【0072】(実施の形態23)図23は本発明の請求
項3、5および28に対応する実施の形態23における
エアバッグ装置用ガス発生装置の構成を示すものであ
り、図18に示した実施の形態18における第1のガス
発生手段131およびディフューザ113と、図19に
示した実施の形態19における第2のガス発生手段14
2を有するものであり、実施の形態17と同様な作用効
果を有する。
【0073】(実施の形態24)図24は本発明の請求
項3、5および29に対応する実施の形態24における
エアバッグ装置用ガス発生装置の構成を示すものであ
り、図19に示した実施の形態19における第1のガス
発生手段141およびディフューザ113と、図17に
示した実施の形態17における第2のガス発生手段11
2を有するものであり、実施の形態17と同様な作用効
果を有する。
【0074】(実施の形態25)図25は本発明の請求
項3、5および30に対応する実施の形態25における
エアバッグ装置用ガス発生装置の構成を示すものであ
り、図19に示した実施の形態19における第1のガス
発生手段141およびディフューザ113と、図18に
示した実施の形態18における第2のガス発生手段13
2を有するものであり、実施の形態17と同様な作用効
果を有する。
【0075】(実施の形態26)図26は本発明の請求
項3、5および31に対応する実施の形態26における
エアバッグ装置用ガス発生装置の構成を示すものであ
る。上記実施の形態17から26までは第1のガス発生
手段と第2のガス発生手段とが軸方向に隣接して壁によ
り仕切られているが、本実施の形態では、第2のガス発
生手段152が第1のガス発生手段151に内包され、
第2のガス発生手段152の第1の室114および第2
の室115と第1のガス発生手段151の第2の室11
5とが重なった多重管構造になっている。第1および第
2のガス発生手段151、152の構成は、上記実施の
形態17から26までの種々の組み合わせが可能であ
り、このように構成しても実施の形態17と同様な作用
効果を有する。
【0076】(実施の形態27)図27は上記各実施の
形態で使用される逆止弁を備えた充填口の構成例を示し
ている。円筒状の充填口部材161は流体導入管162
に接合され、充填通路163よりも径の大きい拡室16
4を有する。この拡室164の内部には、円錐形の弁部
材165が、ストッパ部材166に抜け止めを施された
コイルばね167により押圧付勢されて、充填通路16
3を封止している。ガス充填時には、まず上記充填手段
から燃料成分ガスを充填すると、弁部材165が燃料ガ
スの圧力で押されて充填通路163を開放し、燃料ガス
が充填通路163から拡室164を通って充填口168
から上記各室に流入し、これを燃料ガスが所定の圧力に
なるまで行う。燃料ガスの充填が終了すると、弁部材1
65の前後の圧力差がなくなるので、弁部材165はコ
イルばね167の付勢力により押圧されて、充填通路1
63を閉止する。充填通路163を次のガス充填のため
に開放、減圧すると、弁部材165の前後の圧力差が大
きくなって、弁部材165は一層強固に充填通路163
を閉止する。次に燃料成分ガスよりもさらに高圧の支燃
性ガスと不活性ガスとの混合ガスを充填すると、閉止さ
れていた弁部材165が開放されて、混合ガスが充填通
路163から拡室164を通って同様に充填口168か
ら上記各室に充填される。この充填が終了すると、流体
導入管162の充填通路163内は支燃性ガスと不活性
ガスとの混合ガスで置換されており、燃料ガス成分は全
く残留していないので、一時的に閉止する封止ねじによ
る摩擦熱や、長期にわたるガス漏れを防止する永久封止
のための封板の溶接等の熱による着火の危険性を排除す
ることができる。
【0077】上記した逆止弁付き充填口は、充填口が1
つの場合であるが、図28に示すのは充填口が2つの場
合の例である。円筒状の充填口部材171は流体導入管
172に接合され、充填通路173よりも径の大きい拡
室174を有する。この拡室174の内部には、球形の
弁部材175が、ストッパ部材176に抜け止めを施さ
れたコイルばね177により押圧付勢されて、充填通路
173を封止している。この充填口も上記充填口と同様
に動作するが、充填口178、179は充填口とともに
導火口の役目を持ち、燃焼ガスを充填口178から17
9へ導いたり、逆方向に導いたりする。この逆止弁は、
上記した複数の室や複数のガス発生手段を有する場合
に、一方の室またはガス発生手段からの燃焼ガスにより
他方の燃焼に影響を与えないようにするもので、これに
より正確な点火タイミング制御を行うことができる。
【0078】逆止弁付き充填口の構成材料、特に弁部材
や弁部材との接触箇所の材料は、車両の振動等による摩
擦熱の発生による着火防止を考慮して銅系合金の使用が
好ましい。また、構造は上記したものに限定されるもの
ではない。また、上記各実施の形態において、流体導入
管における充填口の位置や開口の向き、分岐する位置等
は図示のものに限定されるものではなく、点火手段も抵
抗発熱体のみであってもよく、閉塞部材と一体化したも
のでも、個別のものでもよい。
【0079】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態から明らかな
ように、充填手段に複数の室またはガス発生手段内に開
口する複数の充填口を有する流体導入管を接続して、こ
の流体導入管を通して複数の室またはガス発生手段内に
成分ガスを直接充填するようにしたものであり、これに
よりガス発生装置における成分ガス充填後の拡散による
混合均一化時間を短縮し、製造から動作開始可能までの
時間を大幅に短縮するとともに、均一拡散により動作特
性の安定した生産性の高いエアバッグ装置用ガス発生装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の断面図
【図2】本発明の実施の形態2におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図3】本発明の実施の形態3におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図4】本発明の実施の形態4におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図5】本発明の実施の形態5におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図6】本発明の実施の形態6におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図7】本発明の実施の形態7におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図8】本発明の実施の形態8におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図9】本発明の実施の形態9におけるエアバッグ装置
用ガス発生装置の模式図
【図10】本発明の実施の形態10におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図11】本発明の実施の形態11におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図12】本発明の実施の形態12におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図13】本発明の実施の形態13におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図14】本発明の実施の形態14におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図15】本発明の実施の形態15におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図16】本発明の実施の形態16におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図17】本発明の実施の形態17におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図18】本発明の実施の形態18におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図19】本発明の実施の形態19におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図20】本発明の実施の形態20におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図21】本発明の実施の形態21におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図22】本発明の実施の形態22におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図23】本発明の実施の形態23におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図24】本発明の実施の形態24におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図25】本発明の実施の形態25におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図26】本発明の実施の形態26におけるエアバッグ
装置用ガス発生装置の模式図
【図27】本発明の実施の形態27における逆止弁付き
充填口の断面図
【図28】本発明の実施の形態27における逆止弁付き
充填口の別の例を示す断面図
【図29】従来例におけるエアバッグ装置用ガス発生装
置の模式図
【符号の説明】
1 第1容器部材 2 充填手段 3 第2点火手段 4 蓋部材 5 第2の室 6 第2容器部材 7 第1の室 8 流体導入管 9 第2通気開口 10 第2閉塞部材 11 第1通気開口 12 第2閉塞部材 13 第1点火手段 14 円筒部材 15 ガス噴出口 16 金属メッシュ 17 蓋部材 18 ディフューザ 19 可燃性ガス 21 単室 25 点火予備室 26 第1逆止弁 27 第2逆止弁 31、51、61、71、91、101、111、13
1、141 第1のガス発生手段 32、52、62、72、92、102、112、13
2、142 第2のガス発生手段 33 52、63、73、113 ディフューザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 山 卓 郎 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 露 木 貢 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内 (72)発明者 碓 井 康 神奈川県茅ヶ崎市下町屋一丁目1番1号 宮田工業株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に形成された連通する複数の室を
    有し、前記容器に設けられた充填手段から可燃性流体を
    構成する成分流体を順次充填し、前記容器内で拡散によ
    り前記可燃性流体を生成するエアバッグ装置用ガス発生
    装置であって、前記充填手段に連結されて、前記複数の
    室内にそれぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入
    管を備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  2. 【請求項2】 容器内に形成された1つの室または連通
    する複数の室を有し、前記容器に設けられた充填手段か
    ら可燃性流体を構成する成分流体を順次充填し、前記容
    器内で拡散により前記可燃性流体を生成する第1のガス
    発生手段と、前記第1のガス発生手段に直列または並列
    に連結された第2のガス発生手段とを備えたエアバッグ
    装置用ガス発生装置であって、前記第1および/または
    第2のガス発生手段の前記充填手段に連結されて、前記
    複数の室内にそれぞれ開口する複数の充填口を有する流
    体導入管を備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  3. 【請求項3】 容器内に形成された1つの室または連通
    する複数の室を有し、内部に順次充填された可燃性流体
    を構成する成分流体の容器内での拡散により前記可燃性
    流体を生成する第1のガス発生手段と、前記第1のガス
    発生手段に直列または並列に連結された第2のガス発生
    手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置であっ
    て、前記第1または第2のガス発生手段のいずれか一方
    に設けられた充填手段に連結されて、前記第1および第
    2のガス発生手段のそれぞれの室内に開口する複数の充
    填口を有する流体導入管を備えたエアバッグ装置用ガス
    発生装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のガス発生手段と第2のガス発
    生手段とが実質的に同一構成である請求項2または3記
    載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のガス発生手段と第2のガス発
    生手段とが異なる構成である請求項2または3記載のエ
    アバッグ装置用ガス発生装置。
  6. 【請求項6】 可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を
    有する第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室
    よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉
    塞部材により閉塞された第2通気開口を有する第2の室
    と、前記充填手段に連結されて前記第2の室と前記第1
    の室とにそれぞれ開口する第1および第2充填口を有す
    る流体導入管と、前記第1の室内の可燃性流体に点火す
    る第1点火手段と、前記第2の室内の可燃性流体に点火
    する第2点火手段と、前記第1通気開口を介して前記第
    1の室と連通可能なディフューザとを備えたエアバッグ
    装置用ガス発生装置。
  7. 【請求項7】 可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する単
    室と、前記単室内の可燃性流体に異なる位置で点火する
    第1および第2点火手段と、前記第1点火手段を囲むよ
    うに形成された点火予備室と、前記充填手段に連結され
    て前記単室と前記点火予備室とにそれぞれ開口する第1
    および第2充填口を有する流体導入管と、前記通気開口
    を介して前記単室に連通可能なディフューザとを備えた
    エアバッグ装置用ガス発生装置。
  8. 【請求項8】 可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する単
    室と、前記単室内の可燃性流体に異なる位置で点火する
    第1および第2点火手段と、前記第2点火手段を囲むよ
    うに形成された点火予備室と、前記充填手段に連結され
    て前記単室と前記点火予備室にそれぞれ開口する第1お
    よび第2充填口を有する流体導入管と、前記通気開口を
    介して前記単室に連通可能なディフューザとを備えたエ
    アバッグ装置用ガス発生装置。
  9. 【請求項9】 可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を
    有する第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室
    よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉
    塞部材により閉塞された第2通気開口を有する第2の室
    と、前記第1の室内の可燃性流体に点火する第1点火手
    段と、前記第2の室内の可燃性流体に点火する第2点火
    手段と、前記第2点火手段を囲むように形成された点火
    予備室と、前記充填手段に連結されて前記第2の室と前
    記第1の室にそれぞれ開口する第1および第2充填口お
    よび前記第2の室と前記点火予備室にそれぞれ開口する
    第3および第4充填口を有する流体導入管と、前記流体
    導入管の前記第1および第2充填口近傍の充填上流側に
    設けられた第1逆止弁および前記第3および第4充填口
    近傍の充填上流側に設けられた第2逆止弁と、前記第1
    通気開口を介して前記第1の室と連通可能なディフュー
    ザとを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  10. 【請求項10】 可燃性流体を構成する成分流体を充填
    した後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体
    を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する
    単室と、前記単室内の可燃性流体に異なる位置で点火す
    る第1および第2点火手段と、前記第1および第2点火
    手段をそれぞれ囲むように形成された第1および第2点
    火予備室と、前記充填手段に連結されて前記単室と前記
    第1点火予備室にそれぞれ開口する第1および第2充填
    口および前記単室と前記第2点火予備室とにそれぞれ開
    口する第3および第4充填口を有する流体導入管と、前
    記流体導入管の第1および第2充填口近傍の充填上流側
    に設けられた第1逆止弁および前記第3および第4充填
    口近傍の充填上流側に設けられた第2逆止弁と、前記通
    気開口を介して前記単室に連通可能なディフューザとを
    備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  11. 【請求項11】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段との間に共有のディフューザを備え、前記第1およ
    び第2のガス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流
    体を充填した後に密封される充填手段と、充填された可
    燃性流体を収容して第1閉塞部材により閉塞された第1
    通気開口を有する第1の室と、可燃性流体を収容して前
    記第1の室よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可
    能な第2閉塞部材により閉塞された第2通気開口を有す
    る第2の室と、前記各充填手段に連結されてそれぞれ第
    1および第2の室内に開口する第1および第2充填口を
    有する流体導入管と、前記各第1の室内の可燃性流体に
    点火する点火手段とを備え、前記ディフューザは、前記
    第1および第2のガス発生手段の各第1通気開口を介し
    てそれぞれの第1の室と連通可能なエアバッグ装置用ガ
    ス発生装置。
  12. 【請求項12】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段との間に共有のディフューザを備え、前記第1およ
    び第2のガス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流
    体を充填した後に密封される充填手段と、充填された可
    燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口
    を有する単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点
    火手段と、前記点火手段を囲むように形成された点火予
    備室と、前記各充填手段に連結されてそれぞれ単室と点
    火予備室とに開口する第1および第2充填口を有する流
    体導入管とを備え、前記ディフューザは、前記第1およ
    び第2のガス発生手段の各通気開口を介してそれぞれの
    単室に連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置。
  13. 【請求項13】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段との間に共有のディフューザを備え、前記第1のガ
    ス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を
    有する第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室
    よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉
    塞部材により閉塞された第2通気開口を有する第2の室
    と、前記充填手段に連結されて前記第1および第2の室
    内にそれぞれ開口する第1および第2充填口を有する流
    体導入管と、前記第1の室内の可燃性流体に点火する点
    火手段とを備え、前記第2のガス発生手段は、可燃性流
    体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填手
    段と、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材により
    閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃
    性流体に点火する点火手段とを備え、前記ディフューザ
    は、前記第1のガス発生手段の第1通気開口および前記
    第2のガス発生手段の通気開口を介してそれぞれ第1の
    室および単室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装
    置。
  14. 【請求項14】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段との間に共有のディフューザを備え、前記第1のガ
    ス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口を
    有する第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の室
    よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2閉
    塞部材により閉塞された第2通気開口を有する第2の室
    と、前記充填手段に連結されて前記第1および第2の室
    内にそれぞれ開口する第1および第2の充填口を有する
    流体導入管と、前記第1の室内の可燃性流体に点火する
    点火手段とを備え、前記第2のガス発生手段は、可燃性
    流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
    手段と、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材によ
    り閉塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可
    燃性流体に点火する点火手段と、前記点火手段を囲むよ
    うに形成された点火予備室と、前記充填手段に連結され
    て前記単室と前記点火予備室とにそれぞれ開口する第1
    および第2充填口を有する流体導入管とを備え、前記デ
    ィフューザは、前記第1のガス発生手段の前記第1通気
    開口および前記第2のガス発生手段の通気開口を介して
    それぞれ第1の室および単室と連通可能なエアバッグ装
    置用ガス発生装置。
  15. 【請求項15】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段との間に共有のディフューザを備え、前記第1のガ
    ス発生手段は、可燃性流体を構成する成分流体を充填し
    た後に密封される充填手段と、充填された可燃性流体を
    収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する単
    室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段とを
    備え、前記第2のガス発生手段は、可燃性流体を構成す
    る成分流体を充填した後に密封される充填手段と、充填
    された可燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞された
    通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性流体に点
    火する点火手段と、前記点火手段を囲むように形成され
    た点火予備室と、前記充填手段に連結されて前記単室と
    前記点火予備室とにそれぞれ開口する第1および第2充
    填口を有する流体導入管とを備え、前記ディフューザ
    は、前記第1および第2のガス発生手段の前記通気開口
    を介してそれぞれの単室と連通可能なエアバッグ装置用
    ガス発生装置。
  16. 【請求項16】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段とが、一方の側にディフューザを共有して半径方向
    に並列に配置され、前記第1および第2のガス発生手段
    は、充填された可燃性流体を収容して第1閉塞部材によ
    り閉塞された第1通気開口を有する第1の室と、可燃性
    流体を収容して前記第1の室よりも容積が大きく、前記
    第1の室と連通可能な第2閉塞部材により閉塞された第
    2通気開口を有する第2の室と、前記第1の室内の可燃
    性流体に点火する点火手段とを備え、さらに、前記第1
    または第2のガス発生手段のいずれかに設けられて可燃
    性流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充
    填手段と、前記充填手段に連結されて前記第1および第
    2のガス発生手段の第1および第2の室内にそれぞれ開
    口する複数の充填口を有する流体導入管と、前記流体導
    入管の複数の充填口近傍の充填上流側に設けられた第1
    および第2逆止弁とを備え、前記ディフューザは、前記
    第1および第2のガス発生手段の第1通気開口を介して
    それぞれの第1の室と連通可能なエアバッグ装置用ガス
    発生装置。
  17. 【請求項17】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段とが、一方の側にディフューザを共有して半径方向
    に並列に配置され、前記第1および第2のガス発生手段
    は、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材により閉
    塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性
    流体に点火する点火手段とを備え、さらに、前記第1ま
    たは第2のガス発生手段のいずれかに設けられて可燃性
    流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
    手段と、前記充填手段に連結されて前記第1および第2
    のガス発生手段の単室内にそれぞれ開口する複数の充填
    口を有する流体導入管と、前記流体導入管の複数の充填
    口近傍の充填上流側に設けられた第1および第2逆止弁
    とを備え、前記ディフューザは、前記第1および第2の
    ガス発生手段の第1通気開口を介してそれぞれの第1の
    室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置。
  18. 【請求項18】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段とが、一方の側にディフューザを共有して半径方向
    に並列に配置され、前記第1および第2のガス発生手段
    は、充填された可燃性流体を収容して閉塞部材により閉
    塞された通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性
    流体に点火する点火手段と、前記点火手段を囲むように
    形成された点火予備室とを備え、さらに、前記第1また
    は第2のガス発生手段のいずれかに設けられて可燃性流
    体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填手
    段と、前記充填手段に連結されて前記単室と前記点火予
    備室とにそれぞれ開口する複数の充填口を有する流体導
    入管と、前記流体導入管の複数の充填口近傍の充填上流
    側に設けられた第1および第2逆止弁とを備え、前記デ
    ィフューザは、前記第1および第2のガス発生手段の通
    気開口を介してそれぞれの単室に連通可能なエアバッグ
    装置用ガス発生装置。
  19. 【請求項19】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段とが、一方の側にディフューザを共有して半径方向
    に並列に配置され、前記第1のガス発生手段は、充填さ
    れた可燃性流体を収容して第1閉塞部材により閉塞され
    た第1通気開口を有する第1の室と、可燃性流体を収容
    して前記第1の室よりも容積が大きく、前記第1の室と
    連通可能な第2閉塞部材により閉塞された第2通気開口
    を有する第2の室と、前記第1の室内の可燃性流体に点
    火する点火手段とを備え、前記第2のガス発生手段は、
    充填された可燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞さ
    れた通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性流体
    に点火する点火手段とを備え、さらに、前記第1または
    第2のガス発生手段のいずれかに設けられて可燃性流体
    を構成する成分流体を充填した後に密封される充填手段
    と、前記充填手段に連結されて前記第1のガス発生手段
    の第1および第2の室と第2のガス発生手段の単室とに
    それぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入管と、
    前記流体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側に設け
    られた第1および第2逆止弁とを備え、前記ディフュー
    ザは、前記第1のガス発生手段の第1通気開口および前
    記第2のガス発生手段の通気開口を介してそれぞれの第
    1の室および単室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発
    生装置。
  20. 【請求項20】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段とが、一方の側にディフューザを共有して半径方向
    に並列に配置され、前記第1のガス発生手段は、充填さ
    れた可燃性流体を収容して第1閉塞部材により閉塞され
    た第1通気開口を有する第1の室と、可燃性流体を収容
    して前記第1の室よりも容積が大きく、前記第1の室と
    連通可能な第2閉塞部材により閉塞された第2通気開口
    を有する第2の室と、前記第1の室内の可燃性流体に点
    火する点火手段とを備え、前記第2のガス発生手段は、
    充填された可燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞さ
    れた通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性流体
    に点火する点火手段と、前記点火手段を囲むように形成
    された点火予備室とを備え、さらに、前記第1または第
    2のガス発生手段のいずれかに設けられて可燃性流体を
    構成する成分流体を充填した後に密封される充填手段
    と、前記充填手段に連結されて前記第1のガス発生手段
    の第1および第2の室と第2のガス発生手段の単室およ
    び点火予備室とにそれぞれ開口する複数の充填口を有す
    る流体導入管と、前記流体導入管の複数の充填口近傍の
    充填上流側に設けられた第1および第2逆止弁とを備
    え、前記ディフューザは、前記第1のガス発生手段の第
    1通気開口および前記第2のガス発生手段の通気開口を
    介してそれぞれの第1の室および単室と連通可能なエア
    バッグ装置用ガス発生装置。
  21. 【請求項21】 第1のガス発生手段と第2のガス発生
    手段とが、一方の側にディフューザを共有して半径方向
    に並列に配置され、前記第1のガス発生手段は、充填さ
    れた可燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞された通
    気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性流体に点火
    する点火手段とを備え、前記第2のガス発生手段は、充
    填された可燃性流体を収容して閉塞部材により閉塞され
    た通気開口を有する単室と、前記単室内の可燃性流体に
    点火する点火手段と、前記点火手段を囲むように形成さ
    れた点火予備室とを備え、さらに、前記第1または第2
    のガス発生手段のいずれかに設けられて可燃性流体を構
    成する成分流体を充填した後に密封される充填手段と、
    前記充填手段に連結されて前記第1のガス発生手段の単
    室と前記第2のガス発生手段の単室および点火予備室と
    にそれぞれ開口する複数の充填口を有する流体導入管
    と、前記流体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側に
    設けられた第1および第2逆止弁とを備え、前記ディフ
    ューザは、前記第1および第2のガス発生手段の通気開
    口を介してそれぞれの単室と連通可能なエアバッグ装置
    用ガス発生装置。
  22. 【請求項22】 軸方向に直列に配置されたディフュー
    ザと第1のガス発生手段と第2のガス発生手段とを備
    え、前記第1のガス発生手段は、充填された可燃性流体
    を収容して第1閉塞部材により閉塞された第1通気開口
    を有する第1の室と、可燃性流体を収容して前記第1の
    室よりも容積が大きく、前記第1の室と連通可能な第2
    閉塞部材により閉塞された第2通気開口を有する第2の
    室と、前記第1の室内の可燃性流体に点火する点火手段
    とを備え、前記第2のガス発生手段は、前記第1のガス
    発生手段と実質的に同一の構成を有するとともに、可燃
    性流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充
    填手段と、前記充填手段に連結されて前記第1および第
    2のガス発生手段の第1および第2の室にそれぞれ開口
    する複数の充填口を有する流体導入管とを備え、前記流
    体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側には第1およ
    び第2逆止弁が設けられ、前記ディフューザは、前記第
    1のガス発生手段の第1通気開口を介して前記第1のガ
    ス発生手段の第1の室と連通可能なエアバッグ装置用ガ
    ス発生装置。
  23. 【請求項23】 軸方向に直列に配置されたディフュー
    ザと第1のガス発生手段と第2のガス発生手段とを備
    え、前記第1のガス発生手段は、充填された可燃性流体
    を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する
    単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段と
    を備え、前記第2のガス発生手段は、前記第1のガス発
    生手段と実質的に同一の構成を有するとともに、可燃性
    流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
    手段と、前記充填手段に連結されて前記第1および第2
    のガス発生手段の単室にそれぞれ開口する複数の充填口
    を有する流体導入管とを備え、前記流体導入管の複数の
    充填口近傍の充填上流側には第1および第2逆止弁が設
    けられ、前記ディフューザは、前記第1のガス発生手段
    の通気開口を介して前記第1のガス発生手段の単室と連
    通可能なエアバッグ装置用ガス発生装置。
  24. 【請求項24】 軸方向に直列に配置されたディフュー
    ザと第1のガス発生手段と第2のガス発生手段とを備
    え、前記第1のガス発生手段は、充填された可燃性流体
    を収容して閉塞部材により閉塞された通気開口を有する
    単室と、前記単室内の可燃性流体に点火する点火手段
    と、前記点火手段を囲むように形成された点火予備室と
    を備え、前記第2のガス発生手段は、前記第1のガス発
    生手段と実質的に同一の構成を有するとともに、可燃性
    流体を構成する成分流体を充填した後に密封される充填
    手段と、前記充填手段に連結されて前記第1および第2
    のガス発生手段の単室および点火予備室にそれぞれ開口
    する複数の充填口を有する流体導入管とを備え、前記流
    体導入管の複数の充填口近傍の充填上流側には第1およ
    び第2逆止弁が設けられ、前記ディフューザは、前記第
    1のガス発生手段の通気開口を介して前記第1のガス発
    生手段の単室と連通可能なエアバッグ装置用ガス発生装
    置。
  25. 【請求項25】 請求項22記載のディフューザおよび
    第1のガス発生手段と、請求項23記載の第2のガス発
    生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  26. 【請求項26】 請求項22記載のディフューザおよび
    第1のガス発生手段と、請求項24記載の第2のガス発
    生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  27. 【請求項27】 請求項23記載のディフューザおよび
    第1のガス発生手段と、請求項22記載の第2のガス発
    生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  28. 【請求項28】 請求項23記載のディフューザおよび
    第1のガス発生手段と、請求項24記載の第2のガス発
    生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  29. 【請求項29】 請求項24記載のディフューザおよび
    第1のガス発生手段と、請求項22記載の第2のガス発
    生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  30. 【請求項30】 請求項24記載のディフューザおよび
    第1のガス発生手段と、請求項23記載の第2のガス発
    生手段とを備えたエアバッグ装置用ガス発生装置。
  31. 【請求項31】 請求項22から30記載の第2のガス
    発生手段が、第1のガス発生手段の第2の室または単室
    内に実質的に内包されている請求項22から30のいず
    れかに記載のエアバッグ装置用ガス発生装置。
JP9109940A 1997-04-25 1997-04-25 エアバッグ装置用ガス発生装置 Pending JPH10297417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9109940A JPH10297417A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 エアバッグ装置用ガス発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9109940A JPH10297417A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 エアバッグ装置用ガス発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10297417A true JPH10297417A (ja) 1998-11-10

Family

ID=14522976

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9109940A Pending JPH10297417A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 エアバッグ装置用ガス発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10297417A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN200985012Y (zh) 安全气囊充气器
CN200988469Y (zh) 具有外部排气孔的安全气囊模块
JP4065568B2 (ja) 可変出力ドライバー側ハイブリッド膨張器
US5660412A (en) Hybrid inflator
CN1944115B (zh) 具有外部排气孔的安全气囊模块
US7637535B2 (en) Inflator for an air bag
EP2349794B1 (en) Gas generator for inflating a gas bag of a vehicle occupant restraint system and method of inflating a gas bag
JP2665468B2 (ja) エアバッグ膨張装置および製造方法
EP2952394B1 (en) Gas generator
JPH10297416A (ja) エアバッグ装置用ガス発生装置及びエアバッグ膨張方法
JP3495999B2 (ja) 孔明け用柱と管状本体とを有するハイブリッドガス発生器
WO1996018527A9 (en) Hybrid inflator
US20050189750A1 (en) Hybrid inflator
JPH0858520A (ja) 乗物搭乗者用の膨張可能な拘束手段の膨張装置
US6863303B2 (en) Hybrid inflator
JPH0911843A (ja) 発射体を用いたハイブリッド型のインフレーティング装置
KR20010049375A (ko) 하이브리드 가스 발생기
US5577769A (en) Hybrid inflator for inflating air bags
JP3034412U (ja) エアバッグ組立品の膨張装置
US7600781B2 (en) Inflator
JP2004359031A (ja) 多段着火式ガス発生器
JP3905133B2 (ja) 内部ガスの噴射を伴うハイブリッド式ガス発生装置
JP2001114064A (ja) エアバッグ装置用ガス発生装置およびエアバッグ膨張方法
JPH10297417A (ja) エアバッグ装置用ガス発生装置
JPH10181515A (ja) エアバッグ装置用ガス発生装置及びエアバッグ膨張方法