JPH10294806A - 電話付きファクシミリの回線制御装置 - Google Patents

電話付きファクシミリの回線制御装置

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JPH10294806A
JPH10294806A JP9104662A JP10466297A JPH10294806A JP H10294806 A JPH10294806 A JP H10294806A JP 9104662 A JP9104662 A JP 9104662A JP 10466297 A JP10466297 A JP 10466297A JP H10294806 A JPH10294806 A JP H10294806A
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JP
Japan
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response
facsimile
call
telephone
cng signal
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Application number
JP9104662A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Takami
善隆 高見
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話を掛けてきた人に違和感を感じさせた
り、ファクシミリの呼設定手順に入るまでに時間がかか
っていた。 【解決手段】 呼び出しがあると回線制御部12と網制
御部11などによって自動着信し、そのときからセルフ
リング発生器13などが応答を開始し始める(ステップ
S105)が、主制御部22はモデム14の検出状態か
らCNG信号を検出したか否かを判断し(ステップS1
10)、CNG信号を検出した場合にはリングバックト
ーンの発生を休止させ(ステップS115)ることによ
り、一定期間を無音状態の休止期間とさせて次のCNG
信号の検出をしやすくするようにしたため、電話をかけ
てきたものにとってはリングバックトーンが聞こえて違
和感を無くしつつ、ファクシミリに対してはCNG信号
を検出しやすくして確実にファクス通信を開始させるこ
とが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話付きファクシ
ミリの回線制御装置に関し、特に、自動着信して起呼側
を判断する電話付きファクシミリの回線制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電話付きファクシミリの
回線制御装置として、特開平4−142146号公報に
示すものが知られている。従来の電話付きファクシミリ
の回線制御装置の場合、自動応答モードの時に着信する
と最初にCNG信号の待機に入るため、起呼側がファク
シミリでない場合には無音状態が形成される。
【0003】一方、電話通話を優先させようとする場
合、自動着信してベル音を鳴動させたり応答メッセージ
を送出し、その後でファクシミリの呼設定手順に入る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電話付
きファクシミリの回線制御装置においては、次のような
課題があった。前者のものの場合、最初に無音状態が生
じるので、電話を掛けてきた人に違和感を感じさせる
し、場合によっては電話を切ってしまいかねない。
【0005】後者のものの場合、ファクシミリの呼設定
手順に入るまでに時間がかかり、起呼側がファクシミリ
であるときに応答がないと判断して回線を切断してしま
いかねない。本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、電話の場合に相手に違和感を感じさせることな
くファクシミリの場合に確実に通信させることが可能な
電話付きファクシミリの回線制御装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、電話回線に接続されて自
動着信する自動着信手段と、自動着信時から起呼側に所
定の応答を送出する応答手段と、自動着信時から起呼側
からのファクスの呼設定手順における応答信号の送出を
待機し、送出があれば上記応答手段を無音状態とさせる
応答制御手段とを具備する構成としてある。
【0007】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、ファクス通信手段や電話手段とが一つの
電話回線に接続されているような状況において、自動着
信手段が同電話回線に接続され、呼び出しがあると自動
着信する。応答手段は自動着信時から起呼側に所定の応
答を送出することにより、着信時に無音状態とならない
ようにする。一方、自動着信後、応答制御手段は直ちに
起呼側からのファクスの呼設定手順における応答信号の
送出を待機する。そして、起呼側から応答信号の送出が
あれば上記応答手段を無音状態とさせる。
【0008】すなわち、自動着信とともに起呼側には所
定の応答を送出するのでとりあえず無音とならず、起呼
側には違和感を生じさせない。一方、起呼側がファクシ
ミリである場合には、着信後に所定の周波数からなる呼
設定用の応答信号を送出してくるが、呼設定手順を確立
させるためには余分な信号がないことが望ましい。従っ
て、応答制御手段が呼設定用の応答信号を受信すると呼
設定手順が開始される状況と判断し、応答手段に対して
即座に無音状態を確立させる。
【0009】自動着信手段は呼があるときに自動着信で
きるものであればよく、応答手段は着信直後から起呼側
に所定の応答を送出するものであればよい。応答には既
にいくつかのものが知られており、その一例として、請
求項2にかかる発明は、請求項1に記載の電話付きファ
クシミリの回線制御装置において、上記応答手段は、起
呼側に対して所定の音声メッセージを送出する構成とし
てある。上記のように構成した請求項2にかかる発明に
おいては、自動着信後から応答手段は起呼側に対して所
定の音声メッセージを送出する。従って、起呼側が着信
してきた場合に自動着信したときから音声メッセージが
聞こえるようになる。このような音声メッセージは、通
常、現在呼出中であるのでしばらく待っていただくよう
に伝えるものなどである。
【0010】また、他の一例として、請求項3にかかる
発明は、請求項1に記載の電話付きファクシミリの回線
制御装置において、上記応答手段は、起呼側に疑似的な
リングバックトーンを送出する構成としてある。上記の
ように構成した請求項3にかかる発明においては、自動
着信後から応答手段は起呼側に疑似的なリングバックト
ーンを送出する。従って、起呼側が着信してきた場合に
呼出中から自動着信後もリングバックトーンが聞こえる
状況となる。
【0011】すなわち、起呼側が電話のために着信して
きた場合に備えてリングバックトーンや音声メッセージ
などを送出して応答する。応答制御手段は、ファクスの
呼設定手順における起呼側の応答信号に基づいてファク
スであるか否かを判断する。例えば、CCITT勧告
T.30の場合であればフェーズAにおけるCNG信号
の送出を待機するようなことが該当する。むろん、異な
るプロトコールを採用する場合には、CNG信号以外の
ものを待機するようにしても良い。
【0012】この応答制御手段は所定の場合に応答手段
を無音状態とさせる。この場合の無音状態は、ファクシ
ミリが呼設定手順を実行するのに好適な環境を形成する
ことを意味する。従って、必ずしも完全な無音だけを意
味するものではなく、その一例として、請求項4にかか
る発明は、請求項3に記載の電話付きファクシミリの回
線制御装置において、上記応答手段は、上記応答制御手
段からの制御に応じてリングバックトーンの間隔を一時
的に増やす構成としてある。
【0013】上記のように構成した請求項3にかかる発
明においては、自動着信直後から応答手段がリングバッ
クトーンを起呼側に送出する一方で、応答制御手段が起
呼側からの応答信号の送出を検出した場合、リングバッ
クトーンの間隔を一時的に増やす。リングバックトーン
自体が一定時間間隔を空けて送出されるため、その間隔
を一時的に増やすことによって無音状態が確保される。
また、別の一例として、請求項5にかかる発明は、請求
項1〜請求項4のいずれかに記載の電話付きファクシミ
リの回線制御装置において、上記応答制御手段は、上記
応答手段からの応答の送出レベルを低減させて無音状態
とする構成としてある。
【0014】上記のように構成した請求項5にかかる発
明においては、応答制御手段が応答手段からの応答の送
出レベルを低減させ、実質的な意味で無音状態とする。
例えば、ファクシミリがCNG信号を検出する際に支障
のない範囲でのレベルまで応答レベルを下げればよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、自動着信
直後から応答の送出を開始するものの、呼設定手順の応
答信号が送出された場合に無音状態とするようにしてい
るため、電話をかけてきた相手に対しては応答が送出さ
れて違和感が無くなるし、ファクシミリに対しては応答
信号を検出した時点で無音状態となって以後の呼設定手
順を確実に実行できるようにすることが可能な電話付き
ファクシミリの回線制御装置を提供することができる。
【0016】また、請求項2にかかる発明によれば、応
答として音声メッセージを送出する場合でも起呼側がフ
ァクシミリであるときに呼設定手順を実行しやすくな
る。さらに、請求項3にかかる発明によれば、応答とし
てリングバックトーンを送出する場合でも起呼側がファ
クシミリであるときに呼設定手順を実行しやすくなる。
さらに、請求項4にかかる発明によれば、リングバック
トーンの間隔を一時的に増やすだけであるので、ファク
シミリでないときに送出したとしても起呼側にとっては
違和感が比較的小さい。なお、リングバックトーンを定
常的に長くしてしまうと違和感が大きいので採用し得な
い。
【0017】さらに、請求項5にかかる発明によれば、
応答レベルを下げるだけであるので、応答を停止させて
から再び送出するような制御に比べて容易である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明のクレーム対応図
を示しているとともに、図2は本発明の一実施形態にか
かるファクシミリをブロック図により示している。以
下、主に図2を参照して本実施形態について説明してい
く。
【0019】同図において、公衆電話回線には網制御部
11が接続され、回線制御部12による制御に応じて公
衆電話回線との接続と切断を実行する。回線制御部12
はバス21を介して主制御部22に接続されており、自
動着信か否かの設定を操作パネル23から操作すること
により、同主制御部22が回線制御部12における自動
着信に関する設定を変更する。自動着信に設定する場
合、着信時の鳴動回数を設定しておき、同回数だけ呼出
音がなった時点で回線制御部12は網制御部11にて着
信させる。この意味で網制御部11と回線制御部12と
主制御部22などによって自動着信手段1を構成する。
本実施形態においては着信までの鳴動回数を設定可能と
しているが、固定的であっても構わない。
【0020】回線制御部12には擬似的なリングバック
トーンを発生するセルフリング発生器13が接続されて
おり、回線制御部12の制御に従って自動着信後に上記
網制御部11を介して公衆電話回線側に疑似リングバッ
クトーンを送出する。これにより、起呼側は自動着信ま
では通常のリングバックトーンが聞こえ、自動着信後は
擬似的なリングバックトーンが聞こえることになり、自
動着信しても呼び出しが継続しているように錯覚する。
本実施形態においては、このようにして自動着信後に擬
似的なリングバックトーンを送出することにより、一種
の応答を行うものとしており、この意味で網制御部11
と回線制御部12とセルフリング発生器13などによっ
て応答手段2を構成する。
【0021】応答の種類はこのようなリングバックトー
ンに限る必要はなく音声メッセージなどでも可能であ
る。音声メッセージとしては、「ただ今、呼び出してお
ります。しばらくお待ち下さい。ファクスの方は送信ボ
タンを押して下さい。」というようなものなどがよい。
音声メッセージで応答する場合、図2に二点鎖線で示す
音声合成部15を備え、セルフリング発生器13と同様
に回線制御部12に接続しておく。この音声合成部15
は予め書き込まれた音声ROMから読み出したディジタ
ルデータを音声信号に変換して上記公衆電話回線より起
呼側に送出可能となっている。この例では音声ROMか
ら読み出したディジタルデータから音声合成するように
しているが、磁気媒体を再生してメッセージを再生する
ようなもので構成することもできる。
【0022】また、上記網制御部11にはモデム14が
接続されており、回線接続状態でディジタル信号とアナ
ログ信号の変換を行いつつ公衆電話回線を介して相手側
ファクシミリとファクス通信可能となっている。本モデ
ム14はファクス手段を構成する一部でもあるが、ファ
クス通信の開始時に所定の通信規格(CCITT勧告
T.30)に従ったCNG信号が送信されてきたか否か
を判断する。このCNG信号によって起呼側がファクシ
ミリであることを確認できる。モデム14は回線制御部
12を介してバス21に接続され、主制御部22に対し
てCNG信号を受信したことを含めたステータスを送出
することにより、同主制御部22から制御可能となって
いる。
【0023】主制御部22は図示しないROMやRAM
を備えて図3に示す着信処理を実行しており、ステップ
S100にて回線制御部12を介して着信と判断する
と、ステップS105にてセルフリング発生器13に擬
似的なリングバックトーンを発生させる。これによっ
て、起呼側では着信後もリングバックトーンが聞こえ、
あたかも呼び出し中のように聞こえる。一方、主制御部
22は、ステップS110にて上記モデム14を介して
CNG信号を受信したか否かを判断し、検出した場合に
はステップS115にてセルフリングを休止させる。
【0024】すなわち、主制御部22はモデム14によ
って自動着信時から起呼側からのファクスの呼設定手順
における応答信号の送出を待機し、送出があったことを
検出すると、応答手段であるセルフリング発生器13か
らのリングバックトーンの発生を休止させる。セルフリ
ング発生器13からのリングバックトーンの発生を休止
させることにより、無音状態が確保される。従って、モ
デム14と回線制御部12と主制御部22とともに当該
主制御部22の実行プログラムとによって応答制御手段
3を構成する。なお、最初のCNG信号の検出が誤りで
ある場合もあり得るため、ステップS120にて一定期
間の休止期間を経過したか判断し、経過しているときに
ステップS125にてリングバックトーンの発生を再開
させる。
【0025】本実施形態においては、応答として疑似リ
ングバックトーンを発生する場合に、無音状態とさせる
ためにセルフリング発生器13を休止させているが、具
体的に無音状態を確保するには応答手段に応じて適宜変
更可能である。セルフリング発生器13を使用する例で
あれば、疑似リングバックトーンの発生間隔を増やすよ
うにしても良い。通常、リングバックトーンが1秒鳴動
して2秒無音であるのに対し、CNG信号は0.5秒発
生させて3秒間の休止期間を置く。従って、次のCNG
信号を無音状態で確保するために疑似リングバックトー
ンの間隔を4〜5秒程度に設定することによって必要十
分な無音状態を確保できる。セルフリング発生器13が
その鳴動時間と間隔とを設定可能である場合、主制御部
22は一時的に同設定を書き換えればよい。
【0026】図4は、より具体的に図3におけるフロー
チャートの変更部分を示している。リングバックトーン
の間隔を一時的に変更する場合、ステップS105にて
通常間隔でリングバックトーンの間隔を通常間隔で発生
させ、CNG信号の検出時にステップS115にてリン
グバックトーンの間隔を5秒に設定する。もし、一定の
休止期間に次のCNG信号を検出できなければ、ステッ
プS125にて通常の間隔へと戻す。
【0027】また、応答として音声のメッセージを送出
する場合もフローチャートの同様の箇所を変更する。す
なわち、ステップS105にて音声合成部15に対して
応答メッセージの発生開始を指示するが、CNG信号を
検出したらステップS115にて同応答メッセージを中
断させる。そして、一定の無音状態でCNG信号を検出
できなければステップS125にて応答メッセージの発
生をやり直す。さらに、無音状態は必ずしも完全な無音
状態とするだけに限らず、CNG信号の検出に支障を生
じなければよいので、送出レベルを低減させる処理でも
良い。これはリングバックトーンの場合でも音声メッセ
ージの場合でも同様であり、応答を開始するステップS
105では通常レベルで送出するが、CNG信号を検出
したらステップS115にて送出レベルを低減させる。
そして、一定のミュート状態でCNG信号を検出できな
ければステップS125にて送出レベルを初期状態に戻
してやり直す。
【0028】本ファクシミリの説明に戻ると、主制御部
22が接続されるバス21には圧縮部/復元部31を介
して読み取り部32や記録部33、およびバッファメモ
リ34も接続されており、主制御部22による制御のも
とで上記モデム14を介して起呼側のファクシミリとフ
ァクス通信し、ファクス画像の送受信が可能となってい
る。本実施形態においては、ファクシミリとして送信機
能と受信機能との両方を備えているが、電話付きファク
シミリを前提とした回線制御装置が適用されうるファク
シミリ機能を備えていれば良く、一方の機能だけも構わ
ない。また、パソコンなどによってその機能の一部とし
てファクシミリを構成することも可能である。むろん、
送信機能だけの場合はポーリング処理を実行することに
なる。
【0029】また、このような前提のもと、本ファクシ
ミリにも電話応答を可能とするためのハンドセット41
が上記回線制御部12に接続されており、ファクシミリ
通信中を除いてハンドセット41をオフフックすること
によって公衆電話回線を介して電話応答可能となってい
る。むろん、当該ハンドセット41はコードレス電話機
などであっても良い。また、本実施形態においては、通
常のハンドセット41を備えた電話付きファクシミリと
して説明しているが、いわゆる留守番電話機能付きの場
合でも可能である。この場合、着信から一定時間の間に
ファクス通信が開始されなければ留守電の応答メッセー
ジを送出させるようにする。
【0030】また、主制御部22は図3に示す着信処理
以外にも各種の制御処理などを実行している。本実施形
態には独立した主制御部22を備えているが、上述した
ようにパソコンなどに組み込む場合にはそのCPUなど
によって実現できる。特に一定のハードウェアを備えて
いる場合にはソフトウェアの設定だけで実現可能な場合
もあり、この場合にはかかるソフトウェアを記録した媒
体としても本発明は適用可能であるし、そのような媒体
としては通常の外部記録媒体のみならず、ROMチップ
であったり、1チップマイコンなどにおいても当然に含
まれる。
【0031】次に、上記構成からなる本実施形態の動作
を着信の流れに沿って図3に示すフローチャートを参照
しつつ説明する。図5は起呼側が通常の電話のために着
信してくる場合の時系列を示している。最初に起呼側が
ダイヤルすると、交換接続に要する時間を経て呼び出し
が開始される。予め設定した着信までの鳴動回数だけ呼
出音が鳴動されたら、網制御部11は自動着信する。主
制御部22は網制御部11が自動着信したことをステッ
プS100にて検知すると、ステップS105にてセル
フリング発生器13に疑似リングバックトーンの発生開
始を指示する。すると、同セルフリング発生器13は起
呼側に対して擬似的なリングバックトーンを送出するた
め、起呼側で電話がつながるのを待機している発信者は
自動着信に気が付かないままリングバックトーンを聞き
続けることになる。また、疑似リングバックトーンの発
生とともに呼出ベルを鳴動させ始める。
【0032】セルフリング発生器13への指示後、主制
御部22はステップS110にてモデム14がCNG信
号を検出していないか判断し、CNG信号を検出してい
なければステップS145にて一定の待機時間を経過し
ていないか判断する。そして、一定時間を経過していな
い場合は、ステップS150にてハンドセット41がオ
フフックされていないか判断し、再びステップS110
にてモデム14がCNG信号を検出していないか判断す
る。従って、この一定時間内はCNG信号が送出される
のを待機することになる。
【0033】この場合は起呼側が電話のためにかけてき
ているため、CNG信号が送出されるべくもなく、呼出
ベルの鳴動が続く。従って、数回の呼出ベルの鳴動後に
被呼側の利用者がハンドセット41をオフフックするた
め、主制御部22はステップS155にてセルフリング
発生器13に対してリングバックトーンの発生を停止さ
せ、当該着信処理を終了する。なお、ファクシミリ通信
前にハンドセット41をオフフックしているため、同ハ
ンドセット41が公衆電話回線に接続され、起呼側と電
話応答可能となる。なお、被呼側がハンドセット41を
オフフックしない場合は待機時間が経過し、主制御部2
2はステップS140にて回線を切断して着信処理を終
了させる。
【0034】これに対し、図6は起呼側がファクシミリ
の場合の時系列を示している。ファクシミリの場合、ダ
イヤル後、被呼側の状況に関わらずCNG信号を発生さ
せ始める。従って、交換接続期間内でもCNG信号を発
生するし、呼出開始から着信するまでの間もCNG信号
を発生する。一方、被呼側においては予め設定した着信
までの鳴動回数だけ呼出音が鳴動された時点で網制御部
11が自動着信し、主制御部22は同網制御部11が自
動着信したことをステップS100にて検知すると、ス
テップS105にてセルフリング発生器13に疑似リン
グバックトーンの発生開始を指示する。
【0035】この時点からセルフリング発生器13は起
呼側に対して擬似的なリングバックトーンの送出を開始
するが、起呼側は一定間隔でCNG信号を送出してくる
ため、モデム14は一回目のCNG信号を検出できる。
すると、主制御部22はステップS110にて同モデム
14がCNG信号を検出したと判断し、ステップS11
5にてセルフリング発生器13に対してリングバックト
ーンの発生を休止させる。従って、被呼側からの信号の
送出が無くなり、無音状態となる。
【0036】この後、主制御部22はステップS120
にて休止期間内か判断するとともに、ステップS130
ではモデム14が次のCNG信号を検出していないか判
断し、検出できない間は再びステップS120にて休止
期間内か判断する。これは被呼側でリングバックトーン
の送出を停止させてから上記休止期間の間に次のCNG
信号が検出できるか待機することを意味し、この検出を
やりやすくするために無音状態を確保している。リング
バックトーンの送出を続ける場合には、リングバックト
ーンの送出タイミングとCNG信号の発生タイミングが
一致すると検出しにくくなるし、かといって最初からリ
ングバックトーンを発生させないとすると起呼側が電話
のために掛けてきたときには違和感が大きすぎるからで
ある。
【0037】一方、起呼側のファクシミリはこれとは無
関係にCNG信号を送出し続けるため、検出された先の
CNG信号の送出後、3秒後には次のCNG信号を送出
する。むろん、このときハム音状態が確保されているの
でモデム14は確実に同CNG信号を検出することがで
き、主制御部22はS130にてその検出結果を受けて
ステップS135にてファクス通信を開始させる。そし
て、ファクス通信が終了した時点でステップS140に
て回線を切断して着信処理を終了する。
【0038】なお、何らかの雑音などによって誤ってC
NG信号が検出されたと判断された場合には、休止期間
が経過しても次のCNG信号は検出されず、休止期間経
過時にステップS125にてセルフリング発生器13に
対してリングバックトーンの発生再開を指示する。この
ように、呼び出しがあると回線制御部12と網制御部1
1などによって自動着信し、そのときからセルフリング
発生器13などが応答を開始し始める(ステップS10
5)が、主制御部22はモデム14の検出状態からCN
G信号を検出したか否かを判断し(ステップS11
0)、CNG信号を検出した場合にはリングバックトー
ンの発生を休止させ(ステップS115)ることによ
り、一定期間を無音状態の休止期間とさせて次のCNG
信号の検出をしやすくするようにしたため、電話をかけ
てきたものにとってはリングバックトーンが聞こえて違
和感を無くしつつ、ファクシミリに対してはCNG信号
を検出しやすくして確実にファクス通信を開始させるこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる電話付きファクシ
ミリの回線制御装置のクレーム対応図である。
【図2】同回線制御装置を適用した電話付きファクシミ
リのブロック図である。
【図3】同ファクシミリにおける着信処理のフローチャ
ートである。
【図4】変形例におけるフローチャートの変更処理を示
す図である。
【図5】起呼側が電話の場合の時系列を示す図である。
【図6】起呼側がファクシミリの場合の時系列を示す図
である。
【符号の説明】
1…自動着信手段 2…応答手段 3…応答制御手段 11…網制御部 12…回線制御部 13…セルフリング発生器 14…モデム 15…音声合成部 21…バス 22…主制御部 23…操作パネル 31…圧縮部/復元部 32…読み取り部 33…記録部 34…バッファメモリ 41…ハンドセット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線に接続されて自動着信する自動
    着信手段と、 自動着信時から起呼側に所定の応答を送出する応答手段
    と、 自動着信時から起呼側からのファクスの呼設定手順にお
    ける応答信号の送出を待機し、送出があれば上記応答手
    段を無音状態とさせる応答制御手段とを具備することを
    特徴とする電話付きファクシミリの回線制御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の電話付きファクシ
    ミリの回線制御装置において、上記応答手段は、起呼側
    に対して所定の音声メッセージを送出することを特徴と
    する電話付きファクシミリの回線制御装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1に記載の電話付きファクシ
    ミリの回線制御装置において、上記応答手段は、起呼側
    に疑似的なリングバックトーンを送出することを特徴と
    する電話付きファクシミリの回線制御装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載の電話付きファクシ
    ミリの回線制御装置において、上記応答手段は、上記応
    答制御手段からの制御に応じてリングバックトーンの間
    隔を一時的に増やすことを特徴とする電話付きファクシ
    ミリの回線制御装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1〜請求項4のいずれかに記
    載の電話付きファクシミリの回線制御装置において、上
    記応答制御手段は、上記応答手段からの応答の送出レベ
    ルを低減させて無音状態とすることを特徴とする電話付
    きファクシミリの回線制御装置。
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