JPH10297206A - 車椅子前輪に装着する振子式自動段差解消器 - Google Patents
車椅子前輪に装着する振子式自動段差解消器Info
- Publication number
- JPH10297206A JPH10297206A JP9149852A JP14985297A JPH10297206A JP H10297206 A JPH10297206 A JP H10297206A JP 9149852 A JP9149852 A JP 9149852A JP 14985297 A JP14985297 A JP 14985297A JP H10297206 A JPH10297206 A JP H10297206A
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- JP
- Japan
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- arm
- front wheel
- wheelchair
- semicircular
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、車椅子前輪直径を拡大した半円
アーム9を、前輪の両側で、支持金具2の内側に位置す
るように装着し、半円アーム9の許容段差全てが、前輪
1と半円アーム9との接地点の差に変換する振子型自動
段差解消器 【構成】 車椅子の前輪1の支持金具2の、天板3の上
から持出4と主軸5より立ち上げた支柱6とにより、主
軸5の真上に軸管7と基軸8を設け、半円アーム9を結
合し、半円アーム9の前後に連結棒10で両側半円アー
ム9を補強し、半円アーム9の底面にゴム板11を張
り、戻しバネ12を設けて構成した振子型自動段差解消
器
アーム9を、前輪の両側で、支持金具2の内側に位置す
るように装着し、半円アーム9の許容段差全てが、前輪
1と半円アーム9との接地点の差に変換する振子型自動
段差解消器 【構成】 車椅子の前輪1の支持金具2の、天板3の上
から持出4と主軸5より立ち上げた支柱6とにより、主
軸5の真上に軸管7と基軸8を設け、半円アーム9を結
合し、半円アーム9の前後に連結棒10で両側半円アー
ム9を補強し、半円アーム9の底面にゴム板11を張
り、戻しバネ12を設けて構成した振子型自動段差解消
器
Description
【0001】〔産業上の利用分野〕この発明は、下肢障
害等により、歩行困難者が利用する、自操式並びに介助
者により操行する、介護用車椅子の前輪に装着する、振
子式自動段差解消器に関するものである。
害等により、歩行困難者が利用する、自操式並びに介助
者により操行する、介護用車椅子の前輪に装着する、振
子式自動段差解消器に関するものである。
【0002】〔従来の技術〕従来の車椅子の前輪直径
は、6インチ(約15.2cm)のものが大半であるた
め5cm強の段差は、利用者の自力乗越しは不可能な状
態にあり、2〜3cmの段差でも、相当困難な状況にあ
り、横断歩道縁石の段差が、車椅子利用者の難所とされ
るゆえんである。近年開発された「だんあっぷ」がある
が、この「だんあっぷ」は両前輪の中央部に位置する、
1本型の固定式のものであるため、車椅子携帯のため、
折りたたもうとするときは、着・脱作業を伴うもので、
車椅子は、携帯のため折りたたみが必需条件となるもの
である。
は、6インチ(約15.2cm)のものが大半であるた
め5cm強の段差は、利用者の自力乗越しは不可能な状
態にあり、2〜3cmの段差でも、相当困難な状況にあ
り、横断歩道縁石の段差が、車椅子利用者の難所とされ
るゆえんである。近年開発された「だんあっぷ」がある
が、この「だんあっぷ」は両前輪の中央部に位置する、
1本型の固定式のものであるため、車椅子携帯のため、
折りたたもうとするときは、着・脱作業を伴うもので、
車椅子は、携帯のため折りたたみが必需条件となるもの
である。
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕したがっ
て、現在は、この段差を解消するため、住居屋内の段差
をスロープ化しているが、このスロープ化が、常人の生
活に障害を有するものであり、また屋外にあっては、い
たるところに段差を有する現状にあり、車椅子利用者に
は、上肢障害を有する者も多く、また介護用車椅子の介
助者も老齢化による弱者が多く、横断歩道縁石のごとき
段差が、車椅子利用者の行動を損害している現状にあ
り、更に車椅子利用者の移動には、自動車利用が伴うた
め、携帯のための折りたたみが必要条件で、この条件を
確保した段差解消が可能となれば、車椅子利用者の行動
範囲が拡大するものであり、段差解消が強く望まれてい
るところである。
て、現在は、この段差を解消するため、住居屋内の段差
をスロープ化しているが、このスロープ化が、常人の生
活に障害を有するものであり、また屋外にあっては、い
たるところに段差を有する現状にあり、車椅子利用者に
は、上肢障害を有する者も多く、また介護用車椅子の介
助者も老齢化による弱者が多く、横断歩道縁石のごとき
段差が、車椅子利用者の行動を損害している現状にあ
り、更に車椅子利用者の移動には、自動車利用が伴うた
め、携帯のための折りたたみが必要条件で、この条件を
確保した段差解消が可能となれば、車椅子利用者の行動
範囲が拡大するものであり、段差解消が強く望まれてい
るところである。
【0004】〔課題を解決するための手段〕現在の車椅
子が、2〜3cm程度の段差で苦労するのは、前輪1の
直径が約15.2cmと小さいためであり、この前輪1
の直径を40cm程度に拡大した半円アーム9を、前輪
1の接地点より、若干高く位置付けたもので、以下に説
明する。 (イ)車椅子の前輪1を支持する、支持金具2の天板3
の上部に、持出4と、前輪1の主軸5からたてた支柱6
により、軸管7と基軸8を設ける。 (ロ)半円アーム9を、支持金具2の内側で、前輪1の
両側に位置し、前輪1の接地点が若干高くなるように、
軸管7に接続し、基軸8で振子式に装着する。 (ハ)半円アーム9の底面にゴム板11を張り、支柱6
と半円アーム9の上部に戻しバネ12を付け、両側半円
アーム9の先端と後部に連結棒10により補強した、振
子式自動段差解消器である。
子が、2〜3cm程度の段差で苦労するのは、前輪1の
直径が約15.2cmと小さいためであり、この前輪1
の直径を40cm程度に拡大した半円アーム9を、前輪
1の接地点より、若干高く位置付けたもので、以下に説
明する。 (イ)車椅子の前輪1を支持する、支持金具2の天板3
の上部に、持出4と、前輪1の主軸5からたてた支柱6
により、軸管7と基軸8を設ける。 (ロ)半円アーム9を、支持金具2の内側で、前輪1の
両側に位置し、前輪1の接地点が若干高くなるように、
軸管7に接続し、基軸8で振子式に装着する。 (ハ)半円アーム9の底面にゴム板11を張り、支柱6
と半円アーム9の上部に戻しバネ12を付け、両側半円
アーム9の先端と後部に連結棒10により補強した、振
子式自動段差解消器である。
【0005】〔作 用〕次に、本発明の作用を述べる
と、車椅子操行中、前輪1の前方に段差または突起物が
あるとき、前輪1より前に突き出ている半円アーム9の
先端が段差または突起物に当たり、車椅子の主輪の駆動
力によって、半円アーム9が軸管7を基点として回転す
るため、前輪1は浮き上がって、段差上に接地すると、
半円アーム9は戻しバネ12により、定位置に戻って、
次の段差に備える。半円アーム9が越し得る段差は全
て、前輪1と半円アーム9の接地点の差に変換するもの
である。
と、車椅子操行中、前輪1の前方に段差または突起物が
あるとき、前輪1より前に突き出ている半円アーム9の
先端が段差または突起物に当たり、車椅子の主輪の駆動
力によって、半円アーム9が軸管7を基点として回転す
るため、前輪1は浮き上がって、段差上に接地すると、
半円アーム9は戻しバネ12により、定位置に戻って、
次の段差に備える。半円アーム9が越し得る段差は全
て、前輪1と半円アーム9の接地点の差に変換するもの
である。
【0006】〔実施例〕 (イ)本発明の半円アーム9は、金属の一体形成である
が、合成樹脂形成、または金属・合成樹脂との混合組立
式でも目的を達しうるものである。 (ロ)支持金具2と軸管7を一体化した、金属または合
成樹脂により構成し、半円アーム9を、丸管・角管・丸
鋼で形成しても同一効果を得ることができる。 (ハ)支持金具2の外側に半円アーム9を設けることも
可能であり、半円アーム9と軸管7、連結棒10をプレ
ス形成しても同一効果を達し得るものである。
が、合成樹脂形成、または金属・合成樹脂との混合組立
式でも目的を達しうるものである。 (ロ)支持金具2と軸管7を一体化した、金属または合
成樹脂により構成し、半円アーム9を、丸管・角管・丸
鋼で形成しても同一効果を得ることができる。 (ハ)支持金具2の外側に半円アーム9を設けることも
可能であり、半円アーム9と軸管7、連結棒10をプレ
ス形成しても同一効果を達し得るものである。
【0007】〔発明の効果〕だから、自操式並びに介護
用車椅子の操行中における段差越えは、屋内・屋外区別
なく、半円アーム9の越し得る段差は、全て前輪1と半
円アーム9の接地点の差に変換できるのである。
用車椅子の操行中における段差越えは、屋内・屋外区別
なく、半円アーム9の越し得る段差は、全て前輪1と半
円アーム9の接地点の差に変換できるのである。
【図 1】本発明の側面図
【図 2】本発明の正面・一部断面図
【図 3】本発明を車椅子前輪に装着した斜視分部図
(1)前輪 (2)支持金具 (3)天板 (4)持出 (5)主軸 (6)支柱 (7)軸管 (8)基軸 (9)半円アーム (10)連結棒 (11)ゴム板 (12)戻しバネ
Claims (1)
- 【請求項1】(イ)車椅子の前輪1の、支持金具2の、
天板3の、上部に持出4と前輪1の主軸5からたてた支
柱6により、軸管7と基軸8を設ける。 (ロ)支持金具2の内側で、前輪1の両側に位置する、
半円アーム9を軸管7に基軸8により結合する。 (ハ)半円アーム9の両側先端と後部に連結棒10で補
強し、半円アーム9の底面にゴム板11を張り、支柱6
と半円アーム9とを結ぶ、戻しバネ12を設けた、振子
式自動段差解消器である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9149852A JPH10297206A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 車椅子前輪に装着する振子式自動段差解消器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9149852A JPH10297206A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 車椅子前輪に装着する振子式自動段差解消器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297206A true JPH10297206A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=15484065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9149852A Pending JPH10297206A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 車椅子前輪に装着する振子式自動段差解消器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10297206A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030036065A (ko) * | 2001-10-31 | 2003-05-09 | 파라마운트 베드 가부시키가이샤 | 비품이동용 캐스터장치 |
WO2003068580A1 (en) * | 2002-02-15 | 2003-08-21 | Enkatsu Solutions Ab | Arrangement in a wheel lifting mechanism |
US8539640B1 (en) | 2012-06-08 | 2013-09-24 | Herbert A. Waggener | Caster wheel lift and brake assembly |
US8650710B1 (en) | 2012-12-15 | 2014-02-18 | Herbert A. Waggener | Caster wheel lift and brake assembly |
US8910344B2 (en) | 2010-04-07 | 2014-12-16 | Alcon Research, Ltd. | Systems and methods for caster obstacle management |
US9089367B2 (en) | 2010-04-08 | 2015-07-28 | Alcon Research, Ltd. | Patient eye level touch control |
US10464373B1 (en) | 2017-06-26 | 2019-11-05 | Herbert A Waggener | Caster wheel lift and brake assembly |
CN117379909A (zh) * | 2023-07-20 | 2024-01-12 | 通亚汽车制造有限公司 | 一种移动式环保应急罐 |
-
1997
- 1997-05-01 JP JP9149852A patent/JPH10297206A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030036065A (ko) * | 2001-10-31 | 2003-05-09 | 파라마운트 베드 가부시키가이샤 | 비품이동용 캐스터장치 |
WO2003068580A1 (en) * | 2002-02-15 | 2003-08-21 | Enkatsu Solutions Ab | Arrangement in a wheel lifting mechanism |
US7036185B2 (en) | 2002-02-15 | 2006-05-02 | Enkatsu Solutions Ab | Arrangement in a wheel lifting mechanism |
AU2003207246B2 (en) * | 2002-02-15 | 2007-11-22 | Enkatsu Solutions Ab | Arrangement in a wheel lifting mechanism |
CN100387466C (zh) * | 2002-02-15 | 2008-05-14 | 恩卡楚索鲁申斯公司 | 轮子升高机构中的装置 |
US8910344B2 (en) | 2010-04-07 | 2014-12-16 | Alcon Research, Ltd. | Systems and methods for caster obstacle management |
US9089367B2 (en) | 2010-04-08 | 2015-07-28 | Alcon Research, Ltd. | Patient eye level touch control |
US8539640B1 (en) | 2012-06-08 | 2013-09-24 | Herbert A. Waggener | Caster wheel lift and brake assembly |
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US10464373B1 (en) | 2017-06-26 | 2019-11-05 | Herbert A Waggener | Caster wheel lift and brake assembly |
CN117379909A (zh) * | 2023-07-20 | 2024-01-12 | 通亚汽车制造有限公司 | 一种移动式环保应急罐 |
CN117379909B (zh) * | 2023-07-20 | 2024-04-16 | 通亚汽车制造有限公司 | 一种移动式环保应急罐 |
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