JPH10295627A - 内視鏡の対物レンズ部構造 - Google Patents
内視鏡の対物レンズ部構造Info
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- JPH10295627A JPH10295627A JP9109643A JP10964397A JPH10295627A JP H10295627 A JPH10295627 A JP H10295627A JP 9109643 A JP9109643 A JP 9109643A JP 10964397 A JP10964397 A JP 10964397A JP H10295627 A JPH10295627 A JP H10295627A
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Abstract
レンズと、薄板からなる絞と、物体側の面が凹面または
平面の正の第二レンズとを有する内視鏡の対物レンズ部
構造において、薄板絞の変形のおそれがなく、大型化す
ることがなく、芯出し精度を高めることができる対物レ
ンズ構造を得る。 【構成】 負の第一レンズの像側の凹面と薄板絞との間
に、該第一レンズ及び薄板絞に密着させて透明平行平面
板を配置したことを特徴とする内視鏡の対物レンズ部構
造。
Description
物レンズ部の構造に関する。
い視野角を確保するため、物体側の第一レンズは負レン
ズからなっており、次に、絞、正の第二レンズが配置さ
れる。負の第一レンズは、外部に露出する第1面(物体
側の面)を平面または凸面とするため、その第2面(像
側の面)は必然的に凹面となる。また、第二レンズの第
1面(物体側の面)は、収差補正上、通常平面または凹
面とされている。第一レンズの第2面の凹面の曲率半径
は、レンズ設計によって、種々の値をとるが、第二レン
ズの第1面は平面または凹面であるため、第一レンズと
第二レンズの間に挟着する薄板からなる絞が、その周縁
部のみを機械的に保持されることとなって変形しやすい
という問題があった。特に、第一レンズの第2面の曲率
半径が大きいと、この傾向が強い。一方、第一レンズの
第2面の曲率半径が小さい場合には、レンズ厚を厚くし
ないと、対物レンズ枠との嵌合長を十分とることができ
ず、大型化するとともに、芯出し精度が悪化するいう問
題がある。
ての問題意識に基づき、薄板絞の変形のおそれがなく、
大型化することがなく、かつ芯出し精度を高めることが
できる対物レンズ構造を得ることを目的とする。
ねれば、該絞の変形のおそれをなくすことができ、かつ
この透明平行平面板を利用すれば、負の第一レンズの芯
出し精度を高めることができるという着想に基づいて完
成されたものである。すなわち本発明は、物体側から順
に、像側の面が凹面の負の第一レンズと、薄板からなる
絞と、物体側の面が凹面または平面の正の第二レンズと
を有する内視鏡の対物レンズ部構造において、負の第一
レンズの像側の凹面と薄板絞との間に、該第一レンズ及
び薄板絞に密着させて透明平行平面板を配置したことを
特徴としている。
径と同一径とし、あるいは第一レンズ径より大きくする
ことができる。そして、この負の第一レンズと透明平行
平面板とは接着することが好ましい。
中間部分に内方フランジを設け、この内方フランジの前
方に、第一レンズ、透明平行平面板及び薄板絞を嵌合さ
せ、内方フランジの中心穴に、第二レンズを嵌合させる
ことができる。また、透明平行平面板の径を負の第一レ
ンズの径より大径として接着する態様では、対物レンズ
枠の先端部を、透明平行平面板及び薄板絞を内方フラン
ジとの間に挟着するべくカシメることができる。
子内視鏡に適用した実施形態である。まず図1ないし図
4に共通の構成を説明する。対物レンズ枠11、CCD
支持枠12、及び外枠13がそれぞれ金属製の環状部材
である。CCD支持枠12内には、絶縁テープ14で巻
かれたCCD(固体撮像素子)15が挿入され、その受
光部(撮像面)15aはカバーガラス16で覆われてい
る。
先端部内径側に嵌合されていて、長さ方向の中間部の外
方フランジ11aによりその挿入端を規制されている。
対物レンズ枠11はまた、長さ方向の中間部に内方フラ
ンジ11bを有し、この内方フランジ11bより前方に
大径挿入穴11c、後方に小径挿入穴11dを構成して
いる。また内方フランジ11bには、中心穴11eが形
成されている。大径挿入穴11cには、前方(図の左
方)から順に、薄板絞20、透明平行平面板21、及び
第一レンズ22が挿入され、中心穴11eには、後方
(図の右方)から第二レンズ23が挿入され、小径挿入
穴11dには、後方から順に、スぺーサ環24、及び負
レンズ25と正レンズ26の貼合せレンズ27が挿入さ
れている。正レンズ26の後端面と対物レンズ枠11の
後端面とは、面一になっていて、この面とカバーガラス
16との間に、フィルタ28が挿入されている。対物レ
ンズ枠11に挿入される部材は、すべて光軸を中心とす
る回転対称形状をなしている。
枠12の外周面は、外方フランジ11aより後方に巻か
れた第二の絶縁テープ29によって結合されており、こ
の結合体が外枠13内に挿入され、固定ねじ30で固定
されている。外枠13の外側は、絶縁カバー32で覆わ
れており、絶縁カバー32の先端部と対物レンズ枠11
の先端部外周との間には、別の絶縁リング33が挿入さ
れている。絶縁カバー32と絶縁リング33の嵌合部に
はOリング34が挿入されている。
面)の中心部に、凹面22aを有し、周辺部に平面22
bを有している。また、第二レンズ23の物体側の面
(第1面)は、平面23aからなっている。第一レンズ
22の平面22bと、透明平行平面板21と、薄板絞2
0と、内方フランジ11bの前端面はそれぞれ密着して
おり、薄板絞20の後面には、内方フランジ11bの中
心穴11eに嵌めた第二レンズ23の平面23aが密着
している。第一レンズ22の周辺平面22bと、透明平
行平面板21と、薄板絞20とはそれぞれ接着すること
ができる。また、第二レンズ23の物体側の面は、凹面
でもよい。
構成である。各実施形態に固有の構成を説明すると、図
1の実施形態では、第一レンズ22の周辺平面22bと
透明平行平面板21とを接着した後、外径芯取りを行な
い、これを対物レンズ枠11の大径挿入穴11cに嵌合
させて接着している。この例では、第一レンズ22と透
明平行平面板21の外径を等しくするので、対物レンズ
枠11との組み付け精度が高い。
平面板21は第一レンズ22より大径に形成されてお
り、接着後、それぞれ外径芯取りを行なう。この接着体
は、図2、図3の実施形態では、対物レンズ枠11の大
径挿入穴11cに嵌合させた後、大径挿入穴11cの先
端をかしめて嵌合小径部11c’を作り、透明平行平面
板21と薄板絞20を内方フランジ11bとの間に挟着
する。嵌合小径部11c’と第一レンズ22との嵌合関
係、及び透明平行平面板21と内方フランジ11bとの
嵌合関係により、対物レンズ枠11との組立精度を出し
ている。第一レンズ22を大径挿入穴11cに接着する
作業を省略できるので、組立時間の短縮が図れるという
利点がある。
1cの先端をかしめて小径部11c”を作るが、この小
径部11c”は、第一レンズ22には接触しない。第一
レンズ22は、絶縁リング33との嵌合関係により、芯
出し精度を出す。この実施形態では、小径部11c”が
第一レンズ22に接触しないので、かしめ作業時に、第
一レンズ22が破損するおそれがない。
施形態に比較して、第一レンズ22の中心凹面22aの
曲率半径が小さく、周辺平面22bの面積が大きい。第
一レンズ22は、周辺平面22bを有するものであれ
ば、凹面22aとの大きさの比には自由度がある。
ば、透明平行平面板により薄板絞の変形のおそれがをな
くし、かつこの透明平行平面板を利用して第一レンズの
芯出しを行なうことができるので、大型化させることな
く、芯出し精度を高めることができる。
の実施形態を示す縦断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 物体側から順に、像側の面が凹面の負の
第一レンズと、薄板からなる絞と、物体側の面が凹面ま
たは平面の正の第二レンズとを有する内視鏡の対物レン
ズ部構造において、 上記負の第一レンズの像側の凹面と薄板絞との間に、該
第一レンズ及び薄板絞に密着させて透明平行平面板を配
置したことを特徴とする内視鏡の対物レンズ部構造。 - 【請求項2】 請求項1記載の対物レンズ部構造におい
て、透明平行平面板と負の第一レンズは同一径である内
視鏡の対物レンズ部構造。 - 【請求項3】 請求項1記載の対物レンズ部構造におい
て、透明平行平面板の径は、負の第一レンズの径より大
きい内視鏡の対物レンズ部構造。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
対物レンズ部構造において、負の第一レンズと透明平行
平面板とは接着されている内視鏡の対物レンズ部構造。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
対物レンズ構造において、上記第一レンズ、透明平行平
面板及び薄板絞は、長さ方向の中間部に内方フランジを
有する筒状の対物レンズ枠の該内方フランジの前方に密
着させて嵌合され、上記第二レンズは、この中間内方フ
ランジの中心穴に嵌合されている内視鏡の対物レンズ部
構造。 - 【請求項6】 請求項5記載の対物レンズ構造におい
て、透明平行平面板の径は負の第一レンズの径より大径
であって、この透明平行平面板と負の第一レンズは接着
されており、対物レンズ枠の先端部は、上記透明平行平
面板及び薄板絞を上記中間内方フランジとの間に挟着す
るべくカシメられている内視鏡の対物レンズ部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10964397A JP3771669B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 内視鏡の対物レンズ部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP10964397A JP3771669B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 内視鏡の対物レンズ部構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10295627A true JPH10295627A (ja) | 1998-11-10 |
JP3771669B2 JP3771669B2 (ja) | 2006-04-26 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10964397A Expired - Fee Related JP3771669B2 (ja) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | 内視鏡の対物レンズ部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3771669B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005070366A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Olympus Corp | 撮像装置 |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10964397A patent/JP3771669B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005070366A (ja) * | 2003-08-22 | 2005-03-17 | Olympus Corp | 撮像装置 |
JP4503956B2 (ja) * | 2003-08-22 | 2010-07-14 | オリンパス株式会社 | 撮像装置 |
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JP3771669B2 (ja) | 2006-04-26 |
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