JPH10295762A - 入浴用気体噴出装置 - Google Patents

入浴用気体噴出装置

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JPH10295762A
JPH10295762A JP12498597A JP12498597A JPH10295762A JP H10295762 A JPH10295762 A JP H10295762A JP 12498597 A JP12498597 A JP 12498597A JP 12498597 A JP12498597 A JP 12498597A JP H10295762 A JPH10295762 A JP H10295762A
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gas
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medicinal
herb
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HIRAIWA SEINOSUKE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬効作用と気泡噴出効果の双方を過不足なく
引き出すことができてしかも薬草の使用量が少なくてす
み、しかも設備費用が安価で一般家庭への設置にも適し
た入浴用気体噴出装置を提供する。 【解決手段】 入浴用気体噴出装置1は下記の要件を含
んで構成される。薬効成分源収容部2:気体導入口2
cと気体排出口2dとを備えて、内部に薬草Yを収容す
るとともに、気体導入口2cから導入された気体Sを薬
草Yと接触させることにより、その薬草Yに含まれる薬
効成分を該気体S中に含有させた薬効成分入り気体Tと
し、その薬効成分入り気体Tを気体排出口2dから排出
させる。送気手段P:気体導入口2cから薬草収容部
2内に気体Sを供給する。噴出部5:薬効成分源収容
部2の気体排出口2dからの薬効成分入り気体Tを浴槽
U内の湯水W中に噴出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入浴用気体噴出装置
に関し、特に薬効成分入りの気体を噴射することができ
る入浴用気体噴出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、アトピー性皮膚炎等の皮膚病
や神経痛等の症状を治療するために様々な入浴治療が行
われている。代表的なものとして、漢方薬等の薬草成分
やその他の薬効成分を含有させた湯水を浴槽内に張り入
浴する薬風呂がある。また、浴槽内に多数の噴射孔を備
えた噴射ノズル装置を設け、そこへ浴槽外にあるポンプ
やコンプレッサ等により空気を導入して薬効成分を含ん
だ湯水中に気泡を発生させ、気泡によるマッサージ効果
あるいは音熱効果を組み合わせるようにしたジェットバ
ス付き薬風呂も使用されている(例えば特開昭59−1
74157号あるいは実公平6−47462号の各公
報)。また、薬草成分入りの湯水を用いる薬草風呂の建
浴方法としては、例えば薬草を透液性の袋等に入れて直
接浴中に投入する方法のほか、薬成分の浸出効果を高め
るため、風呂浴槽とは別体に設けられたユニットに浴槽
内の湯水をポンプにより送り込み、そのユニット内に収
容されている薬草や薬剤に湯水を接触させた後、再び浴
槽内に戻して循環させる方法も提案されている(例えば
特公平3−65987号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な薬風呂は、例えば薬草風呂の場合、薬草を直接浴槽に
投入する方式においても、薬草中に湯水を循環させる方
式においても、いずれも多量の薬草が必要であり、しか
も1回の建浴毎に薬草を新しいものと取り替える必要が
ある。ところが、漢方薬に代表される薬草は一般に高価
であり、常時多数の入浴者が見込まれる温泉や浴場等は
別として、一般家庭においては経済的負担が大きいこと
から、なかなか使用できないのが現状である。また、ジ
ェットバス付き薬風呂の場合、薬効作用と気泡によるマ
ッサージ効果とは本質的に独立したものであって、個々
の効果を十分に引き出すには浴の薬草成分濃度を十分に
高め、気泡の噴出強さも相応に強くする必要がある。換
言すれば、気泡噴出効果が加わっても、浴中の薬草成分
濃度が低ければ薬効作用は十分発現するには至りえず、
薬草の使用量は必ずしも少なくはならない。従って、ジ
ェットバス付き薬風呂の場合は、通常の薬草風呂と同程
度に薬草コストがかかり、しかも気泡発生機構が付加さ
れる分だけさらに高価なものとなってしまう。さらに、
薬草ないし薬剤に湯水を循環させる方式を採用した場合
は、負荷の大きい湯水を循環させる必要があるため、大
型ポンプを含む巨大で複雑な設備が必要となり、設置場
所にも気を使わなければないのに加え、設備費用も相当
に高価なものとなるので、一般家庭への設置は極めて難
しい。
【0004】本発明の課題は、薬効作用と気泡噴出効果
の双方を過不足なく引き出すことができてしかも薬草等
の使用量が少なくてすみ、しかも設備費用が安価で一般
家庭への設置にも適した入浴用気体噴出装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上記の課
題を解決するために、本発明の入浴用気体噴出装置は下
記の要件を含んで構成されることを特徴とする。 薬効成分源収容部:気体導入口と気体排出口とを備え
て、内部に薬草、ハーブ、薬用果実等の薬用植物類、あ
るいは薬剤等からなる薬効成分源を収容するとともに、
気体導入口から導入された気体をその薬効成分源と接触
させることにより、その薬効成分源に含まれる薬効成分
を該気体中に含有させた薬効成分入り気体とし、その薬
効成分入り気体を気体排出口から排出させる。なお、本
発明において「薬効成分」とは、特に病理学的な意味に
おける薬効作用を有するものに限られるのではなく、香
りを楽しむだけの成分も総称するものとする。 送気手段:気体導入口から薬効成分源収容部内に気体
を供給する。 噴出部:薬効成分源収容部の気体排出口からの薬効成
分入り気体を浴槽内の湯水中に噴出させる。
【0006】上記入浴用気体噴出装置によれば、浴槽内
の湯水に薬効成分入りの気体が噴出され、その気体が例
えば気泡となって入浴者に直接接触することとなる。こ
の薬効成分入りの気泡は、その周囲の湯水に薬効成分を
溶け込ませて薬効成分濃度の高い領域を一時的に形成す
る。そして、この高濃度領域が、周囲の湯水中に拡散す
る前に入浴者の表面に接触するので、湯水全体の薬効成
分濃度がそれほど高くなくとも十分な薬効作用を享受す
ることができ、気泡噴出によるマッサージ効果、温熱効
果、さらには気泡破裂時の超音波による浸透効果など、
種々の気泡効果との相乗作用も十分に期待できる。ま
た、湯水中に溶け切れなかった薬効成分入りの気体が湯
舟から立ち上るので、入浴者はその気体を吸入すること
で呼吸器あるいは循環器からの治療効果も期待でき、薬
効成分とともに芳香成分も含まれる場合にはその香も楽
しむことができる。さらに、薬効成分源に直接接触する
のが空気等の気体だけであり、該成分源の劣化も鈍く長
期間に渡って使用可能であるから経済的である。また、
送気手段も、液循環の場合と異なり、小型の送気用ポン
プやコンプレッサ等で構成できるのでコンパクトであ
り、トータルとして小型かつ安価でしかもランニングコ
ストも少ない入浴用気体噴出装置が実現され、一般家庭
等でも十分使用できる。
【0007】薬効成分源収容部内に収容する薬効成分源
の種類は、治療の目的に応じて適宜選択される。例え
ば、薬効成分源として、どくだみ、アロエ、木酢液、花
梨等の薬用植物類を使用することで、アトピー性皮膚炎
やアレルギー性皮膚炎等への効能を期待できる場合があ
る。また、主として香を楽しむ目的で、カミルレ、セー
ジ、チャイブ、ディル、ローリエ、マジョラム、ミン
ト、ラベンダー、レモン、レモンバーム、ローズマリー
等の各種香草(ハーブ)類を使用することもできる。な
お、薬効成分源としては薬用植物類に限らず、その抽出
エキスや合成薬剤成分でもよい。
【0008】なお、上記入浴用気体噴出装置において
は、薬効成分源収容部内に遠赤外セラミック(例えば粒
状あるいは塊状の遠赤外セラミックを集積したもの)を
基体の流通を許容した状態で収容し、気体導入口から導
入された気体を薬効成分源と接触させるとともに、その
遠赤外セラミックとも接触させ、気体排出口から排出す
る構成としてもよい。遠赤外セラミックを上述のように
使用することで、例えば気体は適度に温められると共
に、気体に含まれる不純物が遠赤外セラミック表面に吸
着されて取り除かれ、さらに薬効成分源と接触して浴槽
内に排出される。これにより、例えば人体には常に清浄
で温かい気泡が接触するので、温浴効果が高められて血
行が良くなる場合がある。また、皮膚病等の肌の弱い人
にとっては肌にやさしい気泡が触れるので、治療促進上
の効果が期待できる場合もある。この場合、気体は、遠
赤外セラミックと接触した後、薬効成分源と接触させる
ようにすれば、薬効成分の遠赤外セラミックによる吸着
が押さえられるのでさらに効果的である。
【0009】さらに、薬効成分源収容部内に永久磁石、
電磁石等の磁界発生手段を設け、薬効成分源の少なくと
も一部を該磁界発生手段が発生する磁界中に配置すると
ともに、その磁界中において気体を当該薬効成分源と接
触させるように構成してもよい。磁界の作用により例え
ば薬効成分源が活性化し、薬効成分の抽出効果を高める
等の効果が期待できる場合がある。
【0010】薬効成分源は、薬効成分源収容部とは別体
に設けられた通気性を有する副収容部内に収容し、その
副収容部とともに薬効成分源収容部に対し着脱するよう
にしてもよい。すなわち、1回使用分の薬効成分源を副
収容部内に収容していわばカートリッジ式に構成すれ
ば、薬効成分源の取り替え作業を容易に行うことがで
き、また、薬草収容部内に薬草等が散乱しにくいので手
入れも容易である。
【0011】次に、噴出部は、複数の気体噴出孔を有し
て浴槽内の湯水中に配置される噴出ノズル部を備えるも
のとして構成することができる。こうすれば、浴槽内に
噴出ノズル部を配置するのみで薬効成分入りの気泡を浴
槽内に送り込むことができるから装置のセッティングが
簡単であり、また、気泡を当てるべき体表面部分に合わ
せて、噴出ノズル部の位置も容易に調整できる。
【0012】一方、浴槽の底部ないし側壁部の一部が、
1ないし複数の気体噴出口を備えた噴出ノズル部を構成
するようにし、該噴出ノズル部が、気体排出口からの薬
効成分入り気体を噴出する噴出部とする構成も可能であ
る。こうすれば、浴槽内のほぼ全体にわたって薬効成分
入りの気泡を噴出させることができ、ひいてはその気泡
を人体表面の広い範囲に接触させることができるので、
全身治療の効果を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の入浴用気体噴出装
置の一実施例を図面に基づいて説明する。図1に示すよ
うに、入浴用気体噴出装置1は、薬効成分源収容部とし
ての薬草収容部2、その薬草収容部2内に気体を送り込
む送気手段としてのエアーコンプレッサP、及び浴槽U
内に配置されて薬草収容部2からの気体を湯水W中に噴
出して気泡を発生させる噴出部5等を含む。
【0014】図2(a)に示すように薬草収容部2は、
薬草Yを収容するための空間部2bが内側に形成された
例えば有底円筒形の本体2aを有し、その本体2aには
エアーコンプレッサPからの気体Sを該本体2a内に導
入するための気体導入口2c、及び薬草Yと接触して薬
草成分を含んだ薬効成分入り気体Tを排出するための気
体排出口2d、薬草Yを出し入れするための開口部2
e、及びその開口部2eを開閉可能に塞ぐ蓋2f等が設
けられている。なお、薬草Yは、例えば塊状に圧縮され
たものが複数個集積された形で収容されている。
【0015】気体導入口2cは、本体2aの外周面下部
に外方向に突出した状態で形成されており、気体供給通
路としての第一ホース3によりエアーコンプレッサPと
接続されている。また、気体排出口2dは、気体導入口
2cと反対側において本体2aの外周面上部から外方向
に突出した状態で形成されており、気体排出通路として
の第二ホース5dにより噴出部5と接続されている。さ
らに、本体2aの上面には筒状突出部2kが設けられて
ここに開口部2eが形成されるとともに、蓋2fは、そ
の内周面に形成された雌ねじ部2hを筒状突出部2kの
外周面に形成された雄ねじ部2gに螺合させることによ
り、上記開口部2eを密閉するようになっている。
【0016】なお、気体導入口2cと気体排出口2dと
は、薬草収容部2の内側開口部側が網30により気通状
態で覆われている。これは薬草収容部2内にエアーコン
プレッサPからの異物等が入り込まないように、また薬
草収容部2内から薬草等が流出しないようにするための
ものであり、図2(b)に示すように、薬草収容部2の
内面2iに接着剤固着、あるいはフック係合等により取
り付けられている。
【0017】また、薬草収容部2には、その空間部2b
において薬草Yの下側に多数の粒状の遠赤外セラミック
Cが収容されており、さらに薬草収容部2の内周面2i
においてその高さ方向中間には、収容された薬草Yを取
り巻くように複数の永久磁石Mが接着あるいはねじ止め
等により固定され、薬草Yに対して磁界を印加するよう
になっている。
【0018】次に、図3に示すように噴出部5は、内部
に空間部5eが形成された円盤状の噴出ノズル部5a
と、その上面の偏心した位置に上方向に突出して形成さ
れた気体導入口5bとを備え、該気体導入口5bは第二
ホース5dにより接続されている。また、噴出ノズル部
5aの上面部5fには多数の噴出孔5cが薬草収容部2
の気体排出口2dと形成されており、薬草収容部2から
の気体が第二ホース5dを介して空間部5eに導かれ、
上記噴出孔5cから噴出されるようになっている。
【0019】なお、図1に示すように、ホース5dの中
間には薬草収容部2から浴槽Uへの流通は許容するが、
浴槽Uから薬草収容部2への流通は許容しない逆止弁V
が設けられている。これにより薬草収容部2内の温度が
急激に下がって気圧が変化したときや、薬草収容部2が
浴槽Uよりも下側に設置された場合に、浴槽Uからの薬
草収容部2へ湯水Wが逆流することを防ぐことができ
る。
【0020】以下、入浴用気体噴出装置1の作用につい
て説明する。すなわち、図1に示すように、エアーコン
プレッサPからの空気(気体)Sが、第一ホース3を通
って気体導入口2cから薬草収容部2の空間部2b内に
導入される。導入された空気Sは、まず遠赤外セラミッ
クC内を流通してこれと接触し、次に磁石Mが発生する
磁界中において薬草Yと接触する。このとき薬草Y中の
薬効成分が空気S中に拡散して薬効成分入り気体とな
り、さらに気体排出口2dから第二ホース5dを通って
噴出部5へ供給される。供給された薬効成分入り気体
は、気体導入口5bから噴出ノズル部5aの空間部5e
内に導入され、さらに噴出孔5cから多数の薬効成分入
り気泡B(図1)となって浴槽U内の湯水Wに噴射され
る。
【0021】図4に示すように、薬効成分入り気泡B
は、その周囲の湯水に薬効成分を溶け込ませて薬効成分
濃度の高い領域Qを一時的に形成する。そして、この高
濃度領域Qが、周囲の湯水中に拡散する前に入浴者Xの
表面に接触するので、湯水全体の薬効成分濃度がそれほ
ど高くなくとも十分な薬効作用を享受することができ
る。また、湯水中に溶け切れなかった薬効成分入りの気
体が湯舟から立ち上るので、入浴者Xはその気体を吸入
することで呼吸器あるいは循環器からの治療効果も期待
でき、薬効成分とともに芳香成分も含まれる場合にはそ
の香も楽しむことができる。なお、薬草収容部2内の遠
赤外セラミックCやマグネットMは省略することも可能
である。
【0022】次に、図5(a)及び(b)に示すよう
に、薬草Yは副収容部7に収容し、この副収容部7とと
もに薬草収容部2に着脱する構成としてもよい。図5
(a)に示す構成では副収容部7は、気体導入口2cか
らの気体Sを自身の内側に導入するための副導入口7a
と、薬効成分入り気体Tを気体排出口2d側へ排出する
副排出口7bとが、それぞれ気体導入口2c及び気体排
出口2dに対応する位置に形成されており、さらに薬草
Y等を投入するための開口部7cを備えている。該副収
容部7は、例えば薬草収容部2の外側において開口部7
cから遠赤外セラミックC及び薬草Y等を投入した後、
薬草収容部2に対しその開口部2eから挿入される。本
構成においては薬草収容部2は、副収容部7の挿入後に
開口部2eが蓋2fで塞がれるとともに、さらに本体2
aの外面上端に設けられたフック機構2lにより該蓋2
fをクランプして止めるようになっており、副収容部7
を取り出す場合は、フック機構2lのクランプ状態を解
除して蓋2fを取り外した後、その外面上端に形成され
た取手7dを持って引き上げるようにする。
【0023】一方、図5(b)に示す構成では薬草Y
は、不織布や網など、気体の流通が可能で薬草の漏れ出
しは阻止する材質で構成された袋状の副収容部7に収容
され、図2と同様の構成の薬草収容部2に対し着脱され
るようになっている。なお、頻繁に交換する必要のない
遠赤外セラミックCは、薬草収容部2の本体2aに対し
直接投入・集積され、副収容部7はその薬草収容部2の
集積体上に配置されるようになっている。
【0024】なお、図6に示すように、噴出ノズル部5
aを浴槽Uの側壁内面に沿うように配置し、その側面部
に設けられた噴出孔5cから水平方向に薬効成分入り気
泡Bを噴出させるようにしてもよい。また、図7(a)
及び(b)に示すように、浴槽Uの底部あるいは側壁部
を中空に構成してここに薬草収容部2からの薬効成分入
り気体Tを導入し、さらに該浴槽Uの底部ないし側壁部
に形成された多数の噴出孔5cからこれを噴出させるよ
うにしてもよい。この場合、該底部ないし側壁部が噴出
部を構成していると見ることができる。さらに、図8に
示すよに、プラスチックや樹脂等により海綿状に形成さ
れた多孔質体35(例えば棒状のもの)を浴槽U内に設
置し、その連通気孔から湯水W中に細かい薬効成分入り
気泡Bを噴出させることもできる。
【0025】なお、薬草収容部2には、薬草に代えてあ
るいは薬草とともに、カミルレ、セージ、チャイブ、デ
ィル、ローリエ、マジョラム、ミント、ラベンダー、レ
モン、レモンバーム、ローズマリー等の各種香草(ハー
ブ)類を収容してもよい。これにより、該香草の芳香成
分を含んだ気泡を湯水中に噴射することができ、その香
りを楽しむことができる。また、薬草を使用する場合で
も、薬効成分とともに特異あるいは不快な臭気成分を発
するものであれば、香草類(あるいはその他の臭い消し
成分:植物類に限らず、その抽出エキスや合成薬剤成分
でもよい)を組み合わせて用い、その臭い消しを行うよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の入浴用気体噴出装置の一例を示す全体
図。
【図2】薬草収容部の内部構成の一例を示す断面図。
【図3】噴出部の一例を示す平面図及び断面図。
【図4】薬効成分入り気泡の作用説明図。
【図5】薬草収容部のいくつかの変形例を示す断面図。
【図6】噴出部の変形例を示す模式図。
【図7】同じく別のいくつかの変形例を示す模式図。
【図8】同じく別の変形例を示す模式図。
【符号の説明】
1 入浴用気体噴出装置 2 薬草収容部(薬効成分源収容部) 2c 気体導入口 2d 気体排出口 5 噴出部 5a 噴出ノズル部 5c 気体噴出口 5d 第二ホース 7 副収容部 C 遠赤外セラミック M 永久磁石(磁界発生手段) P エアーコンプレッサ(送気手段) U 浴槽 W 湯水 Y 薬草(薬効成分源)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】次に、図3に示すように噴出部5は、内部
に空間部5eが形成された円盤状の噴出ノズル部5a
と、その上面の偏心した位置に上方向に突出して形成さ
れた気体導入口5bとを備え、該気体導入口5bは第
二ホース5d接続されている。また、噴出ノズル部5
aの上面部5fには多数の気体噴出孔5cが形成されて
おり、薬草収容部2からの気体が気体排出口2dから
二ホース5dを経て空間部5eに導かれ、上記気体噴出
孔5cから噴出されるようになっている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】以下、入浴用気体噴出装置1の作用につい
て説明する。すなわち、図1に示すように、エアーコン
プレッサPからの空気(気体)Sが、第一ホース3を通
って気体導入口2cから薬草収容部2の空間部2b内に
導入される。導入された空気Sは、まず遠赤外セラミッ
クC内を流通してこれと接触し、次に磁石Mが発生する
磁界中において薬草Yと接触する。このとき薬草Y中の
薬効成分が空気S中に拡散して薬効成分入り気体とな
り、さらに気体排出口2dから第二ホース5dを通って
噴出部5へ供給される。供給された薬効成分入り気体
は、気体導入口5bから噴出ノズル部5aの空間部5e
内に導入され、さらに気体噴出孔5cから多数の薬効成
分入り気泡B(図1)となって浴槽U内の湯水Wに噴射
される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】なお、図6に示すように、噴出ノズル部5
aを浴槽Uの側壁内面に沿うように配置し、その側面部
に設けられた気体噴出孔5cから水平方向に薬効成分入
り気泡Bを噴出させるようにしてもよい。また、図7
(a)及び(b)に示すように、浴槽Uの底部あるいは
側壁部を中空に構成してここに薬草収容部2からの薬効
成分入り気体Tを導入し、さらに該浴槽Uの底部ないし
側壁部に形成された多数の気体噴出孔5cからこれを噴
出させるようにしてもよい。この場合、該底部ないし側
壁部が噴出部を構成していると見ることができる。さら
に、図8に示すよに、プラスチックや樹脂等により海
綿状に形成された多孔質体35(例えば棒状のもの)を
浴槽U内に設置し、その連通気孔から湯水W中に細かい
薬効成分入り気泡Bを噴出させることもできる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1 入浴用気体噴出装置 2 薬草収容部(薬効成分源収容部) 2c 気体導入口 2d 気体排出口 5 噴出部 5a 噴出ノズル部 5c 気体噴出 5d 第二ホース 7 副収容部 C 遠赤外セラミック M 永久磁石(磁界発生手段) P エアーコンプレッサ(送気手段) U 浴槽 W 湯水 Y 薬草(薬効成分源)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体導入口と気体排出口とを備えて、内
    部に薬草、ハーブ、薬用果実等の薬用植物類、あるいは
    薬剤等からなる薬効成分源を収容するとともに、前記気
    体導入口から導入された気体をその薬効成分源と接触さ
    せることにより、その薬効成分源に含まれる薬効成分を
    該気体中に含有させた薬効成分入り気体とし、その薬効
    成分入り気体を前記気体排出口から排出させる薬効成分
    源収容部と、 前記気体導入口から前記薬効成分源収容部内に前記気体
    を供給する送気手段と、 前記薬効成分源収容部の前記
    気体排出口からの前記薬効成分入り気体を浴槽内の湯水
    中に噴出させる噴出部と、を含むことを特徴とする入浴
    用気体噴出装置。
  2. 【請求項2】 前記薬効成分源収容部内には遠赤外セラ
    ミックが基体の流通を許容した状態で収容され、前記気
    体導入口から導入された前記気体は前記薬効成分源と接
    触するとともに、その遠赤外セラミックとも接触し、前
    記気体排出口から排出されるようになっている請求項1
    記載の入浴用気体噴出装置。
  3. 【請求項3】 前記気体は、前記遠赤外セラミックと接
    触した後、前記薬効成分源と接触するようになっている
    請求項2記載の入浴用気体噴出装置。
  4. 【請求項4】 前記薬効成分源収容部内には磁界発生手
    段が設けられ、前記薬効成分源は少なくともその一部が
    該磁界発生手段が発生する磁界中に配置されるととも
    に、その磁界中において前記気体が前記薬効成分源と接
    触させられる請求項1ないし3のいずれかに記載の入浴
    用気体噴出装置。
  5. 【請求項5】 前記薬効成分源は、前記薬効成分源収容
    部とは別体に設けられた通気性を有する副収容部内に収
    容され、その副収容部とともに前記薬効成分源収容部に
    対して着脱されるようになっている請求項1ないし4の
    いずれかに記載の入浴用気体噴出装置。
  6. 【請求項6】 前記噴出部は、複数の気体噴出孔を有し
    て前記浴槽内の湯水中に配置される噴出ノズル部を備え
    るものとされる請求項1ないし5のいずれかに記載の入
    浴用気体噴出装置。
  7. 【請求項7】 前記浴槽の底部ないし側壁部の一部が、
    1ないし複数の気体噴出口を備えた噴出ノズル部を構成
    しており、該噴出ノズル部が、前記気体排出口からの前
    記薬効成分入り気体を噴出する噴出部とされている請求
    項1ないし5のいずれかに記載の入浴用気体噴出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008253582A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Sharp Corp 入浴装置および入浴方法

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