JPH10293752A - 二重化プロセッサ及びその処理方法 - Google Patents

二重化プロセッサ及びその処理方法

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JPH10293752A
JPH10293752A JP9101314A JP10131497A JPH10293752A JP H10293752 A JPH10293752 A JP H10293752A JP 9101314 A JP9101314 A JP 9101314A JP 10131497 A JP10131497 A JP 10131497A JP H10293752 A JPH10293752 A JP H10293752A
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JP
Japan
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processing
processor
standby
active
distributed
Prior art date
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Pending
Application number
JP9101314A
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English (en)
Inventor
Akihiro Koike
昭博 小池
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FUKUSHIMA NIPPON DENKI KK
NEC Fukushima Ltd
Original Assignee
FUKUSHIMA NIPPON DENKI KK
NEC Fukushima Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現用系、待機系と二系統あるシステムにおい
て、待機系プロセッサを有効活用することにより、シス
テム処理能力を向上させる。 【解決手段】 待機系プロセッサ2に、処理実行監視部
5、処理実行分配部6、処理分類テーブル7を実装する
ことにより、現用系プロセッサ1の負荷を軽減させ、処
理能力が低下することを、未然に防止し、現用系プロセ
ッサ1で処理待ちとなっている要求を待機系プロセッサ
2で実行することにより、システムの処理能力を向上さ
せることができる。また、処理分類テーブル7を用いる
ことにより、障害時の系切替が発生した場合も、データ
の損失を最小限にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現用系と待機系と
の二重化されたプロセッサを有する計算機及びその処理
方法に関し、特に待機系プロセッサの有効利用、及びシ
ステム全体としての処理速度を向上させる装置及び方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の二重化プロセッサにおけ
る待機系プロセッサの有効利用では、現用プロセッサ過
負荷時に、通常使用されることのない待機系プロセッサ
に処理を実行させることにより、現用系プロセッサの負
荷を軽減する方式がある。
【0003】これは、たとえば、特開平4−12936
4号公報の「電子交換機システムにおける処理分散方
式」に示される様に、現用系プロセッサの負荷がある程
度増加した場合、待機系プロセッサに処理を実行させて
処理効率を向上させていた。
【0004】また、特開平3−278238号公報の
「相互ホットスタンバイシステム」には、「2つのホス
トが、相互に相手ホストをホットスタンバイシステムの
待機系としながら、それぞれ1つずつの業務の運転を稼
動系として処理する。」(作用の欄より)システムが開
示されている。
【0005】また、特開昭63−260393号公報の
「負荷分散制御方式」には、自動交換機において、予備
系の装置にも処理を行なわせることにより、従来、有効
利用されていなかった予備系を有効利用する方式が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、現用
系プロセッサが過負荷になってから、待機プロセッサに
処理を実行させるという点である。
【0007】その理由は、待機系プロセッサが処理を実
行するのは過負荷時だけであって、多くの場合は現用系
で処理を実行しているからである。
【0008】第2の問題点は、現用系のプロセッサに処
理が集中して処理速度が遅くなる一方で、待機系は、通
常時には有効利用されていないという点である。
【0009】その理由は、現用系の処理状態の監視や、
処理の分配を現用系プロセッサが処理をしながら行なう
ため処理速度が遅くなるからである。
【0010】第3の問題点は、障害時の処理系切り替え
におけるデータの損失が大きい点である。
【0011】その理由は、分配された処理の結果の独立
性を図り、障害時の処理系切替におけるデータの損失を
最小限にとどめる工夫がされてないからである。
【0012】[発明の目的]本発明の目的は、現用系プ
ロセッサの処理速度を損なうことなく、システム全体の
処理速度を向上することにある。
【0013】また本発明の他の目的は、処理分配時に処
理分類テーブルを用いることにより、分配された処理の
結果の独立性を図り、障害時の処理系切替におけるデー
タの損失を最小限にとどめることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため、以下の手段を有する。 (1)現用系及び待機系の2系統のプロセッサを持つ計
算機において、通常スタンバイ状態にある前記待機系プ
ロセッサに、前記現用系プロセッサの処理状態を常時監
視し、処理待ちとなっている処理がある場合には、前記
処理を前記現用系及び待機系のプロセッサに分配する機
能を持たせたことを特徴とする二重化プロセッサ。 (2)現用及び待機系の2系統のプロセッサを持つ計算
機において、前記待機系プロセッサに、前記現用系の処
理実行状態を監視する処理実行監視部と、前記現用系プ
ロセッサで処理待ちとなっている処理を前記待機系プロ
セッサで実行するべく該処理を分配する処理実行分配部
と、前記処理が分配可能な処理かどうかを分類して示す
処理分類テーブルと、を具備したことを特徴とする二重
化プロセッサ。 (3)前記分配可能な処理待ちの処理は、単一処理又は
先頭処理であることを特徴とする二重化プロセッサ。 (4)現用及び待機系の2系統のプロセッサを持つ計算
機において、前記待機系プロセッサに、前記現用系の処
理実行状態を監視する処理実行監視部と、前記現用系プ
ロセッサで処理待ちとなっている処理を前記待機系プロ
セッサで実行するべく該処理を分配する処理実行分配部
と、前記処理が分配可能な処理かどうかを分類して示す
処理分類テーブルと、を具備し、前記現用系プロセッサ
で処理待ちとなっている処理が発生した場合には、前記
処理分類テーブルの情報を参照して、前記処理待ちの処
理の内の分配可能な処理を、前記待機系プロセッサに分
配して実行させることを特徴とする二重化プロセッサの
処理方法。
【0015】[作用]本発明によれば、待機系プロセッ
サ側に、現用系プロセッサの処理を監視する役割を持た
せることにより、現用系プロセッサの処理速度を落とす
ことなく、システム全体の処理速度を向上することがで
きる。
【0016】すなわち、現用系プロセッサの処理状態を
待機系プロセッサで監視しているため、現用系プロセッ
サの処理速度に影響がない。さらに現用系で処理待ちと
なっているものを待機系で処理するので、結果的にシス
テム全体での処理能力が向上する。
【0017】従来の技術では、現用系、待機系の2プロ
セッサ構成をとるシステムにおいて、通常、待機系プロ
セッサは、現用系プロセッサ側に障害が発生しないと稼
働しない。しかしながら、システムのソフトウェア障害
は、内部処理が過負荷状態になった場合起きる可能性が
高いという問題点があった。
【0018】そこで、本発明では、ソフトウェアによ
り、内部の負荷状態を常時監視し、過負荷を検出した場
合は、現用系で行う処理の一部を待機系プロセッサに振
り分けることにより、システムのパフォーマンスを向上
させる。また、この場合に、有効利用されていない待機
系に現用系の処理状態の監視を常時行なわせることによ
り、現用系の処理の負担を軽減するとともに、待機系の
有効利用を行なうことができる。
【0019】また、あらかじめ、処理分類テーブルに、
分配時の処理の損失を最小限にとどめるために、単一又
は先頭の処理を分類しておき、処理分配時には、この処
理分類テーブルを参照して分配を行なうことにより、そ
れぞれの系で実行する処理毎の安全性を高めることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態の構成を示すブ
ロック図である。図1を参照すると、3は現用系プロセ
ッサ1に実装された処理実行部A、4は待機系プロセッ
サ2に実装された処理実行部A’であり、それぞれ同等
の機能を提供する。処理実行監視部5、処理実行分配部
6、処理分類テーブル7は、待機系プロセッサ2上で動
作する。処理出力部8は両系に実装される。
【0022】次に本発明の実施の形態の動作について、
図1〜図3を参照して詳細に説明する。図2は、処理の
流れを示すフローチャートであり、図3は、処理分類テ
ーブル7の構成例を示す図である。
【0023】まず、システムに対して処理要求(図2の
ステップ21)が発生した場合、処理実行監視部5が処
理実行部A3に処理待ちの要求があるか調べる(ステッ
プ22)。処理待ち要求がない場合、処理実行分配部6
によって現用系に処理が分配され(ステップ26)、処
理実行後(ステップ28)、結果が出力される(ステッ
プ29)。
【0024】処理待ち要求がある場合(ステップ22)
は、処理分類テーブルが参照(ステップ23)され、図
3の処理分類テーブルによって、分配可能/不可能が判
別される(ステップ24)。ここでは、図2のステップ
24にも記載されるように、単一又は先頭処理であれ
ば、待機系に処理を分配する。従って、システムに対し
ての処理要求が処理A、処理E、処理Gの場合のみ、待
機系に処理が分配される(ステップ25)。処理B、処
理C、処理D、処理Fの場合は、中間処理又は最終処理
であるため、現用系が処理待ち状態であっても、現用系
に処理が分配される(ステップ26)。
【0025】この処理分類テーブルによる処理の分類
は、図3に示されるような、処理1、処理2、処理3の
様に分類しておくことにより、処理分配後、現用系プロ
セッサに障害が発生した場合でも、障害発生時のデータ
の損失は1グループだけとなり、システムの安全性を向
上させることができる。この判別方法により待機系に分
配された処理(ステップ25)は、待機系で処理実行さ
れ(ステップ27)、結果が出力(ステップ29)され
る。
【0026】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
説明する。図4は本発明の一実施例を示す模式構成図で
ある。図4を参照すると、現用系ホスト1、待機系ホス
ト2の様な二系からなるシステムにおいて、処理実行監
視部5、処理実行分配部6、および処理分類テーブル7
は、待機系ホスト2上に実装される。現用系ホスト1に
処理待ちが発生した場合、処理分類テーブル7によって
分配可能となった場合、待機系ホスト2に処理が分配さ
れる。この分配および判別処理は、待機系ホスト2上で
実施されるので、現用系ホスト1の処理速度に影響を与
えることなく、システムの処理能力を向上させることが
できる。
【0027】図5は、本発明の実施例を更に具体的に示
した構成図である。
【0028】図5の様に、待機系プロセッサにより制御
されるモジュールBは、常時、現用系プロセッサにより
制御されるモジュールAの負荷状態(処理待ちキュー)
を監視し()、過負荷が発生()したら、モジュー
ルAの処理待ちキューをモジュールBに取り込み
()、現用系/待機系プロセッサ配下のモジュール
A,A’に処理を分配する()。この際、前述した処
理分類テーブル(不図示)が参照される。また、その処
理結果は、一連の処理が終了するまでメモリCに蓄積し
ておき()、モジュールBによって管理される。
【0029】この方式により、ソフトウェアの過負荷を
防ぎ、システムのトータルパフォーマンスを向上させる
ことができる。
【0030】
【発明の効果】第1の効果は、現用系プロセッサの処理
速度を維持したまま、システムの処理速度を向上させる
ことができる。
【0031】その理由は、監視処理、分配処理を待機系
で実施することにより、現用系プロセッサに負荷を与え
ず、待機系プロセッサを有効活用できるからである。
【0032】第2の効果は、システムの信頼性を向上さ
せることができる。
【0033】その理由は、処理をグループ毎で管理する
ことにより、障害発生時のデータ損失を最小限にするこ
とができるからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成ブロック図。
【図2】本発明の実施形態の処理を示すフローチャー
ト。
【図3】本発明の処理分類テーブルの構成例を示す図。
【図4】本発明の一実施例のブロック図。
【図5】本発明の一実施例のブロック図。
【符号の説明】
1 現用系プロセッサ 2 待機系プロセッサ 3 現用系プロセッサの処理実行部A 4 待機系プロセッサの処理実行部A’ 5 処理実行監視部 6 処理実行分配部 7 処理分類テーブル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現用系及び待機系の2系統のプロセッサ
    を持つ計算機において、 通常スタンバイ状態にある前記待機系プロセッサに、前
    記現用系プロセッサの処理状態を常時監視し、処理待ち
    となっている処理がある場合には、前記処理を前記現用
    系及び待機系のプロセッサに分配する機能を持たせたこ
    とを特徴とする二重化プロセッサ。
  2. 【請求項2】 現用及び待機系の2系統のプロセッサを
    持つ計算機において、 前記待機系プロセッサに、 前記現用系の処理実行状態を監視する処理実行監視部
    と、 前記現用系プロセッサで処理待ちとなっている処理を前
    記待機系プロセッサで実行するべく該処理を分配する処
    理実行分配部と、 前記処理が分配可能な処理かどうかを分類して示す処理
    分類テーブルと、を具備したことを特徴とする請求項1
    記載の二重化プロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記待機系プロセッサに分配可能な処理
    待ちの処理は、単一処理又は先頭処理であることを特徴
    とする請求項2記載の二重化プロセッサ。
  4. 【請求項4】 現用及び待機系の2系統のプロセッサを
    持つ計算機において、 前記待機系プロセッサに、 前記現用系の処理実行状態を監視する処理実行監視部
    と、 前記現用系プロセッサで処理待ちとなっている処理を前
    記待機系プロセッサで実行するべく該処理を分配する処
    理実行分配部と、 前記処理が分配可能な処理かどうかを分類して示す処理
    分類テーブルと、を具備し、 前記現用系プロセッサで処理待ちとなっている処理が発
    生した場合には、前記処理分類テーブルの情報を参照し
    て、前記処理待ちの処理の内の分配可能な処理を、前記
    待機系プロセッサに分配して実行させることを特徴とす
    る二重化プロセッサの処理方法。
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