JPH10294781A - 無線電話装置及び通信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリダイヤルからの発呼を行う時、短時間
で容易に、目的とするメモリダイアルを検索可能にする
とともに、多くのメモリダイアルを階層的に格納して整
理しやすくした無線電話装置又は通信装置を実現する。 【解決手段】 メモリダイアル機能を有する無線電話装
置又は通信装置において、前記メモリダイアルの登録時
には、あらかじめ登録した複数のグループ名を表示し、
選択された前記グループ内に前記メモリダイアルを階層
化して登録する手段１と、前記メモリダイアルの呼出し
時には、前記グループ名を表示し、選択された前記グル
ープ内に登録されている前記メモリダイアルを優先的に
表示する手段１と、を有することを特徴とする無線電話
装置又は通信装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、無線電話装置等の
通信装置に関し、特に電話番号のメモリダイヤルへの登
録を階層化して行なう無線電話装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】現在の無線電話装置は、相手の名前や電
話番号データをメモリダイヤルに５０〜１００件程度登
録する事が可能である。しかしながら、その中から一人
のデータを読み出して発呼を行おうとする場合、登録デ
ータ数が少なければさほど問題は生じないが、たくさん
のデータを登録している場合には、目的のデータを探す
のが大変困難である。

【０００３】従来の無線電話装置では、特開平３−１８
４４５３号公報のように、目的のデータを読み出す方法
として、キーパッドにより読み出す候補の相手の名前の
頭文字または、連続する数字列や文字列を入力し、入力
した文字の電話番号のデータを無線電話装置の画面に表
示し、スクロールキーにより目的のデータを読み出すよ
うになっている。しかし、実際読み出したい相手の名前
をキーパッドにより入力する作業は面倒であり、メモリ
ダイヤルのデータの管理がばらばらであるため、仮に読
み出したい相手の頭文字が分からない場合には、大変な
作業になってしまう。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】第１の問題点は、従来
の技術において、メモリダイヤルに登録しているデータ
から目的のデータを頭文字のソートにより読み出そうと
するとき、頭文字のキーパッドからの入力は面倒であ
り、仮に頭文字が分からないときでは、目的のデータを
読み出すのが非常に困難であることである。

【０００５】第２の問題点は、従来の技術において、メ
モリダイヤルへ電話番号を格納する際に、適当に格納す
るエリアの番号を指定するため、メモリダイヤルに格納
されているデータに規則性がなく、整理されていないと
いうことである。

【０００６】現在の携帯電話やＰＨＳ等の無線電話装置
では、５０〜１００件もの電話番号及び相手の名前をメ
モリダイヤルに登録できるようになっている。しかしな
がら、いざ発呼動作でメモリダイヤルを呼び出そうとし
たとき、登録している番号が少ないうちはスクロールさ
せることにより簡単に呼び出すことができるが、何十件
も登録している時には目的の番号を呼び出すのにたいへ
んな時間と困難がかかる。仮に、ソートで呼び出そうと
してもソートさせるための頭文字をキー操作で入力する
のが面倒な作業となってしまうという問題がある。

【０００７】［発明の目的］本発明は、メモリダイヤル
への電話番号データ登録を階層化し、メモリダイヤルを
いくつかのグループに分類し、グループ名を付け、発呼
時のデータ検索を容易にするとともに、メモリダイヤル
のデータの整理を行うことを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明の無線電話装置又
は通信装置は、本体内部に電源をＯＦＦにしてもメモリ
ダイヤルデータが消えない不揮発メモリに電話番号デー
タを格納する際に、グループ情報（グループの名前）も
いっしょに格納し、階層化構造でメモリダイヤルのデー
タを管理することを特徴とする。

【０００９】また、本発明の無線電話装置又は通信装置
は、メモリダイアルの登録時には、あらかじめ登録した
複数のグループ名を表示し、選択された前記グループ内
に前記メモリダイアルを階層化して登録する手段と、前
記メモリダイアルの呼出し時には、前記グループ名を表
示し、選択された前記グループ内に登録されている前記
メモリダイアルを優先的に表示する手段と、を有するこ
とを特徴とする。

【００１０】また、前記メモリダイアルのデータを格納
する際に、グループ名の情報も格納し、階層化構造で前
記メモリダイヤルのデータを管理することを特徴とす
る。

【００１１】［作用］本発明の無線電話装置又は通信装
置によれば、電話番号データをメモリダイヤルに格納す
る際に、予め設定しておいたグループのどこに格納する
のかを指定し、その階層化したグループの中に格納する
ことにより、仮に通話したい相手の名前や電話番号を忘
れてたとしても、発呼時に呼び出したい相手の電話番号
をまずグループ名により選択するため、その中から候補
のデータを素早く見つけ出すことが可能となる。また、
メモリダイヤルの電話番号データがグループごとに区分
けされているため、データの整理が簡単となる。

【００１２】図３は、本発明の概念を説明する図であ
る。図３に示されるように、グループ名として、あらか
じめ「カイシャ」、「プライベート」などのグループ名
を登録しておき、メモリダイアルの登録時や、呼出し時
に、これを表示する。メモリダイアルは、選択されたグ
ループ内に階層的に登録され、呼出し時には、選択され
たグループ内のメモリダイアルを優先的に表示する。

【００１３】このように、本発明によれば、メモリダイ
ヤルがグループごとに分かれているので、メモリダイヤ
ルデータの呼出しが短時間で容易にできるとともに、整
理が可能となる。

【００１４】

【発明の実施の形態】

［１］構成の説明 次に、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。

【００１５】図１は、本発明の実施形態の構成を示すブ
ロック図である。図１において、１は制御部、２はキー
操作部、３は不揮発メモリ、４は表示部、５はマイク、
６はスピーカー、７は送信機、８は受信機である。

【００１６】本装置では、電話番号データが格納されて
いる不揮発メモリ３にメモリダイヤルをグループに分け
る際のグループ名のデータも格納している。

【００１７】また、図１の制御部１は、メモリダイアル
の登録時には、あらかじめ登録した複数のグループ名を
表示し、選択された前記グループ内に前記メモリダイア
ルを階層化して登録する手段と、メモリダイアルの呼出
し時には、前記グループ名を表示し、選択された前記グ
ループ内に登録されている前記メモリダイアルを優先的
に表示する手段とを備えている。

【００１８】図３は、本発明の階層化されたメモリデー
タの構成の一例を示す図である。

【００１９】図３に示すように、本発明によれば、メモ
リダイヤルを幾つかのグループ（階層化構造）に分類
し、それぞれのグループの中にメモリダイヤルデータを
格納する。なお、グループ名はユーザにより、例えば、
「カイシャ」「プライベート」などのように自由に設定
できる。

【００２０】図３に示すように、メモリダイヤルにデー
タを設定する時には、格納するグループ名（図３の）
を選択することで階層化構造によるグループ分けを行
う。メモリダイヤルデータをグループで分類することに
より、発呼時のメモリダイヤルの呼び出しを容易に実現
することができる。

【００２１】また、メモリダイヤルによる発呼を行う時
には、最初に予め設定したグループ（図３の）を選択
し、そしてメモリダイヤルデータ（図３の）を選択す
るので、数十件のメモリダイヤルデータを格納しておい
ても容易に目的のデータを呼び出せる。

【００２２】［２］動作の説明 次に、本発明の実施例について、メモリダイヤルデータ
をメモリダイヤルのグループに登録するまでの動作につ
いて、図１および図２を参照して詳細に説明する。な
お、図２は、メモリダイアル操作時の処理を示すフロー
チャートである。

【００２３】まず、無線電話装置の利用者は、キーパッ
ド（図１の２）から定められたキー操作によりメモリダ
イヤル設定モードに遷移させる（図２のＦ１）。する
と、予め利用者が設定しておいたグループ名が不揮発メ
モリ（図１の３）から読み出され、制御部（図１の１）
によりグループ名がＬＣＤ表示部（図１の４）に表示さ
れる（図２のＦ２）。その後、スクロールキー（「＊」
キーまたは「＃」キーなど）により、利用者が電話番号
データを格納したいグループ名を選択する（図２のＦ
３）。これらの動作を経て、相手の名前および電話番号
等のメモリダイヤルデータをキーパッド（図１の２）に
よりＬＣＤの画面表示に従い入力する。

【００２４】上記の動作により、メモリダイヤルデータ
が予め利用者が設定しておいたグループの中に階層的に
設定される。なお、メモリダイヤルのグループへの登録
については、通常状態（待ち受け状態）の他にも、ダイ
ヤル発信時や着信時にも登録可能なものであってもよ
い。

【００２５】次に、メモリダイヤルに登録したダイヤル
データでの発呼動作について説明する。発呼動作の際も
同様に、キーパッド（図１の２）から定められたキー操
作によりメモリダイヤルデータを読み出す。すると、最
初にＬＣＤにグループ名が表示され、利用者は電話した
い相手が登録されているグループ名をスクロールキーに
より選択する。その後は制御部（図１の１）が選択され
たグループ名の情報を受信し、そのグループに登録され
ているメモリダイヤルデータを不揮発メモリ（図１の
３）から読み出し、再びＬＣＤ表示部（図１の４）にダ
イヤルデータを表示する。利用者は再びスクロールキー
により目的のダイヤルデータを選択してキーパッド（図
１の２）から開始（オフフック）キーの押下により発信
動作を行う。

【００２６】なお、本発明は、無線電話装置に限ること
はなく、メモリダイアル機能を有する通信装置であれ
ば、同様に実施可能なことは明らかである。

【００２７】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、電話番
号データをメモリダイヤルに登録する際に予め利用者が
設定したグループの中に階層的に登録することにより、
利用者が電話したい相手の名前や番号を仮に忘れた場合
にもグループ毎に区分けされているために、容易に、す
ばやく見つけ出すことが可能となる。

【００２８】更に、数十件のメモリダイヤルを登録して
おいても、グループ名単位で管理されているので整理が
容易に行える。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図で
ある。

【図２】本発明の実施形態の動作を示すフローチャート
である。

【図３】本発明の階層化されたメモリデータの構成の一
例を示す図である。

【符号の説明】

１ 制御部 ２ キー操作部 ３ 不揮発メモリ ４ 表示部 ５ マイク ６ スピーカー ７ 送信機 ８ 受信機

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 メモリダイアル機能を有する無線電話装
   置において、 前記メモリダイアルの登録時に、あらかじめ登録した複
   数のグループ名を表示し、選択された前記グループ内に
   前記メモリダイアルを階層化して登録する手段と、 前記メモリダイアルの呼出し時に、前記グループ名を表
   示し、選択された前記グループ内に登録されている前記
   メモリダイアルを優先的に表示する手段と、を有するこ
   とを特徴とする無線電話装置。
2. 【請求項２】 前記メモリダイアルのデータを格納する
   際に、前記グループ名の情報も格納し、階層化構造とし
   て前記メモリダイヤルのデータを管理することを特徴と
   する請求項１記載の無線電話装置。
3. 【請求項３】 メモリダイアルをグループ分けして階層
   化するためのグループ名の情報を記憶する手段と、 前記グループ名を表示する手段と、 前記グループ内の前記メモリダイアルを優先的に表示す
   る手段と、を有することを特徴とする通信装置。