JPH10291514A - ノズルパイプの取付構造 - Google Patents

ノズルパイプの取付構造

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JPH10291514A
JPH10291514A JP9115260A JP11526097A JPH10291514A JP H10291514 A JPH10291514 A JP H10291514A JP 9115260 A JP9115260 A JP 9115260A JP 11526097 A JP11526097 A JP 11526097A JP H10291514 A JPH10291514 A JP H10291514A
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nozzle
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Akinori Kawamuki
了典 川向
Hiroyuki Honda
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Shibuya Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノズルパイプ14を強固に取付ける。 【解決手段】ノズルパイプ14の一端14aを、ヘッダ
20の取付穴20a内に環状弾性体44を介して圧入す
る。ノズルパイプは長手方向に移動可能である。また、
他端14bに、その外径よりも大径のキャップ46を装
着して密閉する。支持フレーム16に、ノズルパイプの
外径とほぼ等しい幅の切欠き50aと、開口部がこの切
欠き50aとほぼ等しい幅を有し、その下部はキャップ
46の頭部46aの外径とほぼ等しい内径の180度を
越える円弧状の凹部50bとから成る結合溝50を形成
する。ノズルパイプを、支持フレームの外方へ引き出し
た状態で結合溝内に嵌入させた後、ヘッダ側へ移動させ
る。キャップの頭部46bが円弧状の凹部50b内に嵌
合すると、ノズルパイプの上方への移動が規制される。
次にノズルパイプの直径方向にピン52を挿通して支持
フレームの内面に当接させてノズルパイプの長手方向の
移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器に対して液体
を噴射することにより洗浄等の処理を行なう容器処理装
置に係り、特に、液体を噴射するノズルが設けられてい
るノズルパイプの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】洗びん機等の容器処理装置(容器に対し
洗浄液等の液体を噴射して処理を行なう装置、例えば、
パストライザ、クーラ、ウオーマ等)は一般に、複数列
で搬送される容器の進行方向の両側に進退動可能に配設
されたヘッダおよび支持フレームに、前記容器の進行方
向と直交する方向を向けてノズルパイプの両端をそれぞ
れ連結固定し、前記ヘッダを介してノズルパイプに供給
した洗浄液等の液体を、このノズルパイプに所定間隔で
取付けられているノズルから容器に向けて噴射すること
により洗浄等の処理を行なうようになっている。
【0003】前記ヘッダおよび支持フレームに対するノ
ズルパイプの固定は、通常、ねじにより締結する構造に
なっていたため、ノズルパイプの内部を洗浄する際の脱
着に手間がかかるという問題があった。そこでノズルパ
イプの着脱を容易に行なうために、ワンタッチで着脱が
可能なノズルパイプの取付装置が従来から知られている
(実公昭62−398312号)。
【0004】しかしながら前記公報に記載されたノズル
パイプの取付装置では、ノズルパイプに加わる水圧によ
って、ノズルパイプが長手方向にずれたり、回転方向に
動いてしまうことがあり、ノズルパイプに取付けられて
いる各ノズルの位置と、ホルダに収容されて搬送されて
くる各容器の位置とがずれてしまうおそれがあった。そ
こで、本発明の出願人は、ノズルパイプの着脱が容易
で、しかもノズルの位置や角度がすれてしまうおそれの
ないノズルパイプの取付構造を提案した(実公平6−3
9831号)。
【0005】本発明の出願人が提案した前記ノズルパイ
プの取付構造では、前記公報(実公平6−39831
号)の図2に示すように、ノズルパイプ10のヘッダ1
2側の連結部の構成は、ノズルパイプ10のヘッダ12
側端部に形成した小径部10aの周囲にフランジ10c
を設け、このフランジ10cの端面に環状の弾性体17
を嵌着し、ノズルパイプ10の前記先端小径部10aを
ヘッダ12の側面に形成した取付穴12a内に挿入し
て、前記環状の弾性体17を取付穴12aの周囲に弾接
させることにより、ノズルパイプ10の一端をヘッダ1
2に連結するとともにこの連結部の液密を保持してい
る。
【0006】また、ノズルパイプ10の他端側は、固定
部材18を介して支持体14に固定されている。固定部
材18は小径筒部18aと大径筒部18bとを有してお
り、外周にOリング20が嵌着された小径筒部18aを
ノズルパイプ10内に嵌合してノズルパイプ10内の液
密を保持するとともに、その小径筒部18aの外面に植
え込まれたピン18cを、ノズルパイプ10の端面に形
成された切欠き10dに係合させてノズルパイプ10の
回転を規制するようになっている。さらに、ノズルパイ
プ10の外部に出ている大径筒部18bに半径方向のス
プリングピン18eを植え込んで、このスプリングピン
18eに偏心円板18fを回転可能に取付け、この偏心
円板18fを支持体14の嵌合穴14aに嵌合すること
により、ノズルパイプ10がヘッダ12側からの水圧を
受けて軸方向に移動してしまうことを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記公報(実公平6−
39831号)に記載された従来のノズルパイプの取付
装置の構成では、ヘッダおよび支持体に取付けられたノ
ズルパイプが、連続的に搬送される容器に追従して移動
するタイプの場合には、取付け強度が充分ではなく、上
方側へ外れてしまうおそれがあった。
【0008】本発明は前記欠点を除くためになされもの
で、極めて簡単な構成により、充分なノズルパイプの取
付け強度を得ることができ、しかも、ノズルの回転方向
および長手方向への移動を規制することができるノズル
パイプの取付構造を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るノズルパイ
プの取付構造は、液体を噴射するノズルが所定の間隔で
設けられたノズルパイプを、容器の搬送経路の両側に配
置されたヘッダおよび支持体間に取付けるようにしたも
のであって、特に、前記ノズルパイプの一方の端部を、
ヘッダに形成した取付穴内に進退動可能に挿入するとと
もに、他方の端部に、ノズルパイプの水平方向の幅より
も大きい幅の頭部を有するキャップを装着し、一方、前
記支持体に、ノズルパイプの水平方向の幅とほぼ等しい
幅の切欠きと、この切欠きに隣接し、開口部が前記キャ
ップ頭部の幅よりも小さく、その下部側が、キャップの
頭部を収容可能な凹部とから成る結合溝を形成し、か
つ、キャップの頭部を前記凹部に嵌合させた状態で、ノ
ズルパイプを上下方向に貫通して支持体の内面に当接す
ることによりノズルパイプの長手方向への移動を規制す
るピンを設けたものである。
【0010】前記ノズルパイプの取付構造では、ノズル
パイプをその長手方向に移動させることができるので、
ノズルパイプの支持体側の端部に装着されたキャップの
頭部を、支持体に形成された結合溝の位置からずらした
状態にして、ノズルパイプを結合溝内に嵌入する。結合
溝の切欠きと隣接する凹部内にはいずれもノズルパイプ
の外周面が嵌入する。その後、ノズルパイプを長手方向
に移動させて前記キャップの頭部を凹部に嵌合させる。
凹部は、開口部がキャップの頭部の水平方向の幅よりも
小さいので、ノズルパイプを凹部に嵌合させた後は、そ
の凹部の開口部方向には取外すことができない。このよ
うにノズルパイプの端部を支持体の結合溝内に嵌着した
後、ピンをノズルパイプに挿通し、その先端を支持体に
当接させてノズルパイプの長手方向への移動を規制す
る。ノズルパイプは長手方向に移動不能になり、従っ
て、結合溝から抜き取ることができず、支持体に強固に
取付けられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
るノズルパイプの取付構造が適用された洗びん機の一例
を示す横断面図、図2はこのノズルパイプの取付構造を
示す平面図である。この洗びん機内には、多数の容器2
を複数列で連続的に搬送するキャリア4が配設されてい
る。キャリア4の詳細は図示しないが、機枠6内に配置
された複数のスプロケット(図示せず)に掛け回された
両側の無端状チェーン8間に、所定の間隔で多数のブリ
ッジ10が連結され、これら各ブリッジ10に複数個の
びんホルダ12が取付けられている。各びんホルダ12
内には、それぞれ容器2が収容保持されるようになって
おり、前記チェーン8の走行に伴って、多数の容器2が
倒立状態で連続的に搬送される。
【0012】複数列のホルダ12内に収容された容器2
が連続的に搬送される経路の下方には、その進行方向を
横断して複数本のノズルパイプ14が等間隔で平行に配
置されている。これらノズルパイプ14は、容器2の進
行方向両側に配置された支持フレーム16,16と、両
側の支持フレーム16,16間を横断して固定された横
枠18,18と、進行方向の前後に配置された一対の横
枠18,18間に固定されたヘッダ20とから成る可動
枠体22に取付けられており、各ノズルパイプ14は、
一端が前記支持フレーム16に、他端がヘッダ20にそ
れぞれ連結されている。両側の支持フレーム16,16
には、それぞれローラ24が取付けられて機枠6,6側
に固定されたガイドバー26上に載っており、これらガ
イドバー26に案内されて進退動できるようになってい
る。なお、この実施例の洗びん機は、図2に示すよう
に、四つの洗浄部A,B,C,Dを備えている。これら
第1ないし第4の各洗浄部A,B,C,Dは同様の構成
を有しており、それぞれ可動枠体22内に複数本のノズ
ルパイプ14が取付けられている。これら四つの洗浄部
A,B,C,Dは、互いに連結されて一体的に進退動す
る。
【0013】ノズルパイプ14の上部には、前記キャリ
ア4のブリッジ10に取付けられている各びんホルダ1
2の位置にそれぞれ対応して同数のノズル28が取付け
られている。これらノズル28を備えたノズルパイプ1
4が取付けられている可動枠体22は、キャリア4が容
器を搬送する経路内の所定の区間で、このキャリア4に
同期して追従走行し、その後、元の位置に復帰するとい
う進退動を繰返し、追従走行中には、各ノズル28が、
びんホルダ12内に倒立した状態で保持されている容器
2の口部内に洗浄液を噴射してこの容器2内部の洗浄を
行なう。なお、容器2の搬送経路の上方には、容器2の
外面を洗浄する外洗ノズル30が設けられている。
【0014】前記両側の支持フレーム16,16には、
図3に示すように、駆動用のロッド32が連結されてい
る。この駆動用ロッド32は、支点軸34を中心に回動
可能なL字レバー36の一端36aに連結され、さら
に、L字レバー36の他端36bにカムフォロア38が
設けられている。このカムフォロア38は、回転カム4
0に設けられたカム溝40aに係合しており、カム40
の回転に伴ってL字状のレバー36が往復揺動し、ロッ
ド32が容器2の搬送方向に向かって往復動する。
【0015】次に、前記ヘッダ20および支持フレーム
16に対する各ノズルパイプ14の取付構造について、
図4ないし図8により説明する。ノズルパイプ14の一
方の端部14aが連結されるヘッダ20は角筒状をして
おり、前述のようにその内部に洗浄液供給管42を介し
て図示しないポンプから洗浄液が供給される。ヘッダ2
0の側面に内外を貫通する取付穴20aが形成され、こ
の取付穴20aの内周面にシール部材としての環状の弾
性体44が嵌着されている。ノズルパイプ14のヘッダ
20に連結される側の端部14aは外面がやや小径にな
っており、この小径部14aがヘッダ20の取付穴20
aに嵌着されている環状弾性体44に連結される。環状
弾性体44のヘッダ20内部側の部分は、自由状態では
ノズルパイプ14の小径部14aよりも細い内径を有し
ており、この環状弾性体44の内面にノズルパイプ14
の小径部14aを圧入することにより、環状弾性体44
の内周面がノズルパイプ14の小径部14aの外周面に
密着して、ヘッダ20とノズルパイプ14との間の液密
を保持する。また、ノズルパイプ14は、ヘッダ20に
対してその長手方向(図4の左右方向)に移動可能に連
結される。なお、ノズルパイプ14のヘッダ20側の連
結部が必ずしも小径である必要はなく、その他の部分と
同径または大径であっても良い。
【0016】一方、ノズルパイプ14の他方側の端部1
4bには、ノズルパイプ14の内周面に圧入される円柱
部46aと、ノズルパイプ14の外径よりも大径の頭部
46bとを有するキャップ46が装着されている。この
キャップ46のノズルパイプ14内に圧入される円柱部
46aの外周にはOリング48が嵌着されてノズルパイ
プ14内の液密を保持するようになっている。このキャ
ップ46は着脱可能になっており、ノズルパイプ14の
内部を洗浄する際には取外すことができる。
【0017】前記支持フレーム16のノズルパイプ14
を取付ける位置には、ノズルパイプ結合用の溝50が形
成されている。この結合溝50は、図7および図9に示
すように、支持フレーム16の内面側(洗びん機の内部
側)に形成されたノズルパイプ支持用の切欠き50a
と、外面側に形成されたキャップ支持用の円弧状凹部5
0bから成っている。ノズルパイプ支持用の切欠き50
aは、ノズルパイプ14の外径とほぼ等しい幅を有して
下方に延び、その底部が円弧状になっている。また、キ
ャップ支持用の凹部50bは、開口部側が前記ノズルパ
イプ支持用の切欠き50aと同一の幅、すなわち、ノズ
ルパイプ14の外径とほぼ等しい幅を有し、その下方側
は、キャップ46の頭部46bの外径とほぼ一致する内
径の、180度を越える円弧状になっている。
【0018】ノズルパイプ14のキャップ46が装着さ
れた端部14b寄りには、上下に貫通する円孔14cが
形成されており、この貫通孔14c内にピン52が挿通
される。このピン52は、上部にノズルパイプ14内に
挿通される部分52aよりも大径の頭部52bを有し、
ノズルパイプ14を貫通して下方に突出した下端部に
は、平坦な当接面52cが形成されている。一方、支持
フレーム16の内側の面には、ピン52の平坦な当接面
52cの幅よりもやや幅の広い係合凹部16aが形成さ
れている(図6および図7参照)。前記キャップ46の
頭部46bの内面と、ピン52の平坦な当接面52cと
の距離が、前記ノズルパイプ支持用の切欠き50aが形
成されている部分の厚さ(図9参照)から、前記ピン5
2の係合凹部16aの深さを引いた厚さにほぼ一致して
いる。従って、ノズルパイプ14を支持フレーム16に
取付けた状態では、ノズルパイプ14は、このピン52
によって機枠6の外方へ向けての移動(図4および図6
の左方への移動)を規制される。また、ピン52の平坦
な当接面52cが支持フレーム16の係合凹部16a内
に係合しているので、ピン52の回転が規制され、ノズ
ル28が取付けられているノズルパイプ14の回転が規
制される。
【0019】前記ノズルパイプ14の、ヘッダ20に最
も近い位置のノズル28が設けられている部分の周囲に
樹脂ブロック54が嵌着されている。この樹脂ブロック
54は、図8に示すように、上部に、ノズルパイプ14
の外径よりもやや小径の円孔54aと、この円孔54a
の上端を開放する切込み54bが形成されており、この
円孔54a内にノズルパイプ14を圧入して嵌着してい
る。樹脂ブロック54の下部側54cは、下方に延長さ
れた四角形状をしており、その上下の中心線上にスリッ
ト54dが形成されている。
【0020】前記両側の支持フレーム16,16間を横
断して固定された一対の横枠18,18の下方に、容器
2の搬送方向を向いた二本の取付けバー56,56が渡
されている(図2参照)。この取付けバー56,56上
には、各ノズルパイプ14の中心線O1 に沿ってガイド
レール58が固定されている。このガイドレール58
に、前記樹脂ブロック54の下部54cの中央に形成さ
れているスリット54dが嵌合している。前記ノズルパ
イプ14をヘッダ20に取付ける際に、樹脂ブロック5
4がこのガイドレール58に案内される。
【0021】前記構成のノズルパイプ14をヘッダ20
および支持フレーム16に取付ける手順について説明す
る。先ず、ノズルパイプ14のヘッダ20側の端部14
a寄りに嵌着されている樹脂ブロック54のスリット5
4dを、ガイドレール58に嵌合させる。ノズルパイプ
14をガイドレール58に案内させつつヘッダ20側へ
移動させ、先端の小径連結部14aをヘッダ20の取付
穴20aに嵌着されている環状弾性体44内に圧入す
る。環状弾性体44のヘッダ20内部側は、自由状態で
はノズルパイプ14の小径部14aの外径よりも径が小
さくなっているので、ノズルパイプ14を圧入すると、
その弾性によって環状弾性体44がノズルパイプ14の
外周面に密着して、ヘッダ20とノズルパイプ14との
接続部分をシールする。このヘッダ20とノズルパイプ
14との連結部では、ノズルパイプ14はその長手方向
に移動可能になっている。
【0022】前述のようにノズルパイプ14のヘッダ2
0側の端部14aをヘッダ20に連結した後、支持フレ
ーム16側の端部14bを支持フレーム16に連結す
る。この時点では、ノズルパイプ14のヘッダ20側
は、完全に連結した状態のようにヘッダ20の内部まで
押し込まないようにして、支持フレーム16側の端部1
4bを支持フレーム16の結合溝50内に嵌入させる。
ヘッダ20側の端部14aが奥まで押し込まれていない
状態なので、キャップ46の頭部46bは支持フレーム
16の外側に位置しており、ノズルパイプ支持用の切欠
き50aとキャップ支持用の円弧状凹部50bから成る
結合溝50内には、ノズルパイプ14の外周面が嵌合し
ている。この状態から、ノズルパイプ14をヘッダ20
側へ移動させる。すると、支持フレーム16の板厚より
も外方に位置していたキャップ46の頭部46bが、結
合溝50のキャップ支持用の凹部50b内に嵌入する。
キャップ支持用の凹部50bは、上部の開口側はノズル
パイプ14の外径とほぼ一致する幅であるが、その下側
は、ノズルパイプ14の外径よりも大径のキャップ頭部
46の外径にほぼ一致しており、しかも、この円弧は1
80度を越える角度θ1(図10参照)を有しているの
で、円弧の上方側の部分A1 ,A2 によってノズルパイ
プ14は上方への移動が規制される。
【0023】ノズルパイプ14の支持フレーム16側の
先端およびキャップ46の頭部46bを結合溝50内に
嵌入させると、ノズルパイプ14が上方へ外れてしまう
ことはないが、長手方向には自由に移動させることがで
きるので、この移動を規制するために上下に貫通する孔
14c内にピン52を挿通する。このピン52の下端部
は、ノズルパイプ14の下方へ突出しており、この突出
部に形成されている平坦な当接面52cが支持フレーム
16の結合溝50の下方に形成されている係合凹部16
aに当接する。前述のように、キャップ46の頭部46
bとピン52の当接面52cとの距離が、支持フレーム
16のノズルパイプ支持用の切欠き50aの厚さからピ
ン52が当接する係合凹部16aの深さを引いた厚さに
ほぼ一致しているので、キャップ46の頭部46bとピ
ン52の下端部との間で支持フレーム16を挾持した状
態になり、ノズルパイプ14はその長手方向への移動も
規制され、ヘッダ20と支持フレーム16との間に強固
に取付けられる。
【0024】また、ピン52の下端部に形成された平坦
な当接面52cが、支持フレーム16の内面(洗びん機
の内部側の面)に形成された係合凹部16a内に当接し
ているので、ピン52が回転方向に拘束され、その結
果、ノズルパイプ14の回転が規制される。しかも、ノ
ズルパイプ14のヘッダ20寄りに嵌着されている樹脂
ブロック54の下部54cにはスリット54dが形成さ
れて、前記ガイドレール58に嵌合しており、このスリ
ット54dとガイドレール58によってもノズルパイプ
14の回転が規制され、ノズルパイプ14に設けられて
いるノズル28の角度が規制されている。従って、ノズ
ルパイプ14が取付けられている可動枠体22が、キャ
リア4によって搬送される容器2に追従して移動して
も、ノズルパイプ14が長手方向および回転方向のいず
れにもずれてしまうことがない。
【0025】前記のように可動枠体22の支持フレーム
16とヘッダ20との間に取付けられたノズルパイプ1
4を取外す場合には、先ず、ピン52を抜出した後、ノ
ズルパイプ14を支持フレーム16側へ引き出してキャ
ップ46の頭部46bを結合溝50の円弧状凹部50b
から外す。この状態にすると、ノズルパイプ14の支持
フレーム16側端部14bを上方へ持ち上げることがで
きるので、容易に取外すことが可能である。このよう
に、本実施例に係るノズルパイプの取付構造では、簡単
な構成でノズルパイプ14を支持フレーム16とヘッダ
20とに強固に固定することができるとともに、容易に
取外すこともできる。しかもノズルパイプ14の着脱を
工具を使用せずに行なうことができる。また、取付けた
状態では、ノズルパイプ14に設けたノズル28の回転
方向の位置および長手方向の位置を正確に規制すること
ができる。さらに、案内用のブロック54が樹脂性であ
るので、軽量で摺動性が良く、ノズルパイプ14の取付
け工程が簡素化する。
【0026】なお、前記実施例では、ピン52に平坦な
当接面52cを形成するとともに、支持フレーム16側
に係合凹部16aを形成して、ピン52の当接面52c
を係合凹部16a内に当接させることにより、ノズルパ
イプ14の支持フレーム16方向への移動を規制し、か
つ、ノズルパイプ14の回転も規制するようにしていた
が、図11に示すように、支持体116側には係合凹部
を設けず、このピン52をノズルパイプ114の抜止め
だけに用いるようにしても良い。
【0027】また、前記実施例では、ノズルパイプ14
を円筒形とし、その端部14bを密封するキャップ46
の頭部46bも円形としたが、必ずしも円形に限るもの
ではなく、キャップ頭部を四角形状等の円形以外の形状
としても良く、さらに、ノズルパイプも角筒状にするこ
と等も可能である。いずれにしても、キャップ頭部の水
平方向幅がノズルパイプの水平方向の幅よりも大きく、
しかも、キャップ頭部が嵌入する凹部の開口部が、キャ
ップ頭部の水平方向の幅よりも小さいものであれば良
い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、液体
を噴射するノズルが所定の間隔で設けられたノズルパイ
プを、容器の搬送経路の両側に配置されたヘッダおよび
支持体間に取付けるノズルパイプの取付構造において、
前記ノズルパイプの一方の端部を、ヘッダに形成した穴
内に進退動可能に挿入するとともに、他方の端部に、ノ
ズルパイプの水平方向の幅よりも大きい幅の頭部を有す
るキャップを装着し、一方、前記支持体に、ノズルパイ
プの水平方向の幅とほぼ等しい幅の切欠きと、この切欠
きに隣接し、開口部が前記キャップ頭部の幅よりも小さ
く、その下部側が、キャップの頭部を収容可能な凹部と
から成る結合溝を形成し、かつ、キャップの頭部を前記
凹部に嵌合させた状態で、ノズルパイプを上下方向に貫
通して支持体の内面に当接することによりノズルパイプ
の長手方向への移動を規制するピンを設けたことによ
り、ノズルパイプをヘッダと支持体との間に強固に取付
けることができ、しかも、ノズルパイプの長手方向への
移動および回転方向への移動を確実に規制することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るノズルパイプの取付構
造を適用した洗びん機の一例を示す横断面図である。
【図2】前記洗びん機の要部(洗浄部)の平面図であ
る。
【図3】前記洗浄部の駆動機構を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例に係るノズルパイプの取付構
造の縦断面図である。
【図5】図4のヘッダ側端部の拡大図である。
【図6】図4の支持体側端部の拡大図である。
【図7】図4の左側面図である。
【図8】図5のVIII−VIII線に沿う断面図であ
る。
【図9】ノズルパイプの支持体への取付部を示す斜視図
である。
【図10】ノズルパイプを支持体に取付けた状態を示す
説明図である。
【図11】ピンと支持体との当接部の他の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
2 容器 14 ノズルパイプ 14a ノズルパイプのヘッダ側端部 14b ノズルパイプの支持体側端部 16 支持体(支持フレーム) 16a 支持体の係合凹部 20 ヘッダ 20a ヘッダの穴(取付穴) 28 ノズル 46 キャップ 46a キャップの頭部 50 結合溝 50a 切欠き 50b 凹部 52 ピン 52c ピンの当接面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を噴射するノズルが所定の間隔で設
    けられたノズルパイプを、容器の搬送経路の両側に配置
    されたヘッダおよび支持体間に取付けるノズルパイプの
    取付構造において、 前記ノズルパイプの一方の端部を、ヘッダに形成した穴
    内に進退動可能に挿入するとともに、他方の端部に、ノ
    ズルパイプの水平方向の幅よりも大きい幅の頭部を有す
    るキャップを装着し、一方、前記支持体に、ノズルパイ
    プの水平方向の幅とほぼ等しい幅の切欠きと、この切欠
    きに隣接し、開口部が前記キャップ頭部の幅よりも小さ
    く、その下部側が、キャップの頭部を収容可能な凹部と
    から成る結合溝を形成し、かつ、キャップの頭部を前記
    凹部に嵌合させた状態で、ノズルパイプを上下方向に貫
    通して支持体の内面に当接することによりノズルパイプ
    の長手方向への移動を規制するピンを設けたことを特徴
    とするノズルパイプの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ノズルパイプを円
    筒形とし、かつ、前記ピンの、ノズルパイプを貫通した
    端部に平坦な当接面を形成し、支持体には、このピンの
    当接面よりも僅かに幅の広い係合凹部を形成し、支持体
    に対するノズルパイプの回転を規制したことを特徴とす
    るノズルパイプの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006008195A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Shibuya Kogyo Co Ltd 充填装置
CN114534975A (zh) * 2022-02-26 2022-05-27 山西农业大学园艺学院 一种调控观赏凤梨花芽分化与开花的催花装置

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