JPH10297267A - 車両用ビスカスヒータ - Google Patents
車両用ビスカスヒータInfo
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- JPH10297267A JPH10297267A JP9104917A JP10491797A JPH10297267A JP H10297267 A JPH10297267 A JP H10297267A JP 9104917 A JP9104917 A JP 9104917A JP 10491797 A JP10491797 A JP 10491797A JP H10297267 A JPH10297267 A JP H10297267A
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- temperature sensor
- vehicle
- viscous
- heat
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/02—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
- B60H1/14—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant otherwise than from cooling liquid of the plant, e.g. heat from the grease oil, the brakes, the transmission unit
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24V—COLLECTION, PRODUCTION OR USE OF HEAT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F24V40/00—Production or use of heat resulting from internal friction of moving fluids or from friction between fluids and moving bodies
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/02—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant
- B60H1/14—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant otherwise than from cooling liquid of the plant, e.g. heat from the grease oil, the brakes, the transmission unit
- B60H2001/146—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived from the propulsion plant otherwise than from cooling liquid of the plant, e.g. heat from the grease oil, the brakes, the transmission unit from a viscous fluid heater
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】粘性流体の劣化を未然に防止可能とし、好適な
暖房能力を維持し得る車両用ビスカスヒータを提供す
る。 【解決手段】後部プレート2と後部ハウジング本体3と
の間にロータ12の外周域に対向して温度センサ13を
設け、温度センサ13によりシリコーンオイルの温度を
検出する。
暖房能力を維持し得る車両用ビスカスヒータを提供す
る。 【解決手段】後部プレート2と後部ハウジング本体3と
の間にロータ12の外周域に対向して温度センサ13を
設け、温度センサ13によりシリコーンオイルの温度を
検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘性流体をせん断
により発熱させ、放熱室内を循環する循環流体に熱交換
して車両の暖房熱源に利用する車両用ビスカスヒータに
関する。
により発熱させ、放熱室内を循環する循環流体に熱交換
して車両の暖房熱源に利用する車両用ビスカスヒータに
関する。
【0002】
【従来の技術】車両の暖房装置としては、水冷式エンジ
ンの冷却用の冷却水をヒータコアに供給し、このヒータ
コアで暖められた空気を車室内に送り込んで車室内の暖
房を行うものが一般的である。ところが、例えばディー
ゼルエンジン車やリーンバーンエンジン車のように、エ
ンジンの発熱量が比較的少なく、冷却水を十分に加熱す
ることができないエンジンを搭載した車両にあっては、
ヒータコアに供給される冷却水の温度を例えば80°C
以上の暖房に充分な温度に維持することが困難であり、
車室内の暖房能力に不足を生じやすいという欠点があ
る。
ンの冷却用の冷却水をヒータコアに供給し、このヒータ
コアで暖められた空気を車室内に送り込んで車室内の暖
房を行うものが一般的である。ところが、例えばディー
ゼルエンジン車やリーンバーンエンジン車のように、エ
ンジンの発熱量が比較的少なく、冷却水を十分に加熱す
ることができないエンジンを搭載した車両にあっては、
ヒータコアに供給される冷却水の温度を例えば80°C
以上の暖房に充分な温度に維持することが困難であり、
車室内の暖房能力に不足を生じやすいという欠点があ
る。
【0003】かかる欠点を解消する目的で、エンジンを
冷却する冷却水の循環回路に他の暖房熱源たるビスカス
ヒータを配設することが提案されている。かかるビスカ
スヒータでは、ハウジングの内部に発熱室及びウォータ
ジャケットが形成され、ウォータジャケットは発熱室に
隣接して循環流体としての上記冷却水を循環させるよう
になっている。また、ハウジングには軸受装置を介して
駆動軸が回動可能に支承されており、この駆動軸には発
熱室内で回動可能なロータが固定されている。そして、
発熱室の壁面とロータの外面との間隙には、液密的にシ
リコーンオイル等の粘性流体が介在されている。
冷却する冷却水の循環回路に他の暖房熱源たるビスカス
ヒータを配設することが提案されている。かかるビスカ
スヒータでは、ハウジングの内部に発熱室及びウォータ
ジャケットが形成され、ウォータジャケットは発熱室に
隣接して循環流体としての上記冷却水を循環させるよう
になっている。また、ハウジングには軸受装置を介して
駆動軸が回動可能に支承されており、この駆動軸には発
熱室内で回動可能なロータが固定されている。そして、
発熱室の壁面とロータの外面との間隙には、液密的にシ
リコーンオイル等の粘性流体が介在されている。
【0004】かかるビスカスヒータを循環回路に配設し
た車両では、駆動軸をエンジンにより駆動することによ
り、発熱室内でロータが回動するため、粘性流体が発熱
室の壁面とロータの外面との間隙でせん断により発熱す
る。この発熱はウォータジャケット内の冷却水に熱交換
され、加熱された冷却水がヒータコアで車両の暖房に供
されることとなる。
た車両では、駆動軸をエンジンにより駆動することによ
り、発熱室内でロータが回動するため、粘性流体が発熱
室の壁面とロータの外面との間隙でせん断により発熱す
る。この発熱はウォータジャケット内の冷却水に熱交換
され、加熱された冷却水がヒータコアで車両の暖房に供
されることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、エンジン冷却
用の循環回路にそのまま配設することとするビスカスヒ
ータでは、発熱室内での粘性流体の温度は、循環回路内
を流れる循環流体の温度にかかわらず、エンジンの回転
速度が高くなればなるほど上昇する傾向にある。このた
め、粘性流体は熱劣化及び機械的劣化を生じやすい。例
えば、粘性流体として高粘性のシリコーンオイルを使用
した場合には、シリコーンオイルの温度が250°Cを
超えれば、それ自体の物性から熱劣化及び機械的劣化を
生じやすい。こうして、劣化が進行した粘性流体では、
せん断発熱の効率が低下するため、車室内の暖房能力が
低下してしまうこととなる。
用の循環回路にそのまま配設することとするビスカスヒ
ータでは、発熱室内での粘性流体の温度は、循環回路内
を流れる循環流体の温度にかかわらず、エンジンの回転
速度が高くなればなるほど上昇する傾向にある。このた
め、粘性流体は熱劣化及び機械的劣化を生じやすい。例
えば、粘性流体として高粘性のシリコーンオイルを使用
した場合には、シリコーンオイルの温度が250°Cを
超えれば、それ自体の物性から熱劣化及び機械的劣化を
生じやすい。こうして、劣化が進行した粘性流体では、
せん断発熱の効率が低下するため、車室内の暖房能力が
低下してしまうこととなる。
【0006】本発明は、上記従来の実状に鑑みてなされ
たものであって、粘性流体の劣化を未然に防止可能と
し、好適な暖房能力を維持し得る車両用ビスカスヒータ
を提供することを解決課題としている。
たものであって、粘性流体の劣化を未然に防止可能と
し、好適な暖房能力を維持し得る車両用ビスカスヒータ
を提供することを解決課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の車両用ビスカ
スヒータは、内部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環
流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、該ハ
ウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された駆動
軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられ
たロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との間隙
に介在され、該ロータの回動により発熱される粘性流体
とを有する車両用ビスカスヒータにおいて、前記ハウジ
ングには、前記ロータの外周域に対向して前記粘性流体
の温度を検出する温度センサが設けられていることを特
徴とする。
スヒータは、内部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環
流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、該ハ
ウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された駆動
軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられ
たロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との間隙
に介在され、該ロータの回動により発熱される粘性流体
とを有する車両用ビスカスヒータにおいて、前記ハウジ
ングには、前記ロータの外周域に対向して前記粘性流体
の温度を検出する温度センサが設けられていることを特
徴とする。
【0008】請求項1の車両用ビスカスヒータでは、ハ
ウジングに温度センサが設けられており、この温度セン
サが粘性流体の温度を検出するため、この温度センサの
検出信号に基づいて粘性流体の温度上昇を抑制するよう
にすれば、粘性流体の熱劣化及び機械的劣化を防止する
ことができる。したがって、請求項1の車両用ビスカス
ヒータでは、粘性流体の劣化を未然に防止可能であるこ
とから、せん断発熱の効率が低下しない粘性流体により
車室内の好適な暖房能力を維持し得る。
ウジングに温度センサが設けられており、この温度セン
サが粘性流体の温度を検出するため、この温度センサの
検出信号に基づいて粘性流体の温度上昇を抑制するよう
にすれば、粘性流体の熱劣化及び機械的劣化を防止する
ことができる。したがって、請求項1の車両用ビスカス
ヒータでは、粘性流体の劣化を未然に防止可能であるこ
とから、せん断発熱の効率が低下しない粘性流体により
車室内の好適な暖房能力を維持し得る。
【0009】ここで、ロータは、駆動軸により発熱室内
で回動する際、外周域に行けば行くほど周速が大きくな
るため、ロータの端面を含んでせん断発熱領域としてい
る場合、発熱室内の粘性流体はその位置で大きく発熱す
ることになる。この傾向はロータの回転数が大きくなれ
ば強い。このため、ロータの外周域に対向して温度セン
サを設けることとすれば、粘性流体が最も高温になる位
置でその粘性流体の温度を温度センサが検出できるた
め、粘性流体の温度上昇の抑制の実効性が高い。
で回動する際、外周域に行けば行くほど周速が大きくな
るため、ロータの端面を含んでせん断発熱領域としてい
る場合、発熱室内の粘性流体はその位置で大きく発熱す
ることになる。この傾向はロータの回転数が大きくなれ
ば強い。このため、ロータの外周域に対向して温度セン
サを設けることとすれば、粘性流体が最も高温になる位
置でその粘性流体の温度を温度センサが検出できるた
め、粘性流体の温度上昇の抑制の実効性が高い。
【0010】請求項2の車両用ビスカスヒータは、請求
項1記載の車両用ビスカスヒータにおいて、温度センサ
はロータの半径の1/2を超える位置に設けられている
ことを特徴とする。発明者らの試験結果によれば、ロー
タの半径の1/2を超えれば、発熱室内の粘性流体が大
きな勾配で大きく発熱する。このため、請求項2の車両
用ビスカスヒータは請求項1の手段を具体化した。
項1記載の車両用ビスカスヒータにおいて、温度センサ
はロータの半径の1/2を超える位置に設けられている
ことを特徴とする。発明者らの試験結果によれば、ロー
タの半径の1/2を超えれば、発熱室内の粘性流体が大
きな勾配で大きく発熱する。このため、請求項2の車両
用ビスカスヒータは請求項1の手段を具体化した。
【0011】請求項3の車両用ビスカスヒータは、請求
項1又は2記載の車両用ビスカスヒータにおいて、駆動
軸にはエンジンの回転動力を断接可能に該駆動軸に伝達
する動力伝達手段が接続され、該動力伝達手段は温度セ
ンサの検出信号に基づいて断接可能になされていること
を特徴とする。請求項3の車両用ビスカスヒータは請求
項1、2の手段を具体化したものである。すなわち、請
求項3の車両用ビスカスヒータでは、粘性流体の温度が
高くなれば、動力伝達手段を切断することにより、粘性
流体にせん断が作用しないようにし、粘性流体の温度上
昇を抑制することができる。
項1又は2記載の車両用ビスカスヒータにおいて、駆動
軸にはエンジンの回転動力を断接可能に該駆動軸に伝達
する動力伝達手段が接続され、該動力伝達手段は温度セ
ンサの検出信号に基づいて断接可能になされていること
を特徴とする。請求項3の車両用ビスカスヒータは請求
項1、2の手段を具体化したものである。すなわち、請
求項3の車両用ビスカスヒータでは、粘性流体の温度が
高くなれば、動力伝達手段を切断することにより、粘性
流体にせん断が作用しないようにし、粘性流体の温度上
昇を抑制することができる。
【0012】請求項4の車両用ビスカスヒータは、請求
項1、2又は3記載の車両用ビスカスヒータにおいて、
ハウジングには発熱室と連通する制御室が形成され、粘
性流体は温度センサの検出信号に基づいて該発熱室内と
該制御室内とで移動可能になされていることを特徴とす
る。請求項4の車両用ビスカスヒータは請求項1、2、
3の手段を具体化したものである。すなわち、請求項4
の車両用ビスカスヒータでは、粘性流体の温度が高くな
れば、せん断が作用し得る発熱室内からせん断が作用し
得ない制御室内に粘性流体を移動させることにより、粘
性流体の温度上昇を抑制することができる。
項1、2又は3記載の車両用ビスカスヒータにおいて、
ハウジングには発熱室と連通する制御室が形成され、粘
性流体は温度センサの検出信号に基づいて該発熱室内と
該制御室内とで移動可能になされていることを特徴とす
る。請求項4の車両用ビスカスヒータは請求項1、2、
3の手段を具体化したものである。すなわち、請求項4
の車両用ビスカスヒータでは、粘性流体の温度が高くな
れば、せん断が作用し得る発熱室内からせん断が作用し
得ない制御室内に粘性流体を移動させることにより、粘
性流体の温度上昇を抑制することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、各請求項記載の発明を具体
化した実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1では請求項1〜3を具体化し
ている。
化した実施形態1、2を図面を参照しつつ説明する。 (実施形態1)実施形態1では請求項1〜3を具体化し
ている。
【0014】このビスカスヒータでは、図1に示すよう
に、前部ハウジング1、後部プレート2及び後部ハウジ
ング本体3が前部ハウジング1と後部プレート2との間
にOリング4、後部プレート2と後部ハウジング本体3
との間にガスケット5を介し、各々積層された状態で複
数本の通しボルト6により締結されている。そして、前
部ハウジング1の後端面に凹設された凹部は後部プレー
ト2の平坦な前端面とともに発熱室7を形成している。
また、後部プレート2の後端面と後部ハウジング本体3
の内面とが発熱室7に隣接する放熱室としての後部ウォ
ータジャケットRWを形成している。
に、前部ハウジング1、後部プレート2及び後部ハウジ
ング本体3が前部ハウジング1と後部プレート2との間
にOリング4、後部プレート2と後部ハウジング本体3
との間にガスケット5を介し、各々積層された状態で複
数本の通しボルト6により締結されている。そして、前
部ハウジング1の後端面に凹設された凹部は後部プレー
ト2の平坦な前端面とともに発熱室7を形成している。
また、後部プレート2の後端面と後部ハウジング本体3
の内面とが発熱室7に隣接する放熱室としての後部ウォ
ータジャケットRWを形成している。
【0015】後部ハウジング本体3の後面には、車両の
図示しない水冷式エンジンの冷却用の循環回路Wから循
環流体としての冷却水を取り入れる入水ポート8と、冷
却水を循環回路Wへ送り出す図示しない出水ポートとが
隣接して形成され、入水ポート8と出水ポートとは後部
ウォータジャケットRWに連通されている。後部プレー
ト2の後端面では、入水ポート8近傍から出水ポート9
近傍まで円弧状に延在する4条のフィン2aが軸方向に
突設され、各フィン2aの両端部には後部ハウジング本
体3と当接する隔壁が突設されている。
図示しない水冷式エンジンの冷却用の循環回路Wから循
環流体としての冷却水を取り入れる入水ポート8と、冷
却水を循環回路Wへ送り出す図示しない出水ポートとが
隣接して形成され、入水ポート8と出水ポートとは後部
ウォータジャケットRWに連通されている。後部プレー
ト2の後端面では、入水ポート8近傍から出水ポート9
近傍まで円弧状に延在する4条のフィン2aが軸方向に
突設され、各フィン2aの両端部には後部ハウジング本
体3と当接する隔壁が突設されている。
【0016】前部ハウジング1内には軸封装置9及び軸
受装置10が設けられている。これら軸封装置9及び軸
受装置10を介して駆動軸11が回動可能に支承され、
駆動軸11の後端には発熱室7内で回動可能な平板形状
のロータ12が圧入されている。発熱室7の壁面とロー
タ12の外面との間隙には粘性流体としてのシリコーン
オイルが介在されている。そして、後部プレート2と後
部ハウジング本体3との間にはロータ12の最外周域下
方に対向してサーミスタからなる温度センサ13が設け
られており、この温度センサ13はエアコンECU30
に接続されている。エアコンECU30は、車両のエア
コン装置を構成する他の装置等とも接続されているとと
もに、図示しないエンジンECUにも接続され、これら
との間で情報の処理を行うようになっている。
受装置10が設けられている。これら軸封装置9及び軸
受装置10を介して駆動軸11が回動可能に支承され、
駆動軸11の後端には発熱室7内で回動可能な平板形状
のロータ12が圧入されている。発熱室7の壁面とロー
タ12の外面との間隙には粘性流体としてのシリコーン
オイルが介在されている。そして、後部プレート2と後
部ハウジング本体3との間にはロータ12の最外周域下
方に対向してサーミスタからなる温度センサ13が設け
られており、この温度センサ13はエアコンECU30
に接続されている。エアコンECU30は、車両のエア
コン装置を構成する他の装置等とも接続されているとと
もに、図示しないエンジンECUにも接続され、これら
との間で情報の処理を行うようになっている。
【0017】また、前部ハウジング1には、動力伝達手
段としての電磁クラッチMCが装着されている。ここ
で、電磁クラッチMCでは、前部ハウジング1に軸受装
置21を介してプーリ22が回転可能に支承されている
とともに、プーリ22内に位置すべく励磁コイル23が
設けられている。この励磁コイル23はエアコンECU
30に接続されている。そして、駆動軸11にはボルト
24によりハブ25が固定され、ハブ25は弾性部材2
6を介してアーマチュア27と固定されている。プーリ
22は図示しない車両のエンジンによりベルトで回転さ
れるようになっている。
段としての電磁クラッチMCが装着されている。ここ
で、電磁クラッチMCでは、前部ハウジング1に軸受装
置21を介してプーリ22が回転可能に支承されている
とともに、プーリ22内に位置すべく励磁コイル23が
設けられている。この励磁コイル23はエアコンECU
30に接続されている。そして、駆動軸11にはボルト
24によりハブ25が固定され、ハブ25は弾性部材2
6を介してアーマチュア27と固定されている。プーリ
22は図示しない車両のエンジンによりベルトで回転さ
れるようになっている。
【0018】かかる車両では、エアコンECU30の指
令により、電磁クラッチMCの励磁コイル23への通電
が行われておれば、アーマチュア27がプーリ22に磁
着するため、駆動軸11がエンジンにより駆動される。
このため、ビスカスヒータでは、発熱室7内でロータ1
2が回動するため、シリコーンオイルが発熱室7の壁面
とロータ12の外面との間隙でせん断により発熱する。
この発熱は後部ウォータジャケットRW内の冷却水に熱
交換され、加熱された冷却水が循環回路Wを循環する。
このため、図示しないヒータコアで車両の室内暖房が得
られることとなる。
令により、電磁クラッチMCの励磁コイル23への通電
が行われておれば、アーマチュア27がプーリ22に磁
着するため、駆動軸11がエンジンにより駆動される。
このため、ビスカスヒータでは、発熱室7内でロータ1
2が回動するため、シリコーンオイルが発熱室7の壁面
とロータ12の外面との間隙でせん断により発熱する。
この発熱は後部ウォータジャケットRW内の冷却水に熱
交換され、加熱された冷却水が循環回路Wを循環する。
このため、図示しないヒータコアで車両の室内暖房が得
られることとなる。
【0019】この間、このビスカスヒータでは、温度セ
ンサ13がシリコーンオイルの温度を検出し、この温度
センサ13の検出信号がエアコンECU30に出力され
る。エアコンECU30は温度センサ13の検出信号を
処理し、シリコーンオイルの温度が設定値より高いか否
か判断する。ここで、シリコーンオイルの温度が設定値
より高くなれば、エアコンECU30は電磁クラッチM
Cの励磁コイル23への通電を停止させる。このため、
アーマチュア27がプーリ22から離反し、駆動軸11
の駆動が停止される。このため、シリコーンオイルには
せん断力が作用しないようになり、シリコーンオイルの
温度上昇が抑制され、シリコーンオイルの熱劣化及び機
械的劣化が防止される。
ンサ13がシリコーンオイルの温度を検出し、この温度
センサ13の検出信号がエアコンECU30に出力され
る。エアコンECU30は温度センサ13の検出信号を
処理し、シリコーンオイルの温度が設定値より高いか否
か判断する。ここで、シリコーンオイルの温度が設定値
より高くなれば、エアコンECU30は電磁クラッチM
Cの励磁コイル23への通電を停止させる。このため、
アーマチュア27がプーリ22から離反し、駆動軸11
の駆動が停止される。このため、シリコーンオイルには
せん断力が作用しないようになり、シリコーンオイルの
温度上昇が抑制され、シリコーンオイルの熱劣化及び機
械的劣化が防止される。
【0020】他方、シリコーンオイルの温度が設定値よ
り低くなれば、エアコンECU30は電磁クラッチMC
の励磁コイル23への通電を行わせる。このため、アー
マチュア27がプーリ22に磁着し、上記と同様に、シ
リコーンオイルのせん断により、車両の室内暖房が得ら
れることとなる。したがって、この車両用ビスカスヒー
タでは、シリコーンオイルの劣化を未然に防止可能であ
ることから、せん断発熱の効率が低下しないシリコーン
オイルにより車室内の好適な暖房能力を維持し得る。ま
た、これにより同時にエンジンの暖機が可能となり、排
気ガス、燃費等の面で好適な運転が可能になる。
り低くなれば、エアコンECU30は電磁クラッチMC
の励磁コイル23への通電を行わせる。このため、アー
マチュア27がプーリ22に磁着し、上記と同様に、シ
リコーンオイルのせん断により、車両の室内暖房が得ら
れることとなる。したがって、この車両用ビスカスヒー
タでは、シリコーンオイルの劣化を未然に防止可能であ
ることから、せん断発熱の効率が低下しないシリコーン
オイルにより車室内の好適な暖房能力を維持し得る。ま
た、これにより同時にエンジンの暖機が可能となり、排
気ガス、燃費等の面で好適な運転が可能になる。
【0021】ここで、発明者らは、ロータ12の半径方
向の位置(r/r0)と、発熱量との関係を求めた。r
は温度センサ13を設けようとする位置であり、r0は
ロータ12の半径である(図3同様。)。結果を図2に
示す。図2より、ロータ12の半径r0の1/2を超え
た位置では、発熱室7内のシリコーンオイルが大きな勾
配で大きく発熱することがわかる。
向の位置(r/r0)と、発熱量との関係を求めた。r
は温度センサ13を設けようとする位置であり、r0は
ロータ12の半径である(図3同様。)。結果を図2に
示す。図2より、ロータ12の半径r0の1/2を超え
た位置では、発熱室7内のシリコーンオイルが大きな勾
配で大きく発熱することがわかる。
【0022】また、ロータ12の回転数と、ロータ12
の半径方向の位置(r/r0)と、シリコーンオイルの
温度(°C)との関係を求めた。結果を図3に示す。図
3より、発熱室7内のシリコーンオイルはロータ12の
外周域で大きく発熱し、この傾向はロータ12の回転数
が大きくなれば強いことがわかる。したがって、図2及
び図3より、ロータ12の外周域に対向して温度センサ
13を設けることとすれば、シリコーンオイルが最も高
温になる位置でそのシリコーンオイルの温度を温度セン
サ13が検出できるため、シリコーンオイルの温度上昇
の抑制の実効性が高いことがわかる。 (実施形態2)実施形態2では請求項1、2、4を具体
化している。
の半径方向の位置(r/r0)と、シリコーンオイルの
温度(°C)との関係を求めた。結果を図3に示す。図
3より、発熱室7内のシリコーンオイルはロータ12の
外周域で大きく発熱し、この傾向はロータ12の回転数
が大きくなれば強いことがわかる。したがって、図2及
び図3より、ロータ12の外周域に対向して温度センサ
13を設けることとすれば、シリコーンオイルが最も高
温になる位置でそのシリコーンオイルの温度を温度セン
サ13が検出できるため、シリコーンオイルの温度上昇
の抑制の実効性が高いことがわかる。 (実施形態2)実施形態2では請求項1、2、4を具体
化している。
【0023】このビスカスヒータでは、図4に示すよう
に、前部ハウジング41、後部プレート42及び後部ハ
ウジング本体43が前部ハウジング41と後部プレート
42との間にOリング44、後部プレート42と後部ハ
ウジング本体43との間にガスケット45を介し、各々
積層された状態で複数本の通しボルト46により締結さ
れている。そして、前部ハウジング41の後端面に凹設
された凹部は後部プレート42の平坦な前端面とともに
発熱室47を形成している。また、後部プレート42の
後端面と後部ハウジング本体43の外周側内面とが発熱
室47に隣接する放熱室としての後部ウォータジャケッ
トRWを形成している。
に、前部ハウジング41、後部プレート42及び後部ハ
ウジング本体43が前部ハウジング41と後部プレート
42との間にOリング44、後部プレート42と後部ハ
ウジング本体43との間にガスケット45を介し、各々
積層された状態で複数本の通しボルト46により締結さ
れている。そして、前部ハウジング41の後端面に凹設
された凹部は後部プレート42の平坦な前端面とともに
発熱室47を形成している。また、後部プレート42の
後端面と後部ハウジング本体43の外周側内面とが発熱
室47に隣接する放熱室としての後部ウォータジャケッ
トRWを形成している。
【0024】後部ハウジング本体43の後面には、車両
の図示しない水冷式エンジンの冷却用の循環回路Wから
循環流体としての冷却水を取り入れる入水ポート48が
下方に設けられ、冷却水を循環回路Wへ送り出す出水ポ
ート49が上方に設けられ、入水ポート48と出水ポー
ト49とは後部ウォータジャケットRWに連通されてい
る。
の図示しない水冷式エンジンの冷却用の循環回路Wから
循環流体としての冷却水を取り入れる入水ポート48が
下方に設けられ、冷却水を循環回路Wへ送り出す出水ポ
ート49が上方に設けられ、入水ポート48と出水ポー
ト49とは後部ウォータジャケットRWに連通されてい
る。
【0025】後部ハウジング本体43の中央域には、後
部ウォータジャケットRWと隔壁43aにより区画さ
れ、通気筒48により閉塞された制御室CRが形成され
ている。また、後部プレート42には、中央域の上方で
制御室CRと連通する回収孔42aが貫設されていると
ともに、中央域の下方で制御室CRと連通する供給孔4
2bが貫設されている。通気筒48にはスプール49が
軸方向に摺動可能に設けられており、通気筒48とスプ
ール49との間には軸方向前方に付勢力を有する圧縮ば
ね50を有するばね室48aが形成され、ばね室48a
は通気筒48に貫設した通孔48bに連通されている。
スプール49は後部ハウジング本体43に固定したピン
50により回り止めされている。
部ウォータジャケットRWと隔壁43aにより区画さ
れ、通気筒48により閉塞された制御室CRが形成され
ている。また、後部プレート42には、中央域の上方で
制御室CRと連通する回収孔42aが貫設されていると
ともに、中央域の下方で制御室CRと連通する供給孔4
2bが貫設されている。通気筒48にはスプール49が
軸方向に摺動可能に設けられており、通気筒48とスプ
ール49との間には軸方向前方に付勢力を有する圧縮ば
ね50を有するばね室48aが形成され、ばね室48a
は通気筒48に貫設した通孔48bに連通されている。
スプール49は後部ハウジング本体43に固定したピン
50により回り止めされている。
【0026】前部ハウジング41内には軸封装置51及
び軸受装置52が設けられている。これら軸封装置51
及び軸受装置52を介して駆動軸53が回動可能に支承
され、駆動軸53の後端には発熱室47内で回動可能な
平板形状のロータ54が圧入されている。発熱室47の
壁面とロータ54の外面との間隙には粘性流体としての
シリコーンオイルが介在されている。そして、後部プレ
ート42と後部ハウジング本体43との間にはロータ5
4の最外周域上方に対向してサーミスタからなる温度セ
ンサ55が設けられており、この温度センサ55はエア
コンECU70に接続されている。エアコンECU70
は、車両のエアコン装置を構成する他の装置等とも接続
されているとともに、図示しないエンジンECUにも接
続され、これらとの間で情報の処理を行うようになって
いる。
び軸受装置52が設けられている。これら軸封装置51
及び軸受装置52を介して駆動軸53が回動可能に支承
され、駆動軸53の後端には発熱室47内で回動可能な
平板形状のロータ54が圧入されている。発熱室47の
壁面とロータ54の外面との間隙には粘性流体としての
シリコーンオイルが介在されている。そして、後部プレ
ート42と後部ハウジング本体43との間にはロータ5
4の最外周域上方に対向してサーミスタからなる温度セ
ンサ55が設けられており、この温度センサ55はエア
コンECU70に接続されている。エアコンECU70
は、車両のエアコン装置を構成する他の装置等とも接続
されているとともに、図示しないエンジンECUにも接
続され、これらとの間で情報の処理を行うようになって
いる。
【0027】また、前部ハウジング41には軸受装置5
6を介して車両のエンジンによりベルトで回転されるプ
ーリ57が設けられており、プーリ57はボルト58に
より駆動軸53に固定されている。さらに、エアコンE
CU70は制御弁60の励磁コイル60aに接続されて
おり、かかる制御弁60は、励磁コイル60aへの励磁
又は消磁により、通気筒48の通孔48bに繋がる通路
61と、ポンプPに繋がる通路62又は大気に繋がる通
路63とを選択的に接続するようになっている。
6を介して車両のエンジンによりベルトで回転されるプ
ーリ57が設けられており、プーリ57はボルト58に
より駆動軸53に固定されている。さらに、エアコンE
CU70は制御弁60の励磁コイル60aに接続されて
おり、かかる制御弁60は、励磁コイル60aへの励磁
又は消磁により、通気筒48の通孔48bに繋がる通路
61と、ポンプPに繋がる通路62又は大気に繋がる通
路63とを選択的に接続するようになっている。
【0028】かかる車両では、エンジンが駆動されてお
れば、駆動軸53が駆動される。このため、ビスカスヒ
ータでは、発熱室47内でロータ54が回動するため、
シリコーンオイルが発熱室47の壁面とロータ54の外
面との間隙でせん断により発熱する。この発熱は後部ウ
ォータジャケットRW内の冷却水に熱交換され、加熱さ
れた冷却水が循環回路Wを循環する。このため、図示し
ないヒータコアで車両の室内暖房が得られることとな
る。
れば、駆動軸53が駆動される。このため、ビスカスヒ
ータでは、発熱室47内でロータ54が回動するため、
シリコーンオイルが発熱室47の壁面とロータ54の外
面との間隙でせん断により発熱する。この発熱は後部ウ
ォータジャケットRW内の冷却水に熱交換され、加熱さ
れた冷却水が循環回路Wを循環する。このため、図示し
ないヒータコアで車両の室内暖房が得られることとな
る。
【0029】この間、このビスカスヒータでは、温度セ
ンサ55がシリコーンオイルの温度を検出し、この温度
センサ55の検出信号がエアコンECU70に出力され
る。エアコンECU70は温度センサ55の検出信号を
処理し、シリコーンオイルの温度が設定値より高いか否
か判断する。ここで、シリコーンオイルの温度が設定値
より高くなれば、エアコンECU70は制御弁60の励
磁コイル60aへの通電を停止させる。このため、通路
63と通路61とが接続されるため、ばね室48aが大
気圧になり、スプール49が圧縮ばね50の付勢力によ
り供給孔42bを閉塞する。このため、制御室CR内の
シリコーンオイルは供給孔42bを経て発熱室47内に
供給されず、逆に発熱室47内のシリコーンオイルは回
収孔42aから制御室CRに回収される。このため、せ
ん断力が作用し得る発熱室47内からせん断が作用し得
ない制御室CR内にシリコーンオイルを移動させること
ができ、シリコーンオイルの温度上昇を抑制することが
できる。
ンサ55がシリコーンオイルの温度を検出し、この温度
センサ55の検出信号がエアコンECU70に出力され
る。エアコンECU70は温度センサ55の検出信号を
処理し、シリコーンオイルの温度が設定値より高いか否
か判断する。ここで、シリコーンオイルの温度が設定値
より高くなれば、エアコンECU70は制御弁60の励
磁コイル60aへの通電を停止させる。このため、通路
63と通路61とが接続されるため、ばね室48aが大
気圧になり、スプール49が圧縮ばね50の付勢力によ
り供給孔42bを閉塞する。このため、制御室CR内の
シリコーンオイルは供給孔42bを経て発熱室47内に
供給されず、逆に発熱室47内のシリコーンオイルは回
収孔42aから制御室CRに回収される。このため、せ
ん断力が作用し得る発熱室47内からせん断が作用し得
ない制御室CR内にシリコーンオイルを移動させること
ができ、シリコーンオイルの温度上昇を抑制することが
できる。
【0030】他方、シリコーンオイルの温度が設定値よ
り低くなれば、エアコンECU70は制御弁60の励磁
コイル60aへの通電を行わせる。このため、通路62
と通路61とが接続されるため、ばね室48aが負圧に
なり、スプール49が圧縮ばね50の付勢力に抗して供
給孔42bを開放する。このため、発熱室47内のシリ
コーンオイルは回収孔42aから制御室CRに回収され
る一方、制御室CR内のシリコーンオイルが供給孔42
bを経て発熱室47内に供給される。このため、発熱室
47と制御室CRとの間でシリコーンオイルの循環を行
いつつ、上記と同様に、シリコーンオイルのせん断によ
り、車両の室内暖房が得られることとなる。
り低くなれば、エアコンECU70は制御弁60の励磁
コイル60aへの通電を行わせる。このため、通路62
と通路61とが接続されるため、ばね室48aが負圧に
なり、スプール49が圧縮ばね50の付勢力に抗して供
給孔42bを開放する。このため、発熱室47内のシリ
コーンオイルは回収孔42aから制御室CRに回収され
る一方、制御室CR内のシリコーンオイルが供給孔42
bを経て発熱室47内に供給される。このため、発熱室
47と制御室CRとの間でシリコーンオイルの循環を行
いつつ、上記と同様に、シリコーンオイルのせん断によ
り、車両の室内暖房が得られることとなる。
【0031】したがって、この車両用ビスカスヒータに
おいても、実施形態1と同様の効果を奏することができ
る。なお、温度センサの検知に基づいて、発熱室の壁面
とロータの外面との間隙を変位させることで粘性流体の
劣化を防止するように構成することもできる。また、粘
性流体として電気粘性流体を採用し、温度センサの検知
に基づいて電気粘性流体への通電制御を行うようにする
こともできる。
おいても、実施形態1と同様の効果を奏することができ
る。なお、温度センサの検知に基づいて、発熱室の壁面
とロータの外面との間隙を変位させることで粘性流体の
劣化を防止するように構成することもできる。また、粘
性流体として電気粘性流体を採用し、温度センサの検知
に基づいて電気粘性流体への通電制御を行うようにする
こともできる。
【図1】実施形態1の車両用ビスカスヒータの断面図で
ある。
ある。
【図2】実施形態1の車両用ビスカスヒータに係り、ロ
ータの半径方向の位置と、発熱量との関係を示すグラフ
である。
ータの半径方向の位置と、発熱量との関係を示すグラフ
である。
【図3】実施形態1の車両用ビスカスヒータに係り、ロ
ータの回転数と、ロータの半径方向の位置と、粘性流体
の温度との関係を示すグラフである。
ータの回転数と、ロータの半径方向の位置と、粘性流体
の温度との関係を示すグラフである。
【図4】実施形態2の車両用ビスカスヒータの断面図で
ある。
ある。
1、41、2、42、3、43…ハウジング(1、41
…前部ハウジング、2、42…後部プレート、3、43
…後部ハウジング本体) 7、47…発熱室 RW…放熱室(ウォータジャケット) 10、52…軸受装置 11、53…駆動軸 12、54…ロータ 13、55…温度センサ MC…動力伝達手段(電磁クラッチ) CR…制御室
…前部ハウジング、2、42…後部プレート、3、43
…後部ハウジング本体) 7、47…発熱室 RW…放熱室(ウォータジャケット) 10、52…軸受装置 11、53…駆動軸 12、54…ロータ 13、55…温度センサ MC…動力伝達手段(電磁クラッチ) CR…制御室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八木 聖史 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内
Claims (4)
- 【請求項1】内部に発熱室及び該発熱室に隣接して循環
流体を循環させる放熱室を形成するハウジングと、該ハ
ウジングに軸受装置を介して回動可能に支承された駆動
軸と、該発熱室内で該駆動軸により回動可能に設けられ
たロータと、該発熱室の壁面と該ロータの外面との間隙
に介在され、該ロータの回動により発熱される粘性流体
とを有する車両用ビスカスヒータにおいて、 前記ハウジングには、前記ロータの外周域に対向して前
記粘性流体の温度を検出する温度センサが設けられてい
ることを特徴とする車両用ビスカスヒータ。 - 【請求項2】温度センサはロータの半径の1/2を超え
る位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載
の車両用ビスカスヒータ。 - 【請求項3】駆動軸にはエンジンの回転動力を断接可能
に該駆動軸に伝達する動力伝達手段が接続され、該動力
伝達手段は温度センサの検出信号に基づいて断接可能に
なされていることを特徴とする請求項1又は2記載の車
両用ビスカスヒータ。 - 【請求項4】ハウジングには発熱室と連通する制御室が
形成され、粘性流体は温度センサの検出信号に基づいて
該発熱室内と該制御室内とで移動可能になされているこ
とを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用ビスカ
スヒータ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104917A JPH10297267A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 車両用ビスカスヒータ |
US09/062,850 US5893342A (en) | 1997-04-22 | 1998-04-20 | Viscous fluid type heat generator with temperature sensor incorporated therein |
SE9801377A SE512743C2 (sv) | 1997-04-22 | 1998-04-21 | Värmegenerator av visköst fluidumtyp med däri inbyggd temperaturkännare |
DE19817779A DE19817779C2 (de) | 1997-04-22 | 1998-04-21 | Wärmegenerator vom Viskosfluid-Typ mit eingebautem Temperatursensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9104917A JPH10297267A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 車両用ビスカスヒータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297267A true JPH10297267A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14393463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9104917A Pending JPH10297267A (ja) | 1997-04-22 | 1997-04-22 | 車両用ビスカスヒータ |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5893342A (ja) |
JP (1) | JPH10297267A (ja) |
DE (1) | DE19817779C2 (ja) |
SE (1) | SE512743C2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10158385A1 (de) * | 2001-11-28 | 2003-06-12 | Bosch Gmbh Robert | Klimaanlage |
US20170122623A1 (en) * | 2015-10-28 | 2017-05-04 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Solar heat collecting system, and apparatus and method of controlling the same |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3832966A1 (de) * | 1988-09-29 | 1990-04-05 | Bosch Gmbh Robert | Heizvorrichtung fuer den fahrgastraum eines eine fluessigkeitsgekuehlte brennkraftmaschine aufweisenden kraftfahrzeuges |
JP2712510B2 (ja) * | 1989-03-21 | 1998-02-16 | アイシン精機株式会社 | 車両用暖房装置 |
JP2712516B2 (ja) * | 1989-03-28 | 1998-02-16 | アイシン精機株式会社 | 車両用暖房装置 |
JPH07115581B2 (ja) * | 1989-07-25 | 1995-12-13 | アイシン精機株式会社 | 車両用暖房装置 |
JPH0398107A (ja) * | 1989-09-11 | 1991-04-23 | Fujitsu Ltd | 過電流保護付き電圧安定化回路 |
JPH0411716A (ja) * | 1990-04-30 | 1992-01-16 | Elna Co Ltd | 電解コンデンサのエージング方法 |
DE4420841A1 (de) * | 1994-06-15 | 1995-12-21 | Hans Dipl Ing Martin | Heizvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
-
1997
- 1997-04-22 JP JP9104917A patent/JPH10297267A/ja active Pending
-
1998
- 1998-04-20 US US09/062,850 patent/US5893342A/en not_active Expired - Fee Related
- 1998-04-21 SE SE9801377A patent/SE512743C2/sv not_active IP Right Cessation
- 1998-04-21 DE DE19817779A patent/DE19817779C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19817779A1 (de) | 1998-10-29 |
SE9801377D0 (sv) | 1998-04-21 |
SE9801377L (sv) | 1998-10-23 |
DE19817779C2 (de) | 2003-04-17 |
SE512743C2 (sv) | 2000-05-08 |
US5893342A (en) | 1999-04-13 |
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