JPH1029158A - 研磨治具の清浄装置 - Google Patents
研磨治具の清浄装置Info
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- JPH1029158A JPH1029158A JP18514296A JP18514296A JPH1029158A JP H1029158 A JPH1029158 A JP H1029158A JP 18514296 A JP18514296 A JP 18514296A JP 18514296 A JP18514296 A JP 18514296A JP H1029158 A JPH1029158 A JP H1029158A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 研磨治具の清浄装置において、研磨粉の除去
を確実に行って作業効率の向上を図る。 【解決手段】 清浄液供給部22及び清浄液排出部23
を有すると共に光ファイバ01のフェルール02が固定
された研磨治具13を水平状態で載置保持する装置本体
21に、駆動モータ26によって回転体25を回転自在
に支持し、装置本体21に内歯ギヤ28を固定する一
方、この回転体25に内歯ギヤ28と噛み合う外歯ギヤ
29,30,31を枢着し、各外歯ギヤ29,30,3
1に清浄ブラシ32,33,34を固着し、清浄液供給
部22から装置本体21内に清浄液を供給すると共に回
転体25が回転すると、清浄ブラシ32,33,34が
公転及び自転を行いながら、研磨治具13の外周部の一
部をその周方向に沿って順次押し上げ移動し、研磨治具
13に接触して清浄を行う。
を確実に行って作業効率の向上を図る。 【解決手段】 清浄液供給部22及び清浄液排出部23
を有すると共に光ファイバ01のフェルール02が固定
された研磨治具13を水平状態で載置保持する装置本体
21に、駆動モータ26によって回転体25を回転自在
に支持し、装置本体21に内歯ギヤ28を固定する一
方、この回転体25に内歯ギヤ28と噛み合う外歯ギヤ
29,30,31を枢着し、各外歯ギヤ29,30,3
1に清浄ブラシ32,33,34を固着し、清浄液供給
部22から装置本体21内に清浄液を供給すると共に回
転体25が回転すると、清浄ブラシ32,33,34が
公転及び自転を行いながら、研磨治具13の外周部の一
部をその周方向に沿って順次押し上げ移動し、研磨治具
13に接触して清浄を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバに固定
されたフェルールの端部を研磨治具に複数保持して研磨
した後に、この研磨治具及びフェルールなどに付着した
研磨粉を清浄する研磨治具の清浄装置に関する。
されたフェルールの端部を研磨治具に複数保持して研磨
した後に、この研磨治具及びフェルールなどに付着した
研磨粉を清浄する研磨治具の清浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信などにおいては、光ファイバ同士
の接続は光コネクタを介して行われることがあるが、こ
の場合、光ファイバの端部には、例えば、ジルコニア製
などのフェルールが設けられる。すなわち、光ファイバ
の端部をフェルールの光ファイバ挿入孔に挿入して接着
剤で接着固定し、そのフェルールの端面を研磨加工する
必要がある。
の接続は光コネクタを介して行われることがあるが、こ
の場合、光ファイバの端部には、例えば、ジルコニア製
などのフェルールが設けられる。すなわち、光ファイバ
の端部をフェルールの光ファイバ挿入孔に挿入して接着
剤で接着固定し、そのフェルールの端面を研磨加工する
必要がある。
【0003】図10に一般的な光ファイバ研磨機の概
略、図11に光ファイバが装着された研磨治具の概略、
図12に従来の研磨治具の清浄方法を説明するための概
略を示す。研磨機101において、箱状の本体102上
には表面が凹形状の研磨盤103が回転自在に装着さ
れ、この研磨盤103には図示しない研磨シートが載置
されている。また、本体102は昇降軸104に移動体
105が上下移動自在に支持されており、この移動体1
05には後述する研磨治具201を保持する保持部10
6が取付けられている。そして、本体102の前面部に
は操作盤107が設けられている。
略、図11に光ファイバが装着された研磨治具の概略、
図12に従来の研磨治具の清浄方法を説明するための概
略を示す。研磨機101において、箱状の本体102上
には表面が凹形状の研磨盤103が回転自在に装着さ
れ、この研磨盤103には図示しない研磨シートが載置
されている。また、本体102は昇降軸104に移動体
105が上下移動自在に支持されており、この移動体1
05には後述する研磨治具201を保持する保持部10
6が取付けられている。そして、本体102の前面部に
は操作盤107が設けられている。
【0004】研磨治具201は六角形の板形状をなし、
上面に円形の取付部202が固定されている。そして、
この研磨治具201の外周面には、光ファイバ301の
端部に固定されたフェルール302が固定治具203に
よって挟持され、この固定治具203はボルト204に
よって研磨治具201に固定されている。
上面に円形の取付部202が固定されている。そして、
この研磨治具201の外周面には、光ファイバ301の
端部に固定されたフェルール302が固定治具203に
よって挟持され、この固定治具203はボルト204に
よって研磨治具201に固定されている。
【0005】従って、光ファイバ心線301の端部に取
り付けられたフェルール302の複数個が、研磨治具2
01の外周端面に固定治具203によって固定保持され
る。この状態で、研磨機101の保持部106に研磨治
具201の取付部202を装着し、移動体105と共に
この研磨治具201を下降し、回転駆動する研磨盤10
3の研磨シートに対してフェルール302の端面を押し
付ける。すると、このフェルール302の端面が光ファ
イバの端面とともに球状に研磨される。
り付けられたフェルール302の複数個が、研磨治具2
01の外周端面に固定治具203によって固定保持され
る。この状態で、研磨機101の保持部106に研磨治
具201の取付部202を装着し、移動体105と共に
この研磨治具201を下降し、回転駆動する研磨盤10
3の研磨シートに対してフェルール302の端面を押し
付ける。すると、このフェルール302の端面が光ファ
イバの端面とともに球状に研磨される。
【0006】ところで、フェルール302は、研磨治具
201に固定された状態でその端面の研磨作業が行われ
ると、研磨治具201の下面や側面及びフェルール30
2の端部などに研磨粉が付着する。この場合、従来は、
図12に示すように、フェルール302を研磨治具20
1に固定保持したままで、この研磨治具201を裏返し
て、蛇口401より吐出される水を所定箇所にかけなが
ら、作業者が清浄ブラシ402を持ってこすることで、
研磨治具201及びフェルール302端部を清浄してい
た。
201に固定された状態でその端面の研磨作業が行われ
ると、研磨治具201の下面や側面及びフェルール30
2の端部などに研磨粉が付着する。この場合、従来は、
図12に示すように、フェルール302を研磨治具20
1に固定保持したままで、この研磨治具201を裏返し
て、蛇口401より吐出される水を所定箇所にかけなが
ら、作業者が清浄ブラシ402を持ってこすることで、
研磨治具201及びフェルール302端部を清浄してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
研磨治具201の清浄作業にあっては、作業者は清浄ブ
ラシ402によって手作業で行うために清浄作業時間に
長時間を要してしまうばかりでなく、作業者にかかる負
担が大きくなり、作業効率が良くないという問題があっ
た。
研磨治具201の清浄作業にあっては、作業者は清浄ブ
ラシ402によって手作業で行うために清浄作業時間に
長時間を要してしまうばかりでなく、作業者にかかる負
担が大きくなり、作業効率が良くないという問題があっ
た。
【0008】また、清浄ブラシ402を用いた手作業で
はなく、例えば、超音波洗浄機を用いて清浄する場合も
あるが、この清浄作業では、研磨粉を確実に除去するこ
とができないという問題があった。本発明はこのような
問題点を解決するものであって、作業効率の向上を図る
と共に確実に研磨粉を除去することができる研磨治具の
清浄装置を提供することを課題とする。
はなく、例えば、超音波洗浄機を用いて清浄する場合も
あるが、この清浄作業では、研磨粉を確実に除去するこ
とができないという問題があった。本発明はこのような
問題点を解決するものであって、作業効率の向上を図る
と共に確実に研磨粉を除去することができる研磨治具の
清浄装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、光ファイバの端部に固定されたフェルールが板形
状をなす研磨治具の外周部に複数保持された状態で、該
光ファイバ及びフェルールの端部を研磨した後に付着し
た研磨粉を清浄する研磨治具の清浄装置において、前記
研磨治具を水平状態で載置保持する装置本体と、該装置
本体に載置された前記研磨治具の下方で回転自在に支持
された回転体と、該回転体を回転させる回転体駆動手段
と、前記回転体の上面部に設けられて前記研磨治具の下
面に接触する清浄ブラシとを具え、前記回転体駆動手段
による前記回転体の回転駆動により回転移動される前記
清浄ブラシの作用により、前記研磨治具の外周部の一部
がその周方向に沿って順次押し上げられて傾斜状態とな
って当該研磨治具の下面部が当該清浄ブラシにより清浄
されることを特徴とする研磨治具の清浄装置にある。
明は、光ファイバの端部に固定されたフェルールが板形
状をなす研磨治具の外周部に複数保持された状態で、該
光ファイバ及びフェルールの端部を研磨した後に付着し
た研磨粉を清浄する研磨治具の清浄装置において、前記
研磨治具を水平状態で載置保持する装置本体と、該装置
本体に載置された前記研磨治具の下方で回転自在に支持
された回転体と、該回転体を回転させる回転体駆動手段
と、前記回転体の上面部に設けられて前記研磨治具の下
面に接触する清浄ブラシとを具え、前記回転体駆動手段
による前記回転体の回転駆動により回転移動される前記
清浄ブラシの作用により、前記研磨治具の外周部の一部
がその周方向に沿って順次押し上げられて傾斜状態とな
って当該研磨治具の下面部が当該清浄ブラシにより清浄
されることを特徴とする研磨治具の清浄装置にある。
【0010】この場合、光ファイバ及びフェルールの端
部を研磨した後にこの光ファイバ及びフェルールの端部
と研磨治具に付着した研磨粉を清浄するには、装置本体
に研磨治具を載置保持し、この研磨治具に対して清浄液
を供給しながら、回転体駆動手段によって回転体を回転
すると、清浄ブラシは回転移動して研磨治具の外周部の
一部をその周方向に沿って順次押し上げて傾斜状態とな
ってその下面や側面及びフェルール端部などにランダム
に接触することにやり、清浄が確実に行われる。
部を研磨した後にこの光ファイバ及びフェルールの端部
と研磨治具に付着した研磨粉を清浄するには、装置本体
に研磨治具を載置保持し、この研磨治具に対して清浄液
を供給しながら、回転体駆動手段によって回転体を回転
すると、清浄ブラシは回転移動して研磨治具の外周部の
一部をその周方向に沿って順次押し上げて傾斜状態とな
ってその下面や側面及びフェルール端部などにランダム
に接触することにやり、清浄が確実に行われる。
【0011】ここで、前記装置本体の上部には清浄液供
給部が形成されると共に下部には清浄液排出部が形成さ
れて、これら清浄液供給部および清浄液排出部には清浄
液供給手段が連結されており、該清浄液供給手段は清浄
液供給部から前記装置本体内に清浄液を所定量供給して
前記研磨治具を当該清浄液中に沈め、その後前記清浄液
排出部から当該清浄液を排出する処理を間欠的に行うよ
うにしてもよい。
給部が形成されると共に下部には清浄液排出部が形成さ
れて、これら清浄液供給部および清浄液排出部には清浄
液供給手段が連結されており、該清浄液供給手段は清浄
液供給部から前記装置本体内に清浄液を所定量供給して
前記研磨治具を当該清浄液中に沈め、その後前記清浄液
排出部から当該清浄液を排出する処理を間欠的に行うよ
うにしてもよい。
【0012】この場合、装置本体では、水等の清浄液の
供給による貯溜と排出が間欠的に順次行われることとな
り、研磨治具に付着した研磨粉は確実に除去され、また
この場合、例えば、上部から清浄液を供給しながら清浄
する場合と比較して清浄液の使用量が大幅に低減でき
る。
供給による貯溜と排出が間欠的に順次行われることとな
り、研磨治具に付着した研磨粉は確実に除去され、また
この場合、例えば、上部から清浄液を供給しながら清浄
する場合と比較して清浄液の使用量が大幅に低減でき
る。
【0013】また、前記装置本体には内歯ギヤが固定さ
れる一方、前記回転体には該内歯ギヤと噛み合う少なく
とも一つの第1外歯ギヤが枢着され且つ該第1外歯ギヤ
の少なくとも一つと噛み合う第2外歯ギヤが少なくとも
一つ枢着され、これら第1及び第2外歯ギアに前記清浄
ブラシが装着され、前記回転体駆動手段による前記回転
体の回転駆動により自転しつつ移動される前記清浄ブラ
シの作用により、前記研磨治具の外周部の一部がその周
方向に沿って順次押し上げられて傾斜状態となって当該
研磨治具の下面部が当該清浄ブラシにより清浄されるよ
うにしてもよい。
れる一方、前記回転体には該内歯ギヤと噛み合う少なく
とも一つの第1外歯ギヤが枢着され且つ該第1外歯ギヤ
の少なくとも一つと噛み合う第2外歯ギヤが少なくとも
一つ枢着され、これら第1及び第2外歯ギアに前記清浄
ブラシが装着され、前記回転体駆動手段による前記回転
体の回転駆動により自転しつつ移動される前記清浄ブラ
シの作用により、前記研磨治具の外周部の一部がその周
方向に沿って順次押し上げられて傾斜状態となって当該
研磨治具の下面部が当該清浄ブラシにより清浄されるよ
うにしてもよい。
【0014】この場合、回転体が回転すると、各外歯ギ
ヤは互いに逆方向に回転することで、清浄ブラシは自転
及び公転しながら研磨治具の清浄部分すべてに接触して
清浄を行うこととなり、研磨治具に付着した研磨粉は確
実に除去される。また、前記清浄ブラシの配置状態は、
例えば、全体的に不均衡であり、線対称軸が二本以上な
いようにする。
ヤは互いに逆方向に回転することで、清浄ブラシは自転
及び公転しながら研磨治具の清浄部分すべてに接触して
清浄を行うこととなり、研磨治具に付着した研磨粉は確
実に除去される。また、前記清浄ブラシの配置状態は、
例えば、全体的に不均衡であり、線対称軸が二本以上な
いようにする。
【0015】また、例えば、前記第1外歯ギヤ及び前記
第2外歯ギヤにそれぞれ装着された各清浄ブラシの形状
が同一でないようにする。また、例えば、前記第1外歯
ギヤ及び前記第2外歯ギヤにそれぞれ装着された各清浄
ブラシの毛の発生密度が、同一でないようにする。
第2外歯ギヤにそれぞれ装着された各清浄ブラシの形状
が同一でないようにする。また、例えば、前記第1外歯
ギヤ及び前記第2外歯ギヤにそれぞれ装着された各清浄
ブラシの毛の発生密度が、同一でないようにする。
【0016】また、例えば、前記第1外歯ギヤ及び前記
第2外歯ギヤにそれぞれ装着された各清浄ブラシの毛の
長さが、同一ではないようにする。また、本発明の研磨
治具の清浄装置は、前記第1外歯ギヤの清浄ブラシは前
記第2外歯ギヤの清浄ブラシに対して毛の発生密度が高
いことを特徴とするものである。
第2外歯ギヤにそれぞれ装着された各清浄ブラシの毛の
長さが、同一ではないようにする。また、本発明の研磨
治具の清浄装置は、前記第1外歯ギヤの清浄ブラシは前
記第2外歯ギヤの清浄ブラシに対して毛の発生密度が高
いことを特徴とするものである。
【0017】この場合、回転移動される清浄ブラシによ
って前記研磨治具の外周部の一部を押し上げて傾斜状態
にするので、清浄ブラシは研磨治具の清浄部分すべてに
接触して清浄を行うことができ、研磨治具に付着した研
磨粉は確実に除去される。
って前記研磨治具の外周部の一部を押し上げて傾斜状態
にするので、清浄ブラシは研磨治具の清浄部分すべてに
接触して清浄を行うことができ、研磨治具に付着した研
磨粉は確実に除去される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施の形態について詳細に説明する。図1に本発明の一実
施形態に係る研磨治具の清浄装置の正面視、図2に研磨
ブラシの概略、図3及び図4に研磨治具の清浄作業を表
す工程、図5に清浄作業における研磨治具の動作を表す
概略、図6に研磨治具の研磨装置及び清浄装置の配置の
概略を示す。
施の形態について詳細に説明する。図1に本発明の一実
施形態に係る研磨治具の清浄装置の正面視、図2に研磨
ブラシの概略、図3及び図4に研磨治具の清浄作業を表
す工程、図5に清浄作業における研磨治具の動作を表す
概略、図6に研磨治具の研磨装置及び清浄装置の配置の
概略を示す。
【0019】図6に示すように、本実施形態の研磨治具
の清浄装置11は研磨装置12に隣接して設けられてお
り、両者の間には研磨治具13を移載する移載装置14
が設けられている。この移載装置14は、昇降軸15に
上下動自在で且つ水平旋回自在な支持アーム16を有
し、研磨治具13を保持して移動することができる。従
って、研磨装置12では、光ファイバのフェルールが研
磨治具の外周部に複数保持された状態で回転し、この光
ファイバ及びフェルールの端部が研磨され、その後、移
載装置14の支持アーム16が研磨治具13を保持して
清浄装置11に移載する。そして、この清浄装置11で
は、光ファイバ及びフェルールの端部と研磨治具13に
付着した研磨粉を清浄する。
の清浄装置11は研磨装置12に隣接して設けられてお
り、両者の間には研磨治具13を移載する移載装置14
が設けられている。この移載装置14は、昇降軸15に
上下動自在で且つ水平旋回自在な支持アーム16を有
し、研磨治具13を保持して移動することができる。従
って、研磨装置12では、光ファイバのフェルールが研
磨治具の外周部に複数保持された状態で回転し、この光
ファイバ及びフェルールの端部が研磨され、その後、移
載装置14の支持アーム16が研磨治具13を保持して
清浄装置11に移載する。そして、この清浄装置11で
は、光ファイバ及びフェルールの端部と研磨治具13に
付着した研磨粉を清浄する。
【0020】図1に示すように、研磨治具の清浄装置1
1において、筒状をなす装置本体21には上部に清浄液
供給部22が形成されると一方、下部に清浄液排出部2
3が形成されており、その中間部には研磨治具13を水
平状態で載置保持するフランジ部24が形成されてい
る。そして、清浄液供給部22には清浄液供給手段とし
て、例えば、図示しない供給ポンプが連結され、清浄液
排出部には図示しない排出管が連結されている。なお、
この研磨治具13は板形状をなし、外周部に複数の光フ
ァイバ心線01の端部に取り付けられたフェルール02
が保持されている。
1において、筒状をなす装置本体21には上部に清浄液
供給部22が形成されると一方、下部に清浄液排出部2
3が形成されており、その中間部には研磨治具13を水
平状態で載置保持するフランジ部24が形成されてい
る。そして、清浄液供給部22には清浄液供給手段とし
て、例えば、図示しない供給ポンプが連結され、清浄液
排出部には図示しない排出管が連結されている。なお、
この研磨治具13は板形状をなし、外周部に複数の光フ
ァイバ心線01の端部に取り付けられたフェルール02
が保持されている。
【0021】また、この装置本体21内の下部には回転
体25が回転自在に支持されており、この回転体25は
回転体駆動手段としての駆動モータ26の駆動軸27が
固結されて駆動回転可能となっている。そして、装置本
体21にはフランジ部24の下方に位置して円環状の内
歯ギヤ28が固定される一方、回転体25には、この内
歯ギヤ28と噛み合う第1外歯ギヤ29が枢着されると
共に、この第1外歯ギヤ29と噛み合う第2外歯ギヤ3
0が枢着され、また、内歯ギヤ28と噛み合う第3外歯
ギヤ31が枢着されている。この各外歯ギヤ29,3
0,31は、図2に詳細に示すように、回転体25の径
方向に沿ってほぼ一直線上に配設されているが当該直線
方向に沿っては等間隔ではない不均衡に配置されてお
り、上面部にそれぞれ清浄ブラシ32,33,34が固
着されている。なお、各清浄ブラシ32,33,34の
毛の発生密度は、この場合、ほぼ同一である。
体25が回転自在に支持されており、この回転体25は
回転体駆動手段としての駆動モータ26の駆動軸27が
固結されて駆動回転可能となっている。そして、装置本
体21にはフランジ部24の下方に位置して円環状の内
歯ギヤ28が固定される一方、回転体25には、この内
歯ギヤ28と噛み合う第1外歯ギヤ29が枢着されると
共に、この第1外歯ギヤ29と噛み合う第2外歯ギヤ3
0が枢着され、また、内歯ギヤ28と噛み合う第3外歯
ギヤ31が枢着されている。この各外歯ギヤ29,3
0,31は、図2に詳細に示すように、回転体25の径
方向に沿ってほぼ一直線上に配設されているが当該直線
方向に沿っては等間隔ではない不均衡に配置されてお
り、上面部にそれぞれ清浄ブラシ32,33,34が固
着されている。なお、各清浄ブラシ32,33,34の
毛の発生密度は、この場合、ほぼ同一である。
【0022】従って、駆動モータ26を駆動して回転体
25を図2矢印方向に回転すると、各外歯ギヤ29,3
0,31も同方向に移動することで公転すると共に、第
1及び第3外歯ギヤ29,31は内歯ギヤ28に噛み合
いながら矢印方向に自転し、且つ、第2外歯ギヤ30は
第1外歯ギヤ29に噛み合いながら矢印方向に自転する
こととなり、各清浄ブラシ32,33,34は自転しな
がら公転することとができる。
25を図2矢印方向に回転すると、各外歯ギヤ29,3
0,31も同方向に移動することで公転すると共に、第
1及び第3外歯ギヤ29,31は内歯ギヤ28に噛み合
いながら矢印方向に自転し、且つ、第2外歯ギヤ30は
第1外歯ギヤ29に噛み合いながら矢印方向に自転する
こととなり、各清浄ブラシ32,33,34は自転しな
がら公転することとができる。
【0023】ここで、上述した清浄装置11によるフェ
ルール02の端部及び研磨治具13の清浄作業について
説明する。前述したように、研磨治具13に固定された
光ファイバ01のフェルール02の端部の研磨作業が終
了すると、この研磨治具13は移載装置14によって研
磨装置12から清浄装置11に移載される。この清浄装
置11では、図1に示すように、光ファイバ心線01の
フェルール02が多数固定された研磨治具13が装置本
体21のフランジ部に24に水平状態で載置保持され
る。この状態で、図3に示すように、供給ポンプによっ
て研磨治具13に対して清浄液供給部22から清浄液と
して例えば水を供給し、装置本体21内に清浄液を貯溜
する。一方、駆動モータ26を駆動して回転体25を回
転し、各外歯ギヤ29,30,31と共に、各清浄ブラ
シ32,33,34を自転しながら公転させる。
ルール02の端部及び研磨治具13の清浄作業について
説明する。前述したように、研磨治具13に固定された
光ファイバ01のフェルール02の端部の研磨作業が終
了すると、この研磨治具13は移載装置14によって研
磨装置12から清浄装置11に移載される。この清浄装
置11では、図1に示すように、光ファイバ心線01の
フェルール02が多数固定された研磨治具13が装置本
体21のフランジ部に24に水平状態で載置保持され
る。この状態で、図3に示すように、供給ポンプによっ
て研磨治具13に対して清浄液供給部22から清浄液と
して例えば水を供給し、装置本体21内に清浄液を貯溜
する。一方、駆動モータ26を駆動して回転体25を回
転し、各外歯ギヤ29,30,31と共に、各清浄ブラ
シ32,33,34を自転しながら公転させる。
【0024】すると、清浄ブラシ32,33,34の配
置のアンバランスから、回転移動する清浄ブラシ32,
33,34の作用により、研磨治具13の外周部の一部
が周方向に沿って順次押し上げられることとなり、研磨
治具13は、図5に示すように、常に何れかの方向に傾
斜状態となりながら上下に揺動を繰り返すこととなる。
従って、各清浄ブラシ32,33,34は外周辺部が上
下に揺動する研磨治具13の下面や側面及び中央の穴内
部、あるいはフェルール02の端部の周面全体などに対
してランダムに接触することとなり、研磨粉の付着部分
全域にわたってこの研磨粉の除去が確実に行われる。
置のアンバランスから、回転移動する清浄ブラシ32,
33,34の作用により、研磨治具13の外周部の一部
が周方向に沿って順次押し上げられることとなり、研磨
治具13は、図5に示すように、常に何れかの方向に傾
斜状態となりながら上下に揺動を繰り返すこととなる。
従って、各清浄ブラシ32,33,34は外周辺部が上
下に揺動する研磨治具13の下面や側面及び中央の穴内
部、あるいはフェルール02の端部の周面全体などに対
してランダムに接触することとなり、研磨粉の付着部分
全域にわたってこの研磨粉の除去が確実に行われる。
【0025】この各清浄ブラシ32,33,34による
研磨治具13の清浄作業に伴って、前述したように、装
置本体21内には清浄液供給部22から清浄液が供給さ
れており、そして、装置本体21内に清浄液が所定量に
貯溜されて研磨治具13がこの清浄液に浸漬されると、
清浄液供給部22からの清浄液の供給を停止し、図4に
示すように、清浄液排出部23から清浄液を排出する。
そして、装置本体21内の清浄液が所定量排出される
と、例えば、一定時間経過後あるいは直ぐに、再び清浄
液供給部22から装置本体21内に清浄液を供給して研
磨治具13を浸漬する。従って、装置本体21内には、
間欠的にきれいな清浄液が供給されることとなり、研磨
治具13から除去された研磨粉は確実に装置本体21の
外部に排出され、再び付着することはない。
研磨治具13の清浄作業に伴って、前述したように、装
置本体21内には清浄液供給部22から清浄液が供給さ
れており、そして、装置本体21内に清浄液が所定量に
貯溜されて研磨治具13がこの清浄液に浸漬されると、
清浄液供給部22からの清浄液の供給を停止し、図4に
示すように、清浄液排出部23から清浄液を排出する。
そして、装置本体21内の清浄液が所定量排出される
と、例えば、一定時間経過後あるいは直ぐに、再び清浄
液供給部22から装置本体21内に清浄液を供給して研
磨治具13を浸漬する。従って、装置本体21内には、
間欠的にきれいな清浄液が供給されることとなり、研磨
治具13から除去された研磨粉は確実に装置本体21の
外部に排出され、再び付着することはない。
【0026】このように装置本体21では、清浄液の供
給よる貯溜と排出が間欠的に順次繰り返して行われる
が、例えば、研磨治具13に清浄液が連続的にかけるよ
うにしてもよいが、本実施例のように間欠的に研磨治具
13を清浄液中に浸漬するようにすると、連続的に清浄
液を流す方法と比較して大幅に少ない清浄液の量で確実
に研磨粉を除去することができる。 本実施の形態の装
置では、このような清浄液の間欠的な注入と上述したよ
うな公転及び自転する清浄ブラシ32,33,34によ
って研磨治具13の所定箇所がすべて清浄されることと
なり、研磨治具13などに付着した研磨粉が確実に除去
される。
給よる貯溜と排出が間欠的に順次繰り返して行われる
が、例えば、研磨治具13に清浄液が連続的にかけるよ
うにしてもよいが、本実施例のように間欠的に研磨治具
13を清浄液中に浸漬するようにすると、連続的に清浄
液を流す方法と比較して大幅に少ない清浄液の量で確実
に研磨粉を除去することができる。 本実施の形態の装
置では、このような清浄液の間欠的な注入と上述したよ
うな公転及び自転する清浄ブラシ32,33,34によ
って研磨治具13の所定箇所がすべて清浄されることと
なり、研磨治具13などに付着した研磨粉が確実に除去
される。
【0027】なお、上述した実施形態において、回転体
25の清浄ブラシ32,33,34の構成はこの構成に
限定されるものではない。例えば、複数の清浄ブラシの
配置あるいは形状を不均一にすることにより、研磨治具
13の外周部の一部が周方向に沿って順次押し上げられ
て研磨治具13が常に何れかの方向に傾斜状態となるよ
うにするためには、複数の清浄ブラシの全体の配置が線
対称軸を2本以上有さないようにすればよい。
25の清浄ブラシ32,33,34の構成はこの構成に
限定されるものではない。例えば、複数の清浄ブラシの
配置あるいは形状を不均一にすることにより、研磨治具
13の外周部の一部が周方向に沿って順次押し上げられ
て研磨治具13が常に何れかの方向に傾斜状態となるよ
うにするためには、複数の清浄ブラシの全体の配置が線
対称軸を2本以上有さないようにすればよい。
【0028】また、例えば、清浄ブラシ32より清浄ブ
ラシ33の方が高く、また、清浄ブラシ33より清浄ブ
ラシ34の方が高くなるようにして各ブラシの毛の発生
密度をを不均一にしてもよく、この場合には、各清浄ブ
ラシの配置が不均一でなくてもよい。
ラシ33の方が高く、また、清浄ブラシ33より清浄ブ
ラシ34の方が高くなるようにして各ブラシの毛の発生
密度をを不均一にしてもよく、この場合には、各清浄ブ
ラシの配置が不均一でなくてもよい。
【0029】また、例えば、各清浄ブラシの毛の長さを
不均一にしてもよく、この場合には、各清浄ブラシの配
置が不均一でなくてもよい。なお、清浄ブラシの数は少
なくとも3つが好ましいが、その形状等を工夫すれば2
つでも十分な清浄が可能である。
不均一にしてもよく、この場合には、各清浄ブラシの配
置が不均一でなくてもよい。なお、清浄ブラシの数は少
なくとも3つが好ましいが、その形状等を工夫すれば2
つでも十分な清浄が可能である。
【0030】図7は清浄ブラシが2つの例である。この
場合、配置の一本の線対称軸を有する配置であるが、両
方の清浄ブラシの形状を矩形にしてその長手方向の軸が
互いに直交するようにすることにより、研磨治具の全体
を確実に清浄できるようにしたものである。
場合、配置の一本の線対称軸を有する配置であるが、両
方の清浄ブラシの形状を矩形にしてその長手方向の軸が
互いに直交するようにすることにより、研磨治具の全体
を確実に清浄できるようにしたものである。
【0031】すなわち、図7に示すものにあっては、図
示しない装置本体に内歯ギヤ41が固定されると共に、
この内歯ギヤ41と同心状に回転体42が回転自在に支
持されており、この回転体42には内歯ギヤ41と噛み
合う第1外歯ギヤ43が枢着されると共に、この第1外
歯ギヤ43と噛み合う第2外歯ギヤ44が枢着されてい
る。そして、この各外歯ギヤ43,44の上面部にそれ
ぞれ矩形の清浄ブラシ45,46がその長手方向の軸が
互いに直交するように固着されている。
示しない装置本体に内歯ギヤ41が固定されると共に、
この内歯ギヤ41と同心状に回転体42が回転自在に支
持されており、この回転体42には内歯ギヤ41と噛み
合う第1外歯ギヤ43が枢着されると共に、この第1外
歯ギヤ43と噛み合う第2外歯ギヤ44が枢着されてい
る。そして、この各外歯ギヤ43,44の上面部にそれ
ぞれ矩形の清浄ブラシ45,46がその長手方向の軸が
互いに直交するように固着されている。
【0032】従って、図示しない駆動モータによって回
転体42を図7矢印方向に回転すると、各外歯ギヤ4
3,44も同方向に移動することで公転すると共に、内
歯ギヤ42に噛み合いながら矢印方向に自転することと
なり、各清浄ブラシ43,44は自転しながら回転す
る。そのため、この各清浄ブラシ43,44は図示しな
い研磨治具の外周辺を押し上げて上下に揺動させなが
ら、この研磨治具の下面や側面などに対してランダムに
接触し、研磨粉の付着部分全域にわたってこの研磨粉の
除去が行われる。
転体42を図7矢印方向に回転すると、各外歯ギヤ4
3,44も同方向に移動することで公転すると共に、内
歯ギヤ42に噛み合いながら矢印方向に自転することと
なり、各清浄ブラシ43,44は自転しながら回転す
る。そのため、この各清浄ブラシ43,44は図示しな
い研磨治具の外周辺を押し上げて上下に揺動させなが
ら、この研磨治具の下面や側面などに対してランダムに
接触し、研磨粉の付着部分全域にわたってこの研磨粉の
除去が行われる。
【0033】また、図8には清浄ブラシが2つの他の例
を示す。この場合、各ブラシの形状は円形で同一である
が、配置は線対称軸がない不均一な配置となっている。
図8に示すものにあっては、図示しない装置本体に内歯
ギヤ51が固定されると共に、この内歯ギヤ51と同心
状に回転体52が回転自在に支持されており、この回転
体52には内歯ギヤ51と噛み合う第1外歯ギヤ53及
び第2外歯ギヤ54が枢着されると共に、第2外歯ギヤ
54と噛み合う第3外歯ギヤ55が枢着されている。そ
して、この各外歯ギヤ53,55の上面部にそれぞれ清
浄ブラシ56,57が固着されている。
を示す。この場合、各ブラシの形状は円形で同一である
が、配置は線対称軸がない不均一な配置となっている。
図8に示すものにあっては、図示しない装置本体に内歯
ギヤ51が固定されると共に、この内歯ギヤ51と同心
状に回転体52が回転自在に支持されており、この回転
体52には内歯ギヤ51と噛み合う第1外歯ギヤ53及
び第2外歯ギヤ54が枢着されると共に、第2外歯ギヤ
54と噛み合う第3外歯ギヤ55が枢着されている。そ
して、この各外歯ギヤ53,55の上面部にそれぞれ清
浄ブラシ56,57が固着されている。
【0034】従って、図示しない駆動モータによって回
転体52を図8矢印方向に回転すると、各外歯ギヤ5
3,54,55も同方向に移動することで公転すると共
に、第1及び第2外歯ギヤ53,54は内歯ギヤ52に
噛み合いながら矢印方向に自転し、且つ、第3外歯ギヤ
55は第2外歯ギヤ54に噛み合いながら矢印方向に自
転することとなり、各清浄ブラシ56,57は自転しな
がら公転する。そのため、この各清浄ブラシ56,57
は図示しない研磨治具の外周辺を押し上げて上下に揺動
させながら、この研磨治具の下面や側面などに対してラ
ンダムに接触し、研磨粉の付着部分全域にわたってこの
研磨粉の除去が行われる。
転体52を図8矢印方向に回転すると、各外歯ギヤ5
3,54,55も同方向に移動することで公転すると共
に、第1及び第2外歯ギヤ53,54は内歯ギヤ52に
噛み合いながら矢印方向に自転し、且つ、第3外歯ギヤ
55は第2外歯ギヤ54に噛み合いながら矢印方向に自
転することとなり、各清浄ブラシ56,57は自転しな
がら公転する。そのため、この各清浄ブラシ56,57
は図示しない研磨治具の外周辺を押し上げて上下に揺動
させながら、この研磨治具の下面や側面などに対してラ
ンダムに接触し、研磨粉の付着部分全域にわたってこの
研磨粉の除去が行われる。
【0035】また、図9に示す例は、各清浄ブラシの配
置及び形状は線対称軸を多数有するものであるが、ブラ
シの発生密度を不均一とすることにより、研磨治具の全
体を確実に清浄できるようにしたものである。図9に示
すものにあっては、図示しない装置本体に内歯ギヤ61
が固定されると共に、この内歯ギヤ61と同心状に回転
体62が回転自在に支持されており、この回転体62に
は内歯ギヤ61と噛み合う第1外歯ギヤ63と第2外歯
ギヤ64と第3外歯ギヤ65とが枢着されると共に、各
外歯ギヤ63,64,65と噛み合う第4外歯ギヤ66
と第5外歯ギヤ67と第6外歯ギヤ68とが枢着されて
いる。そして、この第4、第5、第6外歯ギヤ66,6
7,68の上面部にそれぞれ清浄ブラシ69,70,7
1がそれぞれ固着されている。ここで、清浄ブラシ69
及び71の毛の発生密度より清浄ブラシ70の毛の発生
密度を小さくしている。
置及び形状は線対称軸を多数有するものであるが、ブラ
シの発生密度を不均一とすることにより、研磨治具の全
体を確実に清浄できるようにしたものである。図9に示
すものにあっては、図示しない装置本体に内歯ギヤ61
が固定されると共に、この内歯ギヤ61と同心状に回転
体62が回転自在に支持されており、この回転体62に
は内歯ギヤ61と噛み合う第1外歯ギヤ63と第2外歯
ギヤ64と第3外歯ギヤ65とが枢着されると共に、各
外歯ギヤ63,64,65と噛み合う第4外歯ギヤ66
と第5外歯ギヤ67と第6外歯ギヤ68とが枢着されて
いる。そして、この第4、第5、第6外歯ギヤ66,6
7,68の上面部にそれぞれ清浄ブラシ69,70,7
1がそれぞれ固着されている。ここで、清浄ブラシ69
及び71の毛の発生密度より清浄ブラシ70の毛の発生
密度を小さくしている。
【0036】従って、図示しない駆動モータによって回
転体62を図9矢印方向に回転すると、第1、第2、第
3外歯ギヤ63,64,65も同方向に移動することで
公転すると共に内歯ギヤ62に噛み合いながら矢印方向
に自転し、また、第4、第5、第6外歯ギヤ66,6
7,68は第1、第2、第3外歯ギヤ63,64,65
に噛み合いながら矢印方向に自転することとなり、各清
浄ブラシ69,70,71は自転しながら公転する。こ
こで、各清浄ブラシ69,70,71がブラシの毛の発
生密度が異なることにより全体として不均一となってい
るため、この各清浄ブラシ69,70,71は図示しな
い研磨治具の外周辺を押し上げて上下に揺動させなが
ら、この研磨治具の下面や側面などに対してランダムに
接触し、研磨粉の付着部分全域にわたってこの研磨粉の
除去が行われる。
転体62を図9矢印方向に回転すると、第1、第2、第
3外歯ギヤ63,64,65も同方向に移動することで
公転すると共に内歯ギヤ62に噛み合いながら矢印方向
に自転し、また、第4、第5、第6外歯ギヤ66,6
7,68は第1、第2、第3外歯ギヤ63,64,65
に噛み合いながら矢印方向に自転することとなり、各清
浄ブラシ69,70,71は自転しながら公転する。こ
こで、各清浄ブラシ69,70,71がブラシの毛の発
生密度が異なることにより全体として不均一となってい
るため、この各清浄ブラシ69,70,71は図示しな
い研磨治具の外周辺を押し上げて上下に揺動させなが
ら、この研磨治具の下面や側面などに対してランダムに
接触し、研磨粉の付着部分全域にわたってこの研磨粉の
除去が行われる。
【0037】以上各実施形態に示すように、清浄ブラシ
の配置及び形状を不均一にしたり、毛の密度を不均一と
したり、毛の長さを不均一にすることにより、各清浄ブ
ラシ回転移動するときに研磨治具の外周部の一部を周方
向に沿って順次押し上げることができ、研磨治具を傾斜
状態で上下に揺動を繰り返しながら清浄を行うことがで
きる。
の配置及び形状を不均一にしたり、毛の密度を不均一と
したり、毛の長さを不均一にすることにより、各清浄ブ
ラシ回転移動するときに研磨治具の外周部の一部を周方
向に沿って順次押し上げることができ、研磨治具を傾斜
状態で上下に揺動を繰り返しながら清浄を行うことがで
きる。
【0038】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように、本発明の研磨治具の清浄装置によれば、光ファ
イバのフェルールが固定された研磨治具を水平状態で載
置保持する装置本体を設け、この装置本体にこの研磨治
具の下方に位置して回転体駆動手段によって回転体を回
転自在に支持し、この回転体の上面部に研磨治具の下面
に接触する清浄ブラシを設け、装置本体に保持された前
記研磨治具に対して清浄液を供給すると共に回転体が回
転するときに清浄ブラシが研磨治具の外周部の一部をそ
の周方向に沿って順次押し上げて研磨治具を常に傾斜状
態として清浄を行うようにしたので、清浄ブラシは外周
辺部が上下に揺動する研磨治具の下面や側面及びフェル
ールの端部などに対してランダムに接触することとな
り、研磨粉の付着部分全域にわたってこの研磨粉の除去
を確実に行うことができ、作業効率の向上を図ることが
できる。
ように、本発明の研磨治具の清浄装置によれば、光ファ
イバのフェルールが固定された研磨治具を水平状態で載
置保持する装置本体を設け、この装置本体にこの研磨治
具の下方に位置して回転体駆動手段によって回転体を回
転自在に支持し、この回転体の上面部に研磨治具の下面
に接触する清浄ブラシを設け、装置本体に保持された前
記研磨治具に対して清浄液を供給すると共に回転体が回
転するときに清浄ブラシが研磨治具の外周部の一部をそ
の周方向に沿って順次押し上げて研磨治具を常に傾斜状
態として清浄を行うようにしたので、清浄ブラシは外周
辺部が上下に揺動する研磨治具の下面や側面及びフェル
ールの端部などに対してランダムに接触することとな
り、研磨粉の付着部分全域にわたってこの研磨粉の除去
を確実に行うことができ、作業効率の向上を図ることが
できる。
【0039】また、本発明の研磨治具の清浄装置によれ
ば、清浄液供給手段が清浄液供給部から装置本体内に清
浄液を所定量供給して貯溜してその後清浄液の供給を停
止して清浄液排出部から清浄液を排出するというよう
に、清浄液を献血的に供給して研磨治具の清浄を行うよ
うにしたので、清浄液の供給および排出を常時行う場合
と比較して清浄液の使用量が著しく低減され、且つ研磨
治具は常にきれいな清浄液によって清浄されることとな
り、除去された研磨粉は確実に外部に排出され、研磨治
具への再付着を防止することができる。
ば、清浄液供給手段が清浄液供給部から装置本体内に清
浄液を所定量供給して貯溜してその後清浄液の供給を停
止して清浄液排出部から清浄液を排出するというよう
に、清浄液を献血的に供給して研磨治具の清浄を行うよ
うにしたので、清浄液の供給および排出を常時行う場合
と比較して清浄液の使用量が著しく低減され、且つ研磨
治具は常にきれいな清浄液によって清浄されることとな
り、除去された研磨粉は確実に外部に排出され、研磨治
具への再付着を防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る研磨治具の清浄装置
の正面図である。
の正面図である。
【図2】研磨ブラシの概略図である。
【図3】研磨治具の清浄作業を表す工程図である。
【図4】研磨治具の清浄作業を表す工程図である。
【図5】清浄作業における研磨治具の動作を表す概略図
である。
である。
【図6】研磨治具の研磨装置及び清浄装置の配置の概略
図である。
図である。
【図7】他の清浄ブラシの構成図である。
【図8】他の清浄ブラシの構成図である。
【図9】他の清浄ブラシの構成図である。
【図10】一般的な光ファイバ研磨機の概略図である。
【図11】光ファイバが装着された研磨治具の概略図で
ある。
ある。
【図12】従来の研磨治具の清浄方法を説明するための
概略図である。
概略図である。
01 光ファイバ心線 02 フェルール 11 清浄装置 12 研磨装置 13 研磨治具 21 装置本体 22 清浄液供給部 23 清浄液排出部 24 フランジ部 25 回転体 26 駆動モータ(回転駆動手段) 28 内歯ギヤ 29 第1外歯ギヤ 30 第2外歯ギヤ 31 第3外歯ギヤ 32,33,34 清浄ブラシ 41 内歯ギヤ 42 回転体 43,44 外歯ギヤ 45,46 清浄ブラシ 51 内歯ギヤ 52 回転体 53,54,55 外歯ギヤ 56,57 清浄ブラシ 61 内歯ギヤ 62 回転体 63,64,65,66,67,68 外歯ギヤ 69,70,71 清浄ブラシ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (7)
- 【請求項1】 光ファイバの端部に固定されたフェルー
ルが板形状をなす研磨治具の外周部に複数保持された状
態で、該光ファイバ及びフェルールの端部を研磨した後
に付着した研磨粉を清浄する研磨治具の清浄装置におい
て、前記研磨治具を水平状態で載置保持する装置本体
と、該装置本体に載置された前記研磨治具の下方で回転
自在に支持された回転体と、該回転体を回転させる回転
体駆動手段と、前記回転体の上面部に設けられて前記研
磨治具の下面に接触する清浄ブラシとを具え、前記回転
体駆動手段による前記回転体の回転駆動により回転移動
される前記清浄ブラシの作用により、前記研磨治具の外
周部の一部がその周方向に沿って順次押し上げられて傾
斜状態となって当該研磨治具の下面部が当該清浄ブラシ
により清浄されることを特徴とする研磨治具の清浄装
置。 - 【請求項2】 請求項1において、前記装置本体の上部
には清浄液供給部が形成されると共に下部には清浄液排
出部が形成されて、これら清浄液供給部および清浄液排
出部には清浄液供給手段が連結されており、該清浄液供
給手段は清浄液供給部から前記装置本体内に清浄液を所
定量供給して前記研磨治具を当該清浄液中に沈め、その
後前記清浄液排出部から当該清浄液を排出する処理を間
欠的に行うことを特徴とする研磨治具の清浄装置。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記装置本
体には内歯ギヤが固定される一方、前記回転体には該内
歯ギヤと噛み合う少なくとも一つの第1外歯ギヤが枢着
され且つ該第1外歯ギヤの少なくとも一つと噛み合う第
2外歯ギヤが少なくとも一つ枢着され、これら第1及び
第2外歯ギアに前記清浄ブラシが装着され、前記回転体
駆動手段による前記回転体の回転駆動により自転しつつ
移動される前記清浄ブラシの作用により、前記研磨治具
の外周部の一部がその周方向に沿って順次押し上げられ
て傾斜状態となって当該研磨治具の下面部が当該清浄ブ
ラシにより清浄されることを特徴とする研磨治具の清浄
装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記清
浄ブラシの配置状態が全体的に不均衡であり、線対称軸
が二本以上ないことを特徴とする研磨治具の清浄装置。 - 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記第
1外歯ギヤ及び前記第2外歯ギヤにそれぞれ装着された
各清浄ブラシの形状が同一でないことを特徴とするも研
磨治具の清浄装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5の何れかにおいて、前記第
1外歯ギヤ及び前記第2外歯ギヤにそれぞれ装着された
各清浄ブラシの毛の発生密度が、同一でないことを特徴
とするも研磨治具の清浄装置。 - 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記第
1外歯ギヤ及び前記第2外歯ギヤにそれぞれ装着された
各清浄ブラシの毛の長さが、同一ではないことを特徴と
する研磨治具の清浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18514296A JP2858239B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 研磨治具の清浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18514296A JP2858239B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 研磨治具の清浄装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1029158A true JPH1029158A (ja) | 1998-02-03 |
JP2858239B2 JP2858239B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=16165615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18514296A Expired - Fee Related JP2858239B2 (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 研磨治具の清浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2858239B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6865329B2 (en) * | 2002-03-07 | 2005-03-08 | Fujikura Ltd. | Optical connector cleaning instrument and optical connector cleaning method |
CN111761505A (zh) * | 2020-07-10 | 2020-10-13 | 浙江中晶科技股份有限公司 | 一种硅片双面磨削设备及其生产工艺 |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18514296A patent/JP2858239B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
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