JPH10293640A - 可搬型コンピュータ - Google Patents

可搬型コンピュータ

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JPH10293640A
JPH10293640A JP9101555A JP10155597A JPH10293640A JP H10293640 A JPH10293640 A JP H10293640A JP 9101555 A JP9101555 A JP 9101555A JP 10155597 A JP10155597 A JP 10155597A JP H10293640 A JPH10293640 A JP H10293640A
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JP
Japan
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keyboard
display device
portable computer
key group
housing
Prior art date
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JP9101555A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Otaguro
洋 大田黒
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 可搬型コンピュータのキーボードの操作性を
向上させる。 【解決手段】 可搬型コンピュータの筐体10における
表示装置12が設けられた面、つまり、おもて面に、キ
ーボードのキーのうちの制御系キー群20を設ける。こ
の筐体10における表示装置12が設けられていない
面、つまり、うら面に、キーボードのキーのうちの入力
系キー群40を設ける。この入力系キー群40では、操
作者がこの可搬型コンピュータを両手で持った場合にお
いて、左右の指の自然にくる位置がホームポジションと
なるように、キーを配列する。このように筐体10のう
ら面にキーボードのキーの一部を設けることにより、キ
ーの大きさや間隔を大きくすることができので、可搬型
コンピュータにおけるキーボードの操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は可搬型コンピュータ
に関し、特に、キーボードを備えた、小型パーソナルコ
ンピュータや電子手帳などの、可搬型コンピュータに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータは小型化
してきており、特に、ノート型、サブノート型などの、
手軽に持ち運べる可搬型コンピュータが普及してきてい
る。また、電子手帳とよばれる手帳サイズの可搬型コン
ピュータの発達も著しく、その機能も向上してきてい
る。これらの可搬型コンピュータには、一般的に、図3
に示すような、キーボードKBが備えられている。
【0003】しかし、これらのコンピュータが小型化
し、可搬性が向上したのと引き替えに、文字が入力しに
くいという問題が生じている。この問題を解決するため
に、ペン入力という入力方法も開発されている。このペ
ン入力は、手書き入力ともいい、タッチセンサーのある
パネル表面にペンや指で文字を書き、コンピュータがこ
の書かれた文字を認識して、仮名漢字変換を行うもので
ある。しかし、このペン入力は、認識率も悪く入力に手
間取ることも多い。特に、日本語は、英語と比べて文字
の種類が多いことから、誤認する確率も高い。また、長
時間文字入力を行う場合には、ペン入力よりもキーボー
ドからの入力の方が、疲労が少ないという研究結果もあ
る。したがって、小型パーソナルコンピュータや電子手
帳などの可搬型コンピュータにおいても、キーボードを
備えていた方が望ましいと言い得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、これら
小型パーソナルコンピュータや電子手帳などの可搬型コ
ンピュータが小型になればなるほど、キーボードの操作
性は悪くなる。なぜなら、キーボードのキーを設けるこ
とができる面積が、コンピュータが小型化した分、狭く
なるからである。しかも、キーボードのキー大きさが小
さく、キーとキーとの間隔が狭いために、キーを押す際
に目的のキーの隣のキーまで押してしまう場合も多い。
【0005】一方、可搬型コンピュータは、電車の座席
に座った状態で使用する場合も多い。このように電車の
座席に座り、可搬型コンピュータを膝の上に置いて使用
する場合、目線が下向きになり疲れやすいという問題が
ある。
【0006】そこで本発明は、このような課題に鑑みて
なされたものであり、小型のパソコンや電子手帳などの
キーボードを有する可搬型コンピュータにおいて、キー
の押し間違いが生じないようにすることを目的とする。
すなわち、キーボードのキーのサイズが小さすぎるため
に生ずる、目的のキーのみならず隣のキーまでも押して
しまうという課題を解決することを目的とする。つま
り、キーボード操作時における入力ミスを可及的に少な
くすることのできる可搬型コンピュータを提供すること
を目的とする。さらに、この可搬型コンピュータを持っ
た状態のまま、キーボードの操作を可能にすることを目
的とする。すなわち、電車の座席に座り、膝の上に可搬
型コンピュータを置いて使用すると、目線が下向きにな
り疲れやすいという課題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る可搬型コンピュータは、キーボードか
ら入力した情報をCPUとメモリーとを用いて処理して
表示する表示装置を有する可搬型コンピュータにおい
て、前記表示装置のうら面に前記キーボードのキーのう
ちの少なくとも一部のキーを設けたことを特徴とするも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)本発明の第1実施形態は、小型化され
た可搬型コンピュータであっても、キーボードのキーの
うちの一部を、筐体のうら面に設けることにより、キー
のサイズを大きくすることができるようにするととも
に、キーとキーとの間隔を広げることができるようにし
て、キーボードの操作性を向上させたものである。より
詳しくを、図1に基づいて説明する。
【0009】図1は、本発明の第1実施形態が適用され
た可搬型コンピュータの一例を示す図である。この図1
のうちの図1(a)は、可搬型コンピュータの表示装置
が取り付けられている面、つまり、おもて面を平面的に
示す図であり、図1(b)は、可搬型コンピュータの表
示装置が取り付けられていない面、つまり、うら面を平
面的に示す図である。
【0010】図1(a)からわかるように、筐体10の
中央部分には、表示装置12が設けられている。この表
示装置12としては、例えば、カラー液晶表示装置が取
り付けられている。筐体10の内部には、一般的なコン
ピュータが必要とする構成部品が格納されている。すな
わち、筐体10には、必要な情報を格納するメモリーや
このメモリーから必要な情報を読み込んで演算処理を行
うCPUなどからなる回路が、格納されている。このC
PUにより演算処理された情報は、前述の表示装置12
により表示される。筐体10における表示装置12の外
周側には、キーボードのキーの一部である制御系キー群
20が設けられている。本実施形態においては、この制
御系キー群20は、表示装置12の上側に設けられたフ
ァンクションキー群21と、表示装置12の右側に設け
られた第1文書編集用キー群22と、表示装置12の右
下側に設けられた画面操作用キー群23と、表示装置1
2の下側に設けられた第2文書編集用キー群24と、表
示装置12の左下側に設けられた入力モード制御キー群
25と、表示装置12の左側に設けられた左手用制御用
キー群26とから、構成されている。
【0011】ファンクションキー群21は、エスケープ
キー「Esc」とファンクションキー「F1」乃至「F
12」とから構成されている。第1文書編集用キー群2
2は、バックスペースキー「BkSp」とエンターキー
「Enter」とスペースキー「Space」とから構
成されている。画面操作用キー群23は、カーソルキー
「↑」「↓」「→」「←」とホームポジションキー「H
ome」とページアップキー「PgUp」とページダウ
ンキー「PgDn」とエンドキー「End」とから構成
されている。第2文書編集用キー群24は、デリートキ
ー「Del」とインサートキー「Ins」とキー「`」
とファンクション切替キー「Fn」とから構成されてい
る。入力モード制御キー群25はポーズキー「Paus
e」とプリントスクリーンキー「PrtSc」とカナキ
ー「カナ」と円マークキー「¥」と漢字キー「漢」とロ
ックキー「Lo」とから構成される。左手用制御用キー
群26は、タブキー「Tab」とコントロールキー「C
trl」とシフトキー「Shift」とオルターネイト
キー「Alt」とから構成されている。
【0012】表示装置12の右上側の筐体10には、ポ
インティングデバイス30が設けられている。つまり、
ポインティングデバイス30は、表示装置12や制御系
キー群20と同じように、この可搬型コンピュータのお
もて面に設けられている。このポインティングデバイス
30は、小型のスティック型のものであり、操作者がこ
のポインティングデバイス30を操作して、表示装置1
2に表示されたポインティングマークとしての矢印を移
動することができるようになっている。このスティック
型のポインティングデバイス30は、操作者がこの可搬
型コンピュータを持った場合に、右手の親指がくる位置
に設けられている。
【0013】次に図1(b)からわかるように、この可
搬型コンピュータの筐体10における表示装置12が設
けられていない面、つまり、うら面には、キーボードの
キー群のうちの一部である入力系キー群40が設けられ
ている。すなわち、文字を入力するのに直接的に必要な
キーである入力系キー群40を筐体10のうら面に設け
ている。この入力系キー群40と前述の制御系キー群2
0とにより、本可搬型コンピュータのキーボードが構成
されている。
【0014】本実施形態においては、入力系キー群40
は、右手用文字キー群41と、左手用文字キー群42
と、ポインティングデバイス用ボタン43とから、構成
されている。右手用文字キー群41は、いわゆるQWE
RTY配列のキーのうちで右手で入力するキーを束ねた
群である。このため、右手で操作しやすいように、筐体
10の右側に設けられている。これに対して、左手用文
字キー群42は、いわゆるQWERTY配列のキーのう
ちで左手で入力するキーを束ねた群である。このため、
左手で操作しやすいように、筐体10の左側に設けられ
ている。
【0015】前述の右手用文字キー群41は、数字キー
「7」乃至「0」と、アルファベットキー「Y」乃至
「M」と、マイナスキー「−」と、イコールキー「=」
と、括弧キー「〔」「〕」と、コロンキー「;」と、シ
ングルクォーテーションマークキー「’」と、円マーク
キー「¥」と、カンマキー「,」と、ピリオドキ
ー「.」と、スラッシュキー「/」とから、構成されて
いる。前述の左手用文字キー群42は、数字キー「1」
乃至「6」と、アルファベットキー「B」乃至「Q」と
から、構成されている。これらの構成からわかるよう
に、右手用文字キー群41と左手用文字キー群42と
は、いわゆるQWERTY配列のキーボードと同様にキ
ーが配列されている。すなわち、通常のQWERTY配
列のキーボードを操作者がキー操作する指に、そのまま
それぞれのキーが対応するように、キー配列されてい
る。例えば、通常のQWERTY配列のキーボードで
は、一般的に、右手の人差し指で押すキーである「7」
「Y」「U」「H」「N」は、本キーボードでも右手の
人差し指で押せるように、右手の人差し指の近傍に配列
されている。つまり、操作者がこの可搬型コンピュータ
を右手と左手で持った場合に、それぞれの手の人差し
指、中指、薬指、小指が、通常のQWERTY配列のキ
ーボードと同様のホームポジションに、くるようになっ
ている。
【0016】右手用文字キー群41と左手用文字キー群
42との間には、前述のポインティングデバイス30に
対応する、ポインティングデバイス用ボタン43が設け
られている。このポインティングデバイス用ボタン43
は、マウスにおける左側のボタンに対応する「左ボタ
ン」と、おなじくマウスにおける右側のボタンに対応す
る「右ボタン」とから、構成されている。つまり、この
ポインティングデバイス用ボタンを押すことにより、上
述の表示装置12に表示された矢印を、クリックするこ
とができるようになっている。
【0017】次に、以上のような可搬型コンピュータの
具体的な操作方法について説明する。図1(a)からわ
かるように、操作者は、この可搬型コンピュータの表示
装置12が自分の方に向くように、筐体10の両側を左
右の両方の手で持つ。このように可搬型コンピュータを
持った状態では、左右両手の親指は可搬型コンピュータ
のおもて面における上側に位置するようになり、左右両
手のそれ以外の指はそのうら面におけるキーボードのホ
ームポジションに自然に位置するようになる。すなわ
ち、左手の人差し指、中指、薬指、小指が、通常のQW
ERTY配列のキーボードにおけるそれぞれの指のホー
ムポジションである「F」「D」「S」「A」キーにく
るようになり、同様に、右手の人差し指、中指、薬指、
小指が、通常のQWERTY配列のキーボードにおける
それぞれの指のホームポジションである「J」「K」
「L」「;」キーにくるようになる。
【0018】このため、操作者は、可搬型コンピュータ
を手に持った状態でキーボードを操作することができる
ようになる。すなわち、文字を入力するのに直接的に必
要となる入力系キー群40は、可搬型コンピュータのう
ら面に設けられているので、左右両手でこの可搬型コン
ピュータを持ったままでも、入力系キー群40のキーを
押すことができる。つまり、この可搬型コンピュータを
机の上や膝の上に置くことなくキーボードを操作するこ
とが可能となる。このため、電車の座席などに座って、
この可搬型コンピュータを操作する場合でも、操作者は
膝の上にこの可搬型コンピュータを置かなくともキーボ
ードを操作することができる。したがって、目線を下げ
ないですむので、操作者を疲れにくくすることができ
る。しかも、キーボードのうちの入力に必要なキーを面
積の広い筐体10のうら面に配置したので、1つのキー
の大きさを大きくすることや、キーとキーとの間隔を広
くすることができる。このようにすることにより、目的
となるキーボードのキーを押した場合に、誤って隣のキ
ーまでも押してしまうということがなくなる。つまり、
キーボード操作時における入力ミスを可及的に少なくす
ることができる。
【0019】さらにまた、上述のように、操作者がこの
可搬型コンピュータを持った場合に、左右両手の指がく
る位置が、通常のQWERTY配列のキーボードにおけ
るホームポジションと同様であるので、操作者は違和感
なくこのキーボードを操作することができる。すなわ
ち、操作者は図3に示した従来のキーボードと同様の操
作感覚で、図1(b)に示したキーボードを操作するこ
とができる。つまり、可搬型コンピュータであっても、
ノート型パソコンやデスクトップ型パソコンと同等の操
作性が得られる。
【0020】図1(b)からわかるように、文章を入力
するのに直接的に必要となるアルファベットキーや数字
キーを有する、入力系キー群40は、筐体10のうら面
に設けられている。これに対して、図1(a)からわか
るように、通常の文章を入力するのに直接的に関係のな
いプリントスクリーンキー「PrtSc」やエスケープ
キー「Esc」などを有する、制御系キー群20は、筐
体10のおもて面に設けられている。このため、操作者
は通常の文章を入力する際には、ホームポジションから
手を離さずに文章を入力することができる。したがっ
て、キーボードを制御系キー群20と入力系キー群40
とに分けて、それぞれ、筐体10のおもて面とうら面と
に設けたにもかかわらず、操作者が文章を入力する際に
必要とする動作量を、ノート型パソコンやデスクトップ
パソコンと同等の動作量とすることができる。つまり、
効率よく文字入力をすることができる。
【0021】(第2実施形態)本発明の第2実施形態
は、キーボードのキー配列の基本的な考え方は前述の第
1実施形態と同様であるが、制御系キー群のうちの一部
を、筐体にジョイントを介して接続した操作部筐体に設
けることにより、筐体のおもて面に設ける制御系キー群
のキーの数を少なくして、制御系キー群のキーも押し間
違わないようにしたものである。より詳しくを図2に基
づいて説明する。
【0022】図2は、本発明の第2実施形態が適用され
た可搬型コンピュータの一例を示す図である。この図2
のうちの図2(a)は、可搬型コンピュータのおもて面
を平面的に示す図であり、図1(b)は、可搬型コンピ
ュータのうら面を平面的に示す図である。
【0023】図2(a)からわかるように、表示装置1
2が設けられた筐体10の下側には、ジョイント50、
50を介して、操作部筐体52が接続されている。この
ジョイント50、50は、操作部筐体52を回転可能に
筐体10に接続している。すなわち、筐体10と操作部
筐体52とは、ジョイント50、50を介して、そのお
もて面同士を合わせて重ねることができるようになって
いる。つまり、この可搬型コンピュータは折り畳み可能
に構成されている。そして、この可搬型コンピュータを
折り畳んだ場合は、表示装置12が外部へ露出しないよ
うになるので、この表示装置12が保護されるようにな
っている。
【0024】操作部筐体52には、前述した第1実施形
態における制御系キー群20のうちの一部が移設されて
いる。すなわち、筐体10のおもて面には、第1文書編
集用キー群22と、左手用制御用キー群26と、ポイン
ティングデバイス30とが、設けられている。これに対
して、操作部筐体52のおもて面には、ファンクション
キー群21と、画面操作用キー群23と、第2文書編集
用キー群24と、制御キー群25とが、設けられてい
る。
【0025】図2(b)からわかるように、筐体10の
うら面には、第1実施形態と同様に、キーボードの一部
である入力系キー群40が設けられている。すなわち、
文字を入力するのに直接的に必要なキーである入力系キ
ー群40を筐体10のうら面に設けている。この入力系
キー群40は、第1実施形態と同様に、右手用文字キー
群41と、左手用文字キー群42と、ポインティングデ
バイス用ボタン43とから、構成されている。そして、
第1実施形態と同様に、制御系キー群20と入力系キー
群40とで、本実施形態のキーボードが構成されてい
る。
【0026】次に、以上のような可搬型コンピュータの
具体的な操作方法について説明する。図2(a)からわ
かるように、操作者は、この可搬型コンピュータを第1
実施形態と同様に両手で持った状態で、キーボードを操
作することができる。すなわち、筐体10の両側を左右
両手で持ちながら、文字入力をすることができる。そし
て、プリントスクリーンキー「PrtSc」などの操作
部筐体52に設けられた制御系キーを操作する場合にの
み、左右のうちのいずれか一方の手を筐体10から離し
て、操作をすれば足りる。
【0027】しかも、制御系キー群20のうちの一部
を、筐体10のおもて面から操作部筐体52のおもて面
に移設したので、制御系キー群20におけるキーの大き
さを大きくすることができるとともに、キーとキーとの
間隔を離すことができる。このため、制御キー群20の
操作性を向上させることができる。すなわち、制御系キ
ー群20のキーを押す場合に、目的のキーの他に、その
隣のキーも誤って押してしまうという、押し間違いをよ
り確実に防止することができる。そのうえ、制御系キー
群20の中でも比較的頻繁に使用する、第1文書編集用
キー群22と、左手用制御用キー群26と、ポインティ
ングデバイス30とを、筐体10側に設けたので、制御
系キー群20の一部を操作部筐体52に移設したことに
ともなうキーボード操作時の効率のロスを、最小限に抑
えることができる。
【0028】(第1及び第2実施形態共通)本発明は上
記実施形態に限定されず、種々に変形可能である。例え
ば、キーボードのキーの配列は、上記のものに限る趣旨
ではなく、日本語配列としてのJIS配列や新JIS配
列を採用することもできる。また、本実施形態において
は、キーボードのキーを制御系キー群20と入力系キー
群40とに分け、さらに、これらをいくつかの群に分け
て説明したが、他の分け方によっても同様の効果を奏す
ることができる。例えば、すべてのキーを筐体10のう
ら面に設けることもできる。
【0029】なお、キーボードのキーには、一般的に、
日本語の仮名文字や記号類なども割り当てられており、
シフトキー「Shift」やコントロールキー「Ctr
l」などを操作することにより、入力可能になっている
が、上記各実施形態では、その説明を省略した。しか
し、上記各実施形態においても、これら日本語の仮名文
字や記号類なども入力できるようになっていることはい
うまでもないことである。すなわち、アルファベットキ
ー「Q」には、一般的には「た」が割り当てられてお
り、数字キー「1」には一般的には「!」が割り当てら
れている。これらの「た」や「!」を、シフトキー「S
hift」やコントロールキー「Ctrl」などを操作
することにより、キーボードから入力することができる
ようになっている。
【0030】
【発明の効果】本発明の可搬型コンピュータによれば、
表示装置のうら面にキーボードのキーの少なくとも一部
を設けたので、キーの大きさを大きくしたり、キーとキ
ーとの間隔を広くしたりすることができ、キーの押し間
違いが生じないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る可搬型コンピュー
タのおもて面及びうら面を示す図
【図2】本発明の第2実施形態に係る可搬型コンピュー
タのおもて面及びうら面を示す図
【図3】従来のキーボードを示す図
【符号の説明】
10 筐体 12 表示装置 20 制御系キー群 30 ポインティングデバイス 40 入力系キー群 43 ポインティングデバイス用ボタン 50 ジョイント 52 操作部筐体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キーボードから入力した情報をCPUとメ
    モリーとを用いて処理して表示する表示装置を有する可
    搬型コンピュータにおいて、 前記表示装置のうら面に前記キーボードのキーのうちの
    少なくとも一部のキーを設けたことを特徴とする可搬型
    コンピュータ。
  2. 【請求項2】メモリーから必要な情報を読み込んで、C
    PUによって演算処理を行うところの回路を収納した筐
    体と、 前記筐体のおもて面に設けられ、前記筐体内の回路によ
    り演算処理された情報を表示するための表示装置と、 前記CPUに情報を入力するためのキーボードであっ
    て、前記筐体における前記表示装置とは反対のうら面
    に、少なくともその一部のキーが設けられたキーボード
    と、 を備えることを特徴とする可搬型コンピュータ。
  3. 【請求項3】前記キーボードは、前記筐体のうら面に、
    右手で入力するための右手用文字キー群と、左手で入力
    するための左手用文字キー群と、を備えるとともに、 前記右手用文字キー群と前記左手用文字キー群とには、
    文字を入力する上で直接的に必要となるキーを割り当て
    る、 ことを特徴とする請求項2に記載の可搬型コンピュー
    タ。
  4. 【請求項4】前記右手用文字キー群は、使用者が前記表
    示装置に向かった場合に右側となる、前記筐体の右側う
    ら面に設けられ、 前記左手用文字キー群は、使用者が前記表示装置に向か
    った場合に左側となる、前記筐体の左側うら面に設けら
    れている、 ことを特徴とする請求項3に記載の可搬型コンピュー
    タ。
  5. 【請求項5】前記表示装置のおもて面に設けられ、前記
    表示装置に表示される矢印を移動するための、ポインテ
    ィングデバイスと、 前記表示装置のうら面における前記右手用文字キー群と
    前記左手用文字キー群との間に設けられ、前記表示装置
    に表示される矢印をクリックするための、ポインティン
    グデバイス用ボタンと、 をさらに備えることを特徴とする請求項3又は請求項4
    に記載の可搬型コンピュータ。
  6. 【請求項6】前記右手用文字キー群と前記左手用文字キ
    ー群とにおけるキーの配列は、QWERTY配列であっ
    て、 QWERTY配列の通常キーボードで操作した場合と同
    じ指で、前記表示装置のうら面でも前記キーボードのキ
    ーを操作できるように、キーを配列したことを特徴とす
    る請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の可搬型コン
    ピュータ。
  7. 【請求項7】前記筐体における前記表示装置が設けられ
    たおもて面に、前記キーボードのキーのうちの制御系キ
    ー群を設けたことを特徴とする請求項2乃至請求項6の
    いずれかに記載の可搬型コンピュータ。
  8. 【請求項8】前記制御系キー群は、前記筐体のおもて面
    における前記表示装置の外周部に設けられていることを
    特徴とする請求項7に記載の可搬型コンピュータ。
  9. 【請求項9】前記筐体にジョイントを介して操作部筐体
    を接続し、この操作部筐体に、前記制御系キー群のうち
    の少なくとも一部を設けたことを特徴とする請求項7又
    は請求項8に記載の可搬型コンピュータ。
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