JPH10295217A - 旋網の網捌き装置 - Google Patents
旋網の網捌き装置Info
- Publication number
- JPH10295217A JPH10295217A JP11874497A JP11874497A JPH10295217A JP H10295217 A JPH10295217 A JP H10295217A JP 11874497 A JP11874497 A JP 11874497A JP 11874497 A JP11874497 A JP 11874497A JP H10295217 A JPH10295217 A JP H10295217A
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- JP
- Japan
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- roller
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- tracting
- float
- horizontal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の作業では、網捌きローラーを高い位置
に持ち上げて、そこから揚網した網を降ろさなくてはな
らず、危険と重労働が必須であったため、重心を上げず
に効率よく牽引・捌きを行うため、沈子・浮子を単独で
牽引する。 【解決手段】 揚網方向前方に沈子及び浮子を分離しな
がら牽引可能な水平ローラーを設け、後方に沈子及び浮
子をそれぞれ単独に牽引可能な牽引ローラーを取付け
て、それぞれのローラーを、ブーム上を独立して前後に
移動可能なトロリー装置に懸架する。
に持ち上げて、そこから揚網した網を降ろさなくてはな
らず、危険と重労働が必須であったため、重心を上げず
に効率よく牽引・捌きを行うため、沈子・浮子を単独で
牽引する。 【解決手段】 揚網方向前方に沈子及び浮子を分離しな
がら牽引可能な水平ローラーを設け、後方に沈子及び浮
子をそれぞれ単独に牽引可能な牽引ローラーを取付け
て、それぞれのローラーを、ブーム上を独立して前後に
移動可能なトロリー装置に懸架する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は旋網漁法において、
揚網作業を効率的に行え、また揚網した網の捌きを容易
にする網捌き装置に関するものである。
揚網作業を効率的に行え、また揚網した網の捌きを容易
にする網捌き装置に関するものである。
【０００２】
【課題を解決しようとする手段】上記目的を達成するた
めに、本発明の網捌き装置に於いては、ブーム上を移動
自在に設けたトロリー装置に懸架した水平ローラー及
び、同様にブーム上を移動自在に設けたトロリー装置に
懸架した水平アームの両端部に、夫々軸心にわずかに角
度を設けた対向ローラーを有する揚網装置を取付け、水
平ローラーで牽引した網の沈子部及び浮子部を独立して
牽引するものである。
めに、本発明の網捌き装置に於いては、ブーム上を移動
自在に設けたトロリー装置に懸架した水平ローラー及
び、同様にブーム上を移動自在に設けたトロリー装置に
懸架した水平アームの両端部に、夫々軸心にわずかに角
度を設けた対向ローラーを有する揚網装置を取付け、水
平ローラーで牽引した網の沈子部及び浮子部を独立して
牽引するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の揚網装置に於い
ては、様々な形状があり、数多くの種類の揚網装置が利
用されている。
ては、様々な形状があり、数多くの種類の揚網装置が利
用されている。
【０００４】とりわけ旋網漁法においては使用する網が
幅、長さとも非常に大きく、しかも魚群さえあれば何度
も繰り返し投網及び揚網を繰り返す、極めて厳しい漁法
である。
幅、長さとも非常に大きく、しかも魚群さえあれば何度
も繰り返し投網及び揚網を繰り返す、極めて厳しい漁法
である。
【０００５】そのため機械化も進み、揚網作業に於いて
は非常に効率的で実績も上がっているが、揚網した網を
次回の投網に供えて浮子、沈子を両側に整理し、網部を
折り畳みながら網台の上に整理して行く作業、いわゆる
網捌きの作業は満足な機械化が成されておらず、機械化
が待ち望まれている。
は非常に効率的で実績も上がっているが、揚網した網を
次回の投網に供えて浮子、沈子を両側に整理し、網部を
折り畳みながら網台の上に整理して行く作業、いわゆる
網捌きの作業は満足な機械化が成されておらず、機械化
が待ち望まれている。
【０００６】この網捌き作業は作業の迅速さだけを求め
られているのではなく、正確に網を折り畳まなければな
らないが、ただでさえ揺れる船上で高い位置から降りて
くる網を処理しなければならず、非常に重労働で、なお
かつ大きな危険を伴う作業であるため、安全性の高い機
械化が求められている。
られているのではなく、正確に網を折り畳まなければな
らないが、ただでさえ揺れる船上で高い位置から降りて
くる網を処理しなければならず、非常に重労働で、なお
かつ大きな危険を伴う作業であるため、安全性の高い機
械化が求められている。
【０００７】
【従来の技術】従来の網捌き装置は、船上に設けられた
デリックブームあるいはマリンクレーンの先端に懸架さ
れたパワーブロックで、海中より船上に揚網された網を
高く持ち上げ、その高い位置より降りてくる網を多数の
作業員が手で引っ張りながら網をきれいに捌く作業を繰
り返している。
デリックブームあるいはマリンクレーンの先端に懸架さ
れたパワーブロックで、海中より船上に揚網された網を
高く持ち上げ、その高い位置より降りてくる網を多数の
作業員が手で引っ張りながら網をきれいに捌く作業を繰
り返している。
【０００８】従来の方法では作業員の労力や安全性の問
題と共に、当該作業の時は船体がトップヘビーになるこ
とが避けられず、非常に不安定で危険性が高い。
題と共に、当該作業の時は船体がトップヘビーになるこ
とが避けられず、非常に不安定で危険性が高い。
【０００９】本発明は、上述した従来の網捌き作業に於
ける欠点を克服するために成されたものであり、船体の
安定を崩すことなく安全な作業が行える網捌き装置を提
供するものである。
ける欠点を克服するために成されたものであり、船体の
安定を崩すことなく安全な作業が行える網捌き装置を提
供するものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】デリックブーム上を移動自在に設
けたトロリー装置に懸架金具で水平ローラーを取付け
る。
けたトロリー装置に懸架金具で水平ローラーを取付け
る。
【００１１】当該水平ローラーは、水平台座の両端部に
軸受を設け、両サイドに大径ローラーを設けた水平ロー
ラーをモーターで回転自在に設けてある。
軸受を設け、両サイドに大径ローラーを設けた水平ロー
ラーをモーターで回転自在に設けてある。
【００１２】水平台座に回動自在に固着した押えローラ
ーをシリンダーで回動可能に設けてある。
ーをシリンダーで回動可能に設けてある。
【００１３】デリックブーム船首側には、当該ブーム上
を移動自在に設けたトロリー装置に水平アームを懸架す
る。
を移動自在に設けたトロリー装置に水平アームを懸架す
る。
【００１４】当該水平アームの両端部には、それぞれの
軸心にわずかに仰角を設けた凸型及び凹型の対向ローラ
ーで、前記凸型ローラーの先端部が凹型ローラーの凹部
にわずかに入り込んだ形状を有する牽引ローラーを懸架
してある。
軸心にわずかに仰角を設けた凸型及び凹型の対向ローラ
ーで、前記凸型ローラーの先端部が凹型ローラーの凹部
にわずかに入り込んだ形状を有する牽引ローラーを懸架
してある。
【００１５】
【実施例】実施例について図面を参照しながら説明する
と、図１、図２、図３に於いて、わずかな傾斜を設けた
支持アーム１に懸架金具２を取付ける。
と、図１、図２、図３に於いて、わずかな傾斜を設けた
支持アーム１に懸架金具２を取付ける。
【００１６】当該支持アーム１の上側先端には、油圧シ
リンダー３で回動自在に設けた取付けアーム４を取付
け、当該取り付けアーム４には凹型ローラーベース５を
固着する。
リンダー３で回動自在に設けた取付けアーム４を取付
け、当該取り付けアーム４には凹型ローラーベース５を
固着する。
【００１７】当該凹型ローラーベース５には、油圧モー
ター６で回転自在に設けた凹型ローラー７を取付ける。
ター６で回転自在に設けた凹型ローラー７を取付ける。
【００１８】また、凹型ローラーベース５には俯仰シリ
ンダー８が取付けられてあり、当該シリンダー８の伸縮
で凹型ローラー７が俯仰自在に設けてある。
ンダー８が取付けられてあり、当該シリンダー８の伸縮
で凹型ローラー７が俯仰自在に設けてある。
【００１９】上記支持アーム１の下側先端には油圧シリ
ンダー９で回動自在に設けた取付けアーム１０が設けら
れ、当該アーム１０には、凸型ローラー１１のローラー
ベース１２が固着してあり、油圧モーター１３により回
転自在に設けた凸方ローラー１１を取付けてある。
ンダー９で回動自在に設けた取付けアーム１０が設けら
れ、当該アーム１０には、凸型ローラー１１のローラー
ベース１２が固着してあり、油圧モーター１３により回
転自在に設けた凸方ローラー１１を取付けてある。
【００２０】上記凸型ローラー１１及び凹型ローラー７
のローラーベース１２、５には各々ガイドパイプ１４、
１５が固着してある。
のローラーベース１２、５には各々ガイドパイプ１４、
１５が固着してある。
【００２１】当該凹型ローラー７の回転軸は凸型ローラ
ー１１の回転軸と同一直線上からわずかに仰角を持たせ
た直線上に配置してあり、また、凸型ローラー１１の先
端部がわずかに凹型ローラー７の凹部に挿入した状態に
設けてあり、この状態で網の牽引を可能に設けた構造と
し、当該ローラー１６を水平アーム１７の左右両側に各
々懸架して、牽引ローラー１８を形成する。
ー１１の回転軸と同一直線上からわずかに仰角を持たせ
た直線上に配置してあり、また、凸型ローラー１１の先
端部がわずかに凹型ローラー７の凹部に挿入した状態に
設けてあり、この状態で網の牽引を可能に設けた構造と
し、当該ローラー１６を水平アーム１７の左右両側に各
々懸架して、牽引ローラー１８を形成する。
【００２２】水平台座１９の両端に軸受２０を設け、両
端に大径のＶ型ローラー２１を有し中間部は小径のロー
ラー２２で形成された二重ローラー２３を、油圧モータ
ー２４で回転自在に取付ける。
端に大径のＶ型ローラー２１を有し中間部は小径のロー
ラー２２で形成された二重ローラー２３を、油圧モータ
ー２４で回転自在に取付ける。
【００２３】当該水平台座１９には回動自在に設けた押
えアーム２５を取付け、押えアーム２５の先端にはロー
ラーカバー２６を固着する。
えアーム２５を取付け、押えアーム２５の先端にはロー
ラーカバー２６を固着する。
【００２４】当該ローラーカバー２６には、二重ローラ
ー２３側に２個の押えローラー２７を回転自在に取付け
て、油圧シリンダー２８の伸縮で押えローラー２７を押
え・解放自在に設けて水平ローラー２９を形成する。
ー２３側に２個の押えローラー２７を回転自在に取付け
て、油圧シリンダー２８の伸縮で押えローラー２７を押
え・解放自在に設けて水平ローラー２９を形成する。
【００２５】船体に取り付けられたブーム３０上を移動
自在に設けたトロリー装置３１に、船首側に上記牽引ロ
ーラー１８を、また船尾側には水平ローラー２９をそれ
ぞれ独立して移動自在に取り付けた構造としてある。
自在に設けたトロリー装置３１に、船首側に上記牽引ロ
ーラー１８を、また船尾側には水平ローラー２９をそれ
ぞれ独立して移動自在に取り付けた構造としてある。
【００２６】なお、本発明に於ける油圧の回路は図示省
略する。
略する。
【００２６】
【発明の効果】本発明は上述したような構造であるた
め、以下にのべるような効果を発揮するものである。
め、以下にのべるような効果を発揮するものである。
【００２８】すなわち、図４に示す通り、船上に揚網し
た網３２を水平ローラーを通過させる際に、左右の大径
ローラー部にそれぞれ浮子３２と沈子３３を分離させる
ことができ、その分離された浮子及び沈子をそれぞれ後
方に位置した牽引ローラーで別々に牽引することができ
るので、網の捌きの作業が極めて楽に行える。
た網３２を水平ローラーを通過させる際に、左右の大径
ローラー部にそれぞれ浮子３２と沈子３３を分離させる
ことができ、その分離された浮子及び沈子をそれぞれ後
方に位置した牽引ローラーで別々に牽引することができ
るので、網の捌きの作業が極めて楽に行える。
【００２９】さらに従来方法のようにデリックブームを
高く上げなくて済むため、船体のトップヘビー化を防
ぎ、安定を保つことが可能である。
高く上げなくて済むため、船体のトップヘビー化を防
ぎ、安定を保つことが可能である。
【００３０】さらに最も捌きにくい沈子及び浮子部分を
それぞれ単独で牽引できるので、非常に効率的で、省力
化に貢献可能である。
それぞれ単独で牽引できるので、非常に効率的で、省力
化に貢献可能である。
【図１】 斜視図
【図２】 牽引ローラーの側面図
【図３】 水平ローラーの断面図
【図４】 使用状態の説明図
１ 支持アーム ２ 懸架金具 ３ 油圧シリンダー ４ 取付けアーム ５ 凹型ローラーベース ６ 油圧モーター ７ 凹型ローラー ８ 俯仰シリンダー ９ 油圧シリンダー １０ 取付けアーム １１ 凸型ローラー １２ ローラーベース １３ 油圧モーター １４ ガイドパイプ １５ ガイドパイプ １６ ローラー １７ 水平アーム １８ 牽引ローラー １９ 水平台座 ２０ 軸受 ２１ Ｖ型ローラー ２２ 小径ローラー ２３ 二重ローラー ２４ 油圧モーター ２５ 押えアーム ２６ ローラーカバー ２７ 押えローラー ２８ 油圧シリンダー ２９ 水平ローラー ３０ ブーム ３１ トロリー装置 ３２ 網 ３３ 浮子 ３４ 沈子
Claims (1)
- 【請求項１】揚網方向に対し前方に、両サイドに大径の
Ｖ型ローラー部を設け、中間部は小径に形成されたロー
ラー部で沈子及び浮子を分離しながら網を牽引可能に形
成した水平ローラーを設け、また後方には水平アームの
両端に沈子及び浮子を夫々単独に牽引可能な一対の揚網
ローラーで形成された牽引ローラーを取り付け、夫々の
ローラーを、船体に取り付けたブームレール上を、独立
して前後に移動可能なトロリー装置に懸架したことを特
長とする旋網の網捌き装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11874497A JPH10295217A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 旋網の網捌き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11874497A JPH10295217A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 旋網の網捌き装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10295217A true JPH10295217A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14743993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11874497A Pending JPH10295217A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 旋網の網捌き装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10295217A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101169363B1 (ko) | 2005-01-11 | 2012-07-30 | 박명오 | 주낙용 양승장치 |
| CN103821816A (zh) * | 2012-09-03 | 2014-05-28 | 詹姆斯·姜 | 具有多个辊的卡环 |
| KR200485567Y1 (ko) * | 2017-09-12 | 2018-01-25 | 박수영 | 양식장 쌍줄부표 설치용 연속주행설비 |
-
1997
- 1997-04-21 JP JP11874497A patent/JPH10295217A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101169363B1 (ko) | 2005-01-11 | 2012-07-30 | 박명오 | 주낙용 양승장치 |
| CN103821816A (zh) * | 2012-09-03 | 2014-05-28 | 詹姆斯·姜 | 具有多个辊的卡环 |
| KR200485567Y1 (ko) * | 2017-09-12 | 2018-01-25 | 박수영 | 양식장 쌍줄부표 설치용 연속주행설비 |
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