JPH10294168A - 面状発熱体芯部の構造及び製法 - Google Patents

面状発熱体芯部の構造及び製法

Info

Publication number
JPH10294168A
JPH10294168A JP11515897A JP11515897A JPH10294168A JP H10294168 A JPH10294168 A JP H10294168A JP 11515897 A JP11515897 A JP 11515897A JP 11515897 A JP11515897 A JP 11515897A JP H10294168 A JPH10294168 A JP H10294168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cotton cloth
paint
heating element
electrode
organic solvent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11515897A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Susa
隆治 諏佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUSA SHUICHI
SUSA YOSHIKO
Original Assignee
SUSA SHUICHI
SUSA YOSHIKO
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUSA SHUICHI, SUSA YOSHIKO filed Critical SUSA SHUICHI
Priority to JP11515897A priority Critical patent/JPH10294168A/ja
Publication of JPH10294168A publication Critical patent/JPH10294168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Surface Heating Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 消費電力を節減し、シルクスクリーン印刷用
の版を損傷することなく製作費を安価にし、綿布の形状
の大小にかかわらず電極部をきわめて簡単、且確実に形
成するようにした。 【解決手段】 有機溶剤を調合した電導性塗料をもって
面状発熱体aを構成する難燃性綿布1の表面に、所定間
隔を有する細い帯状電極部3をシルクスクリーン印刷に
よって形成せしめたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、面状発熱体芯部の
構造及び製法の分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の面状発熱体は、面状発熱体を構成
する難燃性綿布の表面部にポリウレタン系電導性塗料を
表面部全体に塗布ないし吹付けて形成していた。
【0003】その理由は、ポリウレタン系電導性塗料が
粘着性が高く、且固化するスピードが早いことが原因で
あった。
【0004】さらに従来の電導性塗料を使用し、帯状電
極部をシルクスクリーン印刷によって形成することはで
きなかった。その理由は、上述したように前記塗料が粘
着性が高く、のびも小さく、さらに乾燥するスピードが
早いがために固化し、そのためシルクスクリーン用の版
を溶かし損傷させるという欠陥からであった。
【0005】従って、従来の手段として、難燃性綿布の
表面部に前記塗料を付着しながら電極部を形成するに
は、ロール方式また吹付け等しか塗布方法がなかった。
そのため前記塗料を大量に使用せざるを得なかったし、
さらに製作費の昂騰を招き、また電力も多く消費せざる
を得なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに本発明は、難
燃性綿布等の表面部に形成する電極部をシルクスクリー
ン印刷にて製造することができるようにしたこと、第2
に、形状の種類を問わずに量産することができるように
したこと、第3に、小さな消費電力で十分、面状発熱機
能を発揮せしめることができる利点を有している。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
難燃性綿布またはポリエステルフィルムの表面部の両端
縁部に、板状銅線を貼着して2本の電極部を形成し、前
記電極部を接続する細い帯状電極部を所定間隔おきに、
所定量のポリウレタン系電導性塗料に所定量の有機溶剤
をもって希釈せしめた電導性塗料をもって形成せしめ、
且前記電極部に電極導線を引込んだ面状発熱体芯部の構
造である。
【0008】さらに請求項2に係る発明は、難燃性綿布
またはポリエステルフィルムの表面部の両端縁部に、板
状銅線を貼着して2本の電極部を形成し、前記電極部を
接続する細い帯状電極部を所定間隔おきに、所定量のポ
リウレタン系電導性塗料に所定量の有機溶剤をもって希
釈せしめた電導性塗料をもって、前記2本の電極部を接
続する細い帯状電極部をシルクスクリーン印刷にて形成
せしめた面状発熱体芯部の製法である。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1及び2に係る発明の実施
の形態を説明すると以下のとおりである。
【0010】本発明においては、ポリウレタン系電導性
塗料に、有機溶剤を所定量添加し調合して、前記塗料の
特性である粘着性と固さを減少せしめ、柔軟性を持たせ
た。
【0011】前記のように調合した電導性塗料を使用し
てシルクスクリーン印刷を施しても、感光乳剤から形成
されているシルクスクリーン用の版が、溶けてしまって
前記版が損傷するようなことがない。
【0012】従って難燃性綿布またはポリエステルフィ
ルムの表面部に、細い帯状電極部を形成するのに、シル
クスクリーン印刷を施すと、前記塗料がスムーズにのび
ると共に、固化するスピードも従来の塗料より遅延し、
シルクスクリーン印刷の作業がきわめて良好となった。
【0013】そのため前記発明においては、細い帯状電
極部でも、きわめて容易にシルクスクリーン印刷が可能
となり、且シルクスクリーン印刷用の版自体を損傷させ
たりしない。
【0014】以上のようにして形成されたシルクスクリ
ーン印刷により形成の前記電極部を有する難燃性綿布ま
たはポリエステルフィルムの面状発熱体の芯材は、前記
綿布またはポリエステルフィルム全体にポリウレタン系
電導性塗料を付着せしめたものよりも、消費電力を著し
く節減できる。
【0015】さらに従来のように前記綿布等の表面部全
体に前記電導性塗料を付着する製造工程と異なり、前記
塗料の使用量が著しく節減できる。
【0016】また本発明のシルクスクリーン方式によっ
て、前記のような電極部を形状の異なった難燃性綿布等
に、きわめて簡単且確実に製造できる。
【0017】さらに本発明は、シルクスクリーン印刷に
よって前記綿布等の表面部に前記電極部を形成するの
で、従来のローラー方式または吹付け方式等と異なり、
前記綿布の形状より前記塗料をはみ出すことがない。
【0018】
【実施例】請求項1及び2に係る発明の実施例を説明す
ると以下のとおりである。
【0019】本発明の要旨は、面状発熱体aを構成する
難燃性綿布1の表面部2に形成する、細い帯状電極部3
を形成するポリウレタン系電導性塗料を、所定量の有機
溶剤をもって希釈せしめ、従来の前記塗料が有していた
固さを柔げ、固化する速度を若干遅延せしめた点であ
る。従って本発明においては、前記塗料60%に対し、
有機溶剤40%で調合する。さらに前記塗料50%に対
し、前記溶剤を50%にして調合してもよい。また前記
塗料40%に対し前記溶剤60%にて調合せしめてもよ
い。
【0020】前記電極部3は、図面図示のように前記綿
布1の表面部2中、左右両側端縁部に所定間隔を設け平
行状に2本形成し、且前記2本の電極部3を接続する複
数の細い電極部3を所定間隔をおいて形成する。4は前
記電極部3と接続する導線である。5は前記綿布1の裏
面部に貼着した保温シートである。前記シート5は発泡
ポリエチレン製のものを使用してもよい。6は前記綿布
1の表面部2と前記保温シート5の裏面部に夫々貼着し
たポリエステルフィルムである。7は前記綿布1の表面
部2側方に貼着した前記フィルム6の表面部にラミネー
トしたアルミ箔シートである。8は前記アルミ箔シート
7の表面部と、前記ポリエステルフィルム6の裏面部に
夫々貼着した前記の貼着資材を包被する防水シートであ
る。
【0021】さらに本発明は、面状発熱体a以外に、消
雪パネルとして利用できる。また本発明の面状発熱体a
は道路に埋設したり、消雪用として屋根の上面部に取着
してもよい。さらに床暖房としたり、トイレや台所に敷
いて保温用マットとして利用することもできる。またベ
ット用マットの下に敷いてもよい。
【0022】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明は以下に示す
効果を奏する。
【0023】本発明は、面状発熱体の芯材として使用す
る難燃性綿布等の表面部に電極部を形成するのに、所定
量の有機溶剤を調合せしめて形成した柔かく且固化速度
の遅い電導性塗料を使用したので、従来の加工では不可
能とされていたシルクスクリーン印刷によって所定間隔
を有する細い帯状電極部を形成することができた。
【024】さらに本発明は、前述のようにシルクスクリ
ーン印刷によって、細い帯状電極部を形成することがで
きるようにしたので、前記綿布の形状の大きさを問わず
にきわめて簡単且迅速に形成できる。
【0025】また本発明は、上述のように前記塗料を有
機溶剤によって固さを調整し、且固化するスピードを遅
延せしめることができるので、シルクスクリーン印刷用
の版を損傷しない。
【0026】さらに本発明は、電極部の形成時に使用す
る塗料を従来のものに比し、著しく節減して製造できる
ようにしたので、製作費を著減できた。
【0027】また本発明の電極部は、細い帯状電極部と
なしたので、消費電力は従来のものに比し著減できるに
至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明面状発熱体の一部切欠斜面図である。
【図2】aは発熱体を構成する難燃性綿布の裏面部と前
記綿布の表面部に順次貼着した各種シートを示した図で
あり、bは同発熱体を構成する難燃性綿布の裏面部と前
記綿布の表面部に順次貼着した各種シートを示した図で
ある。
【図3】同発熱体を構成する各構成部材を貼着する前の
縦断面図である。
【図4】図1に示す面状発熱体の一部切欠拡大縦断面図
である。
【符号の説明】
a 面状発熱体 1 難燃性綿布 2 表面部 3 電極部 4 導線 5 保温シート 6 ポリエステルフィルム 7 アルミ箔シート 8 防水シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏佐 隆治 新潟県見附市月見台2−9

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】難燃性綿布またはポリエステルフィルムの
    表面部の両端縁部に、板状銅線を貼着して2本の電極部
    を形成し、前記電極部を接続する細い帯状電極部を所定
    間隔おきに、所定量のポリウレタン系電導性塗料に所定
    量の有機溶剤をもって希釈せしめた電導性塗料をもって
    形成せしめ、且前記電極部に電極導線を引込んだことを
    特徴とする面状発熱体芯部の構造。
  2. 【請求項2】難燃性綿布またはポリエステルフィルムの
    表面部の両端縁部に、板状銅線を貼着して2本の電極部
    を形成し、前記電極部を接続する細い帯状電極部を所定
    間隔おきに、所定量のポリウレタン系電導性塗料に所定
    量の有機溶剤をもって希釈せしめた電導性塗料をもっ
    て、前記2本の電極部を接続する細い帯状電極部をシル
    クスクリーン印刷にて形成せしめたことを特徴とする面
    状発熱体芯部の製法。
JP11515897A 1997-04-17 1997-04-17 面状発熱体芯部の構造及び製法 Pending JPH10294168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11515897A JPH10294168A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 面状発熱体芯部の構造及び製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11515897A JPH10294168A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 面状発熱体芯部の構造及び製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10294168A true JPH10294168A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14655776

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11515897A Pending JPH10294168A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 面状発熱体芯部の構造及び製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10294168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005089022A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 発熱体とその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005089022A1 (ja) * 2004-03-12 2005-09-22 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 発熱体とその製造方法
US7675004B2 (en) 2004-03-12 2010-03-09 Panasonic Corporation Heating element and production method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR950008175B1 (ko) 프린팅
JP3283525B2 (ja) リヤ電極に積層されたelパネル
MX2011002175A (es) Cinta electricamente conductora para paredes y techos.
CN105720179A (zh) 一种防静电led显示屏及其制造方法
JPH10294168A (ja) 面状発熱体芯部の構造及び製法
JP4627255B2 (ja) アンテナシート
JPH04507383A (ja) 物品の製造方法及び物品の製造方法に使用する要素
US20070059476A1 (en) Contact clear decorative wall elements
KR100267208B1 (ko) 후막 이엘시트 및 그 제조방법
EP0844218A1 (en) Method for manufacturing glass and gold slabs for mosaics
US5934034A (en) Foundation material for use with putty and manufacturing method therefor
DE3419579A1 (de) Flachkabel aus einem biegsamen traeger und mit diesem traeger verbundenen leitern
CN2224240Y (zh) 取暖装饰板
JPH09193334A (ja) 装飾材とその製造方法
CN2396985Y (zh) 立体浮塑沙画卡
JPH0234022Y2 (ja)
KR100411396B1 (ko) 알루미늄시이트를사용하여제조한면상발열체
CN2344224Y (zh) 一种汽车后视镜加热装置
JPS62164953A (ja) 電導性を有する無塵パネル
JPH0311280Y2 (ja)
JPH08207206A (ja) 内装材
JPS606225B2 (ja) 装飾材の製造方法
JPH0255193A (ja) 昇華転写受像紙及びその製造方法
ITMI982819A1 (it) Procedimento per la riproduzione di immagini o di testi su filmmetalizzato olografico in tutte le sue varianti e colori lucido,
JPH0150466B2 (ja)